JP3291494B2 - VNB系エチレン−α・オレフィン−非共役ジエン共重合体ゴムを架橋した熱可塑性エラストマー組成物 - Google Patents
VNB系エチレン−α・オレフィン−非共役ジエン共重合体ゴムを架橋した熱可塑性エラストマー組成物Info
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Description
ンからなるエチレン−α・オレフィン−非共役ジエン共
重合体ゴムが、部分的または完全に架橋して、熱可塑性
樹脂マトリックス中に分散された熱可塑性エラストマー
(TPV)組成物に関するものである。さらに詳しく
は、架橋剤の存在下で、ビニルノルボルネンからなるエ
チレン−α・オレフィン−非共役ジエン共重合体ゴムと
熱可塑性樹脂を混練し、動的な架橋プロセスで製造され
る架橋された熱可塑性エラストマー組成物に関するもの
である。
ポリプロピレンをマトリックスとして、エチレン−α・
オレフィン−エチリデンノルボルネン共重合体ゴムの微
小架橋体粒子を分散した組成物がある。この熱可塑性エ
ラストマーのゴム弾性機構の解明や、弾性、耐熱性、耐
候性、耐油性、耐薬品性、強度などの特性を改良するた
めの検討が行われている。これらの特性改良のポイント
は、エチレン−α・オレフィン−エチリデンノルボルネ
ン共重合体ゴムの架橋度合であり、高架橋度にするため
の架橋剤の研究が行われている。一方、近年、新規なビ
ニルノルボルネンからなるエチレン−α・オレフィン−
非共役ジエン共重合体ゴムが開発された。ビニルノルボ
ルネンからなるエチレン−α・オレフィン−非共役ジエ
ン共重合体は、架橋剤として、ヒドロシリル化剤とヒド
ロシリル化触媒または有機過酸化物を用いた場合、従来
のエチリデンノルボルネンからなるエチレン−α・オレ
フィン−非共役ジエン共重合体と比較して、架橋効率が
極めて高い。したがって、ヒドロシリル化剤とヒドロシ
リル化触媒または有機過酸化物の使用量を大幅に削減し
ても、従来のエチリデンノルボルネンからなるエチレン
−α・オレフィン−非共役ジエン共重合体と同等以上の
有効網目鎖濃度となり、ゴム弾性(永久歪み、圧縮永久
歪みが小さい)、耐油性、耐薬品性に優れたエチレン−
α・オレフィン−非共役ジエン共重合体の架橋物が得ら
れる。また、ビニルノルボルネンからなるエチレン−α
・オレフィン−非共役ジエン共重合体は、架橋に携わら
ない残留非共役ジエン量が少ないことから、耐候性、耐
熱性に優れる利点がある。そして、上記共重合体を利用
した熱可塑性エラストマー組成物及びその製造方法が、
WO98/38226、WO97/00288に記載さ
れている。
8/38226、WO97/00288に記載された熱
可塑性エラストマー組成物では、0.05mm〜3mm
のエチレン−α・オレフィン−非共役ジエン共重合体の
架橋粒子または熱可塑性樹脂を取り込んだエチレン−α
・オレフィン−非共役ジエン共重合体の架橋粒子(以
下、単に架橋粒子という)が多数生成し、熱可塑性樹脂
にビニルノルボルネンからなるエチレン−α・オレフィ
ン−非共役ジエン共重合体の架橋体を0.1μm〜50
μmのオ−ダ−で微分散させることができない。また、
得られた成形品の表面には、架橋粒子の凸凹(ブツ)が発
生し、熱可塑性(流動性)に欠け、機械的強度が低下し、
外観、耐久性に劣る成形品しか得られないという問題が
ある。そのため、ビニルノルボルネンからなるエチレン
−α・オレフィン−非共役ジエン共重合体を用いた熱可
塑性エラストマー組成物は、耐熱性、耐候性、耐油性、
耐薬品、経済性、広い温度範囲(−60〜155℃程
度)でのゴム弾性保持性などの素質を持ちながらも、実
用化はなされていない。
成を抑制し、成形品の外観、機械的強度を向上させ、優
れたゴム弾性、耐油性、耐薬品性、耐候性、耐熱性、耐
寒性、架橋剤削減の経済的効果をもつビニルノルボルネ
ンからなるエチレン−α・オレフィン−非共役ジエン共
重合体を用いた熱可塑性エラストマー組成物を提供する
ことを目的とする。
を達成するため鋭意検討を行い、架橋粒子の生成は、ビ
ニルノルボルネンの架橋効率の高さ、すなわち継続的に
貫徹しようとする架橋反応に原因があることを確認し、
架橋点同士の二次的な架橋による合体が架橋粒子の生成
のメカニズムであると推定し、好適な架橋粒子生成防止
剤を見出すことにより、本発明を完成するに至った。す
なわち、本発明は、請求項1及び2に記載した熱可塑性
エラストマー組成物である。
する。本発明で使用される架橋粒子生成防止剤(C)成
分は、ヒドロシリル化架橋、有機過酸化物等によるラジ
カル架橋を問わず有効に作用し、ビニルノルボルネンか
らなるエチレン−α・オレフィン−非共役ジエン共重合
体ゴムが有する利点、すなわち、成形品の外観の向上、
機械的強度、ゴム弾性、耐油性、耐薬品性、耐候性、耐
熱性、架橋剤削減の経済的効果を発揮させ、更には動的
架橋混練時間の短縮、動的架橋混練押出機のL/Dを短
くすることができる。本発明では、架橋粒子生成防止剤
として、上記した(C)成分を使用するが、これらを使
用した際におけるラボプラストミルによる動的架橋混練
のトルク挙動を図1、2に示す。図1は、ヒドロシリル
化架橋における(C)成分使用時のトルク挙動、図2
は、有機過酸化物架橋における(C)成分使用時のトル
ク挙動を示す図である。なお、図1、2中、ブツ◎→○
→×となるにつれ、ブツ発生が多いことを示す。通常、
ヒドロシリル化架橋、有機過酸化物架橋のいずれを問わ
ず、架橋粒子が生成するパタ−ンでは、長い時間、系全
体の結着作用(架橋点同士の架橋反応を伴うくっつき)に
よると考えられるトルク上昇が観測される。逆に架橋粒
子が生成しないパタ−ンでは、微細な海島構造の形成
(架橋体の熱可塑性樹脂による分断) によると考えられ
る短時間でのトルク低下が観測される。図1、2からわ
かるように、(C)成分を使用した場合、短時間でのト
ルク低下が観測されている。すなわち、本発明で使用さ
れる架橋粒子生成防止剤(C)成分には、ビニルノルボ
ルネンからなるエチレン−α・オレフィン−非共役ジエ
ン共重合体の架橋部分同士の結着を防止する効果があ
る。この効果は、架橋粒子生成防止剤が持つ下記、
のいずれかの作用、または、の複合した作用がもた
らすものと考えられ、更にこれら作用にが加わる傾向
がある。
エチレン−α・オレフィン−非共役ジエン共重合体の架
橋反応を速め、架橋体を短時間で形成してしまい、その
後の架橋部分同士の架橋反応を発生させない、ビニル
ノルボルネンからなるエチレン−α・オレフィン−非共
役ジエン共重合体と架橋粒子生成防止剤の共架橋、ある
いはビニルノルボルネンからなるエチレン−α・オレフ
ィン−非共役ジエン共重合体と架橋粒子生成防止剤の分
散または相溶によって、単独架橋とは区別される架橋体
の微小粒径化を獲得する、架橋反応の初期段階で高ト
ルクを与え、機械的エネルギ−を有効に混練に使用し、
海島構造の形成を促進させる、というものである。
成防止剤としては、(C-1)、(C-2)、(C-3)の成分
から選ばれる少なくとも1つを用いる。(C-1)成分の
架橋粒子生成防止剤は、アクリロイル基を1分子中に少
なくとも5個もち、化1の構造単位を有しない化合物で
ある。アクリロイル基が5個未満であると、後記する
(C-2)、(C-3)成分を除けば、架橋粒子の生成防止効
果はない。アクリロイル基の数は、10〜50個が好ま
しく、さらに好ましくは10〜30個である。50個よ
りも多いと(C-1)成分自体の硬化物粒子が生成する場
合がある。また、熱可塑性エラストマー組成物の柔軟性
を低下させる場合もある。(C-1)成分の分子量は30
0〜10000、好ましくは400〜5000の範囲で
ある。この範囲であると、熱可塑性エラストマー組成物
の製造上扱いやすい。(C-1)成分の添加量は、(A)
成分100重量部に対して、0.05〜50重量部が好
ましく、さらに好ましくは、0.3〜15重量部であ
る。この範囲にあると架橋粒子の生成防止に優れ、経済
的である。
を1分子中に少なくとも5個有するアクリル酸、アルコ
−ル、ポリオ−ルポリアクリレ−ト、ポリエステルアク
リレ−ト、ウレタンアクリレ−ト、アクリルポリマ−が
挙げられ、具体的には、化4〜化9が例示できる。
クリロイル基5個以上という条件下で、(C-1)成分
に含まれ、好ましい架橋粒子生成防止剤の1群である。
化10〜化12が例示される。なお、化1の構造単位を
有するものも、アクリロイル基5個以上という条件下
で、架橋粒子の生成防止に効果があるが、好ましいアク
リロイル基数、分子量範囲、添加量範囲が格段に広く、
また、摺動性、耐傷つき性、耐寒性に優れるなどの付加
特性があるため、(C-1)成分には含めていない。
分子中に2〜5個のアクリロイル基をもち、化2または
化3の構造単位を有するもので、アクリロイル基の数が
1分子中に2〜5個と少なくても、架橋粒子生成防止効
果があることが特徴である。(C-2)成分としては、
1,9−ノナンジオ−ルジアクリレ−ト、1,8−ノナ
ンジオ−ルジアクリレ−ト、トリシクロデカンジメタノ
−ルジアクリレ−ト、2−エチル−2−プロピル−プロ
パンジオ−ルジアクリレ−ト、化13〜化21等が挙げ
られる。
00の範囲で、好ましくは235〜5000である。1
0000を超えると架橋粒子の生成防止効果が乏しくな
り、200未満ではアクリロイル基、化2、化3で化合
物を構成できない。(C-2)成分の添加量は、(A)
成分100重量部に対して、0.05〜50重量部が好
ましく、さらに好ましくは0.3〜20重量部である。
0.05重量部より少ないとゲル生成防止効果がなく、
50重量部を超える量は経済的に不利である。(C-
2)成分は、ビニルノルボルネンからなるエチレン−α
・オレフィン−非共役ジエン共重合体ゴムとの相溶性が
良好である。
ル基のヒドロシリル化剤や有機過酸化物と高速反応性を
利用した(A)成分の短時間での高効率架橋(作用)
により架橋粒子生成を抑制すると推定される。中でも
(C-2)成分におけるアクリロイル基以外の部分の構
造である化2、化3は何らかの優位性をもたらし、アク
リロイル基の数への依存が少なくても高速反応性を発現
させるものと推定される。化2、化3の優位性として
は、ビニルノルボルネンからなるエチレン−α・オレフ
ィン−非共役ジエン共重合体ゴムとの相溶性の良さが挙
げられる。
化1の構造単位を有するもので、アクリロイル基、メタ
クリロイル基、ビニル基、プロペニル基、2−ブテニル
基、アリル基からなる不飽和基のいずれかを1分子中に
2個以上もつものである。不飽和基はアクリロイル基、
ビニル基、アリル基が好ましい。不飽和基は1分子中に
2個以上必要であり、好ましくは2〜5000個、さら
に好ましくは2〜2000個である。不飽和基が2個未
満であると架橋粒子の生成防止効果がなく、機械的強度
の低下や熱可塑性エラストマーにべたつき感を与えるこ
ともある。一方、不飽和基の過剰挿入は、架橋剤の増量
を促すことになる。化1中、R2は、同一あるいは異種
のC1〜C3アルキル基、フェニル基、キシリル基を示
し、aは1≦a≦2.4を満たす数である。このオルガ
ノポリシロキサンは直鎖状であっても、R2SiO3/2や
R2SiO4/2単位を含んだ分岐状であってもよい。R2
としては、汎用性の高いメチル基、フェニル基が望まし
い。(C-3)成分の分子量は500〜1000000
の範囲で、好ましくは1000〜700000である。
1000000を超えると(A)、(B)成分との均一
分散が難しくなる場合がある。(C-3)成分の添加量
は、(A)成分100重量部に対して、0.05〜60
0重量部、好ましくは、0.5〜400重量部、さらに
好ましくは、1〜400重量部である。0.05重量部
未満では架橋粒子の生成防止効果に乏しく、600重量
部を超えると機械的強度が低下し、フェニル基と不飽和
基の含有率が高い(C-3)成分では柔軟性が低下す
る。(C-3)成分は、ヒドロシリル化剤や有機過酸化
物と高速反応性を示すアクリロイル基だけでなく、多く
の不飽和基でその効果が認められることから、作用に
加えて、(A)成分架橋体の分断分散作用(作用)を
併せ持つものと推定される。(C-3)成分の具体例と
しては、化22〜化33が例示される。
各成分は、同一成分内での複数併用や、これら成分間の
併用も可能である。同一成分内の併用であれば、その合
計が各成分の好ましい添加量となるようにすることが好
ましい。成分間における併用の場合、(C-1)、(C-
2)を併用する場合は、それらの合計が、(A)成分1
00重量部に対して、0.05〜50重量部になるよう
に調製することが好ましい。(C-3)を含む組合せの
場合は、(C-1)と(C-2)の合計が50重量部を超
えず、(C-1)、(C-2)、(C-3)の合計が0.
05〜600重量部、好ましくは0.5〜450重量
部、さらに好ましくは1〜400重量部となるように調
製する。
で、(A)が架橋されてなる本発明の熱可塑性エラスト
マー組成物に、(D-1)、(D-2)、(D-3)、
(D-4)の成分から選ばれる少なくとも1つのオレフ
ィン系またはスチレン系共重合体である(D)成分を添
加することが好ましい。(D)成分を添加することによ
って、架橋粒子生成防止は、阻害されることはなく、さ
らに、機械的強度の向上、ゴム弾性、耐寒性に優れる製
品を得ることができる。また、光沢付与、成形性向上
(異形押出性、高速押出性、高流動性など)といった効
果が発現する。
91g/cm2のエチレン−α・オレフィン共重合体で
あり、エチレンと、少なくとも1種類のC3〜C15の
α・オレフィンからなる。α・オレフィンとしては、C
3〜C8が好適である。(D1)成分としては、1)分
子量分布Mw/Mnが約2の均一線状エチレンコポリマ
−:三井化学社製「TAFMERP」(商品名)、Ex
son Chmeical Company社製「Ex
act」(商品名)、2)不均一線状エチレンコポリマ
−:住友化学社製「Excellen VL」(商品
名)、東ソ−社製「LUMITAC」(商品名)、Do
w Chemical Company社製「Atta
ne」(商品名)、3)長鎖分岐を有する実質的に線状
であるエチレンコポリマ−:Dow Chemical
Company社製エチレン1−オクテンコポリマ−
POE「Engage.EG」(商品名)、Dow C
hemical Company社製 POP「AFF
INIY」(商品名)、4)ランダム(無定形ゴム様)
性の強いエチレンコポリマ−:エチレン−プロピレンコ
ポリマー、エチレン−ブテン−1コポリマーが例示され
る。また、4)のランダム性の強いエチレンコポリマー
を50重量%以上の含有量でプロピレンに分散させた組
成物を用いてもよい。具体的には、Montell−J
P社製「Catalloy」(商品名)、「Monte
ll−JP社製[Adsyl](商品名)、トクヤマ社
製「P.E.R.」(商品名)などのリアクタ−メイド
のTPOが好適である。その他、5)リビングアニオン
重合から製造したJSR社製 CEBC「DYNARON6
200P」(商品名)がある。
・オレフィン共重合体は、プロピレン中におけるアタク
チック比が5重量%を超えるFPOで30〜45重量%
が好ましい。例えば、これに2〜15重量%のエチレン
を共重合したHuntsman Corporatio
n社製「REXflex」(商品名)がある。
ダム共重合体は、ランダムなスチレン−共役ジエン共重
合体に水素添加したものである。スチレン−ブタジエン
共重合体水素添加物JSR社製 HSBR「DYNAR
ON1320P」(商品名)、「DYNARON132
1P」(商品名)、スチレン−イソプレン共重合体水素
添加物が例示される。
ック共重合体は、スチレン系重合体ブロックと共役ジエ
ン重合体ブロックからなる共重合体に水素添加したもの
である。共役ジエンとしては、ブタジエン、イソプレ
ン、1,3−ペンタジエン、2,3−ジメチル−3,4
−ブタジエン等が例示される。水素添加スチレン系ブロ
ック共重合体として、旭化成社製 SEBS「タフテッ
ク」(商品名)、旭化成社製 SBBS「タフテックP
シリ−ズ」(商品名)、Shell−JP社製SEBS
「クレイトン」(商品名)、クラレ社製 SEPS「セ
プトン」(商品名)、JSR社製 SEBC「DYNA
RON4600P」(商品名)が例示される。
(D-4)の各成分は、単独または併用して用いる。ま
た、(D)成分の添加量は、(A)成分100重量部に
対して1〜510重量部てあることが好ましい。
ネンからなるエチレン−α・オレフィン−非共役ジエン
共重合体ゴムは、非共役ジエンとしてビニルノルボルネ
ン(5−ビニル−2−ノルボルネン、VNB)を用い、α
・オレフィンとしてC-3〜C15のものを用いた無定
形ランダムな弾性共重合体である。上記α・オレフィン
としては、入手の容易さから、プロピレン、ブテンが適
し、プロピレンが最も汎用化されている。したがって、
(A) 成分としてはエチレン−プロピレン−ビニルノル
ボルネン共重合体ゴムが最も好適である。
でなく、他の非共役ジエン(例えば、エチリデンノルボ
ルネン、メチレンノルボルネン、ジシクロペンタジエ
ン、1,4−ヘキサジエンなど)と併用したものも好適
に用いられる。例えば、エチレン−プロピレン−ビニル
ノルボルネン・エチリデンノルボルネン共重合体(四元
体)ゴムが挙げられる。なお、エチレン−プロピレン−
ビニルノルボルネン共重合体ゴム、及びエチレン−プロ
ピレン−ビニルノルボルネン・エチリデンノルボルネン
共重合体ゴムともに、日本では三井化学より三井EPT
Vシリ−ズ(商品名)として販売が開始されている。
は、重量比で20/80〜90/10、好ましくは40
/60〜80/20である。また、ビニルノルボルネン
含有量は0.3重量%以上、好ましくは0.5〜10重
量%、更に好ましくは0.8〜6重量%の範囲である。
ビニルノルボルネン含有量が0.3重量%より少ない
と、架橋剤削減の経済的効果やゴム弾性、耐油性、耐薬
品性が発揮できず、ビニルノルボルネンの含有量が10
重量%を超えると、ゴム弾性、耐油性、耐薬品性の改善
性がそれ以上認められないだけでなく、機械的強度が低
下する場合がある。(A)成分の100℃ム−ニ一粘度
(ML+4℃)は、30〜350、好ましくは50〜3
00、より好ましくは70〜200である。100℃ム
−ニ−粘度が30未満では、機械的強度が低下し、35
0を超えると加工性が悪くなる。なお、本発明の架橋粒
子生成防止剤を使用しない場合、熱可塑性樹脂に分散さ
せにくい高ム−ニ−粘度のビニルノルボルネンからなる
エチレン−α・オレフィン−非共役ジエン共重合体ゴム
ほどブツが多く発生する傾向があり、ム−ニ−粘度が7
0を超えると極端に多くなる。
は、(A)成分と相溶または均一に分散できるものであ
れは特に制限はない。例えば、ポリオレフィン系、ポリ
スチレン系、ポリカ−ボネ−ト系、ポリフェニレンエ−
テル系、ポリ塩化ビニル系、ポリアミド系、ポリエステ
ル系、ポリフェニレンスルファイド系、ポリメタクリレ
−ト系等の熱可塑性樹脂を使用することができる。特に
は、プロピレン系樹脂や密度0.91〜0.97g/c
m3のエチレン系樹脂(HDPE、LLDPE)などの
ポリオレフィン系樹脂が好ましい。
系樹脂としては、アイソタクチックまたはシンジオタク
チックな結晶構造の単独重合体またはエチレン、1−ブ
テン、1−ペンテン、1−ヘキセン等のα・オレフィン
との共重合体が挙げられる。他のα・オレフィンとの共
重合体やアタクチックな結晶構造を有するものは、熱可
塑性エラストマー組成物の海(マトリックス)となるプロ
ピレン系樹脂の軟化温度を下げ、熱可塑性エラストマー
組成物の高温度域のゴム弾性を低下させるため、使用目
的によっては好ましくない場合がある。特に好ましいプ
ロピレン系樹脂は、ホモポリプロピレン、ブロックポリ
プロピレン、ランダムポリプロピレン、アイソタクチッ
ク+アタクチック構造のポリプロピレン、アイソタクチ
ック+アタクチック構造のポリプロピレンとエチレンの
共重合体が挙げられる。なお、アイソタクチック+アタ
クチック構造のポリプロピレン、アイソタクチック+ア
タクチック構造のポリプロピレンとエチレンの共重合体
は、出光石油化学よりIDEMITU TPO Eシリ
−ズ(商品名)として販売されている。上記プロピレン
系樹脂のメルトインデックス(MI)は、好ましくは
0.1〜100g/10分(230℃、2.16kg)、
より好ましくは0.5〜60g/10分の範囲である。
また、プロピレン−α・オレフィン共重合体中のα・オ
レフィン含有量は50重量%以下、プロピレン系樹脂中
のアタクチック比は、0〜50重量%が望ましい。
の(B)成分の熱可塑性樹脂を、(A)成分のビニルノ
ルボルネンからなるエチレン−α・オレフィン−非共役
ジエン共重合体ゴム100重量部に対して、5〜300
重量部、より好ましくは10〜100重合部、さらに好
ましくは20〜100重量部使用する。この範囲にある
と、熱可塑性エラストマー組成物の流動性、加工性、柔
軟性に優れる。
(A)成分を架橋したものであるが、その架橋をする手
段としては、ヒドロシリル化架橋またはラジカル架橋の
方法が採用される。ヒドロシリル化架橋は、1分子中に
珪素原子に結合した水素原子を少なくとも2個含有する
オルガノハイドロジェンポリシロキサン(ヒドロシリル
化剤、(E1))とヒドロシリル化触媒(E2)で行う。ヒ
ドロシリル化剤が(A)成分のビニル基に付加して架橋
が進行する。この架橋を活性化するのがヒドロシリル化
触媒である。(E1)成分は、1分子中に珪素原子に結
合した水素原子を2個以上含有するオルガノハイドロジ
ェンであれば限定はない。例えば、平均組成式HbR5 c
SiO(4-b-c)/2(但し、式中R5は同一または異種の脂
肪族不飽和基を除く非置換または置換一価炭化水素基、
特に炭素数1〜10のもので、例えば、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基、フェニル
基、トリル基等のアリ−ル基、ベンジル基、β−フェニ
ルエチル基等のアラルキル基、シクロヘキシル基などの
シクロアルキル基等であり、bは0.002〜1.0の
数、cは0.80〜2.10の数、b+cは0.9〜
3.0である。)で示されるもの、または1分子中に少
なくとも2個以上のSiH基を有し、かつ非置換または
置換の2価または3価の芳香環を1〜4個含有するか、
または、炭素数2〜30のアルキレン基を有するオルガ
ノハイドロジェンポリシロキサンで示されるものが例示
される。
トマー組成物中の不飽和基数の合計1molに対し、オ
ルガノハイドロジェンポリシロキサンの珪素原子に結合
した水素原子が0.1〜10mol、好ましくは0.5
〜5molとなるように添加する。ここで熱可塑性エラ
ストマー組成物中の不飽和基数とは、(A)成分中のビ
ニルノルボルネン数、(A)成分が他の非共役ジエンと
多元体を構成したものであれば、その非共役ジエン数、
及び(C)成分の不飽和基数を足した数であり、(D)
成分の不飽和基数はカウントしない。(D)成分の不飽
和基とは(D-4)、(D-5)の水添操作で残留したも
のなどを指す。
は、パラジウム、ロジウム、白金などの第VIII族の
遷移金属やこれらの錯体が挙げられる。汎用性の面で白
金系触媒が好適である。白金系触媒には、白金、白金ブ
ラック、塩化白金酸、塩化白金酸のアルコ−ル変性物、
塩化白金酸とオレフィン、アルデヒド、ビニルシロキサ
ンまたはアセチレンアルコ−ル類との錯体がある。白金
や白金ブラックよりも、活性の強い錯体(錯塩)を使用す
るのが望ましい。代表的なものとして、H2PtC16(6H
2O)、〔(CH2=CH)(CH3)2Si)2O〕2Ptや〔(CH2=CH)(CH3)2S
i2O〕2O(CH2=CH) (CH3)2SiOSi(CH3)2(OH)Ptに代表され
る無機ハロゲンを実質的に含まない錯体が挙げられ、イ
ソプロパノ一ル、2−エチレン−ヘキサノ−ル、トルエ
ン・キシレンに希釈されて市販されている。白金系触媒
の添加量は、(A)成分に対して、白金換算で0.05
〜30ppmが好ましい。0.05ppm未満では架橋
反応が起こらず、30ppmを超えて添加すると経済的
に不利となる。通常は0.4〜10ppmで充分であ
る。これは、非共役ジエンがビニルノルボルネンである
ために、微少の白金量が実現できるもので、他の非共役
ジエンで、ヒドロシリル化剤と白金系触媒からなる単純
な系で架橋を行うと5〜100倍の白金が必要となる。
使って架橋させるためのラジカル開始剤(E3)につい
て説明する。ラジカル開始剤としては、有機過酸化物ま
たは有機アゾ化合物を使用する。特には1分半減期温度
が140℃を超える有機過酸化物が好ましい。さらに好
ましくは150〜260℃の1分半減期温度を持つ有機
過酸化物がある。これには1,1−ビス(t−ブチルパ−
オキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1
−ジ−t−ブチルパ−オキシシクロヘキセン、2,2−
(t−ブチルパ−オキシ)ブタン、4,4−ジ−t−ブチル
パ−オキシヴァレリックアシッド−n−ブチルエステ
ル、1,1−ビス−(t−ブチルパ−オキシ)シクロドデ
カン、ジ−t−ブチルパ−オキサイド、ジクミルパ−オ
キサイド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチル
パ−オキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ビ
ス(t−ブチルパ−オキシ)ヘキシン−3、t−ブチルク
ミルパ−オキサイド、α,α'−ビス(t−ブチルパ−オ
キシイソプロピル)ベンゼン、トリス−(t−ブチルパ
−オキシ)トリアジン、1,6−ビス(t−ブチルパ−オ
キシカルボキシ)ヘキサン、ジエチレングリコ−ル−ビ
ス(t−ブチルパ−オキシカ−ボネ−ト)、t−ブチルパ
−オキシイソプロピルカ−ボネ−ト、t−ブチルパ−オ
キシ−2−エチルヘキシルカ−ボネ−ト、t−ブチルパ
−オキシ−3,3,5−トリメチルヘキサノネ−ト、t
−ブチルパ−オキシラウレ−ト、2,5−ジメチル−
2,5−ビス(ベンゾイルパ−オキシ)ヘキサン、t−ブ
チルパ−オキシアセテ−ト、t−ブチルパ−オキシベン
ゾエイト、t−ヘキシルパ−オキシベンゾエイト、p−
メンタンハイドロパ−オキサイド、ジ−イソプロピルベ
ンゼンハイドロパ−オキサイド、1,1,3,3−テト
ラメチルブチルハイドロパ−オキサイド、t−へキシル
ハイドロパ−オキサイド、ジイソプロピルベンゼンビス
−ハイドロパ−オキサイドがある。これらのラジカル開
始剤は、(A)成分100重量部に対して、0.005
〜5重量部、より好ましくは0.02〜2重量部用いら
れる。
軟性の調整、コストダウンのために、軟化剤(F)を配
合することができる。(F)成分の軟化剤は、パラフィ
ン系、ナフテン系などのプロセスオイルやエチレン−α
・オレフィンコオリゴマ−などの合成油が好ましく、
(A)成分100重量部に対して0〜300重量部用い
る。特に5〜100重量部の範囲が、本発明の熱可塑性
エラストマーの特徴を損なうことなく、加工性の向上と
柔軟性付与を達成できることから好ましい。パラフィン
系、ナフテン系などのプロセスオイルとしては、出光興
産社製DIANA PROCESS OIL「PW、P
Sシリ−ズ」、「NR、NS、NMシリ−ズ」(商品
名)が挙げられ、エチレン−α・オレフィンコオリゴマ
−合成油としては、三井化学社製「LUCANT」(商
品名)が挙げられる。ヒドロシリル化架橋の場合、窒素
化合物や硫黄化合物が、反応遅延剤あるいは触媒毒とな
ることが知られている。軟化剤中の窒素分や硫黄分の合
計は3000ppm未満が好ましいが、硫黄化合物が1
000ppm未満、500ppm未満といった厳しい条
件はない。例えば、出光興産社製DIANA PROC
ESSOIL「PS−430」(商品名)は、1600
ppmの硫黄分を含有するが、前述したヒドロシリル化
剤、ヒドロシリル化触媒の範囲で、(A)ビニルノルボ
ルネンからなるエチレン−α・オレフィン−非共役ジエ
ン共重合体ゴムを架橋することができる。
を高めたり、加工性を向上させるために、煙霧性シリ
カ、沈降性シリカ等の合成シリカ、水酸化マグネシウ
ム、水酸化アルミニウム、FEF、HAF等のカ−ボン
ブラック、クレ−、タルクなどの微粉末を添加すること
が好ましい。これらの中でも物性、着色性の点から合成
シリカが好ましい。合成シリカとしては比表面積が50
m2/g以上、特に75〜500m2/gのものを用いる
ことが好ましい。シリカ表面の水酸基をジメチルジクロ
ルシラン、ヘキサメチルジシラザンで封鎖したものも好
適に用いることができる。この微粉末は、(A)成分1
00重量部に対して150重量部以下の範囲で用いる。
好ましくは1〜100重量部、さらに好ましくは5〜8
0重量部の範囲である。
い範囲で、無水マレイン酸変性、アクリル変性、エポキ
シ変性の(D)成分を用いてもよい。また、無水マレイ
ン酸変性、水架橋用シラン変性オレフィン系樹脂、無水
マレイン酸変性、アクリル変性、エポキシ変性のスチレ
ン系樹脂などの変性熱可塑性樹脂、ビニルノルボルネン
を含まないエチレン−プロピレン−非共役ジエンゴム
(ジシクロペンタジエン(DCPD)、5−(2−メチ
ル−2−ブテニル)−2−ノルボルネン(MBN)、5
−エチリデン−2−ノルボルネン,メチルテトラヒドロ
インデン(MTHI)、1,4−ヘキサジエン(HD)
などの非共役ジエンからなるエチレン−プロピレン−非
共役ジエンゴム、SIS、SBS、IIR、BR、NB
Rなどの不飽和二重結合を有するエラストマー、各種熱
可塑性エラストマー、ポリマ−架橋粒子、ポリマ−未架
橋粒子、炭酸カルシウム、ガラス繊維、マイカ、酸化チ
タンなどの、無機フィラ−、成形性調製用滑剤、ポリマ
−系成形性助剤、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止
剤、顔料、フタル酸エステル、アジピン酸エステルなど
の可塑剤、リン系、亜鉛系、錫系などの難燃剤、発泡
剤、銅、鉛、錫、銀、金、黒鉛、長ストラクチャ−カ−
ボンなどのフィラ−または繊維などの導電剤、帯電防止
剤、銅害防止剤、造核剤、他のTPV、抗菌剤、シリコ
−ンオイル、シリコ−ン系コポリマ−、フッ素系樹脂な
どの傷つき防止剤または摺動剤、シランカップリング
剤、チタネ−ト系カップリング剤、遠赤外線発生フィラ
−、フェライト、鉄粉などの誘導加熱剤などを含有する
ことは任意とされる。
造方法は、通常の樹脂組成物、エラストマー組成物の製
造に用いられるバンバリ−ミキサ−、ニ−ダ−、単軸押
出機、二軸押出機等、一般的な方法を採用することが可
能であるが、生産性を重視した場合、二軸押出機が好ま
しく用いられる。二軸押出機は、(A)ビニルノルボル
ネンからなるエチレン−α・オレフィン−非共役ジエン
共重合体ゴムと(B)熱可塑性樹脂とを均一かつ細かく
分散させ、さらに、(C)の架橋粒子生成防止剤、架橋
剤、その他の成分をも均一かつ細かく分散させ、架橋反
応を生じせしめ、本発明の熱可塑性エラストマー組成物
を連続的に製造するのに、より適している。
造方法は、架橋反応開始操作を挟んで、(A)と(B)
成分の混練工程(工程1)と、架橋混練工程(工程2)に
分けられる。架橋反応開始操作は、架橋反応が開始され
る引き金となる架橋剤添加操作を示す。本発明の熱可塑
性エラストマー組成物を構成する各成分は、(C)成分
を用いた場合の一例である図3に示すように、工程1、
架橋反応開始操作、工程2に投入し混練する。なお、表
1には、図3中のア、イで使用される各成分の組み合わ
せの例を示した。また、図3中、(G)は、前記微粉末
や特徴を損なわない範囲で添加される改質剤を表す。工
程1は、80〜260℃の温度下で、0.05〜1.5
kwh/kgの条件で混練するものである。二軸押出機
を使う場合、L/Dは問わないが、L/Dが5〜40
で、上記条件は達成しうる。工程2は、130〜260
℃の温度下で、0.1〜2.5kwh/kg、滞留時間
0.2〜5分、好ましくは0.5〜2分の条件で混練す
るもので、L/Dが25〜100の二軸押出機が好まし
い。架橋反応開始操作は、(E1)、(E2)または
(E3)成分を、公知のポンプあるいはフィ−ダ−を使
って、工程2の二軸押出機に挿入する操作である。この
際、同時に(C)成分を挿入したり、予め(C)、(E
1)、(E2)成分の混合、混練物を作製したものを、
挿入することが好ましい。
トマー組成物は、ペレット状、粉末状、ペ−ル状、シ−
ト状、バルク状に賦形し、各種成形品の原材料または熱
可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー、熱硬化性樹脂、熱
硬化型ゴムの改質剤として用いられる。あるいは、ペレ
ット状、粉末状、ペ−ル状、シ−ト状、バルク状の原材
料とせず、工程2の二軸押出機先端に成形品用のダイス
を付け、工程2から連続的に押出成形、あるいは、射出
成形、圧縮成形、ブロ−成形、カレンダ−成形、回転成
形、真空成形、絞り加工、塗装、印刷、接着などの二次
加工を行い、直接成形品に加工するために用いられる。
ウェザストリップ(ベルトモ−ル)、ドアガラスインナ−
ストリップ(インナ−モ−ル)、サンル−フウェザストリ
ップ、ドア周りのウェザストリップ、ドア下モ−ル、窓
周りの各種モ−ル、アウトサイドミラ−パッキン、グラ
スランチャンネル、ドリップモ−ル、バンパ−モ−ル、
ステンレス皮装モ−ル、フラッシュマウントモ−ル、ワ
イパ−等の自動車用外装部品、インパネ、ドアトリム、
ヘッドレスト、シ−トベルトカバ−、エア−バッグカバ
−、ア−ムレスト、シフトレバ−ノブ、ハンドブレ−キ
グリップ、ホ−ンパッド、アシストグリップ、グロメッ
ト、シ−トカバ−、玉縁、クラッシュハット、グロ−ブ
ボックス、ハンドルカバ−、コンソ−ルボックス等の自
動車用内装部品、ブレ−キホ−ス、ラジエタ−ホ−ス、
ヒ−タ−ホ−ス、エアクリ−ナ−ホ−ス等の自動車用ホ
−ス、送水用ホ−ス、ガス用ホ−ス、インクジェット廃
液チュ−ブなどの産業機械用ホ−スチュ−ブ、輸血、採
血用チュ−ブ、点滴用チュ−ブ、呼吸ガス輸送チュ−
ブ、人工透析パッキン、シリンジパッキン、浣腸容器、
バル−ンカテ−テルなどの医療用部材、エンジンマウン
ト、液封エンジンマウント、ダンパ−プ−リ−、チェ−
ンダンパ−、キャブレ−タ−マウント、ト−ショナルダ
ンパ−、ストラットマウント、ラバ−ブッシュ、バンパ
−ゴム、ヘルパ−ゴム、スプリングシ−ト、ショックア
ブソ−バ−、空気バネ、ボディ−マウント、バンパ−ガ
−ド、マフラ−サポ−ト、ゴムカップリング、センタ−
ベアリングサポ−ト、クラッチ用ゴム、デフマウント、
サスペンションブッシュ、すべりブッシュ、クッション
ストラッドバ−、ストッパ−、ハンドリダンパ−、ラジ
エ−タサポ−タ−、マフラ−ハンガ−等の自動車用防振
部材、スラブマット、バラスマット、軌道マット等の鉄
道用防振部材、エキスバンドジョイント、フレキシブル
ジョイント、ブッシュ、マウント等の産業機械用防振部
材、Oリング、防水パッキン、Vベルト、平べルト、歯
付きべルト、円筒形ベルト、ラフトップベルト、フラン
ジ付きベルト、U型ガイド付きベルトなどの搬送用ベル
ト、電線ジョイント、アノ−ドキャップ、プラグキャッ
プ、プラグブツ、グロメット、導体被覆、シ−ス、イヤ
ホ−ンジャックなどの電気、電線部材、製紙用ロ−ル、
印刷用ロ−ル等の工業用ロ−ル、帯電ロ−ル、クリ−ニ
ングロ−ル、転写ロ−ル、現像ロ−ル、トナ−搬送ロ−
ル、給紙ロ−ルなどのコピ−機用ロ−ル部材、カメラ、
ゴ−グル、ビデオカメラなどのアイパッチ、ヘッドホ−
ンなどのイヤ−パッチ、壁紙、レザ−、床タイル、グラ
スラン、ガラス窓、引き戸の摺動部材、巾木、コ−ナ−
ガ−ドなどの建築用部材、携帯電話、リモコン、キ−ボ
−ドのスイッチ部材、液晶表示用のコネクタ−などの電
子部材、食品包装ラップ、電子部材の包装材、多層フイ
ルム、食品包装カップ、食品保存容器、家具の耐震スト
ッパ−、手帳カバ−、靴、サンダル、玩具、歯ブラシ等
が挙げられる。
ラストマー組成物の低硬度、高強度の特性を利用して、
他の熱可塑性エラストマー及び熱硬化ゴムの強度向上剤
またはゴム弾性向上剤に用いる。また、熱可塑性樹脂な
らびに熱硬化性樹脂の衝撃強度向上剤や耐寒性向上剤に
用いる。(C-3)成分からなる本発明の熱可塑性エラ
ストマー組成物は、他の熱可塑性エラストマー、熱硬化
ゴム、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂に添加混合し、摺動
剤、傷つき防止剤、押出成形時のメヤニ防止剤や可変押
出成形助剤として用いる。
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。
を、正転、ニュ−トラル、逆転のニ−ディングディスク
と順逆送りスクリュ−エレメントから構成した同方向二
軸押出機(30mmφ、L/D=35)に供給し、シリン
ダ−温度を160〜200℃に温調し、スクリュ−回転
数200rpmで混練し、未架橋の混練物ペレットを
作製した。次に、実施例1−1〜1−16と比較例1−
1〜1−6では、180℃に温調した東洋精機製作所製
ラボプラストミル(商品名)に45gのペレットを投
入し、70rpmで3分間溶融し、表3の混合物を添加
し、110rpmで4分間の動的な架橋を行った。ま
た、実施例1−17〜1−21では、表4に示す合計4
5gの原材料を180℃に温調したラボプラストミルに
投入し、110rpmで3分間溶融混練した後、70r
pmで2分間溶融混練し、表4に示す白金系触媒を添加
し、110rpmで4分間の動的な架橋を行った。上記
架橋後、ラボプラストミルから熱可塑性エラストマー組
成物を取り出し、180℃に温調した二本ロ−ルで、厚
さ1.5mm程度のシ−トを作製した。シ−トの任意の
50mm□において、0.3mm以上のブツ形状(凸
部)の個数をカウントし、10個未満を◎、10〜29
個○、30〜49個△、50個以上を×として、架橋粒
子の生成防止効果を評価した。またロ−ルで作製したシ
−トを190℃でプレスし、硬度ならびに引張試験用試
料を作製した。硬度はJISK 7215(10秒後)、
引張試験はJIS K 6723に基づいて測定した。
結果を表3、表4に示す。表3、表4からわかるよう
に、実施例のものは、架橋粒子生成が抑制され、且つ引
張強度が優れていた。なお、表4において、KE−151
Uは、信越化学工業社製、乾式シリカを含有する化26
類似のビニル・メチル-ポリシロキサン、分子量60
万、ビニル・メチル-ポリシロキサン含有量約67重量
%、(C-3)成分に分類され、Cat-PL-50Tは、信越化
学工業社製、白金系ヒドロシリル化触媒、ビニル、メチ
ルシロキサン混合錯体、白金濃度は0.5重量%で、す
でにトルエンに希釈されており、実施例、比較例では、
このCat-PL-50Tをさらにトルエンで希釈する。
料からヒドロシリル化剤を除いた配合で、実施例1と同
様の条件で未架橋の混練物ペレットを作製した。次
に、180℃に温調したラボプラストミルに45gのペ
レットを投入し、70rpmで2分間溶融し、表5に
示す(C)成分または化合物を添加し、70rpmで3
分間混練した後、設定温度をそのまま、あるいは変更し
て30rpmで3分間混練した。続いて、表5に示す有
機過酸化物を添加し、110rpmで4分間の動的な架
橋を行った。その後、ラボプラストミルから熱可塑性エ
ラストマー組成物を取り出し、実施例1と同じ評価を行
った。結果を表5に示す。表5からわかるように、実施
例のものは、架橋粒子生成が抑制され、且つ引張強度、
引張伸びが優れていた。なお、表5において、パーヘキ
サ25B-40は、日本油脂社製、2,5-ジメチル-2,5-ビス(t
-ブチルパーオキシ)ヘキサンを炭酸カルシウムで40
重量%に希釈したものである。
トまたは実施例2のペレット、(C)成分の1,9−
ノナンジオールジアクリレート、E2900と(D)成
分を表6に示す配合量で、180℃に温調したラボプラ
ストミルに投入し、110rpmで3分間溶融混練した
後、70rpmで2分間溶融混練し、表6に示す(C)
成分の1,9−ノナンジオールジアクリレートを混合し、
白金系触媒または有機過酸化物を添加し、110rpm
で4分間の動的な架橋を行った。なお、動的架橋時の設
定温度は、110rpm、3分間から70rpm、3分
間に切り替える際行った。ラボプラストミルから熱可塑
性エラストマー組成物を取り出し、実施例1と同じ評価
及び実施例3−1のロールシートの光沢を標準とし、光
沢の相対評価を行った。1→5と増すごとに光沢がある
と表示した。結果を表6に示す。表6からわかるよう
に、実施例のものは、架橋粒子生成が抑制され、且つ引
張強度、引張伸びが優れていた。また、(D)成分の比
率が高いほど、光沢、引張強度が高くなる傾向があっ
た。なお、表6において、EBM 3021Pは、JSR社製、エチ
レン−ブテン-1のランダム性の高い共重合体、密度0.8
6、MI 2.1g/10min(230℃、2.16kg)、Engage.EG-8100
は、Dow Chemical Company社製、実質的に線状であるエ
チレン1-オクテンコポリマー14%結晶、密度0.87、MI
1.0 g/10 min(均一なポリマーの中に主鎖に近い長さの
長鎖分岐を含む)、TAFMER P-0680は、三井化学社製、エ
チレン−α・オレフィン共重合体、密度0.87、MI 0.7g
/10 min、DYNARON1320Pは、JSR社製、HSBR、スチレン
含量10重量%、密度0.89、MI 3.5g/10 min、DYNARON46
00Pは、JSR社製、SEBC、スチレン含量20重量%、密度0.
91、MI 2.5g/10 min、DYNARON6200Pは、JSR社製、CEB
C、スチレン含量0重量%、密度0.88、MI 2.5g/10 mi
n、REXflex WL216は、Huntsman Corporation社製、FPO-
エチレン共重合体、密度0.88、MI 15g/10 min、P.E.R
R210Eは、トクヤマ社製、重合タイプTPO、密度0.88、MI
1.5g/10 min、タフテックL513は、旭化成社製、SEBS、
スチレン含量18重量%、密度0.89、MI 4.5g/10 minで
ある。
ル、逆転のニュ−ディングディスクと順、逆送りスクリ
ュ−エレメントから構成した同方向二軸押出機(58m
mφ、L/D=62)を、シリンダ−温度140〜170
℃、ダイス200℃に温調し、スクリュ−回転数150r
pmで、表6に示す原材料混合物をホッパ−口から供給
した。ホッパ−口から0.15L、0.25Lの位置に
プランジャ−ポンプを接続し、表7のヒドロシリル化
剤、ヒドロシリル化触媒の混合物をそれぞれ圧入した。
得られたペレットについて、実施例1と同じ評価を行っ
た。結果を表7に示す。表7からわかるように、実施例
のものは、架橋粒子生成が抑制され、且つ引張強度、引
張伸びが優れ、実施例1−1、実施例3−2と同じ結果
を得た。
を、ラボプラストミルの設定湿度を160℃から190
℃に昇温しながら110rpmで5分間混練し、設定温
度を180℃に下げて、70rpmで3分間さらに混練
した。表8に示す白金系触媒の混合物を添加し、110
rpmで5分間の動的な架橋を行った。その後、ラボプ
ラストミルから熱可塑性エラストマー組成物を取り出
し、実施例1と同じ評価を行った。更に動的粘弾性を測
定し、損失正接tanδを求めた。なお、tanδが低
い方がゴム弾性に優れていることを示す。それぞれの結
果を、表8に示す。表8からわかるように、エチレン−
プロピレン−ビニルノルボルネン共重合体ゴムを使った
実施例の熱可塑性エラストマーは、エチレン−プロピレ
ン−エチリデンノルボルネン共重合体ゴムの比較例より
も、引張強度、高い温度範囲でゴム弾性に優れていた。
動的粘弾性の測定は、Rheometric Scientific社製SOLID
S ANALYZER(商品名) で、JIS K 7198に基づいて測定
した。なお、表8において、R-4835は、三井化学社製、
エチレン−プロピレン−VNB共重合体20phr油添、油添前
100℃ム−ニ−粘度ML1+4110、油添後100℃ム−ニ−粘
度ML1+491、VNB含有量2.4重量%、エチレン含有量66
重量%、 R-4834は、三井化学社製、エチレン−プロピ
レン−VNB共重合体20phr油添、油添前100℃ム−ニ−粘
度ML1+4110、油添後100℃ム−ニ−粘度ML1+488、VN
B含有量2.2重量%、エチレン含有量59重量%、 PX-046
は、三井化学社製、エチレン−プロピレン−VNB共重合
体、100℃ム−ニ−粘度ML1+458、VNB含有量4.5重量
%、エチレン含有量57重量%、EP503EFは、JSR社製、エ
チレン−プロピレン−ENB重合体20phr油添、油添後120
℃ム−ニ−粘度ML1+874、100℃ム−ニ−粘度ML1+4に
換算すると100程度、ENB含有量4.5重量%、エチレン
含有量66重量%、WINGSTAY L-HLS(商品名)は、Goodye
arTIRE&RUBBER COMPANY社製の抗酸化剤である。
9の熱可塑性エラストマー組成物を作製し、評価を行っ
た。その結果、ともにブツ◎であった。実施例6−2の
方が、0℃より低い温度での動的貯蔵弾性率E´の変化
が小さく、耐寒性に優れていた。
強度、ゴム弾性、耐油性、耐薬品性、耐候性、耐熱性、
架橋剤削減の経済的効果、更には動的架橋混練時間の短
縮、動的架橋混練押出機のL/Dを短くできるといった
生産性、設備投資上の経済的効果を有するビニルノルポ
ルネンからなるエチレン−α・オレフィン−非共役ジエ
ン共重合体ゴムの架橋体からなる熱可塑性エラストマー
組成物を提供することができる。
のトルク挙動を示す図である。
トルク挙動を示す図である。
す説明図である
Claims (2)
- 【請求項1】 下記(A)、(B)、(C)の成分から
なり、(A)が架橋されてなることを特徴とする熱可塑
性エラストマー組成物。 (A)ビニルノルボルネンからなるエチレン−α・オレ
フィン−非共役ジエン共重合体ゴム 100重量部 (B)熱可塑性樹脂 5〜300重量部 (C)下記(C-1)、(C-2)、(C-3)の成分か
ら選ばれる少なくとも1つの架橋粒子生成防止剤 (C-1)分子中に少なくとも5個のアクリロイル基を
もち、化1の構造単位を有しない分子量300〜10000の化
合物 0.05〜50重量部 (C-2)分子中に2〜5個のアクリロイル基をもち、
化2または化3の構造単位を有する分子量200〜10000の
化合物 0.05〜50重量部 (C-3)分子中にアクリロイル基、メタクリロイル
基、ビニル基、プロペニル基、2−ブテニル基、アリル
基から選ばれる少なくとも2個の不飽和基をもち、化1
の構造単位を有する分子量500〜1000000の化合物 0.05
〜600重量部 【化1】 【化2】 【化3】 - 【請求項2】 請求項1記載の(A)、(B)、(C)
の成分に加えて、(A )の成分100重量部に対して、下
記(D)の成分1〜510重量部からなり、(A)が架橋
されてなることを特徴とする熱可塑性エラストマー組成
物。 (D)下記(D-1)、(D-2)、(D-3)、(D-
4)の成分から選ばれる少なくとも1つの共重合体 (D-1)密度が0.86〜0.91g/cm3であるエ
チレン−α・オレフィン共重合体 (D-2)非結晶性プロピレン−α・オレフィン共重合
体 (D-3)水素添加スチレン系ランダム共重合体 (D-4)水素添加スチレン系ブロック共重合体
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000299018A JP3291494B2 (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | VNB系エチレン−α・オレフィン−非共役ジエン共重合体ゴムを架橋した熱可塑性エラストマー組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
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