JP3055092B2 - アンテナ - Google Patents

アンテナ

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JP3055092B2
JP3055092B2 JP9033661A JP3366197A JP3055092B2 JP 3055092 B2 JP3055092 B2 JP 3055092B2 JP 9033661 A JP9033661 A JP 9033661A JP 3366197 A JP3366197 A JP 3366197A JP 3055092 B2 JP3055092 B2 JP 3055092B2
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一夫 嶺岸
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明のアンテナは、携帯電
話機、PHS等の移動体通信端末機器に使用されるアン
テナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のアンテナは図6に示すよ
うに、トップ成形部3の内部に収納時アンテナとなるア
ンテナエレメントとしてヘリカル(螺旋状の)コイルエ
レメント2が使用されている。このヘリカル(螺旋状
の)コイルエレメント2の大半はローディングコイルで
ある。無線機用アンテナとしてローディングコイルを使
用する場合、使用目的とする周波数に対してそのローデ
ィングコイルの巻きターン数や巻線間のピッチが決定さ
れる為、何らかの外力によりそれが乱れることは決して
望ましいものではない。なぜなら、その乱れ、ズレによ
り使用目的とする周波数からの共振点がズレ、結果的に
送・受信感度が悪化する為である。
【0003】ところで、製造上このローディングコイル
をモールド成形することでアンテナトップすなわちトッ
プ形成部3を形成する為、成形時の樹脂圧力の影響で多
少なりともピッチが変形してしまう問題は避けられなか
った。但しトップ部分がキャップの場合を除く。そこ
で、その変形を防止する為、ローディングコイルをまず
最初に樹脂モールドして、その後にアンテナトップを樹
脂モールドで成形することによりトップ成形部3を設け
ている。また、ローディングコイルの形状(巻きターン
数、巻線間ピッチ)に合わせて溝を設けた補助棒によ
り、そのローディングコイルを固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な従来技術では、ピアノ線やりん青銅等の材料を利用し
てローディングコイルを製作することやこれを固定する
方策などから軽量化が図りにくいという問題があった。
【0005】そこで、本発明の技術的課題(目的)は、
前述した収納時アンテナとなるローディングコイルがア
ンテナトップ部の成形時の成形樹脂圧力による変形を防
止し、それにより、使用目的とする周波数の共振点のズ
レを送・受信感度とを低下させず、しかも、アンテナト
ップ部の軽量化を図り、結果的にアンテナ全体の軽量化
が図れるアンテナを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、伸長時
にアンテナとして機能する第1のエレメントと、前記第
1のエレメントから電気的に分離され収納時にアンテナ
として機能する第2のエレメントとを有するアンテナに
おいて、導体層露出部を持つように予め定められた線状
導体層をコーティングした前記第2のエレメントとなる
シート状のフレキシブルケーブルと、鍔部を有し前記導
体層露出部に接続されたスリーブ部材と、前記フレキシ
ブルケーブルを内蔵するように前記鍔部に当接した保護
用キャップと、前記鍔部と前記保護用キャップとを覆う
ように樹脂モールドしたアンテナトップ部とを備えた
とを特徴とするアンテナが得られる。
【0007】
【作用】アンテナエレメントとして軽薄短小なフレキシ
ブルケーブル又はこれに類似したものが使用される。ス
リーブ部材の固定用カイド部の溝部にフレキシブルケー
ブルが圧挿される。その後、鍔部に保護用キャップが当
接する結果、フレキシブルケーブルはスリーブ部材と保
護用キャップとの中に内蔵される。更に、保護用キャッ
プの回りに樹脂モールドされたトップ形成部が形成され
る。この結果、アンテナエレメントとしてのフレキシブ
ルケーブル又はこれに類似したものは、アンテナトップ
部に固定され、外力から影響を受けにくく、電気的特性
のバラツキの少ないアンテナが容易に製作される。また
製作コストの低減が図れると共にアンテナトップ部の軽
量化が図れ、しいてはアンテナ全体の軽量化にも大きく
寄与する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1の本発明に係るアンテナは、
トップ成形部3の内部には、端末機器内に収納されると
きにアンテナとして働くエレメントとしてシート状のフ
レキシブルケーブル11を備える。このフレキシブルケ
ーブル11は、取り去り自在で、必要な周波数に共振点
を合わせ込むように所望のインダクタンス(L)を得る
ために予め定められ連続するS字形状の線状導体層12
を有している。フレキシブルケーブル11の一端(下
端)には、線状導体層12に接続する導体層露出部14
が設けられている。この導体層露出部14は、アンテナ
受電部として絶縁層13を除去したもので、筒状のスリ
ーブ部材15に接続される。
【0009】詳しく述べると、この筒状のスリーブ部材
15は、端末機器内に収納されるときにアンテナエレメ
ントへの給電部となるもので、円板状の鍔部15−1、
先細となるテーパ部15−2、フレキシブルケーブル1
1を受け所定の位置に固定し案内するための固定用ガイ
ド部15−3、およびフレキシブルケーブル11の導体
層露出部14を挿入するための溝部16が、それぞれ設
けられている。スリーブ部材15の溝部16にはフレキ
シブルケーブル11の導体層露出部14が圧挿入または
半田付等により接続され、電気的に導通する構造であ
る。
【0010】次に、図1のアンテナの要部を成形した
後、図4および5を参照してアンテナトップ部17を形
成するまでを説明する。アンテナトップ部17の形成に
は予め決められた形状を切削または樹脂成形でキャップ
タイプのものを製作しても良いが、実施例では、フレキ
シブルケーブル11をスリーブ部材15に接続するた
め、ガイド部15−3の溝部16にフレキシブルケーブ
ル11をインサートして樹脂一体成形とする。
【0011】更に、詳細に述べると、成形時の樹脂圧力
により、フレキシブルケーブル11の位置が変動しアン
テナ形成部すなわちアンテナトップ部17の表面に出て
きたり、変形による共振周波数の変化を招く恐れがある
ので、これらの危険性を除去するために、フレキシブル
ケーブル11を包囲する樹脂等の非導電性の材料により
製作した略円柱状の保護用キャップ18をスリーブ15
の鍔部15−1の上面に当接するように圧挿入または嵌
合できる構造(図4)としている。この状態でこの保護
用キャップ18および鍔部15−1の上面全体をインサ
ート成形すなわち樹脂モールドして、アンテナトップ部
17を形成する(図5参照のこと)。このようにして、
従来例のトップ形成部3(図6)に相当するアンテナト
ップ部17およびスリーブ部材15を持つアンテナトッ
プ部(図5)が形成される。その後、テーパ部15−2
を導電性スリーブ4(図6)に圧挿入することにより、
本発明のアンテナが構成される。
【0012】尚、スリーブ部材15は、筒状のものに限
定されず、中実のものであっても良い。また、スリーブ
部材15、保護用キャップ18、およびアンテナトップ
部17等の本発明のアンテナを構成する部材は、略円柱
状のものに限定されず、楕円柱状または長板状の薄型の
ものであっても良い。
【0013】以上詳細に説明したように、本発明では、
収納時のアンテナエレメントとしてフレキシブルケーブ
ル11を使用することにより、必要とする周波数に対す
る精度が高まり、且つ、これまでの主流である銅線やピ
アノ線等を螺旋状に加工して製作されるヘリカルコイル
エレメント2を持つ従来例(図6参照のこと)に比べ、
アンテナ全体の軽量化が図れる。
【0014】
【発明の効果】本発明のアンテナによれば、前述した様
に収納時のアンテナエレメントとしてシート状のフレキ
シブルケーブルを使用することにより、必要な周波数に
対する共振周波数も、その寸法の精密化と形状の自由化
が簡単に図れると共に、シート状にコーティングされた
状態でアンテナエレメントを形成するため、経年変化の
少ないアンテナが得られるという効果がある。
【0015】また、既存のアンテナ構造と比較して、本
発明のアンテナは楕円柱状または長板状の薄型に形成で
きるから、アンテナ全体としての軽量化も図れるという
利点があり、品質の高いアンテナを供給できるという効
果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るアンテナの主な要部
の斜視図である。
【図2】図1のフレキシブルケーブル11の外観図であ
る。
【図3】図1のスリーブ部材15の斜視図である。
【図4】図1に示されたアンテナのスリーブ部材15の
鍔部15−1の上面に当接するように保護用キャップ1
8を嵌合させたときのアンテナの要部の斜視図である。
【図5】図4の保護用キャップ18と鍔部15−1の上
面全体とを覆うように樹脂モールドにより形成されたト
ップ形成部17を備えるアンテナトップ部の斜視図であ
る。
【図6】アンテナの従来例の外観図である。
【符号の説明】
1 エレメント 2 ヘリカルコイルエレメント(アンテナエレメン
ト) 3 トップ形成部 4 導電性スリーブ 5 インシュレータ 6 ホルダー 7 ストッパー 11 フレキシブルケーブル 12 線状導体層 13 絶縁層 14 導体層露出部 15 スリーブ部材 15−1 鍔部 15−2 テーパ部 15−3 固定用ガイド部 16 溝部 17 アンテナトップ部 18 保護用キャップ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸長時にアンテナとして機能する第1の
    エレメントと、前記第1のエレメントから電気的に分離
    され収納時にアンテナとして機能する第2のエレメント
    とを有するアンテナにおいて、導体層露出部を持つよう
    に予め定められた線状導体層をコーティングした前記第
    2のエレメントとなるシート状のフレキシブルケーブル
    と、鍔部を有し前記導体層露出部に接続されたスリーブ
    部材と、前記フレキシブルケーブルを内蔵するように前
    記鍔部に当接した保護用キャップと、前記鍔部と前記保
    護用キャップとを覆うように樹脂モールドしたアンテナ
    トップ部とを備えたことを特徴とするアンテナ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のアンテナにおいて、前
    記スリーブ部材には、前記アンテナトップ部を成形する
    ときに前記フレキシブルケーブルが動くことを防止する
    ための固定用ガイド部を設けたことを特徴とするアンテ
    ナ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載アンテナにおいて、前
    記固定用ガイド部は、前記フレキシブルケーブルを圧挿
    入するための溝部を備え、前記フレキシブルケーブルを
    交換可能にしたことを特徴とするアンテナ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載アンテナにおいて、前
    記フレキシブルケーブルとして、銅箔をコーティング
    し、シールドによる絶縁を施したものを使用したことを
    特徴とするアンテナ。
  5. 【請求項5】 請求項に記載アンテナにおいて、前
    記線状導体層をS字状に形成したことを特徴とするアン
    テナ。
  6. 【請求項6】 請求項に記載アンテナにおいて、
    記アンテナトップ部を楕円柱状または長板状の薄型に形
    したことを特徴とするアンテナ。
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