JPH11204907A - 電子装置及びその製造方法。 - Google Patents

電子装置及びその製造方法。

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JPH11204907A
JPH11204907A JP237798A JP237798A JPH11204907A JP H11204907 A JPH11204907 A JP H11204907A JP 237798 A JP237798 A JP 237798A JP 237798 A JP237798 A JP 237798A JP H11204907 A JPH11204907 A JP H11204907A
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JP
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sub
substrate
board
electronic device
mother
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JP237798A
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Mamoru Kawakubo
守 川久保
Tomoo Yamada
倫雄 山田
Masaaki Yabe
正明 矢部
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品を実装した電子装置の基板間の接続
を簡略化し、電子回路の信頼性を確保しながら低コスト
化を図る。 【解決手段】 樹脂基板1からなるマザー基板11に非
発熱部品3〜8を搭載する。一方、金属基板12には、
発熱部品18,19を搭載し、樹硬28封止したサブ基
板22をU字状に屈曲して、マザー基板11の挿入穴2
に嵌入する。そして、マザー基板11上の搭載部品3〜
8と導体パターン9間、及び嵌入された両基板11,2
2の導体パターン9,15間をはんだ10で接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、非発熱部品を搭
載した金属板と、発熱部品を搭載した金属板を一体化し
た電子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は例えば特開平5−48262号公
報に示された従来の電子装置を示す分解斜視図である。
金属基板12からなるサブ基板51には導体パターン1
5が形成され、これに電子部品52が搭載されている。
サブ基板51の縁部には局部的に突出部24が形成され
ており、この部分に導体パターン15から引き出された
外部接続用端子となるランド17が形成されている。マ
ザー基板11には、サブ基板51の突出部24と適合す
る挿入穴2が設けられている。
【0003】サブ基板51をマザー基板11に結合する
には、サブ基板51の突出部24をマザー基板11の挿
入穴2に嵌入して両者を結合し、この仮組立状態でフロ
ーはんだによりマザー基板11とサブ基板51との間
で、ランド17同士をはんだ接合する。これで、マザー
基板11とサブ基板51とは電気的に接続される。
【0004】図8も従来の電子装置を示す側面図であ
る。樹脂基板1上に、コンデンサ3、小信号ダイオード
4、抵抗5、IC(集積回路)6、小信号トランジスタ
7及び端子台8A,8Bが搭載され、はんだ10により
ランド17に接合されて、導体パターン9と電気的に接
続されている。ダイオードスタック53及トランジスタ
モジュール54は、樹脂基板1上のランド17に接続ピ
ン55をはんだ付けすることで、導体パターン9と電気
的に接続されている。ダイオードスタック53及びトラ
ンジスタモジュール54には、放熱フィン23が装着さ
れている。
【0005】樹脂基板1に実装された発熱の大きなダイ
オードスタック53及びトランジスタモジュール54の
内部から発生する熱は放熱フィン23により放熱され、
各モジュールの温度上昇は抑制される。また、樹脂基板
1上のコンデンサ3、小信号ダイオード4、抵抗5、I
C6、小信号トランジスタ7、端子台8A,8Bなどの
電子部品は、放熱フィン23から隔離されているので、
低い温度に保たれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図7に示す従来の電子
装置では、消費電力の大きい電力用半導体部品の実装に
は、部品から発生する熱を効率よく放熱するために面積
の大きい金属基板12が用いられている。また、サブ基
板51はマザー基板11と垂直に実装されている。この
ため、サブ基板51に放熱フィンを装着すると、マザー
基板11に部品を実装する面積が減少する。また、マザ
ー基板11と垂直方向のサブ基板51の一辺を長くして
サブ基板51の面積を大きくすると、両基板11,51
間の接続部に過大な応力が加わって接続部の信頼性が損
われるなどの問題点がある。
【0007】また、図8に示す従来の電子装置では、電
力用半導体部品などが内蔵されたダイオードスタック5
3及びトランジスタモジュール54には、樹脂基板1と
の接続ピン55が設けられているため、樹脂基板1と接
続する際、いったん樹脂基板1に部品を実装し、はんだ
付けした後、接続用端子を樹脂基板1の所定位置に配置
し、人為的にははんだ付けをしている。そのため、樹脂
基板1の材料費及び製造費が増加するという問題点があ
る。
【0008】更に、高圧回路部の配線間又は導体パター
ン9間の距離は、絶縁を確保するために電圧差に比例し
た配線間又は導体パターン9間の距離が必要となり、面
積の大きい金属基板12が必要となって高価になる。ま
た、搭載チップ部品等にちりやほこりが付着した後に吸
着することにより、異電圧部の絶縁劣化を生じ、回路の
信頼性が低下するなどの問題点もある。
【0009】この発明は上記問題点を解消するためにな
されたもので、基板間の接続部材及び構成材を簡略化
し、電子回路の信頼性を確保しながら回路の小形化及び
低コスト化ができるようにした電子装置及びその製造方
法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の第1発明に係
る電子装置は、金属基板に発熱部品が搭載されたサブ基
板の縁部を発熱部品側に屈曲し、サブ基板の縁部に形成
された突出部を、非発熱部品が搭載されたマザー基板の
挿入穴に嵌入し、マザー基板上の搭載部品と導電路間及
び嵌入された両基板の導電路間をはんだ接合したもので
ある。
【0011】また、第2発明に係る電子装置は、金属基
板に整流回路及びインバータ回路のそれぞれの発熱部品
が搭載されたサブ基板の縁部を発熱部品側に屈曲し、サ
ブ基板の縁部に形成された突出部を、上記各回路の非発
熱部品を含む制御回路が搭載されたマザー基板の挿入穴
に嵌入し、マザー基板上の搭載部品と導電路間及び嵌入
された両基板の導電路間をはんだ接合したものである。
【0012】また、第3発明に係る電子装置は、第1又
は第2発明のものにおいて、サブ基板の面積をマザー基
板の面積よりも小さく設定したものである。
【0013】また、第4発明に係る電子装置は、第1〜
第3発明のものにおいて、マザー基板とサブ基板を互い
に異種の材質で構成したものである。
【0014】また、第5発明に係る電子装置は、第1〜
第4発明のものにおいて、サブ基板上の搭載部品を半導
体チップ素子としたものである。
【0015】また、第6発明に係る電子装置は、第1〜
第5発明のものにおいて、サブ基板の導電路が形成され
た面の反対側の面に放熱フィンを装着したものである。
【0016】また、第7発明に係る電子装置は、第1〜
第6発明のものにおいて、サブ基板上の搭載部品及び配
線材料を樹脂封止したものである。
【0017】また、第8発明に係る電子装置は、第7発
明のものにおいて、サブ基板を横断面U字状に形成し、
このU字の内面に沿って透明な側壁板を固定し、透明な
樹脂封止部をサブ基板と側壁板に包囲される空間内に配
置したものである。
【0018】また、第9発明に係る電子装置は、第1〜
第8発明のものにおいて、サブ基板を横断面U字状に形
成し、このサブ基板に囲まれるマザー基板上に電子部品
を配置したものである。
【0019】また、第10発明に係る電子装置の製造方
法は、マザー基板に部品を搭載し、サブ基板に部品を実
装して縁部を屈曲し、マザー基板の所定位置にサブ基板
を嵌入し、マザー基板上の実装部品と導電路間及び嵌入
された両基板の導電路間をはんだ接合する各ステップを
備えたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図3はこの
発明の第1及び第3〜第9発明の一実施の形態を示す図
で、図1は電子装置の縦断面図、図2はサブ基板の展開
図、図3はサブ基板部分の斜視図であり、図中同一符号
は同一部分を示す(以下の実施の形態も同じ)。
【0021】図1及び図2において、1は樹脂基板で、
基材として紙、ガラス、アルミナ等を使用し、樹脂とし
てエポキシ、フェノール等を使用して積層されている。
樹脂基板1には後述するサブ基板22が嵌入される挿入
穴2が設けられている。3はコンデンサ、4は小信号ダ
イオード、5は抵抗、6A,6BはIC(集積回路)、
7は小信号トランジスタ、8は端子台で、これらは樹脂
基板1上に配置され、導電路を形成する導体パターン9
を介してはんだ10により相互に接続されてマザー基板
11が構成されている。なお、IC6Bはサブ基板22
に囲まれる部分に実装されている。
【0022】12は金属基板で、アルミニウム板13の
片面に合成樹脂等による絶縁層14が設けられ、絶縁層
14の表面に図2に示すように、回路を形成するための
導体パターン15、パッド16及びランド17を形成し
て構成されている。この金属基板12上にはパッド16
上に電力用トランジスタ18、電力用ダイオード19及
び電力用トランジスタ18を駆動する駆動回路20がは
んだ10により接続され、アルミニウム線21により相
互に接続されてサブ基板22が構成されている。23は
金属基板12に固定された放熱フィンである。
【0023】なお、電力用トランジスタ18にはMOS
FET、IGBT、バイポーラトランジスタ等の種類が
ある。また、金属基板12上の半導体は、チップ素子、
表面実装用電子部品混載でもよく、そのいずれかでもよ
い。金属基板12の側縁部には、樹脂基板1の挿入穴2
に嵌入される突出部24が形成され、放熱フィン23を
固定するねじ穴25が設けられている。金属基板12に
は部品装着、はんだ付け及びアルミニウム線21による
配線後、鎖線で示す屈曲線26に沿って部品実装面側に
U字状に曲げ加工される。
【0024】図3において、27は耐熱性能を有する非
導電材料からなる側壁板27である。側壁板27は金属
基板12の曲げ加工後、破線の位置に接着剤等で固定さ
れ、側壁板27と金属基板12とで包囲される部分には
電気的絶縁性能を有する充てん材28が充てんされる。
充てん材28はアルミニウム線21及び金属基板12上
に実装された電子部品の金属基板12面からの高さ以上
となるように注入される。
【0025】ここで、充てん材28が不要な部分がある
場合には、その部分が側壁板27,27間の外側になる
ように側壁板27を装着すればよい。また、側壁板27
は絶縁性接着剤のほか、粘性の高い樹脂で装着してもよ
い。充てん材28はシリコンなど空気よりも十分高い絶
縁破壊電圧性能を有するものを選定する。また、充てん
材28及び側壁板27に透明性の材料を選定すれば電子
装置製品後においても、金属基板12上の電子部品の実
装状態及びアルミニウム線21の接続状態が目視により
把握できるため、製造上の不具合の早期発見が可能とな
る。
【0026】このようにして、サブ基板22に直接放熱
フィン23が装着されているため、金属基板12に実装
された部品18〜20の発熱を効率高く放熱可能であ
り、部品18〜20の温度を低下させ、信頼性を向上す
ることが可能となる。また、マザー基板11上に放熱フ
ィン23を装着するスペースが不要となり、放熱フィン
23の大きさに応じて取付けスペースを確保する必要は
ない。更に、サブ基板22は屈曲形成されているため、
サブ基板22のマザー基板11への取付け強度が増加
し、大きな放熱フィン23でも強固に取付けが可能とな
り、はんだ付け部分の強度不足等の信頼性低下が防止可
能である。
【0027】金属基板12と樹脂基板1とを併用し、マ
ザー基板11に安価な樹脂基板1を用い、サブ基板22
に半導体チップ素子18,19を実装したので、高価な
金属基板12の面積を最小限にすることができ、基板の
低コスト化が可能となる。また、サブ基板22とマザー
基板11間にスペースを設け、マザー基板11上に電子
部品6Bを実装したため、マザー基板11の実装面積が
拡大し、実装密度を高めることが可能となる。
【0028】また、マザー基板11とサブ基板22間の
接続用部材のピン55及びプラスチックパッケージ等の
ケースを不要とし、1回のはんだ付け工程で、マザー基
板11上の部品3〜8のはんだ付けと同時に、マザー基
板11とサブ基板22間のはんだ付けを実施することが
でき、材料費と製造費の低減が図れる。また、金属基板
12内の電気配線の変更には、金属基板12だけを再設
計して製作すればよく、樹脂基板1を再設計する必要が
ないため、設計費用の抑制が可能となる。
【0029】サブ基板22の回路部(電子部品及び電気
配線部)は樹脂封止されているため、塵埃付着後の吸湿
による絶縁劣化や、振動による配線接続部への応力が緩
和され、回路の信頼性は向上する。更に、高圧回路の配
線21及び導体パターン15部は樹脂封止されているた
め、配線21及び導体パターン15間距離を短くして
も、絶縁が確保され、高圧回路部の実装面積が縮小で
き、基板面積を縮小することが可能となる。
【0030】また、金属基板12と側壁板27に包囲さ
れる空間内に充てんされる充てん材28を封止するよう
にしているため、封止は容易かつ確実である。
【0031】実施の形態2.図4及び図5はこの発明の
第2発明の一実施の形態を示す図で、図4はインバータ
装置のブロック線図、図5は高圧回路部の回路図であ
る。なお、図1〜図3は実施の形態2にも共用する。
【0032】図4において、31は交流電源、32は端
子台8Aを介して交流電源31に接続され、電力用ダイ
オード19からなる整流回路、33は整流回路32に接
続されコンデンサ3からなる平滑回路、34は平滑回路
33に接続され、電力用トランジスタ18及び電力用ダ
イオード19からなるインバータ回路、35は端子台8
Bを介してインバータ回路34の出力側に接続された電
動機、36は運転指令信号、37は運転指令信号36に
よりPWM(パルス幅変調)信号37a,37bを出力
するインバータ信号生成回路、38はインバータ信号生
成回路37及びインバータ回路34に接続されたインバ
ータ駆動回路である。
【0033】図5は図4のインバータ駆動回路38及び
インバータ回路34の一相分を示し、電力用トランジス
タ18A,18Bと電力用ダイオード19A,19Bを
逆並列接続した回路を、直列に接続して平滑回路33の
高圧部P及び低圧部N間に接続している。電力用トラン
ジスタ18A,18Bには、それぞれ駆動回路20A,
20Bが接続されている。
【0034】次に、この実施の形態の動作を説明する。
交流電源31の交流は整流回路32で直流に変換され、
平滑回路33で脈流の少ない直流電圧に平滑される。運
転指令信号36をインバータ信号生成回路37へ入力す
ると、PWM信号37a,37bが生成されて、インバ
ータ駆動回路38へ入力される。これで、駆動回路20
A,20Bが動作し、インバータ回路34の電力用トラ
ンジスタ18A,18Bが動作して、所望の周波数及び
電圧の交流が得られ、電動機35が制御される。
【0035】このようにして、発熱の大きい電子部品1
8,19は、熱良導性のアルミニウム板13を用いた金
属基板12上に実装されているので、この熱が放熱フィ
ン23に伝達して周囲に放熱され、金属基板12上の電
子部品18,19の温度上昇が抑制される。
【0036】駆動回路20A,20Bの間には、マイク
ロコンピュータなどのIC6A,6Bのような低電子回
路とは異なる高圧部が存在し、この部分は絶縁性能を確
保するために、導体パターン9間は広い沿面距離が必要
となる。しかし、この高圧部は金属基板12上に実装さ
れ、側壁板27で包囲され、空気よりも十分高い絶縁破
壊電圧性能を有するシリコン等の充てん材28が注入封
止されているため、高電圧部の導体パターン15間を、
低電子回路と同等の距離にしても、絶縁性能を確保する
ことが可能となる。
【0037】実施の形態3.図6はこの発明の第10発
明の一実施の形態を示す製造手順フローチャートであ
る。なお、図1〜図5は実施の形態3にも共用する。ス
テップS1で金属基板12にはんだを塗布し、ステップ
S2で表面実装用電子部品18〜20を装着してステッ
プS3へ進み、塗布したはんだを溶解、硬化させ(リフ
ローはんだ)、その後ステップS4でアルミニウム線2
1を使用したワイヤボンディングにより電気配線する。
【0038】ステップS5で金属基板12を電子部品1
8〜20及びアルミニウム線21の実装範囲外で突出部
24を含まない指定位置である屈曲線26に沿って曲げ
加工する。ステップS6で金属基板12上の電子部品1
8〜20及びアルミニウム線21の実装部を囲む所定位
置に側壁板27を接着剤等で接着する。ステップS7で
金属基板12と側壁板27で包囲された範囲内に充てん
材28を注入し、ステップS8で恒温槽で熱硬化させ
る。
【0039】例えば、充てん材28の樹脂として、70
℃、0.5時間で硬化する熱硬化形のシリコンを選定す
ることにより、他の電子部品に損傷を与えることなく加
熱することができる。以上の手順によりサブ基板22が
完成する。一方、ステップS9で樹脂基板1に、自動挿
入機によってディスクリートの電子部品3〜8を装着
し、ステップS10で自動挿入機では装着できない電子
部品などを手挿入で装着する。
【0040】次に、ステップS11へ進み、ステップS
1〜S8で構成されたサブ基板22の突出部24をマザ
ー基板11の挿入穴2に嵌入して取り付ける。そして、
ステップS12でマザー基板11をはんだ槽に通してラ
ンド17へのはんだ付け(フローはんだ)をする。これ
で、マザー基板11上の電子部品3〜8とランド17
間、及びマザー基板11とサブ基板22間を同時にはん
だ付けできるとともに、電気的に接続することができ
る。
【0041】上記手順により、サブ基板22のマザー基
板11への実装が完了し、回路の検査工程へ進む。ここ
で、ステップS1〜S8は第1ステップを、ステップS
9,S10は第2ステップを、S11は第3ステップ
を、S12は第4ステップを構成している。
【0042】上記各実施の形態では、金属基板12はそ
の両端部を平行に屈曲するものとしたが、必要に応じて
屈曲すればよく、必ずしも平行に屈曲しなくてもよい。
また、インバータ装置に適用するものを示したが、空気
調和機、けい光灯など電力応用機器等に適用することが
可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したとおりこの発明の第1発明
では、金属基板に発熱部品が搭載されたサブ基板の縁部
を発熱部品側に屈曲し、サブ基板の縁部に形成された突
出部を、非発熱部品が搭載されたマザー基板の挿入穴に
嵌入し、マザー基板とサブ基板のそれぞれの導電路をは
んだ接合したため、サブ基板のマザー基板への取付け強
度が増加し、はんだ付け部分の強度不足等の信頼性低下
を防止することができる。
【0044】また、1回のはんだ付け工程でマザー基板
上の部品のはんだ付けと同様に、マザー基板とサブ基板
間のはんだ付けを実施することができ、材料費と製造費
の低減を図ることができる。
【0045】また、第2発明では、金属基板に整流回路
及びインバータ回路のそれぞれの発熱部品が搭載された
サブ基板の縁部を発熱部品側に屈曲し、サブ基板の縁部
に形成された突出部を、上記各回路の非発熱部品を含む
制御回路が搭載されたマザー基板の挿入穴に嵌入し、マ
ザー基板上の搭載部品と導電路間及び嵌入された両基板
の導電路間をはんだ接合したため、インバータ回路に使
用する電子部品の材料費と製造費の低減を図ることがで
きる。
【0046】また、第3発明では、サブ基板の面積をマ
ザー基板の面積よりも小さく設定したので、高価な金属
基板の面積を最小限にすることができ、第4発明では、
マザー基板とサブ基板を互いに異種の材質で構成したの
で、マザー基板に安価な樹脂基板を用いることができ、
第5発明では、サブ基板上の搭載部品を半導体チップ素
子としたので、サブ基板上の取付けスペースを節減する
ことができ、いずれも基板を低コスト化することができ
る。
【0047】また、第6発明では、サブ基板の導電路が
形成された面と反対側の面に放熱フィンを装着したた
め、金属基板に実装された部品の発熱を効率高く放熱す
ることができ、部品の温度を低下させ、信頼性を向上す
ることができる。また、マザー基板上に放熱フィンを装
着するスペースを不要とすることができる。
【0048】また、第7発明では、サブ基板上の搭載部
品及び配線材料を樹脂封止したため、塵埃付着後の吸湿
による絶縁劣化や、振動による配線接続部への応力が緩
和され、回路の信調性を向上することができる。また、
高圧回路部の実装面積が縮小でき、基板面積を縮小する
ことができる。
【0049】また、第8発明では、サブ基板を横断面U
字状に形成し、このU字の内面に沿って透明な側壁板を
固定し、透明な樹脂封止部をサブ基板と側壁板に包囲さ
れる空間内に配置したため、樹脂封止を容易にするとと
もに、内部の状態を目視により把握でき、不具合を早期
に発見することができる。
【0050】また、第9発明では、サブ基板を横断面U
字状に形成し、このサブ基板に囲まれるマザー基板上に
電子部品を配置したため、マザー基板の実装面積が拡大
し、実装密度を高めることができる。
【0051】また、第10発明では、マザー基板に部品
を搭載し、サブ基板に部品を実装して縁部を屈曲し、マ
ザー基板の所定位置にサブ基板を嵌入し、マザー基板上
の搭載部品と導電路間及び嵌入された両基板の導電路間
をはんだ接合する各ステップを備えたため、サブ基板の
マザー基板への取付けの強度が高く、かつ1回のはんだ
付け工程で両基板のはんだ付けが実施できる電子部品を
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す電子装置の縦
断面図。
【図2】 図1のサブ基板の展開図。
【図3】 図1のサブ基板部分の斜視図。
【図4】 この発明の実施の形態2を示すインバータ装
置のブロック線図。
【図5】 図4の高圧回路部の回路図。
【図6】 この発明の実施の形態3を示す電子装置の製
造手順フローチャート。
【図7】 従来の電子装置を示す分解斜視図。
【図8】 従来の電子装置を示す側面図。
【符号の説明】
1 樹脂基板、2 挿入穴、3 コンデンサ、4 小信
号ダイオード、5 抵抗、6A,6B IC 、7 小
信号トランジスタ、8 端子台、9 導電路(導体パタ
ーン)、10 はんだ、11 マザー基板、12 金属
基板、13 金属板(アルミニウム板)、14 絶縁
層、15 導電路(導体パターン)、16パッド、17
ランド、18,18A,18B 電力用トランジス
タ、19,19A,19B 電力用ダイオード、20,
20A,20B 駆動回路、21 配線部材(アルミニ
ウム線)、22 サブ基板、23 放熱フィン、24
突出部、26 屈曲線、27 側壁板、28 充てん
材、32 整流回路、34 インバータ回路、S1〜S
8 第1ステップ、S9,S10 第2ステップ、S1
1第3ステップ、S12 第4ステップ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電路が形成された基板に非発熱部品を
    搭載したマザー基板と、金属板に絶縁層を介して導電路
    が形成された金属基板に発熱部品を搭載したサブ基板と
    を有し、上記マザー基板に挿入穴を穿設し、上記サブ基
    板の縁部に突出部を形成し、この突出部に上記導電路を
    配置し、上記サブ基板の縁部を上記発熱部品側に屈曲し
    て上記突出部を上記マザー基板の挿入穴に嵌入し、上記
    マザー基板上の搭載部品と導電路間及び上記嵌入された
    両基板の導電路間をはんだ接合してなる電子装置。
  2. 【請求項2】 交流を直流に変換する整流回路及び平滑
    回路と、この平滑回路に接続されたインバータ回路と、
    導電路が形成された基板に上記各回路の非発熱部品を含
    む制御回路を搭載したマザー基板と、金属板に絶縁層を
    介して導電路が形成された金属基板に上記整流回路及び
    上記インバータ回路のそれぞれの発熱部品を搭載したサ
    ブ基板とを有し、上記マザー基板に挿入穴を穿設し、上
    記サブ基板の縁部に突出部を形成し、この突出部に上記
    導電路を配置し、上記サブ基板の縁部を上記発熱部品側
    に屈曲して上記突出部を上記マザー基板の挿入穴に嵌入
    し、上記マザー基板上の搭載部品と導電路間及び上記嵌
    入された両基板の導電路間をはんだ接合してなる電子装
    置。
  3. 【請求項3】 サブ基板の面積をマザー基板の面積より
    も小さく設定したことを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載の電子装置。
  4. 【請求項4】 マザー基板とサブ基板を互いに異種の材
    質で構成したことを特徴とする請求項1〜請求項3のい
    ずれかに記載の電子装置。
  5. 【請求項5】 サブ基板上の搭載部品を半導体チップ素
    子としたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれ
    かに記載の電子装置。
  6. 【請求項6】 サブ基板の導電路が形成された面の反対
    側の面に放熱フィンを装着したことを特徴とする請求項
    1〜請求項5のいずれかに記載の電子装置。
  7. 【請求項7】 サブ基板上の搭載部品及び配線部材を樹
    脂封止したことを特徴とする請求項1〜請求項6のいず
    れかに記載の電子装置。
  8. 【請求項8】 サブ基板を横断面U字状に形成し、この
    U字の内面に沿って透明な側壁板を固定し、透明な樹脂
    封止部を上記サブ基板と上記側壁板に包囲される空間内
    に配置したことを特徴とする請求項7記載の電子装置。
  9. 【請求項9】 サブ基板を横断面U字状に形成し、この
    サブ基板に囲まれるマザー基板上に電子部品を配置した
    ことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載
    の電子装置。
  10. 【請求項10】 マザー基板に部品を搭載する第1ステ
    ップと、サブ基板に部品を実装して縁部を屈曲する第2
    ステップと、上記マザー基板の所定位置に上記サブ基板
    を嵌入する第3ステップと、上記マザー基板上の実装部
    品と導電路間及び上記嵌入された両基板の導電路間をは
    んだ接合する第4ステップとを備えてなる電子装置の製
    造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000091767A (ja) * 1998-09-10 2000-03-31 Toshiba Corp 半導体素子
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JP2009165327A (ja) * 2008-01-10 2009-07-23 Mitsubishi Electric Corp インバータ装置及びその製造方法
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