JPH11207406A - テーパー状シーム管の製造方法 - Google Patents

テーパー状シーム管の製造方法

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JPH11207406A
JPH11207406A JP982498A JP982498A JPH11207406A JP H11207406 A JPH11207406 A JP H11207406A JP 982498 A JP982498 A JP 982498A JP 982498 A JP982498 A JP 982498A JP H11207406 A JPH11207406 A JP H11207406A
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JP
Japan
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stage
base
tube
pressing
taper
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JP982498A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Makino
哲治 牧野
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MAKINO TEKKOSHO
MAKINO TEKKOSHO KK
Original Assignee
MAKINO TEKKOSHO
MAKINO TEKKOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステンレス鋼のような外観が長期にわたって
良好に保たれ、高強度、かつ、厚みも適当な素材で、テ
ーパー状管を製造する方法を提供する。 【解決手段】 金属板を基部径を形成するに足りる長さ
の底aと先端部径を形成するに足りる長さの底bとテー
パー状シーム管の長さとなる高さhの台形板に裁断する
工程(A)と、該台形板の基部側底と先端部側底の両側に
同数個ずつ押圧目印を所定間隔で設けるマーキング工程
(B)と、基部側底の押圧目印と先端部側底の押圧目印と
の両側にわたって両縁部から順次均等に押圧プレスする
曲げ加工工程(C)と、台形板の幅方向中央を強く押圧プ
レスして巻管とする工程(D)と、巻管のスリットを閉じ
て仮溶接する工程(E)と、スリットを閉じた部分に沿っ
て行なわれるシーム溶接によってテーパー状シーム管と
する工程(F)と、テーパー状シーム管の曲がり又は歪を
矯正する工程(G)と、表面状態を整える仕上げ工程(H)
とからなるテーパー状シーム管の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基部と先端部とで
径を異にするテーパー状シーム管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】街灯や自動車道の照明灯等のポールには
デザイン性等を重んじて、最近では従来の同径管に変わ
るテーパー状管を用いることが要請されるようになって
きた。特に接地部(基部)側が小径で上部に至るにつれて
大径の数メートル長のテーパー状管のポールはデザイン
的に優れている。このようなテーパー形状のポールの製
造については、長いし、径が変化するため、ロール成形
ができない。従来は鋳型を用いる鋳造法以外に適当な方
法がなかった。しかし、鋳造法では、素材金属、表面状
態(外観)、強度、厚み等に制約があり、デザイン性や強
度、耐久性、コスト等を満足させるものとはならない難
点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ステンレス
鋼(以下SUSと略記)のような外観が長期にわたって良
好に保たれ、高強度、かつ、厚みも適当な素材で、テー
パー状管を製造する方法について検討した。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を検討した結
果、基部と先端部とで径を異にするテーパー状シーム管
を製造する方法であって、金属板を基部径を形成するに
足りる長さの底aと先端部径を形成するに足りる長さの
底bとテーパー状シーム管の長さとなる高さhの台形板
に裁断する工程(A)と、該台形板の基部側底と先端部側
底の両側に同数個ずつ押圧目印を所定間隔で設けるマー
キング工程(B)と、基部側底の押圧目印と先端部側底の
押圧目印との両側にわたって両縁部から順次均等に押圧
プレスする曲げ加工工程(C)と、台形板の幅方向中央を
強く押圧プレスして巻管とする工程(D)と、巻管のスリ
ットを閉じて仮溶接する工程(E)と、スリットを閉じた
部分に沿って行なわれるシーム溶接によってテーパー状
シーム管とする工程(F)と、テーパー状シーム管の曲が
り又は歪を矯正する工程(G)と、表面状態を整える仕上
げ工程(H)とからなるテーパー状シーム管の製造方法と
した。
【0005】
【発明の実施の形態】図1に本発明の基部と先端部とで
径を異にするテーパー状シーム管を製造する方法の概略
をフローシートで示す。先ず初めに、図2に示すように
金属板(この例ではSUS304,厚み5mm)を基部径を
形成するに足りる長さの底aと先端部径を形成するに足
りる長さの底bとテーパー状シーム管の長さとなる高さ
hの台形板1に裁断した(工程A)。例えば、テーパー状
シーム管の基部の径を94mmφとする場合には底aは295m
mである。また、先端部の径を180mmφに形成する場合に
は底bは565mmである。この例では高さhを3455mmに裁
断した。次に図3に示すように、この台形板1の基部側
底aと先端部側底bの両側に同数個ずつ押圧目印2,3
を所定間隔でマーキングした(工程B)。この例では押圧
目印2,3はいずれも63本づつマーキングされており、
押圧目印2の間隔は4.68mm、押圧目印3の間隔は8.97mm
である。
【0006】この状態の台形板1を用い、基部側底の押
圧目印2と先端部側底の押圧目印3との両側にわたって
両縁部から順次均等に押圧プレスする(曲げ加工工程
C)。図4はその時の様子を示す端面図である。図5は
工程Cにより台形板1の両縁部をプレスした場合の斜視
図である。プレスの上型4も下型5も特殊鋼(45C)で、
上型4は刃先が三角断面の薄刃であり、下型5は中央に
ほぼ三角断面の凹溝を設けている。この実施例における
両縁部から順次プレスする際の押圧は200Kgf/cm2であ
る。台形板1の幅方向中央に達すると図6に示すように
強く押圧プレスして巻管とする(工程D)。この実施例で
は250〜300Kgf/cm2である。この押圧によって出来た巻
管6の様子を図7に示す。巻管6には上型4を挾んでい
た時のスリット(隙間)7がある。
【0007】この巻管6のスリット7は図8に示すよう
に棒体8によって上から押圧すると閉じることができ
る。そこで、この状態で図9に示すようにスポット的に
仮溶接を行なった(仮溶接工程E)。符号9が仮溶接部で
ある。更に、図10に示すように仮溶接部9によってスリ
ットを閉じている部分に沿ってシーム溶接を行なうこと
によってテーパー状シーム管10とする(工程F)。溶接に
よってテーパー状シーム管10には曲がりや歪が生じる例
が多いが、その場合これを油圧矯正機によって矯正する
(工程G)。その後、表面状態を整える仕上げ工程(H)と
なる。仕上げ工程は、先ず、サンダー仕上げを行ない、
シームカットを行なう。その後、研摩によって粗仕上げ
を行なった後、鏡面仕上げを行なう。これらは金属表面
の通常行なわれている仕上げの手法を採用できる。
【0008】上記実施例では円形断面のテーパー状シー
ム管を作成したが、この外に、三角以上の多角形断面の
テーパー状シーム管や、楕円断面等のテーパー状シーム
管の製作も本発明の方法によって可能である。
【0009】
【発明の効果】本発明によって、ステンレス鋼、アルミ
ニウム合金のような外観が長期にわたって良好に保た
れ、高強度、かつ、厚みも適当な素材で、金属板の裁
断、マーキング、プレス及び溶接を主な手段とすること
によってテーパー状管を製造することが可能となった。
また、一般鋼材の加工も当然ながら可能で、その場合は
仕上工程において、金属メッキ、樹脂塗装、その他の表
面処理を付加すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテーパー状シーム管の製造方法の概略
を示すフローシートである。
【図2】台形板の平面図である。
【図3】マーキング後の台形板の平面図である。
【図4】プレス時の様子を示す端面図である。
【図5】台形板の両縁部をプレスした様子を示す斜視図
である。
【図6】センターのプレス時の様子を示す端面図であ
る。
【図7】巻管に形成した際の斜視図である。
【図8】巻管のスリットを閉じている様子を示す斜視図
である。
【図9】スポット的に仮溶接を行なった巻管の斜視図で
ある。
【図10】シーム溶接を行なうことによってテーパー状
シーム管としている様子を示す斜視図である。
【図11】完成されたテーパー状シーム管の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 台形板 2 押圧目印 3 押圧目印 4 上型 5 下型 6 巻管 7 スリット 8 棒体 9 仮溶接部 10 テーパー状シーム管 a 底 b 底 h 高さ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部と先端部とで径を異にするテーパー
    状シーム管を製造する方法であって、金属板を基部径を
    形成するに足りる長さの底aと先端部径を形成するに足
    りる長さの底bとテーパー状シーム管の長さとなる高さ
    hの台形板に裁断する工程(A)と、該台形板の基部側底
    と先端部側底の両側に同数個ずつ押圧目印を所定間隔で
    設けるマーキング工程(B)と、基部側底の押圧目印と先
    端部側底の押圧目印との両側にわたって両縁部から順次
    均等に押圧プレスする曲げ加工工程(C)と、台形板の幅
    方向中央を強く押圧プレスして巻管とする工程(D)と、
    巻管のスリットを閉じて仮溶接する工程(E)と、スリッ
    トを閉じた部分に沿って行なわれるシーム溶接によって
    テーパー状シーム管とする工程(F)と、テーパー状シー
    ム管の曲がり又は歪を矯正する工程(G)と、表面状態を
    整える仕上げ工程(H)とからなるテーパー状シーム管の
    製造方法。
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