JPH11210086A - 建物ユニット及びユニット式建物 - Google Patents

建物ユニット及びユニット式建物

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JPH11210086A
JPH11210086A JP1559498A JP1559498A JPH11210086A JP H11210086 A JPH11210086 A JP H11210086A JP 1559498 A JP1559498 A JP 1559498A JP 1559498 A JP1559498 A JP 1559498A JP H11210086 A JPH11210086 A JP H11210086A
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JP
Japan
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frame
floor
unit
building
ceiling
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1559498A
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English (en)
Inventor
Isamu Ota
勇 太田
Masahito Iijima
雅人 飯島
Toshihiro Masuda
利弘 増田
Hirofumi Ida
浩文 井田
Naoko Oya
直子 大矢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い気密性を有する建物ユニット及びこの建
物ユニットを含むユニット式建物を提供する。 【解決手段】 床フレーム14、天井フレーム15及び床フ
レーム14と天井フレーム15との間の四隅にそれぞれ立設
された柱16を有するユニットフレーム12を備え、このユ
ニットフレーム12に床面材、天井面材及び内壁面材27が
設けられた建物ユニット11であって、床面材、天井面材
及び内壁面材27の裏面側には、気密シート23が張られて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高気密性を有する
建物ユニット及びユニット式建物に関する。
【0002】
【背景技術】近年、工場で建物の居室等を建物ユニット
として作製しておき、これらの建物ユニットを現場に輸
送して建築するようにしたユニット式建物が施工されて
いる。このようなユニット式建物において、建物の気密
性を向上させるため、隣り合う建物ユニット間の隙間を
ジョイント板で塞いで、更にシート材を張り付けてい
る。また、下階建物ユニットと基礎との間、下階建物ユ
ニットと上階建物ユニットとの間、及び上階建物ユニッ
トと屋根との間に高気密シートを敷いて、遮音性や断熱
性を向上させるようにした建物の施工方法も提案されて
いる(特開平8-128111号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】建物の気密性を得るた
めの上記方法によれば、現場においてその施工を行って
いる。従って、シート材の張り付け等の現場作業に手間
がかかって、ユニット式建物が目的とする現場作業の低
減化にそぐわないものとなっていた。また、個々の建物
ユニット自体には気密構造が施されていなかったため、
建物全体としての気密性は必ずしも充分ではなかった。
【0004】そこで、本発明は、高い気密性を有する建
物ユニット及びこの建物ユニットを含むユニット式建物
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】図面を参照して説明する
と、本発明の第1発明は、床フレーム14、天井フレーム
15及び床フレーム14と天井フレーム15との間の四隅にそ
れぞれ立設された柱16を有するユニットフレーム12を備
え、このユニットフレーム12に面材24,25,27が設けられ
た建物ユニット11であって、前記面材24,25,27の裏面側
には、気密シート23が張られていることを特徴とする。
【0006】前記気密シートの気密の度合いは特に規定
しないが、所望のレベルの気密性が得られればよい。前
記気密シートの材質も特に規定しないが、ガス透過性の
低い、例えば、ポリエチレンシート、合成ゴムシート、
等を使用することができる。本発明によれば、前記面材
の裏面側には、気密シートが張られているため、建物ユ
ニット内の高気密状態を確保することができる。
【0007】本発明の第2発明に係る建物ユニットは、
第1発明において、前記面材は、前記床フレームに設け
られた床面材24であり、この床面材24の裏面側に気密シ
ート23が張られていることを特徴とする。即ち、本発明
に係る面材の具体例は、床フレームに設けられた床面材
である。
【0008】本発明の第3発明に係る建物ユニットは、
第1発明において、前記面材は、前記天井フレーム15に
設けられた天井面材25であり、この天井面材25の裏面側
に気密シート23が張られていることを特徴とする。即
ち、本発明に係る面材の具体例は、天井フレームに設け
られた天井面材である。
【0009】本発明の第4発明に係る建物ユニットは、
第1発明において、前記面材は、前記床フレーム14と天
井フレーム15の間に設けられた内壁面材27であり、この
内壁面材27の裏面側に気密シート23が張られていること
を特徴とする。即ち、本発明に係る面材の具体例は、床
フレームと天井フレームの間に設けられた内壁面材であ
る。
【0010】本発明の第5発明に係るユニット式建物
は、第1〜第4発明のいずれかの建物ユニット11が複数
個組み合わされて建てられたものであることを特徴とす
る。使用する建物ユニットの個数は任意である。
【0011】本発明の第6発明は、第5発明において、
隣り合う建物ユニット11間には、弾性気密部材33が介在
していることを特徴とする。前記気密部材の設置方法は
任意であり、例えば建物ユニットのユニットフレームの
下面に隣の建物ユニットのユニットフレームが載るプレ
ートを取り付け、このプレートの上面に高気密部材を設
置しておけばよい。前記弾性気密部材としては、例えば
ブチルゴム等を使用できる。本発明によれば、建物ユニ
ット自体の気密性に加えて、隣り合う建物ユニット間の
気密性も高まるため、建物全体としても優れた気密性を
有していることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の一実施形
態に係る建物ユニット11及びユニット式建物41を説明す
る。図1に示すように、本実施形態に係る建物ユニット
11は、ユニットフレーム12、このユニットフレーム12に
設けられた面材、外壁材13、等を有して構成されてい
る。前記ユニットフレーム12は、床フレーム14と、天井
フレーム15と、床フレーム14と天井フレーム15との間の
四隅にそれぞれ立設された柱16とを有するものである。
【0013】図1に示すように、前記床フレーム14は、
長方形の長辺と短辺にそれぞれ配置された4本の床梁17
と、長辺方向の対向する一対の床梁17間に掛け渡された
複数の根太18とを有するものである。前記天井フレーム
15も同様に、四角形に組まれた4本の天井梁19と、対向
する一対の天井梁19間に掛け渡された複数の小梁21とを
有するものである。
【0014】図2に示すように、床フレーム14の上面に
は、床材22が張られ、更にこの床材22の上に気密シート
23を介して面材である床面材24が張られている。即ち、
この気密シート23は、床面材24の裏面側の全面に張られ
ている。この気密シート23は、建物ユニット11の他の面
の気密シート23と貼り合わされる端部23Aを有してい
る。また、図3に示すように、天井フレーム15の下面側
には、面材である天井面材25が張られている。そして、
この天井面材25の裏面側となる上面の全面には、気密シ
ート23が張られている。
【0015】更に、図4にも示すように、床フレーム14
と天井フレーム15の間には、縦横に組まれた芯材26が設
けられ、この芯材26の室内側に面材である内壁面材27が
張られている。そして、この内壁面材27の裏面側の全面
には、気密シート23が張られている。
【0016】なお、この内壁面材27の、窓等の開口部に
面した部分においては、気密シート23と共に、その一部
が切除されている。前記床面材24、天井面材25及び内壁
面材27の裏面側に張られた気密シート23は、ポリエチレ
ンシートである。この気密シート23の張付けは、例えば
接着材を使用して貼付することにより行うことができ
る。
【0017】上記建物ユニット11は、工場において、通
常の建物ユニットの作製工程と同様にして作製すること
ができる。即ち、気密シート23が裏面側に張られた床面
材24、気密シート23が裏面側に張られた天井面材25、及
び気密シート23が裏面側に張られた内壁面材27をそれぞ
れ用意し、これらを前記ユニットフレーム12の床フレー
ム14等に取り付けて建物ユニット11を作製する。
【0018】図5に示すように、本実施形態に係るユニ
ット式建物41は、基礎28上に1階と2階の建物本体29と
なる複数の建物ユニット11が載置され、この建物本体29
上に屋根31が設けられて構成されている。図6に示すよ
うに、隣り合う建物ユニット11の一方の建物ユニット11
のユニットフレーム12の下面には、プレート32が隣の建
物ユニット11の床梁17方向に突出するように取り付けら
れ、このプレート32の上面に配置された弾性気密部材33
を介して隣の建物ユニット11が設置されている。この弾
性気密部材33は、例えばブチルゴムよりなる。
【0019】このユニット式建物41を建てる場合、現場
に前記建物ユニット11を輸送し、基礎31上に建物ユニッ
ト11を載置した後、この建物ユニット11と隣り合うこと
になる建物ユニット11をプレート32の弾性気密部材33に
ユニットフレーム12の床梁17が載置されるようにして配
置する。
【0020】本実施形態の建物ユニット11によれば、床
面材24、天井面材25及び内壁面材27の裏面側には、気密
シート23が張られているため、建物ユニット11内の高気
密状態を確保することができる。また、前記気密シート
23は、工場における建物ユニット11の作製の際に同時に
設けられるものであるため、現場における建物ユニット
11への気密処理が不要となる。
【0021】更に、本実施形態の建物ユニット11の作製
においては、従来の床面材24、天井面材25及び内壁面材
27の裏面側に気密シート23を張ればよいだけであるか
ら、本実施形態の建物ユニット11の作製が容易である。
【0022】本発明に係るユニット式建物41によれば、
隣り合う建物ユニット11間には、弾性気密部材33が介在
しているため、隣り合う建物ユニット11間の気密性を高
めることができる。また、前記建物ユニット11による建
物ユニット11自体の気密性に加えて、隣り合う建物ユニ
ット11間の気密性も高まっているため、ユニット式建物
41全体としても優れた気密性を有している。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、高い気密性を有する建
物ユニット及びユニット式建物が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る建物ユニットの斜視
図である。
【図2】同実施形態に係る建物ユニットの要部断面図で
ある。
【図3】同実施形態に係る建物ユニットの要部断面図で
ある。
【図4】同実施形態に係る建物ユニットの要部断面図で
ある。
【図5】本発明の一実施形態に係るユニット式建物の斜
視図である。
【図6】同実施形態に係るユニット式建物の建築方法を
示す断面図である。
【符号の説明】
11 建物ユニット 12 ユニットフレーム 14 床フレーム 15 天井フレーム 16 柱 23 気密シート 24 床面材 25 天井面材 27 内壁面材 33 弾性気密部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井田 浩文 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内 (72)発明者 大矢 直子 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床フレーム、天井フレーム及び床フレー
    ムと天井フレームとの間の四隅にそれぞれ立設された柱
    を有するユニットフレームを備え、このユニットフレー
    ムに面材が設けられた建物ユニットであって、 前記面材の裏面側には、気密シートが張られていること
    を特徴とする建物ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の建物ユニットにおい
    て、 前記面材は、前記床フレームに設けられた床面材であ
    り、この床面材の裏面側に気密シートが張られているこ
    とを特徴とする建物ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の建物ユニットにおい
    て、 前記面材は、前記天井フレームに設けられた天井面材で
    あり、この天井面材の裏面側に気密シートが張られてい
    ることを特徴とする建物ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の建物ユニットにおい
    て、 前記面材は、前記床フレームと天井フレームの間に設け
    られた内壁面材であり、この内壁面材の裏面側に気密シ
    ートが張られていることを特徴とする建物ユニット。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の建物ユ
    ニットが複数個組み合わされて建てられたものであるこ
    とを特徴とするユニット式建物。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のユニット式建物におい
    て、 隣り合う建物ユニット間には、弾性気密部材が介在して
    いることを特徴とするユニット式建物。
JP1559498A 1998-01-28 1998-01-28 建物ユニット及びユニット式建物 Withdrawn JPH11210086A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114787465A (zh) * 2021-09-16 2022-07-22 日立环球生活方案株式会社 无尘室设施

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114787465A (zh) * 2021-09-16 2022-07-22 日立环球生活方案株式会社 无尘室设施
TWI812184B (zh) * 2021-09-16 2023-08-11 日商日立環球生活方案股份有限公司 無塵室設施

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Effective date: 20050405