JPH11210580A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

内燃機関の吸気装置

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JPH11210580A
JPH11210580A JP1745298A JP1745298A JPH11210580A JP H11210580 A JPH11210580 A JP H11210580A JP 1745298 A JP1745298 A JP 1745298A JP 1745298 A JP1745298 A JP 1745298A JP H11210580 A JPH11210580 A JP H11210580A
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JP
Japan
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intake
internal combustion
combustion engine
hole
mounting hole
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JP1745298A
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Inventor
Koichi Hattori
浩一 服部
Yurio Nomura
由利夫 野村
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸気マニホルドを樹脂成形するための型費を
低減する。 【解決手段】 内燃機関の吸気ポートに向けて延びる吸
気通路穴24aを形成する樹脂製の吸気マニホルド22
を備え、この吸気マニホルド22の出口部に、内燃機関
の燃料噴射弁26の装着穴27を設け、吸気通路穴24
aの出口穴部24bおよび装着穴27を、内燃機関側に
向けて型抜き可能な形状とした。このように、出口穴部
24bおよび装着穴27の形状を設定することにより、
装着穴27の成形のために専用のスライド型を設定する
必要がなく、装着穴27を出口穴部24bと共通のスラ
イド型で成形可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂製吸気マニホル
ドの出口部に燃料噴射弁の装着穴を設ける内燃機関の吸
気装置において、吸気マニホルドの成形型を簡素化する
ための装着穴形状に関するもので、吸気系部品を1ユニ
ットの組立体(モジュール構造)として集積化するよう
にした吸気装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来から内燃機関のエアクリーナ、スロ
ットルボディ、吸気マニホルド等の吸気系部品を一体化
(集積化)することにより、部品点数や組付工数の低減
を図るるとともに、全体の体格を小型化することが特開
平8−210200号公報等において提案されている。
【0003】ところで、上記特開平8−21200号公
報、あるいは特開平7−243359号公報、米国特許
第5357931号明細書等においては、吸気マニホル
ドの出口部に、内燃機関の燃料噴射弁の装着穴を設け、
この装着穴に燃料噴射弁を装着することが記載されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
においては、いずれも、吸気マニホルドを樹脂成形する
際の型抜きを考慮した形状に装着穴を形成していないの
で、装着穴の成形と、吸気マニホルドの吸気通路穴の成
形のためにそれぞれ別のスライド型(スライドコア)が
必要となり、樹脂成形の型費が高価になるという不具合
がある。
【0005】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
吸気マニホルドを樹脂成形するための型費を低減できる
吸気装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1〜6記載の発明では、吸気通路穴(24
a)を形成する樹脂製の吸気マニホルド(22)の出口
部に、内燃機関(10)の燃料噴射弁(26)の装着穴
(27)を設け、吸気通路穴(24a)の出口穴部(2
4b)と装着穴(27)を、内燃機関(10)側に向け
て同一方向へ型抜き可能な形状としたことを特徴として
いる。
【0007】このように、出口穴部(24b)および装
着穴(27)の形状を設定することにより、装着穴(2
7)の成形のために専用のスライド型を設定する必要が
なく、装着穴(27)を出口穴部(24b)と共通のス
ライド型で成形可能となる。そのため、樹脂成形型の簡
素化を実現できる。しかも、上記両穴の形状を機関(1
0)側に向けて型抜き可能な形状とすることにより、ス
ライド型を機関(10)側の部位から成形型の型空間内
に入出させて穴形状を成形できる。ここで、スライド型
を機関(10)と反対側(すなわち、吸気通路穴側)へ
型抜きする場合は、吸気マニホルド(22)を成形する
型部分とスライド型との干渉が発生して成形型が煩雑化
するが、本発明によると、スライド型を機関(10)側
へ型抜きするので、上記干渉が発生せず、成形型をより
一層簡素化できる。
【0008】この結果、吸気マニホルド(22)を樹脂
成形するための型費を大幅に低減できる。本発明は、具
体的には、請求項2記載のごとく、吸気マニホルド(2
2)の出口部に、内燃機関(10)への取付部をなすフ
ランジ部(25)を一体成形し、このフランジ部(2
5)に、吸気通路穴(24a)の出口穴部(24b)お
よび装着穴(27)を貫通して設けるという、形態で実
施できる。
【0009】そして、装着穴(27)は、請求項3に記
載のごとく吸気通路穴(24a)の出口穴部(24b)
と連続して設けることができる。また、吸気マニホルド
(22)は、請求項4に記載のごとく第1、第2の2つ
の分割体(220、221)を一体に接合することによ
り構成され、第1分割体(220)には、吸気通路穴
(24a)の周方向の片側を形成する縦割れ半筒状部
(220a)とフランジ部(25)を形成し、第2分割
体(221)には、吸気通路穴(24a)の周方向の残
余の片側を形成する縦割れ半筒状部(221a)を形成
する。
【0010】このように吸気マニホルド(22)を構成
すれば、2つの分割体(220、221)を同一の成形
型内で1次成形した後に、成形型のスライドを行って2
次成形を行うことにより2つの分割体(220、22
1)を一体に接合することができる。そのため、中空の
管状体をなす吸気マニホルド(22)を効率よく高い生
産性で樹脂成形できる。
【0011】装着穴(27)の形状は、具体的には、請
求項5記載のごとく吸気通路穴(24a)の出口穴部
(24b)の中心線(24c)と平行となる形状、ある
いは、請求項6記載のごとく内燃機関(10)側へ行く
に従ってラッパ状に広がる形状とすればよい。なお、上
記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具
体的手段との対応関係を示すものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて説明する。 (第1実施形態)図1、図2は車両走行用内燃機関の吸
気装置に本発明を適用した第1実施形態を示しており、
内燃機関10は例えば3気筒タイプであり、その気筒列
方向は図1、2の紙面垂直方向である。10aはこの内
燃機関10のシリンダヘッドで、10bは吸気ポートあ
る。
【0013】この内燃機関10の直ぐ側方に隣接して、
本発明による吸気装置11が配設されている。この吸気
装置11は、後述する種々な吸気系部品をコンパクトに
集積化した1ユニットの組立体(モジュール構造)から
構成されている。この吸気装置11のうち、内燃機関1
0寄りの部位の上方側にエアクリーナ12が配置され、
このエアクリーナ12は、エアクリーナケース13と、
キャップ部材14と、エアクリーナエレメント15とか
ら構成されている。ここで、キャップ部材14は内燃機
関10寄りに配置され、エアクリーナケース13はキャ
ップ部材14よりも内燃機関10から遠ざかる側に配置
されている。従って、この両者13、14は水平方向に
並んで配置され、その合わせ面16が略垂直方向に延び
るようになっている。
【0014】なお、エアクリーナケース13およびキャ
ップ部材14はいずれも樹脂製であり、ナイロンのよう
なある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂材料の
成形品であり、以下説明する他の樹脂製の構成部品もエ
アクリーナケース13およびキャップ部材14と同様の
樹脂にて成形される。また、エアクリーナエレメント1
5は、その具体的形状の図示を省略したが、例えば、波
板状の濾過部を有し、この濾過部全体の平面形状は長方
形であり、この長方形の外周4辺に鍔状部15aが外方
へ突き出している。この濾過部と鍔状部15aは同一の
濾材(例えば、合成繊維の不織布、濾紙等)から一体成
形されている。そして、このエアクリーナエレメント1
5の鍔状部15aをエアクリーナケース13とキャップ
部材14との合わせ面16で挟み込み固定するようにな
っている。
【0015】キャップ部材14の一側面(内燃機関10
寄りの側面)には、内燃機関10の上方へ水平に突出す
る空気入口14aが一体成形されており、この空気入口
14aは車両エンジンルーム内の空気(外気)をキャッ
プ部材14内に導入するためのものである。また、図2
に拡大図示するように、キャップ部材14の底面部のう
ち、エアクリーナケース13側の端部に複数の係止突起
14bが下方へ突出形成されており、これに対し、エア
クリーナケース13の底部には、キャップ部材14の底
面部の下方側へ突出する突出部13aを形成するととも
に、この突出部13aに複数の係止突起14bが嵌入さ
れる複数の係止穴13bが開けてある。
【0016】従って、この係止穴13bに係止突起14
bを嵌入することにより、キャップ部材14の底面部を
エアクリーナケース13の底部の突出部13aに位置決
めして係止できる。一方、キャップ部材14の上面部の
端部14c(図1)は図示しない周知の結合手段(例え
ば、金属ばねクリップ)によりエアクリーナケース13
の上面部に脱着可能に結合される。
【0017】上記した空気入口14aからの導入空気
は、エアクリーナエレメント15の濾過部を図1の矢印
aのごとく略水平方向に通過することにより、空気中の
塵埃等が濾過部にて除去されて、空気が清浄化される。
従って、図1において、エアクリーナエレメント15の
左側はダストサイドの空間17であり、エアクリーナエ
レメント15の右側はクリーンサイドの空間18であ
る。エアクリーナケース13内に形成されるクリーンサ
イドの空間18の出口部位には、円形状の出口穴19が
形成されている。この出口穴19に金属製または樹脂製
のスロットルボディ20の上流端が接続されている。
【0018】ここで、エアクリーナケース13とスロッ
トルボディ20との接続は、図示しないねじ等の締結手
段にて行う。スロットルボディ20の内部にはスロット
ルバルブ21がシャフト21aを中心として回動可能に
配置されている。このスロットルバルブ21は、周知の
ごとく車両のアクセル機構により操作されて内燃機関1
0に吸入される吸気量を調整するものである。
【0019】スロットルボディ20の下流側には吸気マ
ニホルド22が配置されている。この吸気マニホルド2
2は、スロットルボディ20の下流側空間の容積を拡大
して吸気脈動を緩和する樹脂製サージタンク23を有
し、さらに、このサージタンク23から内燃機関10の
気筒数と同数(例えば、3本)に分岐した樹脂製吸気マ
ニホルドパイプ24を有している。
【0020】サージタンク23は、内燃機関10と反対
側の部位において上方側に位置しており、入口穴23a
にてスロットルボディ20の下流側に連通している。そ
して、図1に示すように、サージタンク23の下方側か
らスロットルボディ20およびエアクリーナ12の下方
を通って内燃機関10の吸気ポート10bに向かって吸
気マニホルドパイプ24が湾曲状の形状で延びるように
配置されている。複数本の吸気マニホルドパイプ24の
出口部(下端部)には取付部をなすフランジ部25が樹
脂にて一体成形されている。
【0021】このフランジ部25は内燃機関10の取付
面10cに沿った平板形状を有しており、取付面10c
にフランジ部25は図示しないねじにて締め付け固定さ
れるようになっている。このフランジ部25の締め付け
固定により吸気装置11全体を内燃機関10に固定する
ことができる。なお、内燃機関10の側方に隣接して配
置される吸気装置11において、エアクリーナケース1
3、キャップ部材14、スロットルボディ20、サージ
タンク23、吸気マニホルドパイプ24、フランジ部2
5等の吸気系部品は一体に連結されて1ユニットの組立
体として組立られる。
【0022】一方、複数の吸気マニホルドパイプ24の
出口側(換言すると、内燃機関10の吸気ポート10b
の上流側)の部位に、それぞれ燃料(ガソリン)を噴射
する燃料噴射弁26がフランジ部25に配置されてい
る。すなわち、フランジ部25には、複数の吸気マニホ
ルドパイプ24毎に対応して燃料噴射弁26の装着穴2
7が開けられており、この装着穴27にシール材28を
介して燃料噴射弁26が挿入され、脱着可能に保持され
ている。
【0023】この燃料噴射弁26は、エアクリーナ12
の下側と吸気マニホルドパイプ24の上側との間の空間
(すなわち、エアクリーナ12の外部空間)に配置され
ている。そして、複数(例えば3個)の燃料噴射弁26
の燃料入口側端部(上端部)は1本の燃料供給管(分配
管)29の分岐管部29aにそれぞれ一体に接続され
る。
【0024】ここで、燃料供給管29は、エアクリーナ
ケース13の下側の外部空間において各燃料噴射弁26
の燃料入口側端部(上端部)近傍の位置を機関気筒列方
向に沿って配置されている。そして、各吸気マニホルド
パイプ24の上面部には燃料供給管29の支持台30が
一体成形されており、この支持台30の上面は略水平方
向に向くように形成され、半円状の凹部30aが設けら
れている。
【0025】また、エアクリーナケース13の底面部に
は燃料供給管29の押さえ部31が下方へ突出するよう
に成形されており、この押さえ部31には弾性変形可能
な弾性押圧片31aが一体成形されている。この弾性押
圧片31aは下方への湾曲形状に成形され、燃料供給管
29に対してばね力を作用させて燃料供給管29を支持
台30の凹部30a上に押圧、保持する。
【0026】なお、燃料噴射弁26は周知のごとく内燃
機関電子制御装置により開弁時間が自動制御される電磁
式の燃料噴射手段である。燃料供給管29の一端側は、
図示しない燃料配管を介して燃料供給ポンプに接続さ
れ、この燃料供給ポンプから燃料が燃料供給管29に圧
送される。次に、本発明の要部である、燃料噴射弁26
の装着穴27部分の形態を図2においてより具体的に説
明すると、各吸気マニホルドパイプ24はそれぞれ吸気
通路穴24aを形成しており、この吸気通路穴24aの
出口穴部24bと装着穴27がフランジ部25を貫通し
て設けられている。ここで、装着穴27のうち、内燃機
関10側の部位は出口穴部24bと連続して設けられて
いる。また、装着穴27のうち、内燃機関10と反対側
の部位は燃料噴射弁26の保持のために円形の穴部27
aを形成している。
【0027】ここで、装着穴27と出口穴部24bの形
状は、内燃機関10側に向けて(図2の左側に向けて)
同一方向へ型抜き可能な形状としてある。すなわち、吸
気通路穴24aの出口穴部24bの中心線24cに対し
て、出口穴部24bの外側の内壁面24dおよび装着穴
27の外側の内壁面27bを平行に形成している。これ
により、出口穴部24bと装着穴27とを1つの共通の
スライド型にて区画し、このスライド型を図2の左側に
向けて型抜きすることができる。
【0028】なお、上記内壁面24d、27bと中心線
24cとが平行であるとは、型抜きのための微小な抜き
勾配を設定した場合をも含むことは当然である。なお、
本実施形態では、燃料噴射弁26からの燃料を吸気通路
穴24a内の吸気流れ側に向かって斜めに噴射するため
に、フランジ部25に傾斜取付面25aを形成してい
る。このため、装着穴27の円形の穴部27aにおい
て、出口穴部24b側の内壁面27cは中心線24cに
対して対して傾斜した面になっている。しかし、この内
壁面27cの傾斜により円形の穴部27aは内燃機関1
0側に向けてラッパ状に拡大するので、スライド型の型
抜きには何ら支障ない。
【0029】次に、上記構成において作用を説明する。
内燃機関10が運転されると、エアクリーナ12のキャ
ップ部材14の空気入口14aから外気が吸入され、こ
の吸気はキャップ部材14内のダスト側の空間17内に
流入した後、エアクリーナエレメント15の濾過部を図
1の矢印aのごとく通過する。これにより、空気中の塵
埃等がエアクリーナエレメント15にて除去されて、吸
気が清浄化される。
【0030】次に、この清浄化された吸気は、クリーン
側の空間18から出口穴19を経て、スロットルボディ
20に至り、スロットルバルブ21により流量調整され
る。次いで、吸気はサージタンク23を通過して脈動が
吸収され、しかる後、吸気は複数の吸気マニホルドパイ
プ24に分配される。図1から理解されるように、吸気
は、空気入口14aからキャップ部材14、エアクリー
ナエレメント15、エアクリーナケース13、およびス
ロットルボディ20を経てサージタンク23の部位まで
略水平方向に流れた後に、下方へ方向転換して吸気マニ
ホルドパイプ24に流入し、この吸気マニホルドパイプ
24を下方へ湾曲状に通過して吸気ポート10bに流入
する。従って、吸気経路の途中に異物、水等が滞留する
ことなく、スムースに吸気ポート10bに向かって吸気
が流れる。
【0031】一方、燃料は、図示しない燃料供給ポンプ
にて圧送され、燃料供給管29を経て各燃料噴射弁26
に分配される。そして、各燃料噴射弁26を電子制御に
より適時開弁することにより、燃料が各吸気マニホルド
パイプ24の出口側の部位に噴射される。従って、燃料
と空気が混合気となって、内燃機関10の吸気ポート1
0bから各気筒内に吸入される。
【0032】ところで、各吸気マニホルドパイプ24の
出口部に位置するフランジ部25に、吸気通路穴24a
の出口穴部24bと装着穴27を貫通して設けるととも
に、装着穴27と出口穴部24bの形状を内燃機関10
側に向けて型抜き可能な形状としてあるため、出口穴部
24bと装着穴27とを1つの共通のスライド型にて区
画し、樹脂成形することができる。
【0033】次に、サージタンク23、吸気マニホルド
パイプ24およびフランジ部25を有する吸気マニホル
ド22の樹脂成形の具体例を説明すると、図3は吸気マ
ニホルド22全体の正面図で、フランジ部25には12
個の取付穴25bが開けてある。図4は図3のA−A線
に沿う断面図で、吸気マニホルド22は第1、第2の2
つの分割体220、221を一体に接合することにより
構成される。但し、図4では2つの分割体220、22
1を一体に接合する前の状態を示している。なお、図2
の1点鎖線Bは2つの分割体220、221の分割線を
示している。
【0034】図4に示すように、第1分割体220に
は、吸気通路穴24aの周方向の片側を形成する縦割れ
半筒状部220aとフランジ部25が一体に形成され、
第2分割体221には、吸気通路穴24aの周方向の残
余の片側を形成する縦割れ半筒状部221aが形成され
ている。次に、上記2つの分割体220、221で構成
される中空管状形状を持つ吸気マニホルド22部分の製
造方法を説明すると、上記の両分割体220、221を
一体に接合する方法としては、この両分割体220、2
21をそれぞれ別の成形型にて独立に射出成形した後
に、別工程としての溶着工程(超音波溶着、振動溶着、
熱板溶着等)を設定して、両分割体220、221を接
合することが考えられるが、本実施形態では、このよう
な別工程としての溶着工程を採用せずに、次に述べる中
空品射出成形法(DIE SLIDE INJECTION 法)を採用して
いる。
【0035】この中空品射出成形法による吸気マニホル
ド22部分の製造方法を説明すると、図示しない一対の
成形型の間に、上記両分割体220、221に対応した
2つの型空間を形成し、この2つの型空間にそれぞれ射
出ゲート部から溶融樹脂材料を射出して、上記の両分割
体220、221をそれぞれ射出成形(1次成形)す
る。
【0036】上記1次成形後に型開きして、一対の成形
型のうち、両分割体220、221のいずれか一方を保
持している成形型をスライドさせて、いずれか一方の分
割体を他方の分割体に対向する位置まで移動させる。こ
の後に、一対の成形型の型締めを行って、2つの分割体
220、221の接合部に溶融樹脂を射出して、2次成
形を行う。この2次成形により2つの分割体220、2
21の接合部の表面部が溶融樹脂の高熱により溶融し
て、2つの分割体220、221が確実に一体に接合さ
れる。
【0037】ところで、上記成形方法において、第1分
割体220に半筒状部220aとフランジ部25を一体
成形(1次成形)する際に、この出口穴部24bと装着
穴27を上記成形型の型空間内に1つの共通のスライド
型を入出させることにより、フランジ部25の出口穴部
24bと装着穴27を区画し成形できる。また、上記成
形方法によれば、2つの分割体220、221を同一の
成形型内での1次成形、および2次成形することによ
り、中空の管状体をなす吸気マニホルド22を効率よく
高い生産性で樹脂成形できる。
【0038】(第2実施形態)なお、上記第1実施形態
では、装着穴27の外側内壁面27aおよび出口穴部2
4bの外側内壁面24dを出口穴部24bの中心線24
cに対して平行に形成しているが、図5の第2実施形態
のように、装着穴27の外側内壁面27aおよび出口穴
部24bの外側内壁面24dを出口穴部24bの中心線
24cに対して内燃機関10側へ行くに従ってラッパ状
に広がる形状としてもよい。
【0039】(第3実施形態)図6は第3実施形態であ
り、装着穴27の円形穴部27aを内燃機関10側へ行
くに従ってラッパ状に広がる形状としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す内燃機関の吸気装
置の縦断面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】第1実施形態の吸気マニホルド部の正面図であ
る。
【図4】図3のA−A断面図で、吸気マニホルドを構成
する2つの分割体の接合前の状態を示す。
【図5】本発明の第2実施形態を示す要部拡大断面図で
ある。
【図6】本発明の第3実施形態を示す要部拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
10…内燃機関、11…吸気装置、12…エアクリー
ナ、13…エアクリーナケース、14…キャップ部材、
15…エアクリーナエレメント、16、32…合わせ
面、20…スロットルボディ、22…吸気マニホルド、
23…サージタンク、24…吸気マニホルドパイプ、2
4a…吸気通路穴、24b…出口穴部、25…フランジ
部、26…燃料噴射弁、27…装着穴、29…燃料供給
管。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関(10)の吸気ポート(10
    b)に向けて延びる吸気通路穴(24a)を形成する樹
    脂製の吸気マニホルド(22)を備え、 この吸気マニホルド(22)の出口部に、前記内燃機関
    (10)の燃料噴射弁(26)の装着穴(27)を設
    け、 前記吸気通路穴(24a)の出口穴部(24b)と前記
    装着穴(27)を、前記内燃機関(10)側に向けて同
    一方向へ型抜き可能な形状としたことを特徴とする内燃
    機関の吸気装置。
  2. 【請求項2】 前記吸気マニホルド(22)の出口部
    に、前記内燃機関(10)への取付部をなすフランジ部
    (25)が一体成形されており、 このフランジ部(25)に、前記吸気通路穴(24a)
    の出口穴部(24b)および前記装着穴(27)が貫通
    して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    内燃機関の吸気装置。
  3. 【請求項3】 前記装着穴(27)と前記吸気通路穴
    (24a)の出口穴部(24b)が連続して設けられて
    いることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機
    関の吸気装置。、
  4. 【請求項4】 前記吸気マニホルド(22)は、第1、
    第2の2つの分割体(220、221)を一体に接合す
    ることにより構成されており、 前記第1分割体(220)には、前記吸気通路穴(24
    a)の周方向の片側を形成する縦割れ半筒状部(220
    a)と前記フランジ部(25)が形成され、 前記第2分割体(221)には、前記吸気通路穴(24
    a)の周方向の残余の片側を形成する縦割れ半筒状部
    (221a)が形成されていることを特徴とする請求項
    2に記載の内燃機関の吸気装置。
  5. 【請求項5】 前記装着穴(27)が前記吸気通路穴
    (24a)の出口穴部(24b)の中心線(24c)と
    平行となる形状を有していることを特徴とする請求項1
    ないし4のいずれか1つに記載の内燃機関の吸気装置。
  6. 【請求項6】 前記装着穴(27)が前記内燃機関(1
    0)側へ行くに従ってラッパ状に広がる形状を有してい
    ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに
    記載の内燃機関の吸気装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005248788A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Nissan Motor Co Ltd エンジンカバーの取付構造
JP2010174836A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Honda Motor Co Ltd エンジンの吸気構造
JP4635391B2 (ja) * 2001-08-02 2011-02-23 株式会社デンソー 圧力センサの取付け構造

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