JPH11209589A - 共重合ポリエステル組成物およびそれからなるフィルム - Google Patents

共重合ポリエステル組成物およびそれからなるフィルム

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JPH11209589A
JPH11209589A JP969698A JP969698A JPH11209589A JP H11209589 A JPH11209589 A JP H11209589A JP 969698 A JP969698 A JP 969698A JP 969698 A JP969698 A JP 969698A JP H11209589 A JPH11209589 A JP H11209589A
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film
heat
copolymerized polyester
hydroxyapatite particles
polyester composition
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Yuzo Shimizu
有三 清水
Tsutomu Morimoto
努 森本
Toshihiro Chikugi
稔博 筑木
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フィルムとした時に取り扱い性に優れ、磁気記
録媒体用、コンデンサー用、一般工業用に好適に使用で
き、特に感熱孔版印刷原紙用、金属板貼り合わせ用フィ
ルムとした時には熱穿孔性、印刷性、耐熱性、フレーバ
性、耐衝撃性等の各種特性を兼備するポリエステル組成
物を得る。 【解決手段】ヒドロキシアパタイト粒子を含有してなる
共重合ポリエステル組成物およびそれからなるフィル
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヒドロキシアパタイ
ト粒子を含有してなる共重合ポリエステル組成物および
それからなるフィルムに関するものである。詳しくは、
粒子分散性に優れ、フィルムとして用いた場合には滑り
性、熱穿孔性、印刷性、耐熱性、フレーバ性、耐衝撃
性、ヒートシール性に優れ、磁気記録媒体用、電気絶縁
用、包装用、特に、感熱孔版印刷原紙用、金属板貼り合
わせ用、食品包装用、一般工業用などに好適に使用され
る共重合ポリエステル組成物およびそれからなるフィル
ムおよびその使用に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートに代表され
るポリエステルは優れた物理的、化学的特性を有してお
り、繊維、フィルム、その他の成形品として広く使用さ
れている。これらの成形品の中で、フィルムは一般工業
用、食品包装用、磁気記録媒体用、電気絶縁用等として
使用されているが、そのほとんどがポリエチレンテレフ
タレートに代表されるホモポリエステルからなるフィル
ムである。しかしながらこれらの用途の中には、ホモポ
リエステルに特定の成分を共重合した改質ポリエステル
からなるフィルムによって特定の用途に使用せしめるこ
とが知られている。
【0003】例えば、その中には各種の飲料用金属缶の
ための金属板貼り合わせ用フィルムが知られており、こ
の用途に使用するためには、 (1)金属板との密着性に優れること (2)製缶後の乾燥、印刷焼き付け、レトルト殺菌処理
等の加熱によって、ラミネートされたフィルムが結晶化
または劣化し、フィルムの剥離、収縮、クラック、ピン
ホール等を生じないこと (3)金属缶に対する衝撃によって、ポリエステルフィ
ルムが剥離したり、クラックが発生したりしないこと (4)缶の内容物の香り成分がポリエステルフィルムに
吸着したり、ポリエステルフィルムからの溶出成分や臭
いによって内容物の風味が損なわれないこと(以下フレ
ーバー性と記載する) 等の特性が要求されている。
【0004】これらの要求に対して、特開平2−573
39号公報、特開平2−305827号公報、特開平5
−154971号公報では、金属板貼り合わせ用フィル
ムとして各種共重合ポリエステルからなるフィルムが提
案されている。
【0005】さらに、他の用途として熱による穿孔製版
のための感熱孔版印刷原紙用フィルムが知られている。
この熱穿孔製版用の感熱孔版印刷原紙は、多孔性支持体
(和紙等)に感熱孔版印刷原紙用フィルムを熱または接
着剤等により貼り合わせたものであり、この感熱孔版印
刷原紙用フィルムとしては、塩化ビニル、塩化ビニリデ
ン共重合体、ポリプロピレン、ポリエステル等の各種樹
脂のフィルムが使用されてきているが、この用途に使用
するためには、 (1)低熱印加エネルギー下における穿孔性に優れるこ
と (2)熱穿孔後の穿孔径が均一であること (3)印刷鮮明性に優れること 等の要求がある。
【0006】これらの要求に対して、特開平2−158
391号公報、特開平2−307788号公報、特開平
4−173835号公報、特開平5−77572号公報
では、感熱孔版印刷原紙用フィルムとして各種共重合ポ
リエステルからなるフィルムが提案されている。
【0007】一方、フィルム加工製品の取扱い性、品質
特性向上のため、あるいはフィルムを製造する際、もし
くはその加工工程における工程通過性を改良せしめるた
め、フィルム中に微細粒子を含有させ、フィルム表面に
適度の凹凸を形成させ、フィルムあるいは加工製品に滑
り性を付与したり、また製品の品質特性を向上すること
が知られている。例えば、特開昭49−42752号公
報、特開平9−171939号公報では、リン酸カルシ
ウム粒子を含有したフィルムによって滑り性や電気特性
を向上せしめることが開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、磁気記録媒体用、電気絶縁用、包装用、
他の一般工業用等、特には共重合によって改質したポリ
エステルからなるフィルムを使用して、感熱孔版印刷原
紙用、金属板貼り合わせ用、食品包装用、一般工業用な
どの用途に使用するためには、熱穿孔性、印刷性、耐熱
性、フレーバ性、耐衝撃性等の各種特性が十分でない。
【0009】本発明は、かかる課題を解決し、感熱孔版
印刷原紙用、金属板貼り合わせ用、食品包装用、一般工
業用等に好適に使用するための、優れた熱穿孔性、印刷
性、耐熱性、フレーバ性、耐衝撃性等の各種特性を兼備
させるとともに、フィルム加工製品の取り扱い性も良好
な共重合ポリエステルフィルムを提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記した本発明の目的
は、ヒドロキシアパタイト粒子を含有してなる共重合ポ
リエステル組成物およびそれからなるフィルムによって
達成できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のポリエステルはジカルボ
ン酸成分とグリコール成分から構成されたものであり、
例えばジカルボン酸もしくはそのエステル形成性誘導体
とグリコールとのエステル化もしくはエステル交換反応
ならびに引続く重縮合反応によって製造される。ポリエ
ステルの種類についてはフィルムなどの成形品に成形し
うるものであれば特に限定されない。フィルムなどの成
形品に成形しうる好適なポリエステルとしてはジカルボ
ン酸成分として芳香族ジカルボン酸を使用したものがよ
く、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ン−p−オキシベンゾエート、ポリエチレン−1,2−
ビス(2−クロロフェノキシ)エタン−4,4´−ジカ
ルボキシレート、ポリエチレン−1,2−ビス(フェノ
キシ)エタン−4,4´−ジカルボキシレート、ポリエ
チレン−2,6−ナフタレンカルボキシレート、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリシクロヘキサンジメチレン
テレフタレート等が挙げられ、中でもポリエチレンテレ
フタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレンカルボ
キシレート、ポリブチレンテレフタレートが好ましい。
【0012】本発明の共重合ポリエステルは上述したポ
リエステルに各種の成分を共重合したものであり、その
際の共重合成分は特に限定されるものではない。例え
ば、上記したポリエステルを構成する酸成分およびグリ
コール成分以外の芳香族ジカルボン酸、脂肪族ジカルボ
ン酸および脂環族ジカルボン酸等の酸成分、芳香族グリ
コール、脂肪族グリコールおよび脂環族グリコール等の
グリコール成分を挙げることができる。例えば、テレフ
タル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、フタ
ル酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルエーテルジ
カルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、5−ナ
トリウムスルホイソフタル酸等の芳香族ジカルボン酸、
シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ダイマ
ー酸、マレイン酸、フマル酸等の脂肪族ジカルボン酸、
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、デカリンジカル
ボン酸等の脂環族ジカルボン酸を挙げることができる。
これらの酸成分の中ではテレフタル酸、イソフタル酸、
ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、アジ
ピン酸、セバシン酸、ダイマー酸等の脂肪族ジカルボン
酸が感熱孔版印刷原紙用、金属板貼り合わせ用フィルム
等に使用する際の熱穿孔性、耐熱性、フレーバ性、耐衝
撃性等の点から好ましい。
【0013】また、グリコール成分としてはエチレング
リコール,1,4−ブタンジオール,1,5−ペンタン
ジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコ
ール、1,6−ヘキサンジオール、1,10−デカンジ
オール等の脂肪族グリコール、1,2−シクロヘキサン
ジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、
水素化ビスフェノールA等の脂環族グリコールなどを挙
げることができる。これらのグリコール成分の中ではエ
チレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,4−
シクロヘキサンジメタノールが感熱孔版印刷原紙用、金
属板貼り合わせ用フィルム等に使用する際の熱穿孔性、
耐熱性、フレーバ性、耐衝撃性等の点から好ましい。
【0014】上記した酸成分、グリコール成分は、一種
のみ用いてもよく、二種以上を併用してもよい。また、
これらの共重合成分は、ポリエステルを製造する際に副
生するものであってもよい。
【0015】共重合成分量は特に限定されるものではな
いが、得られるフィルムの熱穿孔性、耐熱性、フレーバ
性、耐衝撃性等の点から50モル%以下が好ましく、よ
り好ましくは1〜40モル%、さらに好ましくは2〜3
0モル%、特に好ましくは5〜25モル%である。共重
合成分量が50モル%を超えるとフィルムの耐熱性、熱
穿孔性、耐衝撃性などに劣る場合がある。
【0016】本発明の共重合ポリエステル組成物の融点
は特に限定されるものではないが、感熱孔版印刷原紙
用、金属板貼り合わせ用フィルム等に使用する際の熱穿
孔性、耐熱性、フレーバ性、耐衝撃性等の点から、10
0〜260℃が好ましい。より好ましくは120〜25
0℃、さらに好ましくは140〜240℃である。共重
合ポリエステル組成物の融点がかかる範囲外であると、
熱穿孔性、耐熱性、フレーバ性、耐衝撃性などの特性に
劣る場合がある。
【0017】本発明の共重合ポリエステルは、ヒドロキ
シアパタイト粒子を含有する。
【0018】本発明で用いるヒドロキシアパタイト粒子
は、リン酸カルシウムならびに水酸化カルシウムを残存
する複塩を主たる成分とする。化学組成式は、Ca
5(PO43・OHで代表されるが、これに限定される
ものでない。本発明の目的を阻害しない範囲で一部元素
あるいは原子団が他の元素あるいは原子団に配置されて
いたり、該粒子に不純物が含有されていてもかまわな
い。
【0019】本発明のヒドロキシアパタイト粒子の平均
粒子径は、得られるフィルムの滑り性、さらには感熱孔
版印刷原紙用、金属板貼り合わせ用フィルム等に使用す
る際の熱穿孔性、フレーバ性、耐衝撃性等の点から0.
01〜10μmが好ましく、より好ましくは0.02〜
5μm、さらに好ましくは0.05〜3μm、特に好ま
しくは0.1〜2μmである。平均粒子径が0.01μ
m未満であったり、10μmを超えると、得られるフィ
ルムの滑り性、さらには感熱孔版印刷原紙用、金属板貼
り合わせ用フィルム等に使用する際の熱穿孔性、フレー
バ性、耐衝撃性に劣る場合がある。
【0020】さらに該粒子の比表面積は特に限定される
ものではないが、感熱孔版印刷原紙用、金属板貼り合わ
せ用フィルム等に使用する際の熱穿孔性、フレーバ性、
耐衝撃性等の点から、BET比表面積で500m2/g
以下が好ましく、より好ましくは、20〜500m2
g、さらに好ましくは50〜400m2/g、特に好ま
しくは80〜300m2/gである。粒子の比表面積が
500m2/gを越えるとフィルムの熱穿孔性、フレー
バ性、耐衝撃性に劣る場合がある。
【0021】また、該粒子の粒径の相対標準偏差として
は、得られるフィルムの熱穿孔性、耐衝撃性の点から
0.5以下が好ましく、より好ましくは0.3以下、さ
らに好ましくは0.2以下である。粒径の相対標準偏差
が0.5を超えるとフィルムの熱穿孔性、耐衝撃性に劣
る場合がある。
【0022】本発明のヒドロキシアパタイト粒子の共重
合ポリエステル中の含有量は、特に限定されるものでは
なく、最終成形品として適切な量含有されるよう、適宜
選択されるべきであるが後述するフィルムとして好まし
い範囲、つまり得られるフィルムの滑り性、熱穿孔性、
フレーバ性、耐衝撃性の点から、好ましくは0.000
1〜10重量%であり、より好ましくは0.005〜5
重量%、さらに好ましくは0.01〜3重量%、特に好
ましくは0.05〜2重量%である。粒子の含有量が
0.0001重量%未満であったり、10重量%を超え
ると、滑り性、熱穿孔性、フレーバ性、耐衝撃性を兼ね
備えたフィルムを得ることができない場合がある。
【0023】本発明の共重合ポリエステルにヒドロキシ
アパタイト粒子を含有せしめる方法としては、特に限定
されるものではないが、例えば、(1)ヒドロキシアパ
タイト粒子とポリエステルとを直接、あるいは予めブレ
ンダー、ミキサーなどで混合した後、通常の一軸あるい
は二軸押出し機を用いて溶融混練する方法、(2)ヒド
ロキシアパタイト粒子とポリエステルとを直接、あるい
は予めブレンダー、ミキサーなどで混合した後、通常の
ベント式の一軸あるいは二軸押出し機を用いて溶融混練
する方法、(3)ポリエステルの製造反応工程でヒドロ
キシアパタイト粒子を添加する方法などを挙げることが
できる。中でもヒドロキシアパタイト粒子の粒子分散
性、得られるフィルムの品質安定性などの点から、
(2)又は(3)の方法によってヒドロキシアパタイト
粒子をポリエステルに含有せしめることが好ましい。
【0024】本発明は上述したように、共重合による改
質ポリエステル中にヒドロキシアパタイト粒子を含有せ
しめた共重合ポリエステル組成物である。ヒドロキシア
パタイト粒子を含有せしめることによって、特に比表面
積の大きいヒドロキシアパタイト粒子を含有すること
で、感熱孔版印刷原紙用、金属板貼り合わせ用フィルム
等に使用する際に、優れた熱穿孔性、印刷性、耐熱性、
フレーバ性、耐衝撃性等の各種特性を兼備させうること
ができるのである。
【0025】本発明の共重合ポリエステル組成物からフ
ィルムを得る方法は特に限定されるものではないが、例
えば溶融押出しによって成形し、必要によりその後延伸
することでフィルムを製造することができる。
【0026】本発明の共重合ポリエステル組成物からな
るフィルムの具体的な製造方法の一例を説明すると、共
重合ポリエステル組成物を乾燥後、溶融押出しして、未
延伸シートとし、続いて二軸延伸、熱処理し、フィルム
にする。二軸延伸は縦、横逐次延伸あるいは二軸同時延
伸のいずれでもよく、延伸倍率は特に限定されるもので
はないが通常は縦、横それぞれ2.0〜5.0倍が適当
である。また、二軸延伸後、さらに縦、横方向のいずれ
かに再延伸してもよい。この際、本発明の共重合ポリエ
ステル組成物と各種のポリエステルと混合してヒドロキ
シアパタイト粒子の含有量および共重合成分量を目的に
応じて適宜変更することができる。また、混合する各種
のポリエステルは本発明のポリエステル組成物のベース
となるポリエステルと同一であっても、異なっていても
よい。
【0027】上述の方法で共重合ポリエステル組成物か
ら本発明のフィルムを得ることができる。
【0028】本発明のフィルムは特に限定されないが、
感熱孔版印刷原紙用、金属板貼り合わせ用等のフィルム
を得るためのヒドロキシアパタイト粒子の含有量として
は、0.0001〜10重量%が好ましく、より好まし
くは0.005〜5重量%、さらに好ましくは0.01
〜3重量%、特に好ましくは0.05〜2重量%であ
る。ヒドロキシアパタイト粒子の含有量が0.0001
重量%未満であると、得られるフィルムの滑り性、さら
には感熱孔版印刷原紙用、金属板貼り合わせ用フィルム
等に使用する際の熱穿孔性、フレーバ性、耐衝撃性に劣
る場合がある。一方、含有量が10重量%を越えると、
得られるフィルムの熱穿孔性、耐衝撃性を兼ね備えたフ
ィルムを得ることができない場合がある。
【0029】また、本発明のフィルムは単層フィルムで
あってもよいがフレーバ性、耐衝撃性の点から、ヒドロ
キシアパタイト粒子を含有する共重合ポリエステル組成
物からなるフィルム層(A層とする)を少なくとも1層
有する積層フィルムとすることが好ましい。A層の厚み
は特に限定されないが、フレーバ性、耐衝撃性の点から
0.01〜3.0μmが好ましく、より好ましくは0.
05〜2.0μm、さらに好ましくは0.1〜1.5μ
m、特に好ましくは0.1〜1.0μmである。
【0030】さらに、積層フィルムのA層厚みt(μ
m)とA層に含有するヒドロキシアパタイト粒子の平均
粒子径d(μm)の関係は、特に限定されないが、好ま
しくは0.2d≦t≦10dであり、より好ましくは
0.3d≦t≦5dであり、さらに好ましくは0.5d
≦t≦3dである。
【0031】なお、本発明の共重合ポリエステル組成物
およびフィルムには、他の熱可塑性樹脂、例えばポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等、また各種の
添加剤、例えばカルボジイミド、エポキシ化合物などの
末端封鎖剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止剤、
界面活性剤、顔料、蛍光増白剤等、さらに、二酸化チタ
ン、乾式法シリカ、湿式法シリカ、コロイド状シリカ、
酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウ
ム等の無機粒子、あるいは例えばアクリル酸類、スチレ
ンなどを構成成分とする有機粒子も必要に応じて適宜含
有していてもよい。
【0032】さらに、本発明のポリエステルフィルム
は、フィルムの接着性のために、その少なくとも片面に
易接着層を設けてもよい。易接着層の種類については特
に限定されるものではなく、例えばアクリル酸、メチル
メタクリレート、メチルアクリレートなどを用いて調製
されるアクリル系樹脂、イソフタル酸、アジピン酸、エ
チレングリコール、ポリエチレングリコールなどと、ジ
イソシアネートとから調製されるポリウレタン系樹脂、
テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、5−
スルホイソフタル酸の金属塩、イソフタル酸、アジピン
酸、エチレングリコール、ポリエチレングリコールなど
を用いて調製されるポリエステル系樹脂等を挙げること
ができ、これらの中でも水分散または水溶性樹脂が接着
性、取扱い性の点から好ましい。ポリエステルフィルム
の少なくとも片面に易接着層を設ける方法は特に限定さ
れるものではないが、例えばポリエステルフィルムの製
造工程中で、上述したアクリル系樹脂、ポリウレタン系
樹脂、ポリエステル系樹脂等の水分散または水溶液を従
来公知のリバースコート法、グラビアコート法、ダイコ
ート法、ワイアーバー法などを用いて塗布することが好
ましい。また、易接着層の厚みは特に限定されるもので
はないが、接着性の点から、0.001〜5μmの範囲
が好ましく、より好ましくは0.01〜2μm、さらに
は0.05〜0.5μmが好ましい。
【0033】本発明のポリエステルフィルムを金属板貼
り合わせ用として用いる場合、貼り合わせられる金属板
としてはブリキ、スチール、アルミニウム等の板が適切
である。金属板へのポリエステルフィルムの貼り合わせ
は、例えば(1)金属板をフィルム融点以上に加熱し、
フィルムを貼り合わせた後急冷し、金属板に接するフィ
ルムの表層部を非晶化して密着させる。(2)フィルム
に予め接着剤層をプライマーコートしておき、この面と
金属板を貼り合わせる。接着剤層としては樹脂接着剤、
例えばエポキシ系接着剤、エポキシ−エステル系接着
剤、アルキッド系接着剤等を用いることができる。
【0034】また、本発明のポリエステルフィルムを感
熱孔版印刷原紙用として用いる場合、本発明のフィルム
に貼り合わせる多孔性支持体としては和紙、合成繊維抄
造紙、各種織布、不織布等が適切である。多孔性支持体
へのフィルムの貼り合わせは、特に限定されるものでは
ないが、例えば、多孔性支持体とフィルムを熱接着する
方法、あるいは接着剤例えば酢酸ビニル系樹脂、アクリ
ル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂等を用
いて接着する方法を挙げることができる。
【0035】
【実施例】以下本発明を実施例により、さらに詳細に説
明する。実施例中の特性は次のようにして測定した。
【0036】A.粒子の平均粒子径、相対標準偏差 共重合ポリエステル組成物およびフィルム断面を透過型
電子顕微鏡(TEM)を用い、1万倍以上の倍率で観察
する。TEMの切片厚さは約100nmとし、少なくと
も100個の粒子について測定した。相対標準偏差、平
均粒子径は下記式数1で定義される。
【0037】
【数1】 但し、上記数1において、 σ :相対標準偏差 D :平均粒子径(μm) Di :粒子径(μm) n :粒子個数(個) である。
【0038】B.粒子の比表面積 カンタクローム社製オートソーブ−1を使用し、BET
法により比表面積を測定した。
【0039】C.共重合ポリエステル組成物の固有粘度 o−クロロフェノール溶媒を用い、25℃で測定した。
【0040】D.共重合ポリエステル組成物およびフィ
ルムの融点 共重合ポリエステル組成物およびフィルムを結晶化さ
せ、示差走査熱量計(パーキン・エルマー社製DSC−
4型)により、16℃/minの昇温速度で測定した。
【0041】E.共重合ポリエステル組成物中の粒子分
散性 粒子分散性は、ポリエステル組成物を透過型電子顕微鏡
観察によって判定した。
【0042】 ○:凝集粒子あるいは粗大粒子は観察されない。 △:凝集粒子あるいは粗大粒子がわずかに観察される。 ×:凝集粒子あるいは粗大粒子が多く観察される。
【0043】F.金属板貼り合わせ用フィルムの特性評
価 (a)フィルムの滑り性 成形後の金属缶に貼り合わせたフィルムの状態を観察
し、以下の基準で滑り性を評価した。
【0044】 ◎:フィルムに傷、削れ粉が全く発生しない。 ○:フィルムに傷、削れ粉がわずかに発生する。 △:フィルムに傷、削れ粉がかなり発生する。 ×:フィルムに傷、削れ粉の発生が著しい。
【0045】(b)フィルムの耐熱性 成形後した金属缶を210℃で5分間加熱し、金属缶に
貼り合わせたフィルムの状態を観察し、以下の基準で耐
熱性を評価した。
【0046】 ◎:フィルムに剥離、収縮が全く発生しない。 ○:フィルムに剥離、収縮がわずかに発生する。 △:フィルムに剥離、収縮がかなり発生する。 ×:フィルムに剥離、収縮の発生が著しい。
【0047】(c)フィルムの耐衝撃性 成形した金属缶に水を充填し、1mの高さから金属缶を
大理石上に落下させた。10個の金属缶を落下させ、そ
れぞれの金属缶について通電テスト(ERVテスト)を
行い、以下の基準で耐衝撃性を評価した。なお、通電テ
ストとは落下させた金属缶に1%塩化ナトリウム水溶液
を充填し、水溶液中に設けた電極と金属缶に6Vの電圧
を印加したときに流れる電流値を測定した。
【0048】 ◎:電流値0.2mA以下が9個以上のもの。 ○:電流値0.2mA以下が7〜8個のもの。 △:電流値0.2mA以下が5〜6個のもの。 ×:電流値0.2mA以下が5個未満のもの。
【0049】(d)フィルムのフレーバ性 150mm×450mmに切り出したフィルムを香料水
溶液(d−リモネン20ppm水溶液)に5日間浸漬
し、ついでフィルムを80℃で30分間熱処理し、ガス
クロマトグラフィーによりフィルム1g当たりのd−リ
モネンの吸着量(μg/g)を定量し、フィルムのフレ
ーバ性を評価した。
【0050】 ◎:d−リモネンの吸着量20未満 ○:d−リモネンの吸着量20〜25 △:d−リモネンの吸着量25〜30 ×:d−リモネンの吸着量30以上 また、成形した金属缶に香料水溶液(d−リモネン20
ppm水溶液)を入れ、密封後1ヶ月放置し、その後開
封して官能検査によって、臭気の変化を以下の基準で評
価した。
【0051】 ◎:臭気の変化が見られない。 ○:臭気のほとんど変化が見られない。 △:臭気に変化が見られる。 ×:臭気の変化が著しい。
【0052】G.感熱孔版印刷原紙用フィルムの特性評
価 フィルムを多孔性支持体(和紙)に貼り合わせ原紙を作
成し、サーマルヘッドにより印加エネルギー0.09m
Jおよび0.12mJにて文字画像を製版した。製版さ
れた原紙のフィルム側から顕微鏡で画像部の穿孔状態を
観察し、穿孔特性を以下の項目で評価した。
【0053】(a)穿孔感度 ◎:所定の穿孔が確実に行われ良好であった。 ○:ごく一部に所定の穿孔が得られない部分があった。 △:所々に所定の穿孔が得られない部分があった。 ×:所定の穿孔が全く得られない。 また、製版原紙を用い印刷鮮明性を印刷物の文字画像に
ついて下記の特性を目視で判定した。
【0054】(b)文字印刷の鮮明性 ○:文字に欠落、太さムラが全くない。 △:こく一部に文字に欠落、太さにムラがある。 ×:多くの文字に欠落、太さにムラがある。
【0055】実施例1 テレフタル酸ジメチル89重量部、イソフタル酸ジメチ
ル12重量部とエチレングリコール70重量部とを酢酸
マグネシウム4水和物0.06重量部を触媒として常法
に従いエステル交換反応を行った。エステル交換反応終
了後、三酸化アンチモン0.03重量部、リン化合物と
してリン酸0.02重量部を添加し、次いでヒドロキシ
アパタイト粒子のエチレングリコールスラリーを粒子と
して0.2重量部となるように添加した。引き続いて常
法に従い重縮合反応を行い、固有粘度0.70dl/
g、融点225℃の共重合ポリエステル組成物を得た。
得られた共重合ポリエステル組成物の特性を表1,2に
示した。また、共重合ポリエステル組成物中のヒドロキ
シアパタイト粒子の分散性も極めて良好であった。
【0056】一方、得られた共重合ポリエステル組成物
を十分乾燥した後、押出し機に供給して280℃で溶融
し、T型口金よりシート状に押し出し、30℃の冷却ド
ラムで冷却固化せしめ未延伸フィルムを得た。次いで未
延伸フィルムを90℃に加熱して縦方向に3.5倍延伸
し、さらに105℃に加熱して横方向に3.5倍延伸
し、190℃で加熱処理して、厚さ25μmのフィルム
を得た。引き続いて、得られたフィルムを260℃に加
熱した板厚0.25mmのスチールに貼り合わせ、水に
て急冷した。さらに内側がポリエステルフィルム貼り合
わせ面となるように深絞り加工し、55mm径金属缶を
作製した。得られた缶について各種評価を実施した。結
果を表3に示した。滑り性、耐熱性、耐衝撃性、フレー
バ性ともに良好であった。
【0057】比較例1 ヒドロキシアパタイト粒子を添加しない以外は実施例1
と同様の方法で共重合ポリエステル及びフィルムを得
た。得られたフィルムを金属板に貼り合わせ、金属缶を
作製した後の特性を表1,2,3に示した。滑り性、耐
衝撃性、フレーバ性ともに劣るものであった。
【0058】実施例2〜6,比較例2,3 共重合ポリエステルの種類および粒子の種類、粒子径、
比表面積、含有量を変更した以外は実施例1と同様の方
法で、共重合ポリエステル組成物及びフィルムを得た。
得られたフィルムを金属板に貼り合わせ、金属缶を作製
した後の特性を表1,2,3に示した。
【0059】実施例2〜6は、本発明の範囲内で、フィ
ルムの滑り性、耐熱性、耐衝撃性、フレーバ性ともに良
好であった。
【0060】比較例2,3は、本発明の範囲外で、得ら
れたフィルムの滑り性、耐熱性、耐衝撃性、フレーバ性
ともに劣るものであった。
【0061】
【表1】
【表2】
【表3】 実施例7 実施例1と実施例6で製造した共重合ポリエステル組成
物をそれぞれ別々に十分乾燥した後、それぞれ押出し機
に供給して280℃で溶融し、互いに隣接したダイから
共押出して、積層、融着させ、冷却固化せしめ未延伸積
層フィルムを得た。次いで未延伸フィルムを90℃に加
熱して縦方向に3.5倍延伸し、さらに105℃に加熱
して横方向に3.5倍延伸し、190℃で加熱処理し
て、実施例1の共重合ポリエステル組成物層5μm、実
施例6の共重合ポリエステル組成物層15μmの全厚さ
20μmの二層積層フィルムを得た。引き続いて、得ら
れたフィルムを260℃に加熱した板厚0.25mmの
スチール面に実施例6の共重合ポリエステル組成物層と
なるように貼り合わせ、水にて急冷した。さらに内側が
ポリエステルフィルム貼り合わせ面となるように深絞り
加工し、55mm径金属缶を作製した。得られた缶につ
いて各種評価を実施した。成形後の金属缶に貼り合わせ
たフィルムには傷、削れ粉が全くなく、210℃で5分
間加熱した際、剥離、収縮も認められず、耐衝撃性評価
では電流値0.2mA以下が9個であり、フレーバー性
にも優れていた。
【0062】実施例8 テレフタル酸ジメチル81重量部、イソフタル酸ジメチ
ル20重量部とエチレングリコール70重量部とを酢酸
マグネシウム4水和物0.06重量部を触媒として常法
に従いエステル交換反応を行った。エステル交換反応終
了後、三酸化アンチモン0.03重量部、リン化合物と
してリン酸0.02重量部を添加し、次いでヒドロキシ
アパタイト粒子のエチレングリコールスラリーを粒子と
して0.4重量部となるように添加した。引き続いて常
法に従い重縮合反応を行い、固有粘度0.62dl/
g、融点197℃の共重合ポリエステル組成物を得た。
得られた共重合ポリエステル組成物の特性を表4,5に
示した。また、共重合ポリエステル組成物中のヒドロキ
シアパタイト粒子の分散性も極めて良好であった。
【0063】一方、得られた共重合ポリエステル組成物
を十分乾燥した後、押出し機に供給して280℃で溶融
し、T型口金よりシート状に押し出し、30℃の冷却ド
ラムで冷却固化せしめ未延伸フィルムを得た。次いで未
延伸フィルムを90℃に加熱して縦方向に3.5倍延伸
し、さらに100℃に加熱して横方向に3.5倍延伸
し、150℃で加熱処理して、厚さ2μmのフィルムを
得た。引き続いて、得られたフィルムを多孔性支持体に
貼り合わせ感熱孔版印刷原紙を作製し、穿孔特性および
印刷特性を評価した。結果を表6に示した。穿孔特性で
ある穿孔感度は所定の穿孔が確実に行われ良好であっ
た。また、印刷鮮明性である文字印刷の鮮明性は文字の
欠落、太さムラが全くなかった。
【0064】比較例4 ヒドロキシアパタイト粒子の代わりに炭酸カルシウムを
添加した以外は実施例8と同様の方法で共重合ポリエス
テル組成物及びフィルムを得た。得られたフィルムを多
孔性支持体に貼り合わせ、感熱孔版印刷原紙を作製した
後の特性を表4,5,6に示した。穿孔性、印刷性とも
に劣るものであった。
【0065】実施例9〜12,比較例5 共重合ポリエステルの種類および粒子の種類、粒子径、
比表面積、含有量を変更した以外は実施例8と同様の方
法で、共重合ポリエステル組成物及びフィルムを得た。
得られたフィルムを多孔性支持体に貼り合わせ、感熱孔
版印刷原紙を作製した後の特性を表4,5,6に示し
た。
【0066】実施例9〜12は、本発明の範囲内で、フ
ィルムの穿孔性、印刷性ともに良好であった。
【0067】比較例5は、本発明の範囲外で、得られた
フィルムの穿孔性、印刷性ともに劣るものであった。
【0068】
【表4】
【表5】
【表6】
【0069】
【発明の効果】本発明は上述したように、ヒドロキシア
パタイト粒子を含有してなる共重合ポリエステル組成物
である。ヒドロキシアパタイト粒子を含有することによ
って、感熱孔版印刷原紙用、金属板貼り合わせ用フィル
ム等に使用する際に、優れた熱穿孔性、印刷性、耐熱
性、フレーバ性、耐衝撃性等の各種特性を兼備させうる
ことができるのである。該フィルムは、さらに磁気記録
媒体用、コンデンサー用、食品包装用、一般工業用など
の用途に好適に使用することができる。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒドロキシアパタイト粒子を含有してな
    る共重合ポリエステル組成物。
  2. 【請求項2】 ヒドロキシアパタイト粒子の平均粒子径
    が0.01〜10μmである請求項1に記載の共重合ポ
    リエステル組成物。
  3. 【請求項3】 ヒドロキシアパタイト粒子のBET比表
    面積が500m2/g以下である請求項1または2に記
    載の共重合ポリエステル組成物。
  4. 【請求項4】 ヒドロキシアパタイト粒子の粒子径の相
    対標準偏差が0.5以下である請求項1〜3のいずれか
    1項に記載の共重合ポリエステル組成物。
  5. 【請求項5】 共重合ポリエステルが芳香族ジカルボン
    酸、脂肪族ジカルボン酸および脂環族ジカルボン酸より
    なる群から選ばれた少なくとも一種以上の酸成分と脂肪
    族グリコール、脂環族グリコールよりなる群から選ばれ
    た少なくとも一種以上からなるポリエステルである請求
    項1〜4のいずれか1項に記載の共重合ポリエステル組
    成物。
  6. 【請求項6】 共重合ポリエステルの融点が100〜2
    60℃である請求項1〜5のいずれか1項に記載の共重
    合ポリエステル組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の共
    重合ポリエステル組成物からなるフィルム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のフィルムからなる層が
    少なくとも1層配置されてなる積層ポリエステルフィル
    ム。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載のフィルムから
    なる感熱孔版印刷用フィルム。
  10. 【請求項10】 請求項7または8に記載のフィルムか
    らなる金属板貼り合わせ用フィルム。
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US09/297,349 US6048626A (en) 1997-09-25 1998-08-07 Polyester composition and film made therefrom
CNB988013908A CN1140581C (zh) 1997-09-25 1998-08-07 聚酯组合物以及用它做的薄膜
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EP19980936694 EP0942045B1 (en) 1997-09-25 1998-08-07 Polyester film comprising specific hydroxyapatite particles
CA002271860A CA2271860A1 (en) 1997-09-25 1998-08-07 Polyester composition and film made therefrom

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