JPH11207085A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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Publication number
JPH11207085A
JPH11207085A JP10009421A JP942198A JPH11207085A JP H11207085 A JPH11207085 A JP H11207085A JP 10009421 A JP10009421 A JP 10009421A JP 942198 A JP942198 A JP 942198A JP H11207085 A JPH11207085 A JP H11207085A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure sensor
circuit board
control circuit
case
washing machine
Prior art date
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Pending
Application number
JP10009421A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Matsumoto
悟 松本
Nobuichi Nishimura
展一 西村
Hiroshi Ikeda
博志 池田
Takahiro Nishimura
隆宏 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP10009421A priority Critical patent/JPH11207085A/ja
Publication of JPH11207085A publication Critical patent/JPH11207085A/ja
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水位検出精度が良く、コンパクト設計性に優
れた洗濯機を提供すること。 【解決手段】 圧力センサ27は、エアチューブ31お
よび26を介してエアトラップに接続されたものであ
り、エアトラップの内圧に応じてスライドするフェライ
ト製の可動片とコイルとを主体に構成されている。この
構成の場合、圧力センサ27が制御回路基板19に搭載
されているので、圧力センサ27の専用配線スペースが
不要になり、コンパクト設計の点で有利になる。しか
も、可動片のスライド量をコイルにより検出することに
基づいて洗濯槽内の水位を検出するので、水位の検出精
度が温度や湿度等による影響で低下することが防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯槽内の水位を
検出する圧力センサを備えた洗濯機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】上記洗濯機には、空気
貯溜部内の空気を洗濯槽内の水により圧縮し、空気貯溜
部の内圧の増加を圧力センサにより検出することに基づ
いて洗濯槽内の水位を判別する構成のものがある。この
構成の場合、感圧式の圧力センサを制御回路基板とは別
の専用スペースに配設し、圧力センサと制御回路基板と
の間をリード線で接続していたので、圧力センサの専用
配線スペースが必要になり、コンパクト設計の障害にな
っていた。そこで、制御回路基板に半導体式の圧力セン
サを搭載することが考えられているが、半導体式の圧力
センサは温度や湿度等のノイズに敏感に反応する特性が
あり、十分な精度で水位を検出できない。
【0003】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、水位検出精度が良くコンパクト設計
性に優れた洗濯機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の洗濯機
は、洗濯物が投入される洗濯槽と、この洗濯槽内に通じ
る空気貯溜部と、この空気貯溜部にエアチューブを介し
て接続され空気貯溜部の内圧を検出することに基づいて
前記洗濯槽の水位に応じた電気信号を出力する圧力セン
サと、この圧力センサが搭載され圧力センサからの出力
信号に基づいて洗濯動作を制御する制御回路基板とを備
え、前記圧力センサが、センサケースと、このセンサケ
ースに装着され前記空気貯溜部の内圧に応じて変位する
ダイアフラムと、前記センサケースに装着され前記ダイ
アフラムの変位に追従してスライドする磁性材製の可動
片と、前記センサケースに装着され前記可動片のスライ
ド量を検出するコイルと、前記センサケースに装着され
前記コイルから電気信号を取出す端子とを備えていると
ころに特徴を有している。上記手段によれば、圧力セン
サが制御回路基板に搭載されているので、圧力センサの
専用配線スペースが不要になり、コンパクト設計の点で
有利になる。しかも、可動片のスライド量をコイルによ
り検出することに基づいて洗濯槽の水位を検出している
ので、水位の検出精度が温度や湿度等による影響で低下
することが防止される。
【0005】請求項2記載の洗濯機は、制御回路基板が
略水平に配置され、圧力センサが制御回路基板に略垂直
に搭載されているところに特徴を有している。上記手段
によれば、圧力センサの可動片が上下方向へ円滑にスラ
イドするようになるので、圧力センサによる水位の検出
精度が向上する。
【0006】請求項3記載の洗濯機は、圧力センサの端
子,コイル,可動片,ダイアフラムが該順序で同一方向
に配置されているところに特徴を有している。上記手段
によれば、端子を制御回路基板に接続したり、圧力セン
サにエアチューブを接続するにあたって、邪魔な部材が
なくなるので、端子およびエアチューブの接続作業性が
向上する。
【0007】請求項4記載の洗濯機は、制御回路基板が
基板ケース内に収納され、圧力センサのコイルおよび制
御回路基板を覆う樹脂が基板ケース内に充填されている
ところに特徴を有している。上記手段によれば、圧力セ
ンサのコイルおよび制御回路基板が樹脂により覆われて
いるので、コイルおよび制御回路基板の防湿性,絶縁
性,機械的耐力が高まる。
【0008】請求項5記載の洗濯機は、制御回路基板に
切欠部が設けられ、この切欠部に嵌合されるくびれ部が
圧力センサのセンサケースに設けられているところに特
徴を有している。上記手段によれば、圧力センサにエア
チューブを接続するにあたって、エアチューブの押込力
を制御回路基板により受けることができるので、圧力セ
ンサの端子が押込力で変形したり、制御回路基板から剥
れることが防止される。
【0009】請求項6記載の洗濯機は、制御回路基板が
合成樹脂製の基板ケース内に収納され、この基板ケース
に中継筒部が一体形成され、エアチューブが空気貯溜部
および中継筒部の一端部間を繋ぐ第1のエアチューブと
中継筒部の他端部および圧力センサ間を繋ぐ第2のエア
チューブとに分割されているところに特徴を有してい
る。上記手段によれば、空気貯溜部と中継筒部との間を
長い第1のエアチューブにより接続し、中継筒部と圧力
センサとの間を短い第2のエアチューブにより接続する
ことができるので、圧力センサに長いエアチューブを直
接接続する手間がなくなる。しかも、中継筒部が基板ケ
ースに一体形成されているので、部品点数が削減され
る。
【0010】請求項7記載の洗濯機は、制御回路基板が
略水平に配置され、圧力センサが制御回路基板に略垂直
に搭載され、エアチューブの一端部が差込まれる略垂直
な筒部が圧力センサに設けられているところに特徴を有
している。上記手段によれば、圧力センサの筒部にエア
チューブを押込むにあたって、端子に水平方向への無理
な力が作用することが防止されるので、端子が押込力で
変形したり、制御回路基板から剥れることが防止され
る。
【0011】請求項8記載の洗濯機は、制御回路基板が
基板ケース内に収納され、この基板ケースの内底面に制
御回路基板を受ける突部が圧力センサを略中心に複数設
けられているところに特徴を有している。上記手段によ
れば、圧力センサの筒部にエアチューブを押込むにあた
って、制御回路基板が複数の突部により支えられるの
で、制御回路基板が押込み力によって変形・破損するこ
とが防止される。
【0012】請求項9記載の洗濯機は、圧力センサのコ
イルがセンサケースに直接的に巻装されているところに
特徴を有している。上記手段によれば、センサケースと
ボビンとが兼用化されるので、部品点数が削減される。
しかも、コイルが巻装されたボビンをセンサケースに装
着する場合に比べ、可動片とコイルとの位置関係を再現
し易くなるので、圧力センサによる水位の検出精度が向
上する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
ないし図4に基づいて説明する。尚、本実施例は、本発
明を脱水兼用洗濯機に適用したものである。まず、図3
において、外箱1の内部には水受槽2が配設されてお
り、水受槽2の内部には洗濯槽3が収納され、洗濯槽3
の内部には撹拌体4が収納されている。
【0014】外箱1の上端部にはトップカバー1aが装
着されている。このトップカバー1aには外蓋5が装着
されており、外箱1の上面開口部は外蓋5の操作に伴い
開閉される。また、水受槽2には内蓋6が装着され、内
蓋6には、複数の孔からなる注水口6aが形成されてい
る。この内蓋6は、水受槽2の上面開口部を開閉するた
めのものであり、洗濯槽3内には、外蓋5および内蓋6
の開放状態で洗濯物が投入される。
【0015】トップカバー1a内には、図1に示すよう
に、前端部に位置して基板ケースに相当する合成樹脂製
の上ケース7が配設されている。この上ケース7は上面
が開口するものであり、上ケース7内には第1の制御回
路基板(操作回路基板)8が水平に収納されている。こ
の制御回路基板8はプリント配線基板からなるものであ
り、制御回路基板8にはマイクロコンピュータを主体と
する制御装置9,複数の操作スイッチ10,表示器11
(いずれも図4参照)が実装されている。
【0016】トップカバー1aには、上ケース7の上方
に位置して操作パネル(図示せず)が装着されている。
この操作パネルには、制御回路基板8の各操作スイッチ
10に対向して操作部が設けられており、外蓋5を開放
操作して操作パネルを露出させた後、各操作部を操作す
ると、操作スイッチ10が押圧され、操作スイッチ10
から制御回路基板8の回路パターンを通して制御装置9
に指令信号が与えられる。また、操作パネルには、表示
器11に対向して透明な窓部が設けられており、表示器
11は窓部を通して外部から視認可能にされている。
【0017】水受槽2内の底部には、図3に示すよう
に、排水路12が形成されており、排水路12の入口は
洗濯槽3内に通じ、排水路12の出口には排水弁13が
装着されている。この排水弁13には排水ホース14の
一端部が接続されており、排水ホース14の他端部は機
外に通じている。
【0018】トップカバー1a内には、後部に位置して
注水弁15が配設されており、制御装置9は、排水弁1
3の閉塞状態で注水弁15を開放することに伴い、注水
弁15から内蓋6の注水口6aを通して排水路12およ
び洗濯槽3内に水道水を注入して貯溜し、排水弁13を
開放することに伴い、洗濯槽3内の水を排水路12から
排水弁13および排水ホース14を通して排出する。
【0019】外箱1内には、水受槽2の下方に位置して
洗濯モータ16が配設されており、洗濯モータ16の回
転軸にはベルト16aを介してクラッチ機構17が連結
されている。このクラッチ機構17は、洗濯モータ16
の回転運動を洗濯槽3および撹拌体4に伝達する状態,
洗濯モータ16の回転運動を撹拌体4に伝達する状態に
切換わるものであり、制御装置9は、洗濯モータ16の
回転状態でクラッチ機構17を駆動制御することに基づ
いて、「洗い」,「ためすすぎ」,「シャワーすす
ぎ」,「脱水」等の一連の洗濯運転を実行する。
【0020】洗濯槽3の上端部には複数の脱水孔3aが
設けられており、「脱水時」には、洗濯槽3内の水が遠
心力で洗濯槽3の内面に沿って上昇した後、複数の脱水
孔3aを通して水受槽2内に零れ落ちる。また、水受槽
2の底部には筒状の排水口2aが設けられており、水受
槽2内に零れ落ちた水は、排水口2aから排水ホース1
4を通して機外へ排出される。
【0021】上ケース8の下面には、図1に示すよう
に、複数の爪部8a(1個のみ図示する)が一体形成さ
れており、複数の爪部8aには基板ケースに相当する合
成樹脂製の下ケース18が係合されている。この下ケー
ス18は下面が開口するものであり、下ケース18の内
底面には、断面略L字状の基板装着部18aおよび下方
へ凹む基板受け部18bが一体形成されている。
【0022】下ケース18の両基板装着部18aおよび
基板受け部18bには、プリント配線基板からなる第2
の制御回路基板(駆動回路基板,パワー回路基板)19
が水平に装着されている。この第2の制御回路基板19
の回路パターンは、第1の制御回路基板8の回路パター
ンにフラットケーブル(図示せず)を介して接続されて
おり、第2の制御回路基板19は第1の制御回路基板8
と実質的に同一化されている。
【0023】第2の制御回路基板19には、図4に示す
ように、駆動回路20〜24が実装されており、制御装
置9は、表示器11,排水弁13,注水弁15,洗濯モ
ータ16,クラッチ機構17を駆動回路20〜24を介
して駆動制御する。また、制御回路基板19には電源回
路(図示せず)が実装されている。この電源回路は、商
用交流電源を降圧して直流電源を生成するものであり、
制御装置9,表示器11,排水弁13,注水弁15,洗
濯モータ16,クラッチ機構17等の駆動電源は、電源
回路から与えられる。
【0024】水受槽2には、図3に示すように、空気貯
溜部に相当するエアトラップ25が形成されている。こ
のエアトラップ25は、排水路12内に通じる空間部を
称するものであり、エアトラップ25内の圧力は洗濯槽
3内の水位に応じて変化する。また、下ケース18の周
壁には、図1に示すように、水平な円筒状の中継筒部1
8cが一体形成されており、中継筒部18cの一端部に
は第1のエアチューブ26の一端部が接続され、エアチ
ューブ26の他端部は、図3に示すように、エアトラッ
プ25に接続されている。
【0025】第2の制御回路基板19には、図1に示す
ように、コイル式の圧力センサ27が垂直に搭載されて
いる。以下、圧力センサ27の詳細構成を図2に基づい
て説明する。センサケース28は、円筒状をなす径大部
28aと、円筒状をなす径小部28bと、径小部28b
の上部に位置する円環状の鍔部28cとを合成樹脂によ
り一体成形してなるものであり、径大部28aには薄膜
状のダイアフラム29が装着されている。このダイアフ
ラム29は径大部28aの下面開口部を閉塞するもので
あり、円板状の受圧部29aと変形部29bとを有して
いる。この変形部29bは截頭円錐状をなすものであ
り、受圧部29aは、変形部29bの変形に伴い上下方
向へ変位する。
【0026】センサケース28の径大部28aには合成
樹脂製の蓋30が気密状態で取付けられており、蓋30
はダイフラム29を下方から覆っている。また、蓋30
には水平方向へ延びる筒部30aが一体形成されてお
り、筒部30aには、図1に示すように、第2のエアチ
ューブ31の一端部が接続されている。このエアチュー
ブ31の他端部は下ケース18の中継筒部18cに接続
されており、ダイアフラム29の受圧部29aには、エ
アトラップ25からエアチューブ26および31を通し
て空気圧が作用する。
【0027】ダイアフラム29の受圧部29aには、図
2に示すように、上方へ突出する円柱部29cが形成さ
れており、円柱部29cの外周面には円筒状の可動片3
2が装着されている。この可動片32はフェライト等の
磁性材からなるものであり、可動片32の上端部は、セ
ンサケース28の径小部28bの内周面に上下方向へス
ライド可能に嵌合されている。
【0028】センサケース28の径小部28bには、上
端部に位置して調整コマ33が装着されている。また、
可動片32の上面にはスプリング受け34が装着されて
おり、スプリング受け34と調整コマ33との間には圧
力調整ばね35が介在されている。この圧力調整ばね3
5は圧縮コイルばねからなるものであり、エアトラップ
25からダイアフラム29の受圧部29aに所定レベル
を越えた空気圧が作用すると、圧力調整ばね35が圧縮
され、受圧部29aおよび可動片32がエアトラップ2
5からの空気圧に応じた量だけ上方へスライドする。
【0029】センサケース28の径小部28bには、外
周面に位置して凹状のコイル巻装部28dが形成されて
おり、コイル巻装部28d内にはコイル36が巻装され
ている。このコイル36は素線を整列密着巻きしてなる
ものであり、可動片32が上方へスライドすると、可動
片32のコイル36に対する軸方向の重なり量が変化す
る。
【0030】センサケース28の鍔部28cには4本の
リード端子37が等ピッチでインサート成形されており
(2本のみ図示する)、所定の2本のリード端子37に
はコイル36の端末部が各々接続されている。そして、
所定の2本のリード端子は第2の制御回路基板19の回
路パターンに半田付けされており、コイル36には、制
御回路基板19の電源回路から回路パターンおよびリー
ド端子37を通して駆動電源が与えられる。
【0031】第1の制御回路基板8には、図4に示すよ
うに、水位検出回路38および水位検出装置39が搭載
されている。この水位検出回路38はコイル36の発信
周波数に応じた信号を出力するものであり、水位検出装
置39は、水位検出回路38の出力信号の発振周波数を
カウトンすることに基づいて洗濯槽3内の水位を検出
し、制御装置9に与える。すると、制御装置9は、水位
検出装置39からの出力信号に基づいて排水弁13およ
び注水弁15を開閉制御し、一連の洗濯動作を実行す
る。
【0032】尚、水位検出回路38による検出周波数
は、コイル36の巻回数等に基づいて水位0〜500m
mH2 O時に約78〜70KHzに設定されている。ま
た、水位検出装置39はマイクロコンピュータからなる
ものであり、第2の制御回路基板19の電源回路からの
出力を駆動電源としている。
【0033】下ケース18内には、図1に示すように、
樹脂層40が形成されている。この樹脂層40は、下ケ
ース18内にウレタン樹脂を注入して硬化させたもので
あり、第2の制御回路基板19の表裏両面,圧力センサ
27のコイル36および4本のリード端子37は樹脂層
40によりモールドされている。
【0034】上記実施例によれば、圧力センサ27を制
御回路基板19に搭載したので、圧力センサ27と制御
回路基板19とを接続するリード線が廃止される。この
ため、圧力センサ27の専用配線スペースが不要になる
ので、コンパクト設計の点で有利になる。しかも、可動
片32のスライド量に応じてコイル36のインダクタン
スを変化させることに基づいて洗濯槽3内の水位を検出
したので、検出精度が温度や湿度等による影響で低下す
ることが防止される。
【0035】また、制御回路基板19を水平に配置した
上で、圧力センサ27を制御回路基板19に垂直に搭載
したので、注水時には、圧力センサ27の可動片32が
ダイアフラム29に追従して上方へ円滑にスライドし、
排水時には、自重および圧力調整ばね35のばね力で円
滑に下方にスライドするので、圧力センサ27による水
位の検出精度が向上する。
【0036】また、圧力センサ27のリード端子37,
コイル36,可動片32,ダイアフラム29を該順序で
同一方向に配置した。このため、リード端子37の上方
およびエアチューブ31の近辺に邪魔な部材がなくなる
ので、リード端子37の制御回路基板19に対する半田
付け作業性およびエアチューブ31の圧力センサ27に
対する接続作業性が向上し、製造作業性が高まる。
【0037】また、圧力センサ27のコイル36および
制御回路基板19を下ケース18内の樹脂層40により
覆った。このため、制御回路基板19およびコイル36
の防湿性,絶縁性,機械的耐力が高まる。しかも、セン
サケース28と蓋30との合せ部分を樹脂層40から露
出させた。このため、合せ部分からセンサケース28内
にウレタン樹脂が侵入し、ダイアフラム29にウレタン
樹脂が付着してダイアフラム29の動きが鈍くなること
が防止されるので、この点からも水位の検出精度が向上
する。
【0038】また、エアトラップ25と中継筒部18c
との間を長い第1のエアチューブ26により接続し、中
継筒部18cと圧力センサ27との間を短い第2のエア
チューブ31により接続した。このため、洗濯機の製
造,保守点検,修理等を行うにあたって、圧力センサ2
7に長い第1のエアチューブ26を直接差込む面倒で困
難な作業を行う必要がなくなるので、製造作業性および
サービス性が向上する。しかも、中継筒部18cを下ケ
ース18に一体形成したので、部品点数が削減され、部
品管理やコストの点で有利になる。
【0039】また、圧力センサ27のセンサケース28
にコイル36を直接的に巻装した。このため、センサケ
ース28とボビンとが兼用化されるので、部品点数が削
減される上、圧力センサ27が小形化される。しかも、
コイル36が巻装されたボビンをセンサケース28に装
着する場合に比べ、ダイアフラム29とコイル36との
位置関係,可動片32とコイル36との位置関係等を再
現し易くなるので、この点からも、水位の検出精度が向
上する。
【0040】また、圧力センサ27からの発信周波数に
基づいて洗濯槽3内の水位を検出する専用の水位検出装
置39を設けたので、コイル36の発信周波数が高い場
合でも、コイル36からの出力信号を処理して水位を検
出できる。このため、コイル36の巻回数を少なく(発
信周波数を高く)できるので、圧力センサ27が一層小
形化され、圧力センサ27の配置スペースが低減され
る。
【0041】また、圧力センサ27に4本のリード端子
37を設けた。このため、圧力センサ27の搭載状態で
のバランスが向上するので、圧力センサ27がウレタン
樹脂の注入圧等で位置ずれすること等が防止される。
【0042】次に本発明の第2実施例を図5に基づいて
説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材について同
一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材につ
いてのみ説明を行う。第2の制御回路基板19には切欠
部19aが形成されており、圧力センサ27の径小部2
8bは、切欠部19aの開口部を通して切欠部19a内
に嵌合されている。また、圧力センサ27の鍔部28c
および4本のリード端子37は制御回路基板19の上方
に位置し、4本のリード端子37は略L字状に折曲げら
れている。尚、センサケース28の径小部28bはくび
れ部に相当するものである。
【0043】上記手段によれば、圧力センサ27の径小
部28bを制御回路基板19の切欠部19a内に嵌合し
た。このため、圧力センサ27の筒部30aにエアチュ
ーブ31を押込むにあたって、エアチューブ31の水平
方向への押込力を切欠部19aの内面で受けることがで
きるので、圧力センサ27のリード端子37が押込力で
変形したり、制御回路基板19から剥れることが防止さ
れる。
【0044】これと共に、圧力センサ27の制御回路基
板19に対する保持力が高まるので、ウレタン樹脂の注
入圧等でリード端子37が制御回路基板19の回路パタ
ーンから剥離してしまうこと等が防止される。しかも、
センサケース28の上部を制御回路基板19の上方のデ
ッドスペース内に収納できるので、圧力センサ27が制
御回路基板19の下面から大きく突出することが防止さ
れ、コンパクト設計の点で一層有利になる。
【0045】次に本発明の第3実施例を図6に基づいて
説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。まず、図6の(b)において、
圧力センサ27の蓋30には垂直に延びる筒部30bが
一体形成されており、筒部30bにはエアチューブ26
の一端部が差込まれ、エアチューブ26の他端部はエア
トラップ25に接続されている。また、下ケース18に
は、図6の(a)に示すように、複数の突部18dが一
体形成されている。これら複数の突部18dは圧力セン
サ27を中心に等ピッチで配置されたものであり、第2
の制御回路基板19は複数の突部18dにあてがわれて
いる。
【0046】上記実施例によれば、圧力センサ27を垂
直に配置した上で、圧力センサ27に垂直な筒部30b
を設けた。このため、筒部30bにエアチューブ26を
押込むにあたって、リード端子37に水平方向への無理
な力が作用することが防止されるので、リード端子37
が押込力で変形したり、制御回路基板19から剥れるこ
とが防止される。
【0047】また、下ケース18に複数の突部18dを
設けた。このため、筒部30bにエアチューブ26を押
込むにあたって、制御回路基板19が複数の突部18d
により支えられるので、制御回路基板19が押込み力に
よって変形・破損することが防止される。しかも、複数
の突部18dを圧力センサ27を中心に配置した。この
ため、制御回路基板19が複数の突部18dによりバラ
ンス良く支えられるので、制御回路基板19の変形・破
損が確実に防止される。
【0048】尚、上記第1〜第3実施例においては、圧
力センサ27を第2の制御回路基板19に搭載したが、
これに限定されるものではなく、例えば第1の制御回路
基板8に搭載しても良い。また、上記第1〜第3実施例
においては、制御回路基板を第1の制御回路基板8およ
び第2の制御回路基板19に分割し、両者をフラットケ
ーブルにより接続したが、これに限定されるものではな
く、例えば、制御回路基板を1枚のプリント配線基板か
ら構成し、この制御回路基板に圧力センサ27,水位検
出回路38,水位検出装置39,駆動回路20〜24,
電源回路,制御装置9等を搭載しても良い。
【0049】また、上記第1〜第3実施例においては、
圧力センサ27からの出力信号を処理する専用の水位検
出装置39を設けたが、これに限定されるものではな
く、例えば圧力センサ27からの出力信号を制御装置9
により処理し、水位検出装置39を廃止しても良い。あ
るいは、排水弁13,注水弁15,洗濯モータ16,ク
ラッチ機構17を水位検出装置39により駆動制御し、
制御装置9を廃止しても良い。また、上記第1〜第3実
施例においては、本発明を脱水兼用の1槽式洗濯機に適
用したが、これに限定されるものではなく、例えば、2
槽式洗濯機に適用しても良い。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の洗濯機は次の効果を奏する。請求項1記載の手段によ
れば、圧力センサを制御回路基板に搭載したので、圧力
センサの専用配線スペースが不要になり、コンパクト設
計の点で有利になる。しかも、可動片のスライド量をコ
イルにより検出することに基づいて洗濯槽の水位を検出
したので、検出精度が温度や湿度等による影響で低下す
ることが防止される。
【0051】請求項2記載の手段によれば、制御回路基
板を略水平に配置した上で、圧力センサを制御回路基板
に略垂直に搭載した。このため、圧力センサの可動片が
注水時および排水時に円滑にスライドするので、水位の
検出精度が向上する。請求項3記載の手段によれば、圧
力センサの端子,コイル,可動片,ダイアフラムを該順
序で同一方向に配置した。このため、端子およびエアチ
ューブを接続するにあたって邪魔な部材がなくなるの
で、端子およびエアチューブの接続作業性が向上する。
【0052】請求項4記載の手段によれば、圧力センサ
のコイルおよび制御回路基板を基板ケース内の樹脂によ
り覆ったので、制御回路基板およびコイルの防湿性,絶
縁性,機械的耐力が高まる。請求項5記載の手段によれ
ば、圧力センサのくびれ部を制御回路基板の切欠部内に
嵌合した。このため、圧力センサにエアチューブを押込
むにあたって、エアチューブの押込力を制御回路基板で
受けることができるので、圧力センサの端子が押込力で
変形したり、制御回路基板から剥れることが防止され
る。
【0053】請求項6記載の手段によれば、空気貯溜部
と中継筒部との間を第1のエアチューブにより接続し、
中継筒部と圧力センサとの間を第2のエアチューブによ
り接続した。このため、圧力センサに長いエアチューブ
を直接接続する手間がなくなるので、製造作業性および
サービス性が向上する。しかも、中継筒部を基板ケース
に一体形成したので、部品点数が削減され、部品管理や
コストの点で有利になる。
【0054】請求項7記載の手段によれば、圧力センサ
を略垂直に配置した上で、圧力センサに略垂直な筒部を
設けた。このため、筒部にエアチューブを押込むにあた
って、端子に水平方向への無理な力が作用することが防
止されるので、端子が押込力で変形したり、制御回路基
板から剥れることが防止される。
【0055】請求項8記載の手段によれば、基板ケース
に複数の突部を設けた。このため、圧力センサの筒部に
エアチューブを押込むにあたって、制御回路基板が複数
の突部により支えられるので、制御回路基板が押込み力
によって変形・破損することが防止される。しかも、複
数の突部を圧力センサを略中心に配置した。このため、
制御回路基板が複数の突部によりバランス良く支えられ
るので、制御回路基板の変形・破損が確実に防止され
る。
【0056】請求項9記載の手段によれば、圧力センサ
のセンサケースにコイルを直接的に巻装した。このた
め、センサケースとボビンとが兼用化されるので、部品
点数が削減される上、圧力センサが小形化される。しか
も、可動片とコイルとの位置関係等を再現し易くなるの
で、水位の検出精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(基板ケース,制
御回路基板,圧力センサを示す断面図)
【図2】水位センサを示す断面図
【図3】洗濯機の全体構成を示す図
【図4】電気的構成を示すブロック図
【図5】本発明の第2実施例を示す図(圧力センサの搭
載状態を示す断面図)
【図6】本発明の第3実施例を示す図(aは図5相当
図、bは図2相当図)
【符号の説明】
3は洗濯槽、7は上ケース(基板ケース)、8は第1の
制御回路基板(制御回路基板)、18は下ケース(基板
ケース)、18cは中継筒部、18dは突部、19は第
2の制御回路基板(制御回路基板)、19aは切欠部、
25はエアトラップ(空気貯溜部)、26は第1のエア
チューブ、27は圧力センサ、28はセンサケース、2
8bは径小部(くびれ部)、29はダイアフラム、30
bは筒部、31は第2のエアチューブ、32は可動片、
36はコイル、37はリード端子(端子)、40は樹脂
層を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 博志 愛知県瀬戸市穴田町991番地 東芝エー・ ブイ・イー株式会社名古屋事業所内 (72)発明者 西村 隆宏 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯物が投入される洗濯槽と、 この洗濯槽内に通じる空気貯溜部と、 この空気貯溜部にエアチューブを介して接続され、空気
    貯溜部の内圧を検出することに基づいて前記洗濯槽の水
    位に応じた電気信号を出力する圧力センサと、 この圧力センサが搭載され、圧力センサからの出力信号
    に基づいて洗濯動作を制御する制御回路基板とを備え、 前記圧力センサは、 センサケースと、 このセンサケースに装着され、前記空気貯溜部の内圧に
    応じて変位するダイアフラムと、 前記センサケースに装着され、前記ダイアフラムの変位
    に追従してスライドする磁性材製の可動片と、 前記センサケースに装着され、前記可動片のスライド量
    を検出するコイルと、 前記センサケースに装着され、前記コイルから電気信号
    を取出す端子とを有していることを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 制御回路基板は略水平に配置され、 圧力センサは、制御回路基板に略垂直に搭載されている
    ことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 圧力センサの端子,コイル,可動片,ダ
    イアフラムは該順序で同一方向に配置されていることを
    特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 制御回路基板は基板ケース内に収納さ
    れ、 この基板ケース内には、圧力センサのコイルおよび制御
    回路基板を覆う樹脂が充填されていることを特徴とする
    請求項1記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 制御回路基板には切欠部が設けられ、 圧力センサのセンサケースには、切欠部に嵌合されるく
    びれ部が設けられていることを特徴とする請求項1記載
    の洗濯機。
  6. 【請求項6】 制御回路基板は合成樹脂製の基板ケース
    内に収納され、 この基板ケースには中継筒部が一体形成され、 エアチューブは、空気貯溜部および中継筒部の一端部間
    を繋ぐ第1のエアチューブと、中継筒部の他端部および
    圧力センサ間を繋ぐ第2のエアチューブとに分割されて
    いることを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  7. 【請求項7】 制御回路基板は略水平に配置され、 圧力センサは、制御回路基板に略垂直に搭載され、 圧力センサには、エアチューブの一端部が差込まれる略
    垂直な筒部が設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の洗濯機。
  8. 【請求項8】 制御回路基板は基板ケース内に収納さ
    れ、 この基板ケースの内底面には、制御回路基板を受ける突
    部が圧力センサを略中心に複数設けられていることを特
    徴とする請求項7記載の洗濯機。
  9. 【請求項9】 圧力センサのコイルは、センサケースに
    直接的に巻装されていることを特徴とする請求項1記載
    の洗濯機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7036383B2 (en) * 2003-11-13 2006-05-02 Denso Corporation Pressure sensor having sensor chip and signal processing circuit mounted on a common stem
CN110207207A (zh) * 2018-08-21 2019-09-06 华帝股份有限公司 检测吸油烟机油杯油位的装置及方法及吸油烟机
KR20200030387A (ko) * 2018-09-12 2020-03-20 삼성전자주식회사 의류 관리기

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