JPH1120479A - 自動車用ウェザストリップ - Google Patents

自動車用ウェザストリップ

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JPH1120479A
JPH1120479A JP9178417A JP17841797A JPH1120479A JP H1120479 A JPH1120479 A JP H1120479A JP 9178417 A JP9178417 A JP 9178417A JP 17841797 A JP17841797 A JP 17841797A JP H1120479 A JPH1120479 A JP H1120479A
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JP
Japan
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sbc
crosslinked
forming layer
weatherstrip
seal forming
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JP9178417A
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Toru Yoshida
徹 吉田
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェザストリップのシール形成層、特に、ガ
ラス摺動層等に要求される耐摩耗性、摺動性等の特性を
維持しながら柔軟性を阻害しないとともに、折り曲げて
搬送しても折しわ跡が残らない自動車用ウェザストリッ
プを提供すること。 【解決手段】 シール形成層13を有する自動車用ウェ
ザストリップ。シール形成層13が、スチレン系熱可塑
性エラストマー組成物(架橋TPS組成物)で形成され
ている。該架橋TPS組成物が、ポリ芳香族ビニル−ポ
リ共役ジエン−ポリ芳香族ビニルトリブロック共重合体
(以下「SBC」と称する。)及び水添SBCのどちら
か又は双方と、熱可塑性オレフィン系樹脂及びパラフィ
ン系プロセスオイルを含むポリマーアロイの過酸化物架
橋処理物を必須成分とし、タイプDジュロメータ硬さ
(HD )50以下を示すものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シール形成層を備えた
自動車用ウェザストリップに関する。
【0002】本発明を適用可能な自動車用ウェザストリ
ップとしては、ドアガラスラン(図1)、ドアガラスウ
エザストリツプ(図2)、ドア・ルーフウェザストリッ
プ(図3)、オープニングトリムウェザストリップ(図
4)、等を挙げることができる。
【0003】以下本明細書で使用するポリマーの略号の
主たるものを下記する。
【0004】EBM:エチレンブチレン共重合体ゴム、 EPM:エチレンプロピレン共重合体ゴム、 EPDM:エチレンプロピレンジエン共重合体ゴム、 PE:ポリエチレン、 HDPE:高密度PE LDPE:低密度PE L−LDPE:直鎖状LDPE PP:ポリプロピレン、 PS:ポリスチレン、 SBC:ポリ芳香族ビニル−ポリ共役ジエン−ポリ芳香
族ビニルトリブロック共重合体 SBR:スチレンブタジエン共重合体ゴム SBS:PS−ポリブタジエン−PSトリブロック共重
合体 SIS:PS−ポリイソプレン−PSトリブロック共重
合体 SEBS:PS−ポリエチレン/ブチレン−PSトリブ
ロック共重合体(SBSの水素添加物) SEPS:PS−ポリエチレン/プロピレン−PSトリ
ブロック共重合体(SISの水素添加物) TPE:熱可塑性エラストマー TPO:オレフィン系TPE(PP、EPM又はEPD
M及びプロセスオイルを主成分とするTPE) TPS:スチレン系TPE(SBC、SIS、SEB
S、SEPS等のPSを拘束相とするTPE) なお、「MI」は、熱可塑性樹脂の溶融時の流動性を示
す「メルトインデックス(Melt Index)」の略号で、熱
可塑性樹脂が190 ℃で荷重 21.2 N(2.16 kgf)の力を受
けたときに、直径2.1 mm、長さ8mmのオリフィスから1
0分間に押し出されるg数を意味する(ASTM 1238 )。
【0005】「MFR」は、「メルトフローレート(Me
lt Flow Rate)」の略号で、温度230 ℃におけるMIの
ことである。
【0006】また、硬さ(HA )及び硬さ(HD )と
は、共に「JIS K 6253の5項(ISO 7619対応) 」で規定
されているもので、それぞれタイプAデュロメータで測
定したピーク値、タイプDデュロメータで測定した5秒
後の値を意味する。
【0007】以下、ガラス摺動層を備えたガラスランを
主として例に採り説明するが、ガラスラン以外のウェザ
ストリップにも本発明は適用可能なものである。
【0008】
【従来の技術】図1に示すようなガラスラン(ウェザス
トリップ)は、ガラスラン本体(ウェザストリップ本
体)11を通常、耐候性の非極性エラストマー材料の一
つであるEPDM配合物で形成するとともに、ガラス摺
動層(シール形成層)13は、ウレタン塗膜や植毛層で
形成していた。
【0009】しかし、シール形成層13にダストや砂が
付着した場合、ウレタン塗膜や植毛層では耐摩耗性が不
十分であり、ウレタン塗膜が剥離したり植毛層が脱毛し
て、長期間経過後には摺動抵抗が増大すると言う問題点
があった。
【0010】このため、ポリプロピレン(PP)やポリ
エチレン(PE)からなる耐摩耗性のシール形成層(ポ
リオレフィン層)13を、ガラスラン本体押出後又は押
出と同時に連続的に押出して熱融着させたガラスランが
提案されている(特公平7−33077号・特開平5−
4308号公報等参照)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術にお
けるポリオレフィン層は、耐摩耗性及び摺動性の見地か
ら、通常、硬さの高めのものを選択する傾向にある。こ
のため、ガラスラン本体に比して硬さや剛性が高く、ガ
ラスランに本来要求される、特に、摺動リップに要求さ
れる柔軟性を阻害するという問題点があった。
【0012】また、ガラスランは、搬送時に屈曲させて
折り畳んで曲げた状態で搬送することが多いが、その
際、表面に折しわ跡が残ることがあることが分かった。
【0013】本発明は、上記にかんがみて、ウェザスト
リップのシール形成層、特に、ガラス摺動層等に要求さ
れる耐摩耗性、摺動性等の特性を維持しながら柔軟性を
阻害しないとともに、折り曲げて搬送しても折しわ跡が
残らない自動車用ウェザストリップを提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動車用ウ
ェザストリップは、少なくともシール形成層が、架橋T
PS組成物で形成されてなり、該架橋TPS組成物が、
SBC及び水添SBCのいずれか又は双方と、熱可塑性
オレフィン系樹脂及び非芳香族系プロセスオイルとを含
むポリマーアロイの過酸化物架橋処理物を必須成分と
し、硬さ(HD )D50以下を示すものであることによ
り、上記課題を解決するものである。
【0015】
【手段の詳細な説明】
A.以下、本発明の手段について詳細に説明をする。な
お、以下の説明で配合単位を示す「部」は「重量部」を
意味する。
【0016】本発明のウェザストリップは、少なくとも
シール形成層が、架橋スチレン系TPE(架橋TPS)
組成物で形成されてなることを前提的構成要件とする。
【0017】B.上記架橋TPS組成物が、SBC及び
水添SBCのいずれか又は双方と、熱可塑性オレフィン
系樹脂及び非芳香族系プロセスオイルとを含むポリマー
アロイの過酸化物架橋処理物を必須成分とし、硬さ(H
D )D50以下を示すものであることを特徴的構成要件
とする。
【0018】(1) 上記SBCとは、本来「 Styrene Blo
ck Copolymer」の略号であるが、ここでは、ポリ芳香族
ビニル−ポリ共役ジエン−ポリ芳香族ビニルトリブロッ
ク共重合体の略号として広い意味で使用する。また、水
添SBCとはSBCのポリ共役ジエン部分の二重結合
(1,4結合、1,2結合の双方に起因するものを含
む。)を水素添加されたものを言う。
【0019】上記芳香族ビニルとしては、例えばスチレ
ン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−t−ブ
チルスチレンなどのうちから1種または2種以上が選択
でき、中でもスチレンが望ましい。上記共役ジエンとし
ては、例えば、ブタジエン、イソプレン、1,3−ペン
タジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエンなど
のうちから1種または2種以上が選ばれ、中でもブタジ
エン、イソプレンおよびこれらの組合せが望ましく、ブ
タジエンとイソプレンとの組み合わせが更に望ましい。
【0020】SBC中の、芳香族ビニルの含有量は、通
常、10〜50%の範囲とする。
【0021】SBCの重量平均分子量は、通常5千〜1
50万であり、望ましくは1万〜55万、更に望ましく
は10万〜50万の範囲である。
【0022】本発明においては、二重結合を水素添加し
ていないSBCでもよいが、耐候性の見地から、通常、
水添SBCを使用する。この水添率は、1,4結合、
1,2結合の双方に起因する二重結合(直鎖・分岐)全
体に対して、望ましくは90%以上、更に望ましくは9
4%以上、最も望ましくは98%以上とする。
【0023】具体的に望ましいSBCとしては、上記か
らPS−ポリブタジエン/イソプレン−PSトリブロッ
ク共重合体の水添率90%以上の水添物(以下、このも
のを「SEB/EPS」と称することがある。)を挙げ
ることができる。
【0024】(2) 熱可塑性オレフィン系樹脂(以下単に
「オレフィン系樹脂」と称する。)をポリマーアロイに
含めるのは、配合物の過酸化物架橋処理に際して、高分
子量PP等の過酸化物分解型オレフィン系樹脂の分子切
断を同時に行い、成形性とゴム弾性等の力学的特性のバ
ランスを良好に保つの容易にするためである。なお、オ
レフィン系樹脂の一部は、過酸化物架橋処理後に添加し
てもよい。
【0025】オレフィン系樹脂としては、ホモPP(ア
イソタクチック)、ブロック共重合PP、ランダム共重
合PPを好適に用いることができる。
【0026】ここでブロック共重合PP及びランダム共
重合PPとは、プロピレンと他の少量のα−オレフィン
(エチレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−
1−ペンテン等)とをブロック共重合またはランダム共
重合させたもののことである。
【0027】PPは、高分子量PPと低分子量PPとを
組み合わせて用いるのが望ましい。即ち、過酸化物架橋
処理前に高分子量のホモPPを配合し、架橋処理後に低
分子量のホモPP又は共重合PPを配合する。これによ
り、組成物の成形性、表面肌などを良好にすることがで
きる。
【0028】架橋処理前配合する高分子量PPと架橋処
理後配合する低分子量PPとの配合比は、3/7〜7/
3、望ましくは4/6〜6/4とする。高分子量PPが
過少では、組成物の混練加工性が低下する。他方、高分
子量PPが過多では、シール形成層の押出し成形性が低
下する。
【0029】ここで高分子量PPとしては、MFRの範
囲が、0.1 〜10g/10分、望ましくは0.1 〜5g/
10分、更に望ましくは0.1 〜1.0 g/10分のものを
使用する。
【0030】他方、低分子量PPとしては、MFRの範
囲が、10〜100g/10分、望ましくは20〜50
g/10分、更に望ましくは25〜45g/10分のも
のを使用する。
【0031】SBC100部に対するオレフィン系樹脂
の配合量は、10〜250部、望ましくは20〜200
部、更に望ましくは30〜100部とする。オレフィン
系樹脂の配合量が過少では、シール形成層の押出し成形
性に悪影響を与えるとともに、熱可塑性を担保しがたい
とともに、機械的特性が低下するおそれがあり、他方、
過多では、柔軟性が低下するおそれがある。
【0032】また、上記PP以外に、オレフィン系樹脂
として、ポリエチレン系樹脂(HDPE、LDPE、L
−LDPE等)または、非晶性エチレン−α−オレフィ
ン共重合体(EPR、EPDM等)を、SBCの架橋反
応前または架橋反応後にさらに配合して、硬さ調整する
こともできる。これらのポリエチレン系樹脂または非晶
性エチレン−α−オレフィン共重合体を架橋反応前に配
合した場合は、これらが架橋されることにより、機械的
物性が改良される。。
【0033】(3) プロセスオイルをポリマーアロイの成
分として含めるのは、プロセスオイルがSBC及び過酸
化物分解型オレフィン樹脂の分散媒的作用を奏するとと
もに、非芳香族系プロセスオイルは、架橋TPS組成物
の硬さを硬さ(HD )D50以下に調整するのを容易に
し、さらに、押出成形性を担保するためである。非芳香
族系プロセスオイルを使用するのは、芳香族系プロセス
オイルを使用すると、芳香族単位を含んでいるSBCが
可溶化して後述の、架橋反応を阻害するおそれがあるた
めである。
【0034】プロセスオイルは、通常、芳香族環、ナフ
テン環、パラフィン鎖の三者の組み合わさった混合物で
あり、それぞれ、パラフイン鎖炭素数が全炭素数の50
%以上占めるものをパラフィン系とよび、ナフテン環炭
素数が30〜45%のものをナフテン系といい、芳香族
炭素が35%以上のものを芳香族系と称する(神原外三
名編「増訂新版合成ゴムハンドブック」(昭42−11
−30)朝倉書店、p.557 )。
【0035】非芳香族系の内、パラフィン系が望まし
く、パラフィン鎖炭素の比率が可及的に高いものが更に
望ましく、重量平均分子量(MW )100〜2000、
望ましくは500〜2000のものを使用する。
【0036】非芳香族系プロセスオイルの配合量は、S
BC100部に対して、30〜300部、望ましくは5
0〜150部、更に望ましくは80〜120部である。
プロセスオイルが過多であると、ブリードアウトをしや
すくなるとともにシール部非粘着性を担保し難く、過少
では、シール形成層の硬さを硬さ(HD )D50以下に
担保しがたくなるおそれがある。
【0037】(4) ポリマーアロイの過酸化物架橋処理物
を必須成分とするのは、架橋していないと、ウェザスト
リップに要求される物性である反発弾性、シール当たり
部非粘着性を得難く、さらには、本発明の目的である、
折しわ跡(屈曲跡)の発生抑制効果を得難いためであ
る。
【0038】そして、架橋剤として有機過酸化物を使用
するのは、水添SBCでも架橋可能であり、また、前述
の如く、前記熱可塑性オレフィン系樹脂を過酸化物によ
り主鎖切断(過酸化物分解)させるためである。
【0039】上記有機過酸化物としては、例えば、ジク
ミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、
2,5−ジメチル−2,5−ジ−(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ−(t−
ブチルペルオキシ)ヘキシン−3、1,3−ビス−(t
−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、1,1−
ビス−(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメ
チルシクロヘキサン、n−ブチル−4,4−ビス−(t
−ブチルパーオキシ)バレレート、ベンゾイルパーオキ
サイド、p−クロロベンゾイルパーオキサイド、2,4
−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパー
オキシベンゾエート、t−ブチルパーオキシイソプロピ
ルカーボネート、ジアセチルパーオキサイド、ラウロイ
ルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド等
を挙げることができる。これらの中で、2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ−(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、
1,3−ビス−(t−ブチルパーオキシイソプロピル)
ベンゼンが望ましい。
【0040】この有機過酸化物の配合量は、ポリマーア
ロイ(SBC、プロセスオイル、熱可塑性オレフィン系
樹脂の総合計量)100部に対し、0.1〜5部、望ま
しくは0.3〜2.5部、更に望ましくは0.5〜1.
5部である。
【0041】このとき有機過酸化物(架橋剤)とともに
架橋助剤を併用することが望ましい。架橋助剤として
は、ジビニルベンゼン、トリアリルシアヌレートのよう
な多官能性ビニルモノマー、またはエチレングリコール
ジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレ
ート、トリエチレングリコールジメタクリレート、ポリ
エチレングリコールジメタクリレート、トリメチロール
プロパントリメタクリレート、アリルメタクリレートの
ような多官能性メタクリレートモノマーを架橋剤として
配合することができる。このような化合物により、均一
かつ効率的な架橋反応が期待できる。
【0042】これらのうちで、トリエチレングリコール
ジメタクリレートが特に望ましい。架橋助剤の配合量
は、SBC、プロセスオイル、熱可塑性オレフィン系樹
脂の総合計量100部に対し、0.1〜20部、望まし
くは0.5〜10部、更に、望ましくは1〜3部であ
る。
【0043】(5) シール形成層を形成する架橋TPS組
成物の硬さが硬さ(HD )でD50を越えると、折しわ
跡が発生しやすい。架橋TPS組成物の硬さの下限は、
ウェザストリップの種類により異なるが、通常、硬さ
(HA )でA60以上とする。60未満では、シール形
成層の摺動性や耐摩耗性に問題が発生しやすくなる。
【0044】(6) そして、本架橋TPS組成物には、通
常、滑剤を配合することが望ましく、シール形成層をガ
ラス摺動層とする場合は、必然的に滑剤を配合する。
【0045】滑剤としては、シリコーンオイル、パラフ
ィン系ワックス、モノアマイド系ワックス等の炭化水素
類;エルカ酸アミド、ステアリン酸アミド、エチレン−
ビス−ヒドロキシ−ステアラミド等の脂肪酸アミド類;
ステアリン酸マグネシウム・亜鉛・カルシウム等の金属
石けん類;ケイ素樹脂、フッ素樹脂、超高分子量PE
(分子量100万以上)、ナイロン樹脂等の硬質樹脂粉
末類、更には、二硫化モリブデン、窒化ホウ素、二硫化
タングステン、フッ化黒鉛、等を好適に使用できる。
【0046】これらの滑剤の内で、撥水性ないし非極性
のシリコーンオイル、パラフィンワックスが、ドロ水等
がガラス摺動層に付着した際、滑り易く望ましい、特
に、シリコーンオイルが、撥水性・シール部非粘着性等
が優れており、更に、加工性、外観等の見地から最も望
ましい。
【0047】シリコーンオイルとしては、ジメチルポリ
シロキサン、メチルハイドロジエンポリシロキサン、メ
チルフェニルポリシロキサン、アルキル変性シリコー
ン、アミノ変性シリコーン、カルボキシル変性シリコー
ン、エポキシ変性シリコーン、ビニル基含有シリコー
ン、アルコール変性シリコーン、フッ素変性シリコー
ン、ポリエーテル変性シリコーンなどが挙げられる。こ
れらの内、特に、高粘度(高分子量)のジメチルポリシ
ロキサンが望ましい。ここで、シリコーンオイルで高粘
度とは1万 cSt(0.01m2/s)以上(25℃;以下同じ)
のものをいう(中島功外一名編著「プラスチック材料講
座[9]ケイ素樹脂」(昭45−4−20)日刊工業新
聞社、p.52参照)。高粘度シリコーンオイルの中
で、添加効果持続性の見地から、10万 cSt(0.1m2/s
)以上が望ましく、50万 cSt(0.5m2/s)以上が更に
望ましく、100万 cSt(1m2/s)以上が最も望まし
い。
【0048】なお、シリコーンオイルの分子構造として
は、直鎖・分岐・架橋構造を有するものいずれも好適に
用いることができる。これらの内で、高粘度とするため
には、分岐・架橋構造を有するシリコーンオイルを用い
ることが好ましい。
【0049】シリコーンオイルは、そのまま、混練時に
添加するか、もしくは各種の樹脂とマスターバッチ化さ
れたものを添加してもよい。マスターバッチ化の際に用
いられる樹脂はPP、LDPE、PS、HDPE、ポリ
アミド、ポリアセタール、ABS、PBT、ポリエステ
ルエラストマー、L−LDPE等があるが、PP、L−
LDPEが特に望ましい。マスターバッチは、シリコー
ンオイルが樹脂中に物理的に混合されたもの、あるい
は、樹脂とシリコーンオイルの一部または全部が化学的
に結合しているもののどちらを用いてもよい。
【0050】シリコーンオイルの配合量は、通常、ポリ
マーアロイ(SBC+オレフィン系樹脂+プロセスオイ
ル)/シリコーンオイル=99/1〜85/15(望ま
しくは98/2〜90/10)とする。シリコーンオイ
ルの配合量が過少では、添加効果(ガラス摺動性・シー
ル当たり部非粘着性)を得がたく、15%を超えると、
本体(基材)との接着性(一体性)に問題を生じやすく
なる。
【0051】(7) 本発明に使用する架橋TPS組成物
は、下記のようにして調製する。
【0052】ポリマーアロイをニーダを用いて、無酸素
状態(窒素雰囲中)で、加熱可塑化して混練後、該混練
物をロールにて、シート状とし角切りしてペレット化す
る。
【0053】該ペレット化物に、架橋剤、架橋助剤を加
えて、ヘンシェルミキサーで攪拌混合したものを、2軸
押出機(例えば径30mm、L/D=30)に供給して、
加熱可塑化して混練押出し、即ち、架橋させて、ペレッ
ト化する。
【0054】更に、当該ペレット化物に、低分子量P
P、必要により、滑剤、オレフィン系樹脂、無機充填
剤、さらには、酸化防止剤、老化防止剤、顔料等他の副
資材を加えて、上記と同様にして、加熱可塑化して、混
練押出し、シール層形成用の押出用材料とする。
【0055】無機充填剤は、主として、硬さ調整及び耐
摩耗性向上のために添加するものである。無機充填剤と
しては、タルク、マイカ、炭酸カルシウム、カーボンブ
ラック、黒鉛、酸化マグネシウム、カオリン、クレイ等
を好適に使用できる。
【0056】これらの無機充填剤の配合量は、通常、ポ
リマーアロイ100部に対して、1〜50部(望ましく
は5〜30部)とする。1部未満では補強効果を得がた
く、50部を超えると、折しわ跡が発生し易くなる。
【0057】C.本発明のウェザストリップは、本体を
下記耐候性の非極性エラストマーをベースとする本体形
成用の押出材料で押し出すと同時に、少なくともシール
層形成層を、上記シール層形成用の押出材料で押し出
す。
【0058】(1) ここで耐候性の非極性エラストマー材
料としては、エチレンプロピレン系ゴム(EPDM、E
PM、EBM)等のゴム材料、PS/水添ポリ共役ジエ
ン/擬PE結晶トリブロック共重合体(SEBC)、P
S/水添共役ジエン/PS共重合体(SEBS、SEP
S)等のスチレン系TPE、更には、PEまたはPPを
拘束相としエチレン−α−オレフィン系ゴム(EPD
M、EPM、EBM)をゴム相とするオレフィン系熱可
塑性エラストマー(TPO)等の熱可塑性エラストマー
材料を好適に使用可能である。
【0059】なお、エチレンプロピレンゴムの場合、通
常、ポリマー(EPDM、EPM)に、加硫系薬剤、補
強性充填剤(カーボンブラツク又はホワイトカーボ
ン)、可塑剤、滑剤、等の汎用の副資材を配合し、ニー
ダ等で混練して調製する。 加硫系は通常、取扱性(安
全性)及び設備の関係上、硫黄加硫系とするが、EPM
の場合は、過酸化物加硫系とする。
【0060】シール形成層13は、図1(A)、図2
(A)、図3(A)、図4(A)に示す場合の如く、薄
層として形成する場合、通常、0.01〜1mm、望ましくは
0.05〜0.1 mmとする。0.01 mm 未満では、シール形成層
に実用的な耐摩耗性を付与し難い。シール形成層13の
うち、図1(A)の溝底部の如く、車両に組み付けられ
た状態で隠れて見えない部位は、硬さの高いポリオレフ
ィン系樹脂組成物等で形成してもよい。
【0061】また、図1(B)、図2(B)の如く、シ
ール形成部位であるシールリップ部15及び溝底部17
を厚さ方向全体にわたって本発明の架橋TPS組成物で
形成してもよい。なお、ルーフウェザストリップ(図
3)、オープニングトリムウェザストリップ(図4)の
場合は、図3(B)、図4に示す如く、本体11Aの全
部または一部を発泡処方の耐候性エラストマー材料で形
成してもよい。
【0062】なお、材料費節減の見地、及び、高度の耐
摩耗性が要求されるような場合は、シール形成層の硬さ
を高めに設定して、薄肉に形成することが望ましい。硬
さが高くて厚過ぎると、折しわ跡の発生抑制効果を得難
い。
【0063】(2) 上記ガラスラン本体11へのシール形
成層13の熱融着は、例えば、下記のようにして行う。
【0064】ガラスラン本体がEPM等のゴム材料の
場合、ガラスラン本体を押し出し後、加硫工程に続い
て、上記架橋TPS組成物を押出材料として帯状シート
(シール形成層13)を押出し、圧着により熱融着させ
る。また、ガラスラン本体をダイスに通して、ダイコー
ティングを行ってもよい。
【0065】ガラスラン本体がTPO等の熱可塑性エ
ラストマーの場合、二台の押出機と接続させたクロスヘ
ッドから、ガラスラン本体11とシール形成層13を同
時押し出しして熱融着させる。
【0066】
【発明の作用・効果】本発明の自動車用ウェザストリッ
プは、シール形成層を、表面硬さが所定硬さ以下となる
ように調整されたSBCや水添SBC等を含むポリマー
アロイの過酸化物架橋処理物を必須成分とする架橋TP
S組成物で形成することにより、後述の実施例で示す如
く、耐摩耗性、耐摺動性に優れているとともに、折しわ
跡も発生し難い。
【0067】耐摩耗性が維持されるのは、SBCや水添
SBCが、架橋されることにより非粘着性が高められ、
摺動抵抗が低く維持される為と推定される。
【0068】
【試験例】以下、本発明の効果を確認するために行なつ
た試験例について説明をする。
【0069】(1) 架橋TPS組成物(I) の調製 表1の(A)〜(C)成分を、ニーダを用いて、窒素雰
囲気中、200℃で混練後(約5分)、該混練物をロー
ルにて、シート状とし角切りしてペレット化する。
【0070】該ペレット化物に(D)、(E)成分を加
えて、ヘンシェルミキサーで攪拌混合したものを、2軸
押出機(径30mm、L/D=30)に供給して、200
℃にて混練押出し、即ち、架橋させて、ペレット化す
る。
【0071】更に、該ペレット化物に(F)、(G)成
分を加えて、ヘンシェルミキサーで攪拌混合したもの
を、再度おなじ2軸押出機、200℃にて混練押出しし
て、各実施例に用いた各材料を調製した。
【0072】
【表1】
【0073】なお、表1における各成分は下記のものを
使用した。また、表1に示した硬さ、引張り強さ、及
び、伸びは、それぞれ、後述の物性試験方法に準じて測
定したものである。
【0074】(A)SEB/EPS:スチレン含量=3
0wt%、水添率=95%以上、Mw=約13万、EB/
EP(重量比)≒1/1 (B)プロセスオイル:パラフィン系、重量平均分子量
(Mw )=540 (C)高分子量ホモPP:MFR=0.5g/10min 、
曲げ弾性率=16MPa (D)有機過酸化物:2,5−ジメチル−2,5−ジ
(t−ブチルパーオキシ)−ヘキサン (E)架橋助剤:トリエチレングリコールジメタクリレ
ート (F)ブロックPP:MFR=33g/10min 、曲げ
弾性率=12MPa 、エチレン(コモノマー)含量=7.0
% (G)炭酸カルシウム:重質炭酸カルシウム、平均粒径
=2.0 μm (2) 材料物性試験 表2に示す処方で、各基礎配合物にシリコーンマスタバ
ッチさらには結晶性オレフィン系樹脂を加え、小型タン
ブラーにて混合したものを、単軸押出機(径20mm、L
/D=20)へ供給し、180℃で押出、幅60mm、厚
さ1mmの押出シートを調製した。
【0075】そして試験方法は、下記の如く行った。
【0076】硬さ:上記シートを60mmの長さに裁断
して10枚重ね、200℃で熱プレスを行い、厚さ約8
mmのブロックとして試験片とした。そして、各試験片に
ついて、硬さ(HD )及び硬さ(HA )について測定を
した。
【0077】引張強さ・伸び:上記シートをJIS 2号
形ダンベル片を打ち抜き、JIS K 6301に準じて測定をし
た。
【0078】動摩擦係数:上記シートから5mm×80
mmの大きさに打ち抜いた短冊片を2枚づつ質量1kgの鋼
製ウェイトの下面に滑り方向に平行に貼着して試験片と
する。そして、該試験片を、ガラス平滑面に載せ、10
0mm/min で、移動させたときの荷重をロードセルによ
り記録し、計算して求めた。
【0079】(3) 製品性能試験 二色押出機(本体:50mmφ単軸押出機、L/D=2
4、フルフライトスクリュー、摺動層:25mmφ、、L
/D=24、フルフライトスクリュー)で、図1(A)
に示す断面のガラスラン本体11を後述処方のオレフィ
ン系エラストマー配合物で、ガラス摺動層13(シール
リップ部は約0.05mm、溝底部は約0.5mm )を表2に示す
処方の各配合物で同時押出して、実施例、比較例の試験
用ガラスランを調製した。
【0080】耐摩耗性試験:上記のようにして製造し
た実施例・比較例の各ガラスランを、長さ800mmの試
験用サッシの一対の対向する縦ピラーに装着し、窓ガラ
ス(厚さ5mm、先端R2mm)を嵌込み、該窓ガラスを上
下させ、ガラス摺動層に明らかな削れが発生するまでの
摩耗回数を測定した。なお、ガラスの端面は、5000
回ごとに再研摩した。
【0081】折しわ跡:上記押出したガラスランを長
さ1mに裁断して、溝底部相互が対向するように中央部
(端から50cm)で折り曲げ、その状態を室温で1週間
保持した。その後、中央折り曲げ部分を展開して、摺動
層における折しわ跡発生の有無を目視観察した。明らか
に折しわ跡が認められる場合は「X」、そうでない場合
は「○」とした。
【0082】(4) 試験結果及び評価 表2に示す各試験結果から、本発明の構成要件を満たす
実施例は、いずれも、動摩擦係数が小さく、かつ、耐摩
耗性に優れており、さらには、折しわ跡も発生しないこ
とが分かる。
【0083】即ち、シール形成層の硬さ(HD )D50
を越える比較例1・2では、耐摩耗性においては問題が
ないが、折しわ跡が発生する。そして、TPOをベース
とする比較例2においては、本発明の実施例1より硬さ
が高いにもかかわらず、シリコーン配合量が同じでも、
実施例1に比して動摩擦係数が高い(摺動抵抗が大き
い)。また、TPOをベースとして実施例1と略同じ硬
さとした比較例3においては、折しわ跡は発生しない
が、実施例1に比して、耐摩耗性において格段に劣ると
ともに動摩擦係数も格段に高い。更に、非架橋TPS組
成物をベースとして実施例3と略同じ硬さとした比較例
4においては、実施例3に比して、耐摩耗性において劣
るとともに、動摩擦係数も大きい。比較例4より硬さが
低い比較例5は、当然のことながら、比較例4に比し
て、耐摩耗性に劣るとともに動摩擦係数も大きくなる。
【0084】
【表2】
【0085】
【表3】
【0086】なお、表2・3に示す各成分は、下記のも
のをそれぞれ使用した。
【0087】非架橋TPS組成物(A)…旭化成工業株
式会社製「タフテックE2096」SEBSベースでP
P/パラフィン系プロセスオイル添加処方、MFR=
2.5g/10分、硬さ(JIS A)=90(硬さ(H
A )約A92) 非架橋TPS組成物(B)…旭化成工業株式会社製「タ
フテックE2086」SEBSベースPP/非芳香族系
プロセスオイル添加処方、MFR=0.7g/10分、
硬さ(JIS A)=80(硬さ(HA )約A82) ホモPP(A)…MFR=1.4 g/10min 、曲げ弾性
率=16MPa ホモPP(B)…MFR=8.0 g/10min 、曲げ弾性
率=22MPa HDPE(A)…MI=8.0g/10分、密度:0.
961g/cm3 HDPE(B)…曲げ弾性率=1840MPa、密度=
0.970g/cm3 TPO(A)…エーイーエス社製「サントプレン123
−50」、硬さ(HD)D50 TPO(B)…エーイーエス社製「サントプレン101
−73」、硬さ(HA)A81 シリコーンマスタバッチ…信越化学工業株式会社製「X
−22−2101」、PPベースのジメチルシリコーン
オイル50%含有物
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するウェザストリップの一例であ
るガラスランを示す断面図
【図2】ドアガラスウエザストリツプを示す断面図
【図3】同じくドアウェザストリップを示す断面図
【図4】同じくオープニングトリムウェザストリップを
示す断面図
【符号の説明】
11、11A ウェザストリップ本体 13 シール形成層 15 ガラスランのシールリップ部 17 ガラスランの溝底部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI //(C08L 53/02 83:04)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用ウェザストリップにおいて、 少なくともシール形成層が、架橋スチレン系熱可塑性エ
    ラストマー組成物(以下「架橋TPS組成物」と称す
    る。)で形成されてなり、 該架橋TPS組成物が、ポリ芳香族ビニル−ポリ共役ジ
    エン−ポリ芳香族ビニルトリブロック共重合体(以下
    「SBC」と称する。)及び水添SBCのいずれか又は
    双方と熱可塑性オレフィン系樹脂及び非芳香族系プロセ
    スオイルとを含むポリマーアロイの過酸化物架橋処理物
    を必須成分とし、タイプDデュロメータ硬さ(HD )D
    50以下を示すものであることを特徴とする自動車用ウ
    ェザストリップ。
  2. 【請求項2】 前記架橋TPS組成物が、タイプAデュ
    ロメータ硬さ(HA)A60以上を示すものであること
    を特徴とする請求項1記載の自動車用ウェザストリッ
    プ。
  3. 【請求項3】 前記架橋TPS組成物が、滑剤を含有す
    ることを特徴とする請求項1記載の自動車用ウェザスト
    リップ。
  4. 【請求項4】 前記滑剤がシリコーンオイルであること
    を特徴とする請求項3記載の自動車用ウェザストリッ
    プ。
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