JPH11209947A - 階段ブロック - Google Patents

階段ブロック

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JPH11209947A
JPH11209947A JP10033992A JP3399298A JPH11209947A JP H11209947 A JPH11209947 A JP H11209947A JP 10033992 A JP10033992 A JP 10033992A JP 3399298 A JP3399298 A JP 3399298A JP H11209947 A JPH11209947 A JP H11209947A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tread
treads
water
staircase
block
Prior art date
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Pending
Application number
JP10033992A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohei Wada
捷平 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Kogyo KK
Original Assignee
Nihon Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Nihon Kogyo KK filed Critical Nihon Kogyo KK
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Publication of JPH11209947A publication Critical patent/JPH11209947A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】河川や公園の法面階段や、競技場などの観覧席
や、掘り割り道路の両側の法面の階段や、或いは海岸や
河口近くの干満のある水際などに主として用いられる階
段ブロックに関する。 【解決手段】ベースブロックの上面に載置固定されてな
る踏み板からなる階段ブロックに於いて、この踏み板が
ポーラスコンクリートから作製され、踏み板の裏面に凸
部が形成され、踏み板がベースブロック上に載置された
とき、この踏み板の凸部がベースブロックに形成された
凹部の底面に当接されるようになされたもので、階段ブ
ロックの踏み板上に水がかかったときも、水が踏み板を
透過してベースブロックの凹部に溜まるので、踏み板の
表面に水が溜まりにくく、日射などで踏み板が加熱され
たときもベースブロックの凹部に溜まった水が踏み板の
表面に毛管現象で吸い上げられて踏み板の表面から蒸発
散するので、踏み板の温度が上昇しにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川や公園の法面
階段や、競技場などの観覧席や、掘り割り道路の両側の
法面の階段や、或いは海岸や河口近くの干満のある水際
などに主として用いられる階段ブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、法面や、水際などに階段を形成す
るには、コンクリートの現場打ち工法によるか、一体型
のプレキャストの階段ブロックによるものが知られてい
た。又、特開平5−18076号公報には底面が法面に
合う傾斜底面であり、前面が蹴込板面であり、上面にく
り抜き部を形成した下ブロックと、該下ブロックの上面
に載置固定されて踏板面となる上ブロックとからなる階
段ブロックが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の如
きコンクリートの現場打ち工法による階段においては、
形状や品質が安定せず、施工に工数がかかるという問題
があった。又、一体型のプレキャストの階段ブロックに
おいては、形状や品質の安定ははかれるものの重量が嵩
み施工が困難であった。更に、上記何れの方法において
も階段の踏み面がコンクリートで構成されるので、降雨
後など踏み面上に水が溜まりやすく、階段の昇降時足が
滑りやすいという問題があり、又、夏場の日照時などは
踏み面の表面の温度が上がり、素足で階段を上がり下り
しにくく、座ることも困難であった。
【0004】そこで本発明者は従来の欠点に鑑み鋭意研
究の結果、施工が容易で、階段の踏み面に水が溜まりに
くく、夏場の日照時にも踏み面の表面の温度が上がりに
くく、階段の上がり下りが好適な階段を提供するもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
【0006】本発明請求項1記載の階段ブロックは、上
面に窪みが形成されて凹部となされ、底面が法面の勾配
に適合するようなされたベースブロックと、このベース
ブロックの上面に載置固定されてなる踏み板からなる階
段ブロックに於いて、この踏み板がポーラスコンクリー
トから作製され、踏み板の裏面に凸部が形成され、踏み
板がベースブロック上に載置されたとき、この踏み板の
凸部がベースブロックに形成された凹部の底面に当接さ
れるようになされたもので、階段ブロックの踏み板上に
水がかかったときも、水が踏み板を透過してベースブロ
ックの凹部に溜まるので、踏み板の表面に水が溜まりに
くく、日射などで踏み板が加熱されたときもベースブロ
ックの凹部に溜まった水が踏み板の表面に毛管現象で吸
い上げられて踏み板の表面から蒸発散するので、踏み板
の温度が上昇しにくい。
【0007】又、本発明請求項2記載の階段ブロック
は、踏み板の空隙部に高分子吸収剤が充填されたもの
で、蒸発散の調整が可能となり、吸水効果、保水効果が
適宜得られ、更に好適なものとなされる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
に付いて説明する。図1は本発明階段ブロックの実施形
態の一例を示す断面図であり、1がベースブロック、2
が踏み板である。ベースブロック1は平面視矩形の筐体
で上面が開口されている。ベースブロック1の底面は法
面の傾斜角度に適合した傾斜角度となされ、法面上に裏
込め砕石が配設され、この裏込め砕石上に法面の下端部
からベースブロック1が順次載置され、このベースブロ
ック1の上部の開口部11に踏み板2が嵌合されて階段
ブロックとなされている。
【0009】ベースブロック1は一般にはコンクリート
や繊維強化セメントや合成樹脂など適宜材料により作成
されるが、耐久性に優れるコンクリートが好適に使用さ
れる。ベースブロック1は断面直角三角形状の凹部が形
成され、法面上に配設されたとき上端縁がほぼ水平とな
るようになされている。ベースブロック1の開口部11
の全周に亘って、段部12が形成されている。
【0010】踏み板2はポーラスコンクリートから作成
され、上面21が平滑面となされ、この上面21の裏側
の背面に凸部22が形成され、ベースブロック1上に載
置されると、踏み板2の縁部がベースブロック1の開口
部11の全周に亘って設けられた段部12に係合固定さ
れる。踏み板2を構成するポーラスコンクリートとは連
続空隙を有するコンクリートであり、踏み板2の表面に
かかった水を背面側に排水するようになされるととも
に、晴天時にはベースブロックの凹部に溜まった水が毛
細管現象で踏み板に吸い上げられるようになされてい
る。
【0011】ベースブロック1上に踏み板2が載置され
るとこの踏み板2の背面に形成された凸部22がベース
ブロック1凹部の底面に当接されるようなされている。
踏み板2は前記したようにポーラスコンクリートから作
成されるが、基層と表層の二層に形成され、基層は高強
度配合のポーラスコンクリートで作成され、この表面に
微細な骨材を主として配合し表面が美麗となされた表層
が形成されれば踏み板2の表面に凹凸が少なくなされ、
外観が好適となされるとともに、階段を上がり下りする
ときの足触りがよく、更に好適なものとなされる。又、
表層のポーラスコンクリートに顔料が添加されれば、踏
み板2に容易に着色することができ、美麗な階段ブロッ
クとなされる。
【0012】踏み板2の表層は連続空隙が形成されたポ
ーラスコンクリートから作製され、この表層の表面は、
研磨加工や、洗い出し、ショットブラストなど適宜加工
が施されることにより好適な外観を呈するとともに、自
然な凹凸が形成され足が滑りにくく、自然な足触りとな
される。
【0013】踏み板2の表層を形成するポーラスコンク
リートはコンクリート1立方米あたり300〜450k
gのポルトランドセメント或いは高炉セメント等の混合
セメントにセメント1重量部あたり0.01〜0.03
重量部のバインダーと0.25〜0.4重量部の水と粒
径1.2〜15mmの骨材からなるものが一例として用
いられる。
【0014】踏み板2の基層は連続空隙が形成されたポ
ーラスコンクリートから作製される。踏み板2は連続空
隙を有するポーラスコンクリートから作成されるので、
降雨時などは踏み板表面の水を踏み板の背面に排水し、
踏み板表面に水が溜まりにくくするとともに、晴天時に
はベースブロックの凹部に溜まった水が毛細管現象で踏
み板に吸い上げられ、踏み板表面から蒸発散され、踏み
板の温度が上昇しにくくなされる。この基層に形成され
た空隙に高分子吸収剤が充填されれば蒸発散の調整が可
能となり、吸水効果、保水効果が適宜得られ、更に好適
なものとなされる。
【0015】踏み板2の基層を形成するポーラスコンク
リートはコンクリート1立方米あたり350〜450k
gのポルトランドセメント或いは高炉セメント等の混合
セメントにセメント1重量部あたり0.01〜0.03
重量部のバインダーと0.2〜0.35重量部の水と粒
径2.5〜20mmの骨材からなるものが一例として用
いられる。
【0016】踏み板2の表層と基層を構成するポーラス
コンクリートの構成は前記したものに限るものではな
く、コンクリート内に連続した空隙部が形成され、且つ
十分な強度が得られればよい。又、踏み板は必ずしも2
層に形成される必要はなく1層に形成されてもよい。
又、コンクリート内に形成された連続空隙内に高分子吸
水剤が充填されれば、蒸発散の調整が可能となり、吸水
効果、保水効果が適宜得られ、更に好適なものとなされ
る。
【0017】本発明階段ブロックの用途について図面を
参照しながら以下に説明する。図1は本発明階段ブロッ
クが海岸或いは河口近くの干満のある水際で使用された
ところを示す断面図である。水面3の上昇に伴い踏み板
2上に水位が達したとき、ベースブロック1の凹部内に
水が貯留される。水位が下降し、この貯留された水が踏
み板2の表面温度の上昇に伴い、踏み板2の表面から蒸
発散され、踏み板2の温度上昇が防がれる。
【0018】図2は本発明階段ブロックの実施形態の他
の例を示すもので、河川高水敷、公園などの通常は乾燥
した場所への施工例を示すもので、降雨や散水などによ
り、踏み板2の表面に水がかかると踏み板2を水が透過
し、ベースブロック1の凹部に水が貯留される。降水時
など踏み板2の表面の水は速やかに踏み板2を透過し、
ベースブロック1の凹部に貯留されるので、踏み板2の
表面に水が溜まりにくく、階段を上り下りするときに足
が滑りにくい。又、この貯留された水が踏み板2の表面
温度の上昇に伴い、踏み板2の表面から蒸発散され、踏
み板2の温度上昇が防がれる。
【0019】
【発明の効果】上述の如く、本発明請求項1記載の階段
ブロックは、上面に窪みが形成されて凹部となされ、底
面が法面の勾配に適合するようなされたベースブロック
と、このベースブロックの上面に載置固定されてなる踏
み板からなる階段ブロックに於いて、この踏み板がポー
ラスコンクリートから作製され、踏み板の裏面に凸部が
形成され、踏み板がベースブロック上に載置されたと
き、この踏み板の凸部がベースブロックに形成された凹
部の底面に当接されるようになされたもので、階段ブロ
ックの踏み板上に水がかかったときも、水が踏み板を透
過してベースブロックの凹部に溜まるので、踏み板の表
面に水が溜まりにくく、降雨時なども足が滑りにくく、
日射などで踏み板が加熱されたときもベースブロックの
凹部に溜まった水が踏み板の表面に毛管現象で吸い上げ
られて踏み板の表面から蒸発散するので、踏み板の温度
が上昇しにくく、素足で階段を上り下りしたりしても足
が熱くなることがない。
【0020】更に、本発明請求項2記載の階段ブロック
は、踏み板の空隙部に高分子吸収剤が充填されたもの
で、蒸発散の調整が可能となり、吸水効果、保水効果が
適宜得られ、更に好適なものとなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明階段ブロックの水際での実施形態の一例
を示す断面図である。
【図2】本発明階段ブロックの通常は乾燥した場所での
実施形態の一例を示す断面図である。
【図3】本発明階段ブロックにおける、ベースブロック
の実施形態の一例を示す(イ)は平面図、(ロ)は正面
図、(ハ)は断面図である。
【図4】本発明階段ブロックにおける、踏み板の実施形
態の一例を示す(イ)は平面図、(ロ)は正面図、
(ハ)は側面図である。
【符号の説明】 1 ベースブロック 11 開口部 12 段部 2 踏み板 21 上面 22 凸部 3 水面 4 裏込め砕石

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に窪みが形成されて凹部となされ、
    底面が法面の勾配に適合するようなされたベースブロッ
    クと、このベースブロックの上面に載置固定されてなる
    踏み板からなる階段ブロックに於いて、この踏み板がポ
    ーラスコンクリートから作製され、踏み板の裏面に凸部
    が形成され、踏み板がベースブロック上に載置されたと
    き、この踏み板の凸部がベースブロックに形成された凹
    部の底面に当接されるようになされたことを特徴とする
    階段ブロック。
  2. 【請求項2】 踏み板の空隙部に高分子吸収剤が充填さ
    れたことを特徴とする請求項1記載の階段ブロック。
JP10033992A 1998-01-29 1998-01-29 階段ブロック Pending JPH11209947A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10033992A JPH11209947A (ja) 1998-01-29 1998-01-29 階段ブロック

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ID=12401986

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102080365A (zh) * 2009-10-19 2011-06-01 (株)Mecca海洋研究所 阶梯块及其施工方法
CN102660934A (zh) * 2012-03-19 2012-09-12 北京东方利禾景观设计有限公司 一种新型生态景观型护岸系统
JP2018053518A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 株式会社総合開発 堤防法肩ブロック

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