JPH11205534A - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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JPH11205534A
JPH11205534A JP10007330A JP733098A JPH11205534A JP H11205534 A JPH11205534 A JP H11205534A JP 10007330 A JP10007330 A JP 10007330A JP 733098 A JP733098 A JP 733098A JP H11205534 A JPH11205534 A JP H11205534A
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JP
Japan
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line
error
magnification
color sensor
magnification error
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JP10007330A
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Minoru Fukuda
實 福田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3ラインカラーセンサによる原稿画像の読み
取り時、各ライン間に読み取り位置のずれが生じても、
原稿画像の色を正しく認識できるようにする。 【解決手段】 コンタクトガラス2に載置された原稿1
に光を照射してその反射光を3ラインカラーセンサ4で
受光して読み取るようにした画像読取装置を前提とし、
主走査倍率誤差を補正するための補正値に基づいて副走
査方向のライン間誤差を補正し、3ラインカラーセンサ
4の各ライン毎の出力値を常に同一位置での出力値とし
て認識できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3ラインカラーセ
ンサを用いて原稿の画像を読み取る原稿読取装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】3ラインカラーセンサは、原稿画像をフ
ルカラー画像として読み取ったり2色画像として読み取
ったりするのに使用され、例えば、デジタルフルカラー
複写機やデジタル2色複写機に搭載されて用いられてい
る。このような種類のデジタル複写機は、3ラインカラ
ーセンサを用いて原稿の画像を読み取り、この画像をフ
ルカラー画像や2色画像として解析し、解析したフルカ
ラー画像又は2色画像を印刷出力するようにしている。
【0003】一方、3ラインカラーセンサとしては、各
ライン間の間隔が原稿の副走査方向に数ライン離反して
配置されたCCDアレイが一般に用いられている。この
場合、3本のCCDアレイのそれぞれにR(赤)、G
(緑)、B(青)のそれぞれの色の波長に合ったフィル
タを対応させ、例えばR,G,Bの順番で原稿の反射光
を各CCDアレイに受光させるようにしている。例え
ば、赤い色が読み取られた場合、Rの波長に合ったフィ
ルタに対応するCCDアレイにのみ強い光が入射し、そ
の結果、そのCCDアレイの出力のみが高くなることか
ら、赤い色が読み取られたことが検出される。そして、
CCDアレイの各ライン間の間隔は原稿の副走査方向に
数ライン分離間しているため、副走査方向の一番最後の
ラインのCCDアレイ(通常はBに対応するCCDアレ
イ)の出力に他のCCDアレイの出力を合わせるため
に、フィールドメモリを用いて他のCCDアレイの出力
をディレイさせるようにしている。つまり、RGBの順
番で原稿画像を読み取る場合、Rに対応するCCDアレ
イの出力をフィールドメモリに保存し、続いてGに対応
するCCDアレイの出力をフィールドメモリに保存す
る。そして、Bに対応するCCDアレイの出力に合わせ
てフィールドメモリに保存されたRに対応するCCDア
レイの出力とGに対応するCCDアレイの出力とを一ま
とめとして認識回路に送り、1ライン分の原稿画像を読
み取るようにしている。
【0004】今、各CCDアレイのライン間隔が8ライ
ンであり、R,G,Bの順番で原稿画像を読み取るとす
ると、各ラインのディレイ量は、 Rに対応するCCDアレイ…(INT16×M/100) Gに対応するCCDアレイ…(INT16×M/100)−(INT8×
M/100) Bに対応するCCDアレイ…0 となる。ここで、Mは倍率(%)を意味し、INT()は
ライン間隔を意味する。()内の数値は、小数点以下4
捨5入である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、各ライン間
のディレイ量を求める上記計算式からも明らかなよう
に、各ライン間のディレイ量の補正は、1ライン単位で
の補正となるため、1ラインに対する小数点以下の補正
をすることができないという問題がある。このため、ラ
イン間の補正精度は、±1/2ライン以下にすることが
できず、場合によっては色の判定を正しく行うことがで
きなくなることがある。例えば、CCDアレイの1ライ
ンよりも細く主走査方向に伸びる細線を読み取るような
場合、倍率誤差等によってライン間ずれが1/2ライン
以上となると、その細線の色が正しく認識されなくなっ
てしまう。あるいは、倍率誤差等によってライン間ずれ
が生じ、本来は地肌部(白画像)を含む色付き画像を読
み取るべき位置である特定の色に対応するCCDアレイ
が色付き画像のみを読み取ってしまった場合、その色付
き画像の色が正しく認識されなくなってしまう。
【0006】ここで、デジタル2色複写機において、C
CDアレイの1ラインよりも細く主走査方向に伸びる細
線を読み取ったときに1/2ライン以上のライン間ずれ
が生じた場合の現象を例に挙げて説明する。デジタル2
色複写機では、Rに対応するCCDアレイの出力とGに
対応するCCDアレイの出力とを比較したり、Rに対応
するCCDアレイの出力とBに対応するCCDアレイの
出力とを比較して2色を認識するようにしている。例え
ば、赤と黒との2色用のデジタル2色複写機では、Rに
対応するCCDアレイの出力よりもGに対応するCCD
アレイの出力の方が高ければ、その原稿画像は赤である
と認識する。このような前提の下、CCDアレイの1ラ
インよりも細く主走査方向に伸びる青い細線を読み取っ
た場合、Rに対応するCCDアレイの出力とGに対応す
るCCDアレイの出力とが1/2ライン以上ラインずれ
を生じた場合を想定する。例えば、その細線がRに対応
するCCDアレイでは読み取られないまま、その後にラ
イン誤差でGに対応するCCDアレイで読み取られてし
まった場合、その細線は緑と認識されてしまう。別の例
として、Rに対応するCCDアレイとGに対応するCC
Dアレイとで黒画像を読み取った場合を想定する。ま
ず、Rに対応するCCDアレイで地肌部(白)を含んだ
黒画像を読み取った後、Gに対応するCCDアレイでも
地肌部を含んだ同様の黒画像を読み取れば、Gに対応す
るCCDアレイの出力の方が高くなるために黒画像であ
るという認識がなされるはずである。ところが、Rに対
応するCCDアレイで地肌部(白)を含んだ黒画像を読
み取った後、ラインずれが生じて、Gに対応するCCD
アレイでは地肌部を含まない黒画像を読み取ってしまう
ことがあり、この場合には、Rに対応するCCDアレイ
の出力の方がGに対応するCCDアレイの出力よりも高
くなって黒画像が赤画像であると認識されてしまう。
【0007】本発明の目的は、3ラインカラーセンサに
よる原稿画像の読み取り時、各ライン間の読み取り位置
のずれが生じても、原稿画像の色を正しく認識できるよ
うにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の原稿読取
装置の発明は、コンタクトガラスに載置された原稿に光
を照射してその反射光を3ラインカラーセンサで受光し
て読み取るようにした画像読取装置において、主走査倍
率誤差を補正するための補正値に基づいて副走査方向の
ライン間誤差を補正するようにした。
【0009】したがって、倍率誤差等によって3ライン
カラーセンサの各ラインにライン間誤差が生じたとして
も、主走査倍率誤差を補正するための補正値に基づいて
その副走査方向のライン間誤差が正され、3ラインカラ
ーセンサの各ライン毎の出力値は常に同一位置での出力
値となる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の原
稿読取装置において、主走査倍率誤差を補正するための
補正値として、コンタクトガラスに載置された原稿の副
走査方向への読み取り開始前に3ラインカラーセンサに
よって倍率誤差測定チャートを読み取って得られた主走
査倍率誤差演算信号を用い、この主走査倍率誤差演算信
号に基づいて副走査方向のライン間誤差を自動補正制御
するようにした。
【0011】したがって、3ラインカラーセンサによる
倍率誤差測定チャートの読み取りに伴い主走査倍率誤差
演算信号が得られ、この主走査倍率誤差演算信号によっ
て3ラインカラーセンサの主走査方向の誤差のみなら
ず、副走査方向のライン間誤差も自動補正制御される。
このため、主走査方向の誤差と副走査方向のライン間誤
差との補正制御信号が倍率誤差測定チャートの読み取り
という3ラインカラーセンサの1アクションによって得
られる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載の原
稿読取装置において、原稿読み取り有効範囲外であって
3ラインカラーセンサの読み取り範囲内に位置させて倍
率誤差測定チャートをシェーディング補正用の白色基準
板に形成し、3ラインカラーセンサの一度の読み取り信
号に基づいてシェーディング補正制御とライン間誤差の
自動補正制御とを行うようにした。
【0013】したがって、主走査方向の誤差と副走査方
向のライン間誤差との補正制御信号(主走査倍率誤差演
算信号)及びシェーディング補正信号が白色基準板及び
倍率誤差測定チャートの読み取りという3ラインカラー
センサの1アクションによって得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図面に基
づいて説明する。本実施の形態は、デジタル2色複写機
に適用される原稿読取装置である。
【0015】図1は原稿読取装置の概略構造を示す縦断
側面図、図2はコンタクトガラスの斜視図である。ま
ず、原稿1を載置するためのコンタクトガラス2が設け
られている。このコンタクトガラス2の下方には、コン
タクトガラス2を通して原稿1に光を照射する3波長蛍
光燈である光源3と、3ラインカラーセンサ4と、光源
3から照射されて原稿1を反射した光を3ラインカラー
センサ4に導く走査光学系5とが設けられている。
【0016】ここで、走査光学系5は、コンタクトガラ
ス2に載置された原稿1の副走査方向に走行する第1ス
キャナ6及び第2スキャナ7とレンズ8とによって構成
されている。光の経路としては、光源3から照射されて
原稿1を反射した光は、第1スキャナ6に設けられた第
1ミラー9によって直角に反射し、第2スキャナ7に設
けられた第2ミラー10及び第3ミラー11によって1
80度偏向され、レンズ8によって3ラインカラーセン
サ4の各ラインに集光される。これにより、原稿1の主
走査方向の読み取りが行われる。この場合、3ラインカ
ラーセンサ4は、3ラインのCCDアレイ12(CC
D:charge coupled device)が副走査方向に整数倍、
例えば8ライン分の間隔を持って配列された構造のもの
であり、レンズ8には、各CCDアレイ12に対応させ
てR(赤)、G(緑)、B(青)のフィルタがコーティ
ングされている。したがって、各CCDアレイ12の出
力を図示しない周知の認識回路に入力することで、原稿
1の画像の色認識が行われる。そして、第1スキャナ6
及び第2スキャナ7は図1中の白抜き矢印Aの方向に走
行駆動され、これによって原稿1の副走査方向の読み取
りが行われる。この際、第1スキャナ6は第2スキャナ
7の2倍の速度で走行駆動され、これにより、第1スキ
ャナ6及び第2スキャナ7が走行移動したとしても原稿
1から3ラインカラーセンサ4までの光路長が変動しな
いようにされている。なお、倍率可変は、原稿1から3
ラインカラーセンサ4までの光路長が長くなるように第
1スキャナ6の位置を変位させることにより行う。ま
た、第1スキャナ6及び第2スキャナ7が副走査方向に
走行移動することにより、原稿1上のあるラインがR、
G、Bの順番に読み取られる。
【0017】次いで、コンタクトガラス2には、第1ス
キャナ6及び第2スキャナ7のスタート位置に位置させ
てシェーディング補正用の白色基準板13が設けられて
いる。そして、その白色基準板13には、一対の倍率測
定用ライン14a,14bからなる倍率誤差測定チャー
ト14が形成されている。図2に示すように、その倍率
誤差測定チャート14の形成位置は、コンタクトガラス
2上の原稿有効範囲Dから外れた位置であって、コンタ
クトガラス2上の3ラインカラーセンサ4による原稿読
み取り範囲Cの範囲内の位置である。
【0018】このような基本構成の下、本実施の形態の
原稿読取装置では、原稿1の読み取り前に白色基準板1
3を読み取り、内蔵するマイクロコンピュータ構成の制
御回路によってシェーディング補正と、主走査方向及び
副走査方向の倍率誤差補正とを実行する。つまり、白色
基準板13の読み取りによって倍率誤差測定チャート1
4も同時に読み取られ、読み取られた倍率誤差測定チャ
ート14の各倍率測定用ライン14a,14bの間隔に
基づいて主走査倍率誤差を補正するための補正値である
主走査倍率誤差演算信号が得られる。本実施の形態の原
稿読取装置では、得られた主走査倍率誤差演算信号に基
づいて主走査方向の読み取り誤差補正と副走査方向の各
ライン間誤差補正とを実行する。
【0019】ここで、副走査方向の各ライン間誤差補正
について詳細に説明する。まず、一例として、各CCD
アレイ12のライン間隔が8ライン間隔であるとして、
1%の倍率誤差が生じた場合、各ライン間では表1のよ
うな誤差が生ずる。例えば、倍率100%、つまり、原
稿1の画像を一対一で読み取るとすると、8ライン間隔
であるCCDアレイ12のライン間隔は、8.08とな
る。そして、誤差量は、倍率を無視した絶対値として
は、各倍率とも同一である。表1中、倍率が小さくなる
ほどライン間幅が小さくなり、倍率が大きくなるほどラ
イン間幅が大きくなるのは、倍率に応じて第1スキャナ
6と第2スキャナ7との副走査方向の走行速度が変動
し、倍率が小さくなるほどスキャン速度が高速化するた
めである。例えば、図3に示すように、各ライン間隔が
8ラインとすると、倍率100%時のライン間ディレイ
量は8となり、倍率50%時のライン間ディレイ量は4
となる。一方、図4は、倍率誤差が生じた場合の3ライ
ンカラーセンサ4の受光状態を示す模式図である。図4
に示すように、第1スキャナ6と第2スキャナ7との副
走査方向の走行速度は、各倍率毎に一定であるため、各
CCDアレイ12に対する正規の光照射位置(図4中1
点鎖線で示す)に対して、倍率誤差が生じている場合に
は各CCDアレイ12に対する光照射位置(図4中、2
点鎖線で示す)がΔx分だけずれる。
【0020】
【表1】
【0021】そこで、本実施の形態では、CCDアレイ
12の各ラインのディレイ量の計算式(従来技術の項目
で記載した計算式)の倍率Mに、主走査倍率誤差信号か
ら得られた倍率誤差Δmを、 Rに対応するCCDアレイ12…(INT16×(M+Δm)/10
0) Gに対応するCCDアレイ12…(INT16×(M+Δm)/10
0)−(INT8×(M+Δm)/100) Bに対応するCCDアレイ12…0 の通り加算することにより、各ライン間ディレイ量を補
正する。ここで、Δmは、(倍率誤差測定チャート14
の読み取り画素数)/(倍率誤差測定チャート14の基
準画素数)である。倍率誤差測定チャート14の読み取
り画素数は、倍率誤差測定チャート14である倍率測定
用ライン14a,14bがCCDアレイ12上に結像さ
れてできる二つの像の像間距離を画素の大きさで割った
値であり、倍率誤差測定チャート14の基準画素数は、
倍率誤差測定チャート14である倍率測定用ライン14
a,14b間の距離の理論値と光学倍率及びCCDアレ
イ12における画素の大きさとから計算した理論値であ
る。
【0022】一例を挙げて説明する。例えば、CCDア
レイ12の画素の大きさが8μm、光学倍率が0.2、
倍率誤差測定チャート14の倍率測定用ライン14a,
14bのライン間距離の理論値が200mmとする。こ
の場合、CCDアレイ12に結像される倍率測定用ライ
ン14a,14bの像間距離の理論値40mmとなるた
め、倍率誤差測定チャート14の基準画素数は、 40mm/0.008mm=5000(理論値) となる。そこで、原稿1の読み取り前に倍率誤差測定チ
ャート14を読み取った結果、倍率測定用ライン14
a,14bのライン間距離の読み取り値が201mmで
あったとすると、CCDアレイ12に結像される倍率測
定用ライン14a,14bの像間距離の読み取り値は4
0.2mmとなり、このとき、倍率誤差測定チャート1
4の読み取り画素数は、 40.2mm/0.008mm=5025(読み取り
値) となる。したがって、倍率誤差Δmは、 Δm=5025/5000=1.005 となる。そこで、1.005を倍率Mに加算してディレ
イ量を求めることで、副走査方向のライン間誤差を正す
ことができ、これにより、3ラインカラーセンサ4の各
ライン毎の出力値を常に同一位置での出力値として認識
し、誤った色の認識等を防止することができる。
【0023】また、本実施の形態の原稿読取装置では、
コンタクトガラス2に載置された原稿1の副走査方向へ
の読み取り開始前に3ラインカラーセンサ4によって倍
率誤差測定チャート14を読み取って得られた主走査倍
率誤差演算信号を用い、この主走査倍率誤差演算信号に
基づいて副走査方向のライン間誤差を自動補正制御する
ようにした。このため、主走査方向の誤差と副走査方向
のライン間誤差との補正制御信号(主走査倍率誤差演算
信号)を倍率誤差測定チャート14の読み取りという3
ラインカラーセンサ4の1アクションによって得ること
ができ、処理や操作の簡略化及び合理化を図ることがで
きる。
【0024】さらに、本実施の形態の原稿読取装置で
は、倍率誤差測定チャート14をシェーディング補正用
の白色基準板13に形成し、3ラインカラーセンサ4の
一度の読み取り信号に基づいてシェーディング補正制御
とライン間誤差の自動補正制御とを行う。このため、主
走査方向の誤差と副走査方向のライン間誤差との補正制
御信号(主走査倍率誤差演算信号)及びシェーディング
補正信号を白色基準板13及び倍率誤差測定チャート1
4の読み取りという3ラインカラーセンサ4の1アクシ
ョンによって得ることができ、処理や操作の簡略化及び
合理化を図ることができる。しかも、白色基準板13と
倍率誤差測定チャート14とを並列配置する必要がない
ことから、スペースの有効利用を図ることもできる。
【0025】なお、複写機の場合、原稿1の伸縮や複写
プロセスの速度のばらつきによっても倍率誤差が生ず
る。この場合、操作部からの倍率入力によってスキャナ
速度を微調整変倍して倍率補正をかけるようなことが一
般に行われているが、上記式(実施の形態の項目で記載
した式)のΔmに微調整変倍率を加算することによって
も、色分離不良をさらに低減することができる。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の原稿読取装置の発明は、
主走査倍率誤差を補正するための補正値に基づいて副走
査方向のライン間誤差を補正するようにしたので、倍率
誤差等によって3ラインカラーセンサの各ラインにライ
ン間誤差が生じたとしても、主走査倍率誤差を補正する
ための補正値に基づいてその副走査方向のライン間誤差
を正すことができ、したがって、3ラインカラーセンサ
の各ライン毎の出力値を常に同一位置での出力値として
認識し、誤った色の認識等を防止することができる。
【0027】請求項2記載の発明は、請求項1記載の原
稿読取装置において、主走査倍率誤差を補正するための
補正値として、コンタクトガラスに載置された原稿の副
走査方向への読み取り開始前に3ラインカラーセンサに
よって倍率誤差測定チャートを読み取って得られた主走
査倍率誤差演算信号を用い、この主走査倍率誤差演算信
号に基づいて副走査方向のライン間誤差を自動補正制御
するようにしたので、主走査方向の誤差と副走査方向の
ライン間誤差との補正制御信号(主走査倍率誤差演算信
号)を倍率誤差測定チャートの読み取りという3ライン
カラーセンサの1アクションによって得ることができ、
したがって、処理や操作の簡略化及び合理化を図ること
ができる。
【0028】請求項3記載の発明は、請求項2記載の原
稿読取装置において、原稿読み取り有効範囲外であって
3ラインカラーセンサの読み取り範囲内に位置させて倍
率誤差測定チャートをシェーディング補正用の白色基準
板に形成し、3ラインカラーセンサの一度の読み取り信
号に基づいてシェーディング補正制御とライン間誤差の
自動補正制御とを行うようにしたので、主走査方向の誤
差と副走査方向のライン間誤差との補正制御信号(主走
査倍率誤差演算信号)及びシェーディング補正信号を白
色基準板及び倍率誤差測定チャートの読み取りという3
ラインカラーセンサの1アクションによって得ることが
でき、したがって、処理や操作の簡略化及び合理化並び
にスペースの有効利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態として、原稿読取装置の
概略構造を示す縦断側面図である。
【図2】コンタクトガラス上における原稿有効範囲と3
ラインカラーセンサによる原稿読み取り範囲とを示すコ
ンタクトガラスの斜視図である。
【図3】倍率100%時と倍率50%時との3ラインカ
ラーセンサの受光状態を示す模式図である。
【図4】倍率誤差が生じた場合の3ラインカラーセンサ
の受光状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 原稿 2 コンタクトガラス 4 3ラインカラーセンサ 13 白色基準板 14 倍率誤差測定チャート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンタクトガラスに載置された原稿に光
    を照射してその反射光を3ラインカラーセンサで受光し
    て読み取るようにした画像読取装置において、主走査倍
    率誤差を補正するための補正値に基づいて副走査方向の
    ライン間誤差を補正するようにしたことを特徴とする原
    稿読取装置。
  2. 【請求項2】 主走査倍率誤差を補正するための補正値
    として、コンタクトガラスに載置された原稿の副走査方
    向への読み取り開始前に3ラインカラーセンサによって
    倍率誤差測定チャートを読み取って得られた主走査倍率
    誤差演算信号を用い、この主走査倍率誤差演算信号に基
    づいて副走査方向のライン間誤差を自動補正制御するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の原稿読取装
    置。
  3. 【請求項3】 原稿読み取り有効範囲外であって3ライ
    ンカラーセンサの読み取り範囲内に位置させて倍率誤差
    測定チャートをシェーディング補正用の白色基準板に形
    成し、前記3ラインカラーセンサの一度の読み取り信号
    に基づいてシェーディング補正制御とライン間誤差の自
    動補正制御とを行うようにしたことを特徴とする請求項
    2記載の原稿読取装置。
JP10007330A 1998-01-19 1998-01-19 原稿読取装置 Pending JPH11205534A (ja)

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