JPH11209518A - タイヤトレッド用ゴム組成物 - Google Patents
タイヤトレッド用ゴム組成物Info
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- JPH11209518A JPH11209518A JP10014087A JP1408798A JPH11209518A JP H11209518 A JPH11209518 A JP H11209518A JP 10014087 A JP10014087 A JP 10014087A JP 1408798 A JP1408798 A JP 1408798A JP H11209518 A JPH11209518 A JP H11209518A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/80—Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
- Y02T10/86—Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ウェットスキッド性能、転がり抵抗及び耐摩
耗性に優れたタイヤトレッド用ゴム組成物の提供。 【解決手段】 基−CX−N=(式中、Xは酸素又は硫
黄原子を示す)を有する化合物、ベンゾフェノン、チオ
ベンゾフェノン、イソシアナート化合物及び/又はハロ
ゲン化スズ化合物の変性剤で変性された変性ポリブタジ
エンゴム(BR)40〜10重量部及び未変性溶液重合スチ
レンブタジエン共重合体ゴム(SBR)50〜90重量部を
含んでなるゴム100 重量部に対し、窒素比表面積70〜35
0 m2 /g及びDBP吸油量105 〜200ml /100 g以上
のカーボン30〜80重量部と湿式シリカ5 〜60重量部とを
カーボン及びシリカの合計量が40〜100 重量部となるよ
うに配合して成り、変性BRと未変性溶液重合SBRと
が0.0002≦χeff −χs ≦0.012 の関係を満たす非相溶
性であるタイヤトレッド用ゴム組成物。
耗性に優れたタイヤトレッド用ゴム組成物の提供。 【解決手段】 基−CX−N=(式中、Xは酸素又は硫
黄原子を示す)を有する化合物、ベンゾフェノン、チオ
ベンゾフェノン、イソシアナート化合物及び/又はハロ
ゲン化スズ化合物の変性剤で変性された変性ポリブタジ
エンゴム(BR)40〜10重量部及び未変性溶液重合スチ
レンブタジエン共重合体ゴム(SBR)50〜90重量部を
含んでなるゴム100 重量部に対し、窒素比表面積70〜35
0 m2 /g及びDBP吸油量105 〜200ml /100 g以上
のカーボン30〜80重量部と湿式シリカ5 〜60重量部とを
カーボン及びシリカの合計量が40〜100 重量部となるよ
うに配合して成り、変性BRと未変性溶液重合SBRと
が0.0002≦χeff −χs ≦0.012 の関係を満たす非相溶
性であるタイヤトレッド用ゴム組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタイヤトレッド用ゴ
ム組成物に関し、更に詳しくはウェットグリップ性能、
転がり抵抗及び耐摩耗性に優れたタイヤトレッド用ゴム
組成物に関する。
ム組成物に関し、更に詳しくはウェットグリップ性能、
転がり抵抗及び耐摩耗性に優れたタイヤトレッド用ゴム
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車用タイヤとして、自動車の
燃費の観点からタイヤの転がり抵抗の低減及び安全性の
観点から湿潤路面での優れた制動性、即ちウェットグリ
ップ性能に優れ、かつ耐摩耗性に優れたタイヤの開発が
進められている。このような見地から種々の配合が提案
されているが、未だ実用上十分耐え得るものが開発され
ていないのが実情である。更に、ゴムポリマーを適当な
官能基で変性したゴムを配合して上記特性を備えたタイ
ヤトレッド用ゴム組成物を開発しようとする試みもある
が、これも未だ実用化の域には至っていない。
燃費の観点からタイヤの転がり抵抗の低減及び安全性の
観点から湿潤路面での優れた制動性、即ちウェットグリ
ップ性能に優れ、かつ耐摩耗性に優れたタイヤの開発が
進められている。このような見地から種々の配合が提案
されているが、未だ実用上十分耐え得るものが開発され
ていないのが実情である。更に、ゴムポリマーを適当な
官能基で変性したゴムを配合して上記特性を備えたタイ
ヤトレッド用ゴム組成物を開発しようとする試みもある
が、これも未だ実用化の域には至っていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、前
述の従来技術の問題を解決して、ウェットグリップ性
能、転がり抵抗及び耐摩耗性に優れたタイヤトレッド用
ゴム組成物を提供することにある。
述の従来技術の問題を解決して、ウェットグリップ性
能、転がり抵抗及び耐摩耗性に優れたタイヤトレッド用
ゴム組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、基−C
X−N=(式中、Xは酸素又は硫黄原子を示す)を有す
る化合物、ベンゾフェノン、チオベンゾフェノン、イソ
シアナート化合物及びハロゲン化スズ化合物からなる群
から選ばれた少なくとも1種の変性剤で変性された変性
ポリブタジエンゴム(BR)40〜10重量部及び未変
性溶液重合スチレンブタジエン共重合体ゴム(SBR)
50〜90重量部を含んでなるゴム100重量部に対
し、窒素比表面積(N2 SA)70〜350m2 /g及
びDBP吸油量105〜200ml/100g以上のカー
ボンブラック30〜80重量部と湿式シリカ5〜60重
量部とをカーボンブラック及びシリカの合計量が40〜
100重量部となるように配合して成り、変性BRと未
変性溶液重合SBRとが0.0002≦χeff −χs ≦
0.012の関係を満たす非相溶性であるタイヤトレッ
ド用ゴム組成物が提供される。
X−N=(式中、Xは酸素又は硫黄原子を示す)を有す
る化合物、ベンゾフェノン、チオベンゾフェノン、イソ
シアナート化合物及びハロゲン化スズ化合物からなる群
から選ばれた少なくとも1種の変性剤で変性された変性
ポリブタジエンゴム(BR)40〜10重量部及び未変
性溶液重合スチレンブタジエン共重合体ゴム(SBR)
50〜90重量部を含んでなるゴム100重量部に対
し、窒素比表面積(N2 SA)70〜350m2 /g及
びDBP吸油量105〜200ml/100g以上のカー
ボンブラック30〜80重量部と湿式シリカ5〜60重
量部とをカーボンブラック及びシリカの合計量が40〜
100重量部となるように配合して成り、変性BRと未
変性溶液重合SBRとが0.0002≦χeff −χs ≦
0.012の関係を満たす非相溶性であるタイヤトレッ
ド用ゴム組成物が提供される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明者らは基−CX−N=(式
中、XはO又はSを示す)を有する化合物、ベンゾフェ
ノン、チオベンゾフェノン、イソシアナート化合物又は
ハロゲン化スズで変性した変性BRをこれと非相溶性の
未変性溶液重合SBRとブレンドし、これに特定のカー
ボンブラック/シリカを配合することによって上記目的
を達成し得ることを見出した。即ち、ポリブタジエンゴ
ム(BR)を前記した適当な変性剤で変性して得られる
変性BRはカーボンと強固に結合して堅固なゲルを作る
ことが知られており、そのためにシリカがガラス転移温
度(Tg)の高いBRにより多く取り込まれ、ウェット
スキッド性能及び耐摩耗性を向上させかつ転がり抵抗を
少なくすることができることが見出された。用いるBR
は乳化重合BRでも溶液重合SBRでもよく、シス含量
にも限定はない。また、本発明の第二のゴム成分である
未変性SBRは乳化重合SBRではシリカとの親和性が
十分でなく、取得された効果が出ないので、溶液重合S
BRでなければならず、またビニル量が高いほどシリカ
との親和性が高く、効果が大きい。従って、好ましい非
変性溶液重合SBRはビニル含量が25〜75重量%及
びスチレン含量5〜40重量%である。また、変性BR
及び非変性SBRに更に天然ゴムを配合することにより
破断強度、モジュラス等の特性を改良することができ
る。このように、本発明に従えば、前記したようにアミ
ノ基、イソシアナート基などで変性された変性BR、非
変性BR及び必要により天然ゴム、並びに特定のカーボ
ン及びシリカを含むタイヤトレッド用ゴム組成物が提供
される。なお、ここで変性BRと非変性溶液重合BRと
は非相溶である。
中、XはO又はSを示す)を有する化合物、ベンゾフェ
ノン、チオベンゾフェノン、イソシアナート化合物又は
ハロゲン化スズで変性した変性BRをこれと非相溶性の
未変性溶液重合SBRとブレンドし、これに特定のカー
ボンブラック/シリカを配合することによって上記目的
を達成し得ることを見出した。即ち、ポリブタジエンゴ
ム(BR)を前記した適当な変性剤で変性して得られる
変性BRはカーボンと強固に結合して堅固なゲルを作る
ことが知られており、そのためにシリカがガラス転移温
度(Tg)の高いBRにより多く取り込まれ、ウェット
スキッド性能及び耐摩耗性を向上させかつ転がり抵抗を
少なくすることができることが見出された。用いるBR
は乳化重合BRでも溶液重合SBRでもよく、シス含量
にも限定はない。また、本発明の第二のゴム成分である
未変性SBRは乳化重合SBRではシリカとの親和性が
十分でなく、取得された効果が出ないので、溶液重合S
BRでなければならず、またビニル量が高いほどシリカ
との親和性が高く、効果が大きい。従って、好ましい非
変性溶液重合SBRはビニル含量が25〜75重量%及
びスチレン含量5〜40重量%である。また、変性BR
及び非変性SBRに更に天然ゴムを配合することにより
破断強度、モジュラス等の特性を改良することができ
る。このように、本発明に従えば、前記したようにアミ
ノ基、イソシアナート基などで変性された変性BR、非
変性BR及び必要により天然ゴム、並びに特定のカーボ
ン及びシリカを含むタイヤトレッド用ゴム組成物が提供
される。なお、ここで変性BRと非変性溶液重合BRと
は非相溶である。
【0006】本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物に第
一のゴム成分として配合される変性BRは一般的な方法
で溶液重合によって重合されたポリブタジエンゴムであ
り、単独又は任意の混合物で用いることができる。
一のゴム成分として配合される変性BRは一般的な方法
で溶液重合によって重合されたポリブタジエンゴムであ
り、単独又は任意の混合物で用いることができる。
【0007】BRの変性自身は公知であり、変性剤とし
ては、−CX−N=基(式中、X=O又はS)を有する
化合物、ベンゾフェノン、チオベンゾフェノン、イソシ
アナート化合物及びハロゲン化スズ化合物などから適宜
選択して使用することができる。このような共役ジエン
の変性方法は、例えば特開昭60−137913号公報
及び特開平61−42552号公報(−CX−N=基変
性)、特開昭59−117514号公報(ベンゾフェノ
ン)、特開昭61−103903号公報及び同61−1
03904号公報(スズ変性、ベンゾフェノン変性、−
CX−N=基変性)、特開昭63−245405号公報
(イソシアナート変性)などに記載されており、当業者
であれば適宜なし得ることである。ゴム分子との反応
(結合)の容易さから言えば、(チオ)アミノベンゾフ
ェノン類、−CX−N=含有化合物の使用が好ましい。
ては、−CX−N=基(式中、X=O又はS)を有する
化合物、ベンゾフェノン、チオベンゾフェノン、イソシ
アナート化合物及びハロゲン化スズ化合物などから適宜
選択して使用することができる。このような共役ジエン
の変性方法は、例えば特開昭60−137913号公報
及び特開平61−42552号公報(−CX−N=基変
性)、特開昭59−117514号公報(ベンゾフェノ
ン)、特開昭61−103903号公報及び同61−1
03904号公報(スズ変性、ベンゾフェノン変性、−
CX−N=基変性)、特開昭63−245405号公報
(イソシアナート変性)などに記載されており、当業者
であれば適宜なし得ることである。ゴム分子との反応
(結合)の容易さから言えば、(チオ)アミノベンゾフ
ェノン類、−CX−N=含有化合物の使用が好ましい。
【0008】変性剤によって変性されるBRの位置は分
子末端、主鎖及び側鎖のいずれであってもよく、その変
性量には特に限定はないが、Sn原子又はアミノ基など
を含む化合物が分子鎖1モル当り0.1〜100モル結
合したBRであるのが好ましい。
子末端、主鎖及び側鎖のいずれであってもよく、その変
性量には特に限定はないが、Sn原子又はアミノ基など
を含む化合物が分子鎖1モル当り0.1〜100モル結
合したBRであるのが好ましい。
【0009】本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物に配
合される変性BRの配合量は全ゴム量100重量部当り
40〜10重量部(phr)、好ましくは15〜35phr で
ある。この配合量が多過ぎるとウェットグリップが低下
するので好ましくなく、逆に少な過ぎると耐摩耗性、転
がり抵抗が悪化するので好ましくない。
合される変性BRの配合量は全ゴム量100重量部当り
40〜10重量部(phr)、好ましくは15〜35phr で
ある。この配合量が多過ぎるとウェットグリップが低下
するので好ましくなく、逆に少な過ぎると耐摩耗性、転
がり抵抗が悪化するので好ましくない。
【0010】本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物に第
二の成分として配合される非変性溶液重合SBR、一般
的な方法で溶液重合により重合された任意のSBRとす
ることもできる。好ましくはSBRのビニル含量が25
〜75重量%、好ましくは30〜70重量%でスチレン
含量が5〜40重量%、好ましくは10〜40重量%で
ある。
二の成分として配合される非変性溶液重合SBR、一般
的な方法で溶液重合により重合された任意のSBRとす
ることもできる。好ましくはSBRのビニル含量が25
〜75重量%、好ましくは30〜70重量%でスチレン
含量が5〜40重量%、好ましくは10〜40重量%で
ある。
【0011】本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物に配
合される非変性溶液重合SBRの配合量は全ゴム100
重量部当り50〜90重量部(phr) 、好ましくは55〜
80phr である。この量が多過ぎると耐摩耗性、転がり
抵抗が悪化するので好ましくなく、逆に多過ぎるとウェ
ットグリップが低下するので好ましくない。
合される非変性溶液重合SBRの配合量は全ゴム100
重量部当り50〜90重量部(phr) 、好ましくは55〜
80phr である。この量が多過ぎると耐摩耗性、転がり
抵抗が悪化するので好ましくなく、逆に多過ぎるとウェ
ットグリップが低下するので好ましくない。
【0012】本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物には
任意のゴム成分としてゴム全重量100重量部当り40
重量部(phr)以下、好ましくは10〜35phr の天然ゴ
ムを配合する。この配合量が多過ぎるとウェットグリッ
プが低下するので好ましくない。なお、本発明のタイヤ
トレッド用ゴム組成物に天然ゴムを配合することにより
破断強度、モジュラス等の強度を向上させることができ
る。
任意のゴム成分としてゴム全重量100重量部当り40
重量部(phr)以下、好ましくは10〜35phr の天然ゴ
ムを配合する。この配合量が多過ぎるとウェットグリッ
プが低下するので好ましくない。なお、本発明のタイヤ
トレッド用ゴム組成物に天然ゴムを配合することにより
破断強度、モジュラス等の強度を向上させることができ
る。
【0013】本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物には
補強剤としてカーボンブラック及びシリカを配合する。
本発明において使用されるカーボンブラックは、窒素比
表面積(N2 SA)が70〜350m2 /g、好ましく
は85〜200m2 /gで、DBP吸油量が105〜2
00ml/100g以上、好ましくは110〜150gで
あり、カーボンブラックの配合量はゴム100重量部当
り30〜80重量部(phr)、好ましくは30〜70phr
である。かかるカーボンブラックは上記要件を満たす限
り、従来からタイヤ用ゴム組成物に一般的に配合されて
いる任意のカーボンブラックとすることができる。
補強剤としてカーボンブラック及びシリカを配合する。
本発明において使用されるカーボンブラックは、窒素比
表面積(N2 SA)が70〜350m2 /g、好ましく
は85〜200m2 /gで、DBP吸油量が105〜2
00ml/100g以上、好ましくは110〜150gで
あり、カーボンブラックの配合量はゴム100重量部当
り30〜80重量部(phr)、好ましくは30〜70phr
である。かかるカーボンブラックは上記要件を満たす限
り、従来からタイヤ用ゴム組成物に一般的に配合されて
いる任意のカーボンブラックとすることができる。
【0014】カーボンブラックの配合量が少な過ぎると
耐摩耗性が悪化するので好ましくなく、逆に多過ぎると
転がり抵抗が大きくなるので好ましくない。また、カー
ボンブラックのN2 SAが小さ過ぎると耐摩耗性が悪化
するので好ましくなく、逆に大き過ぎると混合加工性が
悪化するので好ましくない。更に、カーボンブラックの
DBP吸油量が小さ過ぎると耐摩耗性が不十分となるの
で好ましくなく、逆に大き過ぎると混合加工性が悪化す
るので好ましくない。
耐摩耗性が悪化するので好ましくなく、逆に多過ぎると
転がり抵抗が大きくなるので好ましくない。また、カー
ボンブラックのN2 SAが小さ過ぎると耐摩耗性が悪化
するので好ましくなく、逆に大き過ぎると混合加工性が
悪化するので好ましくない。更に、カーボンブラックの
DBP吸油量が小さ過ぎると耐摩耗性が不十分となるの
で好ましくなく、逆に大き過ぎると混合加工性が悪化す
るので好ましくない。
【0015】なお、カーボンブラックのN2 SA及びD
BP吸油量の測定方法は以下の通りである。 1)窒素吸着比表面積(N2 SA)(m2 /g):AS
TM D 3037(30733)方法Cに準拠して測
定。 2)DBP(ジブチルフタレート)吸油量(ml/100
g):JIS K6221「ゴム用カーボンブラック試
験方法」6.1.2(1)A法に準拠して測定。
BP吸油量の測定方法は以下の通りである。 1)窒素吸着比表面積(N2 SA)(m2 /g):AS
TM D 3037(30733)方法Cに準拠して測
定。 2)DBP(ジブチルフタレート)吸油量(ml/100
g):JIS K6221「ゴム用カーボンブラック試
験方法」6.1.2(1)A法に準拠して測定。
【0016】本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物には
更に5〜60重量部、好ましくは10〜50重量部の湿
式シリカを配合する。かかるシリカとしては従来からタ
イヤ用ゴム組成物に一般的に配合されている任意の湿式
シリカとすることができる。この湿式シリカの配合量が
少な過ぎると転がり抵抗性が悪化するので好ましくな
く、逆に多過ぎると混合加工性が悪化するので好ましく
ない。
更に5〜60重量部、好ましくは10〜50重量部の湿
式シリカを配合する。かかるシリカとしては従来からタ
イヤ用ゴム組成物に一般的に配合されている任意の湿式
シリカとすることができる。この湿式シリカの配合量が
少な過ぎると転がり抵抗性が悪化するので好ましくな
く、逆に多過ぎると混合加工性が悪化するので好ましく
ない。
【0017】本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物に配
合されるカーボンブラック及びシリカの配合量は前記配
合量に加えて、シリカ及びカーボンブラックの合計量が
ゴム100重量部当り40〜100重量部(phr)、好ま
しくは50〜95phr でなければならない。カーボンブ
ラック及びシリカの配合補強剤の合計量が少な過ぎると
耐摩耗性が不十分となるので好ましくなく、逆に多過ぎ
ると混合加工性が悪化するので好ましくない。
合されるカーボンブラック及びシリカの配合量は前記配
合量に加えて、シリカ及びカーボンブラックの合計量が
ゴム100重量部当り40〜100重量部(phr)、好ま
しくは50〜95phr でなければならない。カーボンブ
ラック及びシリカの配合補強剤の合計量が少な過ぎると
耐摩耗性が不十分となるので好ましくなく、逆に多過ぎ
ると混合加工性が悪化するので好ましくない。
【0018】本発明において用いる変性BR及び非変性
溶液重合SBRは、前述の如く、配合したゴム同士の相
互作用パラメータ(χeff )とそのゴムブレンド系のス
ピノーダル点の相互作用パラメータ(χs )との差(χ
eff −χs )が0.0002〜0.012の範囲内にあ
ることが必要である。このように相互作用パラメータ
(χeff )、すなわちカイパラメータとスピノーダル点
の相互作用パラメータ(χs )との差(χeff −χs )
を特定範囲に定めることにより配合されたゴム同士を非
相溶にすることが可能となり、ウェットグリップと耐摩
耗性、低温脆化性を高度にバランスさせることができ
る。ここで、χeff は、Macromolecules, 24, 4844 (19
91) に示される下記式によって計算される。
溶液重合SBRは、前述の如く、配合したゴム同士の相
互作用パラメータ(χeff )とそのゴムブレンド系のス
ピノーダル点の相互作用パラメータ(χs )との差(χ
eff −χs )が0.0002〜0.012の範囲内にあ
ることが必要である。このように相互作用パラメータ
(χeff )、すなわちカイパラメータとスピノーダル点
の相互作用パラメータ(χs )との差(χeff −χs )
を特定範囲に定めることにより配合されたゴム同士を非
相溶にすることが可能となり、ウェットグリップと耐摩
耗性、低温脆化性を高度にバランスさせることができ
る。ここで、χeff は、Macromolecules, 24, 4844 (19
91) に示される下記式によって計算される。
【0019】 χeff =χ1 −χ2 ・・・・・・・・・・・・ また、χs は下記の熱力学の一般式により計算され
る。 2χs =1/N1 φ1 +1/N2 φ2 ・・・・・ N1 :1成分の重合度、N2 :2成分の重合度、φ1 :
1成分のモル分率 φ2 :2成分のモル分率 χeff <χs :相溶、χeff >χs :非相溶 χ1 =aeχSV+afχSB+bdχSV+bfχVB+cd χSB+ceχVB χ2 =abχSV+acχSB+bcχVB+deχSV+df χSB+efχVB χSV=56.5×10-3+5.62/T χSB=8.43×10-3+10.2/T χVB=2.69×10-3+1.87/T
る。 2χs =1/N1 φ1 +1/N2 φ2 ・・・・・ N1 :1成分の重合度、N2 :2成分の重合度、φ1 :
1成分のモル分率 φ2 :2成分のモル分率 χeff <χs :相溶、χeff >χs :非相溶 χ1 =aeχSV+afχSB+bdχSV+bfχVB+cd χSB+ceχVB χ2 =abχSV+acχSB+bcχVB+deχSV+df χSB+efχVB χSV=56.5×10-3+5.62/T χSB=8.43×10-3+10.2/T χVB=2.69×10-3+1.87/T
【0020】 スチレン量 ビニル量 ブタジエン量 変性SBR a b c 非変性SBR d e f
【0021】χSV:スチレンユニットと1,2−結合ブ
タジエンユニットの相互作用パラメータ χSB:スチレンユニットと1,4−結合ブタジエンユニ
ットの相互作用パラメータ χVB:1,2−結合ブタジエンユニットと1,4−結合
ブタジエンユニットの相互作用パラメータ χeff :ポリマー間の相互作用パラメータ χ1 :ポリマー分子間の相互作用パラメータ χ2 :ポリマー分子内の相互作用パラメータ χs :ポリマーブレンド系のスピノーダル点の相互作用
パラメータ
タジエンユニットの相互作用パラメータ χSB:スチレンユニットと1,4−結合ブタジエンユニ
ットの相互作用パラメータ χVB:1,2−結合ブタジエンユニットと1,4−結合
ブタジエンユニットの相互作用パラメータ χeff :ポリマー間の相互作用パラメータ χ1 :ポリマー分子間の相互作用パラメータ χ2 :ポリマー分子内の相互作用パラメータ χs :ポリマーブレンド系のスピノーダル点の相互作用
パラメータ
【0022】本発明に係るタイヤトレッド用ゴム組成物
には、更に、硫黄、加硫促進剤、老化防止剤、充填剤、
軟化剤、可塑剤などのタイヤトレッド用ゴム組成物に一
般的に配合されている各種添加剤を配合することができ
る。本発明のゴム組成物は一般的な方法で加硫し、タイ
ヤトレッドとすることができる。
には、更に、硫黄、加硫促進剤、老化防止剤、充填剤、
軟化剤、可塑剤などのタイヤトレッド用ゴム組成物に一
般的に配合されている各種添加剤を配合することができ
る。本発明のゴム組成物は一般的な方法で加硫し、タイ
ヤトレッドとすることができる。
【0023】
【実施例】以下、実施例に従って本発明を更に具体的に
説明するが、本発明の技術的範囲をこれらの実施例に限
定するものでないことはいうまでもない。
説明するが、本発明の技術的範囲をこれらの実施例に限
定するものでないことはいうまでもない。
【0024】標準例、実施例1〜3及び比較例1〜4 表Iに示す配合(重量部)の各成分を以下の通りにして
配合してゴム組成物を製造した。
配合してゴム組成物を製造した。
【0025】
【表1】
【0026】表Iのポリマーの物性は表IIに示す通りで
ある。
ある。
【0027】
【表2】
【0028】硫黄及び加硫促進剤を除く他の成分を1.
7リットルの密閉型ミキサーで3〜5分間混練し、16
5±5℃に達した時に放出したマスターバッチに加硫促
進剤と硫黄を8インチのオープンロールで混練し、ゴム
組成物を得た。この組成物を15×15×0.2cmの金
型中で160℃で20分間プレス加硫して目的とする試
験片(ゴムシート)を調製し、tanδ(0℃及び60
℃)、ランボーン摩耗、300%モジュラス及び破断強
度を測定した。結果を表III で示す。
7リットルの密閉型ミキサーで3〜5分間混練し、16
5±5℃に達した時に放出したマスターバッチに加硫促
進剤と硫黄を8インチのオープンロールで混練し、ゴム
組成物を得た。この組成物を15×15×0.2cmの金
型中で160℃で20分間プレス加硫して目的とする試
験片(ゴムシート)を調製し、tanδ(0℃及び60
℃)、ランボーン摩耗、300%モジュラス及び破断強
度を測定した。結果を表III で示す。
【0029】
【表3】
【0030】物性の評価試験方法は以下の通りである。 1)tanδの測定:粘弾性スペクトロメーター(東洋
精機(株)製)を用いて、初期歪み10%、動的歪み±
2%、周波数20Hzの条件で温度0℃及び60℃で測
定。標準例の値を100とし、指数で示した。数字が大
きいほど、tanδの値が大きいことを示す。0℃のt
anδはタイヤのウェットグリップに相関し、値が大き
い程ウェットグリップ力が高いことを示す。60℃は、
タイヤの転がり抵抗と相関し、値が小さい程、転がり抵
抗が小さいことを示す。 2)ランボーン摩耗:JIS K6301に従って測定
した。標準例の値を100とした指数で示した。値が大
きい程耐摩耗性に優れることを示す。 3)300%モジュラス:JIS K6300に従っ
て、JIS3号ダンベルにて、23℃の恒温室で500
mm/分の引張速度で試験した。標準例の値を100とし
た指数で示した。値が大きい程高モジュラス。 4)破断強度:JIS K6300に従って、JIS3
号ダンベルにて、23℃の恒温室で500mm/分の引張
速度で試験した。標準例を100とした指数。値が大き
い程破断強度が高い。
精機(株)製)を用いて、初期歪み10%、動的歪み±
2%、周波数20Hzの条件で温度0℃及び60℃で測
定。標準例の値を100とし、指数で示した。数字が大
きいほど、tanδの値が大きいことを示す。0℃のt
anδはタイヤのウェットグリップに相関し、値が大き
い程ウェットグリップ力が高いことを示す。60℃は、
タイヤの転がり抵抗と相関し、値が小さい程、転がり抵
抗が小さいことを示す。 2)ランボーン摩耗:JIS K6301に従って測定
した。標準例の値を100とした指数で示した。値が大
きい程耐摩耗性に優れることを示す。 3)300%モジュラス:JIS K6300に従っ
て、JIS3号ダンベルにて、23℃の恒温室で500
mm/分の引張速度で試験した。標準例の値を100とし
た指数で示した。値が大きい程高モジュラス。 4)破断強度:JIS K6300に従って、JIS3
号ダンベルにて、23℃の恒温室で500mm/分の引張
速度で試験した。標準例を100とした指数。値が大き
い程破断強度が高い。
【0031】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に従えば、特
定の変性BRと非変性溶液重合SBRと、任意的な天然
ゴムとのゴム成分に、特定のカーボンブラックおよびシ
リカを配合することにより、ウェットスキッド性能、転
がり抵抗が著しく低く、更に耐摩耗性に優れたタイヤト
レッド用ゴム組成物を得ることができる。
定の変性BRと非変性溶液重合SBRと、任意的な天然
ゴムとのゴム成分に、特定のカーボンブラックおよびシ
リカを配合することにより、ウェットスキッド性能、転
がり抵抗が著しく低く、更に耐摩耗性に優れたタイヤト
レッド用ゴム組成物を得ることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 基−CX−N=(式中、Xは酸素又は硫
黄原子を示す)を有する化合物、ベンゾフェノン、チオ
ベンゾフェノン、イソシアナート化合物及びハロゲン化
スズ化合物からなる群から選ばれた少なくとも1種の変
性剤で変性された変性ポリブタジエンゴム(BR)40
〜10重量部及び未変性溶液重合スチレンブタジエン共
重合体ゴム(SBR)50〜90重量部を含んでなるゴ
ム100重量部に対し、窒素比表面積(N2 SA)70
〜350m2 /g及びDBP吸油量105〜200ml/
100g以上のカーボンブラック30〜80重量部と湿
式シリカ5〜60重量部とをカーボンブラック及びシリ
カの合計量が40〜100重量部となるように配合して
成り、変性BRと未変性溶液重合SBRとが0.000
2≦χeff −χs ≦0.012の関係を満たす非相溶性
であるタイヤトレッド用ゴム組成物。 - 【請求項2】 前記ゴムが更にゴム100重量部当り4
0重量部以下の天然ゴムを含む請求項1に記載のタイヤ
トレッド用ゴム組成物。 - 【請求項3】 未変性溶液重合SBRが、ビニル含量2
5〜75重量%でスチレン含量5〜40重量%である請
求項1又は2に記載のタイヤトレッド用ゴム組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10014087A JPH11209518A (ja) | 1998-01-27 | 1998-01-27 | タイヤトレッド用ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10014087A JPH11209518A (ja) | 1998-01-27 | 1998-01-27 | タイヤトレッド用ゴム組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11209518A true JPH11209518A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11851337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10014087A Pending JPH11209518A (ja) | 1998-01-27 | 1998-01-27 | タイヤトレッド用ゴム組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11209518A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002059193A1 (en) * | 2001-01-25 | 2002-08-01 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Rubber composition |
JP2008031427A (ja) * | 2006-07-06 | 2008-02-14 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ |
JP2008095094A (ja) * | 2006-09-14 | 2008-04-24 | Bridgestone Corp | ゴム組成物及びそれを用いた重荷重用空気入りタイヤ |
DE102008050709A1 (de) | 2007-10-18 | 2009-05-28 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd., Osaka-shi | Luftreifen |
US7737209B2 (en) | 2006-07-06 | 2010-06-15 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Rubber composition and tire using same |
JP2018002780A (ja) * | 2016-06-28 | 2018-01-11 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴム組成物およびタイヤ |
-
1998
- 1998-01-27 JP JP10014087A patent/JPH11209518A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002059193A1 (en) * | 2001-01-25 | 2002-08-01 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Rubber composition |
JPWO2002059193A1 (ja) * | 2001-01-25 | 2004-05-27 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム組成物 |
JP2008031427A (ja) * | 2006-07-06 | 2008-02-14 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ |
US7737209B2 (en) | 2006-07-06 | 2010-06-15 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Rubber composition and tire using same |
JP2008095094A (ja) * | 2006-09-14 | 2008-04-24 | Bridgestone Corp | ゴム組成物及びそれを用いた重荷重用空気入りタイヤ |
DE102008050709A1 (de) | 2007-10-18 | 2009-05-28 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd., Osaka-shi | Luftreifen |
DE102008050709B4 (de) | 2007-10-18 | 2018-05-09 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | Luftreifen |
JP2018002780A (ja) * | 2016-06-28 | 2018-01-11 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴム組成物およびタイヤ |
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