JPH11205020A - 複合アンテナ及びその製造方法 - Google Patents

複合アンテナ及びその製造方法

Info

Publication number
JPH11205020A
JPH11205020A JP2272098A JP2272098A JPH11205020A JP H11205020 A JPH11205020 A JP H11205020A JP 2272098 A JP2272098 A JP 2272098A JP 2272098 A JP2272098 A JP 2272098A JP H11205020 A JPH11205020 A JP H11205020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
helical
resin
helical coil
linear antenna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2272098A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotaka Saito
広隆 斉藤
Kanemi Sasaki
金見 佐々木
Isamu Sekine
勇 関根
Osamu Utsunomiya
修 宇都宮
Hirotoshi Takahashi
宏寿 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
Priority to JP2272098A priority Critical patent/JPH11205020A/ja
Publication of JPH11205020A publication Critical patent/JPH11205020A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Aerials (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】直線状アンテナとヘリカルアンテナとが電気的
に絶縁された状態で同一軸上に配置固定された複合アン
テナのヘリカルアンテナの構成を変えて製造の機械化を
図りコストを下げる。 【解決手段】直線状アンテナ1と金属支柱3とを第1の
樹脂24で固定する。金属支柱3に取り付けたヘリカル
コイル12の内部を第2の樹脂で充填し、その外側を第
3の樹脂34で覆ってヘリカルアンテナ20を構成する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯小形無線機な
どに使用されるアンテナに関し、特に、無線機筐体から
引出したとき使用する直線状アンテナと、筐体に収納し
たとき使用するヘリカルアンテナとが電気的に絶縁され
て一体化された複合アンテナ及びその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の携帯小形無線機に使用され
ている複合アンテナの概要を示す構造例図であり、
(A)は断面図、(B)はそのヘリカルアンテナ部分の
組み立て図である。図において、1は直線状アンテナ、
2は誘電体スリーブ、3は金属支柱、10はヘリカルア
ンテナ、11は誘電体コア、12はヘリカルコイル、1
3はスリーブ、14はヘッド、15は溝である。この例
では、一本の直線状アンテナ1と、直線状アンテナ1の
無線機送受信回路に接続される片端と反対の他端に電気
的に絶縁接続されたヘリカルアンテナ10とが一体化さ
れている構造になっている。
【0003】この構造の特徴は、直線状アンテナ1が携
帯小形無線機の筐体外に引き出された状態のとき(アン
テナ伸長時)は、直線状アンテナの長さで入力インピー
ダンスが決まり、筐体内に収納された状態のとき(アン
テナ収納時)は、ヘリカルアンテナのエレメント(コイ
ル)のほぼ巻線長(引き伸ばしたときの長さ)で入力イ
ンピーダンスが決まるので、アンテナ伸長時と収納時に
おいてそれぞれ独立して入力インピーダンスが調整でき
ることである。これにより、アンテナ伸長時/収納時の
両方の入力インピーダンスを簡単に最適に調整すること
が可能である。当然、整合回路は共用することが可能で
ある。このため現在の携帯電話機には、この複合アンテ
ナが多く用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この構造には
次の欠点がある。近年、携帯電話等の小形端末機は急速
な低価格化に迫られている。ところが、図8に示した従
来例の組み立て構造では、ヘリカルアンテナ10の組み
立て時、予め、溝15をきった誘電体コア11にヘリカ
ルコイル12を装着するときに、人の手によってねじ込
む作業が必要であり、組立て工数が発生することにな
る。これは、人手と時間がかかる作業なので直接製造コ
ストが上がる原因になる。
【0005】本発明の目的は、上記従来技術の問題点で
あるヘリカルアンテナ部分の組み立て工程を人手によら
ずに機械化できる構造にして、低価格でも従来例と同等
の性能を持つ複合アンテナ及びその製造方法を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、ヘリカルアンテナ10の部分を組み立
てる時に、誘電体コア11の成型と同時にヘリカルコイ
ル12を固定し、人手によらずに組み立てできる構造に
したことにより低価格化したことを特徴とするものであ
る。
【0007】すなわち、本発明の複合アンテナは、直線
状アンテナと、金属支柱に固定されたヘリカルコイルに
絶縁体コアが内挿されたヘリカルアンテナと、前記直線
状アンテナと前記金属支柱とを電気的に絶縁状態で固定
する絶縁体とが備えられ、無線機の筐体から引き出した
とき前記直線状アンテナが所定の高周波信号に対する無
線アンテナとして使用され、該無線機の筐体に前記直線
状アンテナの部分を収納したとき前記ヘリカルアンテナ
が同じ周波数帯域の無線アンテナとして使用されるよう
に構成された複合アンテナにおいて、前記絶縁体は、前
記直線状アンテナと前記金属支柱とを電気的に絶縁状態
で合成樹脂の射出成型により固定された第1の樹脂で形
成され、前記ヘリカルアンテナは、前記金属支柱に固定
されたヘリカルコイルの内部が合成樹脂の射出成型によ
り第2の樹脂で充填され、表面がトップモールド樹脂で
覆われたことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、実施例に基づいて説明す
る。図1は本発明の実施例の複合アンテナの構造を示す
概要図であり、複合アンテナの外観図(A)と要部部分
断面図(B)を示す。従来例と同様に直線状アンテナ1
とヘリカルアンテナ20が絶縁されて接続されている構
造になっている。図において、1は直線状アンテナ、3
は金属支柱、12はヘリカルコイル、24,34は樹脂
である。
【0009】図2〜図6は製造方法の第1の実施例を示
すヘリカルアンテナ部分の製造工程(A)〜(E)の進
行に対応する構造を示している。各工程(A)〜(E)
のそれぞれにおいて部分外観図と要部断面図を示してあ
る。以下、順に説明する。
【0010】まず、図2は第1の樹脂成型前の直線状ア
ンテナエレメント1と、ヘリカルコイル固定用の金属支
柱3との相対位置を示す。(A)は部分断面図、
(A’)は部分外観図である。
【0011】図3は第1の樹脂成型工程の構造を示す断
面図(B)と外観図(B’)である。図において、2
1,22は金型の上,下、23は樹脂を注入するゲー
ト、24は合成樹脂である。ゲート23から注入された
樹脂24は、金属支柱3の内部と、直線状アンテナ1の
接続部分至る空間部に充填され、直線状エレメント1と
ヘリカルコイル固定用金属支柱3とが樹脂24により電
気的に絶縁状態で接続固定される。
【0012】次に、図4はヘリカルコイル取付工程を示
す断面図(C)と外観図(C’)である。ヘリカルコイ
ル固定用金属支柱3にヘリカルコイル12を圧着または
半田付けにより接続固定する。
【0013】次に、図5は第2の樹脂成型工程を示す断
面図(D)と外観図(D’)である。図において、2
5,26は金型の上,下、27は樹脂を注入するゲー
ト、28はゲート27から注入された合成樹脂である。
金型25,26によりヘリカルコイル12を押さえなが
らヘリカルコイル内部のコア部分の樹脂を成型する。こ
の時、成型時の樹脂圧力によりヘリカルコイルが変形し
てしまう恐れがあるが、樹脂を注入する金型のゲート2
7の位置を工夫すればこの不具合を防ぐことができる。
この工程で起こり得るヘリカルコイルの変形は、そのま
ま電気的特性のばらつきにつながるので、この機械加工
精度は非常に重要である。
【0014】図6はトップモールド樹脂成型工程を示す
断面図(E)と外観図(E’)である。上,下の金型3
1,32の間のゲート33から合成樹脂34を流し込ん
でヘリカルコイル12の外側を樹脂成型する。
【0015】なお、図3の第1の樹脂成型と、図5の第
2の樹脂成型を同時に行わない理由は、樹脂の電気的ま
たは機械的性能の観点から、それぞれ最適な材質が異な
るからである。もちろん、両方の特性を満足すれば一つ
の材質で同時に成型とすることができる。しかし、この
場合は、先にヘリカルコイル固定用金属支柱3にヘリカ
ルコイルを接続固定しておくとよい。
【0016】図7は本発明の製造方法の図5に示した第
2の樹脂成型工程の他の実施例を示す断面図(A)と外
観図(B)と部分拡大断面図(C)である。これは、ヘ
リカルコア成型時に、予め、金型41と42にヘリカル
コイル12を固定するための溝を切っておき、射出成型
による樹脂成型であり、この方法は、樹脂の注入圧力で
ヘリカルコイルの形状が変形することを防ぐ効果があ
る。
【0017】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明を実施する
ことによって、人手によってヘリカルコイル固定用金属
支柱にヘリカルコイルをねじ込む作業がなくなり、この
作業を機械化できるので、作業工数と人手を大幅に減ら
すことができるので、低価格でも従来例と同等の電気的
性能を持つ複合アンテナを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合アンテナの外観図である。
【図2】本発明の製作工程における部分外観図と部分断
面図である。
【図3】本発明の製作工程における部分外観図と部分断
面図である。
【図4】本発明の製作工程における部分外観図と部分断
面図である。
【図5】本発明の製作工程における部分外観図と部分断
面図である。
【図6】本発明の製作工程における部分外観図と部分断
面図である。
【図7】本発明の製造方法の他の実施例を示す部分外観
図と部分断面図である。
【図8】従来の複合アンテナの構造例図である。
【符号の説明】
1 直線状アンテナ 2 誘電体スリーブ 3 金属支柱 10 ヘリカルアンテナ 11 誘電体コア 12 ヘリカルコイル 13 スリーブ 14 ヘッド 15 溝 20 ヘリカルアンテナ 21,22 金型 21 ゲート 24 樹脂 25,26 金型 27 ゲート 28 樹脂 31,32 金型 33 ゲート 34 樹脂 41,42 金型 43 ゲート 44 樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇都宮 修 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 高橋 宏寿 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線状アンテナと、金属支柱に固定され
    たヘリカルコイルに絶縁体コアが内挿されたヘリカルア
    ンテナと、前記直線状アンテナと前記金属支柱とを電気
    的に絶縁状態で固定する絶縁体とが備えられ、 無線機の筐体から引き出したとき前記直線状アンテナが
    所定の高周波信号に対する無線アンテナとして使用さ
    れ、該無線機の筐体に前記直線状アンテナの部分を収納
    したとき前記ヘリカルアンテナが同じ周波数帯域の無線
    アンテナとして使用されるように構成された複合アンテ
    ナにおいて、 前記絶縁体は、前記直線状アンテナと前記金属支柱とを
    電気的に絶縁状態で合成樹脂の射出成型により固定され
    た第1の樹脂で形成され、 前記ヘリカルアンテナは、前記金属支柱に固定されたヘ
    リカルコイルの内部が合成樹脂の射出成型により第2の
    樹脂で充填され、表面がトップモールド樹脂で覆われた
    ことを特徴とする複合アンテナ。
  2. 【請求項2】 直線状アンテナとヘリカルコイル固定用
    の筒状金属支柱とを同一軸上に所定の間隔をおいて配置
    し所定の金型に装着して第1の合成樹脂で射出成型して
    電気的絶縁体により前記直線状アンテナと前記金属支柱
    とを一体化固定する第1の樹脂成型工程と、 前記金属支柱の他端にヘリカルコイルを固定し所定の金
    型に装着して該コイルの内部を第2の合成樹脂の射出成
    型により充填する第2の樹脂成型工程と、 前記ヘリカルコイルの外側を覆ってヘリカルアンテナと
    するため第3の合成樹脂の射出成型を行う第3の樹脂成
    型工程とを備えた直線状アンテナとヘリカルアンテナに
    よる複合アンテナの製造方法。
JP2272098A 1998-01-20 1998-01-20 複合アンテナ及びその製造方法 Pending JPH11205020A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2272098A JPH11205020A (ja) 1998-01-20 1998-01-20 複合アンテナ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2272098A JPH11205020A (ja) 1998-01-20 1998-01-20 複合アンテナ及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11205020A true JPH11205020A (ja) 1999-07-30

Family

ID=12090633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2272098A Pending JPH11205020A (ja) 1998-01-20 1998-01-20 複合アンテナ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11205020A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030081718A (ko) * 2002-04-12 2003-10-22 이경진 휴대용 단말기의 헬리컬 안테나 고정구조
KR20030084017A (ko) * 2002-04-24 2003-11-01 (주)엠알더블유 커뮤니케이션스 휴대용 단말기의 헬리컬 안테나

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030081718A (ko) * 2002-04-12 2003-10-22 이경진 휴대용 단말기의 헬리컬 안테나 고정구조
KR20030084017A (ko) * 2002-04-24 2003-11-01 (주)엠알더블유 커뮤니케이션스 휴대용 단말기의 헬리컬 안테나

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4826037B2 (ja) 電子タグの製造方法。
US9177720B2 (en) Method of producing a coil component
JP3492533B2 (ja) ヘリカルアンテナの成形方法
JPH11205020A (ja) 複合アンテナ及びその製造方法
JP4252140B2 (ja) アンテナ用コイル素子の製造方法
JP2000012364A (ja) ビーズインダクタの製造方法及びビーズインダクタ
JPH11154819A (ja) 小型ヘリカルアンテナ
JP2001274614A (ja) ヘリカルアンテナ及びその製造方法
JP2001292020A (ja) アンテナユニット
JP2900340B1 (ja) 携帯無線機用アンテナ及びその形成方法
JP2001284948A (ja) アンテナユニット
JPH11205017A (ja) 携帯無線機用アンテナとその製法およびアンテナの給電構造
KR200284267Y1 (ko) 휴대용 단말기의 헬리컬 안테나
JP3223366B2 (ja) アンテナ
JP2001313214A (ja) 表面実装型小型トランス
JPH1188021A (ja) コイル構造体およびその製造方法
KR200397893Y1 (ko) 헬리컬 안테나
KR20090063939A (ko) 내장형 안테나 제조 방법
JP2000340315A (ja) ランプホルダー、その射出成形方法及びその射出成形用金型
JP2002158520A (ja) ヘリカルアンテナおよびその製造方法
JPH1168436A (ja) 移動体通信機器用アンテナ及びその製造方法
KR200282116Y1 (ko) 휴대용 단말기의 헬리컬 안테나 고정구조
JP2001057503A (ja) アンテナ装置およびその製造方法
JP3055092B2 (ja) アンテナ
KR20030084017A (ko) 휴대용 단말기의 헬리컬 안테나

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060711

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060911

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070220

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070710