JPH0213997B2 - - Google Patents

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JPH0213997B2
JPH0213997B2 JP8942783A JP8942783A JPH0213997B2 JP H0213997 B2 JPH0213997 B2 JP H0213997B2 JP 8942783 A JP8942783 A JP 8942783A JP 8942783 A JP8942783 A JP 8942783A JP H0213997 B2 JPH0213997 B2 JP H0213997B2
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JP
Japan
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horizontal
signal
circuit
electron beam
deflection
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Application number
JP8942783A
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English (en)
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JPS59215190A (ja
Inventor
Sadahiro Takuhara
Shizuo Inohara
Mitsuya Masuda
Minoru Ueda
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8942783A priority Critical patent/JPS59215190A/ja
Publication of JPS59215190A publication Critical patent/JPS59215190A/ja
Publication of JPH0213997B2 publication Critical patent/JPH0213997B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、スクリーン上の画面を垂直方向に複
数区分に分割したときのそれぞれの区分毎に電子
ビームを発生させ、各区分毎にそれぞれの電子ビ
ームを垂直方向に偏向して複数のラインを表示
し、全体としてテレビジヨン画像を表示する装置
に関する。
従来例の構成とその問題点 従来、カラーテレビジヨン画像表示用の表示素
子としては、ブラウン管が主として用いられてい
るが、従来のブラウン管では画面の大きさに比し
て奥行きが非常に長く、薄形のテレビジヨン受像
機を作成することは不可能であつた。また、平板
状の表示素子として最近EL表示素子、プラズマ
表示装置、液晶表示素子等が開発されているが、
いずれも輝度、コントラスト、カラー表示の色再
現性等の性能の面で不充分であり、実用化される
には至つていない。
そこで、電子ビームを用いて平板状の表示装置
を達成するものとして、本出願人は特願昭56−
20618号(特開昭57−135590号公報)により、新
規な表示装置を提案した。
これは、スクリーン上の画面を垂直方向に複数
の区分に区分したときのそれぞれの区分毎に電子
ビームを発生させ、各区分毎にそれぞれの電子ビ
ームを垂直方向に偏向して複数のラインを表示
し、全体としてテレビジヨン画像を表示するもの
である。
まず、ここで用いられる画像表示素子の基本的
な一構成例を第1図に示して説明する。
この表示素子は、後方から前方に向つて順に、
背面電極1、ビーム源としての線陰極2、垂直集
束電極3,3′、垂直偏向電極4、ビーム流制御
電極5、水平集束電極6、水平偏向電極7、ビー
ム加速電極8およびスクリーン板9が配置されて
構成されており、これらが扁平なガラスバルブ
(図示せず)の真空になされた内部に収納されて
いる。
ビーム源としての線陰極2は水平方向に線状に
分布する電子ビームを発生するように水平方向に
張架されており、かかる線陰極2が適宜間隔を介
して垂直方向に複数本(ここでは2イ〜2ニの4
本のみ示している)設けられている。この実施例
では15本設けられているものとする。それらを2
イ〜2ヨとする。これらの線陰極2はたとえば10
〜20μφのタングステン線の表面に熱電子放出用
の酸化物陰極材料が塗着されて構成されている。
そして、これらの線陰極2イ〜2ヨは電流が流さ
れることにより熱電子ビームを発生しうるように
加熱されており、後述するように、上方の線陰極
2イから順に一定時間ずつ電子ビームを放出する
ように制御される。背面電極1は、その一定時間
電子ビームを放出すべく制御される線陰極2以外
の他の線陰極2からの電子ビームの発生を抑止
し、かつ、発生された電子ビームを前方向だけに
向けて押し出す作用をする。この背面電極1はガ
ラスバルブの後壁の内面に付着された導電材料の
塗膜によつて形成されていてもよい。また、これ
ら背面電極1と線陰極2とのかわりに、面状の電
子ビーム放出電極を用いてもよい。
垂直集束電極3は線陰極2イ〜2ヨのそれぞれ
と対向する水平方向に長いスリツト10を有する
導電板11であり、線陰極2から放出された電子
ビームをそのスリツト10を通して取り出し、か
つ、垂直方向に集束させる。水平方向1ライン分
(360絵素分)の電子ビームを同時に取り出す。図
では、そのうちの水平方向の1区分のもののみを
示している。スリツト10は途中に適宜の間隔で
桟が設けられていてもよく、あるいは、水平方向
に小さな間隔(ほとんど接する程度の間隔)で多
数個並べて設けられた貫通孔の列で実質的にスリ
ツトとして構成されていてもよい。垂直集束電極
3′も同様のものである。
垂直偏向電極4は上記スリツト10のそれぞれ
の中間の位置に水平方向にして複数個配置されて
おり、それぞれ、絶縁基板12の上面と下面とに
導電体13,13′が設けられたもので構成され
ている。そして、相対向する導電体13,13′
の間に垂直偏向用電圧が印加され、電子ビームを
垂直方向に偏向する。この実施例では、一対の導
電体13,13′によつて1本の線陰極2からの
電子ビームを垂直方向に16ライン分の位置に偏向
する。そして、16個の垂直偏向電極4によつて15
本の線陰極2のそれぞれに対応する15対の導電体
対が構成され、結局、スクリーン9上に240本の
水平ラインを描くように電子ビームを偏向する。
次に、制御電極5はそれぞれが垂直方向に長い
スリツト14を有する導電板15で構成されてお
り、所定間隔を介して水平方向に複数個並設され
ている。この実施例では180本の制御電極用導電
板15a〜15nが設けられている。(図では9
本のみ示している)。この制御電極5は、それぞ
れが電子ビームを水平方向に2絵素分ずつ区分し
て取り出し、かつ、その通過量をそれぞれの絵素
を表示するための映像信号に従つて制御する。従
つて、制御電極5用導電板15a〜15nを180
本設ければ水平ライン分当り360絵素を表示する
ことができる。また、映像をカラーで表示するた
めに、各絵素はR、G、Bの3色の螢光体で表示
することとし、各制御電極5には2絵素分のR、
G、Bの各映像信号が順次加えられる。また、
180本の制御電極5用導電板15a〜15nのそ
れぞれには1ライン分の180組(1組あたり2絵
素)の映像信号が同時に加えられ、1ライン分の
映像が一時に表示される。
水平集束電極6は制御電極5のスリツト14と
相対向する垂直方向に長い複数本(180本)のス
リツト16を有する導電板17で構成され、水平
方向に区分されたそれぞれの絵素毎の電子ビーム
をそれぞれ水平方向に集束して細い電子ビームに
する。
水平偏向電極7は上記スリツト16のそれぞれ
の両側の位置に垂直方向にして複数本配置された
導電板18,18′で構成されており、それぞれ
の電極18,18′に6段階の水平偏向用電圧が
印加されて、各絵素毎の電子ビームをそれぞれ水
平方向に偏向し、スクリーン9上で2組のR、
G、Bの各螢光体を順次照射して発光させるよう
にする。その偏向範囲は、この実施例では各電子
ビーム毎に2絵素分の幅である。
加速電極8は垂直偏向電極4と同様の位置に水
平方向にして設けられた複数個の導電板19で構
成されており、電子ビームを充分なエネルギーで
スクリーン9に衝突させるように加速する。
スクリーン9は電子ビームの照射によつて発光
される螢光体20がガラス板21の裏面に塗布さ
れ、また、メタルバツク層(図示せず)が付加さ
れて構成されている。螢光体20は制御電極5の
1つのスリツト14に対して、すなわち、水平方
向に区分された各1本の電子ビームに対して、
R、G、Bの3色の螢光体が2対ずつ設けられて
おり、垂直方向にストライプ状に塗布されてい
る。第1図中でスクリーン9に記入した破線は複
数本の線陰極2のそれぞれに対応して表示される
垂直方向での区分を示し、2点鎖線は複数本の制
御電極5のそれぞれに対応して表示される水平方
向での区分を示す。これら両者で仕切られた1つ
の区画には、第2図に拡大して示すように、水平
方向では2絵素分のR、G、Bの螢光体20があ
り、垂直方向では16ライン分の幅を有している。
1つの区画の大きさは、たとえば、水平方向が1
mm、垂直方向が10mmである。
なお、第1図においては、わかり易くするため
に水平方向の長さが垂直方向に対して非常に大き
く引き伸ばして描かれている点に注意されたい。
また、この実施例では1本の制御電極5すなわ
ち1本の電子ビームに対してR、G、Bの螢光体
20が2絵素分の2対のみ設けられているが、も
ちろん、1絵素あるいは3絵素以上設けられてい
てもよくその場合には制御電極5には1絵素ある
いは3絵素以上のためのR、G、B映像信号が順
次加えられ、それと同期して水平偏向がなされ
る。
次に、この表示素子にテレビジヨン映像を表示
するための駆動回路の基本構成を第3図に示して
説明する。最初に、電子ビームをスクリーン9に
照射してラスターを発光させるための駆動部分に
ついて説明する。
電源回路22は表示素子の各電極に所定のバイ
アス電圧(動作電圧)を印加するための回路で、
背面電極1には−V1、垂直集束電極3,3には
V3、V3′、水平集束電極6にはV6、加速電極8に
はV8、スクリーン9にはV9の直流電圧を印加す
る。
次に、入力端子23にはテレビジヨン信号の複
合映像信号が加えられ、同期分離回路24で垂直
同期信号Vと水平同期信号Hとが分離抽出され
る。
垂直偏向駆動回路40は、垂直偏向用カウンタ
ー25、垂直偏向信号記憶用のメモリ27、デイ
ジタル−アナログ変換器39(以下D−A変換器
という)によつて構成される。垂直偏向駆動回路
40の入力パルスとしては、第4図に示す垂直同
期信号Vと水平同期信号Hを用いる。垂直偏向用
カウンター25(8ビツト)は垂直同期信号Vに
よつてリセツトされて水平同期信号Hをカウント
する。この垂直偏向用カウンター25は垂直周期
のうちの垂直帰線期間を除いた有効走査期間(こ
こでは240H分の期間とする)をカウントし、こ
のカウント出力はメモリ27のアドレスへ供給さ
れる。メモリ27からは各アドレスに応じた垂直
偏向信号のデータ(ここでは8ビツト)が出力さ
れ、D−A変換器39で第4図に示すv,v′の垂
直偏向信号に変換される。この回路では240H分
のそれぞれのラインに対応する垂直偏向信号を記
憶するメモリアドレスがあり、1垂直区分すなわ
ち16H分ごとに規則性のあるデータをメモリに記
憶させることにより、16段階の垂直偏向信号を得
ることができる。もちろん、各垂直区分毎の偏向
特性のばらつき等に応じてそれぞれのラインの垂
直偏向信号を調整しておいてもよい。
一方、線陰極駆動回路26は、垂直同期信号V
と垂直偏向用カウンタ25の出力を用いて線陰極
駆動パルスイ〜ヨを作成する。第5図aは垂直同
期信号V、水平同期信号Hおよび垂直偏向用カウ
ンター25の下位5ビツトの関係を示す。第5図
bはこれら各信号を用いて16Hごとの線陰極駆動
パルスイ′〜ヨ′をつくる方法を示す。第5図で、
LSBは最低ビツトを示し、(LSB+1)はLSBよ
り1つ上位のビツトを意味する。
最初の線陰極駆動パルスイ′は、垂直同期信号
Vと垂直偏向用カウンター25の出力(LSB+
4)を用いてR−Sフリツプフロツプなどで作成
することができ、線陰極駆動パルスロ′〜ヨ′はシ
フトレジスタを用いて、線陰極駆動パルスイ′を
垂直偏向用カウンター25の出力(LSB+2)
の反転したものをクロツクとし転送することによ
り得ることができる。この駆動パルスイ′〜ヨ′は
反転されて各パルス期間のみ低電位にされ、それ
以外の期間には約20ボルトの高電位にされた線陰
極駆動パルスイ〜ヨに変換され、各線陰極2イ〜
2ヨに加えられる。
各線陰極2イ〜2ヨはその駆動パルスイ〜ヨの
高電位の間に電流が流されて加熱されており、駆
動パルスイ〜ヨの低電位期間に電子を放出しうる
ように加熱状態が保持される。これにより、15本
の線陰極2イ〜2ヨからはそれぞれに低電位の駆
動パルスイ〜ヨが加えられた16H期間にのみ電子
が放出される。高電位が加えられている期間に
は、背面電極1と垂直集束電極3とに加えられて
いるバイアス電圧によつて定められた線陰極2の
位置における電位よりも線陰極2イ〜2ヨに加え
られている高電位の方がプラスになるために、線
陰極2イ〜2ヨからは電子が放出されない。かく
して、線陰極2においては、有効垂直走査期間の
間に、上方の線陰極2イから下方の線陰極2ヨに
向つて順に16H期間ずつ電子が放出される。
放出された電子は背面電極1により前方の方へ
押し出され、垂直集束電極3のうち対向するスリ
ツト10を通過し、垂直方向に集束されて、平板
状の電子ビームとなる。
次に、線陰極駆動パルスイ〜ヨと垂直偏向信号
v,v′との関係について、第6図を用いて説明す
る。垂直偏向信号v,v′は各線陰極パルスイ〜ヨ
の16H期間の間に1H分ずつ変化して16段階に変
化する。垂直偏向信号vとv′とはともに中心電圧
がV4のもので、vは順次増加し、v′は順次減少
してゆくように、互いに逆方向に変化するように
なされている。これら垂直偏向信号vとv′はそれ
ぞれ垂直偏向電極4の電極13と13′に加えら
れ、その結果、それぞれの線陰極2イ〜2ヨから
発生された電子ビームは垂直方向に16段階に偏向
され、先に述べたようにスクリーン9上では1つ
の電子ビームで16ライン分のラスターを上から順
に順次1ライン分ずつ描くように偏向される。
以上の結果、15本の線陰極2イ〜2ヨの上方の
ものから順に16H期間ずつ電子ビームが放出さ
れ、かつ各電子ビームは垂直方向の15の区分内で
上方から下方に順次1ライン分ずつ偏向されるこ
とによつて、スクリーン9上では上端の第1ライ
ン目から下端の240ライン目まで順次1ライン分
ずつ電子ビームが垂直偏向され、合計240ライン
のラスターが描かれる。
このように垂直偏向された電子ビームは制御電
極5と水平集束電極6とによつて水平方向に180
の区分に分割されて取り出される。第1図ではそ
のうちの1区分のものを示している。この電子ビ
ームは各区分毎に、制御電極5によつて通過量が
制御され、水平集束電極6によつて水平方向に集
束されて1本の細い電子ビームとなり、次に述べ
る水平偏向手段によつて水平方向に6段階に偏向
されてスクリーン9上の2絵素分のR、G、B各
螢光体20に順次照射される。第2図に垂直方向
および水平方向の区分を示す。制御電極5のそれ
ぞれ15a〜15nに対応する螢光体は2絵素分
のR、G、Bとなるが説明の便宜上、1絵素を
R1、G1、B1とし他方をR2、G2、B2とする。
つぎに、水平偏向駆動回路41は、水平偏向用
カウンター28(11ビツト)と、水平偏向信号を
記憶しているメモリ29と、D−A変換器38と
から構成されている。水平偏向駆動回路41の入
力パルスは第7図に示すように垂直同期信号Vと
水平同期信号Hに同期し、水平同期信号Hの6倍
のくり返し周波数のパルス6Hを用いる。
水平偏向用カウンター28は垂直同期信号Vに
よつてリセツトされて水平周波数の6倍の周波数
のパルス6Hをカウントする。この水平偏向用カ
ウンター28は1Hの間に6回、1Vの間に260H
×6/H=1440回カウントし、このカウント出力
はメモリ29のアドレスへ供給される。メモリ2
9からはアドレスに応じた水平偏向信号のデータ
(ここでは8ビツト)が出力され、D−A変換器
38で、第7図に示すh,h′のような水平偏向信
号に変換される。この回路では6×240ライン分
のそれぞれに対応する水平偏向信号を記憶するメ
モリアドレスがあり、1ラインごとに規則性のあ
る(それぞれ修正されていてもよい)6個のデー
タをメモリに記憶させることにより、1H期間に
6段階波の水平偏向信号を得ることができる。
この水平偏向信号は第7図に示すように6段階
に変化する一対の水平偏向信号hとh′であり、と
もに中心電圧がV7のもので、hは順次減少し、
h′は順次増加してゆくように、互いに逆方向に変
化する。これら水平偏向信号h,h′はそれぞれ水
平偏向電極7の電極18と18′とに加えられる。
その結果、水平方向に区分された各電子ビームは
各水平期間の間にスクリーン9のR1、G1、B1
R2、G2、B2の螢光体に順次H/6期間ずつ照射
されるように水平偏向される。かくして、各ライ
ンのラスターにおいては水平方向180個の各区分
毎に電子ビームがR1、G1、B1、R2、G2、B2の各
螢光体20に順次照射される。
そこで各ラインの各水平区分毎に電子ビームを
R1、G1、B1、R2、G2、B2の映像信号によつて変
調することにより、スクリーン9の上にカラーテ
レビジヨン画像を表示することができる。
次に、その電子ビームの変調制御部分について
説明する。
まず、テレビジヨン信号入力端子23に加えら
れた複合映像信号は色復調回路30に加えられ、
ここで、R−YとB−Yの色差信号が復調され、
G−Yの色差信号がマトリクス合成され、さら
に、それらが輝度信号Yと合成されて、R、G、
Bの各原色信号(以下、R、G、B映像信号とい
う)が出力される。それらのR、G、B各映像信
号は180組のサンプルホールド回路組31a〜3
1nに加えられる。各サンプルホールド回路組3
1a〜31nはそれぞれR1用、G1用、B1用、R2
用、G2用、B2用の6個のサンプルホールド回路
を有している。それぞれのサンプルホールド回路
は、各映像信号をA−D変換するA−D変換器と
そのデイジタル出力をラツチするラツチ回路との
対によつて構成される。それらのサンプルホール
ド出力は各々保持用のメモリ組32a〜32nに
加えられる。
一方、基準クロツク発振器33はPLL(フエー
ズロツクドループ)回路等により構成されてお
り、この実施例では色副搬送波fSCの6倍の基準
クロツク6fSCと2倍の基準クロツク2fSCを発生す
る。その基準クロツクは水平同期信号Hに対して
常に一定の位相を有するように制御されている。
基準クロツク2fSCは偏向用パルス発生回路42に
加えられ、水平同期信号Hの6倍の信号6HとH/
6ごとの信号切替パルスr1,g1,b1,r2,g2,b2
パルスを得ている。一方基準クロツク6fSCはサン
プリングパルス発生回路34に加えられ、ここで
シフトレジスタにより、クロツク1周期ずつ遅延
される等して、水平周期(63.5μsec)のうちの有
効水平走査期間(約50μsec)の間に1080個のサン
プリングパルスRa1〜Bo2が順次発生され、その
後に1個の転送パルスtが発生される。このサン
プリングパルスRa1〜Bo2は表示すべき映像の1
ライン分を水平方向360の絵素に分割したときの
それぞれの絵素に対応し、その位置は水平同期信
号Hに対して常に一定になるように制御される。
この1080個のサンプリングパルスRa1〜Bo2
それぞれ180組のサンプルホールド回路組31a
〜31nに6個ずつ加えられ、これによつて各サ
ンプルホールド回路組31a〜31nには1ライ
ンを180個に区分したときのそれぞれの2絵素分
のR1、G1、B1、R2、G2、B2の各映像信号が個別
に8ビツトでのデイジタル映像信号に変換され、
サンプリングされ、ホールドされる。そのサンプ
ルホールドされた180組のR1、G1、B1、R2、G2
B2のデイジタル映像信号は1ライン分のサンプ
ルホールド終了後に180組のメモリ32a〜32
nに転送パルスtによつて一斉に転送され、ここ
で次の一水平期間の間保持される。この保持され
たR1、G1、B1、R2、G2、B2の8ビツトづつのデ
イジタル信号はスイツチング回路35a〜35n
に加えられる。スイツチング回路35a〜35n
はそれぞれがR1、G1、B1、R2、G2、B2の個別入
力端子(それぞれ8ビツト分づつ設けられてい
る)とそれらを順次切換えて出力する共通出力端
子(同上)とを有するトライステートあるいはデ
イジタルゲートにより構成されたものである。
各スイツチング回路35a〜35nの出力は
180組のパルス幅変調(PWM)回路37a〜3
7nに加えられ、ここで、サンプルホールドされ
たR1、G1、B1、R2、G2、B2デイジタル映像信号
の大きさに応じて基準パルス信号がパルス幅変調
されて出力される。その基準パルス信号のくり返
し周期は上記の信号切換パルスr1,g1,b1,r2
g2,b2のパルス幅よりも充分小さいものであるこ
とが望ましく、たとえば、1:10〜1:100程度
のものが用いられる。
このパルス幅変調回路37a〜37nの出力は
電子ビームを変調するための制御信号として表示
素子の制御電極5の180本の導電板15a〜15
nにそれぞれ個別に加えられる。各スイツチング
回路35a〜35nはスイツチングパルス発生回
路36から加えられるスイツチングパルスr1
g1,b1,r2,g2,b2によつて同時に切換制御され
る。スイツチングパルス発生回路36は先述の偏
向用パルス発生回路42からの信号切換パルス
r1,g1,b1,r2,g2,b2によつて制御されており、
各水平期間を6分割してH/6ずつスイツチング
回路35a〜35nを切換え、R1、G1、B1
R2、G2、B2の各映像信号を時分割して順次出力
し、パルス幅変調回路37a〜37nに供給する
ように切換信号r1,g1,b1,r2,g2,b2を発生す
る。
ここで注意すべきことは、スイツチング回路3
5a〜35nにおけるR1、G1、B1、R2、G2、B2
の映像信号の供給切換えと、水平偏向駆動回路4
1による電子ビームR1、G1、B1、R2、G2、B2
螢光体への照射切換え水平偏向とが、タイミング
においても順序においても完全に一致するように
同期制御されていることである。これにより、電
子ビームがR1螢光体に照射されているときには
その電子ビームの照射量がR1映像信号によつて
制御され、G1、B1、R2、G2、B2についても同様
に制御されて、各絵素のR1、G1、B1、R2、G2
B2各螢光体の発光がその絵素のR1、G1、B1
R2、G2、B2の映像信号によつてそれぞれ制御さ
れることになり、各絵素が入力の映像信号に従つ
て発光表示されるのである。かかる制御が1ライ
ン分の180組(各2絵素づつ)について同時に行
われて1ライン360絵素の映像が表示され、さら
に240分のラインについて上方のラインから順次
行われて、スクリーン9上に1つの映像が表示さ
れることになる。
そして、以上の如き全てデイジタル的な諸動作
が入力テレビジヨン信号の1フイールド毎にくり
返され、その結果、通常のテレビジヨン受像機と
同様にスクリーン9上に動画のテレビジヨン映像
が映出される。
以上のようにして、この表示装置においてはテ
レビジヨン映像が映出されるのである。
しかし前述のような制御回路を用いた場合に
は、水平偏向電極7の有する容量によつて水平偏
向信号h,h′の波形が歪んでしまい、実際には螢
光体20を正確に電子ビームで照射することがで
きなくなり、表示した画像の色純度が劣化してし
まうという問題があつた。
発明の目的 本発明は、かかる問題点に鑑み、上述した如き
画像表示素子の水平偏向電極が容量を有するもの
であつても、ビーム流制御電極に印加される映像
信号と水平偏向とを正確に所定の関係に維持する
ことができ、色純度の劣化を無くすることができ
て色再現性を良くすることのできる画像表示装置
を提供することを目的とする。
発明の構成 本発明においては、電子ビームを水平方向の区
分毎に分割しかつそれぞれを各水平区分毎に階段
波状の水平偏向電圧により水平方向に一定期間づ
つ複数段階に偏向して各水平区分毎に複数の色の
螢光体を順次照射して発光させるようにし、一
方、受信したカラーテレビジヨン信号から上記各
水平区分毎の映像信号をサンプリングして保持
し、各水平区分毎に電子ビームの水平偏向による
複数の色の螢光体の照射と同期して、保持した映
像信号により各水平区分毎の電子ビームを順次各
色毎に変調するようにするとともに、この階段波
状の水平偏向電圧の各段の期間においてその1段
当りの一定期間よりも短い期間だけ電子ビームを
スクリーンに照射するようにしたことを特徴とす
る。
これにより、水平偏向電圧の波形が少々歪んで
もスクリーン上で照射している螢光体と異なる色
の映像信号で電子ビームを誤つて変調してしまう
ことを防止して、色の劣化を防ぎ色再現性を向上
する。
実施例の説明 以下、本発明の一実施例における画像表示装置
に用いる信号処理回路と水平偏向回路について第
8〜11図を用いて説明する。
第8図はその映像信号の記憶・PWM変換・出
力部分と、水平偏向部分の詳細を示し、第3図中
と対応する部分には同一符号を付している。サン
プルホールド回路31iとメモリ32iとはR、
G、B毎に2絵素分づつまとめて示し、スイツチ
ング回路35iとしてはトライステートバツフア
回路もしくはデイジタルゲートを用いている。ま
た、PWM回路37iとしては、R、G、Bデイ
ジタル映像信号が順次ロードパルスPLによつて
リセツトされ2fSCのPWM用クロツクPCLをカウン
トするカウンタと、そのキヤリー出力PCによつ
てセツトされ水平偏向電圧h,h′の変化時点でリ
セツトパルスPRによりリセツトされるフリツプ
フロツプとにより構成して、後縁固定式のPWM
出力信号POを出力する。
一方、水平偏向用カウンター28は水平周波数
の6倍の周波数のパルス6Hをカウンタークロツ
クACLとするカウンターで、そのカウント出力を
アドレスラツチパルスARでアドレスラツチ29
Rにラツチし、メモリ29用のアドレス信号とす
る。メモリ29から読み出した水平偏向データは
D−A変換回路38で階段波形のアナログ水平偏
向電圧に変換し、プリアンプ38Pで増幅し、直
流カツトコンデンサ38Cを介して出力増幅回路
38Aに加え、ここで増幅して水平偏向電圧h,
h′として画像表示素子の水平偏向電極18,1
8′に加える。この水平出力増幅回路38Aは、
第9図に示すように、シングルエンデツドプツシ
ユプル接続した回路を用いる。
水平偏向電極7はくし形の相対向した2つの電
極18,18′で構成される静電偏向型の電極で
あり、各々の駆動電圧h,h′は2組の出力増幅回
路38Aによつて増幅される6段の階段波形であ
る。この増幅回路38Aは一般に直流レベルを変
換して水平のフオーカス特性を良くするための直
流カツトのコンデンサ38Cにより前段より接続
される。ところが、この電極18,18′は先述
の構成より明らかな様に、第10図に示した等価
回路の如き電極間容量を持つ。これは、電極18
と18′の相互容量18C及び電極18,18′と
他の電極との間の容量18C1,18C2等の総合
容量であり、駆動出力回路38Aの負荷としては
実測値で2000〜3000PFにもおよぶ。その結果、
電極18,18′への印加波形は第11図h2
h2′に示す様に、過渡状態で大きな歪を生ずる。
この歪があるため、実際の螢光体上では水平偏向
駆動回路の説明で明らかな様に、正しくR、G、
Bの螢光体20を電子ビームが照射することがで
きなくなり、過渡的にその中間位置を照射し色ず
れ等を生ずる結果となる。そこで、本発明では、
このような水平偏向出力波形h2,h2′に対して変
調用の映像信号の出力Sを以下に述べるような位
相関係とすることにより、色ずれ等の発生を防止
する。
まず、このシステムの基本クロツクとしては
2fSCのクロツクパルスを用いる。これは色副搬送
波fSCの2逓倍信号であり、水平偏向周波数fHとは
2fSC=455fHなる関係が成り立つ。そこで、この基
本クロツク2fSCにより水平期間を455に分割する。
そのためには水平同期信号Hによつてリセツトさ
れ、2fSCをクロツクとするカウンタを用いればよ
い。一方、映像信号出力は6ビツトのデイジタル
映像信号出力をPWM変換するのであるが、その
PWM回路37a〜37nのクロツクとして2fSC
を用いる。このとき、1つの絵素の1つの色の映
像信号をPWM変換して出力するために必要な期
間は上述の455分割期間中の63クロツク分である。
つまり、R、G、Bの各々の信号を2絵素分相当
の期間に電子ビームを制御するために必要な
PWM信号に変換するのに要する期間は378クロ
ツク分に相当する。これによつて、1水平期間中
には455−378=77クロツク期間分の信号非出力期
間が生じる。そこで、映像信号出力のPWM変換
をリセツト時点固定形とし、その後縁を水平偏向
電圧h、h′の波形の理想状態の波形h1,h1′におけ
る切り換りのタイミングと同期させる。このタイ
ミングの詳細を第11図に示す。そして、77クロ
ツク分の非出力期間を9クロツク分づつと、14、
17クロツク分に分割してR、G、Bの各PWM信
号出力のタイミングの中間にガードバンドとして
挿入する。これらのクロツクの割り当ては必ずし
も上述の値である必要はない。しかしながら
PWM信号出力がフルデユーテイ、即ち、最も大
きなパルス幅を出力する際の立ち上りタイミング
より前にガードバンドを設ける必要があることは
いうまでもない。
以上のようにして、駆動回路のタイミングを保
つことにより、水平偏向電極の容量に起因する色
純度の低下を無くすることができる。
なお、信号処理を7ビツトで行う場合であれば
PWM回路のクロツクを4fSCとすることで全く同
じガードバンドを得ることができる。8ビツトの
場合は8fSCとなる。
つまり、水平偏向電極に印加される階段波の1
段分の期間を信号出力の1色当りの出力期間より
長くすることで極めて色純度の高い平板型の画像
表示手段を得ることができる。
発明の効果 このように本発明によれば、薄形に構成した画
像表示素子の水平偏向電極が容量を有するもので
あつても、ビーム流制御電極に印加される映像信
号と水平偏向とを正確に所定の関係に維持するこ
とができ、色純度の劣化を無くすることができて
色再現性を良くすることのできる画像表示装置を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に先立つて発明された画像表示
装置に用いられる画像表示素子の分解斜視図、第
2図は同画像表示素子の螢光面の拡大図、第3図
は同画像表示素子を駆動するための駆動回路のブ
ロツク図、第4図、第5図、第6図、第7図はそ
れぞれ同駆動回路の動作を説明するための各部の
波形図、第8図は本発明の一実施例における画像
表示装置の駆動回路の詳細なブロツク図、第9図
は同装置の要部の具体回路図、第10図は同装置
の電極部分の等価回路図、第11図、第12図は
同装置の動作を説明するための波形図である。 2,2イ〜2ヨ……線陰極、4……垂直偏向電
極、5……ビーム流制御電極、7……水平偏向電
極、9……スクリーン板、10……スリツト、1
4……スリツト、15,15a〜15n……導電
板、18,18′……導電板、20……螢光体、
23……入力端子、24……同期分離回路、25
……垂直偏向用カウンター、26……線陰極駆動
回路、27……メモリ、28……水平偏向用カウ
ンター、29……メモリ、30……色復調回路、
31a〜31n……サンプルホールド回路、32
a〜32n……メモリ、33……基準クロツク発
振器、34……サンプリングパルス発生回路、3
5a〜35n……スイツチング回路、36……ス
イツチングパルス発生回路、37a〜37n……
PWM回路、38……D/A変換回路、39……
D/A変換回路、40……垂直偏向駆動回路、4
1……水平偏向駆動回路、42……偏向用パルス
発生回路、43……偏向用パルス発生回路。
【特許請求の範囲】
1 標準時計を有する中央制御装置はその動作初
期時に複数の端末装置のうち少なくとも2台の端
末装置の時計回路の時刻信号を収集するために第
1のポーリング信号を送出する時刻信号収集手段
と、前記時計回路を有する複数の端末装置のうち
前記ポーリング信号を受けた端末装置は時限毎計
量値データを取得するために用いる時計回路の時
刻信号を読出して前記中央制御装置へ送出する時
刻信号送出手段と、この時刻信号送出手段によつ
て送出された前記時計回路の時刻信号を受けた前
記中央制御装置は時計回路の時刻信号と前記標準
時計の時刻信号とを比較し、その時間差が所定の
第1の時間以内のときに第2のポーリング信号お
よび前記標準時計の時刻信号を送つて各端末装置
の時限毎計量値データを収集しかつ前記標準時計
の時刻信号により前記時計回路の時刻修正を行な
わせるデータ収集手段と、前記時間差が所定の第
1の時間以上であるとき前記時刻信号収集手段に
よつて収集した少なくとも2台の端末装置側の時
刻信号の時間差を求め、この時間差が所定の第2
の時間以内のとき前記標準時計の時刻修正のため
の信号を出力する時刻修正手段とを有することを
特徴とするデータ収集方式。

Claims (1)

  1. 各段の期間においてその1段当りの一定期間より
    も短い期間だけ上記電子ビームを上記スクリーン
    に照射するように制御する制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像表示装置。
JP8942783A 1983-05-20 1983-05-20 画像表示装置 Granted JPS59215190A (ja)

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