JPH11204267A - エレクトロルミネッセンスディスプレイパネル及びその製造方法 - Google Patents

エレクトロルミネッセンスディスプレイパネル及びその製造方法

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JPH11204267A
JPH11204267A JP10006180A JP618098A JPH11204267A JP H11204267 A JPH11204267 A JP H11204267A JP 10006180 A JP10006180 A JP 10006180A JP 618098 A JP618098 A JP 618098A JP H11204267 A JPH11204267 A JP H11204267A
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JP
Japan
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insulating film
display panel
electroluminescent display
film
upper electrode
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Withdrawn
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JP10006180A
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English (en)
Inventor
Shinji Yamana
真司 山名
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/10OLED displays
    • H10K59/17Passive-matrix OLED displays
    • H10K59/173Passive-matrix OLED displays comprising banks or shadow masks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 微細化及び大面積化を容易に図ることがで
き、素子にダメージを与えることがなく、信頼性を向上
できるエレクトロルミネッセンスディスプレイパネルを
提供する。 【解決手段】 ガラス基板1上に下部電極となるITO
ストライプパターン2を形成し、その上に、ITOスト
ライプパターン2と直交するようにストライプ状の絶縁
膜5を形成する。絶縁膜5の表面中央には溝5aが形成
され、この溝5aによって、上部電極6b−1を分断す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機材料のエレク
トロルミネッセンス現象を応用した発光素子を基板上に
マトリクス状に配列したエレクトロルミネッセンスディ
スプレイパネル及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のエレクトロルミネッセンスディ
スプレイパネルの一従来例として、下部電極となるIT
O透明電極がパターンニングされたガラス基板上に、エ
レクトロルミネッセンスを得るための有機材料と、電流
を注入するための金属電極(上部電極)とを真空蒸着の
手法で順次積層した構造のものが知られている。
【0003】ここで、金属電極のパターニングは、所望
のパターンが開口されたメタルマスクを通して基板上に
金属材料を蒸着することにより行われる。
【0004】このようにして、それぞれパターンニング
されたITO電極と金属電極とで挟まれた有機材料の部
分が発光可能となる。そして、ITO電極と金属電極と
をストライプパターンとし、お互いが直交(交差)する
ように構成すれば、ドットマトリクス表示が可能なエレ
クトロルミネッセンスディスプレイパネルとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に、メタルマスクを用いて金属電極をパターニングする
場合は、以下に示す問題がある。
【0006】即ち、画像表示のためのストライプパター
ンのように、開口部が大きくマスク部が小さいメタルマ
スクにあっては、メタルマスクの機械的強度が劣るた
め、メタルマスクに撓みが生じ、これに起因して、メタ
ルマスクと基板表面との間に部分的な隙間が発生する。
【0007】ここで、メタルマスクと基板表面との間に
隙間が発生すると、この隙間に蒸着物が回り込み、金属
電極のパターン切れ不良等を引き起こすという問題があ
る。この問題は、大面積に微細なパターンニングを行う
場合は、特に深刻な問題となる。
【0008】この問題を解消する方法として、金属電極
を形成した後に、フォトリソグラフィの手法で金属電極
をパターンニングする方法が考えられる。
【0009】しかしながら、この方法では、レジスト中
の溶剤、現像液及びエッチング液、或いは、ドライエッ
チング時のプラズマ等が有機材料にダメージを与えるこ
とによって、発光素子(発光部)の素子特性が劣化する
という新たな問題がある。
【0010】本発明は、このような現状に鑑みてなされ
たものであり、メタルマスクを用いることなく、上部電
極をパターニングできる結果、従来困難であった微細化
及び大面積化を容易に図ることができるエレクトロルミ
ネッセンスディスプレイパネル及びその製造方法を提供
することを目的とする。
【0011】また、本発明の他の目的は、素子形成後に
フォトリソグラフィ等の手法を用いることなく上部電極
をパターニングできる結果、素子にダメージを与えるこ
とがなく、信頼性を向上できるエレクトロルミネッセン
スディスプレイパネル及びその製造方法を提供すること
にある。
【0012】また、本発明の他の目的は、絶縁膜の構造
が簡単であり、絶縁膜の生産性を向上できる結果、コス
ドダウンが可能になるエレクトロルミネッセンスディス
プレイパネル及びその製造方法を提供することにある。
【0013】また、本発明の他の目的は、膜厚の均質性
を向上でき、輝度むらを低減できる結果、表示品位を向
上できるエレクトロルミネッセンスディスプレイパネル
及びその製造方法を提供することにある。
【0014】また、本発明の他の目的は、素子の耐久性
を向上できる結果、この点においても、信頼性を向上で
きるエレクトロルミネッセンスディスプレイパネル及び
その製造方法を提供することにある。
【0015】また、本発明の他の目的は、特別なプロセ
スを必要とすることなく作製できる結果、この点におい
ても、コストダウンが可能になるエレクトロルミネッセ
ンスディスプレイパネル及びその製造方法を提供するこ
とにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のエレクトロルミ
ネッセンスディスプレイパネルは、導電膜からなり、基
板上の第1の方向に複数形成されたストライプ状の下部
電極と、該下部電極上において、該下部電極と交差する
第2の方向に複数形成されたストライプ状の絶縁膜であ
って、該第2の方向に伸長する溝を有する絶縁膜と、エ
レクトロルミネッセンスを可能とする有機膜であって、
隣接する該絶縁膜間の該下部電極上、該絶縁膜上及び該
絶縁膜の該溝内の該下部電極上に形成された有機膜と、
導電膜からなり、該有機膜上に形成された上部電極とを
備えており、そのことにより上記目的が達成される。
【0017】好ましくは、前記溝が前記第2の方向に沿
って複数形成されている構成とする。
【0018】また、好ましくは、前記絶縁膜を耐水性材
料で構成する。
【0019】また、好ましくは、前記絶縁膜を吸湿性材
料で構成する。
【0020】また、好ましくは、前記絶縁膜の伸長方向
の終端に前記上部電極が形成されていない構成とする。
【0021】また、本発明のエレクトロルミネッセンス
ディスプレイパネルは、導電膜からなり、基板上の第1
の方向に複数形成されたストライプ状の下部電極と、該
下部電極上において、該下部電極と交差する第2の方向
に複数形成されたストライプ状の絶縁膜であって、側面
に、上下方向中間部が上部及び下部よりも窪んだ形状の
凹溝が上下方向に1又は複数形成されている絶縁膜と、
エレクトロルミネッセンスを可能とする有機膜であっ
て、少なくとも隣接する該絶縁膜間の該下部電極上及び
該絶縁膜上の2箇所に形成され、該2箇所に形成された
膜部分が該凹溝によって分離されている有機膜と、導電
膜からなり、該有機膜上に形成された上部電極とを備え
ており、そのことにより上記目的が達成される。
【0022】好ましくは、前記絶縁膜は、底部に向かっ
て末広がりな断面形状であるとともに、最下部に凸部が
形成されている構成とする。
【0023】また、好ましくは、前記絶縁膜をエッチン
グ速度の異なる絶縁膜を交互に積層して構成する。
【0024】また、好ましくは、前記積層構造の絶縁膜
の一方を耐水性材料で構成し、他方を吸湿性材料で構成
する。
【0025】また、好ましくは、前記ストライプ状の絶
縁膜の各々の表面に、少なくとも1本以上の溝が該絶縁
膜の伸長方向に形成されている構成とする。
【0026】また、好ましくは、前記絶縁膜の伸長方向
の終端に前記上部電極が形成されていない構成とする。
【0027】また、本発明のエレクトロルミネッセンス
ディスプレイパネルの製造方法は、請求項1〜請求項5
のいずれかに記載のエレクトロルミネッセンスディスプ
レイパネルの製造方法であって、前記基板上に、前記下
部電極及び前記絶縁膜を順次形成した後に行われる少な
くとも前記上部電極の形成工程を、基板面に垂直な鉛直
軸から所定角度傾いた斜め方向から導電材料を供給して
行うようにしており、そのことにより上記目的が達成さ
れる。
【0028】また、本発明のエレクトロルミネッセンス
ディスプレイパネルの製造方法は、請求項1〜請求項5
のいずれかに記載のエレクトロルミネッセンスディスプ
レイパネルの製造方法であって、前記ストライプ状の絶
縁膜の各々の表面に形成される前記溝を、該絶縁膜の表
面に溝加工を施すか、或いは、一対の絶縁膜を近接させ
て配置することにより形成しており、そのことにより上
記目的が達成される。
【0029】また、本発明のエレクトロルミネッセンス
ディスプレイパネルの製造方法は、請求項6〜請求項1
1のいずれかに記載のエレクトロルミネッセンスディス
プレイパネルの製造方法方法であって、前記絶縁膜をエ
ッチングすることにより該絶縁膜の側面に前記凹溝を形
成する工程を包含しており、そのことにより上記目的が
達成される。
【0030】好ましくは、少なくとも前記上部電極の形
成工程を、前記基板の基板面に略垂直な方向から導電材
料を供給して行う。
【0031】また、本発明のエレクトロルミネッセンス
ディスプレイパネルの製造方法は、請求項1〜請求項1
1のいずれかに記載のエレクトロルミネッセンスディス
プレイパネルの製造方法であって、前記絶縁膜の形成工
程を、該絶縁膜の蒸着する前に形成されたレジストをリ
フトオフすることにより形成するようにしており、その
ことにより上記目的が達成される。
【0032】以下に、本発明の作用について説明する。
【0033】上記構造のエレクトロルミネッセンスディ
スプレイパネルは、絶縁膜の表面に形成される溝の伸長
方向に垂直な面内で、上部電極を形成する導電材料を基
板に対し常に斜め方向から蒸着法によって堆積させるこ
とによって作製でき、蒸着時において、導電材料が蒸気
となって基板に直進し、一方の溝の側面が陰になり、そ
の溝の側面及び溝の底面に導電材料が達しない部分が形
成される。また、同様に、一方の絶縁膜の側面(エッ
ジ)部分と、この側面近傍の底面に導電材料が達しない
部分が形成される。
【0034】例えば、溝の断面がコの宇型で深さがD、
そして斜めの角度がθのとき、理想状態では溝の側面
と、溝の底面のうち溝の側面からdsinθだけ離れた
部分とに導電材料が達しない。
【0035】このようにして、上部電極は溝の中と絶縁
膜の両側とでそれぞれ分断され、電気的に絶縁される。
従って、溝の両側で上部電極は絶縁性を有し、独立した
電極となり得る。
【0036】これは、メタルマスクやフォトリソグラフ
ィの手法によらずに、上部電極をパターニングできるこ
とを意味する。
【0037】よって、本発明によれば、メタルマスクを
用いることによる上記問題点を解消できる。
【0038】また、下部電極、絶縁膜及びその溝は有機
膜を形成する前に形成できるので、素子になんらダメー
ジを与えることなく、フォトリソグラフィの手法でパタ
ーニングすることができる。このため、微細化或いは細
線化をフォトリソグラフィ技術の限界まで追求すること
ができる。
【0039】更に、下部電極と絶縁膜がそれぞれ互いに
交差するストライプパターンであり、且つ絶縁膜の各々
の表面に溝が絶縁膜の伸長方向に沿って形成されている
ため、上記の理由により、溝の両側で上部電極はそれぞ
れ独立している。このため、下部電極と上部電極のそれ
ぞれ交差するストライプパターンによるマトリクス駆動
が可能となる。
【0040】例えば、下部電極が幅H、ピッチPのスト
ライプ、そしてそのストライプに直交するように絶縁膜
が幅(P−H)、ピッチPのストライプを形成した上に
有機膜及び上部電極を形成すると、一辺の長さがHの正
方形の発光面がピッチPでマトリクス状に配列したマト
リクス表示が可能となる。
【0041】ここで、導電材料を堆積するとき、導電材
料の蒸気の拡散により、本来溝や絶縁膜の側面によって
陰になっている部分にも到達することがあるが、この拡
散を見越し、絶縁膜の厚みを厚くし、かつより斜めから
導電材料を堆積させることでこの問題は解決される。
【0042】また、絶縁膜の表面に、その伸長方向に沿
った複数の溝を有する構成によれば、溝1本につき分断
される箇所が1つ増すので、上部電極が分断される箇所
が増し、上部電極が分断される確率が高まるので、信頼
性を向上できる。
【0043】また、これらの溝は、それぞれが平行で互
いに交わることのない溝であれば好ましいものになる。
なぜならば、溝が互いに交わるように形成されている
と、交差する部分では分断される場所が一箇所になるの
に対し、相交わらない2本の溝の場合は、分断される場
所が2箇所になり、効率が良いからである。
【0044】また、下部電極、電極分離のための絶縁
膜、有機膜、そして上部電極の順に堆積すると、素子の
表面は絶縁膜と上部電極と下部電極が露出した状態とな
る。ここで、有機膜への水や酸素の侵入ルートは主に各
層の界面、即ち、上部電極及び絶縁膜となる。そのう
ち、上部電極は一般的に水や酸素を遮断するので、残り
は絶縁膜と各層の界面となる。
【0045】そこで、絶縁膜を耐水性材料で構成する場
合は、絶縁膜から有機膜への水の侵入を防ぐことができ
るので、耐久性を向上できる。
【0046】また、絶縁膜を吸湿性材料で構成する場合
は、絶縁膜との界面からの水の侵入に対し、水を捕獲す
ることができるので、耐久性を向上できる。更には、上
部電極の形成後に耐水性材料を堆積させると、絶縁膜や
上部電極からの水の侵入を防ぐことができるので、耐久
性をより一層向上できる。
【0047】また、上部電極を分断するための溝或いは
絶縁膜の終端のどちらか一方でも越えた部分に上部電極
が形成されると、その超えた部分で導通し、上部電極を
絶縁膜の両側で独立させることができなくなる。従っ
て、上部電極が絶縁膜の終端を覆わないように形成する
構成によれば、上部電極の分断を確実に図ることができ
る。
【0048】また、絶縁膜の側面に上記形状の凹溝を形
成する構成によれば、基板の垂直方向からみて側面の凸
部分によって凹溝部分が陰になるので、この溝部分に、
上部電極の導電材料の蒸気が到達しない。また、側面の
伸長方向に垂直な面内において、ある角度をもって基板
を斜めから見ても、一方の側面においては、その凸部分
の裏側には導電材料の蒸気は到達しない。また、他方の
側面には凸の部分にも蒸気が到達しない部分ができる。
【0049】従って、絶縁膜の側面に上記形状の溝を形
成する構成によれば、導電材料の堆積方向にかかわら
ず、容易に絶縁膜の両側で上部電極を分断することがで
きる。
【0050】絶縁膜の形成後、有機膜と上部電極を形成
してエレクトロルミネッセンスを得るが、上述の作用に
よって、有機膜及び上部電極ともに分断される。このと
き、分断された端部付近で上部電極が有機膜以外の部分
に堆積する可能性があり、例えば、それが下部電極であ
ると、上下の電極間で短絡し、有機膜に必要な電界を発
生することができなくなるという問題がある。
【0051】ここで、本発明では、上部電極が有機膜以
外のところに堆積しても、下部電極と接触しないよう
に、絶縁膜をその断面形状が底部に向かって末広がり状
になるように形成し、しかも、最下部の層を凸部とする
構成をとっているので、有機膜及び電極が分断されるこ
とによってできる蒸着膜の端部が、最下層の凸部に位置
するようになる。これにより、上部電極が有機膜以外の
所に堆積しても、最下部の凸部によってガードされるた
め、下部電極との接触を防ぐことができる。
【0052】ここで、絶縁膜をエッチング速度の異なる
絶縁性材料を交互に積層することによって形成し、フォ
トリソグラフィの手法で絶縁膜のパターニングを行う
と、エッチング速度の遅い材料の層に比べ、速い材料の
層はより早くエッチングされるため、エッチング速度の
遅い材料の層は凹、また速い材料の層は凸形状となるた
め、結果的に絶縁膜の側面に凹溝を形成することができ
る。
【0053】また等方的にエッチングが行われると、底
部に向かって末広がりな絶縁膜を形成することができ
る。
【0054】また、エッチング速度が異なる絶縁性材料
をそれぞれ耐水性材料と吸湿性材料とで構成すると、下
部電極、有機膜及び上部電極のそれぞれの膜の界面から
の水分の浸入に対し、耐水性材料がそれを阻止し、ま
た、浸入する水分や素子内部や膜の界面に内在する水分
等を吸湿性材料が取り込むような働きをする。このた
め、エレクトロルミネッセンスの特性劣化要因となる水
の影響が少なくなるので、素子の信頼性が向上する。
【0055】更には、下部電極と絶縁膜がそれぞれ互い
に交差するストライプパターンであり、絶縁膜の各々の
側面に溝が形成されている構成によれば、上記の作用か
ら側面の両側で上部電極はそれぞれ独立するから、結局
下部電極と上部電極のそれぞれ交差するストライプパタ
ーンによるマトリクス駆動が可能となる。
【0056】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づき具体的に説明する。
【0057】(実施形態1)図1〜図3は本発明エレク
トロルミネッセンスディスプレイパネルの実施形態1を
示す。このエレクトロルミネッセンスディスプレイパネ
ルは、図1(e)及びその部分拡大図に示すように、ガ
ラス基板1上に下部電極となるITOストライプパター
ン2が形成され、その上に絶縁膜ストライプパターン5
が形成されている。絶縁膜ストライプパターン5のスト
ライプ方向は、ITOストライプパターン2と直交して
いる。絶縁膜ストライプパターン5のストライプ状の各
絶縁膜5には、溝底がITOストライプパターン2上に
達する溝5aが形成されている。
【0058】加えて、隣接するストライプ状の絶縁膜
5,5間に位置するITOストライプパターン2上に
は、上下2層の有機膜6a−1、6a−2が形成され、
上層の有機膜6a−2上に上部電極6b−1が形成され
ている。
【0059】この上下2層の有機膜6a−1、6a−2
及び上部電極6b−1は、同図(e)の部分拡大図に示
すように、絶縁膜5上及び上記溝5aの一部にも形成さ
れている。
【0060】上記構造のエレクトロルミネッセンスディ
スプレイパネルは、図1(a)〜(e)に示すプロセス
を経て作製される。以下にこのエレクトロルミネッセン
スディスプレイパネルの詳細をその製造プロセスと共に
説明する。
【0061】まず、同図(a)に示すように、50×5
0mm角のITO付きガラス基板1(松浪ガラス社の製
品)に周知のフォトリソグラフィ手法によって、線幅3
00μm、ピッチ330μmのITOストライプパター
ン2を形成する。なお、ストライプ数は64本とした。
【0062】次に、このガラス基板1をスピンナー(M
IKASA社の商品名1H−DZ)にセットし、同図
(b)に示すように、絶縁膜となる絶縁性の感光性レジ
スト3を塗布する。このとき、感光性レジスト3の膜厚
が約2μmとなるように塗布材料の粘度及びスピンナー
の回転数を調節した。なお、絶縁材料として感光性ポリ
イミドを用いることも可能である。
【0063】次に、メタルマスク4を用いて、同図
(c)に示す露光、現像、べーク処理を経て、ITOス
トライプパターン2とストライプ方向が直交する絶縁膜
5のストライプパターン5を形成する(同図(d)参
照)。
【0064】ここで、絶縁膜5のストライプパターン
は、幅30μm、その中央部に幅5μmの溝5aを有す
るピッチ330μmのストライプとなるように露光、現
像を行った。また、ストライプ数は65本とした。
【0065】なお、図2は、図1(d)の斜視図に相当
するものであり、上部電極6(なお、以下では、必要に
応じて上部電極6b−1単体を上部電極6と総称する)
の分離を行うための絶縁膜5は、下部電極2であるIT
O膜が形成されている部分とそうでない部分との高さの
違い(ITO膜厚は約200nm)によって段差が生じ
ているが、上部電極6の分離に特に支障はない。
【0066】次に、ITO2と絶縁膜5とがパターニン
グされたガラス基板1を抵抗加熱真空蒸着装置(ULV
AC社の商品名EX−400)の基板ホルダーにセット
し、昇華材料用Moボート(日本バックスメタル社の製
品)に有機材料を、また、Mo平ボート(日本バックス
メタル社の製品)に電極材料をセットし、真空引きを行
った。
【0067】ここで、有機膜をホール輸送層と発光層と
の2層構造とするために、有機材料として、ホール輸送
材料のTPD(N,N’−diphenyl−N,N’
−his(3−methyl phenyl)−1,
1’−biphenyl−4,4’−diamine)
と発光材料のAlq3(Tris(8−hydroxy
quinoline)aluminum)との2種の有
機材料をセットした。また、電極材料にはAlLi合金
を用いた。
【0068】そして、抵抗加熱真空蒸着装置の真空度が
10-6Torr台に到達すると、まず、有機材料のホー
ル輸送材料であるTPDを加熱し、蒸着レート0.1〜
0.2nm/secにて膜厚50mm蒸着した。続い
て、有機材料の発光材料であるAlq3を加熱し、蒸着
レート0.1〜0.2nm/secにて膜厚50mm蒸
着した。なお、TPD及びAlq3の膜厚及び蒸着レー
トは、水晶発振式膜厚計(ULVAC社の商品名CRT
M−5000)にてモニターしている。
【0069】次に、上部電極6となるAlLi合金を加
熱し、蒸着レート1nm/secにて蒸着し、膜厚15
0nmとした。このとき、絶縁膜5の溝5aの伸長方向
に垂直な面内において、約20度以上の角度θをもって
ガラス基板1を蒸着源である抵抗加熱真空蒸着装置に対
して傾けてセットした。
【0070】この結果、ガラス基板1を基準にすると、
同図(e)に示すように、その表面に垂直な鉛直軸から
約20度以上の角度θだけ傾いた方向から有機材料及び
上部電極材料の蒸気7が到達することになる。なお、蒸
着源からガラス基板1までの距離は約200mmに設定
している。
【0071】この蒸着工程により、同図(e)の部分拡
大図に示すように、蒸着物は絶縁膜5の上部とその側面
の片側に付着する。なお、この部分拡大図では、有機膜
6aとAlLi膜6bとが堆積する様子を示している。
また、有機膜6aはTPD膜6a−1とAlq3膜6a
−2との2層構造になっている。
【0072】ここで、上記の蒸着工程は、図3(c)に
示すように、上部電極6となるAlLiの蒸着の範囲が
絶縁膜5の溝5aの終端(伸長方向の終端)に及ばない
ように、ガラス基板1に不図示のメタルマスクを付けて
蒸着を行っている。また、図3(a)に示すように、絶
縁膜5によって分離された個々の上部電極6の取り出し
を、ガラス基板1上に予め形成した電極2’によって行
っている。
【0073】この電極2’は、ITOのような透明電極
でもよいし、Al、Ag、Au、Cu等の金属電極でも
よいし、更には合金や化合物からなる電極を用いること
も可能である。但し、ITOで形成すると、下部電極2
の作製プロセスと共通して行えるので、生産性の向上を
図る上で好ましいものになる。
【0074】上記の工程を経て形成された上部電極6
は、絶縁膜5及びその溝5aによって、絶縁膜5の片側
の側面部分と、溝5aの側面の部分とで分断され、65
本の絶縁膜5で挟まれた幅300μmの64本の独立し
た電極となる。
【0075】以上のプロセスによって作製された本実施
形態1のエレクトロルミネッセンスディスプレイパネル
において、基板/ITO/TPD/Alq3/AlLi
が積層された部分では、ITO、つまり下部電極2を正
に、上部電極6であるAlLiを負にして電圧を印加す
ると、電圧10Vで輝度500cd/m2の緑色発光が
得られることを確認できた。
【0076】また、その他の部分では、基板/TPD/
Alq3/AlLi、基板/ITO/絶縁膜/TPD/
Alq3/AlLi或いは基板/絶縁膜/TPD/Al
3/AlLiの積層構造であり、下部電極2及び上部
電極6の一方の電極が無いか、又は絶縁膜5に阻まれる
等して、発光しない領域になっている。
【0077】更に、絶縁膜5の溝5aの部分では、Al
Liが到達した部分に基板/ITO/TPD/Alq3
/AlLiからなる発光可能な積層構造が存在するが、
溝5a又絶縁膜5でAlLiの上部電極6が分断され、
相互に孤立しているので、この部分に電圧を印加しなけ
れば発光しない。
【0078】このようにして、300μm幅のITO
と、300μm幅のAlLiとが交差する、つまりスト
ライプ状の下部電極2と上部電極6とが交差する300
×300μm角の発光領域を最小単位とするピッチ33
0μmの64×64ドットのドットマトリクス表示が可
能なエレクトロルミネッセンスパネルを作製することが
できた。
【0079】そして、下部電極2のITOをデータライ
ン、上部電極6のAlLi電極をスキャンラインとし、
周知のダイナミック駆動方式によりフレーム周波数15
0Hzで動作させて、64×64ドットのキャラクター
表示を得た。
【0080】なお、基板の斜め方向から上部電極材料を
供給する手法を採用するエレクトロルミネッセンスディ
スプレイパネルの製造方法として、特開平5−2588
59号公報に記載されたものがあるが、この方法によっ
て作製されるエレクトロルミネッセンスディスプレイパ
ネルの絶縁膜は上記の溝5aを有しておらず、本実施形
態1のエレクトロルミネッセンスディスプレイパネルと
は全く異なるものである。
【0081】(実施形態2)次に、本発明エレクトロル
ミネッセンスディスプレイパネルの実施形態2について
説明する。本実施形態2のエレクトロルミネッセンスデ
ィスプレイパネルは、実施形態1のエレクトロルミネッ
センスディスプレイパネルと同様の構造であるが、以下
に示すようにその製造プロセスが異なっている。なお、
以下の説明では、実施形態1と対応する部分には同一の
符号を用いて説明する。
【0082】まず、上記の図1(a)〜(c)に示す工
程を経て、ガラス基板1上に、線幅300μm、ピッチ
330μmのITOストライプパターン2を形成する。
【0083】次に、ガラス基板1を実施形態1同様のス
ピンナーにセットし、ガラス基板1上にレジストを塗布
する。このとき、レジストの膜厚は1μm以下になるよ
うに塗布材料の粘度とスピンコーターの回転数を調節し
た。
【0084】続いて、露光、現像工程を行い、ITOス
トライプパターン2と交差するように、レジストのスト
ライプパターンを形成する。なお、レジストのパターン
化においては、幅300μm、ピッチ330μmで、線
間中央部に幅5μmのストライプ状のレジストが残るよ
うに露光を行った。
【0085】ここで、ストライプ状のレジストは、後の
プロセスでリフトオフしやすいように密着性を弱めるた
め、ベーク処理を行っていない。
【0086】次に、絶縁膜を形成するために、レジスト
を塗布したガラス基板1を実施形態1同様の抵抗加熱真
空蒸着装置の基板ホルダーにセットし、同様のMo平ボ
ートにポリビニルアルコール(以下ではPVAと称す
る)をチャージした状態で真空引きを行う。
【0087】そして、抵抗加熱真空蒸着装置の真空度が
10-6Torr台に到達すると、PVAを加熱し、蒸着
レート1〜2nm/secにて膜厚1〜2μm蒸着し
た。次に、抵抗加熱真空蒸着装置からガラス基板1を取
り出し、アセトンに浸して、30分間超音波洗浄を行っ
た。
【0088】超音波洗浄後のガラス基板1は、PVAを
蒸着する前に形成されたレジストの部分でリフトオフさ
れ、これにより、幅30μm、その中央部に幅5μmの
溝5aを有するピッチ330μmの絶縁膜5となるPV
Aパターンが形成される。
【0089】以下、図1(e)同様の蒸着工程を行っ
て、有機膜及び上部電極6を形成し、上記同様の構造の
エレクトロルミネッセンスディスプレイパネルを作製し
た。
【0090】なお、本実施形態2では、絶縁膜5の材料
として、PVAを用いたが、他の高分子材料であるポリ
イミド、ナイロン、ポリ尿素等を蒸着又は塗布によって
形成しても同様の効果を得ることができる。
【0091】更には、無機材料であるSiO2,Si
N,AlNx等を真空蒸着又はスパッタリング法によっ
て形成しても同様の効果を得ることができる。
【0092】また、本実施形態2では、リフトオフを行
う溶剤としてアセトンを用いているが、他に酢酸メチル
やメチルエチルケトン等を用いて超音波洗浄を行うこと
も可能である。
【0093】(実施形態3)図4及び図5は本発明エレ
クトロルミネッセンスディスプレイパネルの実施形態3
を示す。本実施形態3のエレクトロルミネッセンスディ
スプレイパネルは、絶縁膜10の構造が実施形態1のエ
レクトロルミネッセンスディスプレイパネルとは異なっ
ている。即ち、図4(f)及び図5に示すように、本実
施形態2では、ストライプ状の絶縁膜の両側面に上下方
向中央部が上下端部よりも狭幅になった凹溝10bを形
成し、これにより、上部電極6の分断を行う構成をとっ
ており、この点で、実施形態1及び実施形態2とは異な
っている。以下にその製造プロセスを図4に基づき説明
する。
【0094】まず、本実施形態3においても、同図
(a)〜(c)に示すように、実施形態1同様の工程を
経て、ガラス基板1上に線幅300μm、ピッチ330
μmのITOストライプパターン2を形成する。
【0095】次に、同図(d)に示すように、ガラス基
板1上にリフトオフのための感光性レジスト3を幅30
0μm、ピッチ330μmのストライプとなるようにパ
ターニングして、レジストパターン8を形成する。
【0096】次に、その上に絶縁膜9を形成する。同図
(e)に示すように、この絶縁膜9は、後のプロセスで
行うエッチング条件において、エッチングレートの小さ
い材料9aと大きい材料9bとを交互に積層して形成さ
れている。即ち、エッチングレートの小さい材料9a、
エッチングレートの大きい材料9b及びエッチングレー
トの小さい材料9aをこの順に堆積して形成されてい
る。
【0097】ここで、本実施形態3では、エッチングレ
ートの小さい材料9aとして、ポリイミドを用い、エッ
チングレートの大きい材料9bとしてPVAを用いた。
ポリイミド、PVAともにスピンコーターを用いた塗布
で膜を形成した。そして、ポリイミドとPVAの膜厚が
それぞれ1μmになるように塗布材料の粘度とスピンコ
ーターの回転数を調整した。
【0098】次に、ガラス基板1をアセトン中に浸し、
レジストパターン8によってリフトオフする。これによ
り、上部電極6を分離するためのストライプ状の絶縁膜
10が残る。更に、ポリイミドとPVAとのエッチング
レートの違いによって絶縁膜10の両側面に凹凸、つま
り、上記の凹溝10bができるまで、酸素プラズマ下で
アッシングを行った。
【0099】この結果、幅30μm、ピッチ330μm
の絶縁膜10のストライプパターンが形成されるととも
に、絶縁膜10の両側面に幅1μm、深さ0.5μmの
凹溝10bを形成することができた(同図(f)及び図
5参照)。なお、本実施形態3において、絶縁膜10の
本数は65本である。
【0100】次に、同図(g)に示すように、下部電極
となるITOストライプパターン2とストライプ状の絶
縁膜10とがパターニングされたガラス基板1に有機膜
(図示せず)と上部電極12を真空蒸着法によって形成
した。ここで、本実施形態3では、同図(g)に示すよ
うに有機材料及び上部電極材料の蒸気7をガラス基板1
の略真上から供給して有機膜と上部電極12とを形成し
ており、この点で、実施形態1及び実施形態2とは異な
っている。また、膜厚の均一性を高めるために、ガラス
基板1を回転させながら蒸着を行った。なお、蒸着膜の
構成及び蒸着条件等は実施形態1と同様である。
【0101】このようなプロセスによれば、絶縁膜10
の両側面に形成された凹溝10bには、有機材料及び上
部電極材料は堆積されないので、この凹溝10bによっ
て上部電極12は、隣接する絶縁膜10間に位置する部
分と、絶縁膜10上の部分とに分断され、65本の絶縁
膜10で挟まれた幅300μmの64本の独立した電極
となった。
【0102】このようにして、300μm幅のITOス
トライプパターン2と、300μm幅のAlLiとが交
差する300×300μm角の発光領域を最小単位とす
るピッチ330μmの64×64ドットのドットマトリ
クス表示が可能となった本実施形態3のエレクトロルミ
ネッセンスディスプレイパネルを作製できた。
【0103】そして、ITOストライプパターン2をデ
ータライン、AlLiをスキャンラインとし、周知のダ
イナミック駆動方式によりフレーム周波数150Hzで
動作させて、64×64ドットのキャラクター表示を得
た。
【0104】本実施形態3によれば、以下の特有の効果
を奏することができる。即ち、絶縁膜10を構成するP
VAは吸湿性を有し、ポリイミドは耐水性を有している
ので、絶縁膜10からの水分の進入がポリイミドである
絶縁膜10の凸部10aで防げ、またガラス基板1等に
付着した付着水の捕獲が絶縁膜10の凹溝10bで行わ
れるため、有機材料及び電極材料への水分の進入を長期
にわたり防止することができる。このため、素子の耐久
性が向上するので、その分、エレクトロルミネッセンス
ディスプレイパネルの信頼性を向上できる。
【0105】(実施形態4)図6は本発明エレクトロル
ミネッセンスディスプレイパネルの実施形態4を示す。
本実施形態4のエレクトロルミネッセンスディスプレイ
パネルは、同図(g)に示すように、絶縁膜10を5層
構造とし、上記同様の凹溝10bを絶縁膜10の両側面
の上下2箇所に形成しており、この点で、実施形態4と
は異なっている。以下に図6に基づきその構造を製造プ
ロセスとともに説明する。
【0106】なお、ガラス基板1上に線幅300μm、
ピッチ330μmのITOストライプパターン2を形成
するまでの工程は、実施形態1等と同じである(同図
(a)参照)。
【0107】ガラス基板1上にITOストライプパター
ン2が形成されると、次に、その上に絶縁膜9を形成す
る。この絶縁膜9は、同図(b)に示すように、後のプ
ロセスで行うエッチング条件において、エッチングレー
トの小さい材料9aと大きい材料9bとを交互に5層積
層して形成されている。即ち、エッチングレートの小さ
い材料9a、大きい材料9b、小さい材料9a、大きい
材料9b及び小さい材料9aをこの順に堆積して形成さ
れている。
【0108】ここで、本実施形態4では、エッチングレ
ートの小さい材料9aとして、SiO2を用い、エッチ
ングレートの大きい材料9bとしてSiを用いた。Si
2及びSiはともに周知のスパッタリング法によって
形成した。膜厚は双方とも500nmとした。
【0109】次に、同図(c)に示すように、絶縁膜9
の上に感光性レジスト3を塗布し、続いて、露光、現像
工程を行って(同図(d)参照)、幅300μm、ピッ
チ330μmのストライプとなるように感光性レジスト
3をパターニングし、絶縁膜9の上にレジストパターン
11を形成した(同図(e)参照)。
【0110】次に、CF4ガスによるドライエッチング
を行い、電極分離のための絶縁膜10を形成した。ここ
で、CF4ガスの流量は25cc/min、そのガス圧
は5Torr、RF(高周波電源)パワー200Wとし
た。このドライエッチング条件下では、SiO2よりも
Siが速くエッチングされるため、レジストパターン1
1で覆われた部分に、側面に上下2つの凹溝10b、1
0bが形成された絶縁膜10が残る。
【0111】以下、実施形態3同様にして、有機膜及び
上部電極の蒸着工程が行われ、これにより、本実施形態
4のエレクトロルミネッセンスディスプレイパネルが作
製される。
【0112】ここで、上記のドライエッチングによって
略等方的にエッチングが進行すると、図7(a)、
(b)に示すように、絶縁膜10の断面形状を全体とし
て下方に向けて末広がり形状に形成することができる。
【0113】このとき、図8に示すように、絶縁膜10
の最下層の凸部10aにて、ITOストライプパターン
2からなる下部電極2と、AlLi電極からなる上部電
極6bとが接触することによって生じる上下電極間の短
絡現象を確実に防止することができる。
【0114】(実施形態5)図9は本発明エレクトロル
ミネッセンスディスプレイパネルの実施形態5を示す。
本実施形態5のエレクトロルミネッセンスディスプレイ
パネルは、実施形態1と実施形態4とを組み合わせたも
のである。即ち、本実施形態5では、絶縁膜10の側面
に上下2つの凹溝10b、10bを形成するとともに、
絶縁膜10の中央部にも実施形態1同様の溝10cを形
成し、これにより、上部電極が分断される箇所を増大し
て、歩留まりの一層の向上を図っている。
【0115】(比較例)なお、絶縁膜の側面に凹凸を形
成することにより上部電極の分断を図る手法として、特
開平8−315981号公報に記載されたものがある
が、以下に示すように、この手法は、例えば、実施形態
4で説明した本願発明とは明確に異なるものであり、上
記した本願発明特有の効果である、上下電極間の短絡現
象の防止を図ることができない。
【0116】以下に、この公報に記載された手法を比較
例として、図10に基づき説明する。同図に示すよう
に、このエレクトロルミネッセンスディスプレイパネル
では、絶縁膜13の断面形状を上端部から下端部に向け
て狭幅になった形状に形成し、これにより、上部電極を
図上左右方向において分断している。
【0117】しかしながら、この絶縁膜形状では、同図
(a)に示すように、絶縁膜13によって分離された有
機膜6a及び上部電極6bの分断部分において、上部電
極6bが下部電極2と接触する場合がある。このため、
下部電極2と上部電極6bとの間に必要な電界が得られ
ず、有機膜6aにキャリアが注入されずに、エレクトロ
ルミネッセンスが得られないという問題が発生する。
【0118】そこで、上記公報では、同図(b)に示す
ように、電極分離のための絶縁膜13の下に予め、別の
絶縁膜14を形成することによって、上記問題点を解決
している。
【0119】しかしながら、このような手法によれば、
絶縁膜13と絶縁膜14とを別々のプロセスで形成しな
ければならず、また絶縁膜14の上に正確に絶縁膜13
を形成するために位置合わせが必要になるため、まず、
第1に生産性が低下するという問題がある。
【0120】第2に、前記位置合わせのずれによる、上
下電極間の短絡の問題も生じ、信頼性も低下する問題が
ある。
【0121】これに対して、本願発明の絶縁膜構造によ
れば、下部に絶縁膜を形成することなく上下の電極の短
絡防止を確実に行えるので、かかる問題は発生しない。
【0122】(その他の実施形態)上記の実施形態で
は、絶縁膜の表面に溝を1本形成しているが、この溝の
本数については1本に限定されるものではなく、例え
ば、複数の溝を互いに平行に形成することも可能であ
る。
【0123】また、上記の凹溝については、3本以上形
成することも可能であり、更には、絶縁膜の片側の側面
のみに形成することも可能である。
【0124】
【発明の効果】以上の本発明エレクトロルミネッセンス
ディスプレイパネルによれば、絶縁膜にその伸長方向に
沿った溝が形成されており、この溝によって上部電極が
分断され、溝の両側で上部電極は絶縁性を有し、独立し
た電極となり得、これは、メタルマスクやフォトリソグ
ラフィの手法によらずに、上部電極をパターニングでき
ることを意味するので、本発明によれば、メタルマスク
を用いることによる上記従来技術の問題点を解消でき
る。
【0125】また、下部電極、絶縁膜及びその溝は有機
膜を形成する前に形成できるので、素子になんらダメー
ジを与えることなく、フォトリソグラフィの手法でパタ
ーニングすることができる。このため、微細化或いは細
線化をフォトリソグラフィ技術の限界まで追求すること
ができる。
【0126】更に、下部電極と絶縁膜がそれぞれ互いに
交差するストライプパターンであり、且つ絶縁膜の各々
の表面に溝が絶縁膜の伸長方向に沿って形成されている
ため、溝の両側で上部電極はそれぞれ独立しており、下
部電極と上部電極のそれぞれ交差するストライプパター
ンによるマトリクス駆動が可能となる。
【0127】また、特に請求項2記載のエレクトロルミ
ネッセンスディスプレイパネルによれば、絶縁膜の表面
に、その伸長方向に沿った複数の溝が形成されているの
で、溝1本につき分断される箇所が1つ増すので、上部
電極が分断される箇所が増し、上部電極が分断される確
率が高まるので、信頼性を向上できる。
【0128】また、特に請求項3記載のエレクトロルミ
ネッセンスディスプレイパネルによれば、絶縁膜を耐水
性材料で構成しているので、絶縁膜から有機膜への水の
侵入を防ぐことができるので、素子の耐久性を向上でき
る。
【0129】また、特に請求項4記載のエレクトロルミ
ネッセンスディスプレイパネルによれば、絶縁膜を吸湿
性材料で構成しているので、絶縁膜との界面からの水の
侵入に対し、水を捕獲することができるので、素子の耐
久性を向上できる。
【0130】また、特に請求項5記載のエレクトロルミ
ネッセンスディスプレイパネルによれば、上部電極を分
断するための溝或いは絶縁膜の終端のどちらか一方でも
越えた部分に上部電極を形成しない構成をとるので、上
部電極の分断を確実に図ることができる。
【0131】また、特に請求項6記載のエレクトロルミ
ネッセンスディスプレイパネルによけば、絶縁膜の側面
に凹溝を形成する構成をとるので、導電材料の堆積方向
にかかわらず、容易に絶縁膜の両側で上部電極を分断す
ることができる。
【0132】また、特に請求項7記載のエレクトロルミ
ネッセンスディスプレイパネルによれば、上部電極が有
機膜以外のところに堆積しても、下部電極と接触しない
ように、絶縁膜をその断面形状が底部に向かって末広が
り状になるように形成し、しかも、最下部の層を凸部と
する構成をとっているので、有機膜及び電極が分断され
ることによってできる蒸着膜の端部が、最下層の凸部に
位置するようになる。これにより、上部電極が有機膜以
外の所に堆積しても、最下部の凸部によってガードされ
るため、下部電極との接触を防ぐことができる。
【0133】また、特に請求項8記載のエレクトロルミ
ネッセンスディスプレイパネルによれば、上記の凹溝を
効率よく形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は実施形態1のエレクトロルミ
ネッセンスディスプレイパネルの製造工程を示す工程
図。
【図2】図1(d)の工程で形成される溝を有する絶縁
膜が形成された状態を示す斜視図。
【図3】(a)〜(c)は実施形態1のエレクトロルミ
ネッセンスディスプレイパネルの製造工程を示す平面
図。
【図4】(a)〜(g)は実施形態3のエレクトロルミ
ネッセンスディスプレイパネルの製造工程を示す工程
図。
【図5】図4(f)の工程で形成される凹溝を側面に有
する絶縁膜が形成された状態を示す斜視図。
【図6】(a)〜(g)は実施形態4のエレクトロルミ
ネッセンスディスプレイパネルの製造工程を示す工程
図。
【図7】(a),(b)共に絶縁膜の断面形状を示す
図。
【図8】実施形態4のエレクトロルミネッセンスディス
プレイパネルの絶縁膜構造による効果を説明するための
図。
【図9】実施形態5のエレクトロルミネッセンスディス
プレイパネルを示す断面図。
【図10】(a),(b)共に特開平8−315981
号公報に記載されたエレクトロルミネッセンスディスプ
レイパネルの断面図。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 ITOストライプパターン(下部電極) 3 感光性レジスト 5 絶縁膜 5a 絶縁膜5の表面中央に形成された溝 6 上部電極 6a−1,6a−2 有機膜 6b−1 上部電極 7 蒸気 10 絶縁膜 10b 凹溝 12 上部電極

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電膜からなり、基板上の第1の方向に
    複数形成されたストライプ状の下部電極と、 該下部電極上において、該下部電極と交差する第2の方
    向に複数形成されたストライプ状の絶縁膜であって、該
    第2の方向に伸長する溝を有する絶縁膜と、 エレクトロルミネッセンスを可能とする有機膜であっ
    て、隣接する該絶縁膜間の該下部電極上、該絶縁膜上及
    び該絶縁膜の該溝内の該下部電極上に形成された有機膜
    と、 導電膜からなり、該有機膜上に形成された上部電極と を備えたエレクトロルミネッセンスディスプレイパネ
    ル。
  2. 【請求項2】 前記溝が前記第2の方向に沿って複数形
    成されている請求項1記載のエレクトロルミネッセンス
    ディスプレイパネル。
  3. 【請求項3】 前記絶縁膜が耐水性材料で構成されてい
    る請求項1又は請求項2記載のエレクトロルミネッセン
    スディスプレイパネル。
  4. 【請求項4】 前記絶縁膜が吸湿性材料で構成されてい
    る請求項1又は請求項2記載のエレクトロルミネッセン
    スディスプレイパネル。
  5. 【請求項5】 前記絶縁膜の伸長方向の終端に前記上部
    電極が形成されていない請求項1〜請求項4のいずれか
    に記載のエレクトロルミネッセンスディスプレイパネ
    ル。
  6. 【請求項6】 導電膜からなり、基板上の第1の方向に
    複数形成されたストライプ状の下部電極と、 該下部電極上において、該下部電極と交差する第2の方
    向に複数形成されたストライプ状の絶縁膜であって、側
    面に、上下方向中間部が上部及び下部よりも窪んだ形状
    の凹溝が上下方向に1又は複数形成されている絶縁膜
    と、 エレクトロルミネッセンスを可能とする有機膜であっ
    て、少なくとも隣接する該絶縁膜間の該下部電極上及び
    該絶縁膜上の2箇所に形成され、該2箇所に形成された
    膜部分が該凹溝によって分離されている有機膜と、 導電膜からなり、該有機膜上に形成された上部電極とを
    備えたエレクトロルミネッセンスディスプレイパネル。
  7. 【請求項7】 前記絶縁膜は、底部に向かって末広がり
    な断面形状であるとともに、最下部に凸部が形成されて
    いる請求項6記載のエレクトロルミネッセンスディスプ
    レイパネル。
  8. 【請求項8】 前記絶縁膜はエッチング速度の異なる絶
    縁膜を交互に積層して構成されている請求項6又は請求
    項7記載のエレクトロルミネッセンスディスプレイパネ
    ル。
  9. 【請求項9】 前記積層構造の絶縁膜の一方は耐水性材
    料で構成され、他方は吸湿性材料で構成されているエレ
    クトロルミネッセンスディスプレイパネル。
  10. 【請求項10】 前記ストライプ状の絶縁膜の各々の表
    面に、少なくとも1本以上の溝が該絶縁膜の伸長方向に
    形成されている請求項6〜請求項9のいずれかに記載の
    エレクトロルミネッセンスディスプレイパネル。
  11. 【請求項11】 前記絶縁膜の伸長方向の終端に前記上
    部電極が形成されていない請求項6〜請求項10のいず
    れかに記載のエレクトロルミネッセンスディスプレイパ
    ネル。
  12. 【請求項12】 請求項1〜請求項5のいずれかに記載
    のエレクトロルミネッセンスディスプレイパネルの製造
    方法であって、 前記基板上に、前記下部電極及び前記絶縁膜を順次形成
    した後に行われる少なくとも前記上部電極の形成工程
    を、基板面に垂直な鉛直軸から所定角度傾いた斜め方向
    から導電材料を供給して行うエレクトロルミネッセンス
    ディスプレイパネルの製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜請求項5のいずれかに記載
    のエレクトロルミネッセンスディスプレイパネルの製造
    方法であって、 前記ストライプ状の絶縁膜の各々の表面に形成される前
    記溝を、該絶縁膜の表面に溝加工を施すか、或いは、一
    対の絶縁膜を近接させて配置することにより形成したエ
    レクトロルミネッセンスディスプレイパネルの製造方
    法。
  14. 【請求項14】 請求項6〜請求項11のいずれかに記
    載のエレクトロルミネッセンスディスプレイパネルの製
    造方法方法であって、 前記絶縁膜をエッチングすることにより該絶縁膜の側面
    に前記凹溝を形成する工程を包含するエレクトロルミネ
    ッセンスディスプレイパネルの製造方法。
  15. 【請求項15】 少なくとも前記上部電極の形成工程
    を、前記基板の基板面に略垂直な方向から導電材料を供
    給して行う請求項14記載のエレクトロルミネッセンス
    ディスプレイパネルの製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項1〜請求項11のいずれかに記
    載のエレクトロルミネッセンスディスプレイパネルの製
    造方法であって、 前記絶縁膜の形成工程を、該絶縁膜の蒸着する前に形成
    されたレジストをリフトオフすることにより形成するエ
    レクトロルミネッセンスディスプレイパネルの製造方
    法。
JP10006180A 1998-01-14 1998-01-14 エレクトロルミネッセンスディスプレイパネル及びその製造方法 Withdrawn JPH11204267A (ja)

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