JPH11207551A - 自動クランプシステム - Google Patents

自動クランプシステム

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JPH11207551A
JPH11207551A JP1603898A JP1603898A JPH11207551A JP H11207551 A JPH11207551 A JP H11207551A JP 1603898 A JP1603898 A JP 1603898A JP 1603898 A JP1603898 A JP 1603898A JP H11207551 A JPH11207551 A JP H11207551A
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JP
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workpiece
control signal
clamp
tightening
oil
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Application number
JP1603898A
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English (en)
Inventor
Waka Yamamoto
和可 山本
Masayuki Shimizu
雅雪 清水
Hideyuki Izawa
秀幸 井沢
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Amada Engineering Center Co Ltd
Original Assignee
Amada Engineering Center Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工形態及び被加工物の材質等に応じた締め
付けトルク量で自動的に被加工物を締め付けさせること
ができる自動クランプシステムを得る。 【解決手段】 自動クランプシステムは 制御装置12
に加工形態を入力すると、この加工形態(荒加工、仕上
げ加工)に応じた締付け量に対応する制御信号を制御装
置12が生成して、方向切換バルブ装置11に送出す
る。そして、方向切換バルブ装置11が被加工物2をク
ランプレバー15によってクランプしているクランプ装
置10に対して、その締付け量となる油圧をシリンダ1
9内に生成してクランプレバーを押下させることによっ
て、自動的に最適な締め付けトルクで締め付けさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テーブルに治具に
よって設置された被加工物に工作機の工具を当接させ、
その工具を加工形態に応じた回転速度で回転させながら
被加工物を加工させる際に、被加工物を前記テーブルに
固定させるために用いられる自動クランプシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般にフライス装置は、フライスをヘッ
ドに取付け、このフライスを回転させながら被加工物の
面を加工するものである。
【0003】例えば、図14に示すようなヘッド1を3
次元的に制御して被加工物2の面を加工するフライス装
置においては、被加工物2をテーブル3に載置して、締
付治具4a、4b、4c……等(以下総称して治具4と
いう)をテーブル3に取り付けて、被加工物2を下から
支える。また、ジャッキ5を締め板6とテーブル3の間
に設け、ジャッキ5を手動によってシリンダ7を上昇さ
せて締め板6を介して被加工物2を固定させる。前述の
被加工物2は、例えば図15に示すような複数の部品が
組合わさった製品となっている。
【0004】すなわち、被加工物2をテーブル3に固定
する場合は、オペレータが手作業でジャッキ5を操作し
て固定していた。
【0005】このジャッキ5の操作は荒引き加工時と、
仕上げ加工時とで行うのが一般的であり、例えば荒引き
加工時には、フライス装置のヘッドが高速回転するの
で、割合と強く締め付ける。このときの締め付けトルク
は、被加工物2が変形しないような力となるように締め
付けなければならない。
【0006】また、仕上げ加工時には、ジャッキ5を緩
めて、再び締め付ける。このときの締め付けトルクは、
荒引き加工時より軽く締め付けて被加工物2が変形しな
いようにする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ジャッ
キの締め付けは人手によっているので、その締め付けト
ルクは経験値によっている。このため、経験の豊富な作
業員でなければ、最適な締め付けトルクで締め付けでき
ないという課題があった。
【0008】また、フライス加工は、荒引き加工時と仕
上げ加工時とでは、ジャッキの締め付けトルクが相違す
る。
【0009】従って、ジャッキの操作には、荒引き加工
時と仕上げ加工時(総称して加工形態という)とでは締
め付けトルクが相違していることを十分に把握している
作業員でなければ最適なフライス加工を行うことができ
ない。
【0010】また、荒引き加工と仕上げ加工の締め付け
トルクは、微妙なものであるから締め付け作業に時間を
要するという課題があった。
【0011】さらに、荒引き加工時、仕上げ加工時の2
回、ジャッキで締め付け直さなければならないので、仕
上げ時の再締め付けを忘れる場合もあった。
【0012】本発明は以上の問題点を解決するためにな
されたもので、加工形態及び被加工物の材質等に応じた
締め付けトルク量で自動的に被加工物を締め付けさせる
ことができる自動クランプシステムを得ることを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、テーブルに治
具によって設置された被加工物に工作機の工具を当接さ
せ、その工具を加工形態に応じた回転速度で回転させな
がら前記被加工物を加工させる際に、前記被加工物を前
記テーブルに固定させるために用いられる自動クランプ
システムである。
【0014】前記自動クランプシステムは クランプレ
バーを有し、油圧によって前記クランプレバーを前記被
加工物の押さえ方向に対して押下させるて前記被加工物
を前記テーブルに固定するクランプ装置と、前記クラン
プ装置に制御信号に基づく方向に油を供給又は前記クラ
ンプ装置から排出若しくは前記クランプ装置内の油圧を
維持するようにバルブを切り換える方向切換バルブ装置
と、前記工具を用いたときの被加工物の加工形態を入力
させ、該入力された加工形態に応じた締付け量に対応す
る制御信号を生成して前記方向切換バルブ装置に送出す
る制御装置とを備えたことを要旨とする。
【0015】また、テーブルに治具によって設置された
被加工物に工作機の工具を当接させ、その工具を加工形
態に応じた回転速度で回転させながら前記被加工物を加
工させる際に、前記被加工物を前記テーブルに固定させ
るために用いられる自動クランプシステムである。
【0016】前記自動クランプシステムは、治具又はテ
ーブルに取り付けられて前記被加工物の振動を検出する
振動検出装置と、クランプレバーを有し、油圧によって
前記クランプレバーを前記被加工物の押さえ方向に対し
て押下させるて前記被加工物を前記テーブルに固定する
クランプ装置と、前記クランプ装置に制御信号に基づく
方向に油を供給又は前記クランプ装置から排出若しくは
前記クランプ装置内の油圧を維持するようにバルブを切
り換える方向切換バルブ装置と、前記振動検出装置から
の振動量を入力し、該入力された振動量から加工形態に
応じた締付け量に対応する制御信号を生成して前記方向
切換バルブ装置に送出する制御装置とを備えたことを要
旨とする。
【0017】
【発明の実施の形態】<実施の形態1>図1は本発明の
実施の形態1の自動クランプシステムの概略構成図であ
る。図1に示す自動クランプシステムは、レバー付きク
ランプ10と、このレバー付きクランプ10に油を供給
制御する方向切換バルブ装置11と、方向切換バルブ装
置11を制御する制御信号を生成する制御装置12とか
ら構成される。
【0018】レバー付きクランプ10は、保護材14
(内部にロードセル(ストレンゲージ荷重変換器)を有
する)付きのクランプレバー15と、このクランプレバ
ー15を支点16で支持するレバーホルダ17を筐体に
固着し、かつピストン18を内蔵して油の供給に伴って
そのピストン18が上昇する油圧シリンダ19とから構
成されている。また、油圧シリンダ19の油室20の筐
体側には、油管21を取り付けるためのコネクタ22が
備えられている。
【0019】制御装置12は、図1に示すように、荒加
工ボタンキー24、仕上げ加工ボタンキー25、材質名
入力キー26、メインスイッチ(図示せず)等からなる
操作キー部27と、被加工物2の締付けトルクが記憶さ
れたメモリ29と、加工状態(荒加工、仕上げ加工)に
応じた締め付けトルクをメモリ29から決定する締付量
決定手段30と、締付量決定手段30で決定された締め
付けトルクを常に維持させる制御信号を方向切換バルブ
装置11に送出するバルブ制御信号発生回路31とを備
えている。
【0020】前述のメモリ29は、荒加工における締め
付けトルクRi(Ri;R1、R2、R3、……)を、
材質Ai(Ai;A1、A2、……)毎に対応づけて記
憶した第1のトルクテーブル33と、仕上げ加工におけ
る締め付けトルクPi(Pi;P1、P2、P3、…
…)を、材質Ai(Ai;A1、A2、……)毎に対応
づけて記憶した第2のトルクテーブル34とを有してい
る。前述の締め付けトルクPiは、荒加工の締め付けト
ルクRiよりは軽いトルク値にされている。
【0021】締付量決定手段30は、荒加工ボタンキー
24、仕上げ加工ボタンキー25、材質名入力キー26
に電気的に接続され、材質名入力キー26からの材質名
Aiが入力されて、荒加工ボタンキー24又は仕上げ加
工ボタンキー25が押下されると、第1のトルクテーブ
ル33又は第2のトルクテーブル34の材質名Aiに対
応する締め付けトルクRi又はPiを選択し、この選択
した締付けトルクhiをバルブ制御信号発生回路31に
送出する。
【0022】バルブ制御信号発生回路31は、レバー付
きクランプ10の保護材14より被加工物2に対するク
ランプレバー15の押下圧(締め付けトルクに対応す
る)信号Fiを入力し、この押下圧信号Fiを締付けト
ルクhiに一致させるための制御信号Haと、バルブ開
閉信号Hbとを方向切換バルブ装置11に送出する。
【0023】このバルブ開閉信号Hbは、今回入力した
締め付けトルクhiと前回の締め付けトルクとを比較
し、今回の締付けトルクhiが前回の締め付けトルクよ
り大きい場合は、油をレバー付きクランプ10に供給す
るような方向にバルブを明けさせる信号(以下制御信号
Hb1という)となる。
【0024】また、今回入力した締め付けトルクhiと
前回の締め付けトルクとを比較し、今回の締付けトルク
hiが前回の締め付けトルクより小さい場合は、油をレ
バー付きクランプ10から排出するような方向にバルブ
を明けさせる信号(以下制御信号Hb2という)とな
る。
【0025】さらに、押下圧信号Fiと締付けトルクh
iとが一致した場合は、バルブを閉じさせる信号(以下
制御信号Hb3という)となる。
【0026】方向切換バルブ装置11は、油圧源に接続
され、制御信号Ha、Hbに基づいて油圧シリンダ19
の油室20に油を供給したり、油室20の油を排出させ
る。
【0027】上記のように構成された実施の形態1の自
動クランプシステムについて以下に動作を説明する。
【0028】例えば、図1に示すように被加工物2が治
具4hに乗せられ、レバー付きクランプ10が図1に示
すようにテーブルに固定されているとき、作業員が制御
装置12の操作キー部27の荒加工ボタンキー24を押
下し、かつ材質名入力キー26を操作して材質名Aiを
入力すると、締付量決定手段30がメモリ29の第1の
トルクテーブル33(荒加工用)を引当て、入力された
材質名Aiに対応する締付けトルクhi(hi←Ri)
を選択し、この締付けトルクhi(hi←Ri)をバル
ブ制御信号発生回路31に送出する。
【0029】バルブ制御信号発生回路31は、今回入力
した締め付けトルクhiと現在の締め付けトルクとを比
較し、今回の締付けトルクhiが前回(現在)の締め付
けトルクより大きい場合は、油をレバー付きクランプ1
0に供給するような方向にバルブを明けさせる制御信号
Hb1を送出する。
【0030】また、バルブ制御信号発生回路31は、選
択された締付けトルクhi(hi←Ri)と、レバー付
きクランプ10の保護材14からの押下圧信号Fiとの
差を制御信号Haとして方向切換バルブ装置11に送出
する。この制御信号Haは、締付けトルクhi(hi←
Ri)と、押下圧信号Fiとが一致するまで送出され
る。
【0031】方向切換バルブ装置11は、制御信号Hb
1が送出されている間は、バルブを開き、かつ制御信号
Haが入力している間は油を油管21を介してレバー付
きクランプ10の油室20に供給し続けて油圧シリンダ
19のクランプ18を押し上げる。また、制御信号Hb
3が入力し、かつ制御信号Haの入力が停止したとき
は、バルブを閉じて油圧シリンダ19の油室20内の圧
を一定に保つようにする。
【0032】すなわち、荒加工ボタンキー24が押下さ
れると、油圧シリンダ19のクランプ18が押し上げら
れてクランプレバー15が支点16を中心にして矢印A
方向に回転して被加工物2を保護材14を介して荒加工
の締め付けトルクRiになるように圧下(強クランプ状
態)し続ける。
【0033】従って、作業員は単に操作部27の粗加工
ボタンキー24と、材質名入力キー26とを操作するこ
とによって、被加工物2の材質に応じた荒加工の締め付
け量で自動的に締め付けが行われる。
【0034】一方、作業員が制御装置12の操作キー部
27の仕上げ工ボタンキー25を押下し、かつ材質名入
力キー26を操作して材質名Aiを入力すると、締付量
決定手段30がメモリ29の第2のトルクテーブル34
(仕上げ加工用)を引当て、入力された材質名Aiに対
応する締付けトルクhi(hi←Pi)を選択し、この
締付けトルクhi(hi←Pi)をバルブ制御信号発生
回路31に送出する。
【0035】バルブ制御信号発生回路31は、今回入力
した締め付けトルクhiと前回(現在)の締め付けトル
クとを比較し、今回の締付けトルクhiが前回の締め付
けトルクより小さい場合は、油をレバー付きクランプ1
0から排出するような方向にバルブを明けさせる制御信
号Hb2を方向切換バルブ装置11に送出する。
【0036】方向切換バルブ装置11は、制御信号Hb
2が入力している間は、油をレバー付きクランプ10の
油圧シリンダ19から排出させてリクランプ状態(2分
から3分程度)にする。
【0037】そして、バルブ制御信号発生回路31は、
再び押下圧信号Fiを締付けトルクhi(Pi)に一致
させるための制御信号Haと、油をレバー付きクランプ
10に供給するような方向にバルブを明けさせる制御信
号Hb1を方向切換バルブ装置11に送出して、仕上げ
加工の締付けトルクPiでクランプさせる。従って、荒
加工時よりは軽い圧でクランプレバー15が被加工物2
を押圧していることになる。
【0038】次に、バルブ制御信号発生回路31は、押
下圧信号Fiと締付けトルクhi(hi←Pi)が一致
すると、制御信号Haの送出を停止すると共に、制御信
号Hb3を方向切換バルブ装置11に送出する。方向切
換バルブ装置11は、制御信号Hb3の入力によってバ
ルブを閉じる。従って、荒加工時よりは軽い圧でクラン
プレバー15が被加工物2を押圧し続けていることにな
る。
【0039】すなわち、前回に荒加工ボタンキー24が
押下された後に、仕上げ加工ボタンキー25が押下され
た場合は、一旦油を排出してリクランプ状態にした後
に、再び仕上げ加工用の押し上げ量でピストン18を押
し上げて弱クランプ状態にする。
【0040】従って、作業員は単に操作部27の仕上げ
加工ボタンキー25と、材質名入力キー26とを操作す
ることによって、被加工物2の材質に応じた仕上げ加工
の締め付け量で自動的に締め付けが行われる。
【0041】<実施の形態2>図2は本発明の実施の形
態2の自動クランプシステムの概略構成図である。図2
に示す実施の形態2は複数のレバー付きクランプ10を
同時に制御するものである。但し、レバー付きクランプ
10は、保護材14と油圧シリンダ18のみを示し、方
向切換バルブ装置11は、方向切換弁11aと圧力比例
制御弁11bとからなることを示す。
【0042】また、制御装置35は、実施の形態1と同
様な操作キー部27と、メモリ29と、締付量決定手段
30と、バルブ制御信号発生回路31とを備える他に、
各レバー付きクランプ10の保護材14の押下圧信号f
i(fi:f1、f2、……)を入力し、これらの押下
圧信号を平均化した押下圧信号Fiをバルブ制御信号発
生回路31に送出する平均化手段36を備えている。
【0043】このような実施の形態2の自動クランプシ
ステムは、複数のレバー付きクランプ10がテーブルに
固定されて、制御装置35のメインスイッチ(図示せ
ず)が押下されると、平均化手段36が各レバー付きク
ランプ10の保護材14の押下圧信号fi(fi:f
1、f2、……)を平均化した押下圧信号Fiをバルブ
制御信号発生回路31に送出する。
【0044】従って、荒加工ボタンキー24が押下され
たときは、各レバー付きクランプ10のピストン18が
均一に押し上げられ、仕上げ加工ボタンキー25が押さ
れたときは各レバー付きクランプ10のピストン18が
軽くレバーを押すことになる。
【0045】<実施の形態3>図3は実施の形態3の自
動クランプシステムの概略構成図である。図3に示す自
動クランプシステムは、油圧シリンダを後述するリニア
モータ式油圧シリンダ装置39に代えた自動クランプ4
0を採用し、制御装置42からの制御信号Hiを直接、
リニアモータ式油圧シリンダ39に送出している。
【0046】前述の制御装置42は、実施の形態1と同
様な操作キー部27と、メモリ29と、締付量決定手段
30とを備えている。また、締付量決定手段30によっ
て選択されたトルクRi又はPiに対応する制御信号H
iを生成してリニア式油圧シリンダ装置39に送出す
る。
【0047】このリニア式油圧シリンダ装置39の構成
を図4の断面図にて説明する。図5はリニア式油圧シリ
ンダ装置39の動作を説明する説明図である。図4に示
すリニア式油圧シリンダ装置39は、底部44のリニア
モータ部45のコイル46aにバルブ制御信号発生回路
41から制御信号HiがHレベルで入力すると、ホーン
46bがB方向に励自し、サーボバルブ部46の油室4
7に設けられているバルブシリンダ48がB矢印方向に
動く。また、リニアモータ部45には油室47とリニア
モータ部45とを遮蔽するシート付きタイヤフラム46
cが取り付けられている。
【0048】これにより、サーボバルブ部46に設けら
れている第1のバイパス管(S孔とQ孔とを接続する
管)のS孔を介して油室47aの油がS孔から第1のバ
イパス管を通ってQ孔から油室47bに流入する。
【0049】また、バルブシリンダ48のB矢印方向の
移動に伴って、油室47cの油が第2のバイパス管(T
孔とP孔とを接続する管)のT孔を介してP孔から油室
47d、47eに流入し、孔管Lを通って上部51の油
室52に流入し、クランプ用プランジャ53を下方に押
し下げる(図5の(a)を参照)。
【0050】このクランプ用プランジャ53の下降によ
って、油室54の油が孔管Mを通って油室47f、47
gに流れて、孔管55を通って油室47cに流れ込む
(図5の(a)を参照)。
【0051】一方、バルブ制御信号発生回路41から制
御信号HiがLレベルで入力すると、ホーン46bがA
方向に励自し、サーボバルブ部46の油室47に設けら
れているバルブシリンダ48がA矢印方向に動く。
【0052】これにより、サーボバルブ部46に設けら
れている第1のバイパス管(S孔とQ孔とを接続する
管)のQ孔を介して油室47bの油がQ孔から第1のバ
イパス管を通ってS孔から油室47aに流入する。
【0053】また、バルブシリンダ48のA矢印方向の
移動に伴って、油室47c、47eの油が第2のバイパ
ス管(T孔とP孔とを接続する管)のT孔を介してP孔
から油室47fに流入すると共に、上部51の油室52
の油がL孔管を介して油室47eに流入する。T孔から
油室47fの流入に伴って、油室47fの油はM孔管を
介して上部51の油室54に流入して、クランプ用プラ
ンジャ53を上方に押し上げる(図5の(b)を参
照)。
【0054】このクランプ用プランジャ53の上昇によ
って、油室52の油が孔管Lを通って油室47e、47
cに流れて、T孔、P孔を通って油室47fに流れ込む
(図5の(b)を参照)。
【0055】すなわち、実施の形態3に示すリニアモー
タ式油圧シリンダ39を用いた場合には、実施の形態
1、2で用いる方向切換バルブ装置が不要となる。
【0056】<実施の形態4>図6は実施の形態4の自
動クランプシステムの概略構成図である。実施の形態4
の自動クランプシステムは、治具4hに振動検出装置5
9を取付けて被加工物2における振動量を検出し、この
振動量から制御装置60が加工状態(荒加工、仕上げ加
工)を判別し、判別結果に応じた締付けトルクを方向切
換装置11に送出してレバー付きクランプ19を制御す
る。
【0057】前述の制御装置60は、図1に示すように
実施の形態1と同様な、材質名入力キー26と、締付量
決定手段30と、メモリ29と、バルブ制御信号発生回
路31とを備える他に、加工状態判定用テーブル62を
備えたメモリ61と、振動検出装置60からの振動量信
号Yiと加工状態判定用テーブル62のデータとから加
工状態を判定する加工状態判定手段63と、コード変換
手段64とを備えている。
【0058】このコード変換手段64は、加工状態判定
手段63の判定結果を入力し、この判定結果が荒加工を
示しているときは、実施の形態1で用いた荒加工ボタン
キー24が押されたときの信号コードに変換して締付量
決定手段30に送出する。
【0059】また、コード変換手段64は、加工状態判
定手段63の判定結果を入力し、この判定結果が荒加工
を示しているときは、実施の形態1で用いた仕上げ加工
ボタンキー25が押されたときの信号コードに変換して
締付量決定手段30に送出する。
【0060】また、振動検出装置59は、例えば以下に
説明する構成のものを用いるのが望ましい。図7は、振
動検出装置59の断面図である。この振動検出装置59
は、円筒型のロードセル(ストレンゲージ荷重変換器)
70を、上部を開放した円筒管71に収納し、この円筒
管71に納められた圧電素子70の上面に円筒型のプラ
ンジャー72を設け、これらを円筒管73で覆ってい
る。また、円筒管71の底面には複数のスプリング74
a、74b、…74fの一端が周設されている。また、
円筒管73は止めボルト穴75が設けられ、このボルト
穴75に止めねじ76が封入される。
【0061】また、スプリング74a、74b、…74
fの他端は、検出器取付板77に周設されている。ま
た、検出器取付板77の側板78の裏側には、振動絶縁
材79が全面に渡って接着され、この振動絶縁材79に
永久磁石80が接着されている。
【0062】すなわち、振動検出装置59は、ヘッドが
被加工物2の面に接触するように治具4hに取り付ける
ことが可能となっている。
【0063】上記のように構成された自動クランプシス
テムの動作を以下に説明する。工作機を動作状態にして
ヘッド部の工具(図示せず)を被加工物2に当てながら
加工させて行くと、このときの振動が振動検出装置59
によって検出され、振動検出信号Yiとして制御装置6
0の加工状態判定手段63に送出される。
【0064】加工状態判定手段63は、メモリ61の加
工状態判定テーブル62から振動検出信号Yiに対応す
る加工状態を引き当てる。
【0065】例えば、振動検出信号Yiが振動加速度で
送出され、その振動加速度が0.833程度である場合
は、加工状態判定テーブル62より、荒加工状態と判定
する。また、振動加速度が0.513程度である場合
は、加工状態判定テーブル62より、仕上げ工状態と判
定する。
【0066】そして、コード変換手段64が荒加工を示
しているときは、実施の形態1で用いた荒加工ボタンキ
ー24が押されたときの信号コードに変換して締付量決
定手段30に送出する。
【0067】また、コード変換手段64は、加工状態判
定手段63の判定結果を入力し、この判定結果が荒加工
を示しているときは、実施の形態1で用いた仕上げ加工
ボタンキー25が押されたときの信号コードに変換して
締付量決定手段30に送出する。
【0068】すなわち、実施の形態4においては、大き
な振動のときは自動的に荒加工として大きな力で油圧シ
リンダ19の18を押し上げて大きな力で被加工物2を
クランプレバー15を用いてクランプする。また、小さ
な振動になったときは、自動的に油圧シリンダ19から
油を排出させて再び小さな力で18を押し上げて小さな
力でクランプさせる。
【0069】従って、作業員は制御装置60を動作させ
るだけで、自動的に所望のトルクで被加工物2をクラン
プするので、作業員の作業が低減し、かつ経験の浅い作
業員でも仕上げ、荒加工を行わせることが可能となる。
【0070】また、振動検出装置59は、図8に示すよ
うな電気式にしてもよい。この振動検出装置90は、振
動子を取付るためのボルト穴91を有する振動ヘッド9
2と、振動ヘッド92の底部に連結された振動コイル部
93と、振動コイル部93に周設されたコイル94と、
コイル94に対向して設けたヨーク95と、振動コイル
部93の下方に設けられたセンターヨーク96と、マグ
ネット97と、キャンセルマグネット98とを備えて、
円筒型のケース99に収納している。また、振動ヘッド
92には摺動用ベアリング100が周設されている。
【0071】このような振動検出装置90は、図9の
(a)、(b)、(c)の振動子を振動ヘッド92のボ
ルト穴91に挿入して用いる。これによって、様々な形
状の被加工物2の振動を確実に検出できる。
【0072】<実施の形態5>図10は実施の形態5に
用いるレバー付きクランプ110を説明する説明図であ
る。図10に示すレバー付きクランプ110は、2個の
クランプレバー111で被加工物2をクランプする構造
にされている。
【0073】このレバー付きクランプ110を図11の
断面図を用いて説明する。図11に示すように、レバー
付きクランプ110は、クランプレバー111を有する
油圧シリンダ113、114の底部同士を連結して構成
している。このクランプレバー111には保護材14
(内部にロードセル(ストレンゲージ荷重変換器)を有
する)が設けられている。また、油圧シリンダ113、
114は、クランプレバー111を支点112で支持す
るレバーホルダ113をシリンダの筐体に固着し、かつ
ピストン18を内蔵して油の供給に伴ってそのピストン
18が上昇する構成にしている。
【0074】また、油圧シリンダ113、114を連結
する連結部118はL型ブラケット120の端部に固着
されている。このL型ブラケット120の他方の端部は
サポート台121に上下動自在に連結されている。サポ
ート台121は内部にスプリング122を有してブラケ
ット120を支持している。
【0075】また、サポート台121には、ブラケット
120の位置を固定するための油圧シリンダ125が設
けられている。すなわち、連結部118が常に、被加工
物2の断面の中央に位置するようにしている。
【0076】次に、連結部118を図12の断面図を用
いて説明する。図12に示すように油圧シリンダ11
3、114の底部は平板130にされ、これらの平板1
30の下にワッシャ131を入れてブラケット120を
挟み込み、ボルト132でブラケット120に固定する
ようにしている。
【0077】このようなレバー付きクランプ110は図
13に示す制御装置140と接続して用いるのが好まし
い。
【0078】図13に示す制御装置140は、上記実施
の形態と同様なメモリ61と、コード変換手段64と、
材質名入力キー26と、締付量決定手段30と、メモリ
29とを備えている。また、油圧検出センサ142から
の油圧信号と、締付量決定手段30からの締付トルクh
iとを入力して方向切換バルブ装置146を制御する制
御信号Ha、Hbを送出するバルブ制御信号発生回路1
45を備えている。
【0079】方向切換バルブ装置146は、油圧シリン
ダ113、114への油を供給する方向を切り換えると
共に、油圧検出信号のレベルが安定状態となったとき
に、油圧シリンダ121に油を供給してブラケット12
0を固定する。
【0080】上記のように構成された実施の形態5の自
動クランプシステムについて以下に動作を説明する。
【0081】初めに、作業員はレバー付きクランプ11
0を図11に示す状態に取り付けて、方向切換バルブ装
置146から油を油圧シリンダ113、114に供給さ
せる。 このとき、方向切換バルブ装置146は、油圧
検出信号のレベルが安定状態となったかどうかを判定
し、安定状態になったときに、油圧シリンダ121に油
を供給してブラケット120を固定する。
【0082】そして、工作機を動作状態にしてヘッド部
の工具(図示せず)を被加工物2に当てながら加工させ
て行くと、このときの振動が振動検出装置59によって
検出され、振動検出信号Yiとして制御装置140の加
工状態判定手段63に送出される。
【0083】加工状態判定手段63は、メモリ61の加
工状態判定テーブル62から振動検出信号Yiに対応す
る加工状態を引き当てる。
【0084】例えば、振動検出信号Yiが振動加速度で
送出され、その振動加速度が0.833程度である場合
は、加工状態判定テーブル62より、荒加工状態と判定
する。また、振動加速度が0.513程度である場合
は、加工状態判定テーブル62より、仕上げ工状態と判
定する。
【0085】そして、コード変換手段64が荒加工を示
しているときは、実施の形態1で用いた荒加工ボタンキ
ー24が押されたときの信号コードに変換して締付量決
定手段30に送出する。
【0086】また、コード変換手段64は、加工状態判
定手段63の判定結果を入力し、この判定結果が荒加工
を示しているときは、実施の形態1で用いた仕上げ加工
ボタンキー25が押されたときの信号コードに変換して
締付量決定手段30に送出する。
【0087】例えば、荒加工であれば締付量決定手段3
0がメモリ29の第1のトルクテーブル33(荒加工
用)を引当て、入力された材質名Aiに対応する締付け
トルクhi(hi←Ri)を選択し、この締付けトルク
hi(hi←Ri)をバルブ制御信号発生回路145に
送出する。
【0088】バルブ制御信号発生回路145は、今回入
力した締め付けトルクhiと現在の締め付けトルクとを
比較し、今回の締付けトルクhiが前回(現在)の締め
付けトルクより大きい場合は、油をレバー付きクランプ
110に供給するような方向にバルブを明けさせる制御
信号Hb1を送出する。
【0089】また、バルブ制御信号発生回路145は、
選択された締付けトルクhi(hi←Ri)と、油圧検
出センサからの油圧検出信号との差を制御信号Haとし
て方向切換バルブ装置146に送出する。
【0090】方向切換バルブ装置146は、制御信号H
b1が送出されている間は、バルブを開き、かつ制御信
号Haが入力している間は油をレバー付きクランプ11
0の油圧シリンダ113、114に供給し続けて各クラ
ンプ18を押し上げる。また、制御信号Hb3が入力
し、かつ制御信号Haの入力が停止したときは、バルブ
を閉じて油圧シリンダ113、114の油室内の圧を一
定に保つようにする。
【0091】すなわち、荒加工の締め付けトルクRiに
なるように圧下(強クランプ状態)し続ける。
【0092】一方、仕上げ加工の信号コードが入力する
と、締付量決定手段30がメモリ29の第2のトルクテ
ーブル34(仕上げ加工用)を引当て、入力された材質
名Aiに対応する締付けトルクhi(hi←Pi)を選
択し、この締付けトルクhi(hi←Pi)をバルブ制
御信号発生回路145に送出する。
【0093】バルブ制御信号発生回路145は、今回入
力した締め付けトルクhiと前回(現在)の締め付けト
ルクとを比較し、今回の締付けトルクhiが前回の締め
付けトルクより小さい場合は、油をレバー付きクランプ
1110から排出するような方向にバルブを明けさせる
制御信号Hb2を所定時間(2分から3分程度)、方向
切換バルブ装置146に送出する。
【0094】方向切換バルブ装置146は、制御信号H
b2が入力している間は、油をレバー付きクランプ10
の油圧シリンダ19から排出させてリクランプ状態(2
分から3分程度)にする。
【0095】そして、バルブ制御信号発生回路31は、
再び押下圧信号Fiを締付けトルクhi(Pi)に一致
させるための制御信号Haと、油をレバー付きクランプ
10に供給するような方向にバルブを明けさせる制御信
号Hb1を方向切換バルブ装置11に送出して、仕上げ
加工の締付けトルクPiでクランプさせる。従って、荒
加工時よりは軽い圧でクランプレバー15が被加工物2
を押圧していることになる。
【0096】次に、バルブ制御信号発生回路145は、
油圧検出信号と締付けトルクhi(hi←Pi)が一致
すると、制御信号Haの送出を停止すると共に、制御信
号Hb3を方向切換バルブ装置146に送出する。方向
切換バルブ装置146は、制御信号Hb3の入力によっ
てバルブを閉じる。従って、荒加工時よりは軽い圧で2
個のクランプレバー111が被加工物2を押圧し続けて
いることになる。
【0097】材質名入力キー26のみを操作するだけ
で、被加工物2の材質に応じた仕上げ加工の締め付け量
で自動的に締め付けが行われる。
【0098】なお、上記実施の形態5においては、振動
検出装置、加工状況判定手段等を用いて自動的に締め付
けトルクを変えたが、実施の形態1のように操作部を設
けて荒加工ボタンキー又は仕上げ加工ボタンキーを作業
員に押下させて所望の締め付けトルクで被加工物をクラ
ンプするようにしてもよい。
【0099】
【発明の効果】第1の本発明の自動クランプシステム
は、自動クランプシステムは 制御装置に加工形態を入
力すると、この加工形態(荒加工、仕上げ加工)に応じ
た締付け量が制御信号となって、方向切換バルブ装置に
入力する。そして、方向切換バルブ装置が被加工物をク
ランプレバーによってクランプしているクランプ装置に
対して、その締付け量となる油圧をシリンダ内に生成し
てクランプレバーを押下させる。
【0100】このため、経験の浅い作業員であっても、
最適な締め付けトルクで締め付けできる。また、締め付
け作業に時間が係るということがない。
【0101】また、第2の発明の自動クランプシステム
は振動検出装置が被加工物の振動を検出し、この振動量
から現在の加工形態を自動的に判別する。そして、判別
された加工形態に対応する締付け量でクランプ装置のク
ランプレバーを被加工物に押下させる。
【0102】このため、仕上げ時の再締め付けを忘れる
ということがないと共に、作業員は単にクランプ装置と
振動検出装置とをテーブルに取り付けるだけで、自動的
に加工形態に応じた締め付け量で被加工物が押下され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の自動クランプシステムの概略構
成図である。
【図2】実施の形態2の自動クランプシステムの概略構
成図である。
【図3】実施の形態3の自動クランプシステムの概略構
成図である。
【図4】実施の形態3に用いるリニアモータ式油圧シリ
ンダ装置の断面図である。
【図5】リニアモータ式油圧シリンダ装置の動作を説明
する説明図である。
【図6】実施の形態4の自動クランプシステムの概略構
成図である。
【図7】振動検出装置の断面図である。
【図8】振動検出装置の他の例の断面図である。
【図9】振動子の使用例を説明する説明図である。
【図10】実施の形態5の自動クランプシステムの使用
例を説明する説明図である。
【図11】実施の形態5に用いるクランプ装置の断面図
である。
【図12】連結部の詳細構成図である。
【図13】実施の形態5の自動クランプシステムの概略
構成図である。
【図14】従来のフライス加工を説明する説明図であ
る。
【図15】被加工物の外観図である。
【符号の説明】
1 ヘッド 2 被加工物 4 治具 10 レバー付きクランプ 11 方向切換バルブ装置 12 制御装置 14 保護材 24 荒加工ボタンキー 25 仕上げ加工ボタンキー 30 締付量決定手段 31 バルブ制御信号発生回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブルに治具によって設置された被加
    工物に工作機の工具を当接させ、その工具を加工形態に
    応じた回転速度で回転させながら前記被加工物を加工さ
    せる際に、前記被加工物を前記テーブルに固定させるた
    めに用いられる自動クランプシステムであって、 前記自動クランプシステムは、 クランプレバーを有し、油圧によって前記クランプレバ
    ーを前記被加工物の押さえ方向に対して押下させるて前
    記被加工物を前記テーブルに固定するクランプ装置と、 前記クランプ装置に制御信号に基づく方向に油を供給又
    は前記クランプ装置から排出若しくは前記クランプ装置
    内の油圧を維持するようにバルブを切り換える方向切換
    バルブ装置と、 前記工具を用いたときの被加工物の加工形態を入力さ
    せ、該入力された加工形態に応じた締付け量に対応する
    制御信号を生成して前記方向切換バルブ装置に送出する
    制御装置とを有することを特徴とする自動クランプシス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記クランプ装置は、 油の供給に伴って上昇するピストンを内部に備えた油圧
    シリンダと、 前記油圧シリンダの筐体に固定された支点と、 前記支点によって支えられ、前記被加工物を押下する端
    部に保護材を備えて、前記油圧ピストンの上下動によっ
    て前記支点を中心にして回動するクランプレバーとから
    なることを特徴とする請求項1記載の自動クランプシス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記制御装置は、 荒加工キー、仕上げ加工キーを配置し、いずれかの加工
    キーが押下されると、そのキーに対応するコマンドコー
    ドを生成して送出する操作部と、 前記荒加工のコマンドコードに対応する前記クランプレ
    バーの締付け量と前記仕上げ加工のコマンドコードに対
    応する前記クランプレバーの締付け量とが記憶された締
    付け量テーブルと、 前記操作部が生成したコマンドコードに対応する前記締
    付け量を前記締付けテーブルから選択し、該選択した締
    付け量を送出する締付け量決定手段と、 前記締付け量に対応する制御信号を生成して前記方向切
    換バルブ装置に送出する制御信号発生回路とを有するこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の自動クランプシス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記クランプ装置に代えて、前記クラン
    プ装置同士の底部を連結部によって連結した2重クラン
    プ部と、 前記連結部をブラケットによって支持し、このブラケッ
    トを直動可能に支持するサポートと、 前記サポートに設けられ、前記方向切換バルブ装置から
    の油の供給に伴って前記ブラケットを固定する油圧シリ
    ンダとからなる2重クランプ装置とを有することを特徴
    とする請求項1、2又は3記載の自動クランプシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記クランプレバーに取り付けられる保
    護材内にロードセルを備え、 前記制御装置は、前記ロードセルからの押下荷重信号と
    前記選択した締付け量とが一致する制御信号を生成して
    送出することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載
    の自動クランプシステム。
  6. 【請求項6】 前記クランプ装置及び方向切換バルブ装
    置に代えて、 下部にサーボバルブ機構と該サーボバルブ機構を前記制
    御信号に基づいて直線移動させるリニア機構とを有し、
    上部に油の排出又は供給に伴って上下動するプランジャ
    を有し、前記サーボバルブ機構の移動に伴って前記上部
    の油を排出又は供給制御するサーボプランジャと、 前記サーボプランジャの筐体に固定された支点と、 前記支点によって支えられ、前記被加工物を押下する端
    部に保護材を備えて、前記プランジャの上下動によって
    前記支点を中心にして回動するクランプレバーとからな
    るサーボプランジャ装置とを有することを特徴とする請
    求項1、2、3、4又は5記載の自動クランプシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 テーブルに治具によって設置された被加
    工物に工作機の工具を当接させ、その工具を加工形態に
    応じた回転速度で回転させながら前記被加工物を加工さ
    せる際に、前記被加工物を前記テーブルに固定させるた
    めに用いられる自動クランプシステムであって、 前記自動クランプシステムは、 前記治具又はテーブルに取り付けられて前記被加工物の
    振動を検出する振動検出装置と、 クランプレバーを有し、油圧によって前記クランプレバ
    ーを前記被加工物の押さえ方向に対して押下させて前記
    被加工物を前記テーブルに固定するクランプ装置と、 前記クランプ装置に制御信号に基づく方向に油を供給又
    は前記クランプ装置から排出若しくは前記クランプ装置
    内の油圧を維持するようにバルブを切り換える方向切換
    バルブ装置と、 前記振動検出装置からの振動量を入力し、該入力された
    振動量から加工形態に応じた締付け量に対応する制御信
    号を生成して前記方向切換バルブ装置に送出する制御装
    置とを有することを特徴とする自動クランプシステム。
  8. 【請求項8】 前記制御装置は、 前記振動検出装置からの振動量に応じて前記加工の形態
    を判別する加工形態判別手段と、 前記加工形態判別手段での判別結果が前記荒加工の場合
    は、荒加工のコマンドコードを、前記仕上げ加工の場合
    は仕上げ加工のコマンドコードを生成して送出するコー
    ド変換手段と、 前記荒加工に対応する前記クランプレバーの締付け量と
    前記仕上げ加工のコマンドコードに対応する前記クラン
    プレバーの締付け量とが記憶された締付け量テーブル
    と、 前記コマンドコードに対応する前記締付け量を前記締付
    けテーブルから選択し、該選択した締付け量を送出する
    締付け量決定手段と、 前記締付け量に対応する制御信号を生成して前記方向切
    換バルブ装置に送出する制御信号発生回路とを有するこ
    とを特徴とする請求項7記載の自動クランプシステム。
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