JPH0582118B2 - - Google Patents

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JPH0582118B2
JPH0582118B2 JP59211809A JP21180984A JPH0582118B2 JP H0582118 B2 JPH0582118 B2 JP H0582118B2 JP 59211809 A JP59211809 A JP 59211809A JP 21180984 A JP21180984 A JP 21180984A JP H0582118 B2 JPH0582118 B2 JP H0582118B2
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JP
Japan
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signal
electron beam
pulse
waveform
sampling
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JP59211809A
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Junpei Hashiguchi
Shizuo Inohara
Takatsugu Kurata
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、コンピユータ等の画像信号供給装置
から画像信号を得て、これをスクリーン上に表示
する画像表示装置に関し、特にその信号処理に関
する。
従来例の構成とその問題点 従来、カラーテレビジヨン画像表示用の表示素
子としては、ブラウン管が主として用いられてい
るが、従来のブラウン管では画面の大きさに比し
て奥行きが非常に長く、薄形のテレビジヨン受像
機を作成することは不可能であつた。また、平板
状の表示素子として最近EL表示素子、プラズマ
表示装置、液晶表示素子等が開発されているが、
いずれも輝度、コントラスト、カラー表示等の性
能の面で不十分である。
そこで電子ビームを用いて平板状の表示装置を
達成することを目的とし、スクリーン上の画面を
垂直方向に複数の区分に区分したときのそれぞれ
の区分毎に電子ビームを発生させ、各区分毎にそ
れぞれの電子ビームを垂直方向に偏向して複数の
ラインを表示し、全体としてテレビジヨン画像を
表示するものが発明された。
まず、ここで用いられる画像表示素子の基本的
な一構成例を第1図に示して説明する。この表示
素子は、後方から前方に向つて順に、背面電極
1、ビーム源としての線陰極2、垂直集束電極
3,3′、垂直偏向電極4、ビーム流制御電極5、
水平集束電極6、水平偏向電極7、ビーム加速電
極8およびスクリーン9が配置されて構成されて
おり、これらが扁平なガラスバルブ(図示せず)
の真空になされた内部に収納されている。ビーム
源としての線陰極2は水平方向に線状に分布する
電子ビームを発生するように水平方向に張架され
ており、かかる線陰極2が適宜間隔を介して垂直
方向に複数本(図では2a〜2dの4本のみ示し
ている)設けられている。この例では15本設けら
れているものとする。それらを2a〜2oとす
る。これらの線陰極2はたとえば10〜20μφのタ
ングステン線の表面に熱電子放出用の酸化物陰極
材料が塗着されて構成されている。そして、これ
らの線陰極2a〜2oは電流が流されることによ
り熱電子ビームを発生しうるように加熱されてお
り、後述するように、上記の線陰極2aから順に
一定時間ずつ電子ビームを放出するように制御さ
れる。背面電極1は、その一定時間電子ビームを
放出すべく制御される線陰極以外の他の線陰極か
らの電子ビームの発生を抑止し、かつ、発生され
た電子ビームを前方向だけに向けて押し出す作用
をする。この背面電極1はガラスバルブの後壁の
内面に付着された導電材料の塗膜によつて形成さ
れていてもよい。また、これら背面電極1と線陰
極2とのかわりに、面状の電子ビーム放出陰極を
用いてもよい。
垂直集束電極3は線陰極2a〜2oのそれぞれ
と対向する水平方向に長いスリツト10を有する
導電板11であり、線陰極2から放出された電子
ビームをそのスリツト10を通して取り出し、か
つ、垂直方向に集束させる。水平方向1ライン分
(360絵素分)の電子ビームを同時に取り出す。図
では、そのうちの水平方向の1区分のもののみを
示している。スリツト10は途中に適宜の間隔で
桟が設けられていてもよく、あるいは、水平方向
に小さい間隔(ほとんど接する程度の間隔)で多
数個並べて設けられた貫通孔の列で実質的にスリ
ツトとして構成されてもよい。垂直集束電極3′
も同様のものである。
垂直偏向電極4は上記スリツト10のそれぞれ
の中間の位置に水平方向にして複数個配置されて
おり、それぞれ、絶縁基板12の上面と下面とに
導電体13,13′が設けられたもので構成され
ている。そして、相対向する導電体13,13′
の間に垂直偏向用電圧が印加され、電子ビームを
垂直方向に偏向する。この例では、一対の導電体
13,13′によつて1本の線陰極2からの電子
ビームを垂直方向に16ライン分の位置に偏向す
る。そして16個の垂直偏向電極4によつて15本の
線陰極2のそれぞれに対応する15対の導電体対が
構成され、結局、スクリーン9上に240本の水平
ラインを描くように電子ビームを偏向する。
次に、制御電極5はそれぞれが垂直方向に長い
スリツト14を有する導電板15で構成されてお
り、所定間隔をあけて水平方向に複数個並設され
ている。この例では180本の制御電極用導電板1
5−1〜15−nが設けられている。(図では9
本のみ示している)。この制御電極5はそれぞれ
が電子ビームを水平方向に2絵素子分ずつに区分
して取り出し、かつその通過量をそれぞれの絵素
を表示するための映像信号に従つて制御する。従
つて、制御電極5用導電板15−1〜15−nを
180本設ければ水平1ライン分当り360絵素を表示
することができる。また、映像をカラーで表示す
るために、各絵素はR,G,Bの3色の蛍光体で
表示することとし、各制御電極5には2絵素分の
R,G,Bの各映像信号が順次加えられる。ま
た、180本の制御電極5用導電板15−1〜15
−nのそれぞれには1ライン分の180組(1組あ
たり2絵素)の映像信号が同時に加えられ、1ラ
イン分の映像が一時に表示される。
水平集束電極6は制御電極5のスリツト14と
相対向する垂直方向に長い複数本(180本)のス
リツト16を有する導電板17で構成され、水平
方向に区分されたそれぞれの絵素毎の電子ビーム
をそれぞれ水平方向に集束して細い電子ビームに
する。
水平偏向電極7は上記スリツト16のそれぞれ
の両側の位置に垂直方向にして複数本配置された
導電板18,18′で構成されており、それぞれ
の電極18,18′に6段階の水平偏向用電圧が
印加されて、各絵素毎の電子ビームをそれぞれ水
平方向に偏向し、スクリーン9上で2組のR,
G,Bの各蛍光体を順次照射して発光させるよう
にする。その偏向範囲は、この例では各電子ビー
ム毎に2絵素分の幅である。
加速電極8は垂直偏向電極4と同様の位置に水
平方向にして設けられた複数個の導電板19で構
成されており、電子ビームを充分なエネルギーで
スクリーン9に衝突させるように加速する。
スクリーン9は電子ビームの照射によつて発光
される蛍光体20がガラス板21の裏面に塗布さ
れ、また、メタルバツク層(図示せず)が付加さ
れて構成されている。蛍光体20は制御電極5の
1つのスリツト14に対して、すなわち水平方向
に区分された各1本の電子ビームに対して、R,
G,Bの3色の蛍光体が2対ずつ設けられてお
り、垂直方向にストライプ状に塗布されている。
第1図中でスクリーン9に記入した破線は複数本
の線陰極2のそれぞれに対応して表示される垂直
方向での区分を示し、2点鎖線は複数本の制御電
極5のそれぞれに対応して表示される水平方向で
の区分を示す。これら両者で仕切られた1つの区
画には、第2図に拡大して示すように、水平方向
では2絵素分のR,G,Bの蛍光体20があり、
垂直方向では16ライン分の幅を有している。1つ
の区画の大きさは、たとえば、水平方向が1mm、
垂直方向が9mmである。
なお、第1図においては、わかり易くするため
に水平方向の長さが垂直方向に対して非常に大き
く引き伸ばして描かれている点に注意されたい。
また、この例では1本の制御電極5すなわち1
本の電子ビームに対して、R,G,Bの蛍光体2
0が2絵素分の1対のみ設けられているが、もち
ろん、1絵素あるいは3絵素以上設けられていて
もよく、その場合には制御電極5には1絵素ある
いは3絵素以上のためのR,G,B映像信号が順
次加えられ、それと同期して水平偏向がなされ
る。
次に、この表示素子にテレビジヨン映像を表示
するための駆動回路の基本構成および各部の波形
を第3図に示して説明する。最初に、電子ビーム
をスクリーン9に照射してラスターを発光させる
ための駆動部分について説明する。
電源回路22は表示素子の各電極に所定のバイ
アス電圧(動作電圧)を印加するための回路で、
背面電極1には−V1、垂直集束電極3,3′には
V3,V3′、水平集束電極6にはV6、加速電極8に
はV8、スクリーン9にはV9の直流電圧を印加す
る。
次に、入力端子23にはテレビジヨン信号の複
合映像信号が加えられ、同期分離回路24で垂直
同期信号Vと水平同期信号Hとが分離抽出され
る。
垂直偏向駆動回路40は、垂直偏向用カウンタ
25、垂直偏向信号記憶用のメモリ27、デイジ
タル−アナログ変換器39(以下D−A変換器と
いう)によつて構成される。垂直偏向駆動回路4
0の入力パルスとしては、第4図に示す垂直同期
信号Vと水平同期信号Hを用いる。垂直偏向用カ
ウンタ25(8ビツト)は、垂直同期信号Vによ
つてリセツトされて水平同期信号Hをカウントす
る。この垂直偏向用カウンタ25は垂直周期のう
ちの垂直帰線期間を除いた有効走査期間(ここで
は240H分の期間とする)をカウントし、このカ
ウント出力はメモリ27のアドレスへ供給され
る。メモリ27からは各アドレスに応じた垂直偏
向信号のデータ(ここでは8ビツト)が出力さ
れ、D−A変換器39で第4図(第3図b,D)
に示すv,v′の垂直偏向信号に変換される。この
回路では240H分のそれぞれのラインに対応する
垂直偏向信号を記憶するメモリアドレスがあり、
16H分ごとに規則性のあるデータをメモリに記憶
させることにより、16段階の垂直偏向信号を得る
ことができる。
一方、線陰極駆動回路26は垂直同期信号Vと
垂直偏向用カウンタ25の出力を用いて線陰極駆
動パルスa〜oを作成する。第5図aは垂直同期
信号V、水平同期信号Hおよび垂直偏向用カウン
タ25の下位5ビツトの関係を示す。第5図bは
これら各信号を用いて16Hごとの線陰極駆動パル
スa′〜o′をつくる方法を示す。第5図で、LSBは
最低ビツトを示し、(LSB+1)はLSBより1つ
上位のビツトを意味する。
最初の線陰極駆動パルスa′は垂直同期信号Vと
垂直偏向用カウンタ25の出力(LSB+4)を
用いてR−Sフリツプフロツプなどで作成するこ
とができ、線陰極駆動パルスb′〜o′はシフトレジ
スタを用いて、線陰極駆動パルスa′を垂直偏向用
カウンタ25の出力(LSB+3)の反転したも
のをクロツクとし転送することにより得ることが
できる。この駆動パルスa′〜o′は反転されて各パ
ルス期間のみ低電位にされ、それ以外の期間には
約20ボルトの高電位にされた線陰極駆動パルスa
〜oに変換され(第3図b,E)、各線陰極2a
〜2oに加えられる。
各線陰極2a〜2oは、その駆動パルスa〜o
が高電位の間は電流が流れ、加熱状態が保持され
る。これにより、15本の線陰極2a〜2oからは
それぞれに低電位の駆動パルスa〜oが加えられ
た16H期間にのみ電子が放出される。高電位が加
えられている期間には、背面電極1と垂直集束電
極3とに加えられているバイアス電圧によつて定
められた線陰極2の位置における電位よりも線陰
極2a〜2oに加えられている高電位の方がプラ
スになるために、線陰極2a〜2oからは電子が
放出されない。かくして、線陰極2においては、
有効垂直走査期間の間に、上方の線陰極2aから
下方の線陰極2oに向つて順に16H期間ずつ電子
が放出される。放出された電子は背面電極1によ
り前方の方へ押し出され、垂直集束電極3のうち
対向するスリツト10を通過し、垂直方向に集束
されて、平板状の電子ビームとなる。
次に、線陰極駆動パルスa〜oと垂直偏向信号
v,v′との関係について、第6図を用いて説明す
る。第6図aは線陰極パルスの波形図、bは垂直
偏向信号の波形図、cは水平偏向信号の波形図で
ある。第6図bの垂直偏向信号v,v′は第6図a
の各線陰極駆動パルスa〜oの16H期間の間に
1H分ずつ変化して16段階に変化する。垂直偏向
信号vとv′とはともに中心電圧がV4のもので、
vは順次増加し、v′は順次減少してゆくように、
互いに逆方向に変化するようになされている。こ
れら垂直偏向信号vとv′はそれぞれ垂直偏向電極
4の電極13と13′に加えられ、その結果、そ
れぞれの線陰極2a〜2oから発生された電子ビ
ームは垂直方向に16段階に偏向され、先に述べた
ようにスクリーン9上では1つの電子ビームで16
ライン分のラスターを上から順に順次1ライン分
ずつ描くように偏向される。
以上の結果、15本の線陰極2a〜2oの上方の
ものから順に16H期間ずつ電子ビームが放出さ
れ、かつ各電子ビームは垂直方向の15の区分内で
上方から下方に順次1ライン分ずつ偏向されるこ
とによつて、スクリーン9上では上端の第1ライ
ン目から下端の240ライン目まで順次1ライン分
ずつ電子ビームが垂直偏向され、合計240ライン
のラスターが描かれる。
このように垂直偏向された電子ビームは制御電
極5と水平集束電極6とによつて水平方向に180
の区分に分割されて取り出される。第1図ではそ
のうちの1区分のものを示している。この電子ビ
ームは各区分毎に、制御電極5によつて通過量が
制御され、水平集束電極6によつて水平方向に集
束されて1本の細い電子ビームとなり、次に述べ
る水平偏向手段によつて水平方向に6段階に偏向
されてスクリーン9上の2絵素分のR,G,B各
蛍光体20に順次照射される。第2図に垂直方向
および水平方向の区分を示す。制御電極5のそれ
ぞれ15−1〜15−nに対応する蛍光体は2絵
素分のR,G,Bとなるが説明の便宜上、1絵素
をR1,G1,B1とし他方をR2,G2,B2とする。
つぎに第3図に戻つて説明すると、水平偏向駆
動回路41は、水平偏向用カウンタ28(11ビツ
ト)、水平偏向信号を記憶しているメモリ29、
D−A変換器38から構成されている。水平偏向
駆動回路41の入力パルスは第7図に示すように
垂直同期信号Vと水平同期信号Hに同期し、水平
同期信号Hの6倍のくり返し周波数のパルス6H
を用いる。水平偏向用カウンタ28は垂直同期信
号Vによつてリセツトされて水平の6倍パルス
6Hをカウントする。この水平偏向用カウンタ2
8は1Hの間に6回、1Vの間に240H×6/H=
1440回カウントし、このカウント出力はメモリ2
9のアドレスへ供給される。メモリ29からはア
ドレスに応じた水平偏向信号のデータ(ここでは
8ビツト)が出力され、D−A変換器38で、第
7図(第3図b,C)に示すh,h′のような水平
偏向信号に変換される。この回路では6×240ラ
イン分のそれぞれに対応する水平偏向信号を記憶
するメモリアドレスがあり、1ラインごとに規則
性のある6個のデータをメモリに記憶させること
により、1H期間に6段階波の水平偏向信号を得
ることができる。
この水平偏向信号は第7図に示すように6段階
に変化する一対の水平偏向信号hとh′であり、と
もに中心電圧がV7のもので、hは順次減少し、
h′は順次増加してゆくように、互いに逆方向に変
化する。これら水平偏向信号h,h′はそれぞれ水
平偏向電極7の電極18と18′とに加えられる。
その結果、水平方向に区分された各電子ビームは
各水平期間の間にスクリーン9のR,G,B,
R,G,B(R1,G1,B1,R2,G2,B2)の蛍光
体に順次H/6期間ずつ照射されるように水平偏
向される。かくして、各ラインのラスターにおい
ては水平方向180個の各区分毎に電子ビームが
R1,G1,B1,R2,G2,B2の各蛍光体20に順次
照射される。
そこで各ラインの各水平区分毎に電子ビームを
R1,G1,B1,R2,G2,B2の映像信号によつて変
調することにより、スクリーン9の上にカラーテ
レビジヨン画像を表示することができる。
次に、その電子ビームの変調制御部分について
説明する。まず、テレビジヨン信号入力端子23
に加えられた複合映像信号は色復調回路30に加
えられ、ここで、R−YとB−Yの色差信号が復
調され、G−Yの色差信号がマトリスク合成さ
れ、さらに、それらが輝度信号Yと合成されて、
R,G,Bの各原色信号(以下R,G,B映像信
号という)が出力される。それらのR,G,B各
映像信号は180組のサンプルホールド回路31−
1〜31−nに加えられる。各サンプルホールド
回路31−1〜31−nはそれぞれR1用、G1用、
B1用、R2用、G2用、B2用の6個のサンプルホー
ルド回路を有している。それらのサンプルホール
ド出力は各々保持用のメモリ32−1〜32−n
に加えられる。
一方、基準クロツク発振器33はPLL(フエー
ズロツクドループ)回路等により構成されてお
り、この例では色副搬送波scの6倍の基準クロ
ツク6scと2倍の基準クロツク2scを発生する。
その基準クロツクは水平同期信号Hに対して常に
一定の位相を有するように制御されている。基準
クロツク2scは偏向用パルス発生回路42に加え
られ、水平同期信号Hの6倍の信号6HとH/6
ごとの信号切替パルスr1,g1,b1,r2,g2,b2(第
3図b,B)のパルスを得ている。一方基準クロ
ツク6scはサンプリングパルス発生回路34に
加えられ、ここでシフトレジスタにより、クロツ
ク1周期ずつ遅延されるなどして、水平周期
(63.5μsec)のうちの有効水平走査期間(約
50μsec)の間に1080個のサンプリングパルス
R11,G11,B11,R12,G12,B12,R21,G21
B21,R22,G22,B22〜Rn1,Gn1,Bn1,Rn2
Gn2,Bn2(第3図bA)が順次発生され、その後
に1個の転送パルスtが発生される。このサンプ
リングパルスR11〜Bn2は表示すべき映像の1ラ
イン分を水平方向360の絵素に分割したときのそ
れぞれの絵素に対応し、その位置は水平同期信号
Hに対して常に一定になるように制御される。
この1080個のサンプリングパルスR11〜Bn2
それぞれ180組のサンプルホールド回路31−1
〜31−nに6個ずつ加えられ、これによつて各
サンプルホールド31−1〜31−nには1ライ
ンを180個に区分したときのそれぞれの2絵素分
のR1,G1,B1,R2,G2,B2の各映像信号が個別
にサンプリングされホールドされる。そのサンプ
ルホールドされた180組のR1,G1,B1,R2,G2
B2の映像信号は1ライン分のサンプルホールド
終了後に180組のメモリ32−1〜32−nに転
送パルスtによつて一斉に転送され、ここで次の
一水平期間の間保持される。この保持されたR1
G1,B1,R2,G2,B2の信号はスイツチング回路
35−1〜35−nに加えられる。スイツチング
回路35−1〜35−nはそれぞれがR1,G1
B1,R2,G2,B2の個別入力端子とそれらを順次
切換えて出力する共通出力端子とを有するトライ
ステートあるいはアナログゲートにより構成され
たものである。
各スイツチング回路35−1〜35−nの出力
は180組のパルス幅変調(PWM)回路37−1
〜37−nに加えられ、ここで、サンプルホール
ドされたR1,G1,B1,R2,G2,B2映像信号の大
きさに応じて基準パルス信号がパルス幅変調され
て出力される。その基準パルス信号のくり返し周
期は上記の信号切換パルスr1,g1,b1,r2,g2
b2のパルス幅よりも充分小さいものであることが
望ましく、たとえば、1:10〜1:100程度のも
のが用いられる。
このパルス幅変調回路37−1〜37−nの出
力は電子ビームを変調するための制御信号として
表示素子の制御電極5の180本の導電板15−1
〜15−nにそれぞれ個別に加えられる。各スイ
ツチング回路35−1〜35−nはスイツチング
パルス発生回路36から加えられるスイツチング
パルスr1,g1,b1,r2,g2,b2によつて同時に切
換制御される。スイツチングパルス発生回路36
は先述の偏向用パルス発生回路42からの信号切
換パルスr1,g1,b1,r2,g2,b2によつて制御さ
れており、各水平期間を6分割してH/6ずつス
イツチング回路35−1〜35−nを切換え、
R1,G1,B1,R2,G2,B2の各映像信号を時分割
して順次出力し、パルス幅変調回路37−1〜3
7−nに供給するように切換信号r1,g1,b1
r2,g2,b2を発生する。
ここで注意すべきことは、スイツチング回路3
5−1〜35−nにおけるR1,G1,B1,R2
G2,B2の映像信号の供給切換えと、水平偏向駆
動回路41による電子ビームR1,G1,B1,R2
G2,B2の蛍光体への照射切換え水平偏向とが、
タイミングにおいても順序においても完全に一致
するように同期制御されていることである。これ
により、電子ビームがR1蛍光体に照射されてい
るときにはその電子ビームの照射量がR1映像信
号によつて制御され、G1,B1,R2,G2,B2につ
いても同様に制御されて、各絵素のR1,G1,B1
R2,G2,B2各蛍光体の発光がその絵素のR1
G1,B1,R2,G2,B2の映像信号によつてそれぞ
れ制御されることになり、各絵素が入力の映像信
号に従つて発光表示されるのである。かかる制御
が1ライン分の180組(各2絵素づつ)について
同時に行なわれて1ライン360絵素の映像が表示
され、さらに240H分のラインについて上方のラ
インから順次行われて、スクリーン9上に1つの
映像が表示されることになる。
そして、以上の如き諸動作が入力テレビジヨン
信号の1フイールド毎にくり返され、その結果、
通常のテレビジヨン受像機と同様にスクリーン9
上に動画のテレビジヨン映像が映出される。
ところで、以上のような画像表示装置におい
て、コンピユータ等から出力される矩形パルス状
のR,G,Bコンポーネント信号(輝度レベルが
ハイかローかの2値しか取らない)は、直接サン
プルホールド回路組31−1〜31−nに入力す
ればよい。ところが、サンプリングパルス発生回
路34で発生されるサンプリングパルスと、コン
ピユータ等の機種ごとに異なるR,G,Bコンポ
ーネント信号とは位相的に非同期であるため、サ
ンプリングパルスの繰り返し周期とR,G,Bコ
ンポーネント信号のパルス幅との関係によつて、
正常なサンプリングが行なわれない場合が生じ
る。
例えば第8図aに示すように、コンポーネント
信号のパルス幅T1がサンプリングパルスの繰り
返し周期T2よりも小さい場合、サンプリングパ
ルスの立上がりエツジでサンプリングされるとす
れば、位相ずれによつてパルス部分がサンプリン
グされず、画面上で画素の欠落となつてしまうこ
とがある。また、第8図bに示すように、コンポ
ーネント信号のパルス幅T1がサンプリングパル
スの繰り返し周期T2よりも大きい場合、画面上
の1画素に対応するパルス幅の映像信号であるに
もかかわらず、2画素あるいはそれ以上の数の画
素を表示するようなパルス幅の映像信号であるか
の如くサンプリングされてしまう。その結果、画
面に表示される文字や図形は、本来の情報を正確
に伝えられないものとなる。
発明の目的 本発明は上記従来の欠点を解消するもので、コ
ンピユータ等の機種ごとに異なる矩形パルス状の
色信号によつて、画面に表示される文字や図形
を、水平方向の画素の欠落がなく、かつパルス幅
を広げてしまうことなく、本来の情報を正確に表
示することのできる画像表示装置を提供すること
を目的とする。
発明の構成 上記目的を達成するため、本発明の画像表示装
置は、外部の画像信号供給装置から供給された発
光強度を制御するパルス信号を前記供給されたパ
ルス信号の周波数より十分に高周波数のクロツク
信号で順次複数段位相シフトして複数個のパルス
信号を得、前記複数個のパルス信号を加算して、
加算信号の振幅レベルを調整する手段を用いて波
形整形し、前記波形整形信号を画像表示装置の発
光強度を制御する制御電極に印加することを特徴
としたものである。
かかる構成によれば、発光強度を制御する信号
が外部の画像信号供給装置から供給され、この画
像信号であるパルス波形を、その立上がり及び立
下がり部分がゆるやかに単調増加及び単調減少す
るような波形に整形した後に、色信号と位相的に
非同期なサンプリングパルスでサンプリングする
ようにしたので、画素が欠落したり過多になつた
りしない画像表示を可能とする。
実施例の説明 以下、本発明の一実施例について、図面に基づ
いて説明する。
第9図は本発明の一実施例における画像表示装
置の映像信号入力部周辺の回路ブロツク図で、従
来の映像信号入力端子23に加えて、新たにR,
G,Bコンポーネント信号入力端子43a〜43
cと、水平・垂直同期信号入力端子44,45
と、波形整形回路46とを設けてある。R,G,
Bコンポーネント信号は、各々波形整形回路46
を通つた後に、サンプルホールド回路31−1〜
31−nに入力される。この波形整形回路46
で、R,G,Bコンポーネント信号の矩形状パル
ス信号は、その立上がりはゆるやかに単調増加
し、立下がりはゆるやかに単調減少するような波
形に整形される。波形整形回路46は、例えば第
10図に示すように、シフトレジスタ47と、ク
ロツク発生器48と、複数個のトランジスタ49
と、抵抗器50,51とで構成することができ
る。ここで、クロツク発生器48で発生させるク
ロツク周期T3は、R,G,Bコンポーネント信
号の最小単位パルス幅T1よりも充分小さくなる
ように選ぶ(第11図)。シフトレジスタ47に
は、R,G,Bコンポーネント信号とクロツクパ
ルスとが入力されており、1クロツクごとにシフ
トされて各々の出力端Q1〜Q8に出力されたコン
ポーネント信号は、トランジスタ49を出力Q1
〜Q8の順に順次オンさせ、端子52に印加した
R,G,Bコンポーネント信号の波高値より高い
電圧を出力する電源から、各トランジスタを通し
て電流IONが加算されて抵抗器50,51に流れ
込み、抵抗器50,51によつて適当な電圧値に
分圧される。一例として8ビツトのシフトレジス
タ47を用いた場合について、第11図に波形が
整形される様子を示す。第11図からも明らかな
ように、画像信号であるR,G,Bコンポーネン
ト信号の矩形状パルス波形の立ち上がり部が、源
パルスの立ち下がり時刻までの任意の時刻まで単
調増加する波形に成され、立ち下がり部が源パル
スの立ち下がり時刻から次のパルスの立ち上がり
時刻までに単調減少する波形に成されている。こ
こで注目すべき点は、整形される前のパルス幅
T1に比べて、整形後の波形の幅T4に広がつてい
ることである。この幅T4は、波形のシフトに用
いるクロツクパルスの周期により自由に変化させ
ることができ、この整形した波形の幅T4とサン
プリングパルス発生回路34で発生させたサンプ
リングパルスの繰り返し周期T2との関係をT4
T2となるように選ぶと、第12図aに示すよう
に、サンプリングパルスがコンポーネント信号に
位相的に同期していなくても、必ず整形した波形
の幅T4内の点Sでサンプリングされ、画素の欠
落はなくなる。
また、サンプリングパルスの位相が第12図a
の関係より少し遅れて第12図bの関係になつた
場合、整形波形はT4内で2回サンプリングされ
るが、そのサンプリング点はいずれも整形波形の
最大振幅点でなく、裾野の振幅の小さい点p,q
であるから、2サンプリングに対応して発光する
スクリーン上の2スポツトの発光輝度は、従来の
矩形信号が最大振幅点sで1サンプリングされて
発光する1スポツトの発光輝度と同等レベルとな
り、表示画像の違和感を与えない。
一方、R,G,Bコンポーネント信号の最小パ
ルス幅T1がサンプリングパルス周期T2より広い
場合、波形整形回路46を通した波形はT4内で
少なくとも2回サンプリングされることになる
が、抵抗器50,51の分圧比を調整して整形波
形の波高値が原R,G,Bパルス波高値より低く
なるように設定すれば、全サンプリング点のスク
リーン上での発光揮度を、従来の矩形信号が最大
振幅点で1サンプリングされて発光する1スポツ
トの発光輝度と同レベルにすることができ、表示
画像の違和感を軽減できる。
さらに、このような方法でサンプリングを行な
つた場合のメリツトは、入力されたコンポーネン
ト信号に本来対応すべき水平方向の画素数よりも
少ない画素数で、情報を失うことなく文字や図形
を表示できることである。例えば第13図におい
てサンプリングパルスが左にずれている場合に
は、本来、水平方向に7画素で表示するのが最適
であるコンポーネント信号が従来のものでは6回
しかサンプリングされないため、6画素でしか表
示されず、画素の欠落がおきていたのに対し、第
13図に示すように、本発明のコンポーネント信
号の整形後では7回サンプリングが行われ、画素
の欠落なく表示される。
一方、R,G,Bコンポーネント信号の最小パ
ルス幅がサンプリングパルス周期より広い場合に
は、7回サンプリングすべきところを第14図に
示すように8回サンプリングしてしまう。また最
適サンプリング位置よりサンプリングパルスが右
にずれた場合にも、8回サンプリングしてしま
う。しかしながら、両者とも両端のサンプリング
点は、R,G,Bコンポーネント信号の整形波形
部分でサンプリングしているのである。
本発明においては、両側の整形波形部分でサン
プリングされていため、そのサンプリング点は最
大振幅点でなく振幅の小さい点であるから、その
サンプリング点に対応して発光するスクリーン上
のスポツトの発光輝度は従来のものより小さいた
め、表示画面に違和感を与えない。
発明の効果 以上説明したように本発明によれば、発光強度
を制御する信号が外部の画像信号供給装置から供
給され、この画像信号であるパルス波形の立上が
り及び立下がり部分が、ゆるやかに単調増加、単
調減少するような波形に整形した後にサンプリン
グするようにしたので、画面に表示される画素の
欠落をなくして文字や図形を表示することができ
る。また、一画点多くサンプリングされた場合、
二画点で一画点と等しい情報であるから、本来の
画像とほぼ同等の認識を与えて、ほぼ正確に文字
や図形を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の画像表示装置の電極構成図、第
2図はスクリーン上での最小絵素を示す図、第3
図は駆動回路のブロツク図および各部の波形図、
第4図は垂直偏向信号と同期信号との関係図、第
5図はカウンタのタイミングチヤート、第6図は
駆動出力パルスの相関図、第7図は水平偏向信号
と同期信号との関係図、第8図はR,G,Bコン
ポーネント信号とサンプリングパルスとの関係
図、第9図は本発明の一実施例における画像表示
装置の映像信号入力部周辺の回路ブロツク図、第
10図は波形整形回路の回路図、第11図は波形
整形が行なわれる過程を説明するための波形図、
第12図は整形されたコンポーネント信号とサン
プリングパルスとの関係図、第13図は、水平方
向の画素数の圧縮表示を説明するための波形図で
ある。第14図はコンポーネント信号の最小パル
ス幅がサンプリングパルス周期より広い場合の、
整形されたコンポーネント信号とサンプリングパ
ルスの関係を示す波形図である。 24……同期分離回路、30……色復調回路、
31−1〜31−n……サンプルホールド回路、
33……基準クロツク発振器、34……サンプリ
ングパルス発生回路、43a〜43c……R,
G,Bコンポーネント信号入力端子、46……波
形整形回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数の線陰極電子ビーム発生源と、これら線
    陰極電子ビーム発生源で発生された電子ビームが
    照射されることにより発光する蛍光体を有するス
    クリーンと、前記電子ビームを集束する集束電極
    と、前記電子ビームを前記スクリーンに至るまで
    の間で偏向する静電形の偏向電極と、前記電子ビ
    ームが前記スクリーンに照射される量を制御する
    ことにより発光強度を制御する制御電極とを少な
    くとも備えた画像表示装置であつて、発光強度を
    制御するR,G,Bコンポーネントパルス信号が
    外部の画像信号供給装置から供給され、前記供給
    された前記R,G,Bコンポーネントパルス信号
    をこの信号の周波数より十分に高周波のクロツク
    信号で順次複数段位相シフトして複数個のパルス
    信号を得るシフトレジスタと、前記複数個のパル
    ス信号を加算する手段と、この加算信号の振幅レ
    ベルを調整する手段とを用いて立ち上がり部分は
    単調増加し、立ち下がり部分は単調減少する波形
    に波形整形する波形整形回路と、非同期サンプリ
    ングパルスを発生するサンプリングパルス発生回
    路と、前記波形整形回路からの波形整形された信
    号を前記サンプリングパルスによりサンプリング
    して前記発光強度制御電極に印加する制御手段と
    を具備していることを特徴とする画像表示装置。
JP59211809A 1984-10-09 1984-10-09 画像表示装置 Granted JPS6190592A (ja)

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