JPH11204068A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH11204068A
JPH11204068A JP632598A JP632598A JPH11204068A JP H11204068 A JPH11204068 A JP H11204068A JP 632598 A JP632598 A JP 632598A JP 632598 A JP632598 A JP 632598A JP H11204068 A JPH11204068 A JP H11204068A
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JP
Japan
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electrode
image display
horizontal deflection
display device
deflection waveform
Prior art date
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Pending
Application number
JP632598A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Osugi
倫生 大杉
Takatsugu Kurata
隆次 倉田
Kiyoshi Hamada
潔 濱田
Hiroshige Taniguchi
啓成 谷口
Kanji Imai
寛二 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
Priority to JP632598A priority Critical patent/JPH11204068A/ja
Publication of JPH11204068A publication Critical patent/JPH11204068A/ja
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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の原因によって生ずる電子ビームのスク
リーン上におけるビームスポット位置のずれをなくし
て、色ずれ等の画質の低下を防止するとともに、画質性
能とコストとを満足させた水平偏向回路を有する画像表
示装置を得る。 【解決手段】 電子ビームを制御する複数対の電極部1
8a〜18d,18’a〜18’dを有する画像表示装
置において、各電極部18a〜18d,18’a〜1
8’dに対して適当な偏向波形が印加され、偏向波形を
制御する手段として、一つの偏向波形を形成する回路5
1a,51bと、偏向波形を電極部18a〜18d,1
8’a〜18’dの数に分配する分配器52a,52b
と、分配された偏向波形を制御するためのデータが記録
されているメモリ53と、メモリに記録されたデータに
基づいて分配された偏向波形を制御する加算器56a,
56bとを備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーテレビジョ
ン受像機、計算機の端末ディスプレイ等に用いられる画
像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来技術に係る画像表示装置
の分解斜視図を示したものである。この従来技術に係る
画像表示装置は、後方からアノード側に向かって順に、
背面電極1、ビーム源としての線陰極群2、ビーム引き
出し電極3、制御電極4、集束電極5、水平偏向電極
6、垂直偏向電極7およびスクリーン板8が配置して構
成されており、これらの各構成要素が真空容器(図示省
略)の内部に収納されている。
【0003】ビーム源としての線陰極群2は、水平方向
に線状に分布する電子ビームを発生するように、水平方
向に複数の線陰極を架張して構成されており、これらの
線陰極が、垂直方向に所定の間隔を持って複数本設けら
れている。また、この従来技術においては、垂直方向の
各線陰極間の間隔は5.5mmとし、線陰極は19本設
けられているものとして、それぞれの線陰極を2a〜2
sとする。ただし、図12においては、図面が複雑化す
ることを回避するために、2a〜2gの7本の線陰極の
みを示している。これらの各線陰極2a〜2sは、例え
ば、直径が10〜30μmのタングステン線の表面に酸
化物陰極材料を塗布して構成されている。また、以上の
ように構成された線陰極の間隔は、自由に大きくとるこ
とはできず、後述する垂直偏向電極7とスクリーン8と
の間隔により規制されている。さらに、これらの線陰極
群2は、後述するように、上方の線陰極2aから下方の
線陰極2sまで、順番に一定時間ずつ電子ビームを放出
するように制御される。
【0004】背面電極1は、該当する線陰極以外の線陰
極からの電子ビームの発生を抑止すると共に、電子ビー
ムをアノード方向のみに押し出す機能を有している。ま
た、図12において、真空容器は記載されていないが、
場合によっては、この背面電極1を利用して真空容器を
構成する構造をとることも可能である。
【0005】ビーム引き出し電極3は、貫通孔10が複
数個形成された導電板11を用いて構成されており、線
陰極群2から放出された電子ビームをその貫通孔10を
通して水平方向に複数に区分して取り出す機能を有して
いる。このビーム引き出し電極3においては、導電板1
1に、貫通孔10が、線陰極2a〜2sのそれぞれと対
向する水平方向に一定間隔で多数個並べて設けられてい
る。
【0006】制御電極4は、線陰極2a〜2sのそれぞ
れと対向する位置に貫通孔14を有する垂直方向に長い
導電板15で構成されており、この導電板15が所定間
隔を介して水平方向に複数本並設されている。また、制
御電極4は、107本の導電板(制御電極用導電板)1
5を用いて構成されている。ただし、図12において
は、図面が複雑化することを回避するために、8本の導
電板15のみを示している。この制御電極4は、ビーム
引き出し電極3により水平方向に区分された電子ビーム
のそれぞれの通過量を、映像信号の絵素に対応して、し
かも後述する水平偏向のタイミングに同期させて制御し
ている。
【0007】集束電極5は、貫通孔16が複数個形成さ
れた導電板17を用いて構成されており、電子ビームを
集束させる機能を有している。この集束電極5において
は、制御電極4に設けられた各貫通孔14に対向する位
置に貫通孔16が形成されている。
【0008】水平偏向電極6は、集束電極5に形成され
ている貫通孔16のそれぞれ水平方向の両サイドに沿っ
て垂直方向に配置された複数対(図12では4対のみ図
示している)の電極部である櫛状の導電板(以下、単に
「導電板」ともいう。)18a〜18d,18’a〜1
8’d(図4参照)を用いて構成されており、各対の両
導電板には水平偏向用電圧が印加されている。ここで、
水平偏向用電圧の印加方法には、図13に示すように、
分割数分の水平偏向回路151a,151bを並列に並
べて、それぞれの水平偏向回路151a,151bから
各導電板18a〜18d,18’a〜18’dに、水平
偏向用電圧の印加を行う方法や、図14に示すように、
一つの水平偏向回路251a,251bから出力された
水平偏向波形(電圧)を可変電源258a,258bと
抵抗260〜269とを用いて抵抗分割して、水平偏向
波形の平均電圧を変えてやることでその他の水平偏向波
形を作成して、各導電板18a〜18d,18’a〜1
8’dに水平偏向用電圧の印加を行う方法がある。
【0009】この従来技術に係る画像表示装置において
は、複数対の電極部18a〜18d,18’a〜18’
dによって、1水平走査ライン当たり107本の電子ビ
ームを分割(図12では8本を4分割した状態を図示し
ている)して各分割毎に独立して水平方向に偏向させ、
スクリーン8上でR(赤色),G(緑色),B(青色)
の各蛍光体を順次照射して発光させている。また、この
構成においては、電子ビームごとに2トリオ分偏向させ
ている。
【0010】垂直偏向電極7は、集束電極5に形成され
ている貫通孔16のそれぞれ垂直方向の中間の位置に水
平方向に配置された一対の櫛状の導電板19,19’を
用いて構成されている。この両導電板19,19’に垂
直偏向用電圧が印加されることによって、電子ビームが
垂直方向に偏向される。この構成においては、一対の櫛
状の導電板19,19’(垂直偏向電極7)によって1
本の線陰極から生じた電子ビームを垂直方向に12ライ
ン分偏向し、スクリーン8上に垂直方向に228本の水
平走査ラインを描いている。
【0011】以上のように、従来技術に係る画像表示装
置は、水平偏向電極6および垂直偏向電極7をそれぞれ
櫛状に張り巡らして構成されている。そして、この画像
表示装置においては、水平偏向電極6と垂直偏向電極7
との各偏向電極間の距離に比べると、垂直偏向電極7か
らスクリーン8までの距離の方が長く設定されている。
これは、小さな偏向量で、電子ビームをスクリーン8の
所定の位置に照射させることを可能とするためであり、
これにより、水平、垂直共偏向歪を少なくすることがで
きる。
【0012】スクリーン8は、ガラス板21の裏面(電
子ビームが照射される側)に、蛍光体20をストライプ
状に塗布して構成されている。また、ガラス板21の裏
面には、メタルバック、カーボンも塗布されている(図
示省略)。さらに、制御電極4の1つの貫通孔14を通
過して水平方向に偏向される電子ビームが、R,G,B
の3色の蛍光体対を2トリオ分照射するように、蛍光体
20は形成されており、ガラス板21の裏面に、垂直方
向にストライプ状に塗布されている。この図12におい
て、スクリーン8に記入された破線は、複数本の線陰極
からなる線陰極群2のそれぞれに対応して表示される垂
直方向の区分を示し、二点鎖線は、複数本の導電板15
からなる制御電極4の各々に対応して表示される水平方
向の区分を示している。
【0013】図15は、図12における破線および二点
鎖線で仕切られた1つの区画の拡大図を示したものであ
る。この図15に示すように、スクリーン8の1つの区
画は、水平方向では2トリオ分のR,G,Bの蛍光体、
垂直方向では12ライン分の幅を有している。1区画
(1ユニット)の大きさは、例えば、この従来技術にお
いては、水平方向1.28mm、垂直方向5.5mmで
ある。なお、図15においては、説明の都合で縦横の寸
法比が実際のスクリーンに表示したイメージと異なって
いる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】一対の水平偏向電極に
より、1水平走査ラインの107本の電子ビームを一斉
に水平方向に偏向させる構成を有する画像表示装置にお
いては、各平板状電極の固定の際、またはこれらの平板
状電極とスクリーン面との固定の際にずれが生じた場
合、上記各部材のずれが原因で、それぞれの電子ビーム
のスクリーン上におけるビームスポット位置にずれが生
じ、画質が低下する。そこで、この画質低下を解決する
ために、上記従来技術(図12〜図15)においては、
水平偏向電極を複数に分割し、複数対の電極部を用いて
水平偏向電極を構成する画像表示装置が提案された。
【0015】しかしながら、この構成に基づいて、図1
3に示すように、水平偏向回路を単純に分割数分だけ増
加させると、回路規模が膨大となり、回路実装面積およ
びコストが増大してしまう。また、回路の単純化および
回路規模の縮小化を図るために、図14に示すように、
一つの水平偏向回路から出力された水平偏向波形(電
圧)を、可変電源と抵抗とを用いて抵抗分割して、水平
偏向波形の平均電圧を変えることでその他の水平偏向波
形を作成する構成も提案されたが、この構成では、電圧
波形は平均電圧の上下を調整できるだけであり、十分な
画質性能を得ることができない。さらに、平板状電極お
よびスクリーンに熱膨張等による形状変化が生じた場合
には、それぞれの電子ビームのスクリーン上におけるビ
ームスポット位置にずれが生じ、画質が低下してしま
う。
【0016】そこで、本発明は、このような課題を解決
するためになされたもので、種々の原因によって生ずる
電子ビームのスクリーン上におけるビームスポット位置
のずれをなくして、色ずれ等の画質の低下を防止すると
ともに、画質性能とコストとを満足させた水平偏向回路
を有する画像表示装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第一の構成に係る画像表示装置は、電子ビー
ムの放出源と、前記電子ビームの照射によって発光する
蛍光体層を有するスクリーンと、前記電子ビームの軌道
を制御する電極とを備え、前記電極が複数対の電極部を
用いて構成されている画像表示装置において、前記各電
極部に印加される偏向波形を制御する手段として、一つ
の偏向波形を形成する回路と、前記偏向波形を前記電極
部の数に分配する分配器と、分配された前記偏向波形を
制御するためのデータが記録されているメモリと、前記
メモリに記録されたデータに基づいて分配された前記偏
向波形を制御する加算器とを備えたことを特徴とする。
【0018】この第一の構成に係る画像表示装置によれ
ば、偏向波形を形成する回路が一つですむので、回路規
模を縮小することが可能となる。また、前記分配器、前
記メモリおよび前記加算器を用いることにより、前記各
電極部に印加する偏向波形を適切に形成することが可能
となるので、十分な画質性能を有する画像表示装置を得
ることができる。したがって、この第一の構成に係る画
像表示装置によれば、回路規模を縮小すると共に、十分
な画質性能を保持することが可能となるので、画質性能
とコストとを満足させた水平偏向回路を有する画像表示
装置を得ることができる。
【0019】また、上記目的を達成するための本発明の
第二の構成に係る画像表示装置は、電子ビームの放出源
と、前記電子ビームの照射によって発光する蛍光体層を
有するスクリーンと、前記電子ビームの軌道を制御する
電極とを備え、前記電極が複数対の電極部を用いて構成
されている画像表示装置において、前記各電極部に印加
される偏向波形を制御する手段として、一つの偏向波形
を形成する回路と、前記偏向波形を前記電極部の数より
少ない数に分配する分配器と、分配された前記偏向波形
を制御するためのデータが記録されているメモリと、前
記メモリに記録されたデータに基づいて分配された前記
偏向波形を制御する加算器と、前記加算器から出力され
た偏向波形を補間して前記電極部の数の偏向波形を形成
する抵抗とを備えたことを特徴とする。
【0020】この第二の構成に係る画像表示装置によれ
ば、抵抗を用いることにより、前記蛍光体層の各色(R
(赤色),G(緑色),B(青色))毎に、前記加算器
から出力された偏向波形を補間して前記電極部の数に整
合した偏向波形が形成されるので、画質性能をほとんど
落とすことなく、前記分配器、前記加算器および前記メ
モリの回路規模を、さらに縮小することが可能となる。
【0021】また、以上の第一および第二の構成に係る
画像表示装置(以下、「本発明に係る画像表示装置」と
いう。)においては、対を成す一方および他方の電極部
の少なくともどちらか一方を複数に分割することによっ
て、前記電極を複数対の電極部で構成することが好まし
い。この好ましい例によれば、必要性能と回路規模との
兼ね合いに応じて、前記電極の分割方法を選択すること
が可能となり、対を成す電極部のどちらか一方を複数に
分割した構成にすれば、より回路規模を縮小することが
できる。
【0022】また、本発明に係る画像表示装置において
は、前記電極が、水平方向および垂直方向の少なくとも
どちらかの方向に前記電子ビームを偏向させる機能を有
することが好ましい。
【0023】また、本発明に係る画像表示装置において
は、前記各電極部に印加される偏向波形を制御する手段
として、画像表示装置を構成している部材の形状変化を
測定するセンサを備え、前記センサで測定された値に基
づいて、前記部材の形状変化に伴う前記電子ビームの前
記スクリーン上における照射位置のずれを修正するよう
に、前記偏向波形を制御する構成であることが好まし
い。
【0024】この好ましい例によれば、前記部材に熱膨
張等による形状変化が生じた場合であっても、その形状
変化を前記センサを用いて測定し、その測定値に応じて
前記偏向波形を制御する。すなわち、熱膨張等による前
記部材の形状変化による電子ビームのずれを修正するよ
うに、前記偏向波形が形成される。したがって、この好
ましい例によれば、以上のようにして前記偏向波形を形
成・制御することによって、前記スクリーン上での前記
電子ビームの照射位置の制御を適正に行い、色ずれ等の
画質低下を防止する画像表示装置を得ることができる。
【0025】さらに、前記部材は、前記電極および前記
スクリーンの少なくとも一方であることが好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態を図面を参照しながら説明する。本発明に係る画像表
示装置は、基本的には、図12に示した従来技術に係る
画像表示装置と同様の構成を有している。したがって、
本発明に係る画像表示装置の各構成部を説明する場合に
おいて、従来と同様のものについては図12の符号を用
いて説明し、以下は、従来技術に係る画像表示装置と、
本発明の各実施形態に係る画像表示装置との間の主な相
違点である、水平偏向電極を駆動させる水平偏向回路の
構成について詳細に説明する。
【0027】(第一の実施形態)図1は、本発明の第一
の実施形態に係る画像表示装置を構成している水平偏向
回路のブロック図を示したものである。図2は、本実施
形態に係る水平偏向電極6を構成している電極部(以
下、「櫛状の導電板」ともいう。)18a,18dに印
加される水平偏向波形(H+)の一例を示したものであ
る。また、図3は、水平偏向電極6を構成している電極
部である櫛状の導電板18a,18dに印加される水平
偏向波形(H+)、および櫛状の導電板18’a,1
8’dに印加される水平偏向波形(H−)の一例と、そ
の水平偏向波形が印加されることによって偏向する電子
ビームの軌道図を示したものである。さらに、図4は、
本実施形態に係る画像表示装置を構成している櫛状の導
電板(水平偏向電極)の部分拡大平面図を示したもので
ある。この図4によれば、電極部18aと電極部18’
a、電極部18bと電極部18’b、電極部18cと電
極部18’c、および電極部18dと電極部18’dと
がそれぞれ対を成し、水平偏向電極は、これら複数対の
電極部(櫛状の導電板)18a〜18d,18’a〜1
8’dを用いて構成されている。そして、図2および図
3において、Tr1,Tg1,Tb1およびTr2,T
2,Tb2は、それぞれ、R,G,Bの1ドット当たり
の電子ビーム照射時間であり、本実施形態においては、
1水平走査当たり、それぞれの電子ビームは2トリオ走
査している。
【0028】ここで、例えば、図3に示すように、櫛状
の導電板18a,18’aと櫛状の導電板18d,1
8’dとが固定されて、これらの導電板の間に垂直方向
のずれが発生すると、スクリーンと櫛状の導電板18
a,18’aとの間の距離haが、スクリーンと櫛状の
導電板18d,18’dとの間の距離hbよりも大きく
なる場合(ha>hb)がある。このような状態になる
と、スクリーンと櫛状の導電板との距離が短くなった方
については、電子ビームの偏向角度を大きくさせる必要
があるので、櫛状の導電板18a,18’aと櫛状の導
電板18d,18’dとに印加する偏向波形の振幅を、
図3に示すように差をつけて調整しなければならない。
こうすれば、電子ビームをR,G,Bの蛍光体に正確に
照射することが可能となる。しかしながら、一対の水平
偏向電極により1水平走査ラインの107本の電子ビー
ムを一斉に水平方向に偏向させるように構成された従来
技術に係る画像表示装置においては、このような調整を
行うことは不可能である。
【0029】そこで、本実施形態においては、上記調整
を行うために、図1に示すような水平偏向回路を用いて
画像表示装置を構成した。図1は、水平偏向電極を構成
する各電極部に印加するための水平偏向電圧波形を形成
するための回路のブロック図を示したものである。この
図1において、水平偏向波形形成回路51a,51b
は、それぞれ同期信号をもとに導電板18a〜18dに
印加される水平偏向波形(H+)、および導電板18’
a〜18’dに印加される水平偏向波形(H−)を形成
する機能を有し、分配器52a,52bは、形成された
水平偏向波形を4つに分配する機能を有し、メモリ53
は、各水平偏向波形を制御するための情報を記録する機
能を有し、アドレス発生回路54は、メモリ53をコン
トロールする機能を有し、D/A変換器55は、メモリ
53からのディジタル信号をアナログ信号に変換する機
能を有し、加算器56a,56bは、D/A変換器55
からの出力をもとに水平偏向波形を制御する機能を有し
ている。
【0030】水平偏向電極を構成する各電極部18a〜
18d,18’a〜18’dに印加される各電圧波形
は、水平偏向波形(H+)および水平偏向波形(H−)
を、メモリ53に記録された制御量をもとに互いに反対
方向にレベルシフトさせた波形であり、各水平偏向電圧
波形を形成する回路は、一組の水平偏向波形形成回路5
1a,51bと分配器52a,52bと加算器56a,
56bとを用いて構成されている。そして、水平偏向電
極を構成する各電極部18a〜18d,18’a〜1
8’dによって走査される電子ビームが、スクリーン上
で正しいビームスポット位置を示すように、メモリ53
には、各電極部18a〜18d,18’a〜18’dに
印加される水平偏向波形を制御するための制御量があら
かじめ記録されている。
【0031】本実施形態に係る画像表示装置を構成して
いる水平偏向回路は、以上のように、メモリ53に記録
されたデータで制御された水平偏向波形を、水平偏向電
極を形成する各電極部18a〜18d,18’a〜1
8’dに印加するように構成されている。したがって、
本実施形態によれば、図13のように水平偏向回路を分
割分並べる必要がないので、回路規模を小さくすること
が可能となる。また、本実施形態においては、水平偏向
波形の平均電圧のみの調整ではなく、水平偏向波形の振
幅も調整可能であるため、スクリーン上でのビームスポ
ット位置のずれを生じることなく、画質性能の低下を防
止することができる。
【0032】なお、本実施形態においては、分割された
個々の水平偏向電極の走査する電子ビームの数は、1水
平走査当たり2つとしたが、本発明はこの構成に限定さ
れるものではなく、例えば、1つまたは3つ以上でもよ
い。
【0033】(第二の実施形態)図5は、本発明の第二
の実施形態に係る画像表示装置を構成している櫛状の導
電板(水平偏向電極)の部分拡大平面図を示したもので
ある。図6は、本実施形態に係る画像表示装置を構成し
ている水平偏向回路のブロック図を示したものである。
本実施形態に係る水平偏向電極は、図5に示すように、
対を成す一方の電極部(櫛状の導電板)18a〜18d
のみが複数に分割されており、他方の電極部(櫛状の導
電板)18’は分割されていない。すなわち、本実施形
態においては、電極部18aと電極部18’、電極部1
8bと電極部18’、電極部18cと電極部18’、お
よび電極部18dと電極部18’がそれぞれ対を成し、
水平偏向電極は、これら複数対の電極部(櫛状の導電
板)18a〜18d,18’を用いて構成されている。
したがって、この櫛状の導電板18a〜18d,18’
の形状にあわせて、水平偏向電極を駆動させる水平偏向
回路が図6のように構成されている。
【0034】図6に示された本実施形態に係る水平偏向
回路において、水平偏向波形形成回路61a,61b
は、それぞれ同期信号をもとに導電板18a〜18dに
印加される(図3に示された)水平偏向波形(H+)、
および導電板18’に印加される(図3に示された)水
平偏向波形(H−)を形成する機能を有し、分配器62
は、形成された水平偏向波形(H+)を4つに分配する
機能を有し、メモリ63は、水平偏向波形(H+)を制
御するための情報を記録する機能を有し、アドレス発生
回路64は、メモリ63をコントロールする機能を有
し、D/A変換器65は、メモリ63からのディジタル
信号をアナログ信号に変換する機能を有し、加算器66
は、D/A変換器65からの出力をもとに水平偏向波形
を制御する機能を有している。
【0035】分割された各電極部18a〜18dに印加
される各電圧波形は、水平電圧波形(H+)を、メモリ
63に記録された制御量をもとにレベルシフトさせた波
形であり、各水平偏向電圧波形を形成する回路は、図6
に示すように(基本的には第一の実施形態と同様に)、
一組の偏向波形形成回路61a,61bと、分配器62
と加算器66とを用いて構成されている。そして、水平
偏向電極を構成する各電極部18a〜18d,18’に
よって走査される電子ビームが、スクリーン上で正しい
ビームスポット位置を示すように、メモリ63には、電
極部18a〜18dに印加される水平偏向波形を制御す
るための制御量があらかじめ記録されている。
【0036】本実施形態に係る画像表示装置を構成して
いる水平偏向回路は、以上のように、メモリ63に記録
されたデータで制御された水平偏向波形(H+)を、分
割された水平偏向電極(一方の櫛状の導電板18a〜1
8d)に印加するように構成されている。また、他方の
櫛状の導電板18’には、水平偏向波形形成回路61b
で形成された水平偏向波形(H−)が印加される。した
がって、本実施形態によれば、第一の実施形態と同様
に、図13のように水平偏向回路を分割分並べる必要が
ないので、回路規模を小さくすることが可能となる。ま
た、本実施形態においては、分割された一方の櫛状の導
電板18a〜18dと、分割されていない他方の櫛状の
導電板18’を用いて水平偏向電極を構成し、他方の櫛
状の導電板18’には、水平偏向波形形成回路61bで
形成された所定の水平偏向波形(H−)を印加し、組み
立て誤差等による電子ビームのずれの調整は、分割され
た一方の櫛状の導電板18a〜18dに印加される水平
偏向波形(H+)によって行っている。したがって、本
実施形態によれば、第一の実施形態よりも水平偏向回路
の構成を単純化することが可能となり、回路規模を縮小
することができる。
【0037】(第三の実施形態)図7は、本発明の第三
の実施形態に係る画像表示装置を構成している水平偏向
回路のブロック図を示したものである。図8は、本実施
形態に係る水平偏向電極を構成している櫛状の導電板に
印加される水平偏向波形(H+)の一例を示したもので
ある。また、本実施形態に係る水平偏向電極は、図4に
示されるような両方の櫛状の導電板が分割されているも
のを用いて構成されている。図8において、Tr1,T
1,Tb1及びTr2,Tg2,Tb2は、それぞれ、
R,G,Bの1ドット当たりの電子ビーム照射時間であ
り、本実施形態においては、1水平走査当たり、それぞ
れの電子ビームは2トリオ走査している。また、本実施
形態においては、上述したように、水平偏向電極を構成
する櫛状の導電板が分割されており、1水平走査ライン
当たり2つの電子ビーム毎に、櫛状の導電板(水平偏向
電極)18a〜18d,18’a〜18’dを有してい
る。
【0038】本実施形態に係る水平偏向回路は図7のよ
うに構成され、この図7において、水平偏向波形形成回
路71a,71bは、それぞれ同期信号をもとに導電板
18a〜18dに印加される水平偏向波形(H+)、お
よび導電板18’a〜18’dに印加される水平偏向波
形(H−)を形成する機能を有し、分配器72a,72
bは、形成された水平偏向波形を2つに分配する機能を
有し、メモリ73は、各水平偏向波形を制御するための
情報を記録する機能を有し、アドレス発生回路74は、
メモリ73をコントロールする機能を有し、D/A変換
器75は、メモリ73からのディジタル信号をアナログ
信号に変換する機能を有し、加算器76a,76bは、
D/A変換器75からの出力をもとに水平偏向波形を制
御する機能を有している。
【0039】そして、本実施形態においては、加算器7
6aから2つの出力に分配され、櫛状の導電板18a,
18dに印加する2つの偏向波形をもとに、抵抗40〜
42および抵抗46〜47を用いて、R,G,Bの1ド
ット当たりの電子ビーム照射時間単位で等間隔に電圧を
補間し、櫛状の導電板18b,18cに印加する水平偏
向波形が作成される。補間された波形の一例が、図8に
示されている。また、加算器76bから出力された櫛状
の導電板18’a,18’dに印加される偏向波形も、
上記動作と同様に、抵抗43〜45および抵抗48〜4
9を用いて補間され、櫛状の導電板18’b,18’c
に印加する水平偏向波形が作成される。ここで、抵抗4
0〜42と抵抗46〜47の比率は1.5:1である。
抵抗値の値と配置は、もととなる2つの波形から、2つ
の波形を補間する場合の例である。なお、ここでは2つ
の波形の補間を行う場合について説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、例えば、1つまたは3
つ以上の波形の補間も必要性能が許す限り可能である。
【0040】本実施形態によれば、以上のように、抵抗
を用いるだけで、画質性能を保ちつつ、水平偏向波形を
形成することができる。そして、抵抗を用いることによ
り、分配器72a,72bおよび加算器76a,76b
が、第一の実施形態では4分配必要であったのに対し、
本実施形態では2分配ですむこととなる。したがって、
メモリ73の容量が削減でき、さらにD/A変換機75
の出力数も削減できるので、第一の実施形態よりも回路
規模を縮小することが可能となる。
【0041】(第四の実施形態)図9は、本発明の第四
の実施形態に係る画像表示装置を構成している水平偏向
回路のブロック図を示したものである。本実施形態に係
る水平偏向電極は、図5に示されるような一方の櫛状の
導電板のみが分割され、他方の櫛状の導電板は分割され
ていないものを用いて構成されている。本実施形態は、
各平板状電極およびスクリーンが熱膨張によって形状変
化を起こし、それに伴い電子ビームのスクリーン上にお
けるビームスポット位置にずれが生じた場合において、
そのずれをなくすように構成された画像表示装置に関す
るものであり、具体的には、水平偏向電極を構成してい
る分割された櫛状の導電板に印加する水平偏向電圧波形
を、電子ビームのずれに応じて制御可能なように構成さ
れた水平偏向回路(図9)に関するものである。また、
本実施形態においては、上述したように、水平偏向電極
を構成する櫛状の導電板の一方のみが分割されており、
1水平走査ライン当たり2つの電子ビーム毎に、櫛状の
導電板(水平偏向電極)18a〜18d,18’を有し
ている。
【0042】本実施形態に係る水平偏向回路は図9のよ
うに構成され、この図9において、水平偏向波形形成回
路81a,81bは、それぞれ同期信号をもとに導電板
18a〜18dに印加される水平偏向波形(H+)、お
よび導電板18’に印加される水平偏向波形(H−)を
形成する機能を有し、分配器82は、形成された水平偏
向波形(H+)を4つに分配する機能を有し、メモリ8
3は、水平偏向波形(H+)を制御するための情報を記
録する機能を有し、アドレス発生回路84は、メモリ8
3をコントロールする機能を有し、D/A変換器85
は、メモリ83からのディジタル信号をアナログ信号に
変換する機能を有し、加算器86は、D/A変換器85
からの出力をもとに水平偏向波形を制御する機能を有し
ている。
【0043】そして、本実施形態に係る水平偏向回路を
構成しているセンサ87は、各平板状電極およびスクリ
ーンの熱膨張等による形状変化を測定するためのセンサ
である。メモリ83には、分割された櫛状の導電板18
a〜18dが走査させる電子ビームがスクリーン上で正
しいビームスポット位置を示すように、各平板状電極お
よびスクリーンの熱膨張等による形状変化に伴い、櫛状
の導電板18a〜18dに印加される水平偏向波形を制
御するための制御量があらかじめ記録されている。すな
わち、本実施形態においては、センサ87の測定値に基
づいて、アドレス発生回路84により、その測定値に応
じた情報がメモリ83から呼び出され、この情報によっ
て、適切な水平偏向波形が形成される。
【0044】本実施形態に係る画像表示装置は、以上の
ような構成を有しているので、各平板状電極およびスク
リーンの熱膨張等による形状変化をセンサ87により測
定し、この測定値とメモリ83に記録されたデータとに
基づいて、水平偏向波形を形成する。すなわち、この水
平偏向波形は、熱膨張等による形状変化による電子ビー
ムのずれを修正するように形成されるので、この水平偏
向波形を分割された櫛状の導電板18a〜18dに印加
することにより、スクリーン上でのビームスポット位置
のずれをなくし、画質の低下を防止することができる。
【0045】なお、本実施形態においては、水平偏向電
極を構成する櫛状の導電板の一方を複数に分割する場合
について説明したが、本発明はこの構成に限定されるも
のではなく、例えば、水平偏向電極を構成する一対の櫛
状の導電板の両方を複数に分割するような構成としても
よい。
【0046】また、以上の各実施形態においては、制御
電極4の1つの貫通孔14に対して、R,G,Bの蛍光
体が2トリオ分設けられている構成について説明した
が、本発明はこの構成に限定されるものではなく、例え
ば、制御電極4の1つの貫通孔14に対して、R,G,
Bの蛍光体が1トリオ分あるいは3トリオ分以上設けて
構成されていてもよい。ただし、その場合には、制御電
極4には、1トリオあるいは3トリオ以上のR,G,B
映像信号が順次加えられ、それに同期して水平偏向をさ
せる必要がある。
【0047】さらに、以上の各実施形態においては、水
平方向の電子ビームの制御について説明したが、本発明
はこの構成に限定されるものではなく、本発明の原理
は、垂直方向の電子ビームの制御に適用することも可能
である。
【0048】また、以上の各実施形態においては、背面
電極1、線陰極群2、ビーム引き出し電極3および制御
電極4を用いて構成された電子放出源から放出された電
子ビームを、集束電極5、水平偏向電極6および垂直偏
向電極7を用いて集束・偏向させ、スクリーン8の蛍光
体に照射して画像を表示する画像表示装置(図12参
照)について説明したが、本発明はこの構成に限定され
るものではない。したがって、例えば、画像表示装置が
図10に示されるような構成を有していても、本発明を
適用することが可能である。
【0049】ここで、図10に示された画像表示装置
は、複数の電子源91aをマトリクス状に配置して形成
されている電子放出源91と、この電子放出源91から
放出される電子ビームを偏向・集束させる機能を有する
電極92と、電子ビームによって励起されて光を放出す
る蛍光体層93と、これらの電子放出源91、電極92
および蛍光体層93を内部に収容して、その内部を真空
状態に保持する真空容器94とを用いて構成されてい
る。電極92は、図11に示されるように、絶縁性基板
92c上に第一の櫛歯状電極部92aと第二の櫛歯状電
極部92bとを備え、第一の櫛歯状電極部92aは、分
割された複数の電極部92a1〜92a7を用いて構成さ
れ、第二の櫛歯状電極部92bは、分割された複数の電
極部92b1〜92b7を用いて構成されている。
【0050】そして、図10に示された画像表示装置に
対して、これまでに説明した各実施形態を適用するため
には、電子ビームを偏向・集束させる機能を有する電極
92を構成している第一の櫛歯状電極部92a(92a
1〜92a7)および第二の櫛歯状電極部92b(92b
1〜92b7)を、図1あるいは図7に示されるような水
平偏向回路を用いて制御すればよい。こうすることによ
り、図10に示された画像表示装置についても他の実施
形態と同様の効果を得ることができる。なお、図10の
画像表示装置を構成する電極の分割数と、図1および図
7で形成される水平偏向電圧波形とは、その数が異なる
ので、図10の画像表示装置に図1あるいは図7を適用
する場合には、形成される水平偏向電圧波形の数を電極
の分割数に整合させる必要がある。
【0051】また、このような構成の画像表示装置(図
10参照)においても、一対の電極の両方を必ずしも分
割する必要はなく、どちらか一方のみを複数に分割する
ような構成でもよい。そして、このような構成を有する
画像表示装置であれば、図6あるいは図9に示された水
平偏向回路を用いて電極を制御することにより、各実施
形態と同様の効果を得ることができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
種々の原因によって生ずる電子ビームのスクリーン上に
おけるビームスポット位置のずれをなくして、色ずれ等
の画質の低下を防止するとともに、画質性能とコストと
を満足させた水平偏向回路を有する画像表示装置を得る
ことができる。
【0053】具体的には、複数の水平偏向波形を作成す
る回路として、一つの偏向波形形成のための回路と、こ
れを複数に分配するための分配器と、各偏向波形を制御
するためのデータを記録するメモリと、メモリに記録さ
れた各制御データにより各偏向波形を制御するための加
算器とからなる水平偏向回路を有する画像表示装置とす
ることにより、コストと画質性能の両方を満足する画像
表示装置を得ることができる。また、一方のみの水平偏
向電極の分割あるいは間引いた水平偏向出力の抵抗によ
る補間回路により、コストをさらに下げた画像表示装置
を得ることができる。さらに、水平偏向波形を作成する
回路にセンサを追加することによって、各平板状電極お
よびスクリーンの形状変化をセンシングし、これに基づ
いて水平偏向波形を形成することにより、リアルタイム
でビームスポット位置を変更できるという優れた効果を
有する画像表示装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態に係る画像表示装置を
構成している水平偏向回路のブロック図
【図2】第一の実施形態に係る画像表示装置を構成して
いる水平偏向電極に印加される水平偏向波形の一例を示
した図
【図3】第一の実施形態に係る画像表示装置を構成して
いる水平偏向電極に印加される水平偏向波形の他の一例
を示した図、およびその水平偏向波形が印加されること
によって偏向する電子ビームの軌道を示した図
【図4】第一の実施形態に係る画像表示装置を構成して
いる水平偏向電極の部分拡大平面図
【図5】本発明の第二の実施形態に係る画像表示装置を
構成している水平偏向電極の部分拡大平面図
【図6】第二の実施形態に係る画像表示装置を構成して
いる水平偏向回路のブロック図
【図7】本発明の第三の実施形態に係る画像表示装置を
構成している水平偏向回路のブロック図
【図8】第三の実施形態に係る画像表示装置を構成して
いる水平偏向電極に印加される水平偏向波形の一例を示
した図(補間で得られた水平偏向波形図)
【図9】本発明の第四の実施形態に係る画像表示装置を
構成している水平偏向回路のブロック図
【図10】本発明の他の実施形態に係る画像表示装置の
分解斜視図
【図11】図10の画像表示装置を構成している電極の
斜視図
【図12】従来技術に係る画像表示装置の分解斜視図
【図13】従来技術に係る画像表示装置を構成している
並列型の水平偏向回路のブロック図
【図14】従来技術に係る画像表示装置を構成している
簡易的な水平偏向回路のブロック図
【図15】図12における破線および二点鎖線で仕切ら
れた1つの区画(画像表示素子の蛍光面)の拡大図
【符号の説明】
18a〜18d,18’a〜18’d,18’ 電極
部(櫛状の導電板) 40〜49 抵抗 51a,51b,61a,61b,71a,71b,8
1a,81b 水平偏向波形形成回路 52a,52b,62,72a,72b,82 分配
器 53,63,73,83 メモリ 54,64,74,84 アドレス発生回路 55,65,75,85 D/A変換器 56a,56b,66,76a,76b,86 加算
器 87 センサ 91 電子放出源 91a 複数の電子源 92 電極 92a 第一の櫛歯状電極部 92a1〜92a7 分割された複数の電極部 92b 第二の櫛歯状電極部 92b1〜92b7 分割された複数の電極部 92c 絶縁性基板 93 蛍光体層 94 真空容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 啓成 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内 (72)発明者 今井 寛二 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子ビームの放出源と、前記電子ビーム
    の照射によって発光する蛍光体層を有するスクリーン
    と、前記電子ビームの軌道を制御する電極とを備え、前
    記電極が複数対の電極部を用いて構成されている画像表
    示装置において、 前記各電極部に印加される偏向波形を制御する手段とし
    て、一つの偏向波形を形成する回路と、前記偏向波形を
    前記電極部の数に分配する分配器と、分配された前記偏
    向波形を制御するためのデータが記録されているメモリ
    と、前記メモリに記録されたデータに基づいて分配され
    た前記偏向波形を制御する加算器とを備えたことを特徴
    とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 電子ビームの放出源と、前記電子ビーム
    の照射によって発光する蛍光体層を有するスクリーン
    と、前記電子ビームの軌道を制御する電極とを備え、前
    記電極が複数対の電極部を用いて構成されている画像表
    示装置において、 前記各電極部に印加される偏向波形を制御する手段とし
    て、一つの偏向波形を形成する回路と、前記偏向波形を
    前記電極部の数より少ない数に分配する分配器と、分配
    された前記偏向波形を制御するためのデータが記録され
    ているメモリと、前記メモリに記録されたデータに基づ
    いて分配された前記偏向波形を制御する加算器と、前記
    加算器から出力された偏向波形を補間して前記電極部の
    数の偏向波形を形成する抵抗とを備えたことを特徴とす
    る画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記電極を構成する電極部において、対
    を成す一方および他方の電極部の少なくともどちらか一
    方を複数に分割することによって、前記電極を複数対の
    電極部で構成する請求項1または2に記載の画像表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記電極が、水平方向および垂直方向の
    少なくともどちらかの方向に前記電子ビームを偏向させ
    る機能を有する請求項1、2または3に記載の画像表示
    装置。
  5. 【請求項5】 前記各電極部に印加される偏向波形を制
    御する手段として、画像表示装置を構成している部材の
    形状変化を測定するセンサを備え、前記センサで測定さ
    れた値に基づいて、前記部材の形状変化に伴う前記電子
    ビームの前記スクリーン上における照射位置のずれを修
    正するように、前記偏向波形を制御する請求項1から4
    のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記部材が、前記電極および前記スクリ
    ーンの少なくとも一方である請求項5に記載の画像表示
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008510270A (ja) * 2004-08-11 2008-04-03 シーイービーティー・カンパニー・リミティッド 走査電界放出ディスプレイ
WO2011070628A1 (ja) * 2009-12-11 2011-06-16 パイオニア株式会社 撮像装置

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JPWO2011070628A1 (ja) * 2009-12-11 2013-04-22 パイオニア株式会社 撮像装置

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