JPH11209489A - ハードコート層の製造方法 - Google Patents

ハードコート層の製造方法

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JPH11209489A
JPH11209489A JP10026681A JP2668198A JPH11209489A JP H11209489 A JPH11209489 A JP H11209489A JP 10026681 A JP10026681 A JP 10026681A JP 2668198 A JP2668198 A JP 2668198A JP H11209489 A JPH11209489 A JP H11209489A
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JP
Japan
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coating film
irradiation
electron beam
coating
substrate
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JP10026681A
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English (en)
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Koji Nakai
康二 中井
Kosaku Yamada
功作 山田
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Hayakawa Rubber Co Ltd
Nissin High Voltage Co Ltd
Original Assignee
Hayakawa Rubber Co Ltd
Nissin High Voltage Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチック基材に樹脂混合物を塗布し基材
を劣化させることなく塗布した膜を硬化させて耐擦傷性
と耐衝撃性に優れた硬質の被膜にすること。 【解決手段】 プラスチック基材の上に、官能基を5個
以上有するアクリル単量体Aと、官能基を1個〜4個を
有するアクリル単量体Bとからなり、前記A対Bの比率
が50〜80:20〜50である混合組成物を1μm〜
1mmの厚さに塗布し、5Mrad以下の電子線を照射
し、さらに50mJ/cm2 以上の紫外線を照射して塗
布した材料を硬化させることを特徴とするハードコート
シートの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック基材
を劣化させず透明性を損なわないハードコート層の製造
方法である。プラスチック基材に有機材料を塗布し何ら
かの手段で有機材料を硬化させることによって基材を保
護する塗膜を形成することができる。硬度が高い被膜に
よって被覆する場合ハードコートという。材料を硬化す
るための手段によっては、基材そのものの品質を損ない
透明性を低下させ着色させるものもある。ヘッドランプ
やショーケース、眼鏡のレンズなどでは着色や失透は致
命的である。被膜形成のために基材が劣化失透するよう
ではいけない。本発明はそのような難点を克服し、基材
の劣化着色失透などを引き起こさない被膜製造方法をあ
たえることを目的とする。
【0002】本発明は、更に詳しくいえば、官能基を5
個以上有するアクリル単量体と官能基を1個〜4個を有
するアクリル単量体からなる混合組成物をプラスチック
基材に塗布後、電子線と紫外線の2段照射により硬化さ
せるハードコート層の製造方法である。
【0003】
【従来の技術】プラスチック基材を劣化させず透明性を
損なわないでその表面に傷が付かないように保護被膜を
形成しなければならないものは数多くある。例えば建築
材料(床材、ピータイル、プラスチック窓、机等)、イ
ンテリア材料(ショーケース、複製絵画)、包装材料
(絵柄を描いたバッグ)、自動車のランプカバー、眼鏡
レンズ(プラスチックレンズ)など広範囲の技術分野の
材料に見る事ができる。そのためのハードコート加工を
必要とする産業分野は極めて広い。
【0004】従来よりハードコート加工方法としては、 熱硬化塗料を塗布し、加熱乾燥する熱硬化方法 紫外線硬化塗料を塗布し、紫外線照射するUV硬化方
法 電子線硬化塗料を塗布し、電子線照射するEB硬化方
法 などがある。
【0005】これらの硬化方法は、液状の塗剤(材料)
を基材に塗布し何らかの手段によって塗剤(材料)を硬
化し硬質の膜とする。硬化方法に対応して塗剤も異な
る。適当な塗剤(塗膜の原料)と対応する硬化手段の組
み合わせによってさまざまの種類の塗膜が基材の上に形
成される。基材を物理的に保護するのが主な目的である
から塗膜は硬質で傷つきにくいと言う事が要求される。
さらに化学的にも基材を保護するという作用もある。そ
の膜形成を行う場合、膜硬化手段によって本体である基
材が失透し劣化し着色するようではいけない。基材の品
質を維持したままハードコート層をその上に形成する事
が望まれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの塗膜
加工はそれぞれ欠点がある。
【0007】熱硬化方法は、基材の劣化失透は起こら
ない。もっとも広く行われている被膜形成法である。し
かしながらエネルギーの低い熱作用で硬化させるので塗
膜の硬化に長時間を要する。能率の悪い方法である。大
量生産を行うためには、長大な熱乾燥炉が必要である。
設備費が高額で、広い設置面積が必要なことなどの欠点
があった。また、塗料を硬化する時、熱でプラスチック
基材が変形するという大きな問題があった。
【0008】UV硬化方法は、安価な設備費で狭い設
置面積に紫外線硬化装置を設置できる。比較的高速処理
が可能である。しかし紫外線の照射エネルギーが小さい
ため、着色塗料を塗布した場合や塗膜の膜厚が厚い場
合、表面層しか硬化できないという欠点があった。さら
に被膜の硬度が低く、その表面のハードコート性能は不
十分である。
【0009】EB硬化方法は、電子線照射装置を使う
ので比較的狭い設置面積に装置を設置できる。電子線照
射により瞬時に硬化するから高速処理が可能である。照
射エネルギーが大きいため、着色塗料による塗膜や厚い
塗膜でも硬化可能である。また、被膜は硬質であってハ
ードコート性能も比較的良好である。しかし塗料だけで
なく基材も電子線に被爆する。塗膜を強く硬化させるた
め強力な線量の電子線を当てるので時に基材を劣化させ
ることがある。透明な基材の場合は透明性を損ない着色
させてしまうという欠点があった。ヘッドランプカバー
のプラスチックやプラスチック眼鏡などを基材とする場
合僅かな失透、軽微な着色であっても不合格品になって
しまう。被膜硬化のために基材の品質を低下させてはな
らない。
【0010】プラスチック基材の劣化、着色、失透を伴
わないで基材の表面に高度なハードコート加工を施すこ
とができれば理想的である。そのような加工方法が多く
の技術分野において渇望されているところである。
【0011】ここで、高度なハードコート加工とは、塗
膜の表面を硬くして耐擦傷性を付与させると共に衝撃で
割れないように柔軟性を与える加工方法である。被膜に
硬度と柔軟性と言う相反する性質を持たせることのでき
る加工法である。プラスチック基材を劣化させず透明性
を損なわないで、耐擦傷性と耐衝撃性の両方を備えた高
度なハードコート層を製造する方法を提供することが本
発明の第1の目的である。簡単な工程で短時間に被膜硬
化できるハードコート加工方法を提供することが本発明
の第2の目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、プラスチ
ック基材を劣化させず透明性を損なわないで、その表面
に高度なハードコート層を加工する方法について鋭意研
究を重ねた。その結果、次の限定条件の下で、官能基を
5個以上有するアクリル単量体と官能基を1個〜4個を
有するアクリル単量体からなる混合組成物をプラスチッ
ク基材に塗布後、電子線と紫外線の2段照射を行う方法
を発明した。これによって、初めて前述の困難な課題を
解決し得る。
【0013】本発明のハードコート層の製造方法は、プ
ラスチック基材の上に、次の2つの成分、 A:官能基を5個以上有するアクリル単量体 B:官能基を1個〜4個を有するアクリル単量体 からなり、前記A対Bの比率が50〜80:20〜50
である混合組成物を1μm〜1mmの厚さに塗布し、電
子線を5Mrad以下の条件で照射することにより、前
記プラスチック基材上の塗膜を弱く硬化させ、紫外線を
50mJ/cm2 以上の条件で照射することにより、前
記プラスチック基材上の塗膜を完全に硬化させることを
特徴とするものである。
【0014】5以上の官能基を有するアクリル単量体A
は分子量が500以上であることが望ましい。また紫外
線を硬化に使うので塗膜材料に幾分の光重合開始剤を含
ませることも有効である。(A+B)の全重量に対して
1〜10重量%の光重合開始剤を混合して材料とすると
良い。図2は塗膜材料のA、B、Cの好ましい組成範囲
を示す。0.5≦A/(A+B)≦0.8でありかつ
0.01≦C/(A+B)≦0.1である。
【0015】図3に本発明のハードコート加工の工程を
示す。図3(1)はプラスチック基材1である。これは
平坦なものに限らない。例えばランプカバーの場合は球
形の曲面である。建材の場合も曲面を持つ物が多数あ
る。基材形状に拘らず本発明を適用することができる。
基材の形状は物自体の性質による。透明の場合もあり不
透明のこともある。着色している場合もある。図3
(2)は官能基5以上のアクリル単量体Aと、官能基1
〜4のアクリル単量体Bとの混合組成物を塗布して塗膜
2を形成することを示している。A/(A+B)の値
は、0.5〜0.8である。厚みは1μm〜1mmであ
る。この状態で塗膜は流動状(液状)である。図3
(3)は塗膜に電子線を照射して予備的な硬化(一次硬
化)をさせている工程を示している。電子線の照射量は
5Mrad以下である。図3(4)はさらに紫外線を照
射して塗膜を完全に硬化させる(二次硬化)工程を示
す。紫外線の量は50mJ/cm2 以上である。
【0016】放射線量の単位について述べる。1gの物
体に100ergの放射線エネルギーを与える場合これ
を1radという。Mradはこれの百万倍であり1g
の物体が10ジュールの放射線エネルギーを吸収したと
きの線量である。熱量の単位のcalを使うと1Mra
d=2.3cal/gということもできる。国際単位は
グレイGyであり、1kgの物体に1Jのエネルギーが
吸収されることを意味する。1Mrad=10000G
yである。国際単位のGyはなじみが薄くいまだにra
dが使われるので、ここではMradを単位とする。こ
の単位は放射線の種類や波長、加速電圧などとは無関係
に定義される。照射時間にも関係なく単位時間の照射量
の積分値である。面積でなくて重量が分母にくるので物
体の全体にわたっての照射量を表す。実際には物によっ
て表面と内部では照射量が違うがそのようなことはこの
量には現れない。放射線は内部まで貫通するものが多い
から重量を分母とする単位によって表現される事が多
い。
【0017】紫外線のエネルギーは対象の単位面積に照
射される紫外線エネルギーによって表される。紫外線の
波長には無関係に定義される量である。しかし測定器は
もちろん波長依存性をもつし、作用も波長によって異な
る。1cm2 の面積に1Jの紫外線エネルギーが注入さ
れる場合その線量はJ/cm2 である。mJ/cm2
その1/1000の値である。紫外線は材質によっては
内部まで入らないので表面積が分母になる単位で定義さ
れる。だからradとは異次元の単位で相互に換算する
ことはできない。MKS単位系ではJ/m2 となるはず
で(10J/m2 =1mJ/cm2 )あるがここではm
J/cm2 を使う。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成に係わる技術
内容、事項について詳細に説明する。 (1)機能発揮の原理 電子線により塗膜を完全硬化させるには、最低限5Mr
ad以上必要である。だから従来のEB硬化法では5M
rad以上の強力な電子線によって瞬時に硬化させてい
た。しかし電子線は塗膜で全部吸収されず基材にも到達
する。このような強い電子線にプラスチック基材がさら
されると、基材の種類によっては劣化したり着色したり
する。そのため製品価値が低下する。或いは商品として
全く使用できなくなることさえある。5Mrad以上と
いうような強力な電子線を使ってはいけない場合があ
る。しかし5Mrad以上でないと塗膜が完全硬化しな
い。
【0019】そこで本発明は、電子線と紫外線の2段階
照射によってこの難題を克服した。第1段階の電子線照
射では、プラスチック基材の劣化着色失透を起こさない
程度の低レベルの照射とする。つまり塗膜全体を弱く硬
化させるだけの照射を行う。第1段階の電子線照射で
は、プラスチック基材が劣化を起こさず透明性を損なわ
ない程度の照射条件で、かつ塗膜中の活性点を多く残し
ておく。
【0020】第2段階の紫外線照射では、塗膜が完全に
硬化する条件での照射を行う。第2段階の紫外線照射で
は、光重合開始剤の作用による塗膜の硬化と電子線によ
り残留した活性点での硬化によって塗膜を完全に硬化さ
せる。電子線や紫外線での単独照射よりも塗膜がより高
度に硬化する。そのために、耐擦傷性が向上するという
優れた効果が得られる。
【0021】ここで言う活性点とは、例えばラジカル
や、ラジカルに大気中の酸素が結合した過酸化物(過酸
化物ラジカル)であって、紫外線照射により(特に光重
合開始剤の存在の下に)反応を起こし、重合や架橋を起
こす起点となるものを言う。
【0022】電子線照射(数百keV〜数千keV)は
分子の結合エネルギー(数eV)に比べて桁違いに大き
なエネルギーを与えるため、塗膜全体を硬化させるため
のラジカルを直接発生させることができる。また、ラジ
カルの発生量は照射量に比例するため、硬化反応の強弱
などの制御を容易に行える。しかし、瞬間硬化(電子線
照射中だけ)であるため発生したラジカルの全てが硬化
反応に寄与しない。照射終了後も幾分かのラジカルは塗
膜中に活性点として残留する。
【0023】紫外線はそれ自身のエネルギーは低い(数
eV)。紫外線のエネルキーだけでは、塗膜材料の中で
硬化反応は生じにくい。そこで、あらかじめ光重合開始
剤を添加しておき、紫外線のエネルギーで光重合開始剤
がラジカルを発生させるようにする。ラジカルの作用に
よって塗膜が表面層から順次深部へと硬化してゆく。光
重合開始剤からラジカルが発生しその作用で順次硬化す
るがその反応は電子線照射に比べて遅い。一旦ラジカル
が発生すると、とどまる事なくラジカルがなくなるまで
反応が継続的に徐々に進行する。だから紫外線照射の後
で反応を中断することは難しい。
【0024】また、塗膜が厚い場合や着色された塗膜の
場合は、深部にまで紫外線が到達しないため、紫外線照
射だけでは硬化反応が不十分になる。しかし本発明で
は、先に電子線照射を行っているので、電子線照射によ
り発生したラジカルが未反応のまま残留した活性点が存
在する。この残留活性点が紫外線による硬化反応の起点
となるので、深部まで硬化が可能である。だから電子線
−紫外線の順に硬化反応をさせると完全に塗膜を硬化で
きるのである。
【0025】反対に、本発明と逆の順序の照射方法では
高度なハードコート層の製造は不可能である。紫外線照
射のときに活性点が少なく反応が起こりにくい。いきお
い電子線の照射量を増やさなければならないが、そうす
ると基材が劣化、着色、失透してしまう。
【0026】(2)本発明における使用原材料について
の説明 プラスチック基材 シート状、フィルム状、板状であれば良い。その材質
は、ポリカーボネイト、アクリル、ポリ塩化ビニル、ナ
イロン、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリプロピレンなどである。
【0027】アクリル単量体 アクリル単量体というのはアクリロイル基を含む単量体
のことである。ここで単量体というのは一般にモノマー
と呼ばれているものと、オリゴマーと呼ばれているもの
とを含むものとする。アクリロイル基が官能基である。
官能基数をMとする。本発明に用い得るアクリル単量体
について次に例示する。本発明においては、Mが5以上
の(M≧5)アクリル単量体A、4以下の(1≦M≦
4)アクリル単量体Bを使用する。アクリル単量体Aに
ついては、特に分子量が500以上のものを使用するの
がよい。
【0028】(A)官能基を5個以上有する(M≧5)
アクリル単量体としては、ジペンタエリスリトールペン
タアクリレ−ト、ジペンタエリスリトールヘキサアクリ
レート、ジペンタエリスリトールカプロラクトン付加物
へキサアクリレート及びそれらの変成物、官能基5個以
上のエポキシアクリレートオリゴマー、官能基5個以上
のポリエステルアクリレートオリゴマー、官能基5個以
上のウレタンアクリレートオリゴマ−などが使用でき
る。
【0029】(B)官能基を1個〜4個有する(1≦M
≦4)アクリル単量体としては、N−ビニル−2−ピロ
リドン、トリプロピレングリコールジアクリレート、ポ
リエチレングリコールジアクリレート、トリメチロール
プロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリ
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレー
ト及びそれらの変成物、官能基4個以下のエポキシアク
リレートオリゴマー、官能基4個以下のポリエステルア
クリレートオリゴマー、官能基4個以下のウレタンアク
リレートオリゴマーなどが使用できる。
【0030】光重合開始剤 光重合開始剤として一般に用いられているものは、例え
ばジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メ
チル−1−フェニルプロパン−1一オン、1−ヒドロキ
シシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1[4
−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフリノプロパン
−1などのアセトフェノン系開始剤、ベンゾイン、ベン
ジルジメチルケタール、ベンゾインイソプロピルエーテ
ルなどのベンゾイン系開始剤、ベンゾフェノン、ベンゾ
イル安息香酸メチルなどのベンゾフェノン系開始剤、チ
オキサンソン、イソプロピルチオキサンソン、2、4−
ジエチルチオキサンソンなどのチオキサンソン系開始剤
などがある。また硬化を促進する目的でトリエタノール
アミン、4−ジメチルアミノ安息香酸(n−ブトキシ)
エチルなどの光重合開始助剤を併用することもできる。
【0031】(3)限定条件についての説明 混合組成物において、官能基を5個以上有するアク
リル単量体(成分A)を少なくとも50%以上含ませる
理由は、耐擦傷性を付与するのに欠かせないからであ
る。塗膜の表面に耐擦傷性を持たせるには高い架橋密度
の塗膜を形成させる必要がある。そのためには官能基数
が5個以上の単量体を少なくとも50%以上、好ましく
は70%以上必要である。一方、かかる多官能のアクリ
ル単量体の使用が電子線照射時に効果的である理由は、
官能基数が多い単量体は硬化速度が著しく速く、そのた
め活性点が残留しやすいためである。
【0032】 混合組成物において、官能基を1個〜
4個有するアクリル単量体(成分B)を含ませる理由
は、塗膜表面の架橋密度が高くなりすぎるのを防止する
ためである。電子線と紫外線の両方を照射するため、官
能基の多い成分Aのみでは、架橋密度が高くなりすぎ
る。架橋密度が余りに高いと塗膜の剛性が増大し柔軟性
がなくなる。塗膜の柔軟性がないため、少しの衝撃で塗
膜が割れやすくなる。これは困る。そこで、架橋密度の
調節の為、柔軟性を与える成分Bを混合させる必要があ
る。低官能基数のアクリル単量体Bは全体重量の20%
〜50%必要である。
【0033】 電子線照射について 一次硬化のための電子線の適当な加速電圧は100〜3
000kVである。より好ましくは150〜300kV
である。線量は、基材を劣化させず透明性を損なわない
ためには、極力低線量が好ましい。また、塗膜の表面以
外の部分を柔軟にして耐衝撃性を持たせる必要があるた
めにも線量を低く抑える必要がある。基材劣化を防ぎ耐
衝撃性を確保できる電子線量は樹脂配合によって異なる
が、通常5Mrad以下である。さらに好ましくは3M
rad以下である。照射雰囲気は、窒素、希ガスのよう
な不活性ガス雰囲気が好ましい。
【0034】 紫外線照射について 紫外線照射装置は、一般に波長200〜450nmの紫
外線を発生する線源である。その種類として高圧水銀ラ
ンプ、メタハライドランプなどがある。照射雰囲気は一
般には大気中である。望ましい照射量は、塗膜の表面を
完全に硬化させる必要があるので、360nmにピーク
を持つ照度計で測定して、50mJ/cm2 以上であ
る。より好ましくは100mJ/cm2 以上である。
【0035】
【実施例】[実施例1]厚さ1mmのポリカーボネイト
板を基材として用い、これに下記配合の混合組成物をバ
ーコーターにて塗布厚さ10μmになるように塗布し
た。 A成分 カヤラッドDPHA(※1) 60重量部 B成分 アロニックスM8100(※2) 20重量部 NKエステルA400(※3) 20重量部 その他 イルガキユア184(※4) 3重量部 (※1)6官能のアクリル単量体(ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート ) 日本化薬(株)製 (※2)3官能のアクリル単量体(ポリエステルアクリレートオリゴマー)東亜 合成化学工業(株〉製 (※3)2官能のアクリル単量体(ポリエチレングリコールジアクリレート)新 中村化学工業(株)製 (※4)光重合開始剤(1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン)日本チ バガイギー(株)製
【0036】本配合におけるA対Bの比率は、60:4
0である。塗布後直ちに電子線照射装置を用いて、窒素
雰囲気中、加速電圧150kV、線量2Mradの条件
にて照射し、単量体組成物を弱く硬化させた。次いで紫
外線照射装置で、大気雰囲気中、照射量300mJ/c
2 にて塗膜を硬化した。塗膜生成条件を表1に、基材
の状態及び塗膜の性能を表2に示す。基材の変色・劣化
がなく、塗膜性能も良好である。
【0037】[実施例2]厚さ50μmの白色インキが
印刷されたポリ塩化ビニル製フロアマットを基材として
用い、これに下記配合の混合組成物をバーコーターにて
塗布厚さ50μmになるように塗布した。 A成分 NKオリゴ15HA(※5) 70重量部 B成分 カヤラッドTMPTA(※6) 15重量部 カヤラッドR−564(※7) 15重量部 その他 イルガキュア184 5重量部 (※5)15官能のアクリル単量体(ウレタンアクリレートオリゴマー)新中村 化学工業(株)製 (※6)3官能のアクリル単量体(トリメチロールプロパントリアクリレート) 日本化薬(株)製 (※7)1官能のアクリル単量体(フェノキシジエチレングリコールアクリレー ト)日本化薬(株)製
【0038】本配合におけるA対Bの比率は、70:3
0である。塗布後直ちに電子線照射装置を用いて、窒素
雰囲気中、加速電圧200kV、線量5Mradの条件
にて照射し、単量体組成物を弱く硬化させた。次いで紫
外線照射装置で、大気雰囲気中、照射量80mJ/cm
2 にて塗膜を硬化した。この条件での基材の状態及び塗
膜の性能を表2に示す。基材の変色・劣化がなく、塗膜
性能も良好である。
【0039】[実施例3]厚さ50μmの白色インキが
印刷されたポリ塩化ビニル製フロアマットを基材として
用い、これに下記配合の混合組成物をバーコーターにて
塗布厚さ200μmになるように塗布した。 A成分 カヤラッドDPCA−60(※8) 25重量部 NKオリゴ15HA 25重量部 B成分 NKエステルA400 25重量部 カヤラッドR−167(※9) 25重量部 その他 イルガキュア184 5重量部 (※8)6官能のアクリル単量体(ジペンタエリスリトールカプロラクトン付加 物ヘキサアクリレート)日本化薬(株)製 (※9)2官能のアクリル単量体(ECO変成1・6ヘキサンジオールジアクリ レート)日本化薬(株)製
【0040】本配合におけるA対Bの比率は、50:5
0である。塗布後直ちに電子線照射装置を用いて、窒素
雰囲気中、加速電圧300kV、線量3Mradの条件
にて照射し、単量体組成物を弱く硬化させた。次いで紫
外線照射装置で、大気雰囲気中、照射量100mJ/c
2 にて塗膜を硬化した。塗膜生成条件を表1に示す。
この条件での基材の状態及び塗膜の性能を表2に示す。
基材の変色・劣化がなく、塗膜性能も良好である。
【0041】[実施例4]厚さ1mmのポリカーボネイ
ト板を基材として用い、これに下記配合の混合組成物を
バーコーターにて塗布厚さ5μmになるように塗布し
た。 A成分 NKオリゴU6HA(※10) 40重量部 カヤラッドDPHA 40重量部 B成分 カヤラッドR−167 10重量部 カヤラッドTPGDA(※11) 10重量部 その他 イルガキュア184 5重量部 (※10)6官能のアクリル単量体(ウレタンアクリレートオリゴマー)新中村 化学工業(株)製 (※11)2官能のアクリル単量体(トリプロピレングリコールジアクリレート )日本化薬(株)製
【0042】本配合におけるA対Bの比率は、80:2
0である。塗布後直ちに電子線照射装置を用いて、窒素
雰囲気中、加速電圧150kV、線量1Mradの条伴
にて照射し、単量体組成物を弱く硬化させた。次いで紫
外線照射装置で、大気雰囲気中、照射量200mJ/c
2 にて、塗膜を硬化した。基材の状態及び塗膜の性能
を表2に示す。基材の変色・劣化がなく、塗膜性能も良
好である。
【0043】[実施例5]厚さ50μmの白色インキが
印刷されたポリ塩化ビニル製フロアマットを基材として
用い、これに下記配合の混合組成物をバーコーターにて
塗布厚さ10μmになるように塗布した。 A成分 NKオリゴU324A(※12) 40重量部 カヤラッドDPHA 30重量部 B成分 カヤラッドR−167 30重量部 その他 イルガキュア184 4重量部 (※12)5官能のアクリル単量体(ウレタンアクリレートオリゴマー)新中村 化学工業(株)製
【0044】本配合におけるA対Bの比率は、70:3
0である。塗布後直ちに電子線照射装置を用いて、窒素
雰囲気中、加速電圧150kV、線量3Mradの条件
にて照射し、単量体組成物を弱く硬化させた。次いで紫
外線照射装置で、大気雰囲気中、照射量150mJ/c
2 にて、塗膜を硬化した。この条件での基材の状態及
び塗膜の性能を表2に示す。基材の変色・劣化がなく、
塗膜性能も良好である。
【0045】[比較例] [比較例1]厚さ1mmのポリカーボネイト板を基材と
して用い、これに下記配合の混合組成物をバーコーター
にて塗布厚さ10μmになるように塗布した。 本配合におけるA対Bの比率は、60:40である。
【0046】塗布後直ちに電子線照射装置を用いて、窒
素雰囲気中、加速電圧150kV、線量2Mradの条
件にて照射し、単量体組成物を弱く硬化させた。次いで
紫外線照射装置で、大気雰囲気中、照射量30mJ/c
2 にて、塗膜を硬化した。この条件での基材の状態及
び塗膜の性能を表2に示す。紫外線照射量が限定条件よ
り少ないため、基材の変色・劣化はないが、塗膜性能の
中の硬度が低下している。
【0047】[比較例2]厚さ50μmの白色インキが
印刷されたポリ塩化ビニル製フロアマットを基材として
用い、これに下記配合の混合組成物をバーコーターにて
塗布厚さ50μmになるように塗布した。
【0048】本配合におけるA対Bの比率は、30:7
0である。塗布後直ちに電子線照射装置を用いて、窒素
雰囲気中、加速電圧200kV、線量5Mradの条件
にて照射し、単量体組成物を弱く硬化させた。次いで紫
外線照射装置で、大気雰囲気中、照射量80mJ/cm
2 にて、塗膜を硬化した。厚み、Aの比率、電子線量、
紫外線量など塗膜生成条件を表1に示す。この条件での
基材の状態及び塗膜の性能を表2に示す。配合比の比率
が限定条件より少ないため、基材の変色・劣化はない
が、塗膜性能の中の硬度が低下している。
【0049】[比較例3]厚さ50μmの白色インキが
印刷されたポリ塩化ビニル製フロアマットを基材として
用い、これに下記配合の混合組成物をバーコーターにて
塗布厚さ200μmになるように塗布した。 A成分 カヤラッドDPCA−60 25重量部 NKオリゴ15HA 25重量部 B成分 NKエステルA400 25重量部 カヤラッドR−167 25重量部 その他 イルガキュア184 5重量部
【0050】本配合におけるA対Bの比率は、50:5
0である。塗布後直ちに電子線照射装置を用いて、紫外
線照射装置で、大気雰囲気中、照射量300mJ/cm
2 にて、塗膜を硬化した。厚み、Aの比率、電子線量、
紫外線量など塗膜生成条件を表1に示す。この条件での
基材の状態及び塗膜の性能を表2に示す。電子線照射を
行っていないので、基材の変色・劣化はないが、塗膜性
能の中の硬度が低下している。
【0051】[比較例4]厚さ1mmのポリカーボネイ
ト板を基材として用い、これに下記配合の混合組成物を
バーコーターにて塗布厚さ5μmになるように塗布し
た。
【0052】本配合におけるA対Bの比率は、80:2
0である.塗布後直ちに電子線照射装置を用いて、窒素
雰囲気中、加速電圧150kV、線量10Mradの条
件にて照射し、単量体組成物を弱く硬化させた。次いで
紫外線照射装置で、大気雰囲気中、照射量200mJ/
cm2 にて、塗膜を硬化した。この条件での基材の状態
及び塗膜の性能を表2に示す。電子線照射が限定条件よ
り多いため、基材の変色が見られる。塗膜性能の中の耐
衝撃性が低下している。
【0053】[比較例5]厚さ50μmの白色インキが
印刷されたポリ塩化ビニル製フロアマットを基材として
用い、これに下記配合の混合組成物をバーコーターにて
塗布厚さ10μmになるように塗布した。 A成分 NKオリゴU324A 40重量部 カヤラッドDPHA 30重量部 B成分 カヤラッドR−167 30重量部
【0054】本配合におけるA対Bの比率は、70:3
0である。塗布後直ちに電子線照射装置を用いて、窒素
雰囲気中、加速電圧150kV、線量10Mradの条
件にて照射し、単量体組成物を硬化させた。厚み、Aの
比率、電子線量、紫外線量など塗膜生成条件を表1に示
す。この条件での基材の状態及び塗膜の性能を表2に示
す。電子線照射が限定条件より多いため、基材の変色・
劣化が見られる.塗膜性能の中の耐衝撃性が低下してい
る。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】 強度低下 照射前の引張り強度に対する照射後の引張り強度の変化 変色 照射前の基材と比較して照射後の変色程度を目視で判定 ◎=変色なし ○=僅かに変色しているが実用上問題なし △=変色している ×=変色が激しい 硬度JIS−K−5400の8.4.2での鉛筆硬度(B〜7Hの鉛筆によっ て5本の線を引き3本以上傷ついた場合その鉛筆硬度の一つ下の硬度とする) 硬度スチールウール#0000番を用いて、塗膜を10回擦ったときの表面状 態を目視にて判定 ◎=全く傷がない ○=傷が1〜3本入っている △=傷が4〜10本入っている ×=傷が10本以上入っている 耐衝撃性JIS−K−5400の8.3に準じた方法 ◎=塗膜割れ無し ○=塗膜に少しクラックが生じている △=塗膜が少し割れている ×=塗膜が全体に割れている
【0058】
【発明の効果】本発明の第一の効果は、電子線照射と紫
外線照射を行うことにより、プラスチック基材を劣化さ
せず透明性を損なわないで、ハードコート層の加工を行
えるようにしたことである。第二の効果は、高官能基数
のアクリル単量体と低官能基数のアクリル単量体の混合
物を材料とするので、耐衝撃性と耐擦傷性という相反す
る機能を備えた高品質のハードコート層を生成できる、
ということである。第三の効果は高い生産性を持つ電子
線照射装置と紫外線照射装置を使うので、工業的な観点
から見て極めて容易な工程で安定して実施できるという
事である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハードコート加工を行う為の塗膜の組
成A+Bの比を表す図。上横軸は5個以上の官能基を持
つアクリル単量体の比率、下横軸は1個〜4個の官能基
をもつアクリル単量体の比率。
【図2】A+B+Cよりなる塗膜の混合材料の組成の適
当な比の値の範囲を示す図。
【図3】本発明の塗膜の製造工程図。図3(1)は被覆
すべき対象であるプラスチック基材1を示す。図3
(2)は官能基5以上のアクリル単量体Aと、官能基1
〜4のアクリル単量体Bとの混合組成物を塗布して塗膜
2を形成することを示している。図3(3)は塗膜に電
子線を照射して予備的な硬化(一次硬化)をさせている
工程を示している。図3(4)はさらに紫外線を照射し
て塗膜を完全に硬化させる(二次硬化)工程を示す。
【図4】本発明の実施例1〜5の塗膜厚み、A/(A+
B)、電子線照射量、紫外線照射量など製造条件を示す
グラフ。
【図5】比較例1〜5の塗膜厚み、A/(A+B)、電
子線照射量、紫外線照射量など製造条件を示すグラフ。
【符号の説明】
1 プラスチック基材 2 塗膜 3 電子線 4 紫外線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック基材の上に、官能基を5個
    以上有するアクリル単量体Aと、官能基を1個〜4個を
    有するアクリル単量体Bとを含み、前記A対Bの比率が
    50〜80:20〜50である混合組成物を1μm〜1
    mmの厚さに塗布し、5Mrad以下の電子線を照射
    し、さらに50mJ/cm2 以上の紫外線を照射して塗
    布した材料を硬化させることを特徴とするハードコート
    層の製造方法。
  2. 【請求項2】 5個以上の官能基を有するアクリル単量
    体Aが分子量500以上であることを特徴とする請求項
    1に記載のハードコート層の製造方法。
  3. 【請求項3】 5個以上の官能基を有するアクリル単量
    体Aと1〜4個の官能基を有するアクリル単量体Bの総
    量(A+B)に対して、1〜10重量%の光開始剤を含
    むことを特徴とする請求項1又は2に記載のハードコー
    ト層の製造方法。
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