JPH11169325A

JPH11169325A - 掃除機用吸込具

Info

Publication number: JPH11169325A
Application number: JP9362391A
Authority: JP
Inventors: Toshizo Kobayashi; 利造小林; Keiichi Sato; 敬一佐藤; Toshiyuki Fujiyoshi; 俊行藤吉; Yoshihiro Mori; 好弘森
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1997-12-12
Filing date: 1997-12-12
Publication date: 1999-06-29

Abstract

(57)【要約】【課題】絨毯等の抵抗の大きい被掃除面を掃除する際
にも良好な回転力が得られるよう、回転ブラシの回転力
を向上できる掃除機用吸込具を提供する。【解決手段】下面に吸込口７を有する吸込具本体１
と、この吸込具本体１内に形成される回転ブラシ収納室
８と、前記吸込口７に臨ませて回転ブラシ収納室８内に
回転自在に収納される回転ブラシ１１と、この回転ブラ
シ１１を回転駆動するタービンとを備え、前記吸込具本
体１に回転ブラシ収納室８内に外気を取り込む吸気路２
６を形成すると共に、この吸気路２６から吸引される外
気を回転ブラシ１１の回転方向前方側のブラシ体１５及
びブレード１６に案内するガイド（第１リブ２３、第２
リブ２４）を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本願発明は、電気掃除機に接
続して使用される床用吸込具等の掃除機用吸込具の改良
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種床用吸込具として、吸込具
本体に回転ブラシを回転自在に枢支し、この回転ブラシ
を電動機あるいはタービンによって回転駆動するものが
知られている。

【０００３】ところが、回転ブラシを電動機により回転
駆動するものにおいては、電動機の重量が重く、掃除操
作時の取扱性が悪いと共に、部品点数が増大し、組立作
業性が悪く、高価になる等の欠点があった。

【０００４】また、回転ブラシをタービンによって回転
駆動するものにおいては、タービンは、吸込口から掃除
機本体への吸込通路に形成されたタービン室に配設さ
れ、塵埃と共に吸引された空気により回転する構成にな
っているため、長期使用によって、タービン内に塵埃が
詰まり、タービンが良好に回転しなくなる等の問題があ
った。

【０００５】そこで、上記欠点を解決するため、特開平
９−２８６３０号公報（Ａ４７Ｌ９／０４）等にて回転
ブラシの両端にタービンを配設し、タービンに外部の清
浄な空気を供給してタービンを回転させ、その空気を吸
込口から吸気した空気と共に電気掃除機に吸引するもの
が提案された。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
成においては、タービンの回転力のみにより回転ブラシ
を回転させるため回転力が弱く、絨毯等の抵抗の大きい
被掃除面を掃除する際には良好な回転力が得られない問
題がある。また、タービン収納室の下面側には、回転ブ
ラシの作用が及ばず、糸屑や塵埃等の吸い残しが生じる
欠点があった。

【０００７】そこで、本願発明はこのような問題点を解
決するためになされたものであり、回転ブラシの回転力
を向上できる掃除機用吸込具を提供することを目的とす
るものである。

【０００８】また、タービン下面側に糸屑や塵埃等の吸
い残しが生じない掃除機用吸込具を提供することを目的
とするものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本願発明は、下面に吸込口を有する吸込具
本体と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納
室と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転
自在に収納される回転ブラシと、この回転ブラシを回転
駆動するタービンとを備え、前記吸込具本体に回転ブラ
シ収納室内に外気を取り込む吸気路を形成すると共に、
この吸気路から吸引される外気を回転ブラシの回転方向
前方側のブレードに案内するガイドを形成したことを特
徴とするものである。

【００１０】また、下面に吸込口を有し長手方向中央部
に掃除機本体側へ接続される継手管を有する吸込具本体
と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室
と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自
在に収納される回転ブラシと、この回転ブラシを回転駆
動するタービンとを備え、前記吸込具本体に回転ブラシ
収納室内に外気を取り込む吸気路を形成すると共に、前
記吸気路は、前記吸込具本体の上面に開口し、吸引され
る外気を上方から回転ブラシの回転中心より前方のブレ
ードに案内するガイドを形成して成ることを特徴とする
ものである。

【００１１】また、下面に吸込口を有し長手方向中央部
に掃除機本体側へ接続される継手管を有する吸込具本体
と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室
と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自
在に収納される回転ブラシと、この回転ブラシを回転駆
動するタービンとを備え、前記吸込具本体に回転ブラシ
収納室内に外気を取り込む吸気路を形成すると共に、前
記吸気路は、前記吸込具本体の前面に開口し、吸引され
る外気を前方から回転ブラシの回転中心より下方のブレ
ードに案内するガイドを形成して成ることを特徴とする
ものである。

【００１２】さらには、下面に吸込口を有し長手方向中
央部に掃除機本体側へ接続される継手管を有する吸込具
本体と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納
室と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転
自在に収納される回転ブラシと、この回転ブラシを回転
駆動するタービンとを備え、前記吸込具本体に回転ブラ
シ収納室内に外気を取り込む吸気路を形成すると共に、
前記吸気路は、前記吸込具本体の前側下端と被掃除面と
の隙間を他より広げて、前記吸込口の前端縁に前記隙間
より吸引される外気を回転ブラシの回転中心より下方の
ブレードに案内するガイドを形成して成ることを特徴と
するものである。

【００１３】一方、下面に吸込口を有する吸込具本体
と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室
と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自
在に収納される回転ブラシと、この回転ブラシを回転駆
動するタービンとを備え、前記吸込具本体に回転ブラシ
収納室内に外気を取り込む吸気路を形成すると共に、こ
の吸気路から吸引される外気を回転ブラシの回転方向前
方側のブラシ体に案内するガイドを形成したことを特徴
とするものである。

【００１４】また、下面に吸込口を有し長手方向中央部
に掃除機本体側へ接続される継手管を有する吸込具本体
と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室
と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自
在に収納される回転ブラシと、この回転ブラシを回転駆
動するタービンとを備え、前記吸込具本体に回転ブラシ
収納室内に外気を取り込む吸気路を形成すると共に、前
記吸気路は、前記吸込具本体の上面に開口し、吸引され
る外気を上方から回転ブラシの回転中心より前方のブラ
シ体に案内するガイドを形成して成ることを特徴とする
ものである。

【００１５】また、下面に吸込口を有し長手方向中央部
に掃除機本体側へ接続される継手管を有する吸込具本体
と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室
と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自
在に収納される回転ブラシと、この回転ブラシを回転駆
動するタービンとを備え、前記吸込具本体に回転ブラシ
収納室内に外気を取り込む吸気路を形成すると共に、前
記吸気路は、前記吸込具本体の前面に開口し、吸引され
る外気を前方から回転ブラシの回転中心より下方のブラ
シ体に案内するガイドを形成して成ることを特徴とする
ものである。

【００１６】さらには、下面に吸込口を有し長手方向中
央部に掃除機本体側へ接続される継手管を有する吸込具
本体と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納
室と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転
自在に収納される回転ブラシと、この回転ブラシを回転
駆動するタービンとを備え、前記吸込具本体に回転ブラ
シ収納室内に外気を取り込む吸気路を形成すると共に、
前記吸気路は、前記吸込具本体の前側下端と被掃除面と
の隙間を他より広げて、前記吸込口の前端縁に前記隙間
より吸引される外気を回転ブラシの回転中心より下方の
ブラシ体に案内するガイドを形成して成ることを特徴と
するものである。

【００１７】そして、前記タービンは、前記回転ブラシ
の両端部に同軸に設けられ、前記タービンに供給する外
気を取り込む開口部を前記吸気路をタービン部分まで延
設して形成したことを特徴とするものである。

【００１８】また、前記タービンは、前記回転ブラシの
両端部に同軸に設けられ、前記タービンに供給する外気
を取り込む開口部を前記吸込具本体の上面両端部に形成
したことを特徴とするものである。

【００１９】また、前記タービンは、前記回転ブラシの
両端部に同軸に設けられ、前記タービンに供給する外気
を取り込む開口部を前記吸込具本体の両端面側に形成し
たことを特徴とするものである。

【００２０】一方、下面に吸込口を有し長手方向一端部
に掃除機本体側へ接続される継手管を有する吸込具本体
と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室
と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自
在に収納される回転ブラシと、この回転ブラシの他端部
に同軸に設けられて当該回転ブラシを回転駆動するター
ビンとを備え、前記タービンに供給する外気を取り込む
開口部を前記吸込具本体の他端面に形成すると共に、前
記回転ブラシのブレードは、前記開口部から吸引される
外気により、前記タービンが回転する方向と同じ方向に
回転力を受けるような螺旋状に設けられることを特徴と
するものである。

【００２１】さらには、下面に吸込口を有し長手方向一
端部に掃除機本体側へ接続される継手管を有する吸込具
本体と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納
室と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転
自在に収納される回転ブラシと、この回転ブラシの他端
部に同軸に設けられて当該回転ブラシを回転駆動するタ
ービンとを備え、前記タービンに供給する外気を取り込
む開口部を前記吸込具本体の他端面に形成すると共に、
前記回転ブラシのブレードは、前記開口部から吸引され
る外気により、前記タービンが回転する方向と同じ方向
に回転力を受けるような螺旋状に設けられ、かつ前記吸
込具本体に回転ブラシ収納室内に外気を取り込む吸気路
を形成すると共に、この吸気路から吸引される外気を回
転ブラシの回転方向のブレードに案内するガイドを形成
したことを特徴とするものである。

【００２２】また、下面に吸込口を有し長手方向一端部
に掃除機本体側へ接続される継手管を有する吸込具本体
と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室
と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自
在に収納される回転ブラシと、この回転ブラシの他端部
に同軸に設けられて当該回転ブラシを回転駆動するター
ビンとを備え、前記タービンに供給する外気を取り込む
開口部を前記吸込具本体の他端面に形成すると共に、前
記回転ブラシのブラシ体は、前記開口部から吸引される
外気により、前記タービンが回転する方向と同じ方向に
回転力を受けるような螺旋状に設けられることを特徴と
するものである。

【００２３】さらには、下面に吸込口を有し長手方向一
端部に掃除機本体側へ接続される継手管を有する吸込具
本体と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納
室と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転
自在に収納される回転ブラシと、この回転ブラシの他端
部に同軸に設けられて当該回転ブラシを回転駆動するタ
ービンとを備え、前記タービンに供給する外気を取り込
む開口部を前記吸込具本体の他端面に形成すると共に、
前記回転ブラシのブラシ体は、前記開口部から吸引され
る外気により、前記タービンが回転する方向と同じ方向
に回転力を受けるような螺旋状に設けられ、かつ前記吸
込具本体に回転ブラシ収納室内に外気を取り込む吸気路
を形成すると共に、この吸気路から吸引される外気を回
転ブラシの回転方向のブラシ体に案内するガイドを形成
したことを特徴とするものである。

【００２４】さらに、前記吸込口をタービン部分まで延
設すると共に、前記タービンの回転翼にブレードを備え
たことを特徴とするものである。

【００２５】また、前記吸込口をタービン部分まで延設
すると共に、前記タービンの回転翼にブラシ体を備えた
ことを特徴とするものである。

【００２６】

【発明の実施の形態】以下、本願発明を電気掃除機の床
用吸込具に適用した第１の実施形態を図１〜図４を参照
して詳細に説明する。

【００２７】図１等に示すように、本実施形態の吸込具
本体１は、上ケース２、下ケース３、前記上ケース２及
び下ケース３に取り外し可能に装着される蓋体４、前記
上下ケース２，３間の長手方向中央部に上下方向に回動
自在に支持される回動管５、この回動管５に左右方向に
回動自在に支持される継手管６から構成されている。

【００２８】前記吸込具本体１底面には、後述する回転
ブラシ１１が臨む吸込口７が形成され、吸込具本体１内
には、略円筒形状の回転ブラシ収納室８が形成されてい
る。

【００２９】また、図２に示すように、吸込具本体１の
長手方向両側には、後述する前車輪２７を回動自在に支
持する筒状の軸支部９が形成されている。これら両軸支
部９の内側には、上下ケース２，３から各々垂下，立設
された区画リブ１０が位置しており、前記軸支部９と回
転ブラシ収納室８とを区画し、筒状の軸支部９を介して
回転ブラシ収納室８内に外気が吸引されるのを防止して
いる。

【００３０】前記回転ブラシ収納室８内には、回転ブラ
シ１１が前記吸込口７に臨ませた状態で回転自在に収納
されている。この回転ブラシ１１は、図１に示すよう
に、芯体１２と、この芯体１２に形成された螺旋状の溝
１３に基部１４を挿入して装着される一対のブラシ体１
５と、同じく芯体１２の螺旋状の溝１３に基部１８を挿
入して装着される一対のブレード１６とから構成されて
いる。

【００３１】前記芯体１２は、アルミニウムを押し出し
成形して形成され、等間隔に配置される４本の溝１３は
それぞれ両端間で約９０゜ずれるような螺旋状に形成さ
れている。従って、これらの溝１３に挿入されるブラシ
体１５及びブレード１６も同様な螺旋状を呈したものと
なる。また、各一対のブラシ体１５とブレード１６はそ
れぞれ同種のものが１８０゜隔てて対称に位置するよう
に配置され、これにより回転時のバランスを良くしてス
ムーズに回転するように構成されている。

【００３２】前記ブラシ体１５はナイロンやポリエチレ
ン樹脂により形成され、その先端までの長さは、毛足の
長い絨毯等を掃除するときに先端部が、吸引される絨毯
の毛先に達する程度と、下述するブレード１６よりも短
めに形成されている。

【００３３】一方、ブレード１６は、空気を通し難い織
目の細かい布状体１７と、この布状体１７の一端部に合
成樹脂をモールドして形成される基部１８と、前記布状
体１７の他端部（先端部）に縫い付けられた刷毛状体１
９とから構成されている。前記布状体１７に合成樹脂で
モールドされた基部１８を形成することにより布状体１
７の端部が波打つように変形し、さらに、布状体１７の
先端部に刷毛状体１９を縫い付けることにより布状体１
７が引きつったようになって一側に湾曲する。このブレ
ード１６を、回転ブラシ１１の回転方向（図中時計方
向）に対して後方側に湾曲するように芯体１２に装着し
ている。

【００３４】前記ブレード１６は、回転ブラシ１１の回
転停止状態及び低速回転状態においては、回転ブラシ１
１の回転方向（図中時計方向）に対して後方側に湾曲し
ているが、回転ブラシ１１が高速回転状態になると、回
転に伴う遠心力によって図１に示す如く、起立状態にな
るようになっており、起立状態の回転軌跡の径が前記ブ
ラシ体１５の回転軌跡の径より大径になってフローリン
グ等の床面にも接触するように形成している。また、回
転ブラシ１１の停止状態においては、吸込具本体１を床
面に置いても、ブラシ体１５及びブレード１６は床面に
は接触しないように形成している。

【００３５】また、図２に示すように、回転ブラシ１１
の両端部には、回転ブラシ１１と同軸で一体に回転する
タービン２０が取り付けられている。このタービン２０
の回転翼２１は、下述する吸気路２６より吸引される外
気を効率よく受けて、回転ブラシ１１を図１中時計方向
に回転させるように形成されている。

【００３６】一方、前記蓋体４上面には、前記回転ブラ
シ１１及びタービン２０のほぼ長手方向全幅にわたるス
リット状の開口２２が形成されている。この開口２２の
前方側には、開口２２から吸引される外気を回転ブラシ
１１のブラシ体１５やブレード１６及びタービン２０の
回転翼２１に導くガイドを構成する第１リブ２３が形成
されている。この第１リブ２３は、蓋体４裏面側から、
ブラシ体１５やブレード１６における布状体１７の回転
軌跡の最前方位置よりやや回転中心寄りに垂下形成さ
れ、ブレード１６の最大回転軌跡とは接触しない程度の
位置まで延設されている。

【００３７】また、前記開口２２の後方側にも、開口２
２から吸引される外気を回転ブラシ１１のブラシ体１５
やブレード１６及びタービン２０の回転翼２１に導くガ
イドを構成する第２リブ２４が形成されている。この第
２リブ２４は、回転ブラシ１１の回転中心より前方側に
垂下形成れており、前記第１リブ２３と第２リブ２４の
先端間に吐出口２５が形成されて、吸気路２６が形成さ
れるようになっている。

【００３８】上記のような吸気路２６が形成された蓋体
４は、図３に示すように、その両側に設けられた摘み４
ａを外側に操作することにより取り外し可能となってお
り、蓋体４を取り外すと図２に示すようになって回転ブ
ラシ１１やタービン２０等の手入れができるようになっ
ている。

【００３９】一方、前記軸支部９に装着される前車輪２
７は、略円筒形状に形成された吸込具本体１外形とほぼ
同じ径に形成されている。これに対して、吸込具本体１
の後部には、小径の後車輪２８が回動自在に軸支されて
いる。また、前記吸込口７の前後には、軟質ゴム等にて
形成されたサクションキーパー２９が配設されており、
このサクションキーパー２９によって深部吸込力を向上
させている。さらに、略円筒形状の吸込具本体１の最前
面には、軟質ゴム等にて形成されたバンパー３０が配設
されており、このバンパー３０によって掃除時に壁面や
家具等に当たっても壁面や家具及び吸込具本体１自体の
傷付き等が防げるようになっている。

【００４０】さて、図示しない掃除機本体に可撓性ホー
ス及び延長管を介して、上述した吸込具本体１の継手管
６を接続し、掃除機本体の電動送風機を駆動すると、吸
込口７から空気が吸引される。吸込具本体１を被掃除面
から持ち上げた状態では、吸込口７からの吸込抵抗が小
さいため、吸込口７からほとんどの空気が吸い込まれ
る。この状態では、吸込口７が大きく開放しているた
め、吸込口７から吸引される空気の流速は比較的遅く、
従って、回転ブラシ１１はほとんど回転しない。

【００４１】フローリングなどの床面や畳等を掃除する
際には、被掃除面と吸込口７との隙間が比較的広いた
め、吸込口７からの吸込抵抗が比較的小さく、吸込口７
からほとんどの空気が吸い込まれ、上面開口の吸気路２
６からはほとんど吸い込まれることはない。この状態で
は、吸込口７と被掃除面との間から吸引される空気は流
速が速いため、吸込口７から吸引された空気が回転ブラ
シ１１のブラシ体１５及びブレード１６に当たり、回転
ブラシ１１を図１中時計方向に回転させる。

【００４２】この場合、ブラシ体１５は空気を通し易い
ものであるが、フローリングなどの床面には接しない長
さに形成されているので、少なからず回転ブラシ１１を
回転させる働きをする。一方、ブレード１６は、回転ブ
ラシ１１の回転停止状態や低速回転状態において、前述
したように回転ブラシ１１の回転方向に対して後方側に
湾曲しているので、吸込口７から吸引される空気を受け
やすく、しかも織目の細かい布状体１７を用いて空気を
通し難くしているため、回転ブラシ１１は効率良く回転
する。

【００４３】回転ブラシ１１が高速回転すると、ブレー
ド１６は遠心力によって、図１に示す如く起立する。こ
のブレード１６の起立状態においては、布状体１７の先
端部に縫い付けられた刷毛状体１９が床面や畳面に接触
し、磨き掃除を行う。ブレード１６は撓みやすい布状体
１７を用いているので、床面や畳面に接触しても床面や
畳面を傷つけることはない。

【００４４】一方、絨毯等の被掃除面を掃除する際に
は、吸込口７が被掃除面により覆われ、吸込口７からの
吸気抵抗が増大し、上面開口の吸気路２６から吸引され
る外気量が増大する。吸気路２６の吐出口２５は吸気口
７に比較して開口面積が極めて小さく形成されているた
め、吐出口２５から吸引される空気は、前述した吸気口
からよりも速い流速で、タービン２０の回転翼２１や回
転ブラシ１１のブラシ体１５及びブレード１６に衝突
し、回転ブラシ１１を図１中時計方向に回転させる。

【００４５】従って、回転ブラシ１１には、構造的に吸
気を効率よく受けて回転するタービン２０による回転力
に加えて、回転ブラシ１１自体のブラシ体１５及びブレ
ード１６による回転力が加わるので、絨毯等の抵抗の大
きい被掃除面を掃除する際にも良好な回転力が得られ
る。

【００４６】また、吐出口２５の前側に位置する第１リ
ブ２３は、前述したようにブラシ体１５やブレード１６
における布状体１７の回転軌跡の最前方位置よりやや回
転中心寄りに垂下形成されているので、吐出口２５から
吸引された外気がブラシ体１５やブレード１６に衝突す
ることなく回転ブラシ１１の前方に回り込むのを防止し
て確実にブラシ体１５及びブレード１６に案内すること
ができ、回転ブラシ１１を効率よく回転駆動することが
できる。

【００４７】同様に、吐出口２５の後側に位置する第２
リブ２４も、ブラシ体１５やブレード１６に向かって回
転ブラシ１１の回転中心より前方側に垂下形成されてい
るので、吐出口２５から吸引された外気がブラシ体１５
やブレード１６に衝突することなく回転ブラシ１１の上
方を通過して直接回動管５に吸引されるのを防止して確
実にブラシ体１５及びブレード１６に案内することがで
き、回転ブラシ１１を効率よく回転駆動することができ
る。

【００４８】さらに、回転ブラシ収納室８が略円筒形状
に形成されているので、上記第１リブ２３や第２リブ２
４に案内されてブラシ体１５やブレード１６に衝突した
外気を発散させずにスムーズに回り込ませて回転力を与
え続けるので、回転ブラシ１１を一層効率よく回転駆動
することができる。

【００４９】また、前記吸気路２６が、回転ブラシ１１
の両端部に設けられたタービン２０の上部まで延設され
ているので、タービン２０に供給する外気を取り込む開
口部を別途形成する必要がなく、構成が簡単となり、低
コスト化が図れる。

【００５０】さらに、前記吸気路２６は、吸込具本体１
の上面に開口２２があるので、壁際などを掃除する際に
も壁面等により吸気が遮られることがなく、回転ブラシ
１１のブラシ体１５及びブレード１６に常に良好な流速
で回転力を与えることができる。

【００５１】また、副次的効果として、吸気路２６から
空気を吸引することにより、吸込具本体１が被掃除面に
過度に吸い付くのを抑制し、吸込具本体１の移動性を向
上することができる。

【００５２】上記のような絨毯等の掃除時においては、
毛足の長い被掃除面が大きな抵抗となって回転ブラシ１
１の回転数が低下することがあるが、タービン２０と回
転ブラシ１１自体のブラシ体１５及びブレード１６の両
方から回転力を得ているので、回転数の低下を抑制する
ことができる。それでも、回転ブラシ１１の回転数が低
下してくると、ブレード１６は遠心力の低下に伴って次
第に停止時の形状に復元するように回転方向に対して後
方側に湾曲し、被掃除面との接触抵抗が低下して回転数
が上昇する。この動作を繰り返すことにより回転ブラシ
１１の回転数がほぼ一定に維持される。

【００５３】すなわち、ブレード１６は、布状体１７に
刷毛状体１９を縫い付けて構成されているため、ブレー
ド１６を撓みやすく構成することができると共に、刷毛
状体１９をおもりとして遠心力によりブレード１６を起
立しやすくすることができ、回転ブラシ１１の僅かな回
転数変動によってもブレード１６を起立、湾曲させるこ
とができるため、回転ブラシ１１の回転数をほぼ一定に
維持することができる。

【００５４】図５〜図９は本願発明の第２の実施形態を
示す図で、前記実施形態と同一符号は同一、又は相当部
分を示している。

【００５５】前記第１の実施形態では、上面開口２２の
吸気路２６を形成したが、本実施形態では吸込具本体１
の前面側に開口する吸気路３６を形成している。具体的
には、バンパー３０の下側に位置する下ケース３前面
に、回転ブラシ１１及びタービン２０のほぼ長手方向全
幅にわたるスリット状の開口３２が形成されている。

【００５６】本実施形態では、下ケース３の前面側を肉
厚に形成して、前面開口３２から内側に底壁３３と上壁
３４がほぼ平行に延び、回転ブラシ収納室８内に吐出口
３５が形成されている。ここで、上記底壁３３と上壁３
４は前記第１の実施形態の第１リブ２３と第２リブ２４
に対応し、吸気路３６から吸引される外気を前方から回
転ブラシ１１の回転中心より下方のブラシ体１５及びブ
レード１６に案内するガイドを構成している。

【００５７】上記のように構成しても、前記実施形態と
同様な作用効果が得られると共に、吸気路３６から吸引
される外気が、絨毯等の被掃除面と接触する位置にある
ブラシ体１５及びブレード１６に衝突して、接触時に回
転方向に押し出すように作用するので、接触による回転
数の低下を効率的に抑えることができる。

【００５８】なお、上記のように吸気路３６の開口３２
を前面に形成しても、この開口３２よりも前に張り出し
たバンパー３０があるので、壁際などを掃除する際に壁
面等により吸気が遮られることはない。

【００５９】図１０〜図１３は本願発明の第３の実施形
態を示す図で、前記実施形態と同一符号は同一、又は相
当部分を示している。

【００６０】前記第１、第２の実施形態では、上面開口
２２又は前面開口３２を設けて吸気路２６又は３６を形
成したが、本実施形態では開口を設けることなく吸込具
本体１の前側下端と被掃除面との隙間を有効利用して、
この隙間を他より広げることにより毛足の長い絨毯等を
掃除する際にも塞がれない吸気路４６を形成すると共
に、吸込口７の前端縁に前記隙間（吸気路４６）より吸
引される外気を回転ブラシ１１の回転中心より下方のブ
ラシ体１５及びブレード１６に案内するガイドを形成し
ている。

【００６１】具体的には、吸込口７の前端縁４２の下端
を吸込口７の後端縁よりも短く形成すると共に、その端
部を回転ブラシ１１の回転中心よりやや下側に対向させ
るように構成している。これにより、下ケース３の前側
下端４１が従来よりも高くなって毛足の長い絨毯等を掃
除する際にも隙間（吸気路４６）が生じると共に、折曲
形成された吸込口前端縁４２により、隙間（吸気路４
６）から吸引される外気を回転ブラシ１１の回転中心よ
り下方のブラシ体１５及びブレード１６に案内するガイ
ドを形成している。

【００６２】なお、上記の構成は、回転ブラシ１１が臨
む吸込口７の前端縁を利用して形成しているため、回転
ブラシ１１の両端部に取り付けられたタービン２０用の
開口部としては、図１２に示すように、蓋体４の上面両
端部に多数の細孔からなる開口部４ｂを形成している。
この開口部４ｂの裏面側には、当該開口部４ｂから吸引
される外気をタービン２０の回転翼２１方向（前方）に
導くガイドが形成されている（図示せず）。

【００６３】上記のように構成しても、前記実施形態と
同様、吸気路４６から吸引される外気が、絨毯等の被掃
除面と接触する位置にあるブラシ体１５及びブレード１
６に衝突して、接触時に回転方向に押し出すように作用
するので、接触による回転数の低下を効率的に抑えるこ
とができる。

【００６４】さらに、本実施形態では、吸込具本体１に
吸気路のための開口を形成しなくても良いので、構成が
簡単になり、低コスト化が図れる。

【００６５】また、吸込具本体１の上面両端部にタービ
ン２０専用の開口部４ｂを形成しているので、タービン
２０を効率良く回転させることができ、回転ブラシ１１
の回転力を向上することができる。

【００６６】図１４〜図１８は本願発明の第４の実施形
態を示す図で、前記実施形態と同一符号は同一、又は相
当部分を示している。

【００６７】前記各実施形態では、タービン２０用の開
口部を、回転ブラシ１１用に設けた上面開口２２の吸気
路２６や前面開口３２の吸気路３６をタービン部分まで
延設して形成したり、蓋体４上面両端部に開口部４ｂを
形成していたが、本実施形態では、タービン用の開口部
を吸込具本体１の両端面側に形成したものである。

【００６８】これを前記第１の実施形態のものに適用し
たのが本実施形態で、第１の実施形態では、蓋体４上面
に、回転ブラシ１１及びタービン２０のほぼ長手方向全
幅にわたるスリット状の開口２２を形成しているが、本
実施形態では回転ブラシ１１のほぼ長手方向全幅にわた
るスリット状の開口２２ａを形成している。

【００６９】第１の実施形態同様、前記開口２２ａの前
方側には、開口２２ａから吸引される外気を回転ブラシ
１１のブラシ体１５やブレード１６に導くガイドを構成
する第１リブ２３ａが形成されている。この第１リブ２
３ａは、蓋体４裏面側から、ブラシ体１５やブレード１
６における布状体１７の回転軌跡の最前方位置よりやや
回転中心寄りに垂下形成され、ブレード１６の最大回転
軌跡とは接触しない程度の位置まで延設されている。

【００７０】また、前記開口２２ａの後方側にも、開口
２２ａから吸引される外気を回転ブラシ１１のブラシ体
１５やブレード１６に導くガイドを構成する第２リブ２
４ａが形成されている。この第２リブ２４ａは、回転ブ
ラシ１１の回転中心より前方側に垂下形成れており、前
記第１リブ２３ａと第２リブ２４ａの先端間に吐出口２
５ａが形成されて、吸気路２６ａが形成されるようにな
っている。

【００７１】一方、吸込具本体１の両端面側の各部には
それぞれ開口部が形成されている。すなわち、前車輪２
７には、そのホイールカバー部分に放射状の開口部２７
ａが形成され（図１８参照）、吸込具本体１の軸支部９
部分とその内側の区画リブ１０にもそれぞれ開口部９
ａ，１０ａが形成されている（図１５参照）。

【００７２】また、回転ブラシ１１の両端部には、プロ
ペラファン型のタービン２０ａが取り付けられており、
その各回転翼２１ａは上記各開口部２７ａ，９ａ，１０
ａを介して吸引される外気に対して図１６中時計方向に
回転するように形成されている。

【００７３】以上のように構成しても、前記第１の実施
形態と同様な作用効果が得られると共に、タービン２０
ａを効率良く回転させることができ、回転ブラシ１１の
回転力を向上することができる。

【００７４】図１９、図２０は本願発明の第５の実施形
態を示す図で、前記実施形態と同一符号は同一、又は相
当部分を示している。

【００７５】前記各実施形態では、本願発明を一般的な
床用吸込具に適用したものについて示したが、本実施形
態では、ソファー等の掃除に好適なハンディ型の吸込具
に適用したものである。

【００７６】本実施形態の吸込具本体１００は、略円筒
形状の主ケース１０１と、この主ケース１０１の長手方
向一端部に左右方向に回動自在に支持される継手管１０
６とから構成されている。なお、前記実施形態の床用吸
込具は前後に動かして掃除するので上下方向に回動自在
な回動管５を必要としたが、本実施形態の吸込具は横方
向に動かして掃除するので上記のような回動管５は不要
となる。

【００７７】前記吸込具本体１００（主ケース１０１）
の底面には、前記実施形態と同様な回転ブラシ１１が臨
む吸込口１０７が形成され、主ケース１０１内には、略
円筒形状の回転ブラシ収納室１０８が形成されている。

【００７８】前記回転ブラシ１１は回転ブラシ収納室１
０８内に回転自在に収納されており、その他端部には回
転ブラシ１１と同軸にプロペラファン型のタービン２０
ａが取り付けられている。

【００７９】一方、吸込具本体１００（主ケース１０
１）の他端面には、タービン２０ａに供給する外気を取
り込む開口部１０１ａが形成されている。

【００８０】ここで、前記タービン２０ａの回転翼２１
ａは、前記開口部１０１ａから吸引される外気に対し
て、図１９（ｃ）中時計方向に回転するように形成され
ている。また、図１９（ａ）に示すように、回転ブラシ
１１のブラシ体１５やブレード１６も、前記開口部１０
１ａや吸込口１０７から吸引される外気により、タービ
ン２０ａの回転方向と同じ方向に回転力を受けるような
螺旋状、すなわち、ブラシ体１５及びブレード１６の開
口部１０１ａ側が回転ブラシ１１の回転方向前方側に位
置し、ブラシ体１５及びブレード１６の継手管１０６側
が回転ブラシ１１の回転方向後方側に位置するような螺
旋状に配設されている。

【００８１】従って、回転ブラシ１１には、構造的に吸
気を効率よく受けて回転するタービン２０ａによる回転
力に加えて、回転ブラシ１１自体のブラシ体１５及びブ
レード１６による回転力が加わるので、ソファー等の抵
抗の大きい被掃除面を掃除する際にも良好な回転力が得
られる。

【００８２】図２１、図２２は本願発明の第６の実施形
態を示す図で、前記実施形態と同一符号は同一、又は相
当部分を示している。

【００８３】本実施形態は、前記第５の実施形態のもの
に、更に上面開口１２２の吸気路１２６を形成したもの
である。前記開口１２２は、主ケース１０１の最上面よ
り回転ブラシ１１の回転方向にややずれた位置に、前記
第４の実施形態同様、回転ブラシ１１のほぼ長手方向全
幅にわたって形成されている。同様に、この吸気路１２
６の両側には、当該吸気路１２６から吸引される外気を
回転ブラシ１１の回転方向のブラシ体１５及びブレード
１６に案内するガイドしての第１リブ１２３と第２リブ
１２４が形成され、その先端側に吐出口１２５が形成さ
れるようになっている。

【００８４】以上のように構成することにより、前記第
５の実施形態のものに対して、回転ブラシ１１の回転力
を更に向上することができる。

【００８５】図２３〜図２８は本願発明の第７の実施形
態を示す図で、前記実施形態と同一符号は同一、又は相
当部分を示している。

【００８６】この実施形態は、本願発明を一般的な床用
吸込具に適用した実施形態であり、前記第１〜第４の実
施形態のものと比べて、回転ブラシ収納室８ａが略円筒
形状でない点や、前車輪２７ａが小径で後車輪２８ａが
大径である点などの違いはあるが、回転ブラシ１１の両
端部にタービン２０が設けられる基本的構成は同様であ
る。

【００８７】本実施形態で特徴的な点は、図２５に示す
ように、タービン２０の各回転翼２１にブラシ体１５ａ
が取り付けられており、これに伴って、図２６に示すよ
うに、回転ブラシ１１が臨む吸込口７ａもタービン部分
まで延設されている。上記ブラシ体１５ａは回転ブラシ
１１に備えられたブラシ体１５同様、ナイロンやポリエ
チレン樹脂により形成される。このブラシ体１５ａは回
転翼２１に沿って湾曲して取り付けられるが、タービン
２０が高速回転すると、遠心力によりブラシ体１５ａの
先端部分が起立し、絨毯等の被掃除面に接して、糸屑や
塵埃を取り除けるようになっている。

【００８８】一方、蓋体４の上面には、回転ブラシ１１
のほぼ長手方向全幅にわたるスリット状の開口２２ａが
形成されている。この開口２２ａの前後には、前記第１
や第４の実施形態同様、吸引される外気を回転ブラシ１
１の回転方向のブラシ体１５及びブレード１６に案内す
るガイドしての第１リブ２３ａと第２リブ２４ａが形成
され、その先端側に吐出口２５ａが形成されて、吸気路
２６ａが構成されるようにようになっている。

【００８９】また、蓋体４の上面両端部に、多数の細孔
からなる開口部４ｂを形成している。この開口部４ｂの
裏面側には、図２５に示すように、当該開口部４ｂから
吸引される外気をタービン２０の回転翼２１方向（前
方）に導くガイド４ｃが形成されている。

【００９０】以上のように構成すれば、タービン２０に
よる回転力に回転ブラシ１１自体のブラシ体１５及びブ
レード１６による回転力が加わって、絨毯等の抵抗の大
きい被掃除面を掃除する際にも良好な回転力が得られる
と共に、吸込口７ａがタービン部分まで延設されて、タ
ービン２０に備えられたブラシ体１５ａにより絨毯等の
糸屑や塵埃等を取り除くことができるので、タービン下
面側も糸屑や塵埃等の吸い残しが生じない。

【００９１】なお、上記実施形態では、タービン２０の
各回転翼２１にブラシ体１５ａを備えたが、ブレードで
も良く、更には、それらを組み合わせて備えるようにし
ても良い。

【００９２】また、上記各実施形態では、回転ブラシ１
１にブラシ体１５とブレード１６を備えたが、いずれか
一方でも良い。空気を通し難いブレード１６のみで構成
すれば更に回転力を増すことができるが、空気を通し易
いブラシ体１５のみで構成してもタービンがあるので、
絨毯等の被掃除面でも十分な回転力を得ることができ
る。

【００９３】

【発明の効果】以上のように本願発明によれば、回転ブ
ラシを回転駆動するタービンに加えて、吸込具本体に回
転ブラシ収納室内に外気を取り込む吸気路を形成すると
共に、この吸気路から吸引される外気を回転ブラシの回
転方向前方側のブレードに案内するガイドを形成したの
で、回転ブラシには、構造的に吸気を効率よく受けて回
転するタービンによる回転力に加えて、回転ブラシ自体
のブレードによる回転力が加わり、絨毯等の抵抗の大き
い被掃除面を掃除する際にも良好な回転力が得られるよ
うになる。

【００９４】また、吸込具本体の長手方向中央部に掃除
機本体側へ接続される継手管を有する吸込具、すなわち
通常の床用吸込具において、前記吸気路を吸込具本体の
上面に開口し、吸引される外気を上方から回転ブラシの
回転中心より前方のブレードに案内するガイドを形成す
ることにより、上記と同様に絨毯等の抵抗の大きい被掃
除面を掃除する際にも良好な回転力が得られると共に、
壁際などを掃除する際にも壁面等により吸気が遮られる
ことがなく、回転ブラシのブレードに常に良好な流速で
回転力を与えることができるようになる。

【００９５】また、前記吸気路を吸込具本体の前面に開
口し、吸引される外気を前方から回転ブラシの回転中心
より下方のブレードに案内するガイドを形成することに
より、上記と同様に絨毯等の抵抗の大きい被掃除面を掃
除する際にも良好な回転力が得られると共に、吸気路か
ら吸引される外気が、絨毯等の被掃除面と接触する位置
にあるブレードに衝突して、接触時に回転方向に押し出
すように作用するので、接触による回転ブラシの回転数
の低下を効率的に抑えることができる。

【００９６】さらには、前記吸気路は、前記吸込具本体
の前側下端と被掃除面との隙間を他より広げて、吸込口
の前端縁に前記隙間より吸引される外気を回転ブラシの
回転中心より下方のブレードに案内するガイドを形成す
ることにより、上記同様、吸気路（隙間）から吸引され
る外気が、絨毯等の被掃除面と接触する位置にあるブレ
ードに衝突して、接触時に回転方向に押し出すように作
用するので、接触による回転ブラシの回転数の低下を効
率的に抑えることができると共に、吸込具本体に吸気路
のための開口を形成しなくても良いので、構成が簡単に
なり、低コスト化が図れる。

【００９７】一方、回転ブラシを回転駆動するタービン
に加えて、吸込具本体に回転ブラシ収納室内に外気を取
り込む吸気路を形成すると共に、この吸気路から吸引さ
れる外気を回転ブラシの回転方向前方側のブラシ体に案
内するガイドを形成することにより、上記同様、回転ブ
ラシには、構造的に吸気を効率よく受けて回転するター
ビンによる回転力に加えて、回転ブラシ自体のブラシ体
による回転力が加わり、絨毯等の抵抗の大きい被掃除面
を掃除する際にも良好な回転力が得られる。

【００９８】また、吸込具本体の長手方向中央部に掃除
機本体側へ接続される継手管を有する吸込具、すなわち
通常の床用吸込具において、前記吸気路は、吸込具本体
の上面に開口し、吸引される外気を上方から回転ブラシ
の回転中心より前方のブラシ体に案内するガイドを形成
することにより、上記と同様に絨毯等の抵抗の大きい被
掃除面を掃除する際にも良好な回転力が得られると共
に、壁際などを掃除する際にも壁面等により吸気が遮ら
れることがなく、回転ブラシのブラシ体に常に良好な流
速で回転力を与えることができるようになる。

【００９９】また、前記吸気路を吸込具本体の前面に開
口し、吸引される外気を前方から回転ブラシの回転中心
より下方のブラシ体に案内するガイドを形成することに
より、上記と同様に絨毯等の抵抗の大きい被掃除面を掃
除する際にも良好な回転力が得られると共に、吸気路か
ら吸引される外気が、絨毯等の被掃除面と接触する位置
にあるブラシ体に衝突して、接触時に回転方向に押し出
すように作用するので、接触による回転ブラシの回転数
の低下を効率的に抑えることができる。

【０１００】さらには、前記吸気路は、吸込具本体の前
側下端と被掃除面との隙間を他より広げて、吸込口の前
端縁に前記隙間より吸引される外気を回転ブラシの回転
中心より下方のブラシ体に案内するガイドを形成するこ
とにより、上記同様、吸気路（隙間）から吸引される外
気が、絨毯等の被掃除面と接触する位置にあるブラシ体
に衝突して、接触時に回転方向に押し出すように作用す
るので、接触による回転ブラシの回転数の低下を効率的
に抑えることができると共に、吸込具本体に吸気路のた
めの開口を形成しなくても良いので、構成が簡単にな
り、低コスト化が図れる。

【０１０１】そして、前記タービンは、回転ブラシの両
端部に同軸に設けられ、当該タービンに供給する外気を
取り込む開口部を、前記吸気路をタービン部分まで延設
して形成することにより、上記効果に加えて、タービン
に供給する外気を取り込む開口部を別途形成する必要が
なくなり、構成が簡単となって、低コスト化が図れる。

【０１０２】また、前記タービンは、回転ブラシの両端
部に同軸に設けられ、当該タービンに供給する外気を取
り込む開口部を吸込具本体の上面両端部に形成すること
により、タービンを効率良く回転させることができ、回
転ブラシの回転力を向上することができる。

【０１０３】また、前記タービンは、回転ブラシの両端
部に同軸に設けられ、当該タービンに供給する外気を取
り込む開口部を吸込具本体の両端面側に形成することに
より、上記同様、タービンを効率良く回転させることが
でき、回転ブラシの回転力を向上することができる。

【０１０４】一方、吸込具本体の長手方向一端部に掃除
機本体側へ接続される継手管を有する吸込具、すなわち
ソファー等の掃除に用いられるハンディ型の吸込具にお
いて、回転ブラシの他端部に同軸に設けられて当該回転
ブラシを回転駆動するタービンを備え、このタービンに
供給する外気を取り込む開口部を吸込具本体の他端面に
形成すると共に、回転ブラシのブレードは、前記開口部
から吸引される外気により、前記タービンが回転する方
向と同じ方向に回転力を受けるような螺旋状に設けるこ
とにより、回転ブラシには、構造的に吸気を効率よく受
けて回転するタービンによる回転力に加えて、回転ブラ
シ自体のブレードによる回転力が加わるため、ソファー
等の抵抗の大きい被掃除面を掃除する際にも良好な回転
力が得られる。

【０１０５】さらには、前記吸込具本体に回転ブラシ収
納室内に外気を取り込む吸気路を形成すると共に、この
吸気路から吸引される外気を回転ブラシの回転方向のブ
レードに案内するガイドを形成することにより、回転ブ
ラシの回転力を更に向上することができる。

【０１０６】また、同様に、回転ブラシのブラシ体を、
前記開口部から吸引される外気により、前記タービンが
回転する方向と同じ方向に回転力を受けるような螺旋状
に設けることによっても、回転ブラシには、構造的に吸
気を効率よく受けて回転するタービンによる回転力に加
えて、回転ブラシ自体のブラシ体による回転力が加わる
ため、ソファー等の抵抗の大きい被掃除面を掃除する際
にも良好な回転力が得られる。

【０１０７】この場合にも、吸込具本体に回転ブラシ収
納室内に外気を取り込む吸気路を形成すると共に、この
吸気路から吸引される外気を回転ブラシの回転方向のブ
ラシ体に案内するガイドを形成することにより、回転ブ
ラシの回転力を更に向上することができる。

【０１０８】さらに、前記吸込口をタービン部分まで延
設すると共に、前記タービンの回転翼にブレードを備え
ることにより、タービン下面側も糸屑や塵埃等の吸い残
しが生じなくなる。

【０１０９】また、前記吸込口をタービン部分まで延設
すると共に、前記タービンの回転翼にブラシ体を備える
ことによっても、上記同様、タービン下面側も糸屑や塵
埃等の吸い残しが生じなくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本願発明の第１の実施形態における中央部の縦
断面図。

【図２】同じく、その蓋体等を取り外した状態を上から
見た一部断面図。

【図３】本実施形態の上面図。

【図４】同じく、その側面図。

【図５】本願発明の第２の実施形態における中央部の縦
断面図。

【図６】同じく、その蓋体等を取り外した状態を上から
見た一部断面図。

【図７】本実施形態の正面図。

【図８】同じく、その上面図。

【図９】同じく、その側面図。

【図１０】本願発明の第３の実施形態における中央部の
縦断面図。

【図１１】同じく、その蓋体等を取り外した状態を上か
ら見た一部断面図。

【図１２】本実施形態の上面図。

【図１３】同じく、その側面図。

【図１４】本願発明の第４の実施形態における中央部の
縦断面図。

【図１５】同じく、その蓋体等を取り外した状態を上か
ら見た一部断面図。

【図１６】本実施形態のタービン部分の縦断面図。

【図１７】本実施形態の上面図。

【図１８】同じく、その側面図。

【図１９】本願発明の第５の実施形態における縦断面図
で、（ａ）は側面側から見た縦断面図、（ｂ）は前面側
から見た回転ブラシ部分の縦断面図、（ｃ）は前面側か
ら見たタービン部分の縦断面図。

【図２０】同じく、その外観図で、（ａ）は側面図、
（ｂ）は前面図。

【図２１】本願発明の第６の実施形態における縦断面図
で、（ａ）は側面側から見た縦断面図、（ｂ）は前面側
から見た回転ブラシ部分の縦断面図、（ｃ）は前面側か
ら見たタービン部分の縦断面図。

【図２２】同じく、その外観図で、（ａ）は側面図、
（ｂ）は前面図。

【図２３】本願発明の第７の実施形態における中央部の
縦断面図。

【図２４】同じく、その蓋体等を取り外した状態を上か
ら見た図。

【図２５】本実施形態のタービン部分の縦断面図。

【図２６】本実施形態の底面図。

【図２７】同じく、上面図。

【図２８】同じく、側面図。

【符号の説明】

１，１００吸込具本体２上ケース３下ケース４蓋体４ｂ，９ａ，１０ａ，２７ａ，１０１ａ開口部６，１０６継手管７，７ａ，１０７吸込口８，８ａ，１０８回転ブラシ収納室１１回転ブラシ１５，１５ａブラシ体１６ブレード１７布状体１９刷毛状体２０，２０ａタービン２１，２１ａ回転翼２２，２２ａ，３２，１２２開口２３，２３ａ，１２３第１リブ（ガイド）２４，２４ａ，１２４第２リブ（ガイド）２５，２５ａ，３５，１２５吐出口２６，２６ａ，３６，４６，１２６吸気口３３底壁３４上壁４１前側下端４２前端縁（ガイド）１０１主ケース

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者森好弘大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号三洋電機株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】下面に吸込口を有する吸込具本体と、こ
の吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前記
吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自在に収納
される回転ブラシと、この回転ブラシを回転駆動するタ
ービンとを備え、前記吸込具本体に回転ブラシ収納室内
に外気を取り込む吸気路を形成すると共に、この吸気路
から吸引される外気を回転ブラシの回転方向前方側のブ
レードに案内するガイドを形成したことを特徴とする掃
除機用吸込具。
【請求項２】下面に吸込口を有し長手方向中央部に掃
除機本体側へ接続される継手管を有する吸込具本体と、
この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前
記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自在に収
納される回転ブラシと、この回転ブラシを回転駆動する
タービンとを備え、前記吸込具本体に回転ブラシ収納室
内に外気を取り込む吸気路を形成すると共に、前記吸気
路は、前記吸込具本体の上面に開口し、吸引される外気
を上方から回転ブラシの回転中心より前方のブレードに
案内するガイドを形成して成ることを特徴とする掃除機
用吸込具。
【請求項３】下面に吸込口を有し長手方向中央部に掃
除機本体側へ接続される継手管を有する吸込具本体と、
この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前
記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自在に収
納される回転ブラシと、この回転ブラシを回転駆動する
タービンとを備え、前記吸込具本体に回転ブラシ収納室
内に外気を取り込む吸気路を形成すると共に、前記吸気
路は、前記吸込具本体の前面に開口し、吸引される外気
を前方から回転ブラシの回転中心より下方のブレードに
案内するガイドを形成して成ることを特徴とする掃除機
用吸込具。
【請求項４】下面に吸込口を有し長手方向中央部に掃
除機本体側へ接続される継手管を有する吸込具本体と、
この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前
記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自在に収
納される回転ブラシと、この回転ブラシを回転駆動する
タービンとを備え、前記吸込具本体に回転ブラシ収納室
内に外気を取り込む吸気路を形成すると共に、前記吸気
路は、前記吸込具本体の前側下端と被掃除面との隙間を
他より広げて、前記吸込口の前端縁に前記隙間より吸引
される外気を回転ブラシの回転中心より下方のブレード
に案内するガイドを形成して成ることを特徴とする掃除
機用吸込具。
【請求項５】下面に吸込口を有する吸込具本体と、こ
の吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前記
吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自在に収納
される回転ブラシと、この回転ブラシを回転駆動するタ
ービンとを備え、前記吸込具本体に回転ブラシ収納室内
に外気を取り込む吸気路を形成すると共に、この吸気路
から吸引される外気を回転ブラシの回転方向前方側のブ
ラシ体に案内するガイドを形成したことを特徴とする掃
除機用吸込具。
【請求項６】下面に吸込口を有し長手方向中央部に掃
除機本体側へ接続される継手管を有する吸込具本体と、
この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前
記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自在に収
納される回転ブラシと、この回転ブラシを回転駆動する
タービンとを備え、前記吸込具本体に回転ブラシ収納室
内に外気を取り込む吸気路を形成すると共に、前記吸気
路は、前記吸込具本体の上面に開口し、吸引される外気
を上方から回転ブラシの回転中心より前方のブラシ体に
案内するガイドを形成して成ることを特徴とする掃除機
用吸込具。
【請求項７】下面に吸込口を有し長手方向中央部に掃
除機本体側へ接続される継手管を有する吸込具本体と、
この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前
記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自在に収
納される回転ブラシと、この回転ブラシを回転駆動する
タービンとを備え、前記吸込具本体に回転ブラシ収納室
内に外気を取り込む吸気路を形成すると共に、前記吸気
路は、前記吸込具本体の前面に開口し、吸引される外気
を前方から回転ブラシの回転中心より下方のブラシ体に
案内するガイドを形成して成ることを特徴とする掃除機
用吸込具。
【請求項８】下面に吸込口を有し長手方向中央部に掃
除機本体側へ接続される継手管を有する吸込具本体と、
この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室と、前
記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自在に収
納される回転ブラシと、この回転ブラシを回転駆動する
タービンとを備え、前記吸込具本体に回転ブラシ収納室
内に外気を取り込む吸気路を形成すると共に、前記吸気
路は、前記吸込具本体の前側下端と被掃除面との隙間を
他より広げて、前記吸込口の前端縁に前記隙間より吸引
される外気を回転ブラシの回転中心より下方のブラシ体
に案内するガイドを形成して成ることを特徴とする掃除
機用吸込具。
【請求項９】前記タービンは、前記回転ブラシの両端
部に同軸に設けられ、前記タービンに供給する外気を取
り込む開口部を前記吸気路をタービン部分まで延設して
形成したことを特徴とする請求項１ないし請求項８のい
ずれかに記載の掃除機用吸込具。
【請求項１０】前記タービンは、前記回転ブラシの両
端部に同軸に設けられ、前記タービンに供給する外気を
取り込む開口部を前記吸込具本体の上面両端部に形成し
たことを特徴とする請求項１ないし請求項８のいずれか
に記載の掃除機用吸込具。
【請求項１１】前記タービンは、前記回転ブラシの両
端部に同軸に設けられ、前記タービンに供給する外気を
取り込む開口部を前記吸込具本体の両端面側に形成した
ことを特徴とする請求項１ないし請求項８のいずれかに
記載の掃除機用吸込具。
【請求項１２】下面に吸込口を有し長手方向一端部に
掃除機本体側へ接続される継手管を有する吸込具本体
と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室
と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自
在に収納される回転ブラシと、この回転ブラシの他端部
に同軸に設けられて当該回転ブラシを回転駆動するター
ビンとを備え、前記タービンに供給する外気を取り込む
開口部を前記吸込具本体の他端面に形成すると共に、前
記回転ブラシのブレードは、前記開口部から吸引される
外気により、前記タービンが回転する方向と同じ方向に
回転力を受けるような螺旋状に設けられることを特徴と
する掃除機用吸込具。
【請求項１３】下面に吸込口を有し長手方向一端部に
掃除機本体側へ接続される継手管を有する吸込具本体
と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室
と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自
在に収納される回転ブラシと、この回転ブラシの他端部
に同軸に設けられて当該回転ブラシを回転駆動するター
ビンとを備え、前記タービンに供給する外気を取り込む
開口部を前記吸込具本体の他端面に形成すると共に、前
記回転ブラシのブレードは、前記開口部から吸引される
外気により、前記タービンが回転する方向と同じ方向に
回転力を受けるような螺旋状に設けられ、かつ前記吸込
具本体に回転ブラシ収納室内に外気を取り込む吸気路を
形成すると共に、この吸気路から吸引される外気を回転
ブラシの回転方向のブレードに案内するガイドを形成し
たことを特徴とする掃除機用吸込具。
【請求項１４】下面に吸込口を有し長手方向一端部に
掃除機本体側へ接続される継手管を有する吸込具本体
と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室
と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自
在に収納される回転ブラシと、この回転ブラシの他端部
に同軸に設けられて当該回転ブラシを回転駆動するター
ビンとを備え、前記タービンに供給する外気を取り込む
開口部を前記吸込具本体の他端面に形成すると共に、前
記回転ブラシのブラシ体は、前記開口部から吸引される
外気により、前記タービンが回転する方向と同じ方向に
回転力を受けるような螺旋状に設けられることを特徴と
する掃除機用吸込具。
【請求項１５】下面に吸込口を有し長手方向一端部に
掃除機本体側へ接続される継手管を有する吸込具本体
と、この吸込具本体内に形成される回転ブラシ収納室
と、前記吸込口に臨ませて回転ブラシ収納室内に回転自
在に収納される回転ブラシと、この回転ブラシの他端部
に同軸に設けられて当該回転ブラシを回転駆動するター
ビンとを備え、前記タービンに供給する外気を取り込む
開口部を前記吸込具本体の他端面に形成すると共に、前
記回転ブラシのブラシ体は、前記開口部から吸引される
外気により、前記タービンが回転する方向と同じ方向に
回転力を受けるような螺旋状に設けられ、かつ前記吸込
具本体に回転ブラシ収納室内に外気を取り込む吸気路を
形成すると共に、この吸気路から吸引される外気を回転
ブラシの回転方向のブラシ体に案内するガイドを形成し
たことを特徴とする掃除機用吸込具。
【請求項１６】前記吸込口をタービン部分まで延設す
ると共に、前記タービンの回転翼にブレードを備えたこ
とを特徴とする請求項１ないし請求項１５のいずれかに
記載の掃除機用吸込具。
【請求項１７】前記吸込口をタービン部分まで延設す
ると共に、前記タービンの回転翼にブラシ体を備えたこ
とを特徴とする請求項１ないし請求項１５のいずれかに
記載の掃除機用吸込具。