JPH1189765A

JPH1189765A - 床用吸込具

Info

Publication number: JPH1189765A
Application number: JP26042997A
Authority: JP
Inventors: Akihiko Zako; 昭彦雑古; Kazuo Saito; 和雄斉藤; Sadamoto Kodera; 定基小寺; Kenji Aida; 謙次会田; Toshizo Kobayashi; 利造小林
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1997-09-25
Filing date: 1997-09-25
Publication date: 1999-04-06
Anticipated expiration: 2017-09-25
Also published as: JP3819559B2

Abstract

(57)【要約】【課題】簡単な構成で、効率よく回転ブラシを回転駆
動し得る床用吸込具を提供することを課題とする。【解決手段】吸込具本体１に、回転ブラシ13のブラシ
体17及びブレード18に向かって外気を案内する案内口23
を形成するとともに、案内口23を開閉自在に閉塞する閉
塞体24を設けた床用吸込具。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電気掃除機に接続
して使用される床用吸込具の改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種床用吸込具として、吸込具
本体に回転ブラシを回転自在に枢支し、回転ブラシを電
動機あるいはタービンによって回転駆動するものが知ら
れている。回転ブラシを電動機により回転駆動するもの
においては、電動機の重量が重く、掃除操作時の取扱性
が悪いと共に、部品点数が増大し、組立作業性が悪く、
高価になる等の欠点があった。

【０００３】また、回転ブラシをタービンによって回転
駆動するものにおいては、タービンは、吸込口から掃除
機本体への吸込通路に形成されたタービン室に配設さ
れ、塵埃と共に吸引された空気により回転する構成とな
っているため、長期使用によって、タービン内に塵埃が
詰まり、タービンが良好に回転しなくなる問題があっ
た。

【０００４】そこで、上記欠点を解決するために、特開
平9-28630号公報(A47L 9/04)等にて回転ブラシの両端
にタービンを配設し、タービンに外部の清浄な空気を供
給してタービンを回転させ、その空気を吸込口から吸気
した空気と共に電気掃除機に吸引するものが提案され
た。

【０００５】しかしながら、この構成においては、回転
ブラシの両側にタービンを配設するため、部品点数が増
大すると共に、塵埃吸引特性の低下を抑制するために少
ない外気によりタービンを効率よく回転させる必要があ
り、タービン形状が複雑化する問題がある。また、ター
ビン収納室の下面には吸気口を形成することができず、
吸込具本体の横幅に対して吸込口が小さくなり、塵埃等
の吸い残しが生じる欠点があった。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みなされたもので、簡単な構成で効率よく回転ブラシ
を駆動し得る床用吸込具を提供することを課題とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明の第１の手段は、
下面に吸込口を有する吸込具本体と、該吸込具本体内に
形成される回転ブラシ収納室と、前記吸込口に臨ませた
状態で回転ブラシ収納室に回転自在に収納され、外周に
ブレードを配設した回転ブラシとを備え、前記吸込具本
体に、前記回転ブラシのブレードに向かって外気を案内
する案内口を形成すると共に、該案内口からの外気を通
断する通断制御手段を設けたことを特徴とする。

【０００８】本発明の第２の手段は、下面に吸込口を有
する吸込具本体と、該吸込具本体内に形成される回転ブ
ラシ収納室と、前記吸込口に臨ませた状態で回転ブラシ
収納室に回転自在に収納され、外周にブレードを配設し
た回転ブラシとを備え、前記吸込具本体に、前記回転ブ
ラシのブレードに向かって外気を案内する案内口を形成
すると共に、該案内口に回転ブラシ収納室内と外気との
圧力差により案内口からの外気を通断制御する通断制御
手段を設けたことを特徴とする。

【０００９】本発明の第３の手段は、下面に吸込口を有
する吸込具本体と、該吸込具本体内に形成される回転ブ
ラシ収納室と、前記吸込口に臨ませた状態で回転ブラシ
収納室に回転自在に収納され、外周にブレードを配設し
た回転ブラシとを備え、前記吸込具本体前面に、前記回
転ブラシのブレードに向かって外気を案内する案内口を
形成すると共に、該案内口からの外気を通断する通断制
御手段を設けたことを特徴とする。

【００１０】本発明の第４の手段は、下面に吸込口を有
する吸込具本体と、該吸込具本体内に形成される回転ブ
ラシ収納室と、前記吸込口に臨ませた状態で回転ブラシ
収納室に回転自在に収納され、外周にブレードを配設し
た回転ブラシとを備え、前記吸込具本体前面に、前記回
転ブラシのブレードに向かって外気を案内する案内口を
形成すると共に、該案内口に回転ブラシ収納室と外気と
の圧力差により案内口からの外気を通断する通断制御手
段を設けたことを特徴とする。

【００１１】本発明の第５の手段は、下面に吸込口を有
する吸込具本体と、該吸込具本体内に形成される回転ブ
ラシ収納室と、前記吸込口に臨ませた状態で回転ブラシ
収納室に回転自在に収納され、外周にブラシ体を配設し
た回転ブラシとを備え、前記吸込具本体に、前記回転ブ
ラシのブラシ体に向かって外気を案内する案内口を形成
すると共に、該案内口からの外気を通断する通断制御手
段を設けたことを特徴とする。

【００１２】本発明の第６の手段は、下面に吸込口を有
する吸込具本体と、該吸込具本体内に形成される回転ブ
ラシ収納室と、前記吸込口に臨ませた状態で回転ブラシ
収納室に回転自在に収納され、外周にブラシ体を配設し
た回転ブラシとを備え、前記吸込具本体に、前記回転ブ
ラシのブラシ体に向かって外気を案内する案内口を形成
すると共に、該案内口に回転ブラシ収納室内と外気との
圧力差により案内口からの外気を通断する通断制御手段
を設けたことを特徴とする。

【００１３】本発明の第７の手段は、下面に吸込口を有
する吸込具本体と、該吸込具本体内に形成される回転ブ
ラシ収納室と、前記吸込口に臨ませた状態で回転ブラシ
収納室に回転自在に収納され、外周にブラシ体を配設し
た回転ブラシとを備え、前記吸込具本体前面に、前記回
転ブラシのブラシ体に向かって外気を案内する案内口を
形成すると共に、該案内口からの外気を通断する通断制
御手段を設けたことを特徴とする。

【００１４】本発明の第８の手段は、下面に吸込口を有
する吸込具本体と、該吸込具本体内に形成される回転ブ
ラシ収納室と、前記吸込口に臨ませた状態で回転ブラシ
収納室に回転自在に収納され、外周にブラシ体を配設し
た回転ブラシとを備え、前記吸込具本体前面に、前記回
転ブラシのブラシ体に向かって外気を案内する案内口を
形成すると共に、該案内口に回転ブラシ収納室と外気と
の圧力差により案内口からの外気を通断する通断制御手
段を設けたことを特徴とする。

【００１５】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図１乃至図
８に基づいて以下に詳述する。

【００１６】１は吸込具本体で、上ケース２、下ケース
３、前記上ケース２の上面の一部を覆うカバー体４、上
下ケース２、３の間に上下方向に揺動自在に軸支される
回動管５、該回動管５に回転自在に支持される継手管６
から構成されている。

【００１７】７は前記吸込具本体１下面に形成される吸
込口、８は前記吸込具本体１内に形成される回転ブラシ
収納室で、後述する回転ブラシ＊が回転自在に支持され
ており、回転ブラシ収納室８は回転ブラシ＊の回転軌跡
にほぼ沿う円弧状に形成されている。

【００１８】９は前記吸込具本体１の両側に配設される
端板で、車輪10を回転自在に支持する軸支部11が形成さ
れており、前記車輪10により吸込口７と被掃除面との間
に所定の間隔を形成している。12は前記端板９に固着さ
れる支持板である。

【００１９】13は前記吸込口７に臨ませた状態で支持板
12に回転自在に支持されて回転ブラシ収納室８内に配設
される回転ブラシで、該回転ブラシ13は、芯体14と、芯
体14に形成された螺旋状の溝15に基部16を挿入して装着
される一対のブラシ体17と、前記芯体14の螺旋状の溝15
に基部20を挿入して装着される一対のブレード18とから
構成されている。

【００２０】前記ブレード18は、布状体19と、布状体19
の端部にモールドされた合成樹脂にて構成される基部20
と、布状体19の端部に縫いつけられた刷毛状体21とから
構成されており、布状体19に基部20を構成することによ
り布状体19の端部が波打つように変形し、更に刷毛状体
21を縫いつけることにより布状体19が引きつったように
なって湾曲する。このブレード18を、回転ブラシ13の回
転方向に対して後方側に湾曲するように芯体14に装着し
ている。

【００２１】前記ブレード18は、回転ブラシ13の回転停
止状態においては、図３に示すごとく、回転ブラシ13の
回転方向に対して後方側に湾曲しているが、回転ブラシ
13が高速回転すると、回転に伴う遠心力によって図４に
示すごとく、起立状態となるようになっており、起立状
態における回転軌跡の径を、ブラシ体17の回転軌跡の径
より径大に形成している。また、回転ブラシ13の停止状
態においては、吸込具本体１を床面に載置しても、ブラ
シ体17及びブレード18が床面に接触しないようになって
いる。

【００２２】22は前記上ケース２の幅方向に形成された
案内口、23は前記カバー体４に形成された吸気口、24は
前記吸気口23を閉塞する閉塞体で、絨毯等の被掃除面を
掃除する場合などに、被掃除面によって吸込口７が閉塞
された際、回転ブラシ収納室８内の圧力が低下するのに
伴って回転ブラシ収納室８側に変形し、吸気口23から吸
引した外気を案内口22を介して回転ブラシ13のブラシ体
17及びブレード18に外気を衝突させるようになってい
る。

【００２３】25は前記吸込具本体１の吸込口７の前後に
配設されるサクションキーパーで、軟質ゴム等の可撓性
を有する材料にて形成されており、サクションキーパー
25によって深部吸込性能を向上させている。26は前記吸
込具本体１の後部に回動自在に支持される後車輪であ
る。

【００２４】而して、掃除機本体に可撓性ホース及び延
長管を介して継手管６を接続し、掃除機本体の電動送風
機を駆動すると、吸込口７から空気が吸引される。吸込
具本体１を被掃除面から持ち上げた状態では、吸込口７
からの吸込抵抗が小さいため、吸込口７からほとんどの
空気が吸い込まれる。この状態では吸込口７が大きく開
口しているため、吸込口７から吸引される空気の流速は
比較的遅く、従って、回転ブラシ13はほとんど回転する
ことはない。

【００２５】フローリングなどの床面や畳等を掃除する
際には、被掃除面と吸込口７との間が比較的広いため、
吸込口７からの吸込抵抗が小さく、回転ブラシ収納室８
内の圧力が大きく負圧になることはない。従って、吸気
口23に配設した閉塞体24が変形して吸気口23を開放する
ことはない。この状態では、吸込口７と被掃除面との間
から吸引される空気は流速が早いため、吸込口７から吸
引された空気が回転ブラシ13のブラシ体17及びブレード
18に衝突して回転ブラシ13を図１中反時計方向に回転駆
動する。

【００２６】ブレード18は、回転ブラシ13の停止状態
や、低速回転状態において、回転ブラシ13の回転方向に
対して後方側に湾曲しているので、吸込口７から吸引さ
れる空気を受けやすく、回転ブラシ13を効率よく回転さ
せる。

【００２７】回転ブラシ13が高速回転すると、ブレード
18が遠心力によって起立し、このブレード18の起立状態
においては、ブレード18が床面や畳に接触し、磨き掃除
を行う。ブレード18は撓みやすい布状体19を用いている
ので、床面や畳に接触しても床面や畳を傷つけることは
ない。

【００２８】絨毯等の被掃除面を掃除する際には、吸込
口７が被掃除面により覆われ、吸込口７からの吸気抵抗
が増大し、回転ブラシ収納室８内の圧力が低下して、閉
塞体24が回転ブラシ収納室８側に向かって変形し、吸気
口23及び案内口22を介して吸気された外気がブラシ体17
及びブレード18に衝突して回転ブラシ13を回転駆動す
る。また、吸気口23及び案内口22を介して外気を吸引す
ることにより吸込具本体１が被掃除面に吸い付くのを抑
制し、吸込具本体１の移動性を向上することができる。

【００２９】絨毯等の掃除時においては、被掃除面が抵
抗となって回転ブラシ13の回転数が低下するが、回転ブ
ラシ13の回転が低下してくると、ブレード18は遠心力の
低下に伴い次第に停止時の形状に復元するように回転方
向に対して後方側に湾曲し、被掃除面との接触抵抗が低
下して回転ブラシ13の回転数が上昇する。この動作を繰
り返すことにより回転ブラシ13の回転数がほぼ一定に維
持される。

【００３０】ブレード18は、布状体19に刷毛状体21を縫
いつけて構成されているため、ブレード18を撓みやすく
構成することができると共に、刷毛状体21をおもりとし
て遠心力によりブレード18を起立しやすくすることがで
き、回転ブラシ13のわずかな回転数変動によってもブレ
ード18を起立、湾曲させることができ、回転ブラシ13の
回転数をほぼ一定に維持することができる。

【００３１】次に、図９及び図１０に基づいて本発明の
第２の実施の形態を詳述する。尚、上記第１の実施の形
態と同一部品は同一符号を付して説明を省略する。

【００３２】27は上ケース２とカバー体４との間に配設
されるシャッターで、一体的に形成した操作部28をカバ
ー体４に形成した透孔29を介して吸込具本体１外部に突
出させており、シャッター27は、使用者が操作部28を操
作することにより後述する第１位置と第２位置に移動す
るようになっている。

【００３３】30は前記シャッター27に形成された連通口
で、シャッター27を図９に示す第１位置に移動させた際
に案内口22に連通し、シャッター＊を図１０に示す第２
位置に移動させた際にシャッター27が案内口22を閉塞し
て案内口22と連通口30とが連通しないようになってい
る。

【００３４】本発明の第２の実施の形態においては、フ
ローリングや畳等を掃除する際には、使用者は、シャッ
ター27の操作部28を操作してシャッター27を図１０に示
す第２位置に移動する。第２位置においては、シャッタ
ー27は、案内口22を閉塞しているため、吸込口７のみか
ら吸気する。この状態では、吸込口７から吸引される空
気が回転ブラシ13のブラシ体17及びブレード18に衝突し
て回転ブラシを回転駆動する。案内口22がシャッター27
により閉塞され、吸込口７から飲み吸引されるので、吸
込口７からの吸引力が増大し、深部吸込口率が向上す
る。

【００３５】絨毯等を掃除する際には、シャッター27の
操作部28を操作してシャッター27を図９に示す第１位置
に移動する。この第１位置においては、シャッター27の
連通口30が案内口22に連通しており、被掃除面が吸込口
７を閉塞して吸込口７からの吸引抵抗が増大するため、
吸気口23、連通口30及び案内口22を介して外気が回転ブ
ラシ収納室８に吸引され、外気が回転ブラシ８のブラシ
体17及びブレード18に衝突して回転ブラシ13を回転駆動
する。

【００３６】尚、上記第１、第２の実施の形態では、い
ずれも案内口22及び吸気口23を吸込具本体１の幅方向に
横長状に形成したが、この構成においては、吸込具本体
１の強度が低下し、特に絨毯等の掃除時、案内口22周縁
が回転ブラシ収納室８側に変形して回転ブラシ13のブラ
シ体17やブレード18に接触し、回転ブラシ13の回転力低
下が生じるおそれがあるため、案内口を複数個に分割し
て形成することが好ましい。

【００３７】次に、図１１及び図１２に基づいて本発明
の第３の実施の形態を詳述する。尚、第１の実施の形態
と同一部品は同一符号を付して説明を省略する。

【００３８】31は吸込具本体で、上ケース32、下ケース
33、前記上ケース32及び下ケース33に係脱自在に係合し
て装着される蓋体34と、上下ケース32、33間に回動自在
に支持される回動管35と、回動管35に回動自在に装着さ
れる継手管36とから構成されている。

【００３９】37は前記上ケース32及び蓋体34と下ケース
33との間に挟持固定されるバンパーで、軟質ゴム等の可
撓性を有する材料にて形成されている。38は前記吸込具
本体31の下面に形成した吸込口、39は前記吸込具本体31
内に形成される回転ブラシ収納室で、上記第１の実施の
形態と同様の回転ブラシ13を吸込口38に臨ませた状態で
回転自在に収納している。

【００４０】40は前記吸込具本体31の吸込口38より前方
の底面を他の底面部分より上方に位置させることによっ
て吸込具本体31前方下部に形成した案内口で、吸込口38
に連通している。41は前記パンパー37に一体に垂下形成
された閉塞体で、前記案内口40を閉塞している。

【００４１】而して、本発明の第３の実施の形態によれ
ば、掃除機本体に可撓性ホース及び延長管を介して継手
管36を接続し、掃除機本体の電動送風機を駆動すると、
吸込口38から空気が吸引される。吸込具本体31を被掃除
面から持ち上げた状態では、吸込口38からの吸込抵抗が
小さいため、吸込口38からほとんどの空気が吸い込まれ
る。この状態では吸込口38が大きく開口しているため、
吸込口38から吸引される空気の流速は比較的遅く、従っ
て、回転ブラシ13はほとんど回転することはない。

【００４２】フローリングなどの床面や畳等を掃除する
際には、被掃除面と吸込口38との間が比較的広いため、
吸込口38からの吸込抵抗が小さく、回転ブラシ収納室39
内の圧力が大きく負圧になることはない。従って、案内
口40を閉塞する閉塞体41が変形して案内口40を開放する
ことはない。この状態では、吸込口38と被掃除面との間
から吸引される空気は流速が早いため、吸込口38から吸
引された空気がが回転ブラシ13のブラシ体17及びブレー
ド18に衝突して回転ブラシ13を図１１中反時計方向に回
転駆動する。

【００４３】絨毯等の被掃除面を掃除する際には、吸込
口38が被掃除面により覆われ、吸込口38からの吸気抵抗
が増大し、回転ブラシ収納室39内の圧力が低下して、図
１２に示す如く、閉塞体41が吸込口38側に向かって変形
し、案内口40を介して吸気された外気がブラシ体17及び
ブレード18に衝突して回転ブラシ13を回転駆動する。案
内口40から吸引された外気は、回動管35に向かって吸引
される過程でブラシ体17及びブレード18に衝突するの
で、ブラシ体17及びブレード18への衝突力が強く、回転
ブラシ13を効率よく回転させる。また、案内口40を介し
て外気を吸引することにより吸込具本体31が被掃除面に
吸い付くのを抑制し、吸込具本体31の移動性を向上する
ことができる。

【００４４】また、上記各実施の形態においては、ブレ
ード18を、布状体19、基部20及び刷毛状体21から構成し
たが、軟質ゴム等の柔らかい材料に一体に形成しても良
い。

【００４５】次に、図１３に基づいて、本発明の他の実
施の形態の回転ブラシ42を詳述すると、回転ブラシ42
は、芯体43と、芯体43の螺旋状の溝44に基部45を挿入し
て装着される一対のブラシ体46と、芯体43の螺旋状の溝
44に基部を挿入して装着される上述の実施の形態と同様
の一対のブレード47とから構成され、前記ブレード45は
上述の実施の形態と同様の構成とし、布状体48を矯正す
ることにより湾曲しないようにしている。

【００４６】前記ブラシ体46は、比較的堅い布状の基台
45を、芯49を挟み込ませて折り畳んで接着剤等により固
定し、その固定した部分を芯体43の溝44に挿入して装着
されており、基台45の遊端側に植設されたブラシ体46は
回転ブラシ42の回転方向に対して後方側に傾斜してい
る。

【００４７】本実施の形態の回転ブラシ42においては、
ブラシ体46が上述した実施の形態のブレード18と同様に
回転変動に応じて起立、傾斜し、回転ブラシ42の回転数
をほぼ一定に維持することができる。

【００４８】また、ブラシ体を上記実施の形態と同様に
湾曲させて形成しても良く、ブレードを傾斜させて装着
しても良い。さらに、ブラシ体とブレードの両方を湾曲
又は傾斜させて装着しても良い。

【００４９】

【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項１の構成に
よれば、回転ブラシを駆動するためのタービンを設ける
ことなく、回転ブラシのブレードに吸込口及び案内口か
ら外気を導くことにより、回転ブラシを効率よく回転駆
動することができると共に、案内口からの外気をブレー
ドに導くことにより絨毯等の掃除時においても効率よく
回転ブラシを回転駆動することができる。また、案内口
からの外気の導入不要時に案内口を閉塞することにより
深部吸込効率を向上することができる等の効果を奏す
る。

【００５０】本発明の請求項２の構成によれば、回転ブ
ラシを駆動するためのタービンを設けることなく、回転
ブラシのブレードに吸込口及び案内口から外気を導くこ
とにより、回転ブラシを効率よく回転駆動することがで
きると共に、案内口からの外気をブレードに導くことに
より絨毯等の掃除時においても効率よく回転ブラシを回
転駆動することができる。また、回転ブラシ収納室の圧
力低下が小さくフローリング等を掃除する際には、閉塞
手段が案内口を閉塞し、深部吸込効率を向上することが
できる等の効果を奏する。

【００５１】本発明の請求項３の構成によれば、回転ブ
ラシを駆動するためのタービンを設けることなく、回転
ブラシのブレードに吸込口及び案内口から外気を導くこ
とにより、回転ブラシを効率よく回転駆動することがで
きると共に、案内口からの外気をブレードに導くことに
より絨毯等の掃除時においても効率よく回転ブラシを回
転駆動することができる。また案内口は吸込具本体の前
部に形成されているため、案内口から吸引された外気は
電気掃除機に接続される継手管側に向かって直線的に流
れ、ブレードに衝突して極めて効率よく回転ブラシを回
転駆動することができる。さらに、案内口からの外気の
導入不要時に案内口を閉塞することにより深部吸込効率
を向上することができる等の効果を奏する。

【００５２】本発明の請求項４の構成によれば、回転ブ
ラシを駆動するためのタービンを設けることなく、回転
ブラシのブレードに吸込口及び案内口から外気を導くこ
とにより、回転ブラシを効率よく回転駆動することがで
きると共に、案内口からの外気をブレードに導くことに
より絨毯等の掃除時においても効率よく回転ブラシを回
転駆動することができる。また、案内口は吸込具本体の
前部に形成されているため、案内口から吸引された外気
は電気掃除機に接続される継手管側に向かって直線的に
流れ、ブレードに衝突して極めて効率よく回転ブラシを
回転駆動することができる。さらに、回転ブラシ収納室
の圧力低下が小さくフローリング等を掃除する際には、
閉塞手段が案内口を閉塞し、深部吸込効率を向上するこ
とができる等の効果を奏する。

【００５３】本発明の請求項５の構成によれば、回転ブ
ラシを駆動するためのタービンを設けることなく、回転
ブラシのブラシ体に吸込口及び案内口から外気を導くこ
とにより、回転ブラシを効率よく回転駆動することがで
きると共に、案内口からの外気をブラシ体に導くことに
より絨毯等の掃除時においても効率よく回転ブラシを回
転駆動することができる。また、案内口からの外気の導
入不要時に案内口を閉塞することにより深部吸込効率を
向上することができる等の効果を奏する。

【００５４】本発明の請求項６の構成によれば、回転ブ
ラシを駆動するためのタービンを設けることなく、回転
ブラシのブラシ体に吸込口及び案内口から外気を導くこ
とにより、回転ブラシを効率よく回転駆動することがで
きると共に、案内口からの外気をブラシ体に導くことに
より絨毯等の掃除時においても効率よく回転ブラシを回
転駆動することができる。また、回転ブラシ収納室の圧
力低下が小さくフローリング等を掃除する際には、閉塞
手段が案内口を閉塞し、深部吸込効率を向上することが
できる等の効果を奏する。

【００５５】本発明の請求項７の構成によれば、回転ブ
ラシを駆動するためのタービンを設けることなく、回転
ブラシのブラシ体に吸込口及び案内口から外気を導くこ
とにより、回転ブラシを効率よく回転駆動することがで
きると共に、案内口からの外気をブラシ体に導くことに
より絨毯等の掃除時においても効率よく回転ブラシを回
転駆動することができる。また案内口は吸込具本体の前
部に形成されているため、案内口から吸引された外気は
電気掃除機に接続される継手管側に向かって直線的に流
れ、ブラシ体に衝突して極めて効率よく回転ブラシを回
転駆動することができる。さらに、案内口からの外気の
導入不要時に案内口を閉塞することにより深部吸込効率
を向上することができる等の効果を奏する。

【００５６】本発明の請求項８の構成によれば、回転ブ
ラシを駆動するためのタービンを設けることなく、回転
ブラシのブラシ体に吸込口及び案内口から外気を導くこ
とにより、回転ブラシを効率よく回転駆動することがで
きると共に、案内口からの外気をブラシ体に導くことに
より絨毯等の掃除時においても効率よく回転ブラシを回
転駆動することができる。また、案内口は吸込具本体の
前部に形成されているため、案内口から吸引された外気
は電気掃除機に接続される継手管側に向かって直線的に
流れ、ブラシ体に衝突して極めて効率よく回転ブラシを
回転駆動することができる。さらに、回転ブラシ収納室
の圧力低下が小さくフローリング等を掃除する際には、
閉塞手段が案内口を閉塞し、深部吸込効率を向上するこ
とができる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態を示す断面図であ
る。

【図２】同要部拡大断面図である。

【図３】同回転停止状態を示す回転ブラシの断面図であ
る。

【図４】同回転状態を示す回転ブラシの断面図である。

【図５】同床用吸込具の他の方向から見た断面図であ
る。

【図６】同上面図である。

【図７】同正面図である。

【図８】同底面図である。

【図９】本発明の第２の実施の形態を示す断面図であ
る。

【図１０】同断面図である。

【図１１】本発明の第３の実施の形態を示す断面図であ
る。

【図１２】同断面図である。

【図１３】本発明の他の実施の形態を示す回転ブラシの
断面図である。

【符号の説明】

１吸込具本体７吸込口８回転ブラシ収納室 13 回転ブラシ 17 ブラシ体 18 ブレード 22 案内口 23 吸気口 24 閉塞体 27 シャッター 30 連通口 31 吸込具本体 38 吸込口 39 回転ブラシ収納室 40 案内口 41 閉塞体

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者会田謙次大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号三洋電機株式会社内 (72)発明者小林利造大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号三洋電機株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】下面に吸込口を有する吸込具本体と、該
吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前記吸
込口に臨ませた状態で回転ブラシ収納室に回転自在に収
納され、外周にブレードを配設した回転ブラシとを備
え、前記吸込具本体に、前記回転ブラシのブレードに向
かって外気を案内する案内口を形成すると共に、該案内
口からの外気を通断する通断制御手段を設けたことを特
徴とする床用吸込具。
【請求項２】下面に吸込口を有する吸込具本体と、該
吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前記吸
込口に臨ませた状態で回転ブラシ収納室に回転自在に収
納され、外周にブレードを配設した回転ブラシとを備
え、前記吸込具本体に、前記回転ブラシのブレードに向
かって外気を案内する案内口を形成すると共に、該案内
口に回転ブラシ収納室内と外気との圧力差により案内口
からの外気を通断制御する通断制御手段を設けたことを
特徴とする床用吸込具。
【請求項３】下面に吸込口を有する吸込具本体と、該
吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前記吸
込口に臨ませた状態で回転ブラシ収納室に回転自在に収
納され、外周にブレードを配設した回転ブラシとを備
え、前記吸込具本体前面に、前記回転ブラシのブレード
に向かって外気を案内する案内口を形成すると共に、該
案内口からの外気を通断する通断制御手段を設けたこと
を特徴とする床用吸込具。
【請求項４】下面に吸込口を有する吸込具本体と、該
吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前記吸
込口に臨ませた状態で回転ブラシ収納室に回転自在に収
納され、外周にブレードを配設した回転ブラシとを備
え、前記吸込具本体前面に、前記回転ブラシのブレード
に向かって外気を案内する案内口を形成すると共に、該
案内口に回転ブラシ収納室と外気との圧力差により案内
口からの外気を通断する通断制御手段を設けたことを特
徴とする床用吸込具。
【請求項５】下面に吸込口を有する吸込具本体と、該
吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前記吸
込口に臨ませた状態で回転ブラシ収納室に回転自在に収
納され、外周にブラシ体を配設した回転ブラシとを備
え、前記吸込具本体に、前記回転ブラシのブラシ体に向
かって外気を案内する案内口を形成すると共に、該案内
口からの外気を通断する通断制御手段を設けたことを特
徴とする床用吸込具。
【請求項６】下面に吸込口を有する吸込具本体と、該
吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前記吸
込口に臨ませた状態で回転ブラシ収納室に回転自在に収
納され、外周にブラシ体を配設した回転ブラシとを備
え、前記吸込具本体に、前記回転ブラシのブラシ体に向
かって外気を案内する案内口を形成すると共に、該案内
口に回転ブラシ収納室内と外気との圧力差により案内口
からの外気を通断する通断制御手段を設けたことを特徴
とする床用吸込具。
【請求項７】下面に吸込口を有する吸込具本体と、該
吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前記吸
込口に臨ませた状態で回転ブラシ収納室に回転自在に収
納され、外周にブラシ体を配設した回転ブラシとを備
え、前記吸込具本体前面に、前記回転ブラシのブラシ体
に向かって外気を案内する案内口を形成すると共に、該
案内口からの外気を通断する通断制御手段を設けたこと
を特徴とする床用吸込具。
【請求項８】下面に吸込口を有する吸込具本体と、該
吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前記吸
込口に臨ませた状態で回転ブラシ収納室に回転自在に収
納され、外周にブラシ体を配設した回転ブラシとを備
え、前記吸込具本体前面に、前記回転ブラシのブラシ体
に向かって外気を案内する案内口を形成すると共に、該
案内口に回転ブラシ収納室と外気との圧力差により案内
口からの外気を通断する通断制御手段を設けたことを特
徴とする床用吸込具。