JPH11178759A - 床用吸込具 - Google Patents

床用吸込具

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Publication number
JPH11178759A
JPH11178759A JP36442297A JP36442297A JPH11178759A JP H11178759 A JPH11178759 A JP H11178759A JP 36442297 A JP36442297 A JP 36442297A JP 36442297 A JP36442297 A JP 36442297A JP H11178759 A JPH11178759 A JP H11178759A
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JP
Japan
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main body
suction
brush
suction tool
tool main
Prior art date
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Pending
Application number
JP36442297A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshizo Kobayashi
利造 小林
Keiichi Sato
敬一 佐藤
Toshiyuki Fujiyoshi
俊行 藤吉
Yoshihiro Mori
好弘 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP36442297A priority Critical patent/JPH11178759A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転負荷の大きな絨毯上でもロックすること
なく回転し、かつフローリングなどの床面の拭掃除や磨
き掃除も行える床用吸込具を提供する。 【解決手段】 下面に吸込口7を有する吸込具本体1
と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室8
と、吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自在に
収納される回転ブラシ11と、吸込具本体に回動自在に
支持された車輪29,30とを備え、吸込具本体に、回
転ブラシ収納室内に外気を取り込む吸気路を形成すると
共に、この吸気路から吸引される外気を回転ブラシのブ
ラシ体15やブレード16に案内するガイドを形成する
一方、車輪の車軸29a,30aを受ける軸受部(車輪
保持体27の軸受溝)を上下動可能に構成すると共に、
この軸受部の上下位置を設定する設定手段(スライド操
作板36)を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、電気掃除機に接
続して使用される床用吸込具の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種床用吸込具として、吸込具
本体に回転ブラシを回転自在に枢支し、この回転ブラシ
を電動機あるいはタービンによって回転駆動するものが
知られている。
【0003】ところが、回転ブラシを電動機により回転
駆動するものにおいては、電動機の重量が重く、掃除操
作時の取扱性が悪いと共に、部品点数が増大し、組立作
業性が悪く、高価になる等の欠点があった。
【0004】また、回転ブラシをタービンによって回転
駆動するものにおいては、タービンは、吸込口から掃除
機本体への吸込通路に形成されたタービン室に配設さ
れ、塵埃と共に吸引された空気により回転する構成にな
っているため、長期使用によって、タービン内に塵埃が
詰まり、タービンが良好に回転しなくなる等の問題があ
った。
【0005】そこで、上記欠点を解決するため、特開平
9−28630号公報(A47L9/04)等にて回転
ブラシの両端にタービンを配設し、タービンに外部の清
浄な空気を供給してタービンを回転させ、その空気を吸
込口から吸気した空気と共に電気掃除機に吸引するもの
が提案された。
【0006】また、一般に、床用吸込具には、吸込口と
被掃除面との間に吸引のための適度な隙間を確保すると
共に、被掃除面上での移動性を良くするため、回動自在
な車輪が備えられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれの構成においても、回転ブラシは、その回転軸の高
さ位置が固定されているため、フローリングなどの床面
の拭掃除や磨き掃除も行えるようにブラシ長を長くする
と、毛足の長い絨毯などの掃除時に、接触抵抗(回転負
荷)が大きくなって良好に回転しなくなり、時には吸引
される絨毯などの毛先が回転ブラシに絡みついてロック
状態となって、全く回らなくなる不具合も発生してい
た。一方、このような不具合をなくするためにブラシ長
を短くすると、こんどはフローリングなどの床面の拭掃
除や磨き掃除ができなくなるという相反する問題点があ
った。
【0008】そこで、本願発明はこのような問題点を解
決するためになされたものであり、回転負荷の大きな絨
毯上でもロックすることなく回転し、かつフローリング
などの床面の拭掃除や磨き掃除も行える床用吸込具を提
供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本願発明は、下面に吸込口を有する吸込具
本体と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納
室と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に収納
され回転駆動される回転ブラシと、前記吸込具本体に回
動自在に支持された車輪とを備え、前記車輪の車軸を受
ける軸受部を上下動可能に構成すると共に、この軸受部
の上下位置を設定する設定手段を備えたことを特徴とす
るものである。
【0010】また、下面に吸込口を有する吸込具本体
と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室
と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自
在に収納される回転ブラシと、前記吸込具本体に回動自
在に支持された車輪とを備え、前記吸込具本体に、回転
ブラシ収納室内に外気を取り込む吸気路を形成すると共
に、この吸気路から吸引される外気を回転ブラシのブレ
ードに案内するガイドを形成する一方、前記車輪の車軸
を受ける軸受部を上下動可能に構成すると共に、この軸
受部の上下位置を設定する設定手段を備えたことを特徴
とするものである。
【0011】また、同様に、下面に吸込口を有する吸込
具本体と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収
納室と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回
転自在に収納される回転ブラシと、前記吸込具本体に回
動自在に支持された車輪とを備え、前記吸込具本体に、
回転ブラシ収納室内に外気を取り込む吸気路を形成する
と共に、この吸気路から吸引される外気を回転ブラシの
ブラシ体に案内するガイドを形成する一方、前記車輪の
車軸を受ける軸受部を上下動可能に構成すると共に、こ
の軸受部の上下位置を設定する設定手段を備えたことを
特徴とするものである。
【0012】さらに、前記軸受部を上位置に弾性支持す
る弾性部材を備え、前記設定手段は前記軸受部を上位置
から下方に押圧することにより下位置に設定し、この押
圧状態を解除することにより前記弾性部材の作用により
上位置に設定することを特徴とするものである。
【0013】また、前記軸受部は、前記吸込口とほぼ同
じ長さの車輪保持体の底面側両端部にそれぞれ形成さ
れ、この車輪保持体を前記吸込口の前後に形成された収
納溝にそれぞれ上下動可能に収納したことを特徴とする
ものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の一実施形態を図
1〜図5を参照して詳細に説明する。
【0015】図1等に示すように、本実施形態の吸込具
本体1は、上ケース2、下ケース3、前記上下ケース
2,3の長手方向中央部に形成された接続管4に嵌め込
まれて、その周方向に回動自在に支持される継手管5か
ら構成されている。
【0016】前記吸込具本体1底面には、ほぼ長手方向
全幅にわたる吸込口7が形成され、吸込具本体1内に
は、回転ブラシ収納室8が形成されている。
【0017】前記回転ブラシ収納室8内には、回転ブラ
シ11が前記吸込口7に臨ませた状態で回転自在に収納
されている。この回転ブラシ11は、図1に示すよう
に、芯体12と、この芯体12に形成された螺旋状の溝
13に基部14を挿入して装着される一対のブラシ体1
5と、同じく芯体12の螺旋状の溝13に基部18を挿
入して装着される一対のブレード16とから構成されて
いる。
【0018】前記芯体12は、アルミニウムを押し出し
成形して形成され、等間隔に配置される4本の溝13は
それぞれ両端間で約90゜ずれるような螺旋状に形成さ
れている。従って、これらの溝13に挿入されるブラシ
体15及びブレード16も同様な螺旋状を呈したものと
なる。また、各一対のブラシ体15とブレード16はそ
れぞれ同種のものが180゜隔てて対称に位置するよう
に配置され、これにより回転時のバランスを良くしてス
ムーズに回転するように構成されている。
【0019】前記ブラシ体15はナイロンやポリエチレ
ン樹脂により形成され、その先端までの長さは、下述す
るブレード16よりも短めに形成されている。
【0020】一方、ブレード16は、空気を通し難い織
目の細かい布状体17と、この布状体17の一端部に合
成樹脂をモールドして形成される基部18と、前記布状
体17の他端部(先端部)に縫い付けられた刷毛状体1
9とから構成されている。前記布状体17に合成樹脂で
モールドされた基部18を形成することにより布状体1
7の端部が波打つように変形し、さらに、布状体17の
先端部に刷毛状体19を縫い付けることにより布状体1
7が引きつったようになって一側に湾曲する。このブレ
ード16を、回転ブラシ11の回転方向(図中反時計方
向)に対して後方側に湾曲するように芯体12に装着し
ている。
【0021】前記ブレード16は、回転ブラシ11の回
転停止状態及び低速回転状態においては、回転ブラシ1
1の回転方向(図中反時計方向)に対して後方側に湾曲
しているが、回転ブラシ11が高速回転状態になると、
回転に伴う遠心力によって図1や図3に示す如く、起立
状態になるようになっており、起立状態の回転軌跡の径
が前記ブラシ体15の回転軌跡の径より大径になってい
る。
【0022】なお、図2に示すように、回転ブラシ11
の両端部には、図示のようにタービンは備えられておら
ず、回転ブラシ11は下記の構成により回転駆動される
ようになっている。
【0023】前記上ケース2上面には、前記回転ブラシ
11の長手方向に沿ってスリット状の開口22が形成さ
れている。この開口22の前方側には、開口22から吸
引される外気を回転ブラシ11のブラシ体15やブレー
ド16に導くガイドを構成する第1リブ23が形成され
ている。この第1リブ23は、上ケース2裏面側から、
ブラシ体15やブレード16の回転軌跡の最前方位置よ
りやや回転中心寄りに垂下形成され、ブレード16の最
大回転軌跡とは接触しない程度の位置まで延設されてい
る。
【0024】また、前記開口22の後方側にも、開口2
2から吸引される外気を回転ブラシ11のブラシ体15
やブレード16に導くガイドを構成する第2リブ24が
形成されている。この第2リブ24は、回転ブラシ11
の回転中心より前方側に垂下形成れており、前記第1リ
ブ23と第2リブ24の先端間に吐出口25が形成され
て、吸気路26が形成されるようになっている。
【0025】一方、吸込具本体1底面側に形成された吸
込口7の前後には、吸込口7とほぼ同じ長さの横長の車
輪保持体27が上下動可能に収納される収納溝28が形
成されている。前記各車輪保持体27の底面側両端部に
は、それぞれ一対の前車輪29と後車輪30が収まる凹
部31と各車軸29a,30aが嵌め込み固定される軸
受溝(軸受部)32が形成されて、各車輪29,30が
回動自在に取り付けられている。
【0026】また、前記各車輪保持体27の上面には、
それぞれ左右対称位置に鈎状突起33と山形突起34が
突設されている。
【0027】上記各鈎状突起33は、下ケース3側に一
端が固定されて取り付けられた捩りばね35の他端に引
っ掛けられており、これにより、各車輪保持体27は収
納溝28の上位置に弾性支持されるようになっている。
なお、図面では、後側の車輪保持体27に対応する捩り
ばね35しか図示されないが、前側の車輪保持体27も
同様の捩りばねにより弾性支持されている。
【0028】また、上記各山形突起34の上方には、上
ケース2裏面側から垂下形成された前記第1リブ23及
び第2リブ24を迂回するようにして連結構成されたス
ライド操作板(設定手段)36が配設されている。この
スライド操作板36の裏面側には、前記各山形突起34
と対応する位置に各山形突起34を押圧操作するための
押圧リブ37が垂下形成されており、その一側はテーパ
ー状に形成されている。また、このスライド操作板36
の一方側には上方に突出する切替レバー38が一体形成
され、この切替レバー38が上ケース2上面一側部に設
けられた切替操作部39に露出するようになっている。
【0029】従って、フローリングなどの床面掃除のと
きは、前記切替レバー38を図4の右側断面に示すよう
に左端に操作することにより、同右側断面に示すよう
に、スライド操作板36の押圧リブ37が車輪保持体2
7上面の山形突起34の左側に移動する。これにより、
車輪保持体27は捩りばね35の付勢力により上位置に
支持され、各車輪29,30が上位置となって回転ブラ
シ11の相対的な高さ位置が低くなり、ブラシ体15や
ブレード16が床面に接して床面の拭掃除や磨き掃除が
行えるようになる。
【0030】一方、絨毯などの毛足の長い被掃除面を掃
除するときには、図2に示すように、前記切替レバー3
8を本体正面側から見て右端に操作することにより、同
図や前記図4左側断面に示すように、スライド操作板3
6の押圧リブ37がそのテーパー面で車輪保持体27上
面の山形突起34を下方に押圧しながらその最上部に移
動する。これにより、車輪保持体27は捩りばね35の
付勢力に抗して下位置に支持され、各車輪29,30も
下位置となって回転ブラシ11の相対的な高さ位置が高
くなり、ブラシ体15及びブレード16は絨毯などの被
掃除面と適度な接触状態に維持されるので、絨毯上の糸
屑取りや塵埃の叩き出し掃除を行えると共に、接触抵抗
(回転負荷)がより大きくなることがなく、ロックした
りすることもなくなるようになっている。
【0031】なお、上ケース2と下ケース3の接合部分
には、軟質ゴム等にて形成されたバンパー40が配設さ
れており、このバンパー40によって掃除時に壁面や家
具等に当たっても壁面や家具及び吸込具本体1自体の傷
付き等が防げるようになっている。
【0032】さて、図示しない掃除機本体に可撓性ホー
ス及び延長管を介して、上述した吸込具本体1の継手管
5を接続し、掃除機本体の電動送風機を駆動すると、吸
込口7から空気が吸引される。吸込具本体1を被掃除面
から持ち上げた状態では、吸込口7からの吸込抵抗が小
さいため、吸込口7からほとんどの空気が吸い込まれ
る。この状態では、吸込口7が大きく開放しているた
め、吸込口7から吸引される空気の流速は比較的遅く、
従って、回転ブラシ11はほとんど回転しない。
【0033】フローリングなどの床面を掃除する際に
は、まず、図4の右側断面に示すように被掃除面の切替
レバー38を左端に設定する。この切替レバー38の設
定操作により、車輪保持体27が上位置になって各車輪
29,30も上位置となるため、回転ブラシ11は相対
的に床面からの高さ位置が低い状態にあり、ブラシ体1
5及びブレード16のいずれも床面に接触可能な状態に
ある。
【0034】フローリングなどの床面と吸込口7との隙
間は比較的広いため、吸込口7からの吸込抵抗が比較的
小さく、吸込口7からほとんどの空気が吸い込まれ、上
面開口の吸気路26からはほとんど吸い込まれることは
ない。この状態では、吸込口7と被掃除面との間から吸
引される空気は流速が速いため、吸込口7から吸引され
た空気が回転ブラシ11のブラシ体15及びブレード1
6に当たり、回転ブラシ11を図1中反時計方向に回転
させる。
【0035】この場合、ブラシ体15は空気を通し易い
ものであるが、フローリングなどの床面との接触抵抗は
小さいので、少なからず回転ブラシ11を回転させる働
きをすると共に、床面の拭掃除や磨き掃除を行うことが
できる。
【0036】一方、ブレード16は、回転ブラシ11の
回転停止状態や低速回転状態において、前述したように
回転ブラシ11の回転方向に対して後方側に湾曲してい
るので、吸込口7から吸引される空気を受けやすく、し
かも織目の細かい布状体17を用いて空気を通し難くし
ているため、回転ブラシ11は効率良く回転する。
【0037】回転ブラシ11が高速回転すると、ブレー
ド16は遠心力によって、図1や図3に示す如く起立す
る。このブレード16の起立状態においては、布状体1
7の先端部に縫い付けられた刷毛状体19が床面に接触
し、拭掃除や磨き掃除を行うことができる。なお、ブレ
ード16は撓みやすい布状体17を用いているので、床
面に接触しても床面を傷つけることはない。
【0038】ここで、上記車輪保持体27は捩りばね3
5により上位置に弾性支持されているので、掃除中に吸
込具本体1が床面から持ち上がっても車輪保持体27が
下方に下がることがなく、掃除時の移動や振動等で上下
動を繰り返してカタカタと音をたてたりするのを防ぐこ
とができる。なお、本願発明は、上記のような捩りばね
35に限定されるものではなく、他の弾性部材でもよ
く、また、その取り付け構造も上記に限定されるもので
はない。
【0039】一方、絨毯等の被掃除面を掃除する際に
は、まず図2に示すように被掃除面の切替レバー38を
本体正面側から見て右端に設定する。
【0040】絨毯等の毛足の長い被掃除面を掃除すると
きは、吸込口7が絨毯等の被掃除面により覆われ、吸込
口7からの吸気抵抗が増大し、上面開口の吸気路26か
ら吸引される外気量が増大する。吸気路26の吐出口2
5は吸気口7に比較して開口面積が極めて小さく形成さ
れているため、吐出口25から吸引される空気は、前述
した吸気口7からよりも速い流速で回転ブラシ11のブ
ラシ体15及びブレード16に衝突し、回転ブラシ11
を図1中反時計方向に回転させる。
【0041】また、上記の切替レバー38の設定操作に
より、車輪保持体27が下位置に押し下げられて各車輪
29,30も下位置となるため、回転ブラシ11は相対
的に絨毯等の被掃除面からの高さ位置が高い状態にな
る。従って、ブラシ体15及びブレード16は被掃除面
と適度な接触状態に維持され、絨毯上の糸屑取りや塵埃
の叩き出し掃除を行えると共に、接触抵抗(回転負荷)
がより大きくなることがなく、ロックしたりすることも
ない。
【0042】ここで、吐出口25の前側に位置する第1
リブ23は、前述したようにブラシ体15やブレード1
6の回転軌跡の最前方位置よりやや回転中心寄りに垂下
形成されているので、吐出口25から吸引された外気が
ブラシ体15やブレード16に衝突することなく回転ブ
ラシ11の前方に回り込むのを防止して確実にブラシ体
15及びブレード16に案内することができ、回転ブラ
シ11を効率よく回転駆動することができる。
【0043】同様に、吐出口25の後側に位置する第2
リブ24も、ブラシ体15及びブレード16に向かって
回転ブラシ11の回転中心より前方側に垂下形成されて
いるので、吐出口25から吸引された外気がブラシ体1
5やブレード16に衝突することなく回転ブラシ11の
上方を通過して直接継手管5に吸引されるのを防止して
確実にブラシ体15及びブレード16に案内することが
でき、回転ブラシ11を効率よく回転駆動することがで
きる。
【0044】また、各車輪29,30が下位置となって
被掃除面からの吸込具本体1の高さが高くなっても、吸
込口7の前後にあって吸込口7とほぼ同じ長さに形成さ
れた車輪保持体27底面と被掃除面との隙間は大きくな
らないので、掃除性能が低下することはない。
【0045】さらに、本実施形態の床用吸込具によれ
ば、吸込具本体1の両側等にタービンを設けることな
く、ブラシ体15とブレード16のみで回転ブラシ11
を効率良く回転駆動することができるので、軽量小型化
及び低コスト化を図ることができる。また、タービンが
ない分、吸込具本体1底面のほぼ全幅にわたって吸込口
7を形成することができるので、塵埃等の吸い残しが生
じることもなくなる。
【0046】また、副次的効果として、吸気路26から
空気を吸引することにより、吸込具本体1が被掃除面に
過度に吸い付くのを抑制し、吸込具本体1の移動性を向
上することができる。
【0047】なお、上記実施形態では、上ケース2上面
にスリット状の開口22を形成して吸気路26を形成し
ているが、これに限らず、前面でもよく、更には、スリ
ット状の開口22を形成することなく、吸込具本体1の
前部底面と被掃除面との隙間を他より広げて、その隙間
を吸気路とするようにしても良い。この場合、吸込口7
の前端縁に前記隙間より吸引される外気を回転ブラシ1
1の回転中心より下方のブラシ体15やブレード16に
案内するガイドを形成するようにすると、回転ブラシ1
1を効率よく回転駆動することができる。
【0048】また、上記実施形態では、それぞれ一対の
ブラシ体15とブレード16の2種類、計4枚備えた
が、車輪29,30の上下動による回転ブラシ11の相
対的な上下動により絨毯上でも接触抵抗が余り大きくな
らないので、いずれか一種のみでも効率良く回転させる
ことができる。枚数も4枚とは限らないが、枚数を余り
増やすとそれらの間隔が狭くなって、吸引された外気が
当たる面積が小さくなるので逆に効率が悪くなることが
考えられ、バランス的にも4枚が最適である。
【0049】さらに、上記ブラシ体15又はブレード1
6のいずれかを、軟質弾性を有する非通気性素材、具体
的には軟質ポリ塩化ビニル(PVC)や軟質ゴム(例え
ばウレタンゴム)などを用いたブレードにしても良く、
このようにすれば更に回転力を増すことができる。
【0050】また、回転ブラシ11がその両端に設けら
れるタービン等により回転駆動されるものであっても、
車輪を上下動させることは上記と同様に可能である。
【0051】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、車輪の
車軸を受ける軸受部を上下動可能に構成すると共に、こ
の軸受部の上下位置を設定する設定手段を備えたことに
より、被掃除面の種類に応じて設定を切り替えることに
よって回転ブラシの被掃除面からの高さ位置が変わるの
で、回転負荷の大きな絨毯上でもロックすることなく回
転し、かつフローリングなどの床面の拭掃除や磨き掃除
も行えるようになる。
【0052】また、吸込具本体に、回転ブラシ収納室内
に外気を取り込む吸気路を形成すると共に、この吸気路
から吸引される外気を回転ブラシのブレードに案内する
ガイドを形成する一方、車輪の車軸を受ける軸受部を上
下動可能に構成すると共に、この軸受部の上下位置を設
定する設定手段を備えたことにより、上記効果に加え
て、吸込具本体の両側にタービン等を設けることなく、
回転ブラシを効率良く回転駆動することができるので、
軽量小型化及び低コスト化を図ることができる。また、
吸込具本体底面のほぼ全幅にわたって吸込口を形成する
ことができるので、塵埃等の吸い残しが生じることもな
くなる。
【0053】また、同様に、吸込具本体に、回転ブラシ
収納室内に外気を取り込む吸気路を形成すると共に、こ
の吸気路から吸引される外気を回転ブラシのブラシ体に
案内するガイドを形成する一方、車輪の車軸を受ける軸
受部を上下動可能に構成すると共に、この軸受部の上下
位置を設定する設定手段を備えることによっても、ター
ビン等を用いずに回転ブラシを効率良く回転駆動するこ
とができるので、軽量小型化及び低コスト化を図ること
ができると共に、吸込具本体底面のほぼ全幅にわたって
吸込口を形成することができ、塵埃等の吸い残しが生じ
ることもなくなる。
【0054】さらに、前記軸受部を上位置に弾性支持す
る弾性部材を備え、前記設定手段は前記軸受部を上位置
から下方に押圧することにより下位置に設定し、この押
圧状態を解除することにより前記弾性部材の作用により
上位置に設定するようにしたので、軸受部が上位置にあ
るとき掃除中に吸込具本体が床面から持ち上がっても軸
受部が下方に下がることがなく、掃除時の移動や振動等
で上下動を繰り返してカタカタと音をたてたりするのを
防ぐことができる。
【0055】また、前記軸受部は、吸込口とほぼ同じ長
さの車輪保持体の底面側両端部にそれぞれ形成され、こ
の車輪保持体を吸込口の前後に形成された収納溝にそれ
ぞれ上下動可能に収納したことにより、各車輪が下位置
となって被掃除面からの吸込具本体の高さが高くなって
も、吸込口の前後にあって吸込口とほぼ同じ長さに形成
された車輪保持体底面と被掃除面との隙間は大きくなら
ないので、掃除性能が低下することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態における要部縦断面図。
【図2】同じく、上ケースを半分除去して図示した上面
図。
【図3】同じく、要部縦断面図。
【図4】同じく、構成及び動作説明のための正面から見
た縦断面図。
【図5】同じく、底面図。
【符号の説明】
1 吸込具本体 2 上ケース 3 下ケース 7 吸込口 8 回転ブラシ収納室 11 回転ブラシ 15 ブラシ体 16 ブレード 17 布状体 19 刷毛状体 22 開口 23 第1リブ 24 第2リブ 25 吐出口 26 吸気路 27 車輪保持体 28 収納溝 29 前車輪 30 後車輪 29a,30a 車軸 32 軸受溝 33 鈎状突起 34 山形突起 35 捩りばね 36 スライド操作板 37 押圧リブ 38 切替レバー 39 切替操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 好弘 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面に吸込口を有する吸込具本体と、こ
    の吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前記
    吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に収納され回転駆
    動される回転ブラシと、前記吸込具本体に回動自在に支
    持された車輪とを備え、前記車輪の車軸を受ける軸受部
    を上下動可能に構成すると共に、この軸受部の上下位置
    を設定する設定手段を備えたことを特徴とする床用吸込
    具。
  2. 【請求項2】 下面に吸込口を有する吸込具本体と、こ
    の吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前記
    吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自在に収納
    される回転ブラシと、前記吸込具本体に回動自在に支持
    された車輪とを備え、前記吸込具本体に、回転ブラシ収
    納室内に外気を取り込む吸気路を形成すると共に、この
    吸気路から吸引される外気を回転ブラシのブレードに案
    内するガイドを形成する一方、前記車輪の車軸を受ける
    軸受部を上下動可能に構成すると共に、この軸受部の上
    下位置を設定する設定手段を備えたことを特徴とする床
    用吸込具。
  3. 【請求項3】 下面に吸込口を有する吸込具本体と、こ
    の吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前記
    吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自在に収納
    される回転ブラシと、前記吸込具本体に回動自在に支持
    された車輪とを備え、前記吸込具本体に、回転ブラシ収
    納室内に外気を取り込む吸気路を形成すると共に、この
    吸気路から吸引される外気を回転ブラシのブラシ体に案
    内するガイドを形成する一方、前記車輪の車軸を受ける
    軸受部を上下動可能に構成すると共に、この軸受部の上
    下位置を設定する設定手段を備えたことを特徴とする床
    用吸込具。
  4. 【請求項4】 前記軸受部を上位置に弾性支持する弾性
    部材を備え、前記設定手段は前記軸受部を上位置から下
    方に押圧することにより下位置に設定し、この押圧状態
    を解除することにより前記弾性部材の作用により上位置
    に設定することを特徴とする請求項1ないし請求項3の
    いずれかに記載の床用吸込具。
  5. 【請求項5】 前記軸受部は、前記吸込口とほぼ同じ長
    さの車輪保持体の底面側両端部にそれぞれ形成され、こ
    の車輪保持体を前記吸込口の前後に形成された収納溝に
    それぞれ上下動可能に収納したことを特徴とする請求項
    1ないし請求項4のいずれかに記載の床用吸込具。
JP36442297A 1997-12-19 1997-12-19 床用吸込具 Pending JPH11178759A (ja)

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JP (1) JPH11178759A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2352164B (en) * 1999-07-21 2002-07-17 Rosemary Jane Jones A rotary buffing accessory for attachment to the suction hose of a vacuum cleaner
JP2013215571A (ja) * 2012-04-06 2013-10-24 Uni-Ring Tech Co Ltd 自走式床掃除ロボット

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GB2352164B (en) * 1999-07-21 2002-07-17 Rosemary Jane Jones A rotary buffing accessory for attachment to the suction hose of a vacuum cleaner
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