JPH11208538A - 不整地走行作業車両 - Google Patents

不整地走行作業車両

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JPH11208538A
JPH11208538A JP10032009A JP3200998A JPH11208538A JP H11208538 A JPH11208538 A JP H11208538A JP 10032009 A JP10032009 A JP 10032009A JP 3200998 A JP3200998 A JP 3200998A JP H11208538 A JPH11208538 A JP H11208538A
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JP
Japan
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traveling
vehicle
vehicle body
work
work vehicle
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JP10032009A
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English (en)
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Kenzo Hoashi
建三 帆足
Masazo Mita
雅三 三田
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Komatsu Engineering Corp
Original Assignee
Komatsu Engineering Corp
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Publication date
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/02Travelling-gear, e.g. associated with slewing gears
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/02Travelling-gear, e.g. associated with slewing gears
    • E02F9/028Travelling-gear, e.g. associated with slewing gears with arrangements for levelling the machine

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 急傾斜地や滑らかでない傾斜地でも車両を安
定させて走行および作業でき、オペレータの操作性を向
上できる不整地走行作業車両を提供する。 【解決手段】 作業機3および運転室4が搭載された車
体2と、車体2に取着された走行装置とを備えて不整地
で作業する不整地走行作業車両1において、車体2の前
部および後部に少なくとも3個以上設けられ、それぞれ
が少なくとも1個のアームより成り、かつ車体2に上下
方向に揺動自在に取着されたリンク装置20と、各リン
ク装置20の先端部に取着された走行部50,50a
と、走行部50,50aを駆動する駆動源52と、進行
方向転換を行う操向手段10,10a,10bとを備え
る。位置制御装置70により、急傾斜地で各走行部50
の上下位置を制御して車両重心位置を所定の範囲内に制
御して、車体2を安定させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、急傾斜地や滑らか
でない傾斜地等の不整地において、安定して走行できる
と共に、安定した土工作業やクレーン作業等が可能な不
整地走行作業車両に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、傾斜地等の不整地における土工作
業には主としてブルドーザや油圧ショベル等が用いら
れ、クレーン作業には主としてラフテレンクレーン等が
用いられている。これらの作業車両は通常、車体の上部
に運転室を設け、また車体の下部にクローラ式の走行装
置や大型車輪を装着して不整地での走行ならびに作業を
可能にしている。また、ラフテレンクレーン等ではさら
にアウトリガを備えて不整地における作業時の車両の安
定性を確保している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の作業車両においては、車体と一体のフレー
ムにクローラ式の走行装置や大型車輪が装着されている
ので、走行及び作業を行う不整地の傾斜や形状には限界
があり、勾配が急な急傾斜地、あるいは、階段状の起伏
を成すような滑らかでない傾斜地での走行及び作業は転
倒等の危険を伴うので極めて困難である。また、急傾斜
地等では運転室が傾斜に沿って傾くので、オペレータの
姿勢は非常に不安定となり、操作時の不安定感が増大す
ると共に、操作性が非常に低下するという問題がある。
【0004】本発明は上記の問題点に着目してなされた
もので、急傾斜地や滑らかでない傾斜地でも車両を安定
させて走行および作業でき、オペレータの操作性を向上
できる不整地走行作業車両を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用および効果】上記の
目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、上部
に作業機3および運転室4を搭載した車体2と、車体2
に取着された走行装置とを備え、走行装置で不整地を走
行して作業機3で作業する不整地走行作業車両1におい
て、車体2の前部および後部に合わせて少なくとも3個
以上設けられ、それぞれが、少なくとも1個のアームよ
り成り、かつ、車体2に上下方向に揺動自在に取着され
たリンク装置20と、各リンク装置20の先端部に取着
された走行自在な走行部50,50aと、少なくとも1
個の走行部50,50aの走行を駆動する駆動源52
と、走行部50,50aによる走行時の進行方向転換を
行う操向手段10,10a,10bとを備えた構成とし
ている。
【0006】請求項1に記載の発明によると、車体の前
後に合わせて少なくとも3個のリンク装置を設け、この
リンク装置の先端部に取着した走行部により接地するの
で、急傾斜地でも車体を安定させて支持することができ
る。また、このリンク装置を上下方向に揺動自在に設け
たので、走行部を所定の位置に上昇あるいは下降させる
ことができる。したがって、急傾斜地や滑らかでない不
整地でも車体をほぼ水平な安定した状態に保ちながら、
走行および作業を行うことが可能であるとともに、駆動
源や操向手段により自由な走行および作業が可能であ
る。
【0007】請求項2に記載の発明は、上部に作業機3
および運転室4を搭載した車体2と、車体2に取着され
た走行装置とを備え、走行装置で不整地を走行して作業
機3で作業する不整地走行作業車両1において、車体2
の前部および後部に合わせて少なくとも3個以上設けら
れ、それぞれが、左右方向に揺動可能な平行リンク装置
30を有する中間アーム22を含むアームを少なくとも
1個備え、かつ、車体2に上下方向に揺動自在に取着さ
れたリンク装置20と、各リンク装置20の先端部に取
着された走行自在な走行部50,50aと、少なくとも
1個の走行部50,50aの走行を駆動する駆動源52
と、走行部50,50aによる走行時の進行方向転換を
行う操向手段10,10a,10bとを備えた構成とし
ている。
【0008】請求項2に記載の発明によると、前記請求
項1の発明と同様に不整地や急傾斜地での安定した走行
および作業が可能であるとともに、リンク装置内に左右
方向に揺動可能な平行リンク装置を有する中間アームを
設けたので、走行部は車体に対して左右に平行移動可能
となる。したがって、走行地面の地形に合わせて進行方
向に対して左右の走行部間の外幅を拡大して車両の安定
性を増加したり、狭隘な場所では左右の走行部間の外幅
を縮小して走行することができ、この結果、地形に対す
る車両の走行適応性を増大させることができる。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
記載の不整地走行作業車両において、前記各走行部5
0,50aを車体2の最下面よりも上方又は下方に位置
することができるように、前記リンク装置20を揺動可
能に設けた構成としている。
【0010】請求項3に記載の発明によると、急傾斜地
や、例えば階段状の斜面のような滑らかでない傾斜地で
は、低地側の走行部を車体より下方に位置させ、高地側
の走行部を車体より上方に位置させることによって、車
体をほぼ水平に、かつ、地面に近い位置まで下げて保持
することができる。したがって、走行時および作業時に
おける車体の安定性およびオペレータの安定感が向上す
る。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1又は2
記載の不整地走行作業車両において、前記操向手段10
は、前記車体2を互いに連結ピン6により水平方向に回
動自在に連結された前部車体2aと後部車体2bとに分
割するとともに、前部車体2aおよび後部車体2bのい
ずれか一方に少なくとも1個の前記リンク装置20を備
え、この前部車体2aと後部車体2bとの間を操向シリ
ンダ11により連結している。
【0012】請求項4に記載の発明によると、操向シリ
ンダを伸縮することにより前部車体と後部車体とを連結
ピンを中心として水平方向に回動できる。前部車体およ
び後部車体にはそれぞれ走行部を有するリンク装置が少
なくとも1個備えられているので、これによりアーティ
キュレート式の操向装置が構成される。このアーティキ
ュレート式の操向装置により、不整地走行作業車両の操
向が可能となる。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1又は2
記載の不整地走行作業車両において、前記操向手段10
aは、前記各リンク装置20の基端部が上下方向に揺動
自在に取着された基端ブラケット25を車体2に左右方
向に回動自在に取着するとともに、この基端ブラケット
25と車体2との間を操向シリンダ11により連結して
構成されている。
【0014】請求項5に記載の発明によると、操向シリ
ンダを伸縮することによって、車体の前部または後部
の、走行部を有するリンク装置の基端部を車体に対して
左右いずれかの方向に回動させる。このとき、車体前部
または後部の同一側にリンク装置が2個以上取着されて
いる場合には、同一側の各リンク装置を同一方向に所定
角度だけ回動させる。これによって、車両の操向が可能
となる。この場合、前方および後方のリンク装置を互い
に反対方向に回動すると、より小さな旋回半径で走行す
ることができる。また、前後のリンク装置を同一方向に
回動することにより車両を斜め方向に移動させることも
可能となり、不整地走行作業車両の操向性能が向上して
地形に適応させて走行することができる。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項1又は2
記載の不整地走行作業車両において、前記操向手段10
bは、前記各走行部50,50aをそれぞれに対応する
リンク装置20の先端部に左右方向に回動自在に取着す
るとともに、この走行部50,50aとリンク装置20
との間を操向シリンダ11により連結して構成されてい
る。
【0016】請求項6に記載の発明によると、操向シリ
ンダを伸縮することによって、車体の前部または後部に
取着された各リンク装置に設けられた走行部をリンク装
置に対して左右いずれかの方向に回動させる。このと
き、車体の前方または後方の同一側に走行部が2個以上
設けられている場合には、同一側の各走行部を同一方向
に所定角度だけ回動させる。これによって、車両の操向
が可能となる。この場合、前後の走行部を互いに反対方
向に回動することにより、旋回半径をより小さくするこ
とが可能である。また、前後の走行部を同一方向に回動
することにより車両を斜め方向に移動させることが可能
となり、不整地走行作業車両の操向性能が向上して地形
に適用させて走行することができる。
【0017】請求項7に記載の発明は、請求項1又は2
記載の不整地走行作業車両において、前記車体2の下部
に、それぞれ駆動源42を有する左右一対のクローラ4
1,41を備えたクローラ式走行装置40を設けてい
る。
【0018】請求項7に記載の発明によると、各リンク
装置を上方に揺動させて各走行部を車体下部のクローラ
式走行装置の最下面よりも上方に上昇させ、このクロー
ラ式走行装置を接地させる。そして、駆動源(例えば油
圧モータ)で左右のクローラを互いに逆方向に駆動する
ことにより、車両のその場旋回が可能となる。この結
果、狭隘な場所での車体の方向転換を容易に行うことが
できる。
【0019】請求項8に記載の発明は、請求項1又は2
記載の不整地走行作業車両において、前記車体2の下部
に、車体2を旋回自在に支持する支持脚体43を設けた
構成としている。
【0020】請求項8に記載の発明によると、各リンク
装置を上方に揺動させて各走行部を車体下部の支持脚体
の最下面よりも上方に上昇させ、この支持脚体を接地さ
せる。この後、支持脚体に対して車体を旋回することに
より車両のその場旋回が可能となり、狭隘な場所での車
体の方向転換を容易に行うことができる。
【0021】請求項9に記載の発明は、請求項1又は2
記載の不整地走行作業車両において、前記走行部50は
走行自在なクローラ51を有する構成としている。
【0022】請求項9に記載の発明によると、走行部は
クローラを有しているので、車両の接地圧は低くなり、
また駆動力も大きくできる。したがって、不整地、特に
湿地や河川岸などでの走破性が良好である。
【0023】請求項10に記載の発明は、請求項1又は
2記載の不整地走行作業車両において、前記走行部50
aは車輪59を有する構成としている。
【0024】請求項10に記載の発明によると、走行部
は車輪を有しているので、高速での走行が可能となり、
また乗り心地を良くすることができる。
【0025】請求項11に記載の発明は、請求項1又は
2記載の不整地走行作業車両において、前記走行部5
0,50aの前後方向の一端部は前記リンク装置20の
アームの先端部に上下方向に回動自在に取着され、他端
部は走行部50,50aがこの上下方向に回動するよう
に弾性体65により付勢されている。
【0026】請求項11に記載の発明によると、走行部
の前後方向の一端部がリンク装置に回動自在に取着され
ており、走行部はこの回動の中心軸回りに上下方向に回
動することにより地面の傾斜に沿って接地することが可
能となる。しかも、走行部の他端部は弾性体により付勢
されているので、地面に接地面が押し付けられ、常に安
定した接地状態が確保される。この結果、不整地や、湿
地などの軟弱地においても、走行部は車両を低い接地圧
で安定して支持することができる。
【0027】請求項12に記載の発明は、上部に作業機
3および運転室4を搭載した車体2と、車体2に取着さ
れた走行装置とを備え、走行装置で不整地を走行して作
業機3で作業する不整地走行作業車両1において、車体
2の前部および後部に合わせて少なくとも3個以上設け
られ、それぞれが、少なくとも1個のアームより成り、
かつ、車体2に上下方向に揺動自在に取着されたリンク
装置20と、各リンク装置20の先端部に取着された走
行自在な走行部50,50aと、少なくとも1個の走行
部50,50aの走行を駆動する駆動源52と、走行部
50,50aによる走行時の進行方向転換を行う操向手
段10,10a,10bと、各走行部50,50aの接
地点を通る鉛直線上の点で形成される同一水平面上の外
郭線Eの範囲内に車両重心が位置するように各リンク装
置20の位置を制御する位置制御装置70とを備えた構
成としている。
【0028】請求項12に記載の発明によると、傾斜地
や、例えば階段状になったような滑らかでない不整地に
おいても、常に車両が転倒しないような安全範囲内に車
両の重心位置が位置するようにリンク装置の位置が制御
される。したがって、不整地において、不整地走行作業
車両は安全に走行および作業を行うことができる。
【0029】請求項13に記載の発明は、請求項1又は
2記載の不整地走行作業車両において、前記作業機3お
よび運転室4を、車体2上に旋回自在に設けられた上部
旋回体5の上部に搭載している。
【0030】請求項13に記載の発明によると、車体の
周囲の作業位置などに対応して上部旋回体を旋回させ、
作業機および運転室の向きを任意に変更できるので、作
業性および安全性が向上する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る不整地走行
作業車両の実施形態について、図1〜図16を参照して
詳述する。
【0032】図1は不整地走行作業車両1の一実施例を
表わす側面図であり、図2はその平面図である。車体2
の上部には作業機3(例えば土工機、クレーン等)およ
び運転室4を搭載した上部旋回体5が旋回自在に搭載さ
れている。車体2は前部車体2aと後部車体2bとから
成り、前部車体2aと後部車体2bは連結ピン6により
左右に回動可能に連結されている。そして、前部車体2
aと後部車体2bとの間には左右一対の操向シリンダ1
1,11が回動自在に取着されており、この操向シリン
ダ11,11の駆動により前部車体2aと後部車体2b
とが互いに回動するアーティキュレート式の操向手段1
0を構成している。
【0033】車体2の前後部には各2個のリンク装置2
0が設けられている。すなわち、前部車体2aの左右両
端部には前方に向けて第1リンク装置20aおよび第2
リンク装置20bが取着され、車体後部2bの左右両端
部には後方に向けて第3リンク装置20cおよび第4リ
ンク装置20dが取着されている。第1リンク装置20
a、第2リンク装置20b、第3リンク装置20cおよ
び第4リンク装置20dはそれぞれ同一の構成となって
おり、ここでは第1リンク装置20aについて説明す
る。
【0034】第1リンク装置20aは基端アーム21
と、平行リンク装置30を有する中間アーム22と、先
端アームブラケット23と、先端アーム24とを備えて
いる。前記基端アーム21の基端部は前部車体2aに固
設された基端ブラケット25に上下方向に揺動自在に取
着されていて、基端アーム21と基端ブラケット25と
の間に取着された基端アームシリンダ26によって基端
アーム21は起伏されるようになっている。基端アーム
21の先端部には中間アーム22の基端部が左右方向に
揺動自在に取着され、また、中間アーム22の先端部に
は先端アームブラケット23の基端部が左右方向に揺動
自在に取着されている。さらに、先端アームブラケット
23の先端部には先端アーム24が上下方向に揺動自在
に取着されており、先端アームブラケット23と先端ア
ーム24との間に取着されている先端アームシリンダ2
7によって先端アーム24が起伏されるようになってい
る。また、先端アーム24の先端部にはクローラ51を
有する走行部50が取着されており、この走行部50は
付設された駆動源52(例えば油圧モータ等)により駆
動される。
【0035】また、車体2の下部には、左右一対のクロ
ーラ41,41を有するクローラ式走行装置40が取着
されている。そして、各クローラ41には駆動源42
(例えば油圧モータ等)が取着されており、この駆動源
42によって各クローラ41が駆動されるようになって
いる。
【0036】次に、平行リンク装置30について説明す
る。図3は平行リンク装置30を有する中間アーム22
の側面図であり、図4はその平面図である。図3および
図4において、基端アーム21の先端部には中間アーム
22の基端部が第1ピン31により左右方向に揺動自在
に連結されており、この中間アーム22の先端部には先
端アームブラケット23の基端部が第2ピン32により
左右方向に揺動自在に連結されている。また、中間アー
ム22の側面部には平行に平行リンク33が配設されて
おり、この平行リンク33の一端部は第3ピン34によ
り基端アーム21の先端部側面に設けられた第1ブラケ
ット21aに連結され、他端部は第4ピン35により先
端アームブラケット23の側面に設けられた第2ブラケ
ット23aに連結されている。そして、これらの第1ピ
ン31、第2ピン32、第3ピン34および第4ピン3
5は平行四辺形を構成している。また、中間アーム22
の側面部と先端アームブラケット23の前記第2ブラケ
ット23aとは平行リンクシリンダ36により連結され
ている。よって、これらにより平行リンク装置30が構
成されている。図4に示すように、平行リンクシリンダ
36を伸縮すると中間アーム22は第1ピン31を中心
として細い2点鎖線で示すように左右に揺動する。この
とき、先端アームブラケット23は中間アーム22に対
して第2ピン32を中心として左右方向に揺動し、基端
アーム21と先端アームブラケット23とは常に平行を
保つようになっている。
【0037】次に、走行部50の装着構造について説明
する。図5は先端アーム24に取着された走行部50の
側面一部断面図である。先端アーム24の先端部には走
行部50のトラックフレーム53の一端部がピン54に
より上下方向に揺動自在に取着されており、トラックフ
レーム53の他端部には第1ロッド60の一端部が水平
方向のピン61により回動自在に取着されている。ま
た、先端アーム24の基端部には第2ロッド62の一端
部が水平方向のピン63により回動自在に取着されてお
り、この第2ロッド62の他端部は第1ロッド60の中
心部に軸心方向に設けられた穴64に摺動自在に挿入さ
れている。そして、第1ロッド60の外周面に形成され
た端面60aと第2ロッド62の外周面に形成された端
面62aとの間には弾性体(例えばバネ)65が配設さ
れており、この弾性体65はピン54を中心として下向
きにトラックフレーム53を回動させるように常に付勢
している。したがって、走行部50は細い2点鎖線で示
すようにピン54を中心として上下方向に起伏自在とな
っており、よってクローラ51は常に地面7に対して全
面が接地する方向に付勢されている。
【0038】前記運転室4内には、各リンク装置20
a,20b,20c,20dのそれぞれのアーム及び走
行部50の位置を操作する操作レバー(図示せず)、お
よび、操向方向を操作する操向レバー(図示せず)が設
けられている。そして、これらの操作量に応じて、図示
しない制御回路によって、各駆動シリンダ等のアクチュ
エータが制御される。
【0039】次に、作動について説明する。走行時に
は、図1に示すように、まず第1リンク装置20a、第
2リンク装置20b、第3リンク装置20cおよび第4
リンク装置20dを俯伏させ、第1、第2、第3、第4
リンク装置20a,20b,20c,20dの先端部に
取着された各走行部50を下降させて地面7に接地さ
せ、車体2、及び車体2の下部に取着されたクローラ式
走行装置40のクローラ41を地面7から浮上させる。
この後、それぞれの駆動源52により各走行部50を駆
動して走行する。このとき、図2で細い2点鎖線により
示すように平行リンク装置30を作動させて左右の走行
部50,50間の外幅を狭め、前方車体2a側の左右の
走行部50,50間の外幅W2、および後部車体2b側
の左右の走行部50,50間の外幅W3を車体2の幅W
1より小さくすることにより、走行地面が狭い場所の走
行が可能である。
【0040】次に、不整地における走行または作業状態
の一例を図6に示す。同図に示すように前下がりの地形
において、前部車体2a側の走行部50をクローラ式走
行装置40の下面H−Hより下方に下げて傾斜している
地面7に接地させ、後部車体2b側の走行部50を前記
下面H−Hより上方に上げて傾斜している地面7に接地
させる。そして、各リンク装置20a〜20dのそれぞ
れのアームの位置を操作することにより、車体2の位置
を地面7の近傍まで下げることができると共に、車体2
をほぼ水平に保つことができる。したがって、車体2の
安定性が向上し、かつオペレータが安定感を得ることが
できる。また、走行部50のクローラ51は前述のよう
に地面7の傾斜に倣って上下方向に回動し、接地圧を小
さくして接地することができる。このとき、不整地での
走行時に走行部50が地面から離れても、弾性体65に
より付勢されてクローラ51が地面に押し付けられてい
るので、常に適切な接地圧で接地できる。この結果、不
整地や、湿地などの軟弱地においても、走行部は車両を
低い接地圧で安定して支持することができる。
【0041】傾斜地での車体の姿勢および位置が決めら
れた後、作業目的および作業位置等に対応して上部旋回
体5を旋回させ、作業機3および運転室4の向きを設定
する。これにより、作業対象物や作業現場周囲の状況を
見ながら適切に作業ができるので、作業性および安全性
が向上する。
【0042】進行方向に対して左右方向に傾斜している
傾斜地においても、上記と同様に、各リンク装置20a
〜20dのそれぞれのアーム及び走行部50の位置を制
御することによって、車体2をほぼ水平に保つと共に、
車体2の高さを地面7の近傍までなるべく低くすること
が可能である。また、走行または作業時には、図2の細
い2点鎖線により示すように平行リンク30を作動させ
て左右の走行部50,50間の外幅を前方は幅W4に、
そして後方は幅W5にそれぞれ拡げることにより、車体
2の安定性を向上させることができる。
【0043】次に、図7に基づいて操向作動を説明す
る。図7は、アーティキュレート式の操向手段10によ
る操向操作を説明する前部車体2a及び後部車体2bの
平面図である。前部車体2aと後部車体2bとを連結す
る左右の操向シリンダ11,11の一方を伸長し、他方
を縮小することにより、前部車体2aは後部車体2bに
対して連結ピン6を中心として左右方向に回動して車体
2がアーティキュレートする。したがって、図7の細い
2点鎖線により示すように、前部車体2aを所定の走行
方向に操向させることができる。
【0044】次に、その場旋回作動について図8に基づ
いて説明する。旋回地点において、まず第1、第2、第
3、第4リンク装置20a,20b,20c,20dを
それぞれ起立させ、各走行部50をクローラ式走行装置
40の最下面位置よりも上方に上昇させてクローラ式走
行装置40を接地させる。次に、それぞれの駆動源4
2,42によって左右のクローラ41,41を互いに逆
方向に回転させ、車体中心軸X−Xを中心としてその場
旋回する。これにより、操向手段10による操向よりも
旋回半径を小さくして方向転換することが容易に可能と
なる。特に、第1、第2、第3、第4リンク装置20
a,20b,20c,20dを最大に起立させ、走行部
50も含めた車両全長Lを小さくすることによって、狭
隘な場所での方向転換が容易に行える。
【0045】図9は、不整地走行作業車両1の走行時の
車両重心移動を説明する概略平面図である。同図に示す
ように、走行中の不整地走行作業車両1の重心位置G
と、各走行部50の接地点(クローラ41の接地面の中
心点とする)A,B,C,Dを結ぶ外郭線Eとの相対位
置関係は、実線で示す直進時に対して2点鎖線で示す操
向時は、ずれてしまうことが分かる。そして、操向角が
大きくなると、細い破線で示すように重心位置Gが接地
点A,B,C,Dを結ぶ外郭線Eの外に出てしまう場合
があり、このときは車両転倒の危険性がある。これを防
止するためには、図10の立体スケルトン図に示すよう
に、車両1の不整地走行作業重心位置Gを、各走行部5
0の接地点A,B,C,Dに立てた鉛直線上の点で形成
される同一水平面上の外郭線Eの内側に位置させるよう
に、各走行部50の位置を制御する必要がある。
【0046】ここで、不整地走行作業車両1の各走行部
50の位置を制御する位置制御装置について説明する。
図11は、この位置制御装置70の構成ブロック図であ
る。第1,第2,第3,第4リンク装置20a,20
b,20c,20dには、それぞれ、車体2に対する基
端アーム21の起伏角、および中間アーム22に対する
先端アーム24の起伏角を検出するアーム起伏角検出器
71と、中間アーム22の水平方向(つまり左右方向)
揺動角を検出するアーム水平揺動角検出器72と、先端
アーム24に対する走行部50の上下方向起伏角を検出
する走行部起伏角検出器73とを設けており、これらの
各検出器は制御装置74に接続されている。また、車体
2には、前部車体2aの後部車体2bに対する回動角度
(つまり、操向時のアーティキュレート角度)を検出す
る操向角検出器75、および車体2の傾斜角度を検出す
る車体傾斜角検出器76を設けており、これらの検出器
も制御装置74に接続されている。また、運転室4内に
は警告灯やブザー等からなる警報器77、並びに、各走
行部50の位置、および接地点の外郭線Eと車両重心位
置Gの位置との関係等を表示する表示パネル78(例え
ば液晶表示装置などのグラフィック表示器からなる)が
設けられていて、これらの警報器77及び表示パネル7
8に制御装置74からの各信号が出力される。
【0047】なお、制御装置74は例えばマイクロコン
ピュータ等のコンピュータ装置を主体にして構成するこ
とができるが、これに限定されずに、例えば論理回路半
導体や演算増幅器等を使用した電子回路により構成して
もよい。
【0048】上記の位置制御装置70によると、制御装
置74は各検出器からの検出信号を入力して所定の演算
を行い、図10に示したような各走行部50の接地点
A,B,C,Dに立てた鉛直線上の点で形成される同一
水平面上の外郭線E、および車両重心位置Gの位置を算
出して表示パネル78に出力して表示する。そして、走
行中には、車両重心位置Gが前記外郭線Eに近接した場
合に、制御装置74は警報器77により警報を発するよ
うにする。このとき、オペレータは表示パネル78を監
視しながら操作して、車両重心位置Gが外郭線Eの内側
に所定の余裕量をもって位置するように各リンク装置2
0a,20b,20c,20dのアーム及び走行部50
の位置を制御し、転倒防止の操作を行うことができる。
したがって、不整地において、作業車両を安全に走行お
よび作業させることができる。
【0049】なお、以上の実施形態においては、各アク
チュエータの制御をオペレータによる操作レバーの操作
量に基づいて行うようにしているが、本発明に係わる不
整地走行作業車両の制御はこれに限定されることはな
く、例えば所定の制御アルゴリズムに基づいて自動制御
することも可能である。
【0050】つぎに、不整地走行作業車両の他の実施例
について順次説明する。前述の不整地走行作業車両1の
リンク装置20は車体2の前後に各2個設けているが、
本発明はこの個数に限定されずに、車体2を傾斜地等の
不整地で安定して保持できるだけの数のリンク装置20
を設ければよい。したがって、例えば前方に1個、後方
に2個、または前方に2個、後方に1個の少なくとも計
3個以上配設してもよい(図示せず)。
【0051】前述の不整地走行作業車両1の各第1、第
2、第3、第4リンク装置20a,20b,20c,2
0dはそれぞれ基端アーム21と、中間アーム22と、
先端アームブラケット23と、先端アーム24とを備え
ているが、本発明はこのリンク構造に限定されず、各リ
ンク装置20の先端部に取着された走行部50の位置を
車体2の最下面位置(上記実施形態では、クローラ式走
行装置40の下面位置)よりも上方及び下方に共に制御
できる構造であればよい。すなわち、リンク装置は少な
くとも1個のアームから構成することができ、例えば基
端アーム21と中間アーム22、あるいは基端アーム2
1と先端アーム24などのように任意の組み合わせによ
り構成してもよい(図示せず)。
【0052】また、前述の不整地走行作業車両1の各走
行部50には全て駆動源52を設けているが、例えば複
数の走行部50の内少なくとも1個あるいは2個に駆動
源52を設け、他の走行部50にはアイドラのみを設け
るようにしてもよい。
【0053】さらに、前述の不整地走行作業車両1の作
業機3および運転室4は上部旋回体5の上部に取着され
ており、よって車体2に旋回自在に搭載されているが、
本発明はこれに限定されずに、作業機3および運転室4
は車体2上に固設されていてもよい(図示せず)。
【0054】また、前述の不整地走行作業車両1の車体
2の下部にはクローラ式走行装置40が設けられている
が、その場旋回を行う必要がない場合はクローラ式走行
装置40を設けなくてもよい(図示せず)。
【0055】次に、図12に基づいて、第2例の操向手
段10aを説明する。車体2の前後部には、それぞれ前
部ブラケット12aおよび後部ブラケット12bが固設
されている。前部ブラケット12aの左右両端部には、
第1リンク装置20aおよび第2リンク装置20bの基
端ブラケット25,25がそれぞれ軸13,13により
左右方向に回動自在に取着されている。各基端ブラケッ
ト25と前部ブラケット12aとは各操向シリンダ11
により連結されており、各操向シリンダ11を伸縮する
ことによって第1リンク装置20aおよび第2リンク装
置20bは各軸13を中心として回動する。また、後部
ブラケット12bの左右両端部にも同様に、第3リンク
装置20cおよび第4リンク装置20dの基端ブラケッ
ト25,25がそれぞれ軸13,13により左右方向に
回動自在に取着されており、各基端ブラケット25と後
部ブラケット12bとは各操向シリンダ11により連結
されている。
【0056】このような構成の操向手段10aにより操
向する場合には、操向方向に対応する方向に各操向シリ
ンダ11を伸縮する。すなわち、右旋回のときは、図1
2に示す細い2点鎖線のように第1リンク装置20aお
よび第2リンク装置20bを右方に回動させ、左旋回の
ときは、細い破線のように第1リンク装置20aおよび
第2リンク装置20bを左方に回動させる。さらに、第
1リンク装置20aおよび第2リンク装置20bを一方
向に回動させ、第3リンク装置20cおよび第4リンク
装置20dをこれと反対方向に回動させると、第1リン
ク装置20aおよび第2リンク装置20bのみを回動さ
せるときよりも旋回半径は小さくなる。また、第1、第
2、第3、第4リンク装置20a,20b,20c,2
0dを同一方向に回動させると、車両は斜め方向に進行
することができ、車両の操向性能が向上する。
【0057】また、図13は第3例の操向手段10bを
示す側面図であり、図14はその平面図であり、同図に
基づいて操向手段10bを説明する。図13および図1
4において、各リンク装置20a,20b,20c,2
0d毎の先端アーム24および第1ロッド60の先端部
にはそれぞれ水平なピン54および水平なピン61によ
り走行部ブラケット55が取着され、また走行部ブラケ
ット55にはトラックフレーム53に固設されたブラケ
ット57がピン56により左右方向に回動自在に取着さ
れている。また、この走行部ブラケット55とブラケッ
ト57との間には前記ピン56を挟んで両側に一対の操
向シリンダ11,11が取着されている。そして、一方
の操向シリンダ11を伸長し、他方の操向シリンダ11
を縮小することにより、図14に細い2点鎖線で示すよ
うに各走行部50は左右方向に操向する。
【0058】このときの作用は、第2例の操向手段10
aと略同様である。すなわち、右旋回のときは、第1リ
ンク装置20aおよび第2リンク装置20bに取着され
た各走行部50を右方に回動させ、左旋回のときは、第
1リンク装置20aおよび第2リンク装置20bに取着
された各走行部50を左方に回動させる。さらに、第1
リンク装置20aおよび第2リンク装置20bに取着さ
れた各走行部50を一方向に回動させ、第3リンク装置
20cおよび第4リンク装置20dに取着された各走行
部50をこれと反対方向に回動させると、第1リンク装
置20aおよび第2リンク装置20bに取着された各走
行部50のみを回動させるときよりも旋回半径は小さく
なる。また、第1、第2、第3、第4リンク装置20
a,20b,20c,20dに取着された各走行部50
を同一方向に回動させると、車両は斜め方向に進行する
ことができ、車両の操向性能が向上する。
【0059】図15は、不整地走行作業車両1のその場
旋回動作の他例を示す側面図である。車体2の下部に
は、旋回自在な支持脚体43が設けられている。この構
成によると、その場旋回する場合には、まず、旋回地点
で第1、第2、第3、第4リンク装置20a,20b,
20c,20dを起立させ、走行部50を支持脚体43
の最下面よりも上方に上昇させて支持脚体43を接地さ
せる。この後、車体2を支持脚体43に対して車体中心
軸X−Xを中心に旋回させることにより、容易にその場
旋回が可能である。
【0060】図16は、第2例の走行部50aを示す側
面図である。先端アーム24および第1ロッド60の先
端部にはそれぞれ水平なピン54,61により回動自在
にタンデムケース58が取着されており、このタンデム
ケース58には進行方向に沿って直列に一対の車輪5
9,59が取着されている。各車輪59は、それぞれの
タンデムケース58内に設けられた駆動源52により駆
動されている。このように車輪59により走行するの
で、高速での走行が可能となり、また乗り心地を良くす
ることができる。なお、本発明においては、この車輪5
9の数は2個に限定するものではなく、少なくとも1個
以上あればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の不整地走行作業車両の側面図である。
【図2】本発明の不整地走行作業車両の平面図である。
【図3】本発明の不整地走行作業車両のリンクの平行リ
ンク装置の側面図である。
【図4】本発明の不整地走行作業車両のリンクの平行リ
ンク装置の平面図である。
【図5】本発明の不整地走行作業車両の走行部の取付構
造図である。
【図6】本発明の不整地走行作業車両の傾斜地での状態
を示す側面図である。
【図7】本発明の不整地走行作業車両の操向操作を示す
平面図である。
【図8】本発明の不整地走行作業車両のその場旋回の説
明図である。
【図9】操向時の車両重心移動の説明図である。
【図10】不整地における車両重心位置と接地点との関
係を示すスケルトン図である。
【図11】本発明の不整地走行作業車両の走行部位置制
御装置のブロック図である。
【図12】本発明の不整地走行作業車両の操向手段の第
2例の平面図である。
【図13】本発明の不整地走行作業車両の操向手段の第
3例の側面図である。
【図14】本発明の不整地走行作業車両の操向手段の第
3例の平面図である。
【図15】本発明の不整地走行作業車両のその場旋回の
第2例の説明図である。
【図16】本発明の不整地走行作業車両の走行部の第2
例の側面図である。
【符号の説明】
2…車体、2a…前部車体、2b…後部車体、3…作業
機、4…運転室、5…上部旋回体、6…連結ピン、1
0,10a,10b…操向手段、11…操向シリンダ、
12a…前部ブラケット、12b…後部ブラケット、1
3…軸、20…リンク装置、20a…第1リンク装置、
20b…第2リンク装置、20c…第3リンク装置、2
0d…第4リンク装置、21…基端アーム、22…中間
アーム、23…先端アームブラケット、24…先端アー
ム、25…基端ブラケット、26…基端アームシリン
ダ、27…先端アームシリンダ、30…平行リンク装
置、31…第1ピン、32…第2ピン、33…平行リン
ク、34…第3ピン、35…第4ピン、36…平行リン
クシリンダ、40…クローラ式走行装置、41…クロー
ラ、42…駆動源、43…支持脚体、50,50a…走
行部、51…クローラ、52…駆動源、53…トラック
フレーム、55…走行部ブラケット、56…ピン、57
…ブラケット、58…タンデムケース、59…車輪、6
0…第1ロッド、62…第2ロッド、64…穴、65…
弾性体。70…位置制御装置、71…アーム起伏角検出
器、72…アーム水平揺動角検出器、73…走行部起伏
角検出器、74…制御装置、75…操向角検出器、76
…車体傾斜角検出器、77…警報器、78…表示パネ
ル。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E02F 9/20 B62D 57/02 J 9/24

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に作業機(3) および運転室(4) を搭
    載した車体(2) と、車体(2) に取着された走行装置とを
    備え、走行装置で不整地を走行して作業機(3) で作業す
    る不整地走行作業車両(1) において、 車体(2) の前部および後部に合わせて少なくとも3個以
    上設けられ、それぞれが、少なくとも1個のアームより
    成り、かつ、車体(2) に上下方向に揺動自在に取着され
    たリンク装置(20)と、 各リンク装置(20)の先端部に取着された走行自在な走行
    部(50,50a)と、 少なくとも1個の走行部(50,50a)の走行を駆動する駆動
    源(52)と、 走行部(50,50a)による走行時の進行方向転換を行う操向
    手段(10,10a,10b)とを備えたことを特徴とする不整地走
    行作業車両。
  2. 【請求項2】 上部に作業機(3) および運転室(4) を搭
    載した車体(2) と、車体(2) に取着された走行装置とを
    備え、走行装置で不整地を走行して作業機(3) で作業す
    る不整地走行作業車両(1) において、 車体(2) の前部および後部に合わせて少なくとも3個以
    上設けられ、それぞれが、左右方向に揺動可能な平行リ
    ンク装置(30)を有する中間アーム(22)を含むアームを少
    なくとも1個備え、かつ、車体(2) に上下方向に揺動自
    在に取着されたリンク装置(20)と、 各リンク装置(20)の先端部に取着された走行自在な走行
    部(50,50a)と、 少なくとも1個の走行部(50,50a)の走行を駆動する駆動
    源(52)と、 走行部(50,50a)による走行時の進行方向転換を行う操向
    手段(10,10a,10b)とを備えたことを特徴とする不整地走
    行作業車両。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の不整地走行作業車
    両において、 前記各走行部(50,50a)を車体(2) の最下面よりも上方又
    は下方に位置することができるように、前記リンク装置
    (20)を揺動可能に設けたことを特徴とする不整地走行作
    業車両。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の不整地走行作業車
    両において、 前記操向手段(10)は、前記車体(2)を互いに連結ピン(6)
    により水平方向に回動自在に連結された前部車体(2a)
    と後部車体(2b)とに分割するとともに、前部車体(2a)お
    よび後部車体(2b)のいずれか一方に少なくとも1個の前
    記リンク装置(20)を備え、この前部車体(2a)と後部車体
    (2b)との間を操向シリンダ(11)により連結したことを特
    徴とする不整地走行作業車両。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の不整地走行作業車
    両において、 前記操向手段(10a) は、前記各リンク装置(20)の基端部
    が上下方向に揺動自在に取着された基端ブラケット(25)
    を車体(2) に左右方向に回動自在に取着するとともに、
    この基端ブラケット(25)と車体(2) との間を操向シリン
    ダ(11)により連結して構成されたことを特徴とする不整
    地走行作業車両。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2記載の不整地走行作業車
    両において、 前記操向手段(10b) は、前記各走行部(50,50a)をそれぞ
    れに対応するリンク装置(20)の先端部に左右方向に回動
    自在に取着するとともに、この走行部(50,50a)とリンク
    装置(20)との間を操向シリンダ(11)により連結して構成
    されたことを特徴とする不整地走行作業車両。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2記載の不整地走行作業車
    両において、 前記車体(2) の下部に、それぞれ駆動源(42)を有する左
    右一対のクローラ(41,41) を備えたクローラ式走行装置
    (40)を設けたことを特徴とする不整地走行作業車両。
  8. 【請求項8】 請求項1又は2記載の不整地走行作業車
    両において、 前記車体(2) の下部に、車体(2) を旋回自在に支持する
    支持脚体(43)を設けたことを特徴とする不整地走行作業
    車両。
  9. 【請求項9】 請求項1又は2記載の不整地走行作業車
    両において、 前記走行部(50)は走行自在なクローラ(51)を有すること
    を特徴とする不整地走行作業車両。
  10. 【請求項10】 請求項1又は2記載の不整地走行作業
    車両において、 前記走行部(50a) は車輪(59)を有することを特徴とする
    不整地走行作業車両。
  11. 【請求項11】 請求項1又は2記載の不整地走行作業
    車両において、 前記走行部(50,50a)の前後方向の一端部は前記リンク装
    置(20)のアームの先端部に上下方向に回動自在に取着さ
    れ、他端部は走行部(50,50a)がこの上下方向に回動する
    ように弾性体(65)により付勢されたことを特徴とする不
    整地走行作業車両。
  12. 【請求項12】 上部に作業機(3) および運転室(4) を
    搭載した車体(2) と、車体(2) に取着された走行装置と
    を備え、走行装置で不整地を走行して作業機(3) で作業
    する不整地走行作業車両(1) において、 車体(2) の前部および後部に合わせて少なくとも3個以
    上設けられ、それぞれが、少なくとも1個のアームより
    成り、かつ、車体(2) に上下方向に揺動自在に取着され
    たリンク装置(20)と、 各リンク装置(20)の先端部に取着された走行自在な走行
    部(50,50a)と、 少なくとも1個の走行部(50,50a)の走行を駆動する駆動
    源(52)と、 走行部(50,50a)による走行時の進行方向転換を行う操向
    手段(10,10a,10b)と、 各走行部(50,50a)の接地点を通る鉛直線上の点で形成さ
    れる同一水平面上の外郭線(E) の範囲内に車両重心が位
    置するように各リンク装置(20)の位置を制御する位置制
    御装置(70)とを備えたことを特徴とする不整地走行作業
    車両。
  13. 【請求項13】 請求項1又は2記載の不整地走行作業
    車両において、 前記作業機(3) および運転室(4) を、車体(2) 上に旋回
    自在に設けられた上部旋回体(5) の上部に搭載したこと
    を特徴とする不整地走行作業車両。
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