JPH11206325A - マルチトール−リッチなシロップの製造方法 - Google Patents

マルチトール−リッチなシロップの製造方法

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JPH11206325A
JPH11206325A JP10309350A JP30935098A JPH11206325A JP H11206325 A JPH11206325 A JP H11206325A JP 10309350 A JP10309350 A JP 10309350A JP 30935098 A JP30935098 A JP 30935098A JP H11206325 A JPH11206325 A JP H11206325A
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maltose
amylase
syrup
saccharification
rich
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JP10309350A
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Catherine Fouache
カトリーヌ・フアシュ
Didier Delobeau
ディディエ・ドゥロボー
Bruno Quenon
ブリュノ・クノン
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Original Assignee
Roquette Freres SA
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルトース含有量の高いシロップの新規な製
造方法を提供する。 【解決手段】 (a)デンプン乳濁液の液化を行い;
(b)マルトゲン性α-アミラーゼの存在下で前記液化
デンプン乳濁液の糖化を行い;(c)マルトースリッチ
なシロップをえるという観点から、β-アミラーゼと、
プルラナーゼ及びイソアミラーゼからなる群から選択さ
れる少なくとも1つの縮鎖酵素の存在下で、液化したデ
ンプン乳液の糖化を続けることからなる連続工程を具備
するマルトースリッチなシロップの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルトースリッチ
なシロップの製造方法に関する。同様に、本発明の方法
によって得たマルトースリッチシロップからのマルチト
ールリッチなシロップの製造方法にも関する。
【0002】
【従来の技術】マルトースリッチなシロップを製造でき
る方法は既に知られている。それらの方法の中で、特
に、HODGE 及び Coll によって、"Cereal Chemistry" N
o. 25, 19-30頁, 1948年1月に記載され、アルコール溶
液による限定−デキストリンの析出工程を含むもの、及
び、WOLFROM 及び THOMPSON によって、"Methods in ca
rbohydrate chemistry", 1962, 334-335頁 に記載さ
れ、マルトースのオクタ酢酸の繰り返し結晶化に続くマ
ルトースの結晶化工程を含むものを挙げることができ
る。
【0003】マルトースリッチなシロップの他の製造方
法も提案されており、デキストリンの木炭への吸着工程
(US-A-4,194,623)、ゼオライトあるいはカチオン性ま
たはアニオン性樹脂上でのクロマトグラフィー工程(FR
-A-2,510,581)、マルトースシロップの限外濾過工程
(US-A-4,429,122)、幾つかの異なる酵素、即ち、α-
アミラーゼ、β-アミラーゼ及びイソアミラーゼまたは
プルラナーゼの組み合わせ使用(FR-A-2,012,831)を含
んでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この最後の技術は、上
記のものに関連して多くの利点を有する。にもかかわら
ず、酵素の最大加水分解効率を得るためには、糖化を2
0g/lのオーダーの極めて低い乾燥物質のレベルで行
わなければならないということを含む幾つかの欠点を有
する。
【0005】文献 FR-A-2,000,580 は、低い乾燥物質含
有量を持つデンプン乳濁液(starchmilk)を液化して、2
未満のデキストロース当量とすることによって得られる
高含有量のマルチトールを有するシロップの調製方法を
記載しており、そのようにして得られた生成物は、特定
の酵素の作用下で糖化される。
【0006】この方法は高価であり、収率は平凡であ
り、細菌汚染の問題及びアミロースの退化を引き起こ
す。さらに、得られたシロップは、有害である4以上の
重合度(以下の明細書ではDPで表す)を持つポリマー
をある程度含む。
【0007】さらに最近、文献 US-A-5,141,859 は、2
つの連続した糖化工程を用いた高いマルトース含有量を
持つシロップの製造方法を提案している。この文献は、
実際に、β-アミラーゼの存在下での糖化という第1工
程と、引き続くマルトゲン性(maltogenic)α-アミラー
ゼの存在下での糖化工程を含むことを唱えている。この
文献によると、マルトゲン性α-アミラーゼは、β-アミ
ラーゼでの糖化の第1工程の後に用いられ、オリゴ糖
(DP3からDP7まで)を加水分解し、本質的には、
ルトトリオース(トリサッカリド)をマルトース及びグ
ルコースへ加水分解する。
【0008】驚きべきことに、かつ予想しないことだ
が、出願人の会社は、文献 US-A-5,141,859 に記載され
たものと同じくらい高いマルトースを有するシロップ
が、最初にα-アミラーゼによって液化したデンプン乳
濁液を糖化し、次いで、β-アミラーゼによって、この
糖化を続けることによって得られることに注目した。
【0009】即ち、文献 US-A-5,141,859 の教示に反し
て、本出願人の会社は、マルトゲン性α-アミラーゼ
が、液化したデンプン乳濁液のポリサッカリドを加水分
解することが可能なこと、及び、従ってこの酵素が、ま
ず始めにβ-アミラーゼでの糖化工程を経ることなし
に、後者を直接用いることができることを示した。
【0010】マルトゲン性α-アミラーゼによる糖化の
後に、β-アミラーゼでの糖化を続けることが、得られ
るシロップの高いマルトース含有量に何の影響も及ぼさ
ないと考えられてきたので、この発見はさらに驚くべき
ものである。実際に、マルトゲン性α-アミラーゼは、
一方ではα-マルトースを放出することで、他方ではβ-
アミラーゼとは異なってマルトトリオースをマルトース
とグルコースに加水分解できることで知られている。従
って、α-アミラーゼの使用それ自体が極めて高いマル
トース含有量を持つ加水分解物を得ることができるよう
にすること、及び、引き続くβ-アミラーゼの添加は不
要であることが予想できる。本出願人の会社は、あらゆ
る予想に反して、そうではないことを立証した。
【0011】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、 (a)デンプン乳濁液の液化を行い; (b)マルトゲン性α-アミラーゼの存在下で前記液化
デンプン乳濁液の糖化を行い; (c)マルトースリッチなシロップを得るという観点か
ら、β-アミラーゼと、プルラナーゼ及びイソアミラー
ゼからなる群から選択される少なくとも1つの縮鎖酵素
の存在下で、液化したデンプン乳濁液の糖化を続けるこ
とからなる連続工程を具備するマルトースリッチなシロ
ップの製造方法を提供する。
【0012】さらに本発明は、 (a)デンプン乳濁液の液化を行い; (b)マルトースリッチなシロップを得るという観点か
ら、マルトゲン性α-アミラーゼと、プルラナーゼ及び
イソアミラーゼからなる群から選択される少なくとも1
つの縮鎖酵素の存在下で、液化したデンプン乳濁液の糖
化を行うことからなる連続工程を具備するマルトースリ
ッチなシロップの製造方法を提供する。
【0013】必要ならば、液化したデンプン乳濁液の糖
化の工程(b)は、β-アミラーゼの存在下で続けるこ
とができる。
【0014】マルトゲン性α-アミラーゼの特性化につ
いて鋭意検討したところ、本出願人の会社は、マルトゲ
ン性α-アミラーゼの使用が、マルトトリオースの割合
を、そのマルトース及びグルコースへの加水分解によ
り、有効かつ有利に低減することができるならば、加水
分解物の水素化の場合において、かなりの量のグルコー
ス、及び、おそらくソルビトールの生成という大きな欠
点を示すことを立証した。確かに、デンプン乳濁液の糖
化の後に得られる残りのグルコースに、マルトゲン性α
-アミラーゼによるマルトトリオースの加水分解を阻止
するかなりの割合のグルコースが添加される。
【0015】水素化後のこれらかなりの量のグルコース
及びソルビトールは、マルチトールの結晶化をより困難
にし、結晶の豊富さの低下をもたらし、例えばチョコレ
ートといったある種の応用に適さないものにしてしま
う。
【0016】さらに、マルトースまたはマルチトールシ
ロップ中のフリーなグルコースまたはソルビトールは、
粘性及び糖の代替物として混入される製品の相対湿度バ
ランスの低下等の他の欠点を生ずる。
【0017】非常に高いマルトース含有量の製品への関
心が増大していることを意識して、本出願人の会社は、
そのような生成物を得ることを可能にする経済的で非常
に信頼性のある方法を完成することを目的として広く実
験を行った。
【0018】前述の全ての見地から見て極めて単純で特
に効率的な方法で、本出願人の会社は、非常に高いマル
トース含有量を持つシロップが、本発明の方法で得られ
たマルトースに、特にグルコースオキシダーゼ、レイジ
ング(raising)剤、または酸化細菌を用いたグルコース
の変換という付加的工程を施すことにより容易に製造で
きることを立証した。
【0019】その単純さに関わらず、本発明のこの付加
的工程は、驚くべきことに、例えば、文献 EP-A-185,59
5 及び US-A-5,141,859 の場合のようなクロマトグラフ
ィーを用いる高価な分離工程に頼ること無しに、極めて
高いマルトース含有量を持つシロップを優れた収率で製
造することを可能にする。
【0020】本発明の第1の工程そのものは周知であ
る。それはデンプン乳濁液の液化を含むが、該デンプン
乳濁液は、任意の植物起源のものでよく、例えば、コー
ン、メイズ、ジャガイモ等からのものでもよい。このデ
ンプン、即ち、ポテトフラワー乳濁液は、液化が酸性で
行われる場合に添加される酸を含有し、あるいは、酵素
的液化の場合に添加されるα-アミラーゼを含有する。
【0021】本発明の方法では、デンプン乳濁液の加水
分解を、低い変換速度を持つ液化デンプン乳濁液を得る
ように注意深く行うのが好ましい。即ち、温度、pH、
酵素及びカルシウムのレベルの当業者に知られた条件
は、10未満、好ましくは6未満、より特に好ましくは
4未満のDE(デキストロース当量)が得られるように
決定される。
【0022】好ましくは、液化工程は2つの副工程で行
われ、第1副工程は、デンプン乳濁液をα-アミラーゼ
(タイプ:NOVO社から販売されているTERMAMYL(登録商
標) 120L)及びカルシウムベースの活性化剤の存在下
で、105から108℃の温度で数分間加熱することか
らなる。第2の副工程は、そのように処理したデンプン
乳濁液を、95から100℃の温度で1から2時間加熱
することからなる。
【0023】当業者に知られた乾燥物質含有量、pH、
酵素及びカルシウムレベルの条件において液化工程が完
了すれば、次の工程は、α-アミラーゼの阻害である。
このα-アミラーゼの阻害は、好ましくは、液化後に、
数秒間続く130℃以上の温度における熱的衝撃を与え
ることにより熱によって行われる。
【0024】次いで、糖化工程が行われる。この工程の
間に、液化されたデンプン乳濁液は最初に、NOVO社から
Maltogenase(登録商標)の名称で販売されているもの等
のマルトゲン性α-アミラーゼの作用を受ける。この第
1の糖化工程の間に、マルトゲン性α-アミラーゼは、
全てを一回で、または数回に分けて添加することができ
る。
【0025】さらに、マルトゲン性α-アミラーゼを作
用させた後、次の工程は、液化したデンプン乳濁液の、
GENENCOR社から SPEZYME(登録商標) BBA 1500 の呼称で
販売されているもの等のβ-アミラーゼによる糖化であ
る。
【0026】これらの工程の間に、マルトゲン活性を有
する酵素(α-アミラーゼ及びβ-アミラーゼ)に、デン
プンのα-1,6結合を選択的に加水分解する酵素を組
み合わせるのが望ましい。この脱枝(debranching)酵素
の添加は、一方では逆反応を同時に促進することなく加
水分解反応を促進し、一般にマルトゲン性酵素の作用を
妨害する高度に分枝したオリゴヌクレオチド量を低減さ
せることができる。
【0027】本発明の方法におけるこの脱枝酵素の添加
は、マルトゲン性α-アミラーゼの添加時、あるいは、
β-アミラーゼの添加時に行うことができる。
【0028】本出願人の会社は、マルトゲン性α-アミ
ラーゼの添加時に脱枝酵素が添加されると、液化したデ
ンプン乳濁液の糖化工程を続けるためにβ-アミラーゼ
を使用する必要がなくなることを見いだした。
【0029】本発明では、脱枝酵素は、プルラナーゼ(p
ullulanase)及びイソアミラーゼからなる群から選択さ
れる。プルラナーゼは、例えば、ABM社から PULLUZYME
(登録商標)の呼称で販売されているもの等である。イソ
アミラーゼは、例えば、HAYASHIBARA社から販売されて
いるもの等である。
【0030】好ましくは、本発明の方法は、イソアミラ
ーゼの存在下で用いられ、それについて本出願人の会社
は、プルラナーゼを用いたものより、高いマルトース含
有量を示すマルトースシロップを得ることを可能にする
ことを見いだした。
【0031】本発明の特別な実施態様では、糖化工程
は、全て同等に行ってもよく、真菌性α-アミラーゼの
存在下で部分的に行ってもよい。
【0032】糖化の終了時に、少量のα-アミラーゼを
添加することができ、これは一般的に続く濾過工程を促
進する。デンプン乳濁液の液化及び糖化の工程で用いら
れる様々な酵素の量及び作用条件は、デンプンの加水分
解に推奨されているものであり、当業者には良く知られ
ている。
【0033】糖化は、マルトースの加水分解物が、87
重量%のマルトース、好ましくは約90重量%のマルト
ースを含むまで行われる。少なくとも約72時間続く。
【0034】このように糖化された加水分解物は、次い
で、プレコートされたフィルターで濾過されるか、ある
いは、膜で微小濾過された後、脱塩される。
【0035】本発明の方法のこの工程において、この糖
化され精製された加水分解物に、マルトースの結晶化ま
たはモレキュラーシーブ(molecular sieving)を施すこ
とができ、このモレキュラーシーブは、加水分解物をマ
ルトースリッチにすることができる。このモレキュラー
シーブの工程は、 ・マルトース及びより高いオリゴサッカリドがリッチの
第1の画分及びグルコースリッチな第2の画分; ・または、より高いオリゴサッカリドがリッチの第1の
画分及びマルトース及びグルコースがリッチの第2の画
分; ・または、最後に、より高いオリゴサッカリドがリッチ
の第1の画分、マルトースがリッチの第2の画分、及び
グルコースがリッチの第3の画分 を回収することを可能にする。
【0036】このモレキュラーシーブの工程は、例え
ば、クロマトグラフィー分離の工程、あるいは、膜での
分離の工程からなってもよい。
【0037】クロマトグラフィー工程は、好ましくはカ
ルシウム又はマグネシウム等のアルカリ金属イオンまた
はアルカリ土類金属イオン、より好ましくはナトリウム
イオンで荷電された、カチオン性樹脂等の吸着剤上で、
または非常に強い酸性ゼオライトの上で、不連続的ある
いは連続的に(擬制的移動ビーズ)のいずれかで、それ
自体知られた方法で行われる。
【0038】本発明の方法では、クロマトグラフィー分
離ではなく、それに換えて、膜でのナノ分離(nanosepar
ation)工程を用いてもよい。異なる孔径を持つ膜は、ポ
リスルホン、ポリアミド、ポリアクリロニトレート、ポ
リカーボネート、ポリフラン等といった多数のポリマー
及びコポリマーから製造することができる。このような
膜の例は、特に、文献 US-A-4,511,654、US-A-4,429,12
2、及びWO-A-95/10627に記載されている。
【0039】本発明の方法の有利な実施態様では、グル
コースリッチな画分及び/またはより高いオリゴサッカ
リドリッチな画分を含む膜またはクロマトグラフィーか
ら得られる非マルトース部分は、糖化工程の上流側で再
利用される。
【0040】このように得られる加水分解物(即ちマル
トースシロップ)は、次いで、グルコースの変換の付加
的工程、それに続くアニオン交換剤での塩基性化の工程
を施すことができる。この付加的工程は、酵素的酸化に
よって、または酸化細菌によって行うことができる。ま
た、グルコースを工程中に蒸発によって除去することの
できるアルコールに変換するレイジング剤によって行う
こともできる。
【0041】酵素的酸化には、カタラーゼも含有するグ
ルコースオキシダーゼの原料酵素組成物が好ましく用い
られる。グルコースオキシダーゼは、次の反応を触媒す
る。 グルコース + O2 + H2O → グルコン酸 +
22 カタラーゼは、このように生成された過酸化水素を、次
の反応に従って変換する: H22 → H2O + 1/2O2 この種の酵素組成物は、例えば、デンマークのNOVO社か
ら、NOVOZYM 771という呼称の下に入手できる。
【0042】本発明の好ましい実施態様では、酵素的酸
化工程で用いられるグルコースオキシダーゼは、精製さ
れ、特に、混入したアミログルコシダーゼ活性を持たな
い。この種のグルコースオキシダーゼは、例えば、FRIM
OND社から、FRIMOXという呼称の下に入手できる。
【0043】この酵素的酸化は、空気を含ませた媒体中
で行われ、その媒体のpHは、3.5から8.0、好ま
しくは4.0から7.0、より好ましくは5.0から
6.0に維持される。
【0044】加水分解物中のマルトース濃度は臨界的で
はなく、5から75%の間で変化しうる。しかし、加水
分解物中の濃度が上昇すると、塩基を用いてpHを調製
することにより、あるいは、炭酸カルシウム等の緩衝塩
の存在下で酸化を行うことにより作業することが必要と
なる。しかしながら、経済的な理由から、約30から5
0%の乾燥物質を含む水溶液中で酸化を行うのが好まし
い。温度は15から70℃の広い変動範囲で調製できる
が、便宜上、酵素自体が安定である30から40℃あた
りで行うのが好ましい。
【0045】この酸化を行うことを可能にする便利な道
具は有気性発酵槽であるが、無菌または厳格な無菌状態
で行う必要は全くない。用いられる酵素の量は、酸化が
0.5から24時間で起こるような量である。
【0046】本発明の方法において、残りのグルコース
の変換のためにレイジング剤が用いられる場合、前記剤
は、例えば、Saccaromyces属に属する。
【0047】酸化細菌によって残りのグルコースを変換
する付加的工程では、当該細菌は、Serratia、Pseudono
mas、Glucobacter、Acetobacter、Aspergillus からな
る群から選択される。
【0048】塩基性化の第2の工程に関する限り、用い
るのに好ましいアニオン交換剤は、強いアニオン性樹脂
であり、グルコン酸またはグルコースの他の酸酸化物を
効率的に固定化でき、それらは、特にこの樹脂を高温ま
で加熱したときに現れる。
【0049】好ましい樹脂は、第四級アミンタイプの官
能基、より好ましくは第四級トリメチルアミン基を有す
るもの、例えば、ROHM and HAASから市販されている樹
脂 AMBERLITE IRA 900 等である。
【0050】これらのアルカリによる再生収率を増大さ
せるために、それらは、同社製のAMBERLITE IRA 93とい
った実質的に第三級アミン基を持つ他の弱いアニオン性
樹脂と結合させてもよい。
【0051】用いられる加水分解工程と、酸化及び塩基
性化工程から同時に得られる利益によって進歩した本発
明の方法により、90%を越える収率でデンプンの加水
分解物が得られ、そのマルトース含有量は95%より高
く、加水分解工程でイソアミラーゼを用いた場合は98
%を越える。
【0052】本発明の方法で得られるマルトース加水分
解物は、次いで、触媒的に水素化することができる。そ
のような加水分解物の水素化は当該技術に従って行わ
れ、例えば、グルコースからソルビトールの生成が導か
れる。この工程のために、ルテニウムに基づく触媒、並
びにラネーニッケル触媒が用いられる。しかし、より低
価格のラネーニッケル触媒を用いるのが好ましい。
【0053】実際には、水素化を受ける加水分解物の乾
燥物質に対して1から10重量%の触媒が用いられる。
水素化は、15%から50%、実務上は30から45%
付近の乾燥物質の加水分解物について、20から200
バールの水素圧で行うのが好ましい。これは、連続的ま
たは不連続的に行うことができる。
【0054】プロセスが不連続である場合、用いられる
水素圧は、通常30から60バールであり、水素化が起
こる温度は、100から150℃である。水素化媒体の
pHを、例えばソーダや炭酸塩を添加により維持し、p
Hが9.0を越えないようにするのに注意しなければな
らない。この作業方法は、熱分解や異性化が生ずるのを
回避することを可能にする。
【0055】反応は、反応媒体中の還元される糖の含有
量が1%未満、好ましくは0.5%未満、より好ましく
は0.1%未満になったら停止させる。反応媒体の冷却
後、濾過により触媒を除去し、得られたマルチトールシ
ロップは、カチオン性及びアニオン性樹脂上で脱塩され
る。この工程において、シロップは少なくとも85%の
マルチトールを含有している。
【0056】本発明の方法の第1の変形例では、前記水
素化工程で得られたマルチトールシロップに対して、
(例えば、文献EP-A-189,704から)それ自体は周知の以
下の一連の工程を施す。 ・それ自他は周知のクロマトグラフィー分画を、マルチ
トールリッチな画分を得るように行う; ・マルチトールリッチな画分を濃縮する; ・結晶化し、形成されたマルチトール結晶を分離する。 ・クロマトグラフィー分画工程の上流側で結晶化母液を
再利用する。 これら一連の工程は、結晶化の収率を向上させる。
【0057】本発明の方法の第2の変形例では、前記水
素化工程で得られたマルチトールシロップに対して、以
下の一連の工程を施す。 ・マルチトールシロップの濃縮; ・結晶化し、形成されたマルチトール結晶を分離する; ・結晶化母液に対して、クロマトグラフィー分画を、マ
ルチトールリッチな画分とマルチトールの減少した画分
が得られるように行う; ・マルチトールリッチな画分を、結晶化工程の上流側で
再利用する; ・あるいは、マルチトールの減少した画分に対して、酸
性加水分解、あるいは、例えば、固定化した又はしてい
ないアミログルコシダーゼにより、酵素的加水分解す
る; ・あるいは、得られた加水分解物を、ソルビトールシロ
ップに変換するために加水分解する。
【0058】本発明の方法の他の変形例では、糖化の後
に得られたマルトース加水分解物に対して、以下の一連
の工程を施す。 ・あるいは、それ自体周知のクロマトグラフィー分画
を、多かれ少なかれマルトースリッチの画分を得るよう
に行う; ・マルチトールリッチな画分を水素化する; ・結晶化し、形成されたマルチトール結晶を分離する。
【0059】本発明の他の特徴及び利点は、以下の実施
例を読むことにより明らかになるであろう。しかし、そ
れらは、単なる非限定的な例示として与えただけのもの
である。
【0060】
【実施例】実施例1:31%の乾燥物質を含むデンプン
乳濁液を、0.2%のTERMAMYL(登録商標)(NOVO社から
市販のα−アミラーゼ)を用いて標準的方法で、5.7
から6.5で、DEが4より僅かに低くなるまで液化し
た。次いで、反応媒体を、140℃で数分間加熱してα
−アミラーゼを停止させた後、pHを5から5.5に調
製し、温度を55℃に調製した。
【0061】25%またはそれより僅かに低い乾燥物質
に対して、まず最初に、各々乾燥物質の0.1%及び
0.3%の量のプルラナーゼ(ABL社から市販のPULLUZY
ME(登録商標) 750L)及びマルトゲン性α−アミラーゼ
(NOVO社から市販のMALTOGENASE(登録商標) 4000L)の
存在下で糖化を行った。
【0062】約48時間の糖化の後、但しどんな場合に
も、マルトース含有量が75%に到達またはそれを越え
たときに、0.05%の SPEZYME(登録商標) DBA(GENE
NCOR社から市販のもの)を添加した。約72時間続いた
糖化により、以下の組成を示す加水分解物が生成され
た:グルコース:6.6%、マルトース:86.0%、
DP3:1.6%、DP4:3.5%、DP5及び+:
2.3%。加水分解物は、次いで、標準的な濾過による
精製、脱色及び脱塩を受け、約30%乾燥物質に濃縮さ
れた。
【0063】実施例2:上記実施例1に記載したものと
同様の液化及び糖化工程をデンプン乳濁液に施した。但
し、糖化の間にイソアミラーゼを用い、pHは最初の4
8時間の間4.7に維持した。72時間後に得られたマ
ルトース加水分解物は以下の組成を示した:グルコー
ス:7.2%、マルトース:88.2%、DP3:2.
2%、DP4及び+:2.4%。
【0064】実施例3:上記実施例1に記載したものと
同様の液化及び糖化工程をデンプン乳濁液に施した。但
し、糖化は、Maltogenase(登録商標)のみで開始し、4
8時間後に SPEZYME(登録商標)及び DBAPULLUZYME(登録
商標)750Lを添加した。72時間後に得られたマルトー
ス加水分解物は以下の組成を示した:グルコース:6.
3%、マルトース:84.1%、DP3:1.8%、D
P4:2.6%、DP5及び+:5.2%。
【0065】実施例4:上記実施例1で得た30%の乾
燥物質を含有するマルトース加水分解物に、乾燥物質の
0.7%の割合の FRIMOX(FRIMOND社から市販のもの)
のグルコースオキシダーゼを、乾燥物質の4.8%のカ
タラーゼ(BOEHRINGER社から市販のもの)の存在下で作
用させた。この反応は、毎分溶液容量の1.5容量の空
気比率を持つ曝気バット内で、ソーダの連続的添加でp
Hを6.0に制御して行った。35℃で7時間行い、終
了時には、グルコース含有量は0.5%未満となった。
【0066】この溶液は、次いで、強いカチオン性樹脂
IR200Cと強いアニオン性樹脂 IRA900が直列したイオン
交換用樹脂バッテリーで処理した。この脱塩は、溶液の
抵抗が10,000オーム・cm未満の値になったとき
に終了させた。この加水分解物は以下の組成を示した:
グルコース:0.5%、マルトース:91.6%、DP
3:1.7%、DP4:3.7%、DP5及び+:2.
4%。
【0067】実施例5:上記実施例4に記載したものと
同様の連続工程を、30%マルトース加水分解物を有す
る溶液に施した。この加水分解物は以下の組成を示し
た:グルコース:0.3%、マルトース:94.7%、
DP3:2.4%、DP4及び+:2.6%。
【0068】実施例3のマルトース加水分解物を、30
℃において曝気リアクターに配置した。少量のアンモニ
ア(濃度20%)を、媒体1リットル当たり2.7ml
の割合で添加したが、その75%は即座に添加し、残り
の25%は反応の約1時間後に添加した。媒体は、75
0rpmで撹拌し、1.2っvmで曝気し、それに、
3.3g/lのレイジング剤(LESAFFRE社から市販のSA
F-INSTANT)を添加した。 約12時間の反応の後、以
下の組成が得られた:グルコース:0.5%、マルトー
ス:89.3%、DP3:1.9%、DP4:2.8
%、DP5及び+:5.5%。
【0069】実施例7:Serratia MArcescens を、凍結
管の形態で保存した。1本の管は、50g/lのグルコ
ース、7g/lのレイジング剤抽出物、5g/lのコー
ン・スティープ(corn steep)、及び5g/lの炭酸カル
シウムを含む1.5lのプレカルチャー媒体に播種され
た。このプレカルチャーを30℃で24時間インキュベ
ーションした。次いで、これを、実施例3で得たマルト
ース加水分解物(役130g/lマルトース及び10g
/lグルコース)、4g/lのリン酸アンモニウム、
0.4g/lの硫酸マグネシウム、0.1g/lの硫酸
鉄、及び10g/lの炭酸カルシウムを含む1.5lの
培養媒体に播種した。培養を、32℃で、700rpm
で撹拌しながら、1vvm(毎分15リットルの空気)
で曝気しながら行った。これらの条件において、マルト
ース含有量を低下させることなく、培地中のグルコース
は8時間で完全に消費された(グルコン酸及び2-ケト
グルコン酸に変換された)。
【0070】実施例8:上記実施例1で得たマルトース
加水分解物に、以下の手法によるマルトースの結晶化工
程を施した。75重量%の強度のマルトース溶液を75
℃で調製した。マルトースを5重量%のマルトース種結
晶に供給し、二重壁を持つ結晶化装置内で、溶液を50
rpmで撹拌しながら75℃から40℃に1時間当たり
0.5℃の割合で冷却した。結晶化が終了したら、従来
の遠心分離乾燥機を用いて、結晶を母液から分離した。
結晶化収率は、マルトースの初期重量に対する結晶化さ
れたマルトース重量で表すと50重量%であった。回収
された結晶のマルトースの純度は、97.5%の乾燥物
質であった。水の含有量は5%である。
【0071】実施例9:次の工程は、上記実施例1で得
たようなマルトース加水分解物の、以下の手法による連
続的クロマトグラフィーである。4本のナトリウム樹脂
PCR 732の1リットルカラムを75℃に温度調製し、連
続的に配列させ、60重量%の強度にしたマルトース加
水分解物を、110ml/lの流速で供給した。それら
がカラムから流出するとき、マルトースリッチな画分を
回収したところ、以下の組成を有していた:グルコー
ス:6%、マルトース:91.2%、DP3:0.6
%、高いDP:2.2%。マルトースのクロマトグラフ
ィー収率は91.5%であった。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)デンプン乳濁液の液化を行い; (b)マルトゲン性α-アミラーゼの存在下で前記液化
    したデンプン乳濁液の糖化を行い; (c)マルトースリッチなシロップを得るという観点か
    ら、β-アミラーゼと、プルラナーゼ及びイソアミラー
    ゼからなる群から選択される少なくとも1つの縮鎖酵素
    の存在下で、液化したデンプン乳濁液の糖化を続けるこ
    とからなる連続工程を具備するマルトースリッチなシロ
    ップの製造方法。
  2. 【請求項2】 (a)デンプン乳濁液の液化を行い; (b)マルトースリッチなシロップを得るという観点か
    ら、マルトゲン性α-アミラーゼと、プルラナーゼ及び
    イソアミラーゼからなる群から選択される少なくとも1
    つの縮鎖酵素の存在下で、液化したデンプン乳濁液の糖
    化を行うことからなる連続工程を具備するマルトースリ
    ッチなシロップの製造方法。
  3. 【請求項3】 液化したデンプン乳濁液の糖化の工程
    (b)が、β-アミラーゼの存在下で続けられることを
    特徴とする請求項2記載のマルトースリッチなシロップ
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 糖化が、α-アミラーゼ及びイソアミラ
    ーゼの存在下で行われることを特徴とする請求項2記載
    のマルトースリッチなシロップの製造方法。
  5. 【請求項5】 糖化が、マルトースシロップが少なくと
    も87重量%、好ましくは約90重量%のマルトースを
    含有するまで行われることを特徴とする請求項1または
    2記載の方法。
  6. 【請求項6】 マルトースシロップに、グルコースの変
    換という付加的工程を施すことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の方法。
  7. 【請求項7】 変換工程が、グルコースオキシダーゼ、
    レイジング剤、及び細菌からなる群から選択される試薬
    によって行われることを特徴とする請求項6記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 グルコースオキシダーゼが精製されたも
    のであることを特徴とする請求項1または2記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 マルトースリッチなシロップを水素化す
    ることによるマルチトールリッチなシロップの製造方法
    において、前記マルトースリッチなシロップが、請求項
    1から8のいずれかに記載の方法によって得られること
    を特徴とする方法。
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