JPH11206642A - 床用吸込具 - Google Patents
床用吸込具Info
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- JPH11206642A JPH11206642A JP2522898A JP2522898A JPH11206642A JP H11206642 A JPH11206642 A JP H11206642A JP 2522898 A JP2522898 A JP 2522898A JP 2522898 A JP2522898 A JP 2522898A JP H11206642 A JPH11206642 A JP H11206642A
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- Japan
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- suction
- brush
- suction port
- rotary brush
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電動機やタービンを用いずに簡単な構成で回
転ブラシを駆動でき、軽量小型化、低コスト化が図れる
と共に、被掃除面によって回転ブラシを回転させるか否
かを設定できる床用吸込具を提供する。 【解決手段】 吸込口7の前方側に配設されて前方側か
ら吸込口に吸引される吸気を調整する調整弁(サクショ
ンキーパー24)を備え、この調整弁を上下動可能に構
成すると共に、その上下位置を設定する設定手段(スラ
イド操作板30)を備え、調整弁を上位置に設定する
と、吸込口の前方側に吸気抵抗の小さな吸気路29が形
成されて、吸引される外気が回転ブラシ11のブラシ体
15やブレード16に当たって回転ブラシを回転駆動す
る一方、下位置に設定すると、前記吸気路の吸気抵抗が
大きくなって、回転ブラシの回転を抑止するようにし
た。
転ブラシを駆動でき、軽量小型化、低コスト化が図れる
と共に、被掃除面によって回転ブラシを回転させるか否
かを設定できる床用吸込具を提供する。 【解決手段】 吸込口7の前方側に配設されて前方側か
ら吸込口に吸引される吸気を調整する調整弁(サクショ
ンキーパー24)を備え、この調整弁を上下動可能に構
成すると共に、その上下位置を設定する設定手段(スラ
イド操作板30)を備え、調整弁を上位置に設定する
と、吸込口の前方側に吸気抵抗の小さな吸気路29が形
成されて、吸引される外気が回転ブラシ11のブラシ体
15やブレード16に当たって回転ブラシを回転駆動す
る一方、下位置に設定すると、前記吸気路の吸気抵抗が
大きくなって、回転ブラシの回転を抑止するようにし
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、電気掃除機に接
続して使用される床用吸込具の改良に関するものであ
る。
続して使用される床用吸込具の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種床用吸込具として、吸込具
本体に回転ブラシを回転自在に枢支し、この回転ブラシ
を電動機あるいはタービンによって回転駆動するものが
知られている。
本体に回転ブラシを回転自在に枢支し、この回転ブラシ
を電動機あるいはタービンによって回転駆動するものが
知られている。
【0003】ところが、回転ブラシを電動機により回転
駆動するものにおいては、電動機の重量が重く、掃除操
作時の取扱性が悪いと共に、部品点数が増大し、組立作
業性が悪く、高価になる等の欠点があった。
駆動するものにおいては、電動機の重量が重く、掃除操
作時の取扱性が悪いと共に、部品点数が増大し、組立作
業性が悪く、高価になる等の欠点があった。
【0004】また、回転ブラシをタービンによって回転
駆動するものにおいては、タービンは、吸込口から掃除
機本体への吸込通路に形成されたタービン室に配設さ
れ、塵埃と共に吸引された空気により回転する構成にな
っているため、長期使用によって、タービン内に塵埃が
詰まり、タービンが良好に回転しなくなる等の問題があ
った。
駆動するものにおいては、タービンは、吸込口から掃除
機本体への吸込通路に形成されたタービン室に配設さ
れ、塵埃と共に吸引された空気により回転する構成にな
っているため、長期使用によって、タービン内に塵埃が
詰まり、タービンが良好に回転しなくなる等の問題があ
った。
【0005】そこで、上記欠点を解決するため、特開平
9−28630号公報(A47L9/04)等にて回転
ブラシの両端にタービンを配設し、タービンに外部の清
浄な空気を供給してタービンを回転させ、その空気を吸
込口から吸気した空気と共に電気掃除機に吸引するもの
が提案された。
9−28630号公報(A47L9/04)等にて回転
ブラシの両端にタービンを配設し、タービンに外部の清
浄な空気を供給してタービンを回転させ、その空気を吸
込口から吸気した空気と共に電気掃除機に吸引するもの
が提案された。
【0006】また、一般に、床用吸込具には、主に吸込
口の前方側に軟質ゴム等にて形成された調整弁(サクシ
ョンキーパーと呼ばれる)が配設されて、前方側から吸
込口に吸引される吸気(風量や風速)が調整されるよう
になっている。
口の前方側に軟質ゴム等にて形成された調整弁(サクシ
ョンキーパーと呼ばれる)が配設されて、前方側から吸
込口に吸引される吸気(風量や風速)が調整されるよう
になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成においては、回転ブラシの両側にタービンを配設する
ため、部品点数が増大すると共に、塵埃吸引特性の低下
を抑制するために少ない外気によりタービンを効率よく
回転させる必要があり、タービン形状が複雑化する問題
がある。また、タービン収納室の下面には吸込口を形成
することができず、吸込具本体の横幅に対して吸込口が
小さくなり、塵埃の吸い残しが生じる欠点があった。
成においては、回転ブラシの両側にタービンを配設する
ため、部品点数が増大すると共に、塵埃吸引特性の低下
を抑制するために少ない外気によりタービンを効率よく
回転させる必要があり、タービン形状が複雑化する問題
がある。また、タービン収納室の下面には吸込口を形成
することができず、吸込具本体の横幅に対して吸込口が
小さくなり、塵埃の吸い残しが生じる欠点があった。
【0008】このような欠点を改善するため、吸込口の
前方側の隙間を広くして、前方側から吸込口に吸引され
る外気を回転ブラシのブレードやブラシ体に当てて、回
転ブラシをタービンを用いずに回転駆動することも考え
られるが、吸込口の前方側には前述したように調整弁
(サクションキーパー)が配設されるので、これをどう
するかの新たな課題が生じる。さらに、このようにする
と、フローリング等の床面の掃除で回転ブラシを回転さ
せたくない時にも、回転ブラシが回転して、その回転音
がフローリング等の床面に響いて、かなりの騒音とな
る。
前方側の隙間を広くして、前方側から吸込口に吸引され
る外気を回転ブラシのブレードやブラシ体に当てて、回
転ブラシをタービンを用いずに回転駆動することも考え
られるが、吸込口の前方側には前述したように調整弁
(サクションキーパー)が配設されるので、これをどう
するかの新たな課題が生じる。さらに、このようにする
と、フローリング等の床面の掃除で回転ブラシを回転さ
せたくない時にも、回転ブラシが回転して、その回転音
がフローリング等の床面に響いて、かなりの騒音とな
る。
【0009】そこで、本願発明はこのような問題点を解
決するためになされたものであり、電動機やタービンを
用いずに簡単な構成で回転ブラシを駆動でき、軽量小型
化、低コスト化が図れると共に、被掃除面によって回転
ブラシを回転させるか否かを設定できる床用吸込具を提
供することを目的とするものである。
決するためになされたものであり、電動機やタービンを
用いずに簡単な構成で回転ブラシを駆動でき、軽量小型
化、低コスト化が図れると共に、被掃除面によって回転
ブラシを回転させるか否かを設定できる床用吸込具を提
供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本願発明は、下面に吸込口を有する吸込具
本体と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納
室と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転
自在に収納される回転ブラシと、前記吸込口の前方側に
配設されて前方側から吸込口に吸引される吸気を調整す
る調整弁とを備え、前記調整弁を上下動可能に構成する
と共に、この調整弁の上下位置を設定する設定手段を備
え、前記設定手段により前記調整弁を上位置に設定する
と、前記吸込口の前方側に吸気抵抗の小さな吸気路が形
成されて、この吸気路を介して吸引される外気が回転ブ
ラシのブレードに当たって回転ブラシを回転駆動する一
方、前記設定手段により前記調整弁を下位置に設定する
と、前記吸気路の吸気抵抗が大きくなって、回転ブラシ
の前記回転駆動を抑止するようにしたことを特徴とする
ものである。
するために、本願発明は、下面に吸込口を有する吸込具
本体と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納
室と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転
自在に収納される回転ブラシと、前記吸込口の前方側に
配設されて前方側から吸込口に吸引される吸気を調整す
る調整弁とを備え、前記調整弁を上下動可能に構成する
と共に、この調整弁の上下位置を設定する設定手段を備
え、前記設定手段により前記調整弁を上位置に設定する
と、前記吸込口の前方側に吸気抵抗の小さな吸気路が形
成されて、この吸気路を介して吸引される外気が回転ブ
ラシのブレードに当たって回転ブラシを回転駆動する一
方、前記設定手段により前記調整弁を下位置に設定する
と、前記吸気路の吸気抵抗が大きくなって、回転ブラシ
の前記回転駆動を抑止するようにしたことを特徴とする
ものである。
【0011】さらに、前記ブレードは、織目の細かい布
状体の先端部に刷毛状体を縫い付けることにより一側に
湾曲するように形成されると共に、回転ブラシの回転方
向に対して後方側に湾曲するように装着して成ることを
特徴とするものである。
状体の先端部に刷毛状体を縫い付けることにより一側に
湾曲するように形成されると共に、回転ブラシの回転方
向に対して後方側に湾曲するように装着して成ることを
特徴とするものである。
【0012】また、下面に吸込口を有する吸込具本体
と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室
と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自
在に収納される回転ブラシと、前記吸込口の前方側に配
設されて前方側から吸込口に吸引される吸気を調整する
調整弁とを備え、前記調整弁を上下動可能に構成すると
共に、この調整弁の上下位置を設定する設定手段を備
え、前記設定手段により前記調整弁を上位置に設定する
と、前記吸込口の前方側に吸気抵抗の小さな吸気路が形
成されて、この吸気路を介して吸引される外気が回転ブ
ラシのブラシ体に当たって回転ブラシを回転駆動する一
方、前記設定手段により前記調整弁を下位置に設定する
と、前記吸気路の吸気抵抗が大きくなって、回転ブラシ
の前記回転駆動を抑止するようにしたことを特徴とする
ものである。
と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室
と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自
在に収納される回転ブラシと、前記吸込口の前方側に配
設されて前方側から吸込口に吸引される吸気を調整する
調整弁とを備え、前記調整弁を上下動可能に構成すると
共に、この調整弁の上下位置を設定する設定手段を備
え、前記設定手段により前記調整弁を上位置に設定する
と、前記吸込口の前方側に吸気抵抗の小さな吸気路が形
成されて、この吸気路を介して吸引される外気が回転ブ
ラシのブラシ体に当たって回転ブラシを回転駆動する一
方、前記設定手段により前記調整弁を下位置に設定する
と、前記吸気路の吸気抵抗が大きくなって、回転ブラシ
の前記回転駆動を抑止するようにしたことを特徴とする
ものである。
【0013】さらに、前記調整弁を上位置に弾性支持す
る弾性部材を備え、前記設定手段は前記調整弁を上位置
から下方に押圧することにより下位置に設定し、この押
圧状態を解除することにより前記弾性部材の作用により
上位置に設定することを特徴とするものである。
る弾性部材を備え、前記設定手段は前記調整弁を上位置
から下方に押圧することにより下位置に設定し、この押
圧状態を解除することにより前記弾性部材の作用により
上位置に設定することを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の一実施形態を図
1〜図6を参照して詳細に説明する。
1〜図6を参照して詳細に説明する。
【0015】図1等に示すように、本実施形態の吸込具
本体1は、上ケース2、下ケース3、前記上下ケース
2,3の長手方向中央部に形成された接続管4に嵌め込
まれて、その周方向に回動自在に支持される継手管5か
ら構成されている。
本体1は、上ケース2、下ケース3、前記上下ケース
2,3の長手方向中央部に形成された接続管4に嵌め込
まれて、その周方向に回動自在に支持される継手管5か
ら構成されている。
【0016】前記吸込具本体1底面には、ほぼ長手方向
全幅にわたる吸込口7が形成され、吸込具本体1内に
は、回転ブラシ収納室8が形成されている。
全幅にわたる吸込口7が形成され、吸込具本体1内に
は、回転ブラシ収納室8が形成されている。
【0017】前記回転ブラシ収納室8内には、回転ブラ
シ11が前記吸込口7に臨ませた状態で回転自在に収納
されている。この回転ブラシ11は、図1に示すよう
に、芯体12と、この芯体12に形成された螺旋状の溝
13に基部14を挿入して装着される一対のブラシ体1
5と、同じく芯体12の螺旋状の溝13に基部18を挿
入して装着される一対のブレード16とから構成されて
いる。
シ11が前記吸込口7に臨ませた状態で回転自在に収納
されている。この回転ブラシ11は、図1に示すよう
に、芯体12と、この芯体12に形成された螺旋状の溝
13に基部14を挿入して装着される一対のブラシ体1
5と、同じく芯体12の螺旋状の溝13に基部18を挿
入して装着される一対のブレード16とから構成されて
いる。
【0018】前記芯体12は、アルミニウムを押し出し
成形して形成され、等間隔に配置される4本の溝13は
それぞれ両端間で約90゜ずれるような螺旋状に形成さ
れている。従って、これらの溝13に挿入されるブラシ
体15及びブレード16も同様な螺旋状を呈したものと
なる。また、各一対のブラシ体15とブレード16はそ
れぞれ同種のものが180゜隔てて対称に位置するよう
に配置され、これにより回転時のバランスを良くしてス
ムーズに回転するように構成されている。
成形して形成され、等間隔に配置される4本の溝13は
それぞれ両端間で約90゜ずれるような螺旋状に形成さ
れている。従って、これらの溝13に挿入されるブラシ
体15及びブレード16も同様な螺旋状を呈したものと
なる。また、各一対のブラシ体15とブレード16はそ
れぞれ同種のものが180゜隔てて対称に位置するよう
に配置され、これにより回転時のバランスを良くしてス
ムーズに回転するように構成されている。
【0019】前記ブラシ体15はナイロンやポリエチレ
ン樹脂により形成され、その先端までの長さは、毛足の
ある絨毯等の被掃除面を掃除するときに先端部が、吸引
される絨毯等の毛先に当たる程度で、フローリングなど
の床面には接しない長さに形成されている。
ン樹脂により形成され、その先端までの長さは、毛足の
ある絨毯等の被掃除面を掃除するときに先端部が、吸引
される絨毯等の毛先に当たる程度で、フローリングなど
の床面には接しない長さに形成されている。
【0020】一方、ブレード16は、空気を通し難い織
目の細かい布状体17と、この布状体17の一端部に合
成樹脂をモールドして形成される基部18と、前記布状
体17の他端部(先端部)に縫い付けられた刷毛状体1
9とから構成されている。前記布状体17に合成樹脂で
モールドされた基部18を形成することにより布状体1
7の端部が波打つように変形し、さらに、布状体17の
先端部に刷毛状体19を縫い付けることにより布状体1
7が引きつったようになって一側に湾曲する。このブレ
ード16を、回転ブラシ11の回転方向(図中反時計方
向)に対して後方側に湾曲するように芯体12に装着し
ている。
目の細かい布状体17と、この布状体17の一端部に合
成樹脂をモールドして形成される基部18と、前記布状
体17の他端部(先端部)に縫い付けられた刷毛状体1
9とから構成されている。前記布状体17に合成樹脂で
モールドされた基部18を形成することにより布状体1
7の端部が波打つように変形し、さらに、布状体17の
先端部に刷毛状体19を縫い付けることにより布状体1
7が引きつったようになって一側に湾曲する。このブレ
ード16を、回転ブラシ11の回転方向(図中反時計方
向)に対して後方側に湾曲するように芯体12に装着し
ている。
【0021】前記ブレード16は、回転ブラシ11の回
転停止状態及び低速回転状態においては、回転ブラシ1
1の回転方向(図中反時計方向)に対して後方側に湾曲
しているが、回転ブラシ11が高速回転状態になると、
回転に伴う遠心力によって図1に示す如く、起立状態に
なるようになっており、起立状態の回転軌跡の径が前記
ブラシ体15の回転軌跡の径よりやや大径になるように
なっている。
転停止状態及び低速回転状態においては、回転ブラシ1
1の回転方向(図中反時計方向)に対して後方側に湾曲
しているが、回転ブラシ11が高速回転状態になると、
回転に伴う遠心力によって図1に示す如く、起立状態に
なるようになっており、起立状態の回転軌跡の径が前記
ブラシ体15の回転軌跡の径よりやや大径になるように
なっている。
【0022】なお、図2に示すように、回転ブラシ11
の両端部には、図示のようにタービンは備えられておら
ず、回転ブラシ11は後述する構成により回転駆動され
るようになっている。
の両端部には、図示のようにタービンは備えられておら
ず、回転ブラシ11は後述する構成により回転駆動され
るようになっている。
【0023】一方、吸込具本体1底面の吸込口7の前後
には、それぞれ左右一対の前車輪20と後車輪21が回
動自在に取り付けられている。
には、それぞれ左右一対の前車輪20と後車輪21が回
動自在に取り付けられている。
【0024】また、前記吸込口7の前方側には、サクシ
ョンキーパー保持体22が上下動可能に収納される収納
溝23が吸込口7に沿って上記両前車輪20,20間に
形成されている。
ョンキーパー保持体22が上下動可能に収納される収納
溝23が吸込口7に沿って上記両前車輪20,20間に
形成されている。
【0025】前記サクションキーパー保持体22の底面
側には、軟質ゴム等にて形成されたサクションキーパー
(調整弁)24が取り付けられている。
側には、軟質ゴム等にて形成されたサクションキーパー
(調整弁)24が取り付けられている。
【0026】また、前記サクションキーパー保持体22
の両端部には後述するコイルバネ28を受けるバネ受け
部25,25が形成されると共に、それら間の上面の左
右対称位置には山形突起26,26が突設されている。
の両端部には後述するコイルバネ28を受けるバネ受け
部25,25が形成されると共に、それら間の上面の左
右対称位置には山形突起26,26が突設されている。
【0027】上記両バネ受け部25,25と、下ケース
3側の対応する位置に形成されたバネ受け部27,27
間にコイルバネ28,28が装着され、これにより、サ
クションキーパー保持体22は収納溝23の上位置に弾
性支持されるようになっている。このサクションキーパ
ー保持体22が上位置にあるとき、その裏面側に取り付
けられたサクションキーパー24も収納溝23内に収ま
って、吸込口7の前方側に吸気抵抗の小さい(隙間の広
い)吸気路29が形成されるようになっている。なお、
本願発明は、上記のようなコイルバネ28に限定される
ものではなく、他の弾性部材(例えば捩りバネ)でもよ
く、また、その取り付け構造も上記に限定されるもので
はない。
3側の対応する位置に形成されたバネ受け部27,27
間にコイルバネ28,28が装着され、これにより、サ
クションキーパー保持体22は収納溝23の上位置に弾
性支持されるようになっている。このサクションキーパ
ー保持体22が上位置にあるとき、その裏面側に取り付
けられたサクションキーパー24も収納溝23内に収ま
って、吸込口7の前方側に吸気抵抗の小さい(隙間の広
い)吸気路29が形成されるようになっている。なお、
本願発明は、上記のようなコイルバネ28に限定される
ものではなく、他の弾性部材(例えば捩りバネ)でもよ
く、また、その取り付け構造も上記に限定されるもので
はない。
【0028】一方、前記サクションキーパー保持体22
の上方には、図2に示すような略L字状に形成されたス
ライド操作板(設定手段)30が配設されている。この
スライド操作板30の裏面側には、前記サクションキー
パー保持体22上面に形成された各山形突起26,26
と対応する位置に各山形突起26,26を押圧操作する
ための押圧リブ31,31が垂下形成されており、その
一側はテーパー状に形成されている。
の上方には、図2に示すような略L字状に形成されたス
ライド操作板(設定手段)30が配設されている。この
スライド操作板30の裏面側には、前記サクションキー
パー保持体22上面に形成された各山形突起26,26
と対応する位置に各山形突起26,26を押圧操作する
ための押圧リブ31,31が垂下形成されており、その
一側はテーパー状に形成されている。
【0029】また、上記スライド操作板30の一方側に
は上方に突出する切替レバー32が一体形成され、この
切替レバー32が上ケース2上面一側部に設けられた切
替操作部33に露出するようになっている。なお、図示
はしていないが、上記切替操作部33には、本体正面側
から見て右側に「フローリング・畳」、左側に「絨毯・
カーペット」等の表示がなされている。
は上方に突出する切替レバー32が一体形成され、この
切替レバー32が上ケース2上面一側部に設けられた切
替操作部33に露出するようになっている。なお、図示
はしていないが、上記切替操作部33には、本体正面側
から見て右側に「フローリング・畳」、左側に「絨毯・
カーペット」等の表示がなされている。
【0030】従って、回転ブラシ11を回転駆動する必
要のないフローリングなどの床面掃除のときは、前記切
替レバー32を図3に示すように本体正面から見て右端
に操作することにより、スライド操作板30の押圧リブ
31がそのテーパー面でサクションキーパー保持体22
上面の山形突起26を下方に押圧しながらその最上部に
移動する。これにより、サクションキーパー保持体22
はコイルバネ28の付勢力に抗して下位置に支持され、
同図や図4に示すようにサクションキーパー24も下位
置となって、吸込口7の前方側の吸気路29が塞がれて
吸気抵抗が大きくなるため、回転ブラシ11はほとんど
回転しない。
要のないフローリングなどの床面掃除のときは、前記切
替レバー32を図3に示すように本体正面から見て右端
に操作することにより、スライド操作板30の押圧リブ
31がそのテーパー面でサクションキーパー保持体22
上面の山形突起26を下方に押圧しながらその最上部に
移動する。これにより、サクションキーパー保持体22
はコイルバネ28の付勢力に抗して下位置に支持され、
同図や図4に示すようにサクションキーパー24も下位
置となって、吸込口7の前方側の吸気路29が塞がれて
吸気抵抗が大きくなるため、回転ブラシ11はほとんど
回転しない。
【0031】一方、絨毯などの毛足のある被掃除面を掃
除するときには、図5に示すように、前記切替レバー3
2を本体正面側から見て左端に操作することにより、ス
ライド操作板30の押圧リブ31がサクションキーパー
保持体22上面の山形突起26の左側に移動する。これ
により、サクションキーパー保持体22はコイルバネ2
8の付勢力により上位置に支持され、サクションキーパ
ー24が同図や図6に示すように上位置となって、吸込
口7の前方側に吸気抵抗の小さな吸気路29が形成され
るようになっている。この吸気路29を介して吸込口7
に吸引される外気が回転ブラシ11のブラシ体15やブ
レード16に衝突して、回転ブラシ11が図1中反時計
方向に回転駆動されるようになる。
除するときには、図5に示すように、前記切替レバー3
2を本体正面側から見て左端に操作することにより、ス
ライド操作板30の押圧リブ31がサクションキーパー
保持体22上面の山形突起26の左側に移動する。これ
により、サクションキーパー保持体22はコイルバネ2
8の付勢力により上位置に支持され、サクションキーパ
ー24が同図や図6に示すように上位置となって、吸込
口7の前方側に吸気抵抗の小さな吸気路29が形成され
るようになっている。この吸気路29を介して吸込口7
に吸引される外気が回転ブラシ11のブラシ体15やブ
レード16に衝突して、回転ブラシ11が図1中反時計
方向に回転駆動されるようになる。
【0032】なお、上ケース2と下ケース3の接合部分
には、軟質ゴム等にて形成されたバンパー40が配設さ
れており、このバンパー40によって掃除時に壁面や家
具等に当たっても壁面や家具及び吸込具本体1自体の傷
付き等が防げるようになっている。
には、軟質ゴム等にて形成されたバンパー40が配設さ
れており、このバンパー40によって掃除時に壁面や家
具等に当たっても壁面や家具及び吸込具本体1自体の傷
付き等が防げるようになっている。
【0033】さて、図示しない掃除機本体に可撓性ホー
ス及び延長管を介して、上述した吸込具本体1の継手管
5を接続し、掃除機本体の電動送風機を駆動すると、吸
込口7から空気が吸引される。吸込具本体1を被掃除面
から持ち上げた状態では、吸込口7が大きく開放してい
るため、吸込口7から吸引される空気の流速は比較的遅
く、従って、回転ブラシ11はほとんど回転しない。
ス及び延長管を介して、上述した吸込具本体1の継手管
5を接続し、掃除機本体の電動送風機を駆動すると、吸
込口7から空気が吸引される。吸込具本体1を被掃除面
から持ち上げた状態では、吸込口7が大きく開放してい
るため、吸込口7から吸引される空気の流速は比較的遅
く、従って、回転ブラシ11はほとんど回転しない。
【0034】また、回転ブラシ11を回転駆動する必要
のないフローリングなどの床面を掃除する際には、ま
ず、図3(a)に示すように被掃除面の切替レバー32
を本体正面側から見て右端に設定する。この切替レバー
32の設定操作により、前述したように、サクションキ
ーパー保持体22が下位置に移動してサクションキーパ
ー24も下位置に設定されるため、吸込口7の前方側の
吸気路29が塞がれて吸気抵抗が大きくなる(図3、図
4参照)。従って、前方側から吸込口7に吸引される外
気が少なくなるため、回転ブラシ11はほとんど回転せ
ず、不要な回転による騒音の発生を防ぐことができる。
のないフローリングなどの床面を掃除する際には、ま
ず、図3(a)に示すように被掃除面の切替レバー32
を本体正面側から見て右端に設定する。この切替レバー
32の設定操作により、前述したように、サクションキ
ーパー保持体22が下位置に移動してサクションキーパ
ー24も下位置に設定されるため、吸込口7の前方側の
吸気路29が塞がれて吸気抵抗が大きくなる(図3、図
4参照)。従って、前方側から吸込口7に吸引される外
気が少なくなるため、回転ブラシ11はほとんど回転せ
ず、不要な回転による騒音の発生を防ぐことができる。
【0035】一方、絨毯等の毛足のある被掃除面を掃除
する際には、まず図5に示すように被掃除面の切替レバ
ー32を本体正面側から見て左端に設定する。この切替
レバー32の設定操作により、前述したように、サクシ
ョンキーパー保持体22がコイルバネ28の付勢力によ
り上位置に押し上げられて、サクションキーパー24も
上位置に設定されるため、吸込口7の前方側に吸気抵抗
の小さな吸気路29が形成される(図5、図6参照)。
従って、前方側から吸込口7に吸引される外気が増大す
るため、この外気が回転ブラシ11の下方に位置するブ
ラシ体15やブレード16に衝突して、回転ブラシ11
が図1中反時計方向に回転駆動される。これにより、絨
毯上の糸屑や塵等の塵埃の叩き出しや掻き取り掃除を行
うことができる。
する際には、まず図5に示すように被掃除面の切替レバ
ー32を本体正面側から見て左端に設定する。この切替
レバー32の設定操作により、前述したように、サクシ
ョンキーパー保持体22がコイルバネ28の付勢力によ
り上位置に押し上げられて、サクションキーパー24も
上位置に設定されるため、吸込口7の前方側に吸気抵抗
の小さな吸気路29が形成される(図5、図6参照)。
従って、前方側から吸込口7に吸引される外気が増大す
るため、この外気が回転ブラシ11の下方に位置するブ
ラシ体15やブレード16に衝突して、回転ブラシ11
が図1中反時計方向に回転駆動される。これにより、絨
毯上の糸屑や塵等の塵埃の叩き出しや掻き取り掃除を行
うことができる。
【0036】ここで、上記ブレード16は、回転ブラシ
11の回転停止状態や低速回転状態において、前述した
ように回転ブラシ11の回転方向に対して後方側に湾曲
しているので、吸込口7の前方側から吸引される空気を
受けやすく、しかも織目の細かい布状体17を用いて空
気を通し難くしているため、回転ブラシ11は効率良く
回転する。
11の回転停止状態や低速回転状態において、前述した
ように回転ブラシ11の回転方向に対して後方側に湾曲
しているので、吸込口7の前方側から吸引される空気を
受けやすく、しかも織目の細かい布状体17を用いて空
気を通し難くしているため、回転ブラシ11は効率良く
回転する。
【0037】回転ブラシ11が高速回転すると、ブレー
ド16は遠心力によって、図1に示す如く起立する。こ
のブレード16の起立状態においては、布状体17の先
端部に縫い付けられた刷毛状体19が絨毯等の被掃除面
に当たるので、ブラシ体15との協動作用により、絨毯
上の糸屑や塵等の塵埃の叩き出しや掻き取り掃除を効率
良く行うことができる。
ド16は遠心力によって、図1に示す如く起立する。こ
のブレード16の起立状態においては、布状体17の先
端部に縫い付けられた刷毛状体19が絨毯等の被掃除面
に当たるので、ブラシ体15との協動作用により、絨毯
上の糸屑や塵等の塵埃の叩き出しや掻き取り掃除を効率
良く行うことができる。
【0038】また、吸込口7の前方側の吸気路29から
吸引される外気が、絨毯等の被掃除面と接触する位置に
あるブラシ体15やブレード16に衝突して、接触時に
回転方向に押し出すように作用するので、接触による回
転数の低下を効率的に抑えることができる。
吸引される外気が、絨毯等の被掃除面と接触する位置に
あるブラシ体15やブレード16に衝突して、接触時に
回転方向に押し出すように作用するので、接触による回
転数の低下を効率的に抑えることができる。
【0039】このように、本実施形態の床用吸込具によ
れば、吸込具本体1の両側にタービン等を設けることな
く、絨毯等の被掃除面上において、ブラシ体15とブレ
ード16のみで回転ブラシ11を効率良く回転駆動する
ことができるので、軽量小型化及び低コスト化を図るこ
とができる。また、タービンがない分、吸込具本体1底
面のほぼ全幅にわたって吸込口7を形成することができ
るので、塵埃の吸い残しが生じることもなくなる。
れば、吸込具本体1の両側にタービン等を設けることな
く、絨毯等の被掃除面上において、ブラシ体15とブレ
ード16のみで回転ブラシ11を効率良く回転駆動する
ことができるので、軽量小型化及び低コスト化を図るこ
とができる。また、タービンがない分、吸込具本体1底
面のほぼ全幅にわたって吸込口7を形成することができ
るので、塵埃の吸い残しが生じることもなくなる。
【0040】また、副次的効果として、吸気路29から
空気を吸引することにより、吸込具本体1が絨毯等の被
掃除面に過度に吸い付くのを抑制し、吸込具本体1の移
動性を向上することができる。また、サクションキーパ
ー24が上方に移動することにより、従来ならサクショ
ンキーパー24に引掛って吸い込めなかったような大き
なゴミでも吸い込めるようになる。また、部屋の隅や壁
際のゴミ取り性能も良くなる。
空気を吸引することにより、吸込具本体1が絨毯等の被
掃除面に過度に吸い付くのを抑制し、吸込具本体1の移
動性を向上することができる。また、サクションキーパ
ー24が上方に移動することにより、従来ならサクショ
ンキーパー24に引掛って吸い込めなかったような大き
なゴミでも吸い込めるようになる。また、部屋の隅や壁
際のゴミ取り性能も良くなる。
【0041】また、上記のような絨毯等の毛足のある被
掃除面の掃除時においては、被掃除面が抵抗となって回
転ブラシ11の回転数が低下するが、回転ブラシ11の
回転数が低下してくると、ブレード16は遠心力の低下
に伴って次第に停止時の形状に復元するように回転方向
に対して後方側に湾曲し、被掃除面との接触抵抗が低下
して回転数が上昇する。この動作を繰り返すことにより
回転ブラシ11の回転数がほぼ一定に維持される。
掃除面の掃除時においては、被掃除面が抵抗となって回
転ブラシ11の回転数が低下するが、回転ブラシ11の
回転数が低下してくると、ブレード16は遠心力の低下
に伴って次第に停止時の形状に復元するように回転方向
に対して後方側に湾曲し、被掃除面との接触抵抗が低下
して回転数が上昇する。この動作を繰り返すことにより
回転ブラシ11の回転数がほぼ一定に維持される。
【0042】すなわち、ブレード16は、布状体17に
刷毛状体19を縫い付けて構成されているため、ブレー
ド16を撓みやすく構成することができると共に、刷毛
状体19をおもりとして遠心力によりブレード16を起
立しやすくすることができ、回転ブラシ11の僅かな回
転数変動によってもブレードを起立、湾曲させることが
できるため、回転ブラシ11の回転数をほぼ一定に維持
することができる。
刷毛状体19を縫い付けて構成されているため、ブレー
ド16を撓みやすく構成することができると共に、刷毛
状体19をおもりとして遠心力によりブレード16を起
立しやすくすることができ、回転ブラシ11の僅かな回
転数変動によってもブレードを起立、湾曲させることが
できるため、回転ブラシ11の回転数をほぼ一定に維持
することができる。
【0043】また、上記実施形態では、サクションキー
パー24を上位置に弾性支持するコイルバネ28を備え
て、スライド操作板30による押圧と押圧解除という簡
単な操作で、サクションキーパー24の上下位置の設定
が可能となるようにしているので、簡単な構成で前述し
た作用効果が実現できるようになる。
パー24を上位置に弾性支持するコイルバネ28を備え
て、スライド操作板30による押圧と押圧解除という簡
単な操作で、サクションキーパー24の上下位置の設定
が可能となるようにしているので、簡単な構成で前述し
た作用効果が実現できるようになる。
【0044】なお、上記実施形態では、回転ブラシ11
にそれぞれ一対のブラシ体15とブレード16の2種
類、計4枚備えたが、いずれか一種のみでも回転させる
ことができる。枚数も4枚とは限らないが、枚数を余り
増やすと、絨毯等の被掃除面との接触抵抗が大きくなっ
て逆に効率が悪くなることが考えられ、バランス的にも
4枚が最適である。
にそれぞれ一対のブラシ体15とブレード16の2種
類、計4枚備えたが、いずれか一種のみでも回転させる
ことができる。枚数も4枚とは限らないが、枚数を余り
増やすと、絨毯等の被掃除面との接触抵抗が大きくなっ
て逆に効率が悪くなることが考えられ、バランス的にも
4枚が最適である。
【0045】さらに、上記ブラシ体15又はブレード1
6のいずれかを、軟質弾性を有する非通気性素材、具体
的には軟質ポリ塩化ビニル(PVC)や軟質ゴム(例え
ばウレタンゴム)などを用いたブレードにしても良く、
このようにすれば更に回転力を増すことができる。
6のいずれかを、軟質弾性を有する非通気性素材、具体
的には軟質ポリ塩化ビニル(PVC)や軟質ゴム(例え
ばウレタンゴム)などを用いたブレードにしても良く、
このようにすれば更に回転力を増すことができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、吸込口
の前方側に配設されて前方側から吸込口に吸引される吸
気を調整する調整弁を上下動可能に構成すると共に、こ
の調整弁の上下位置を設定する設定手段を備え、この設
定手段により前記調整弁を上位置に設定すると、吸込口
の前方側に吸気抵抗の小さな吸気路が形成されて、この
吸気路を介して吸引される外気が回転ブラシのブレード
に当たって回転ブラシを回転駆動する一方、前記設定手
段により調整弁を下位置に設定すると、前記吸気路の吸
気抵抗が大きくなって、回転ブラシの前記回転駆動を抑
止するようにしたので、吸込具本体の両側にタービン等
を設けることなく、簡単な構成で回転ブラシを駆動で
き、軽量小型化、低コスト化が図れる。また、タービン
がない分、吸込具本体底面のほぼ全幅にわたって吸込口
を形成することができるので、塵埃の吸い残しが生じる
こともなくなる。また、被掃除面によって回転ブラシを
回転させるか否かを設定できるので、フローリングなど
の床面掃除時に回転ブラシの回転を抑止することによ
り、不要な回転による騒音を防ぐことができる。
の前方側に配設されて前方側から吸込口に吸引される吸
気を調整する調整弁を上下動可能に構成すると共に、こ
の調整弁の上下位置を設定する設定手段を備え、この設
定手段により前記調整弁を上位置に設定すると、吸込口
の前方側に吸気抵抗の小さな吸気路が形成されて、この
吸気路を介して吸引される外気が回転ブラシのブレード
に当たって回転ブラシを回転駆動する一方、前記設定手
段により調整弁を下位置に設定すると、前記吸気路の吸
気抵抗が大きくなって、回転ブラシの前記回転駆動を抑
止するようにしたので、吸込具本体の両側にタービン等
を設けることなく、簡単な構成で回転ブラシを駆動で
き、軽量小型化、低コスト化が図れる。また、タービン
がない分、吸込具本体底面のほぼ全幅にわたって吸込口
を形成することができるので、塵埃の吸い残しが生じる
こともなくなる。また、被掃除面によって回転ブラシを
回転させるか否かを設定できるので、フローリングなど
の床面掃除時に回転ブラシの回転を抑止することによ
り、不要な回転による騒音を防ぐことができる。
【0047】さらに、前記ブレードを、織目の細かい布
状体の先端部に刷毛状体を縫い付けることにより一側に
湾曲するように形成すると共に、回転ブラシの回転方向
に対して後方側に湾曲するように装着したので、吸込口
の前方側から吸引される空気を受けやすくなり、しかも
織目の細かい布状体を用いて空気を通し難くしているた
め、毛足の深い絨毯等の被掃除面を掃除する時にも回転
ブラシを効率良く回転駆動することができる。
状体の先端部に刷毛状体を縫い付けることにより一側に
湾曲するように形成すると共に、回転ブラシの回転方向
に対して後方側に湾曲するように装着したので、吸込口
の前方側から吸引される空気を受けやすくなり、しかも
織目の細かい布状体を用いて空気を通し難くしているた
め、毛足の深い絨毯等の被掃除面を掃除する時にも回転
ブラシを効率良く回転駆動することができる。
【0048】また、前記同様、調整弁を上下動可能に構
成すると共に、この調整弁の上下位置を設定する設定手
段を備え、この設定手段により前記調整弁を上位置に設
定すると、吸込口の前方側に吸気抵抗の小さな吸気路が
形成されて、この吸気路を介して吸引される外気が回転
ブラシのブラシ体に当たって回転ブラシを回転駆動する
一方、前記設定手段により調整弁を下位置に設定する
と、前記吸気路の吸気抵抗が大きくなって、回転ブラシ
の前記回転駆動を抑止するようにすることによっても、
吸込具本体の両側にタービン等を設けることなく、簡単
な構成で回転ブラシを駆動でき、軽量小型化、低コスト
化が図れると共に、タービンがない分、吸込具本体底面
のほぼ全幅にわたって吸込口を形成することができるの
で、塵埃の吸い残しが生じることもなくなる。同様に、
被掃除面によって回転ブラシを回転させるか否かを設定
できるので、フローリングなどの床面掃除時に回転ブラ
シの回転を抑止することにより、不要な回転による騒音
を防ぐことができる。
成すると共に、この調整弁の上下位置を設定する設定手
段を備え、この設定手段により前記調整弁を上位置に設
定すると、吸込口の前方側に吸気抵抗の小さな吸気路が
形成されて、この吸気路を介して吸引される外気が回転
ブラシのブラシ体に当たって回転ブラシを回転駆動する
一方、前記設定手段により調整弁を下位置に設定する
と、前記吸気路の吸気抵抗が大きくなって、回転ブラシ
の前記回転駆動を抑止するようにすることによっても、
吸込具本体の両側にタービン等を設けることなく、簡単
な構成で回転ブラシを駆動でき、軽量小型化、低コスト
化が図れると共に、タービンがない分、吸込具本体底面
のほぼ全幅にわたって吸込口を形成することができるの
で、塵埃の吸い残しが生じることもなくなる。同様に、
被掃除面によって回転ブラシを回転させるか否かを設定
できるので、フローリングなどの床面掃除時に回転ブラ
シの回転を抑止することにより、不要な回転による騒音
を防ぐことができる。
【0049】さらに、前記調整弁を上位置に弾性支持す
る弾性部材を備え、前記設定手段は前記調整弁を上位置
から下方に押圧することにより下位置に設定し、この押
圧状態を解除することにより前記弾性部材の作用により
上位置に設定するようにしたので、設定手段による押圧
と押圧解除という簡単な操作で、調整弁の上下位置の設
定が可能となり、簡単な構成で前記の作用効果を実現で
きる。
る弾性部材を備え、前記設定手段は前記調整弁を上位置
から下方に押圧することにより下位置に設定し、この押
圧状態を解除することにより前記弾性部材の作用により
上位置に設定するようにしたので、設定手段による押圧
と押圧解除という簡単な操作で、調整弁の上下位置の設
定が可能となり、簡単な構成で前記の作用効果を実現で
きる。
【図1】本願発明の一実施形態の要部縦断面図。
【図2】同じく、その上ケースを半分除去して図示した
上面図。
上面図。
【図3】同じく、その構成及び動作説明のための図で、
(a)はサクションキーパーを下位置に設定した状態を
正面から見た縦断面図、(b)はその底面図。
(a)はサクションキーパーを下位置に設定した状態を
正面から見た縦断面図、(b)はその底面図。
【図4】上記図3の状態を側面側から見た要部縦断面
図。
図。
【図5】同じく、構成及び動作説明のための図で、
(a)はサクションキーパーを上位置に設定した状態を
正面から見た縦断面図、(b)はその底面図。
(a)はサクションキーパーを上位置に設定した状態を
正面から見た縦断面図、(b)はその底面図。
【図6】上記図5の状態を側面側から見た要部縦断面
図。
図。
1 吸込具本体 2 上ケース 3 下ケース 7 吸込口 8 回転ブラシ収納室 11 回転ブラシ 15 ブラシ体 16 ブレード 17 布状体 19 刷毛状体 22 サクションキーパー保持体 23 収納溝 24 サクションキーパー(調整弁) 25,27 バネ受け部 26 山形突起 28 コイルバネ 29 吸気路 30 スライド操作板 31 押圧リブ 32 切替レバー 33 切替操作部
Claims (4)
- 【請求項1】 下面に吸込口を有する吸込具本体と、こ
の吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前記
吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自在に収納
される回転ブラシと、前記吸込口の前方側に配設されて
前方側から吸込口に吸引される吸気を調整する調整弁と
を備え、前記調整弁を上下動可能に構成すると共に、こ
の調整弁の上下位置を設定する設定手段を備え、前記設
定手段により前記調整弁を上位置に設定すると、前記吸
込口の前方側に吸気抵抗の小さな吸気路が形成されて、
この吸気路を介して吸引される外気が回転ブラシのブレ
ードに当たって回転ブラシを回転駆動する一方、前記設
定手段により前記調整弁を下位置に設定すると、前記吸
気路の吸気抵抗が大きくなって、回転ブラシの前記回転
駆動を抑止するようにしたことを特徴とする床用吸込
具。 - 【請求項2】 下面に吸込口を有する吸込具本体と、こ
の吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前記
吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自在に収納
される回転ブラシと、前記吸込口の前方側に配設されて
前方側から吸込口に吸引される吸気を調整する調整弁と
を備え、前記調整弁を上下動可能に構成すると共に、こ
の調整弁の上下位置を設定する設定手段を備え、前記設
定手段により前記調整弁を上位置に設定すると、前記吸
込口の前方側に吸気抵抗の小さな吸気路が形成されて、
この吸気路を介して吸引される外気が回転ブラシのブレ
ードに当たって回転ブラシを回転駆動する一方、前記設
定手段により前記調整弁を下位置に設定すると、前記吸
気路の吸気抵抗が大きくなって、回転ブラシの前記回転
駆動を抑止するようにし、かつ前記ブレードは、織目の
細かい布状体の先端部に刷毛状体を縫い付けることによ
り一側に湾曲するように形成されると共に、回転ブラシ
の回転方向に対して後方側に湾曲するように装着して成
ることを特徴とする床用吸込具。 - 【請求項3】 下面に吸込口を有する吸込具本体と、こ
の吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前記
吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自在に収納
される回転ブラシと、前記吸込口の前方側に配設されて
前方側から吸込口に吸引される吸気を調整する調整弁と
を備え、前記調整弁を上下動可能に構成すると共に、こ
の調整弁の上下位置を設定する設定手段を備え、前記設
定手段により前記調整弁を上位置に設定すると、前記吸
込口の前方側に吸気抵抗の小さな吸気路が形成されて、
この吸気路を介して吸引される外気が回転ブラシのブラ
シ体に当たって回転ブラシを回転駆動する一方、前記設
定手段により前記調整弁を下位置に設定すると、前記吸
気路の吸気抵抗が大きくなって、回転ブラシの前記回転
駆動を抑止するようにしたことを特徴とする床用吸込
具。 - 【請求項4】 前記調整弁を上位置に弾性支持する弾性
部材を備え、前記設定手段は前記調整弁を上位置から下
方に押圧することにより下位置に設定し、この押圧状態
を解除することにより前記弾性部材の作用により上位置
に設定することを特徴とする請求項1ないし請求項3の
いずれかに記載の床用吸込具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2522898A JPH11206642A (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 床用吸込具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2522898A JPH11206642A (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 床用吸込具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11206642A true JPH11206642A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=12160122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2522898A Pending JPH11206642A (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 床用吸込具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11206642A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2543310A (en) * | 2015-10-14 | 2017-04-19 | Dyson Technology Ltd | Cleaner head for a vacuum cleaner |
CN110575096A (zh) * | 2019-09-25 | 2019-12-17 | 苏州川欧电器有限公司 | 一种具有兼容式抽吸开口的清洁用地刷及其工作方法 |
US11033162B1 (en) | 2019-12-12 | 2021-06-15 | Zenith Technologies, Llc | Vacuum cleaner having flexible vent members |
-
1998
- 1998-01-23 JP JP2522898A patent/JPH11206642A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2543310A (en) * | 2015-10-14 | 2017-04-19 | Dyson Technology Ltd | Cleaner head for a vacuum cleaner |
WO2017064459A1 (en) * | 2015-10-14 | 2017-04-20 | Dyson Technology Limited | Cleaner head for a vacuum cleaner |
GB2543310B (en) * | 2015-10-14 | 2018-02-21 | Dyson Technology Ltd | Cleaner head for a vacuum cleaner |
CN110575096A (zh) * | 2019-09-25 | 2019-12-17 | 苏州川欧电器有限公司 | 一种具有兼容式抽吸开口的清洁用地刷及其工作方法 |
CN110575096B (zh) * | 2019-09-25 | 2024-02-20 | 苏州川欧电器有限公司 | 一种具有兼容式抽吸开口的清洁用地刷及其工作方法 |
US11033162B1 (en) | 2019-12-12 | 2021-06-15 | Zenith Technologies, Llc | Vacuum cleaner having flexible vent members |
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