JPH11204575A - 回路基板、実装装置及び実装方法 - Google Patents

回路基板、実装装置及び実装方法

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JPH11204575A
JPH11204575A JP10006778A JP677898A JPH11204575A JP H11204575 A JPH11204575 A JP H11204575A JP 10006778 A JP10006778 A JP 10006778A JP 677898 A JP677898 A JP 677898A JP H11204575 A JPH11204575 A JP H11204575A
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wiring board
electronic component
mounting
semiconductor element
wiring
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Mitsuru Mura
満 村
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    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
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    • HELECTRICITY
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    • H01L2224/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and for methods related thereto
    • H01L2224/75Apparatus for connecting with bump connectors or layer connectors
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    • H01L2224/75302Shape

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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電子部品の実装の信頼性を格段的に向上させ得
る回路基板、実装装置及び実装方法を実現し難かつた。 【解決手段】回路基板において、配線基板の一面上に位
置決めしてマウントされた電子部品を覆うように配置さ
れ、その内部が減圧されることにより生じる収縮応力に
基づいて電子部品を配線基板上に押しつける高気密性の
押え手段を設けるようにした。また実装装置において、
配線基板の一面上に電子部品を位置決めして載上すると
共に、当該電子部品を覆うように配線基板の一面上に高
気密性の押え手段を載上する載上手段と、押え手段の内
側を減圧する減圧手段とを設けるようにした。さらに実
装方法において、配線基板の一面上に電子部品を位置決
めして載上すると共に、当該電子部品を覆うように配線
基板の一面上に高気密性の押え手段を載上する第1のス
テツプと、押え手段の内側を減圧する第2のステツプと
を設けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図4) 発明の実施の形態 (1)本実施の形態による回路基板の構成(図1) (2)本実施の形態による実装装置の構成(図2〜図
4) (3)本実施の形態の動作及び効果(図1〜図4) (4)他の実施の形態(図1〜図4) 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明は回路基板、実装装置
及び実装方法に関し、例えば半導体素子をフエースダウ
ンで配線基板上に実装するいわゆるフリツプチツプ実装
に適用して好適なものである。
【0004】
【従来の技術】従来、フリツプチツプ実装法の1つとし
て、半導体素子の各電極(以下、パツドと呼ぶ)上にそ
れぞれはんだをめつき法、蒸着法又は転写法等を用いて
供給することにより突起電極(以下、バンプと呼ぶ)を
形成し、これら各バンプをそれぞれ配線基板上の対応す
る各電極(以下、ランドと呼ぶ)と溶融接合する方法が
ある。
【0005】またフリツプチツプ実装法の他の方法とし
て、半導体素子の各パツド上にそれぞれワイヤボンデイ
ング法を利用して金材からなるバンプを形成し、これら
各バンプがそれぞれ配線基板の対応する電極と圧着する
ように樹脂性接着剤を用いて半導体素子を配線基板上に
接着する方法などもある。
【0006】そしてこのようなフリツプチツプ実装法
は、半導体素子をベアで配線基板上に実装することがで
きるため、半導体素子をパツケージングして実装する場
合に比べて当該半導体素子を実装するために必要なスペ
ースを少なくすることができ、この結果電化製品の小型
化及び軽量化に貢献し得る利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、一般的にシ
リコンを用いて形成される半導体素子と、ガラスエポキ
シ樹脂又はセラミツク等を用いて形成される配線基板と
ではその熱膨張係数が異なる。
【0008】このためフリツプチツプ実装法によると、
半導体素子が動作し、高温となつている状態では当該半
導体素子及び配線基板の熱膨張係数の差に応じた大きさ
の横方向(半導体素子の配線基板との対向面と平行な方
向)の熱応力が半導体素子の各バンプに与えられる。
【0009】そしてこの熱応力は、半導体素子の動作が
停止し、当該半導体素子の温度が常温にまで下がるとな
くなるものの、電源のオン/オフによるこのような熱応
力の繰り返しにより半導体素子の各バンプに金属疲労が
生じて破断が発生する問題があつた。
【0010】そしてこのような金属疲労は、電源のオン
/オフだけに止まらず、半導体素子が実装されている配
線基板のおかれた環境の温度変化によつても生じること
があつた。
【0011】かかる問題点を解決するため、従来、配線
基板上に実装された半導体素子と当該配線基板との隙間
にエポキシ樹脂材などの絶縁性樹脂材を封入し、当該絶
縁性樹脂材によつて配線基板及び半導体素子を一体に固
定することにより半導体素子の各バンプにかかる応力を
分散させて緩和する方法が広く用いられている。
【0012】しかしながらこのような方法を用いたとし
ても、上述のような熱サイクルのメカニズムは変わつて
おらず、このため従来のプリツプチツプ実装法では半導
体素子の温度変化の繰り返しによるバンプの破断を回避
し得ないことにより、長期に亘る実装の信頼性を得難い
問題があつた。
【0013】一方はんだを用いた従来のフリツプチツプ
実装法では、電子機器製品が廃棄された場合に、はんだ
に含まれる重金属である鉛が自然環境に悪影響を及ぼす
おそれがあつた。
【0014】このため従来では、はんだ(鉛)を用いな
い接続工法として接着樹脂材を用いた圧着工法が提案さ
れているものの、この工法によると接着樹脂材を完全に
硬化させないと接続の確認が行えず、またこれと逆に例
えば半導体素子に不良があつた場合にこの半導体素子を
配線基板上から除去することが非常に困難となるために
製品の歩留りを低下させる問題があつた。
【0015】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、電子部品の実装の信頼性を格段的に向上させ得る回
路基板、実装装置及び実装方法を提案しようとするもの
である。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、回路基板において、配線基板との
対向面に複数の電極を有し、配線基板の一面上に位置決
めしてマウントされた電子部品と、電子部品を覆うよう
に配線基板の一面上に配置され、その内部が減圧される
ことにより生じる収縮応力に基づいて電子部品を配線基
板上に押しつける高気密性の押え手段とを設けるように
した。
【0017】この結果この回路基板では、電子部品の各
電極と、配線基板の配線パターンの対応する部位との接
続が圧接により行われるため、電子部品の各電極がそれ
ぞれ配線基板の配線パターン上を導通をとりながら自在
に移動することができる。
【0018】かくするにつきこの回路基板では、電子部
品及び配線基板に熱膨張が生じて電子部品の電極と、配
線基板の配線パターンの対応する位置との間の位置関係
に変位が生じた場合においても、電子部品の各電極がそ
れぞれ配線基板の配線パターン上を導通をとりながら移
動することにより、当該電子部品の電極に応力が生じて
導通が破断されるのを未然に回避することができる。
【0019】また本発明においては、実装装置におい
て、配線基板の一面上に電子部品を位置決めして載上す
ると共に、当該電子部品を覆うように配線基板の一面上
に高気密性の押え手段を載上する載上手段と、押え手段
の内側を減圧し、かくして生じる当該押え手段の収縮応
力に基づいて電子部品を配線基板に押しつける減圧手段
とを設けるようにした。
【0020】この結果この実装装置により製造される回
路基板では、電子部品の各電極と、配線基板の配線パタ
ーンの対応する部位との接続が圧接により行われるた
め、電子部品の各電極がそれぞれ配線基板の配線パター
ン上を導通をとりながら自在に移動することができる。
【0021】かくするにつきこの回路基板では、電子部
品及び配線基板に熱膨張が生じて電子部品の電極と、配
線基板の配線パターンの対応する位置との間の位置関係
に変位が生じた場合においても、電子部品の各電極がそ
れぞれ配線基板の配線パターン上を導通をとりながら移
動することにより、当該電子部品の電極に応力が生じて
導通が破断されるのを未然に回避することができる。
【0022】さらに本発明においては、実装方法におい
て、配線基板の一面上に電子部品を位置決めして載上す
ると共に、当該電子部品を覆うように配線基板の一面上
に高気密性の押え手段を載上する第1のステツプと、押
え手段の内側を減圧し、かくして生じる当該押え手段の
収縮応力に基づいて電子部品を配線基板に押しつける第
2のステツプとを設けるようにした。
【0023】この結果この実装方法により製造される回
路基板では、電子部品の各電極と、配線基板の配線パタ
ーンの対応する部位との接続が圧接により行われるた
め、電子部品の各電極がそれぞれ配線基板の配線パター
ン上を導通をとりながら自在に移動することができる。
【0024】かくするにつきこの回路基板では、電子部
品及び配線基板に熱膨張が生じて電子部品の電極と、配
線基板の配線パターンの対応する位置との間の位置関係
に変位が生じた場合においても、電子部品の各電極がそ
れぞれ配線基板の配線パターン上を導通をとりながら移
動することにより、当該電子部品の電極に応力が生じて
導通が破断されるのを未然に回避することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0026】(1)本実施の形態による回路基板の構成 図1において、1は全体として本実施の形態による回路
基板を示し、一面に所定の配線パターン2が形成された
配線基板3の当該一面上に、半導体素子4が押えキヤツ
プ5により当該配線基板3上に押し付けられるようにし
て実装されている。
【0027】実際上半導体素子4は、各パツド上にそれ
ぞれ金材からなるバンプ6が形成されており、これら各
バンプ6がそれぞれ配線基板3の対応するランド2A上
に位置するように位置決めされてマウントされている。
【0028】また押えキヤツプ5は、上面壁5Aの下面
周端部に断面逆三角形状の周側壁5Bが一体形成される
ことにより気密性高く構成されており、内部がほぼ真空
状態に減圧されている。
【0029】これによりこの回路基板1においては、押
えキヤツプ5内の負圧により発生するその収縮応力によ
つて、当該押えキヤツプ5の上面壁5Aの内側面で半導
体素子4を配線基板3に押し付けるように固定し得るよ
うになされている。
【0030】このため配線基板3の一面上には、押えキ
ヤツプ5の周側壁5Bの先端位置に対応させてシリコー
ン系樹脂材等の弾性樹脂材7が予め所定の高さで枠状に
供給されており、かくしてこの弾性樹脂材7をパツキン
として当該弾性樹脂材7により押えキヤツプ5の周側壁
5Bの先端を一周に亘つて覆うことにより、当該押えキ
ヤツプ5の周側壁5Bの先端及び配線基板3の一面間の
隙間から当該押えキヤツプ5内に空気が漏れ込むのを防
止し、当該押えキヤツプ5内をほぼ真空状態に維持し得
るようになされている。
【0031】一方押えキヤツプ5の上面壁5Aの外側面
には逆円錐形状の窪み部5AXが形成されると共に、こ
れと連通するように当該上面壁5Aの内側面には空気路
5AYが穿設されている。また押えキヤツプ5の窪み部
5AX内には空気路5AYよりも径の大きい熱溶融性材
料からなるボール弁8が配設されている。
【0032】これによりこの回路基板1においては、通
常時、押えキヤツプ5内の負圧によつてボール弁8が空
気路5AYの窪み部5AX側の開口端に吸い付けられて
当該開口端を塞ぐことにより押えキヤツプ5内の真空状
態を維持する一方、例えば半導体素子4のリペア時など
の必要時にはボール弁8を加熱溶融させてこれを押えキ
ヤツプ5内に吸い込ませることによつて、当該押えキヤ
ツプ5内に真空破壊を生じさせ、これを配線基板3上か
ら容易に取り外し得るようにすることができるようにな
されている。
【0033】この実施の形態の場合、押えキヤツプ5
は、その内部が真空にされた場合においても形状変形が
生じ難い材料のうち、特に熱伝導率の高い例えば銅合金
を用いて形成されている。これによりこの回路基板1に
おいては、半導体素子4の動作時に当該半導体素子4か
ら発生する熱を効率良く押えキヤツプ5の外側に放出し
得るようになされている。
【0034】(2)本実施の形態による実装装置の構成 ここで図2は、上述のように半導体素子4を配線基板3
上に実装し得るようになされた本実施の形態による実装
装置10を示すものである。
【0035】かかる実装装置10においては、基台11
上を矢印y方向及びこれと逆方向に移動自在のステージ
12を有し、先行する製造ラインから供給される処理対
象の配線基板3をこのステージ12上に載せて所定の処
理位置にまで搬送し得るようになされている。
【0036】またこの基台11上には支柱13及びガイ
ド部材14を順次介して半導体素子搬送部15がガイド
部材14に沿つて矢印x方向及びこれと逆方向に移動自
在に配置されている。さらに半導体素子搬送部15に
は、矢印r方向及びこれと逆方向に回転自在に、かつ矢
印z方向及びこれと逆方向に移動自在に軸体16が設け
られており、当該軸体16の下端部に吸着ヘツド17が
取り付けられている。
【0037】この場合吸着ヘツド17には、図3に示す
ように、押えキヤツプ5の上面中央部に設けられた貫通
口5AZに対応させて当該貫通口5AZよりも径の大き
い吸着孔17Aが設けられており、かくして図示しない
負圧源から吸気孔17Aに与えられる負圧に基づいて、
図3のように押えキヤツプ5を介して半導体素子4を吸
着保持し得るようになされている。
【0038】また吸着ヘツド17には、押えキヤツプ5
の窪み部5AXに対応させてボール弁8よりも径の小さ
い排気孔17Bが設けられており、かくして負圧源から
排気孔17Bに与えられる負圧に基づいて押えキヤツプ
5内の空気を空気路5AY及び窪み部5AXを順次介し
て吸気し、これを外部に排出し得るようになされてい
る。
【0039】さらに吸着ヘツド17にはヒータ18が内
蔵されており、かくしてヒータ18に駆動電圧を与えて
吸着ヘツド17を加熱することによつて当該吸着ヘツド
17に吸着保持された押えキヤツプ5のボール弁8を溶
融させることができるようになされている。
【0040】一方基台11上には、半導体素子搬送部1
5の移動軌跡に対応させて、押えキヤツプ5を位置決め
して載置するための押えキヤツプ載置台19と、半導体
素子4を位置決めして載置するための半導体素子載置台
20とが配設されている。
【0041】また基台11上の半導体素子載置台20よ
りも右側にはカメラ21が配設されており、吸着ヘツド
17に吸着保持された半導体素子4をこのカメラ21に
より撮像し、その撮像出力に基づいて当該半導体素子4
の回転方向のずれを補正し得るようになされている。
【0042】さらに半導体素子搬送部15にもカメラ2
2が設けられており、ステージ12上に載置された配線
基板3をこのカメラ22により撮像し、その撮像出力に
基づいて吸着ヘツド17により吸着保持されて搬送され
る半導体素子4の配線基板3への実装位置を位置決めし
得るようになされている。
【0043】かくしてこの実装装置10では、実装モー
ド時時、所定位置に所定状態に弾性樹脂材7が供給され
た処理対象の配線基板3がステージ12により処理位置
にまで搬送されると、まず半導体素子搬送部15が駆動
して図示しない供給源により押えキヤツプ載置台19上
に供給される押えキヤツプ5と、半導体素子載置台20
上に位置決めして供給される半導体素子4とを吸着ヘツ
ド17の下端面に順次吸着させてカメラ21の上方位置
にまで搬送し、この後カメラ21の撮像出力に基づいて
軸体16が必要に応じて回転することにより吸着ヘツド
17に吸着保持された押えキヤツプ5及び半導体素子4
の回転ずれを補正する。
【0044】次いで半導体素子搬送部15のカメラ22
の撮像出力に基づいてステージ12上に載置された配線
基板3上の位置を確認しながら当該半導体素子搬送部1
5が右方向に移動することにより吸着ヘツド17を配線
基板3上方の対応する位置にまで移動させた後、半導体
素子搬送部15の軸体16が下降することにより図3
(A)のように吸着ヘツド17に吸着された押えキヤツ
プ5及び半導体素子4を一体に配線基板3上の所定位置
にマウントする。
【0045】さらにこの後、図3(B)のように吸着ヘ
ツド17により押えキヤツプ5を配線基板3上に押しつ
けた状態のまま負圧源から吸着ヘツド17の排気孔17
Bに与えられる負圧に基づいて押えキヤツプ5内の空気
Air を当該押えキヤツプ17内がほぼ真空状態となるま
で排気する。この結果押えキヤツプ5に収縮応力が生
じ、当該押えキヤツプ5により半導体素子4が配線基板
3上に押しつけられた状態に実装される。
【0046】さらにこの後ステージ12が矢印y方向に
移動し、この配線基板3を続くラインに送り出す。この
ようにしてこの実装装置10では、実装モード時、ステ
ージ12上に順次供給される処理対象の配線基板3の所
定位置に半導体素子4を実装する。
【0047】一方取外しモード時、まず半導体素子搬送
部15が駆動してカメラ22の出力に基づいて吸着ヘツ
ド17を例えば図3(B)のように押えキヤツプ5に位
置決めして押し当てる。次いで吸着ヘツド17内のヒー
タ18に電圧が与えられ、当該吸着ヘツド17が加熱さ
れることにより押えキヤツプ5のボール弁8を溶融させ
て当該押えキヤツプ5内の真空状態を破壊させる。
【0048】そしてこの後真空源から吸着ヘツド17の
吸気孔17Aに負圧が与えられ、この負圧に基づいて押
えキヤツプ5及び半導体素子4を吸着ヘツド17の下端
面に一体に吸着し、この状態で軸体16が上昇する。こ
の結果押えキヤツプ5及び半導体素子4が一体に吸着ヘ
ツド17に吸着保持された状態で配線基板3上から取り
外される。
【0049】さらにこの後半導体素子搬送部15が駆動
し、吸着ヘツド17により吸着保持された押えキヤツプ
5及び半導体素子4を所定位置に搬送する。このように
してこの実装装置10では、取外しモード時、押えキヤ
ツプ5及び半導体素子4を配線基板3から取り外す。
【0050】(3)本実施の形態の動作及び効果 以上の構成において、この実装装置10では、実装モー
ド時、押えキヤツプ5を介して半導体素子4を吸着保持
し、これらを一体に配線基板3上に位置決めしてマウン
トした後、押えキヤツプ5内をほぼ真空状態となるよう
に減圧することにより当該押えキヤツプ5の収縮応力に
よつて半導体素子4を配線基板3上に押しつけるように
実装する。
【0051】そしてこのような方法により製造された回
路基板1では、半導体素子4の各バンプ6がいずれも配
線基板3の対応するランド2Aと接合されずに圧接した
状態にあるため、これら各バンプ6がそれぞれ配線基板
3の対応するランド2A上を必要に応じて摺動すること
ができる。
【0052】従つてこの回路基板1では、例えば半導体
素子4の動作時に発生する熱により当該半導体素子4及
び配線基板3が熱膨張し、半導体素子4及び配線基板3
間の熱膨張係数差により半導体素子4の各バンプ6と、
配線基板3の対応するランド2Aとの間の相対的な位置
関係に変位が生じた場合においても、その変位量だけ半
導体素子4の各バンプ6が配線基板3の対応するランド
2A上を摺動するためこれら各バンプ6に横方向の応力
がかからず、半導体素子4の各バンプ6に金属疲労や破
壊が生じるのを未然に回避することができる。
【0053】またこの回路基板1では、上述のように半
導体素子4の各バンプ6が配線基板3の対応するランド
2A上を摺動した場合においても、押えキヤツプ5の収
縮応力によつて常に半導体素子4が配線基板3上に押し
つけられているため、当該半導体素子4及び配線基板3
間の電気的な接続が切断されることはない。
【0054】実際上例えば一般的に半導体素子4の材料
として使用されるシリコンの熱膨張係数は3〔ppm /
℃〕であり、また一般的に配線基板3の材料として使用
されるガラスエポキシ樹脂の熱膨張係数は18〔ppm /
℃〕であり、半導体素子4及び配線基板3間には熱膨張
係数の差に室温からの温度差を乗じた分だけ微小な変位
が生じるが、この変位は電気的な接続が切断されるよう
な大きさではなく、配線基板3に形成されるランド2A
の大きさにより実用上十分に吸収することができる。
【0055】さらにこの回路基板1では、この後回路へ
の電気供給が停止され、半導体素子4及び配線基板3の
温度が常温に下がつた場合にも上述と同様にして半導体
素子4の各バンプ6が配線基板3の対応するランド2A
上を摺動して元の位置に戻るため、温度変化が繰り返し
生じた場合においても半導体素子4の各バンプ6の金属
疲労を防止しながら常に半導体素子4及び配線基板3間
の導通を取ることができ、この結果信頼性の高い接続を
長期間に亘つて得ることができる。
【0056】以上の構成によれば、配線基板3上の対応
する位置に半導体素子4を位置決めしてマウントすると
共に、当該半導体素子4を覆うように気密性の高い押え
キヤツプ5を配置し、かつ当該押えキヤツプ5内を減圧
してその収縮応力によつて半導体素子4を配線基板3上
に押しつけるようにして実装するようにしたことによ
り、半導体素子4の各バンプ6の金属疲労を防止しなが
ら常に半導体素子4及び配線基板3間の導通を取ること
ができ、かくして実装の信頼性を格段的に向上させ得る
回路基板、実装装置及び実装方法を実現できる。
【0057】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、配線基板上に実装す
る実装対象として半導体素子を適用するようにした場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、実装対象と
しては、配線基板との対向面に突起電極が設けられたこ
の他種々の電子部品に広く適用することができる。
【0058】また上述の実施の形態においては、その内
部が減圧されることにより生じる収縮応力に基づいて半
導体素子4を配線基板3上に押しつける高気密性の押え
手段としての押えキヤツプ5を図1のように構成するよ
うにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、押えキヤツプ5の構成としてはこの他種々の構成を
広く適用することができる。
【0059】さらに上述の実施の形態においては、押え
キヤツプ5内の真空破壊用の貫通孔を逆三角錐形状の窪
み部5AXと、当該窪み部5AXと連通する空気路5A
Yとで構成するようにした場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、真空破壊用の貫通孔の構成として
は、この他種々の構成を広く適用できる。
【0060】さらに上述の実施の形態においては、押え
キヤツプ5の窪み部5AX及び空気路5AYからなる貫
通孔の外側の開口端を塞ぐ熱溶融性材料からなる閉塞手
段としてボール弁8を適用するようにした場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、閉塞手段の形状とし
ては、この他種々の形状を広く適用することができる。
【0061】さらに上述の実施の形態においては、配線
基板3の一面上に半導体素子4を位置決めしてマウント
すると共に、当該半導体素子4を覆うように配線基板3
の一面上に高気密性の押えキヤツプ5を載上する載上手
段を、図2のように構成された実装装置10の半導体素
子搬送部15と、図3のように構成された吸着ヘツド1
7と、負圧源とにより構成するようにした場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、載上手段の構成とし
ては、この他種々の構成を広く適用できる。
【0062】さらに上述の実施の形態においては、押え
キヤツプ5の内部を減圧し、かくして生じる当該押えキ
ヤツプ5の収縮応力に基づいて半導体素子4を配線基板
3に押しつける減圧手段を、図3のように構成された吸
着ヘツド17及び負圧源により構成するようにした場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、減圧手段の
構成としてはこの他種々の構成を広く適用できる。
【0063】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、回路基板
において、配線基板との対向面に複数の電極を有し、配
線基板の一面上に位置決めしてマウントされた電子部品
と、電子部品を覆うように配線基板の一面上に配置さ
れ、その内部が減圧されることにより生じる収縮応力に
基づいて電子部品を配線基板上に押しつける高気密性の
押え手段とを設けるようにしたことにより、電子部品及
び配線基板に熱膨張が生じて電子部品の電極と、配線基
板の配線パターンの対応する部位との間の位置関係に変
位が生じた場合においても、電子部品の電極に応力が生
じて導通が破断されるのを未然に回避することができ、
かくして電子部品の実装の信頼性を格段的に向上させ得
る回路基板を実現できる。
【0064】また本発明によれば、実装装置において、
配線基板の一面上に電子部品を位置決めして載上すると
共に、当該電子部品を覆うように配線基板の一面上に高
気密性の押え手段を載上する載上手段と、押え手段の内
側を減圧し、かくして生じる当該押え手段の収縮応力に
基づいて電子部品を配線基板に押しつける減圧手段とを
設けるようにしたことにより、電子部品及び配線基板に
熱膨張が生じて電子部品の電極と、配線基板の配線パタ
ーンの対応する部位との間の位置関係に変位が生じた場
合においても、電子部品の電極に応力が生じて導通が破
断されるのを未然に回避し得る回路基板を製造すること
ができ、かくして電子部品の実装の信頼性を格段的に向
上させ得る実装装置を実現できる。
【0065】さらに本発明によれば、実装方法におい
て、配線基板の一面上に電子部品を位置決めして載上す
ると共に、当該電子部品を覆うように配線基板の一面上
に高気密性の押え手段を載上する第1のステツプと、押
え手段の内側を減圧し、かくして生じる当該押え手段の
収縮応力に基づいて電子部品を配線基板に押しつける第
2のステツプとを設けるようにしたことにより、電子部
品及び配線基板に熱膨張が生じて電子部品の電極と、配
線基板の配線パターンの対応する部位との間の位置関係
に変位が生じた場合においても、電子部品の電極に応力
が生じて導通が破断されるのを未然に回避し得る回路基
板を製造することができ、かくして電子部品の実装の信
頼性を格段的に向上させ得る実装方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態による回路基板の構成を示す断面
図及び上面図である。
【図2】本実施の形態による実装装置の構成を示す略線
的な斜視図である。
【図3】吸着ヘツドの構成を示す断面図である。
【図4】押えキヤツプ及び半導体素子の配線基板への実
装の説明に供する断面図である。
【符号の説明】 1……回路基板、2……配線パターン、2A……ラン
ド、3……配線基板、4……半導体素子、5……押えキ
ヤツプ、5AX……空気路、5AY……窪み部、5AZ
……貫通孔、6……バンプ、7……弾性樹脂材、8……
ボール弁、10……実装装置、17……吸着ヘツド、1
7A……吸気孔、17B……排気孔、18……ヒータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05K 13/04 H01L 23/12 L

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一面に所定の配線パターンが形成された配
    線基板と、 上記配線基板との対向面に複数の電極を有し、上記配線
    基板の上記一面上に位置決めしてマウントされた電子部
    品と、 上記電子部品を覆うように上記配線基板の上記一面上に
    配置され、その内部が減圧されることにより生じる収縮
    応力に基づいて上記電子部品を上記配線基板上に押しつ
    ける高気密性の押え手段とを具えることを特徴とする回
    路基板。
  2. 【請求項2】上記押え手段は、 その内部の減圧状態を破壊するための貫通孔と、 上記貫通孔の外側の開口端を塞ぐように配置された、熱
    溶融性材料からなる閉塞手段とを具えることを特徴とす
    る請求項1に記載の回路基板。
  3. 【請求項3】一面に所定の配線パターンが形成された配
    線基板の当該一面上の所定位置に、当該配線基板との対
    向面に複数の電極が設けられた電子部品を実装する実装
    装置において、 上記配線基板の上記一面上に上記電子部品を位置決めし
    て載上すると共に、当該電子部品を覆うように上記配線
    基板の上記一面上に高気密性の押え手段を載上する載上
    手段と、 上記押え手段の内部を減圧し、かくして生じる当該押え
    手段の収縮応力に基づいて上記電子部品を上記配線基板
    に押しつける減圧手段とを具えることを特徴とする実装
    装置。
  4. 【請求項4】上記載上手段は、 押え手段の周囲壁に穿設された貫通孔に対応させて、当
    該貫通孔の開口端よりも大きい開口端の吸気孔が設けら
    れた吸着ヘツドを具え、 負圧源から当該吸着ヘツドの上記吸気孔に与えられる負
    圧を上記押え手段の上記貫通孔を介して上記電子部品に
    与えることにより、上記押え手段及び上記電子部品を上
    記吸着ヘツドに一体に吸着保持し、当該吸着保持した上
    記押え手段及び上記電子部品を搬送して上記配線基板上
    に載上することを特徴とする請求項3に記載の実装装
    置。
  5. 【請求項5】一面に所定の配線パターンが形成された配
    線基板の当該一面上の所定位置に、当該配線基板との対
    向面に複数の電極が形成された電子部品を実装する実装
    方法において、 上記配線基板の上記一面上に上記電子部品を位置決めし
    て載上すると共に、当該電子部品を覆うように上記配線
    基板の上記一面上に高気密性の押え手段を載上する第1
    のステツプと、 上記押え手段の内部を減圧し、かくして生じる当該押え
    手段の収縮応力に基づいて上記電子部品を上記配線基板
    に押しつける第2のステツプとを具えることを特徴とす
    る実装方法。
  6. 【請求項6】上記第1のステツプでは、上記押え手段及
    び上記電子部品を一体に吸着保持して上記配線基板上に
    載上することを特徴とする請求項5に記載の実装方法。
JP10006778A 1998-01-16 1998-01-16 回路基板、実装装置及び実装方法 Pending JPH11204575A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6513236B2 (en) * 2000-02-18 2003-02-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method of manufacturing bump-component mounted body and device for manufacturing the same
CN108231603A (zh) * 2017-12-14 2018-06-29 通富微电子股份有限公司 一种芯片封装体的制备方法以及芯片封装体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6513236B2 (en) * 2000-02-18 2003-02-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method of manufacturing bump-component mounted body and device for manufacturing the same
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