JPH11208218A - 二輪自動車用空気入りタイヤ - Google Patents
二輪自動車用空気入りタイヤInfo
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Abstract
旋回時グリップ性能とを同時に向上させた二輪自動車用
空気入りタイヤを提供する。 【解決手段】 多数本の傾斜主溝を踏面両側でハの字状
配列とする回転方向指定の二輪自動車用空気入りタイヤ
において、傾斜主溝は踏面幅中央近傍から踏面端に向か
うにつれ踏面周方向に対する傾斜角度が漸増する溝縁を
有し、傾斜主溝の両溝壁面の傾斜角度につき、踏面の幅
中央領域にて蹴出し側が踏込み側以上の傾斜角度を有
し、中央領域の両側領域にて踏面踏込み側が蹴出し側以
上の傾斜角度を有し、中央領域と両側領域との境に傾斜
主溝壁面の傾斜角度における大小関係の遷移域を有す
る。
Description
気入りタイヤ、より詳細には二輪自動車用空気入りバイ
アスタイヤ及び二輪自動車用空気入りラジアルタイヤの
双方に関し、特に、雨天時又は雨天直後のウエット路面
での優れた直進加速時グリップ性能と同路面での優れた
旋回時グリップ性能とを両立させた二輪自動車用空気入
りタイヤに関する。
車用空気入りタイヤ以上にウエット路面での優れた走行
安定性能が要求されるのは当然として、なかでも直進加
速時グリップ性能と旋回時グリップ性能との同時向上が
望まれている。
性能とウエット路面での旋回時グリップ性能とを向上さ
せるさせるため、ヒステリシスロスの大きいトレッドゴ
ムを使用する手段を両性能向上の共通手段として、ウエ
ット路面での直進加速時グリップ性能向上にはトレッド
部の踏面中央領域に踏面幅方向の溝縁成分を増した溝を
設ける手段、ウエット路面での旋回時グリップ性能向上
には踏面周方向の溝縁成分を増した溝を設ける手段など
があるが、前者の共通手段は高速走行における発熱量の
増加を招き、ヒートセパレーション発生により高速耐久
性を低下させ、後者の二つの手段は直進走行及び旋回走
行によるトレッドゴムの耐摩耗性を著しく損ねるので、
いずれの手段も実用上好ましくない。
ヤのウエット路面における直進加速時グリップ性能と旋
回時グリップ性能とを同時に向上させるさせる手段の提
案は見出すことはできず、わずかに旋回時グリップ性能
のみに関し、特開平8−40014号公報において、J
ISショア硬度で55〜70°のトレッドゴムの踏面端
におけるゲージをタイヤ赤道面のゲージの0.80〜
0.95倍とすること、タイヤ赤道面から踏面幅の1/
4位置におけるトレッドゴムゲージをタイヤ赤道面のゲ
ージの0.85〜0.98倍とする二輪自動車用ラジア
ルタイヤを提案し、このタイヤは踏面端部のトレッドゴ
ムゲージを減じているのでショルダ部分での剛性が増加
し、旋回時のキャンバースラストが増大するので操縦安
定性を保持し得る旨を開示しているに止まる。
する二輪自動車用ラジアルタイヤの旋回時の操縦安定性
向上は、単にショルダ部分での剛性向上によるものであ
り、このことはドライ路面で得られる効果であり、ウエ
ット路面では必ずしも成り立たず、却って旋回時ウエッ
トグリップ性能を低下させるうれいがある。
発明は、高速耐久性やトレッドゴムの耐摩耗性などの諸
性能を高度に保持した上で、ウエット路面における直進
加速時グリップ性能と旋回時グリップ性能とを同時に向
上させることが可能な二輪自動車用空気入りタイヤの提
供を目的とする。
め、この発明の請求項1に記載した発明は、トレッド部
の踏面幅中央又はその近傍より一方の踏面端に向け同じ
方向に傾斜する多数本の傾斜主溝を踏面両側にて互いに
ハの字状に配列して成る回転方向指定トレッドパターン
を備える二輪自動車用空気入りタイヤにおいて、上記多
数本の傾斜主溝は踏面幅中央又はその近傍から踏面端に
向かうにつれ踏面周方向に対する傾斜角度が漸増する溝
縁を有し、上記傾斜主溝の両溝縁から溝底に向かうそれ
ぞれの溝壁面の傾斜角度につき、踏面の幅中央領域にて
タイヤ回転時の踏面における蹴出し側が踏込み側以上の
傾斜角度を有し、上記幅中央領域の外縁から踏面端に至
る両側領域にて踏面踏込み側が蹴出し側以上の傾斜角度
を有し、踏面中央領域と両側領域との境に傾斜主溝壁面
の傾斜角度における大小関係の遷移域を有することを特
徴とする二輪自動車用空気入りタイヤである。
ヤ赤道面を挟む踏面両側でそれぞれの傾斜主溝が、踏面
幅中央寄り先端から踏面端寄り末端に向かい互いに末広
がりになる配列を指し、また踏面の幅中央領域とは、踏
面幅を4等分した1/4踏面幅がタイヤ赤道面を挟む両
側の1/2踏面幅に含まれる領域のことを指す。よって
踏面の両側領域はそれぞれ1/4踏面幅に含まれる領域
である。また遷移域とは、うつりかわる境の意である。
面の傾斜角度について、請求項2に記載した発明のよう
に、傾斜主溝の両壁面それぞれの傾斜角度が、中央領域
の全領域にわたり同一であり、かつ両側領域の全領域に
わたり同一である場合と、請求項3に記載した発明のよ
うに、踏面幅中央又はその近傍から上記遷移域を経て踏
面端に向かうにつれ、踏込み側の溝壁面の傾斜角度が漸
増すると共に蹴出し側の溝壁面の傾斜角度が漸減する場
合の両者があり、いずれを採用するかはタイヤ種類、要
求性能などを勘案して決めるものとする。
関し、好適には請求項4に記載した発明のように、踏面
中央領域における傾斜主溝の蹴出し側の溝縁が面取り部
を有し、踏面の両側領域における踏込み側の溝縁が面取
り部を有する。
図1〜図6に基づき説明する。図1は、この発明の一例
の二輪自動車用空気入りタイヤの踏面展開図であり、図
2は、図1に示すII−II線に沿う断面図であり、図3
は、図1に示すIII −III 線に沿う断面図であり、図4
は、この発明の他の例の二輪自動車用空気入りタイヤの
踏面展開図であり、図5は、図4に示すV −V 線に沿う
断面図であり、図6は、図1に示すVI−VI線に沿う断面
図である。なお図1及び図4に示す踏面展開図は便宜
上、踏面端の周長を踏面幅中央の周長に合わせたものと
してあらわしている。
2、3及び傾斜主溝12はトレッド部(図示省略)の踏
面1の幅中央Eの近傍より一方の踏面端TEに向け同じ
方向に傾斜して、踏面1の幅中央Eの両側にて互いにハ
の字状配列とする。このハの字状配列は、傾斜主溝2、
3及び傾斜主溝12の踏面幅中央E寄り先端2A、3A
及び先端12Aから踏面端TE寄り末端2B、3B及び
末端12Bに向かい、それぞれの傾斜主溝2、3、12
が踏面幅中央E、すなわちタイヤ赤道面Eを挟む踏面1
の両側で互いに末広がりになる配列を言う。
ーンを備える二輪自動車用空気入りタイヤ(図示省略、
以下タイヤという)は、図1及び図4に回転方向を矢印
で示したように、回転方向を指定する。よって図の上方
が踏面1の路面に対する踏込み側であり下方が路面から
の蹴出し側となる。
近傍から踏面端TEに向かうにつれ、そして傾斜主溝1
2は踏面幅中央Eから踏面端TEに向かうにつれ踏面1
の周方向(踏面1の周線に沿う方向)に対する傾斜角度
が漸増する溝縁eH 、eK を有する。なお図1及び図2
に示す展開図は、踏面端TEの周長が踏面幅中央Eの周
長に比しより小さいが、図示の便宜上、踏面端TEの周
長を踏面幅中央Eの周長に合わせて示すものであり、よ
って図4に示す傾斜主溝12は実際上、上記のような溝
縁eH 、eK を有する。溝縁eH がタイヤ回転に伴う踏
込み側であり、溝縁eK が蹴出し側となる。
ヤ断面にて両踏面端TEを結ぶ弦長さであるが、展開図
ではこの弦長さの代わりに踏面1のクラウンに沿う長さ
Twであらわし、ここにタイヤ踏面1の幅を4等分した
1/4幅をタイヤ赤道面Eの両側に振り分けた、合わせ
て1/2幅を踏面中央領域と呼び、図1及び図4ではこ
の踏面中央領域に相当する展開幅を符号Crで示した。
また踏面中央領域の両側1/4踏面幅を両側領域と呼
び、図1及び図4ではこの両側領域に相当する展開幅を
符号Srで示した。踏面中央領域と両側領域との境は直
線Lにて図示した。
して、この直線Lと傾斜主溝2、3、12の溝幅中央と
の交点から、これら溝幅中央を連ねる線に立てた法線T
−Tをここでは遷移域と呼び、この遷移域T−Tに関し
て、傾斜主溝2、3、12の両溝縁eH 、eK から溝底
に向かうそれぞれの溝壁面WH 、WK の傾斜角度α、β
は以下に記す関係を満たすものとする。なお傾斜角度
α、βは溝幅中央を連ねる線の法線方向で測るものとす
る。
央領域展開幅Cr内に存在する傾斜主溝2、3、12の
踏込み側の溝壁面WH の傾斜角度αと、蹴出し側の溝壁
面W K の傾斜角度βとは、α<βの関係を満たすこと、
かつ遷移域T−Tを境とする踏面両側領域展開幅Sr内
に存在する傾斜主溝2、3、12の踏込み側の溝壁面W
H の傾斜角度αと、蹴出し側の溝壁面WK の傾斜角度β
とは、α>βの関係を満たすことを要す。
て、踏面1の中央領域と両側領域との境に傾斜主溝2、
3、12の溝壁面WH 、WK の傾斜角度α、βにおける
大小関係の遷移域T−Tを設け、それも遷移域T−Tを
境とする踏面中央領域では蹴出し側の溝壁面WK の傾斜
角度βを踏込み側の溝壁面WH の傾斜角度αより大きく
すること、そして遷移域T−Tを境とする踏面両側領域
では踏込み側の溝壁面WH の傾斜角度αを蹴出し側の溝
壁面WK の傾斜角度βより大きくするというものであ
る。
主溝2、3、12の溝壁面WH 、W K の傾斜角度α、β
に関し、α<βとすることにより、二輪自動車の直立走
行での加速時における踏込み側のウエット路面に対する
傾斜主溝2、3、12の溝縁eH のエッジ効果を高める
ことができ、その結果より大きな加速グリップ力(トラ
クション)を得ることが可能となり、ウエット路面にお
ける直進加速時グリップ性能を向上させることができ
る。
3、12の溝壁面WH 、WK の傾斜角度α、βに関し、
α>βとすることにより、二輪自動車の旋回時、すなわ
ち車両にキャンバーを付した時には蹴出し側にブレーキ
ングフォースが作用するので、溝壁面WK の傾斜角度β
が傾斜角度αより小さいので傾斜主溝2、3、12の溝
縁eK のウエット路面に対するエッジ効果を高めること
ができ、その結果、旋回時グリップ力(トラクション)
をより大きくすることが可能となり、旋回時グリップ性
能を向上させることができる。結局、この発明になる二
輪自動車用空気入りタイヤはウエット路面における直進
加速時グリップ性能と旋回時グリップ性能とを同時に向
上させることが可能となる。
の傾斜角度α、βは、踏面中央領域において同一角度で
あり、踏面両側領域においても同一である場合と、傾斜
主溝2、3、12の踏面幅中央E寄り先端2A、3A、
12Aから遷移域T−Tを経て踏面端TE寄り末端2
B、3B、12Bに向かうにつれ、踏込み側の溝壁面W
H の傾斜角度αが漸増する一方で、蹴出し側の溝壁面W
K の傾斜角度βが漸減する場合の両者が適合する。なお
踏面中央領域における傾斜角度αは0〜15°の範囲
内、傾斜角度βは10〜40°の範囲内にあるのが望ま
しい。
中央E寄り先端12Aから遷移域T−Tまでの間にわた
る蹴出し側溝縁eK に面取り部D1 (斜線で示す部分)
を設け、遷移域T−Tから踏面端TE寄り末端12Bま
での間にわたり踏込み側の溝縁eH に面取り部D2 (斜
線で示す部分)を設ける例を示すが、図では片側のみ示
したが勿論両側に上記と同じ面取り部D1 、D2 を付す
ものとする。
直立走行での加速時における踏込み側のウエット路面に
対する傾斜主溝12の溝縁eH のエッジ効果を一層高め
ることに寄与し、面取り部D2 を付すことことで、二輪
自動車の旋回時における蹴出し側のウエット路面に対す
る傾斜主溝12の溝縁eK のエッジ効果を一層高めるこ
とに寄与する。
パ状をなす例で溝縁eH 、eK における面取り深さ
d1 、d2 は0.5〜2.0mmの範囲内が適合する。
しかし面取り部は必ずしもテーパ状面取りに限らず円弧
状の面取りでも良い。なお図1〜図3に示す傾斜主溝
2、3に上述した面取り部を設けることができ、そのと
きも上記と同じ効果を発揮する。
斜主溝2がこの主溝から分岐する2本の枝溝4、5を有
し、末端2Bを踏面1内に止め、傾斜主溝3がこの主溝
から分岐する1本の枝溝6を有し、末端3Bを踏面端T
Eに開口する。また図4に示すトレッドパターンでは、
互いに隣り合う傾斜主溝12それぞれに開口して連結す
る折れ曲がり副溝13を有し、傾斜主溝12の末端12
Bは踏面1内に止める。また図2、3及び図5、6に示
す傾斜主溝2、3、12の溝幅Gwは、踏面幅中央E寄
り先端2A、3A、12Aから遷移域T−Tを経て踏面
端TE寄り末端2B、3B、12Bに向かうにつれ漸増
させる場合(前者)と、同一幅の場合(後者)との双方
を可とする。
タイヤで、サイズが150/90−15MC74Hであ
り、トレッドパターンは図1に示すところに従い、傾斜
主溝2、3の踏面1中央領域における踏込み側の溝壁面
WH の傾斜角度α=0°で一定であり、蹴出し側の溝壁
面WK の傾斜角度β=20°で一定である。また踏面1
両側領域における踏込み側の溝壁面WH の傾斜角度α=
20°で一定であり、蹴出し側の溝壁面WK の傾斜角度
β=0°で一定である。傾斜主溝2、3の溝幅Gwは踏
面幅中央E寄り先端2A、3A近傍で約6mm、踏面端
TE寄り末端2B、3B近傍で約8mmであり、溝幅G
w漸増タイプである。
ルタイヤで、サイズが180/55ZR17であり、ト
レッドパターンは図4に示すところに従い、傾斜主溝1
2の踏面1中央領域における踏込み側の溝壁面WH の傾
斜角度α=5°で一定であり、蹴出し側の溝壁面WK の
傾斜角度β=25°で一定である。また踏面1両側領域
における踏込み側の溝壁面WH の傾斜角度α=25°で
一定であり、蹴出し側の溝壁面WKの傾斜角度β=5°
で一定である。傾斜主溝12の溝幅Gwは約6mmで一
定タイプである。面取り部D1 、D2 の面取り深さ
d1 、d2 は1.0mmとした。
実施例2に対応する従来例2のタイヤとを準備した。従
来例1のタイヤの踏込み側の溝壁面WH の傾斜角度α
と、蹴出し側の溝壁面WK の傾斜角度βとは同じ5°で
あり、従来例2のタイヤの踏込み側の溝壁面WH の傾斜
角度αと、蹴出し側の溝壁面WK の傾斜角度βとは同じ
5°である他は全て実施例1、2にそれぞれ合わせた。
リムMT3.50に組付け、これに2.8kgf/cm2 の内
圧を充填して国産1300ccアメリカンタイプの二輪
自動車の後輪に装着し、実施例2のタイヤ及び従来例2
のタイヤをリムMT5.50に組付け、これに2.8kg
f/cm2 の内圧を充填して国産1200ccスポーツタイ
プの二輪自動車の後輪に装着し、熟練したドライバによ
りテストコースのウエット路面を走行させ、直進加速時
グリップ性能と、旋回時グリップ性能とをフィーリング
により比較評価した。評価は10点満点による評点によ
った。試験結果を表1に示す。評点は大なるほど良い。
なお前輪には従来タイヤを用いた。
実施例1、2のウエット路面における直進加速時グリッ
プ性能と旋回時グリップ性能とが同時に向上しているこ
とがわかる。
によれば、タイヤ構造や使用材料を変更することなく、
トレッドパターンの傾斜主溝における踏込み側壁面の傾
斜角度と蹴出し側壁面の傾斜角度との大小関係を遷移域
を境に逆転させることにより、ウエット路面上における
直進加速時グリップ性能と旋回時グリップ性能とを同時
に向上させた二輪自動車用空気入りタイヤを提供するこ
とができる。
の踏面展開図である。
ヤの踏面展開図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 トレッド部の踏面幅中央又はその近傍よ
り一方の踏面端に向け同じ方向に傾斜する多数本の傾斜
主溝を踏面両側にて互いにハの字状に配列して成る回転
方向指定トレッドパターンを備える二輪自動車用空気入
りタイヤにおいて、 上記多数本の傾斜主溝は踏面幅中央又はその近傍から踏
面端に向かうにつれ踏面周方向に対する傾斜角度が漸増
する溝縁を有し、 上記傾斜主溝の両溝縁から溝底に向かうそれぞれの溝壁
面の傾斜角度につき、踏面の幅中央領域にてタイヤ回転
時の踏面における蹴出し側が踏込み側以上の傾斜角度を
有し、上記幅中央領域の外縁から踏面端に至る両側領域
にて踏面踏込み側が蹴出し側以上の傾斜角度を有し、 踏面中央領域と両側領域との境に傾斜主溝壁面の傾斜角
度における大小関係の遷移域を有することを特徴とする
二輪自動車用空気入りタイヤ。 - 【請求項2】 傾斜主溝の両壁面それぞれの傾斜角度
が、中央領域の全領域にわたり同一であり、かつ両側領
域の全領域にわたり同一である請求項1に記載したタイ
ヤ。 - 【請求項3】 踏面幅中央又はその近傍から上記遷移域
を経て踏面端に向かうにつれ、踏込み側の溝壁面の傾斜
角度が漸増すると共に蹴出し側の溝壁面の傾斜角度が漸
減する請求項1に記載したタイヤ。 - 【請求項4】 踏面中央領域における傾斜主溝の蹴出し
側の溝縁が面取り部を有し、踏面の両側領域における踏
込み側の溝縁が面取り部を有する請求項1〜3に記載し
たタイヤ。
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---|---|---|---|
JP01114898A JP3836590B2 (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 二輪自動車用空気入りタイヤ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11208218A true JPH11208218A (ja) | 1999-08-03 |
JP3836590B2 JP3836590B2 (ja) | 2006-10-25 |
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ID=11769944
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01114898A Expired - Fee Related JP3836590B2 (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 二輪自動車用空気入りタイヤ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3836590B2 (ja) |
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