JPH11202694A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11202694A
JPH11202694A JP10008517A JP851798A JPH11202694A JP H11202694 A JPH11202694 A JP H11202694A JP 10008517 A JP10008517 A JP 10008517A JP 851798 A JP851798 A JP 851798A JP H11202694 A JPH11202694 A JP H11202694A
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JP
Japan
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image
mode
image forming
voltage
forming apparatus
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Application number
JP10008517A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Usui
則之 碓井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】標準モードと写真モードを切り替え得る画像形
成装置において、写真原稿の低画像濃度部分も忠実に再
現できるようにする。 【解決手段】像担持体11を帯電する帯電手段12と、
像担持体を露光して原稿に対応する静電潜像を形成する
露光手段13と、形成された静電潜像を現像バイアス電
圧を印加しつつ現像してトナー画像として顕像化する現
像手段24と、照明ランプ16により照明された原稿か
らの反射光強度を検出する反射光強度検出手段37と、
同検出手段37による検出値と基準値とを比較して露光
ランプ電圧および/または現像バイアス電圧を補正する
ことにより原稿地肌部の顕像化を防止する地肌除去手段
100とを有する画像形成装置において、標準モードと
1種以上の写真モードと1種以上の混合モードとを選択
的に実行でき、帯電手段による像担持体の帯電電位を制
御する帯電制御手段100が、標準モードおよび1種以
上の写真モードに応じた帯電電圧設定値を有し、帯電電
圧設定値の個々に応じて、露光ランプ電圧および/また
は基準値を補正する補正手段100を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】像担持体に原稿に対応した静電潜像を形
成し、形成された静電潜像を現像してトナー画像として
顕像化する画像形成装置は、複写装置等として知られて
いる。このような画像形成装置においては、原稿の反射
光強度を検出し、予め定められた基準値と比較し、比較
結果に応じて現像バイアス電圧や露光光量を制御して原
稿の地肌部がトナー画像として顕像化されるのを防止す
る地肌除去処理が一般的に行われている。また、文書原
稿や写真原稿といった原稿の種類に応じて作像条件の異
なるモードを設定し、原稿の種類に応じて適切なモード
を選択することにより、原稿に応じた良好なトナー画像
を得ることが行われている(例えば、特開昭60−17
8469号公報、特開平2−54282号公報等)。写
真原稿に適した画像形成モードを写真モード、通常の文
書原稿に適した画像形成モードを標準モードとすると、
従来、上記地肌除去処理は写真モードでも標準モードで
も同様に行われており、このため、時として写真モード
で地肌除去効果が過大となって原稿の低画像濃度部分が
再現されないことがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、標準モー
ドと写真モードを切り替え得る画像形成装置において、
写真原稿の低画像濃度部分も忠実に再現できるようにす
ることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の画像形成装置
は「像担持体を均一帯電する帯電手段と、均一帯電され
た像担持体を露光して原稿に対応する静電潜像を形成す
る露光手段と、像担持体に形成された静電潜像を現像バ
イアス電圧を印加しつつ現像してトナー画像として顕像
化する現像手段と、照明ランプにより照明された原稿か
らの反射光強度を検出する反射光強度検出手段と、反射
光強度検出手段による検出値と基準値とを比較して、露
光ランプに印加される露光ランプ電圧および/または現
像バイアス電圧を補正することにより原稿地肌部の顕像
化を防止する地肌除去手段とを有する画像形成装置」で
ある。「像担持体」としては周知の適宜の光導電性の感
光体を利用できる。現像により顕像化されたトナー画像
は、一般には記録シート(各種転写紙やオーバヘッドプ
ロジェクタ用の透明プラスチックシート等)に転写され
定着されるが、像担持体自体がシート状である場合に
は、像担持体自体に定着することも可能である。上記
「トナー画像の記録シートへの転写」は、像担持体から
記録シートへ直接転写するようにもできるし、像担持体
から転写ベルト等の「中間転写媒体」を介して転写する
ようにすることもできる。また「現像手段」としては、
公知の乾式・湿式の適宜のものを利用できる。請求項1
記載の発明の画像形成装置は以下の点を特徴とする。即
ち、標準モードと1種以上の写真モードと1種以上の混
合モードとを選択的に実行することができる。また、帯
電手段による像担持体の帯電電位を制御する「帯電制御
手段」は、標準モードおよび1種以上の写真モードに応
じた「帯電電圧設定値」を有する。そして、帯電電圧設
定値の個々に応じて、露光ランプ電圧および/または基
準値を補正する「補正手段」を有する。
【0005】「標準モード」は標準的な原稿である文書
原稿の再生に適した画像形成モードであり、「写真モー
ド」は、写真原稿の有する中間調の再生に適した画像形
成モードであり、一般には、画像形成されたトナー画像
における高濃度部での濃度が文書原稿のものに比して若
干低くなる。写真モードでは「地肌除去処理は標準モー
ドにおけると同様」に行われる。「混合モード」は、写
真モードと標準モードとの混合的なモードで「写真原稿
に適した地肌除去処理」が行われる。このように、混合
モードにおいて写真原稿に適した地肌除去処理が行われ
るように、露光ランプ電圧および/または基準値の補正
が補正手段により行われるのである。
【0006】上記「補正手段」による補正は、1の写真
モードのみが実行されるときは「露光ランプ電圧のみを
補正」し、混合モードが実行されるときは「露光ランプ
電圧と地肌除去手段の基準値とを補正」するようにでき
る(請求項2)。上記各モードの選択は、画質選択キー
として「モード数に応じたモードキー」を設け、これら
のうちから1のモードキーを選択することにより、対応
するモードを選択するようにしてよいことは勿論である
が、「画質選択キーとして標準モードキーと1以上の写
真モードキーとを設け、これらを単独で選択するとき対
応して標準モードもしくは1の写真モードが選択され、
標準モードキーと1の写真モードキーとを同時に選択す
ることにより1の混合モードが選択される」ようにして
もよい(請求項3)。上記「帯電手段」としては、従来
から知られたコロトロン等のコロナチャージャや接触帯
電式の「帯電ローラ」等を用いることができるが、「帯
電手段としてスコロトロンを用い、像担持体の帯電電位
をグリッド電圧により制御する」ようにすることができ
る(請求項4)。また、上記請求項1〜4の任意の1に
記載の画像形成装置において、地肌除去手段として「反
射光強度検出手段による検出値と基準値とを比較して、
現像バイアス電圧を補正する方式のもの」を用いること
ができる(請求項5)。さらに、上記請求項1〜5の任
意の1に記載の画像形成装置において、1以上の写真モ
ードとしては「第1および第2の写真モードの2種」と
することができる(請求項6)。
【0007】
【発明の実施の形態】図1に示す実施の形態は、この発
明の画像形成装置を「アナログ複写装置」として実施し
た例である。図1(a)において、光導電性の感光体で
ある像担持体11は円筒状に形成されて矢印方向へ回転
可能に配備され、その周囲に帯電手段12、露光手段1
3、イレーサ14、現像手段24、転写手段28,2
9,30、クリーニング手段34、除電手段35が配備
されている。像担持体11は時計回りに回転しつつ、帯
電手段12により均一に帯電され、露光手段13により
露光される。帯電手段12はスコロトロンであり、その
グリッド電圧を調整することにより像担持体11の帯電
電位を設定できるようになっている。露光手段13は、
原稿ガラス15と照明ランプ16、ミラー17,18,
19,21,22,23およびレンズ20を有する。原
稿は原稿ガラス15上に平面的に定置される。画像形成
時には照明ランプ16が点灯し、ミラー17とともに所
定の速度で図の右方へ走行し、原稿ガラス15上の原稿
(図示されず)を照明走査する。このときミラー18,
19は一体となってミラー17の移動速度の1/2の移
動速度で図の右方へ走行する。原稿からの反射光はミラ
ー17,18,19により順次反射されてレンズ20を
透過し、装置空間に固定されたミラー21,22,23
を介して像担持体11に至り、レンズ20の結像作用に
より像担持体11上に原稿光像を結像する。このように
して像担持体11は露光され、原稿に対応する静電潜像
が形成される。形成された静電潜像の不要部分はイレー
サ14によりイレースされる。静電潜像は次いで、現像
手段24により現像されトナー画像として顕像化され
る。この実施の形態において、現像手段24は「乾式の
現像装置」であり、現像部には現像バイアス電圧が印加
される。
【0008】現像手段24による現像で顕像化されたト
ナー画像を担持すべき記録シートはカセット25に積載
収納されており、その最上部の1枚が給紙ローラ25A
により給紙され、搬送路25Bを通ってレジストローラ
対26まで搬送される。レジストローラ対26は記録シ
ート先端部を銜えて待機し、像担持体11上のトナー画
像の移動にタイミングをとって記録シートを転写部へ向
けて送りこむ。転写手段は転写チャージャ28と分離チ
ャージャ29と分離爪30とにより構成され、記録シー
トは転写チャージャ28によりトナー画像を静電転写さ
れ、次いで分離チャージャ29により除電され、分離爪
30により像担持体11から分離して搬送手段31によ
り定着手段32に送られ、定着手段32によりトナー画
像を定着され、排出ローラ対32Aによりトレイ33上
に排出される。なお、所望の記録シートを装置における
右側面部分から「手挿し」で給紙することもできる。ト
ナー画像転写後の像担持体11は、クリーニング手段3
4により残留トナーや紙粉等を除去され、除電手段35
により除電される。
【0009】図1(b)に示すように、レンズ20の側
方には、反射光強度検出手段37が配備されて「照明ラ
ンプにより照明された原稿からの反射光強度」を検出す
る。反射光強度検出手段37はフォトセンサであり、そ
の出力電圧を制御手段100に入力させる。制御手段1
00は「装置の各部の動作やタイミング、画像形成条件
等」を制御するものであり、反射光強度検出手段37と
の関連では「反射光強度検出手段37の検出値を予め設
定されている基準値と比較して、前記露光ランプ16に
印加される露光ランプ電圧および/または前記現像バイ
アス電圧を、原稿地肌部の顕像化を防止するように補正
する」働きを行う。
【0010】即ち、制御手段100は「地肌除去手段」
の要部を構成する。また、画像形成装置の操作パネルに
は、画質選択キーとして標準モードキーK10と第1の
写真モード用の写真モードキーK11と、第2の写真モ
ード用の写真モードキーK12とが配備され、これらは
制御手段100と接続されている。標準モードキーK1
0を選択すると「標準モード」が選択され、写真モード
キーK11またはK12を選択すると「第1または第2
の写真モード」が選択される。また、写真モードキーK
11,K12の任意の一方と標準モードキーK10とを
同時に選択する(これらを逐次に選択すればよい)と
「2種の混合モードの一方」が選択される。制御手段1
00は、選択されたモードに従い画像形成プロセスを遂
行する。制御手段100はまた、帯電手段17による像
担持体11の帯電電位を制御する「帯電制御手段」を兼
ね、標準モード及び1種以上の写真モードに応じた「帯
電電圧設定値」を有し、帯電電圧設定値の個々に応じ
て、露光ランプ電圧および/または前記基準値を補正す
る補正手段を兼ねている。
【0011】即ち、図1(a)に示した画像形成装置は
「像担持体11を均一帯電する帯電手段12と、均一帯
電された像担持体を露光して原稿に対応する静電潜像を
形成する露光手段13と、像担持体に形成された静電潜
像を現像バイアス電圧を印加しつつ現像してトナー画像
として顕像化する現像手段24と、照明ランプにより照
明された原稿からの反射光強度を検出する反射光強度検
出手段37と、該反射光強度検出手段による検出値と基
準値とを比較して、露光ランプ16に印加される露光ラ
ンプ電圧および/または現像バイアス電圧を補正するこ
とにより原稿地肌部の顕像化を防止する地肌除去手段1
00とを有する画像形成装置」であり、標準モードと1
種以上の写真モードと1種以上の混合モードとを選択的
に実行することができ、帯電手段17による像担持体1
1の帯電電位を制御する帯電制御手段100が、標準モ
ードおよび1種以上の写真モードに応じた帯電電圧設定
値を有し、帯電電圧設定値の個々に応じて、露光ランプ
電圧および/または基準値を補正する補正手段100を
有する。図1の実施の形態はまた、画質選択キーとして
標準モードキーK10と1以上の写真モードキーK1
1,K12を有し、これらを単独で選択するとき、対応
して標準モードもしくは1の写真モードが選択され、標
準モードキーK10と1の写真モードキー(K11もし
くはK12)とを同時に選択することにより1の混合モ
ードが選択される(請求項3,6)。また、帯電手段1
2はスコロトロンであり、像担持体11の帯電電位はグ
リッド電圧により制御される(請求項4)。
【0012】図2は、図1(b)に示す制御手段100
の構成を略示している。制御手段100はMPU(メイ
ンプロセッサユニット)101とROM(リードオンリ
メモリ)103、RAM(ランダムアクセスメモリ)1
05、D/A変換器107およびインタフェース109
を有している。ROM103には「制御用プログラム
等」が記憶され、RAM105はMPU101による制
御の際のデータ格納を行う領域や、制御に必要な種々の
フラグの領域を有する。操作パネル200は前述の画質
選択キーを初め、テンキーや種々の操作キーを有し、そ
れらのキーによる入力信号はインタフェース109を介
してMPU101に取り込まれる。また「各種出力」と
あるのは、「露光ランプ電圧」や「現像バイアス電
圧」、帯電手段の「帯電電圧設定値」、「反射光強度検
出手段の出力の基準値」等であり、これらは制御内容に
従いMPU101で決定され、D/A変換器107を介
して、各部(帯電手段や現像バイアス電源や反射光強度
検出手段等)に出力される。また、反射光強度検出手段
の出力等はD/A変換器107を介してMPU101に
取り込まれる。
【0013】
【実施例】以下、具体的な実施例を説明する。この実施
例は、図1と図2に即して説明した実施の形態における
実施の具体例である。上に説明したように、画質選択キ
ーの選択により標準モードと第1および第2の写真モー
ド(以下、写真モード1および写真モード2という)お
よび第1および第2の混合モード(以下、混合モード1
および混合モード2という)を選択できるようになって
いる。混合モード1は「標準モードキーK10と写真モ
ードキーK11を同時選択」することにより選択でき、
混合モード2は「標準モードキーK10と写真モードキ
ーK12を同時選択」することにより選択できる。ここ
で、地肌除去手段を説明する。「標準的な白色紙」を原
稿ガラス上に載置して露光ランプ16で照明するものと
し、露光ランプ16に印加する露光ランプ電圧を横軸に
とり、反射光強度検出手段37の出力である「AE出力
値」を縦軸にとってプロットして見ると図3に示すよう
になる。即ち、原稿の地肌部が標準的な白紙の地肌であ
るときは、露光ランプ電圧を80Vとすれば、AE出力
値は2.4Vである。地肌部の濃度が高くなると、反射
光強度は小さくなるからAE出力値も小さくなる。そこ
で、露光ランプ電圧が80Vであるとき、AE出力値が
「X(V)」であるとするとき、Xと上記2.4Vとの
比:(X/2.4)×100(%)を「原稿対応濃度
比」とし、この原稿対応濃度比に応じて、次ぎの一覧に
示すような対応関係で現像バイアス電圧を変化させる。
【0014】 原稿対応濃度比 現像バイアス電圧 100〜85 200V 70〜84 240V 50〜69 280V 30〜49 320V 0〜29 360V 。
【0015】これから明らかなように、地肌部濃度が高
くなるほど原稿対応濃度比は小さくなるから、それに応
じて現像バイアスを高く設定して地肌部が顕像化されな
いようにするのである。さて、「標準モード」「写真モ
ード1」「写真モード2」については、帯電手段による
像担持体の帯電電位と、露光ランプ電圧と、反射光強度
検出手段の出力(AE出力)の規準値(AE規準電圧と
いう)を以下のように設定する。 標準モード 写真モード1 写真モード2 帯電電位: 800V 700V 600V 露光ランプ電圧: 80V, 76V 72V AE規準電圧: 2.4V 2.4V 2.4V 。
【0016】そして、地肌除去処理は各モードとも一律
に同じように行う。標準モードに関しては良好な地肌除
去処理が行われ、原稿における画像濃度:ODと画像形
成された後の画像濃度:IDの関係(γ特性)は、図4
の曲線4−1の如きものになる。原稿が「写真原稿」で
ある場合、写真原稿には、低コントラスト画像の部分も
存在するし、標準モードのγ特性では再現画像のトーン
が強すぎるので、再現画像のトーンをソフトにするため
に、上記のように、像担持体の帯電電位を低くする(ト
ナー画像濃度の最大値を低くする)と共に、露光ランプ
電圧を下げて原稿の照明を暗くし、低画像濃度部の潜像
コントラストを高める。このようにすると「AE出力が
小さくなる」ので、自動的に現像バイアス電圧が高くな
って地肌部が除去される。このときのγ特性は、写真モ
ード,2に応じて、図4の破線の曲線4−2,4−3の
ようになる。こられのγ特性4−2,4−3から分かる
ように、写真モード1,2では「画像濃度の低い部分が
地肌部と共に除去されてしまう」ことがある。写真原稿
によっては、画像濃度の低い部分に重要な情報がある場
合もあり、このような場合に、上記写真モード1,2で
は、画像形成における画像再現性が十分でない。この原
因は、地肌除去処理におけるAE規準電圧を、写真モー
ドと標準モードとに対し同じ2.4Vに設定しているこ
とにある。即ち、例えば、写真モード2の場合で考える
と、露光ランプ電圧が標準モードの80Vから72Vに
低下されるので、写真原稿の低濃度部の濃度が「標準的
な白紙と同程度」であっても、AE出力値は、図3から
分かるように1.6Vまで低下してしまう。しかるに、
AE規準電圧を標準モードにおけると同じく2.4Vに
設定しているので、本来は標準的な白紙と同じ濃度の部
分が、原稿対応濃度比としては(1.6/2.4)×1
00%=67となるので、現実の濃度に対するものとし
ては過剰に高い現像バイアス電圧:280Vが設定さ
れ、写真原稿における低濃度部分が地肌部として除去さ
れてしまうのである。
【0017】この実施例では、このような場合、混合モ
ード1もしくは混合モード2を選択することにより、原
稿低濃度画像部分の再現性を高める。即ち、混合モード
1および2に就いては、像担持体の帯電電位、露光ラン
プ電圧、AE規準電圧を以下のように設定する。 混合モード1 混合モード2 帯電電位: 700V 600V 露光ランプ電圧: 76V, 72V AE規準電圧: 2.0V 1.6V 。
【0018】このようにすると、写真原稿において標準
的な白紙と同程度の濃度を持つ部分では原稿対応濃度比
が100%に近くなるので、現像バイアス電圧も適正な
値が設定され、低画像濃度部の再現性が向上する。実
際、これら混合モード1,2に対する「γ特性」は図4
の曲線4−4,4−5のようになり、低画像濃度部の再
現性は標準モードと同等になる。例えば、上記混合モー
ド2の場合であると、写真原稿において標準的な白紙と
同程度の濃度に対するAE出力値は1.6Vであるが、
AE規準電圧も1.6Vであるから、原稿対応濃度比は
(1.6/1.6)×100%=100となるので適正
な現像バイアス電圧:200Vが設定され、低濃度画像
の再現性が保証されることになる。混合モード1におい
ては、AE出力値が2.0Vとなる画像濃度は原稿対応
濃度比:100%で、この場合も現像バイアス電圧は2
00Vとなる。
【0019】上記のように、この実施例においては、帯
電手段17による像担持体の帯電電位を制御する帯電制
御手段100(帯電手段のグリッド電圧を制御する)
が、標準モードおよび1種以上の写真モードに応じた帯
電電圧設定値:800V(標準モード),700V(写
真モード1),600V(写真モード2)を有し、補正
手段100は、帯電電圧設定値の個々に応じて、露光ラ
ンプ電圧およびAE基準値を補正する(請求項1,
6)。また、補正手段は「1の写真モードのみ(写真モ
ード1または写真モード2)が実行されるときは露光ラ
ンプ電圧のみ(上記76Vまたは72V)を補正」し、
混合モードが実行されるときは「露光ランプ電圧(上記
76Vまたは72V)と地肌除去手段の基準値(上記
2.0Vまたは1.6V)とを補正」する(請求項
2)。そして、地肌除去手段は「反射光強度検出手段に
よる検出値(AE出力値)と基準値とを比較して、現像
バイアス電圧を補正する方式のもの」である(請求項
5)。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば新規な画像形成装置を実現できる。この発明の画像形
成装置は、写真モードによる画像形成で、低濃度画像部
の再現性が十分でない場合に、混合モードを実施するこ
とにより、低画像濃度部の再現性を有効に向上させて写
真原稿に適した画像形成を行うことができる。
【0021】なお、上には単色の画像形成装置の場合を
実施の形態として説明したが、この発明を2色、多色、
あるいはカラーの画像形成装置に適用できることはいう
までもなく、画像形成の倍率も定倍・変倍の何れにも適
用できる。また、像担持体の露光も実施の形態で説明し
た原稿光像を照射する方式のものに限らず、原稿を読取
り、光走査等により書き込む方式のものでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像形成装置の実施の1形態を説明
するための図である。
【図2】上記実施の形態における制御手段の構成を説明
するための図である。
【図3】標準的な白紙原稿に対する、露光ランプ電圧と
反射光強度検出手段の出力の関係を説明するための図で
ある。
【図4】各モードに対応するγ特性を示す図である。
【符号の説明】
11 像担持体 12 帯電手段 13 露光手段 24 現像手段 37 反射光強度検出手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体を均一帯電する帯電手段と、均一
    帯電された像担持体を露光して原稿に対応する静電潜像
    を形成する露光手段と、上記像担持体に形成された静電
    潜像を現像バイアス電圧を印加しつつ現像してトナー画
    像として顕像化する現像手段と、照明ランプにより照明
    された原稿からの反射光強度を検出する反射光強度検出
    手段と、該反射光強度検出手段による検出値と基準値と
    を比較して、上記露光ランプに印加される露光ランプ電
    圧および/または上記現像バイアス電圧を補正すること
    により原稿地肌部の顕像化を防止する地肌除去手段とを
    有する画像形成装置において、 標準モードと1種以上の写真モードと1種以上の混合モ
    ードとを選択的に実行することができ、 上記帯電手段による像担持体の帯電電位を制御する帯電
    制御手段が、上記標準モードおよび1種以上の写真モー
    ドに応じた帯電電圧設定値を有し、 上記帯電電圧設定値の個々に応じて、上記露光ランプ電
    圧および/または上記基準値を補正する補正手段を有す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、 補正手段は、 1の写真モードのみが実行されるときは露光ランプ電圧
    のみを補正し、 混合モードが実行されるときは、上記露光ランプ電圧と
    地肌除去手段の基準値とを補正することを特徴とする画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の画像形成装置にお
    いて、 画質選択キーとして、標準モードキーと、1以上の写真
    モードキーとを有し、これらを単独で選択するとき対応
    して標準モードもしくは1の写真モードが選択され、標
    準モードキーと1の写真モードキーとを同時に選択する
    ことにより、1の混合モードが選択されることを特徴と
    する画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2または3記載の画像形成
    装置に於いて、 帯電手段はスコロトロンであり、像担持体の帯電電位は
    グリッド電圧により制御されることを特徴とする画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】請求項1または2または3または4記載の
    画像形成装置において、 地肌除去手段は、反射光強度検出手段による検出値と基
    準値とを比較して、現像バイアス電圧を補正する方式の
    ものであることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の任意の1に記載の画像形成
    装置に於いて、 写真モードは、第1および第2の写真モードの2種であ
    ることを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006084598A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Katsuragawa Electric Co Ltd 現像装置
CN100430838C (zh) * 2004-09-30 2008-11-05 兄弟工业株式会社 图像形成装置
JP2010102032A (ja) * 2008-10-22 2010-05-06 Canon Inc 複写装置
JP2013021626A (ja) * 2011-07-14 2013-01-31 Ricoh Co Ltd 画像処理装置及びその制御方法

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