JPH0619417A - 画像表示装置 - Google Patents
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- JPH0619417A JPH0619417A JP17240992A JP17240992A JPH0619417A JP H0619417 A JPH0619417 A JP H0619417A JP 17240992 A JP17240992 A JP 17240992A JP 17240992 A JP17240992 A JP 17240992A JP H0619417 A JPH0619417 A JP H0619417A
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- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、画面上の任意の位置の輝度を補正
することにより、輝度均一性の優れた画像表示装置を安
価で提供することを目的とする。 【構成】 本発明の画像表示装置は、画像表示素子の輝
度不均一性をあらかじめ記録されたフレームメモリと、
上記フレームメモリの出力する補正信号をアナログ補正
信号に変換するDA変換器と、上記アナログ補正信号を
基準電圧とし、上記映像信号をデジタル映像信号に変換
するAD変換器を有し、上記デジタル映像信号を用いて
上記画像表示素子のビーム流制御電極を駆動することを
特徴とする画像表示装置。
することにより、輝度均一性の優れた画像表示装置を安
価で提供することを目的とする。 【構成】 本発明の画像表示装置は、画像表示素子の輝
度不均一性をあらかじめ記録されたフレームメモリと、
上記フレームメモリの出力する補正信号をアナログ補正
信号に変換するDA変換器と、上記アナログ補正信号を
基準電圧とし、上記映像信号をデジタル映像信号に変換
するAD変換器を有し、上記デジタル映像信号を用いて
上記画像表示素子のビーム流制御電極を駆動することを
特徴とする画像表示装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクリーン上の画面を
垂直方向に複数の区分に分割したときのそれぞれの区分
毎に電子ビームを発生させ、各区分毎にそれぞれの電子
ビームを垂直方向に偏向して複数のラインを表示し全体
として画像を表示する画像表示素子に関するものであ
る。
垂直方向に複数の区分に分割したときのそれぞれの区分
毎に電子ビームを発生させ、各区分毎にそれぞれの電子
ビームを垂直方向に偏向して複数のラインを表示し全体
として画像を表示する画像表示素子に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】本発明に用いられる画像表示素子の基本
的な構造を図3に示して説明する。
的な構造を図3に示して説明する。
【0003】この表示素子は後方からアノ−ド側に向か
って順に背面電極1、ビ−ム源としての線陰極2、ビ−
ム引き出し電極3、ビ−ム流制御電極4、収束電極5、
水平偏向電極6、垂直偏向電極7、スクリ−ン板8、が
配置されて構成されており、これらが真空容器の内部に
収納されている。
って順に背面電極1、ビ−ム源としての線陰極2、ビ−
ム引き出し電極3、ビ−ム流制御電極4、収束電極5、
水平偏向電極6、垂直偏向電極7、スクリ−ン板8、が
配置されて構成されており、これらが真空容器の内部に
収納されている。
【0004】ビ−ム源としての線陰極2は水平方向に線
状に分布する電子ビ−ムを発生するように水平方向に張
られており、線陰極2はさらに垂直方向に間隔をもって
複数本(本説明では2イ〜2トの7本のみ示している)
設けられている。本構成では線陰極の間隔は4.4mm、
本数は19本設けられているものとして、前記線陰極を
2イ〜2ツとする。前記線陰極の間隔は自由に大きくと
ることはできず、後述する垂直偏向電極7とスクリ−ン
8の間隔により規制されている。これらの線陰極2の構
成として10〜30μmφのタングステン棒の表面に酸
化物陰極材料を塗布している。前記の線陰極は後述する
ように、上方の線陰極2イから下方の2ツまで順番に一
定時間ずつ電子ビ−ムを放出するように制御される。
状に分布する電子ビ−ムを発生するように水平方向に張
られており、線陰極2はさらに垂直方向に間隔をもって
複数本(本説明では2イ〜2トの7本のみ示している)
設けられている。本構成では線陰極の間隔は4.4mm、
本数は19本設けられているものとして、前記線陰極を
2イ〜2ツとする。前記線陰極の間隔は自由に大きくと
ることはできず、後述する垂直偏向電極7とスクリ−ン
8の間隔により規制されている。これらの線陰極2の構
成として10〜30μmφのタングステン棒の表面に酸
化物陰極材料を塗布している。前記の線陰極は後述する
ように、上方の線陰極2イから下方の2ツまで順番に一
定時間ずつ電子ビ−ムを放出するように制御される。
【0005】背面電極1は該当する線陰極以外の線陰極
からの電子ビ−ムの発生を抑止すると共に、電子ビ−ム
をアノ−ド方向のみに押し出す作用もしている。図3で
は真空容器は記してないが、背面電極1を利用して真空
容器と一体となす構造をとることも可能である。ビ−ム
引き出し電極3は線陰極2イ〜2ツのそれぞれと対向す
る水平方向に一定間隔で多数個並べて設けられた貫通孔
10を有する導電板11であり、線陰極2から放出され
た電子ビ−ムをその貫通孔10を通して取り出す。
からの電子ビ−ムの発生を抑止すると共に、電子ビ−ム
をアノ−ド方向のみに押し出す作用もしている。図3で
は真空容器は記してないが、背面電極1を利用して真空
容器と一体となす構造をとることも可能である。ビ−ム
引き出し電極3は線陰極2イ〜2ツのそれぞれと対向す
る水平方向に一定間隔で多数個並べて設けられた貫通孔
10を有する導電板11であり、線陰極2から放出され
た電子ビ−ムをその貫通孔10を通して取り出す。
【0006】次にビーム流制御電極4は線陰極2イ〜2
ツのそれぞれと対向する位置に貫通孔14を有する垂直
方向に長い導電板15で構成されており、所定間隔を介
して水平方向に複数個並設されている。本構成では11
4本のビーム流制御電極用導電板15a〜15nが設け
られている(図3では8本のみ図示している)。ビーム
流制御電極4は前記ビ−ム引き出し電極3により水平方
向に区分された電子ビ−ムのそれぞれの通過量を、映像
信号の絵素に対応して、しかも後述する水平偏向のタイ
ミングに同期させて制御している。
ツのそれぞれと対向する位置に貫通孔14を有する垂直
方向に長い導電板15で構成されており、所定間隔を介
して水平方向に複数個並設されている。本構成では11
4本のビーム流制御電極用導電板15a〜15nが設け
られている(図3では8本のみ図示している)。ビーム
流制御電極4は前記ビ−ム引き出し電極3により水平方
向に区分された電子ビ−ムのそれぞれの通過量を、映像
信号の絵素に対応して、しかも後述する水平偏向のタイ
ミングに同期させて制御している。
【0007】集束電極5は、ビーム流制御電極4に設け
られた各貫通孔14と対向する位置に貫通孔16を有す
る導電板17で、電子ビ−ムを収束している。
られた各貫通孔14と対向する位置に貫通孔16を有す
る導電板17で、電子ビ−ムを収束している。
【0008】水平偏向電極6は、前記貫通孔16のそれ
ぞれ水平方向の両サイドに沿って垂直方向に複数本配置
された導電板18、18′で構成されており、それぞれ
の導電板には水平偏向用電圧が印加されている。各絵素
ごとの電子ビ−ムはそれぞれ水平方向に偏向され、スク
リ−ン8上でR,G,Bの各蛍光体を順次照射して発光
している。本構成では、電子ビ−ムごとに2トリオ分偏
向している。
ぞれ水平方向の両サイドに沿って垂直方向に複数本配置
された導電板18、18′で構成されており、それぞれ
の導電板には水平偏向用電圧が印加されている。各絵素
ごとの電子ビ−ムはそれぞれ水平方向に偏向され、スク
リ−ン8上でR,G,Bの各蛍光体を順次照射して発光
している。本構成では、電子ビ−ムごとに2トリオ分偏
向している。
【0009】垂直偏向電極7は、前記貫通孔16のそれ
ぞれ垂直方向の中間の位置に水平方向に複数本配置され
た導電板19、19′で構成されており、垂直偏向用電
圧が印加され、電子ビ−ムを垂直方向に偏向している。
本構成では、一対の電極19、19′によって1本の線
陰極から生じた電子ビ−ムを垂直方向に12ライン分偏
向している。そして20個で構成された垂直偏向電極7
によって、19本の線陰極のそれぞれに対応する19対
の垂直偏向導電体対が構成され、スクリ−ン上8に垂直
方向に228本の水平走査ラインを描いている。
ぞれ垂直方向の中間の位置に水平方向に複数本配置され
た導電板19、19′で構成されており、垂直偏向用電
圧が印加され、電子ビ−ムを垂直方向に偏向している。
本構成では、一対の電極19、19′によって1本の線
陰極から生じた電子ビ−ムを垂直方向に12ライン分偏
向している。そして20個で構成された垂直偏向電極7
によって、19本の線陰極のそれぞれに対応する19対
の垂直偏向導電体対が構成され、スクリ−ン上8に垂直
方向に228本の水平走査ラインを描いている。
【0010】前記に説明したように本構成では水平偏向
電極6、垂直偏向電極7をそれぞれ複数本クシ状に張り
巡らしている。さらに水平、垂直の各偏向電極間の距離
に比べるとスクリ−ン8までの距離を長く設定すること
により、小さな偏向量で電子ビ−ムをスクリ−ン8に照
射させることが可能となる。これにより水平、垂直共偏
向歪みを少なくすることが出来る。
電極6、垂直偏向電極7をそれぞれ複数本クシ状に張り
巡らしている。さらに水平、垂直の各偏向電極間の距離
に比べるとスクリ−ン8までの距離を長く設定すること
により、小さな偏向量で電子ビ−ムをスクリ−ン8に照
射させることが可能となる。これにより水平、垂直共偏
向歪みを少なくすることが出来る。
【0011】スクリ−ン8は図3に示すように、ガラス
板21の裏面に蛍光体20をストライプ状に塗布して構
成している。また図示していないがメタルバック、カ−
ボンも塗布されている。蛍光体20はビーム流制御電極
4の1つの貫通孔14を通過する電子ビ−ムを水平方向
に偏向することによりR,G,Bの3色の蛍光体対を2
トリオ分照射するように設けられており、垂直方向にス
トライプ状に塗布している。
板21の裏面に蛍光体20をストライプ状に塗布して構
成している。また図示していないがメタルバック、カ−
ボンも塗布されている。蛍光体20はビーム流制御電極
4の1つの貫通孔14を通過する電子ビ−ムを水平方向
に偏向することによりR,G,Bの3色の蛍光体対を2
トリオ分照射するように設けられており、垂直方向にス
トライプ状に塗布している。
【0012】図3において、スクリ−ン8に記入した破
線は複数本の線陰極2のそれぞれに対応して表示される
垂直方向の区分を示し、2点鎖線は複数本のビーム流制
御電極4の各々に対応して表示される水平方向の区分を
示す。破線、2点鎖線で仕切られた1つの区画の拡大図
を図4に示す。
線は複数本の線陰極2のそれぞれに対応して表示される
垂直方向の区分を示し、2点鎖線は複数本のビーム流制
御電極4の各々に対応して表示される水平方向の区分を
示す。破線、2点鎖線で仕切られた1つの区画の拡大図
を図4に示す。
【0013】図4に示すように、水平方向では2トリオ
分のR,G,Bの蛍光体、垂直方向では12ライン分の
幅を有している。1区画(1ユニット)の大きさは本例
では水平方向1mm、垂直方向4.4mmである。尚、図4
ではR、G、Bの各々3色の蛍光体はストライプ状に図
示しているが、デルタ状に配置しても良い。ただしデル
タ状に配置したときはそれに適合した水平偏向、垂直偏
向波形を印加する必要がある。また図4では説明の都合
で縦横の寸法比が実際のスクリ−ンに表示したイメ−ジ
と異なっている。また本構成では、ビーム流制御電極4
の1つの貫通孔14に対してR、G、Bの蛍光体が2ト
リオ分設けられているが、1トリオ分あるいは3トリオ
分以上で構成されていても良い。ただしビーム流制御電
極4には1トリオ、あるいは3トリオ以上のR、G、B
映像信号が順次加えられ、それに同期して水平偏向をす
る必要がある。
分のR,G,Bの蛍光体、垂直方向では12ライン分の
幅を有している。1区画(1ユニット)の大きさは本例
では水平方向1mm、垂直方向4.4mmである。尚、図4
ではR、G、Bの各々3色の蛍光体はストライプ状に図
示しているが、デルタ状に配置しても良い。ただしデル
タ状に配置したときはそれに適合した水平偏向、垂直偏
向波形を印加する必要がある。また図4では説明の都合
で縦横の寸法比が実際のスクリ−ンに表示したイメ−ジ
と異なっている。また本構成では、ビーム流制御電極4
の1つの貫通孔14に対してR、G、Bの蛍光体が2ト
リオ分設けられているが、1トリオ分あるいは3トリオ
分以上で構成されていても良い。ただしビーム流制御電
極4には1トリオ、あるいは3トリオ以上のR、G、B
映像信号が順次加えられ、それに同期して水平偏向をす
る必要がある。
【0014】上述のごとく本発明にもちいられる画像表
示素子は、微少な画像表示ユニット(上記例では1mm
x4mm)を、縦、横に多数並べ、全体として一つの画
像を表示するマルチビーム表示装置であるから、均一な
画質を得るためには、各々の画像表示ユニットの表示特
性が揃っており、かつ表示ユニット内のビームの歪がな
いこと、さらに画像表示ユニット自体が正確に並べられ
ていることが必要であり、画像表示ユニット内のビーム
の歪、画像表示ユニットごとの特性ばらつき、画像表示
ユニットの配列の乱れなどの発生は、いずれも視覚的に
は輝度差となって現れ画像表示ユニットの境界に得意点
を発生させ画質の均一性を著しく劣化させる。
示素子は、微少な画像表示ユニット(上記例では1mm
x4mm)を、縦、横に多数並べ、全体として一つの画
像を表示するマルチビーム表示装置であるから、均一な
画質を得るためには、各々の画像表示ユニットの表示特
性が揃っており、かつ表示ユニット内のビームの歪がな
いこと、さらに画像表示ユニット自体が正確に並べられ
ていることが必要であり、画像表示ユニット内のビーム
の歪、画像表示ユニットごとの特性ばらつき、画像表示
ユニットの配列の乱れなどの発生は、いずれも視覚的に
は輝度差となって現れ画像表示ユニットの境界に得意点
を発生させ画質の均一性を著しく劣化させる。
【0015】上記問題点に対し、画像表示ユニット内の
ビームの歪、画像表示ユニットごとの特性ばらつき、画
像表示ユニットの配列の乱れなどが発生してもスクリー
ン上での輝度変化を補正、均一化し、画質均一性の損な
われない画像表示装置を本出願人は以前提案している。
上記画像表示装置は、画像表示素子の輝度不均一性をあ
らかじめ記録されたフレームメモリと、輝度不均一をキ
ャンセルするように映像信号自体に補正をかけるための
補正回路を有したものである。
ビームの歪、画像表示ユニットごとの特性ばらつき、画
像表示ユニットの配列の乱れなどが発生してもスクリー
ン上での輝度変化を補正、均一化し、画質均一性の損な
われない画像表示装置を本出願人は以前提案している。
上記画像表示装置は、画像表示素子の輝度不均一性をあ
らかじめ記録されたフレームメモリと、輝度不均一をキ
ャンセルするように映像信号自体に補正をかけるための
補正回路を有したものである。
【0016】以下、上述した画像表示装置について、図
面を参照しながら説明する。図2は、本発明の一実施例
における画像表示装置の映像信号の補正回路のブロック
図である。51a〜51cはアナログ映像信号をデジタ
ル信号に変換するためのA/D変換器、52a〜52c
は映像信号を補正するための補正回路としての乗算器、
53は画像表示素子の輝度分布の情報が記録されたフレ
ームメモリ、54はフレームメモリ53をコントロール
するためのアドレス発生回路である。
面を参照しながら説明する。図2は、本発明の一実施例
における画像表示装置の映像信号の補正回路のブロック
図である。51a〜51cはアナログ映像信号をデジタ
ル信号に変換するためのA/D変換器、52a〜52c
は映像信号を補正するための補正回路としての乗算器、
53は画像表示素子の輝度分布の情報が記録されたフレ
ームメモリ、54はフレームメモリ53をコントロール
するためのアドレス発生回路である。
【0017】フレームメモリ53に記録される輝度分布
の情報は以下のごとく得られる。まず、画像表示素子に
一定の大きさを持つ映像信号を入力する。このとき、画
像表示素子を構成する画像表示ユニットの各々が完全に
同一の特性を持ち、ビームの歪もなく、かつ、各画像表
示ユニットが正確に等間隔で配列されていれば、画面全
体にわたって均一な輝度分布が得られるが、画像表示ユ
ニット間のばらつきビームの偏向歪や収差、画像表示ユ
ニット配列の乱れがあると、輝度の不均一な部分が発生
する。このときの輝度分布を測定し、輝度分布のいわば
ネガに対応するデータ(明るい部分は小さく、暗い部分
は大きい)をフレームメモリに記録しておく。このと
き、上記一定の大きさを持つ映像信号をフレームメモリ
53に記録されたデータで補正し画像表示素子に入力す
ると、ちょうど画像表示素子自身が持っている輝度の不
均一がキャンセルされて画面全体に均一な輝度分布が得
られることになる。
の情報は以下のごとく得られる。まず、画像表示素子に
一定の大きさを持つ映像信号を入力する。このとき、画
像表示素子を構成する画像表示ユニットの各々が完全に
同一の特性を持ち、ビームの歪もなく、かつ、各画像表
示ユニットが正確に等間隔で配列されていれば、画面全
体にわたって均一な輝度分布が得られるが、画像表示ユ
ニット間のばらつきビームの偏向歪や収差、画像表示ユ
ニット配列の乱れがあると、輝度の不均一な部分が発生
する。このときの輝度分布を測定し、輝度分布のいわば
ネガに対応するデータ(明るい部分は小さく、暗い部分
は大きい)をフレームメモリに記録しておく。このと
き、上記一定の大きさを持つ映像信号をフレームメモリ
53に記録されたデータで補正し画像表示素子に入力す
ると、ちょうど画像表示素子自身が持っている輝度の不
均一がキャンセルされて画面全体に均一な輝度分布が得
られることになる。
【0018】次に、変調回路が乗算器で実現できること
を説明する。本発明に用いられている画像表示素子は、
パルス幅変調(以下、PWMと記す)駆動を行っている
ために、入力映像信号と輝度出力が比例するという特徴
を持つ。図5において入力映像信号がaの時、画面の平
均輝度がLaであり、輝度不均一が発生している点で
は、Lbになったとする。このとき、輝度不均一が発生
している点での輝度を均一にするためには、入力をbに
補正する必要がある。
を説明する。本発明に用いられている画像表示素子は、
パルス幅変調(以下、PWMと記す)駆動を行っている
ために、入力映像信号と輝度出力が比例するという特徴
を持つ。図5において入力映像信号がaの時、画面の平
均輝度がLaであり、輝度不均一が発生している点で
は、Lbになったとする。このとき、輝度不均一が発生
している点での輝度を均一にするためには、入力をbに
補正する必要がある。
【0019】このとき、La/Lb=b/a=一定であ
るから、補正量は入力映像信号の大きさに無関係で一定
である。すなわち、補正手段52は単なる乗算器でよ
い。アドレス発生回路54は、フレーム目盛りのデータ
と画像表示素子が常に一対一対応するように水平同期信
号h,垂直同期信号vによって同期されている。
るから、補正量は入力映像信号の大きさに無関係で一定
である。すなわち、補正手段52は単なる乗算器でよ
い。アドレス発生回路54は、フレーム目盛りのデータ
と画像表示素子が常に一対一対応するように水平同期信
号h,垂直同期信号vによって同期されている。
【0020】上述した回路によって、映像信号をフレー
ムメモリに記録されたデータで補正し画像表示素子に入
力すると、ちょうど画像表示素子自身が持っている輝度
の不均一がキャンセルされて画面全体に均一な輝度分布
が得られることになる。
ムメモリに記録されたデータで補正し画像表示素子に入
力すると、ちょうど画像表示素子自身が持っている輝度
の不均一がキャンセルされて画面全体に均一な輝度分布
が得られることになる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では高価な乗算器を3つも使わなければいけ
ないという課題を有していた。
ような構成では高価な乗算器を3つも使わなければいけ
ないという課題を有していた。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の画像表示装置は、画像表示素子の輝度不均一
性をあらかじめ記録されたフレームメモリと、上記フレ
ームメモリの出力する補正信号をアナログ補正信号に変
換するDA変換器と、上記アナログ補正信号を基準電圧
とし、上記映像信号をデジタル映像信号に変換するAD
変換器を有する。
に本発明の画像表示装置は、画像表示素子の輝度不均一
性をあらかじめ記録されたフレームメモリと、上記フレ
ームメモリの出力する補正信号をアナログ補正信号に変
換するDA変換器と、上記アナログ補正信号を基準電圧
とし、上記映像信号をデジタル映像信号に変換するAD
変換器を有する。
【0023】
【作用】本発明によれば、画像表示ユニット内のビーム
の歪、画像表示ユニットごとの特性ばらつき、画像表示
ユニットの配列の乱れなどが発生してもスクリーン上で
の輝度変化を補正、均一化し、画質均一性の損なわれな
い画像表示装置が安価かつ小電力かつ小規模で得られ
る。
の歪、画像表示ユニットごとの特性ばらつき、画像表示
ユニットの配列の乱れなどが発生してもスクリーン上で
の輝度変化を補正、均一化し、画質均一性の損なわれな
い画像表示装置が安価かつ小電力かつ小規模で得られ
る。
【0024】
【実施例】以下本発明の一実施例の画像表示装置につい
て、図面を参照しながら説明する。 図1は、本発明の
一実施例における画像表示装置の映像信号の補正回路の
ブロック図である。51a〜51cはアナログ映像信号
をデジタル映像信号に変換するためのAD変換器、53
は画像表示素子の輝度分布の情報が記録されたフレーム
メモリ、54はフレームメモリ53をコントロールする
ためのアドレス発生回路、55は上記フレームメモリ5
3の出力する補正信号をアナログ補正信号に変換するD
A変換器であり、上記アナログ補正信号は上記AD変換
器51a〜51cの上位基準電圧REFに接続されてい
る。
て、図面を参照しながら説明する。 図1は、本発明の
一実施例における画像表示装置の映像信号の補正回路の
ブロック図である。51a〜51cはアナログ映像信号
をデジタル映像信号に変換するためのAD変換器、53
は画像表示素子の輝度分布の情報が記録されたフレーム
メモリ、54はフレームメモリ53をコントロールする
ためのアドレス発生回路、55は上記フレームメモリ5
3の出力する補正信号をアナログ補正信号に変換するD
A変換器であり、上記アナログ補正信号は上記AD変換
器51a〜51cの上位基準電圧REFに接続されてい
る。
【0025】フレームメモリ53に記録される輝度分布
の情報は以下のごとく得られる。まず、画像表示素子に
一定の大きさを持つ映像信号を入力する。このとき、画
像表示素子を構成する画像表示ユニットの各々が完全に
同一の特性を持ち、ビームの歪もなく、かつ、各画像表
示ユニットが正確に等間隔で配列されていれば、画面全
体にわたって均一な輝度分布が得られるが、画像表示ユ
ニット間のばらつきビームの偏向歪や収差、画像表示ユ
ニット配列の乱れがあると、輝度の不均一な部分が発生
する。このときの輝度分布を測定し、輝度分布に対応す
るデータ(明るい部分は大きく、暗い部分は小さく)を
フレームメモリ53に記録しておく。
の情報は以下のごとく得られる。まず、画像表示素子に
一定の大きさを持つ映像信号を入力する。このとき、画
像表示素子を構成する画像表示ユニットの各々が完全に
同一の特性を持ち、ビームの歪もなく、かつ、各画像表
示ユニットが正確に等間隔で配列されていれば、画面全
体にわたって均一な輝度分布が得られるが、画像表示ユ
ニット間のばらつきビームの偏向歪や収差、画像表示ユ
ニット配列の乱れがあると、輝度の不均一な部分が発生
する。このときの輝度分布を測定し、輝度分布に対応す
るデータ(明るい部分は大きく、暗い部分は小さく)を
フレームメモリ53に記録しておく。
【0026】このとき、上記一定の大きさを持つ映像信
号をフレームメモリ53に記録されたデータで補正し画
像表示素子に入力すると、ちょうど画像表示素子自身が
持っている輝度の不均一がキャンセルされて画面全体に
均一な輝度分布が得られることになる。
号をフレームメモリ53に記録されたデータで補正し画
像表示素子に入力すると、ちょうど画像表示素子自身が
持っている輝度の不均一がキャンセルされて画面全体に
均一な輝度分布が得られることになる。
【0027】次に、上記補正が本発明の補正回路で実現
できることを説明する。本発明に用いられている画像表
示素子は、PWM駆動を行っているために、入力映像信
号と輝度出力が比例するという特徴を持つ。入力映像信
号が一定であり、輝度不均一が発生している点では、輝
度が高くなったとする。このとき、輝度不均一が発生し
ている点での輝度分布に対応するデータ(補正信号)は
大きくなるため、DA変換器55で変換されたアナログ
補正信号すなわちAD変換器51a〜51cの上位基準
電圧REFは高くなる。
できることを説明する。本発明に用いられている画像表
示素子は、PWM駆動を行っているために、入力映像信
号と輝度出力が比例するという特徴を持つ。入力映像信
号が一定であり、輝度不均一が発生している点では、輝
度が高くなったとする。このとき、輝度不均一が発生し
ている点での輝度分布に対応するデータ(補正信号)は
大きくなるため、DA変換器55で変換されたアナログ
補正信号すなわちAD変換器51a〜51cの上位基準
電圧REFは高くなる。
【0028】上位基準電圧が高くなると相対的に入力が
小さくなるのと等価であるため、出力される補正映像信
号は小さくなり、上記輝度不均一点は輝度が下がり、全
体の輝度が均一となる。逆に、輝度不均一点で輝度が低
い場合は、上述と逆の効果により輝度不均一点の輝度が
上がり、全体の輝度が均一となる。即ち、本発明の補正
回路で画面の輝度を均一に出来ることとなる。
小さくなるのと等価であるため、出力される補正映像信
号は小さくなり、上記輝度不均一点は輝度が下がり、全
体の輝度が均一となる。逆に、輝度不均一点で輝度が低
い場合は、上述と逆の効果により輝度不均一点の輝度が
上がり、全体の輝度が均一となる。即ち、本発明の補正
回路で画面の輝度を均一に出来ることとなる。
【0029】また、アドレス発生回路54は、フレーム
目盛りのデータと画像表示素子が常に一対一対応するよ
うに水平同期信号h,垂直同期信号vによって同期され
ている。
目盛りのデータと画像表示素子が常に一対一対応するよ
うに水平同期信号h,垂直同期信号vによって同期され
ている。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、画像表示ユニット内の
ビームの歪、画像表示ユニットごとの特性ばらつき、画
像表示ユニットの配列の乱れなどが発生してもスクリー
ン上での輝度変化を補正、均一化し、画質均一性の損な
われない画像表示装置が安価かつ小電力かつ小規模で得
られる。
ビームの歪、画像表示ユニットごとの特性ばらつき、画
像表示ユニットの配列の乱れなどが発生してもスクリー
ン上での輝度変化を補正、均一化し、画質均一性の損な
われない画像表示装置が安価かつ小電力かつ小規模で得
られる。
【図1】本発明の一実施例における画像表示装置に用い
られる補正回路のブロック図
られる補正回路のブロック図
【図2】従来例の画像表示装置に用いられる補正回路の
ブロック図
ブロック図
【図3】従来例における画像表示素子の分解斜視図
【図4】同画像表示素子の蛍光面の拡大図
【図5】補正回路が乗算器で実現できることを示す説明
図
図
51a〜51c AD変換器 52a〜52c 乗算器 53 フレームメモリ 54 アドレス発生回路 55 DA変換器
Claims (1)
- 【請求項1】 ビーム源としての線陰極と、電子ビーム
総量を制御する背面電極及びビーム引き出し電極と、上
記電子ビームの流量を制御するビーム流制御電極と、上
記電子ビームを水平方向に偏向する水平偏向電極と、上
記電子ビームを垂直方向に偏向する垂直偏向電極と、上
記電子ビームが衝突するスクリーンとを有する画像表示
素子において、映像信号と上記画像表示素子の輝度不均
一性をあらかじめ記録されたフレームメモリと、上記フ
レームメモリの出力する補正信号をアナログ補正信号に
変換するDA変換器と、上記アナログ補正信号を基準電
圧とし、上記映像信号をデジタル映像信号に変換するA
D変換器とを有し、上記デジタル映像信号を用いて上記
画像表示素子のビーム流制御電極を駆動することを特徴
とする画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17240992A JPH0619417A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17240992A JPH0619417A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 画像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0619417A true JPH0619417A (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=15941426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17240992A Pending JPH0619417A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0619417A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100769193B1 (ko) * | 2006-02-06 | 2007-10-23 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 평판표시장치와 그 화질제어 방법 및 장치 |
WO2011070628A1 (ja) * | 2009-12-11 | 2011-06-16 | パイオニア株式会社 | 撮像装置 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP17240992A patent/JPH0619417A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100769193B1 (ko) * | 2006-02-06 | 2007-10-23 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 평판표시장치와 그 화질제어 방법 및 장치 |
WO2011070628A1 (ja) * | 2009-12-11 | 2011-06-16 | パイオニア株式会社 | 撮像装置 |
JPWO2011070628A1 (ja) * | 2009-12-11 | 2013-04-22 | パイオニア株式会社 | 撮像装置 |
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