JP2900389B2 - 画像制御装置 - Google Patents

画像制御装置

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JP2900389B2
JP2900389B2 JP1026371A JP2637189A JP2900389B2 JP 2900389 B2 JP2900389 B2 JP 2900389B2 JP 1026371 A JP1026371 A JP 1026371A JP 2637189 A JP2637189 A JP 2637189A JP 2900389 B2 JP2900389 B2 JP 2900389B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は画像制御装置に関し、詳しくは、湿度等の環
境の変動にかかわらず、最適な制御を行い得る装置に関
する。
〔従来の技術〕
(1)トナー(T)とキャリア(C)とを成分とする2
成分現像剤のトナー濃度(T/C)の制御方式として、ATD
C(オート・トナー・デンシティ・コントロール)、及
びAIDC(オート・イメージ・デンシティ・コントロー
ル)、の2方式が行われている。
前者は、トナー濃度を磁気的に検出し、該検出したト
ナー濃度に基づき、トナーの補給量を制御する方式であ
る。
後者は、トナー現像された基準画像の濃度を光学的に
検出し、該検出した画像濃度に基づき、トナーの補給量
を制御する方式である。
(2)両者を組合せた方式も行われている。
例えば、特開昭58−221869号には、AIDC方式によって
トナー補給量を制御するとともに、磁気的にトナー濃度
を検出して、所定量を越えるトナー補給(過補給)を防
止する方法が開示されている。
また、特開昭59−57264号には、ATDC方式によってト
ナー補給量の制御を行うとともに、基準トナー画像の濃
度を光学的に検出し、感光体の経時劣化による画像濃度
の低下を防止する方法が開示されている。
また、特開昭62−118374号には、光学的に検出した基
準トナー画像の濃度に基づき、ATDC方式による制御を実
行する上での基準となるトナー濃度の基準値を補正する
方法が開示されている。
(3)感光体の表面電位,現像バイアス電位,画像露光
量,現像スリーブの回転速度,転写チャージャの出力電
圧,等のパラメタを作像プロセス中で最適に制御するこ
とにより、画像濃度,ハーフトーン,色彩の鮮やかさ,
画質,等を最適化する方法が提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
(1)第6図は、トナー濃度(T/C)を磁気的に検出す
るセンサの出力特性を、湿度をパラメタとして示す図で
ある。
図示のように、同一のトナー濃度に対する磁気センサ
の出力値は、高湿度側で高く、低湿度側で低い特性を示
す。
これは、トナー(第7図・●)とキャリア(第7図・
○)とを成分とし、摩擦帯電を利用している2成分現像
剤では、湿度が低下すると帯電量が増加して、キャリア
・キャリア間,トナー・トナー間の反発力が大きくな
り、第7図(A)のように現像剤の密度が低下する結
果、検出される透磁率が小さくなるためである。なお、
湿度の上昇に対しては、帯電量の減少・反発力の減少・
密度の増加(第7図(B))・透磁率の増加が、それぞ
れ対応する。
(2)第8図は、トナー濃度を光学的に検出するセンサ
(トナー現像された基準画像からの反射光量を検出する
センサ)の出力特性を、湿度をパラメタとして示す図で
ある。
図示のように、同一のトナー濃度に対するフォトセン
サの出力値は、高湿度側で低く、低湿度側で高い特性を
示す。
これは、前記2成分現像剤では、湿度の低下によって
帯電量が増加する結果、一定電位に保持されている感光
体上の基準潜像に付着するトナー量が、第9図(B)の
ように減少して、反射光量が増加するためである。な
お、湿度の上昇に対しては、帯電量の減少・トナーの付
着量の増加(第9図(A))・反射光量の減少が対応す
る。
(3)上述のように、トナー濃度を検出するセンサは、
いづれも湿度依存性を有する。
このため、例えば、前記ATDC方式によってトナー濃度
制御を行う場合に於いて、高湿度時には実際よりもトナ
ー濃度が低く判断されて、過剰にトナーが補給される結
果、“かぶり”、“機内の粉煙”、等の問題が発生す
る。また、低湿度時には、逆にトナー補給が不足して、
“画像濃度の低下”等の問題が発生する。
類似の問題は、前記AIDC方式による場合にも発生す
る。
したがって、前記ATDC方式、AIDC方式のいづれの方式
による場合にも、湿度変動分を補正することが望まれ
る。
しかし、湿度センサを用い、該センサのデータに基づ
いて上記補正を行うことは、作像装置内での湿度検出位
置(湿度センサの設置位置)、湿度センサの安定性、寿
命、さらには、コスト等に問題点を有する。
(4)感光体の表面電位,現像バイアス電位,画像露光
量,現像スリーブの回転速度,転写チャージャの出力電
圧,等のパラメタを作像プロセス中で制御して、前述の
ように画像を最適化するためには、トナー濃度(T/C)
が一定であることが前提となる。
換言すれば、トナー濃度(T/C)が一定でなければ、
前記各パラメタの最適値を一義的に決定することができ
ない。
また、該濃度が最適値から或る程度以上ずれている
と、上記作像パラメタの制御による画像の最適化制御に
は、一定の限界が生ずる。
例えば、第10図は原稿濃度に対する複写画像濃度を示
す図であり、同図(A)はトナー濃度が適正な場合を、
同図(B)はトナー濃度が低過ぎる場合を示し、また、
同図(C)は感光体ドラムの表面電位を上昇させること
により同図(B)を補正した場合を、それぞれ示すもの
である。
図(C)よりわかるように、トナー濃度が低過ぎる場
合には、感光体の表面電位を補正したとしても、原稿濃
度の淡い部分の複写画像の再現性に問題が生ずる。即
ち、トナー濃度が最適でない場合には、上記作像パラメ
タの制御によっては、画像を最適化できない場合が生ず
る。
したがって、上記画像最適化制御を行うためには、湿
度変動にかかわらず、確実にトナー濃度を検出して最適
化し得る手段が望まれる。
(5)本発明は、上述の問題点の解決を企図するもので
ある。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本発明は、トナーとキャリアとを成分とする2成分現
像剤を有した現像装置を用いてトナー像を形成する作像
装置の画像制御装置であって、 トナー濃度に関連する第1の物理量に対応する電気信
号を出力する検出手段であって環境変動の影響を受けて
真のトナー濃度より高い又は低いトナー濃度を示す電気
信号を出力する第1のトナー濃度検出手段と、 トナー濃度に関連する前記第1の物理量とは異なる第
2の物理量に対応する電気信号を出力する検出手段であ
って前記環境変動の影響を受けて前記第1のトナー濃度
検出手段とは逆に真のトナー濃度より低い又は高いトナ
ー濃度を示す電気信号を出力する第2のトナー濃度検出
手段と、 前記第1及び第2のトナー濃度検出手段が出力する電
気信号に基づき、前記環境変動による影響を相殺したト
ナー濃度を算出するトナー濃度演算手段と、 を有することを特徴とする画像制御装置である。
例えば、第1のトナー濃度検出手段である磁気センサ
の湿度依存性と、第2のトナー濃度検出手段であるフォ
トセンサの湿度依存性は、トナー濃度演算手段に於いて
所定のテーブルに基づいて相殺され、真のトナー濃度が
算出される。
また、前記トナー濃度演算手段が、前記第1及び第2
のトナー濃度検出手段が出力する電気信号を前記環境の
種々の変動状態及び種々のトナー濃度で測定することに
よって得られる、前記環境の変動状態をパラメータとし
た変換テーブルを有し、この変換テーブルを参照して前
記第1及び第2のトナー濃度検出手段が出力する電気信
号から前記環境の変動分を相殺したトナー濃度を算出す
ることを特徴とする画像制御装置である。
また、トナーとキャリアとを成分とする2成分現像剤
を有した現像装置を用いてトナー像を形成する作像装置
の画像制御装置であって、 トナー濃度に関連する第1の物理量に対応する電気信
号を出力する検出手段であって環境変動の影響を受けて
真のトナー濃度より高い又は低いトナー濃度を示す電気
信号を出力する第1のトナー濃度検出手段と、 トナー濃度に関連する前記第1の物理量とは異なる第
2の物理量に対応する電気信号を出力する検出手段であ
って前記環境変動の影響を受けて前記第1のトナー濃度
検出手段とは逆に真のトナー濃度より低い又は高いトナ
ー濃度を示す電気信号を出力する第2のトナー濃度検出
手段と、 前記第1及び第2のトナー濃度検出手段が出力する電
気信号に基づき、前記環境に関するデータを算出する環
境データ演算手段と、 を有することを特徴とする画像制御装置である。
また、前記環境データ演算手段が、前記第1及び第2
のトナー濃度検出手段が出力する電気信号を前記環境の
種々の変動状態及び種々のトナー濃度で測定することに
よって得られる、トナー濃度をパラメータとした変換テ
ーブルを有し、この変換テーブルを参照して前記第1及
び第2のトナー濃度検出手段が出力する電気信号から前
記環境に関するデータを算出することを特徴とする画像
制御装置である。
また、前記トナー濃度演算手段によって算出されたト
ナー濃度に基づいて、前記現像装置内へのトナーの補給
を制御する制御手段を備えたことを特徴とする画像制御
装置である。
なお、真のトナー濃度を算出せずに、真のトナー濃度
に対応する制御用データを、直接的に訂正してもよい。
トナー濃度制御は、上記真のトナー濃度データ等に基づ
いて行われる。
また、前記環境データ演算手段によって算出された環
境データに基づいて、作像プロセスのパラメータを制御
する制御手段を備えたことを特徴とする画像制御装置で
ある。
作像プロセスの各パラメタとは、例えば、感光体の表
面電位、現像バイアス電位、画像露光量、現像スリーブ
の回転速度、転写チャージャの出力電圧、等のパラメタ
である。
また、前記環境とは湿度であることを特徴とする画像
制御装置である。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を、 <a>画像制御機構の概略. <b>複写機の機構の概略. <c>作像動作のタイミング. <d>データ変換テーブル. <e>実施例の効果等. の順に説明する。
<a>画像制御機構の概略. 第1図は本発明のトナー濃度制御・作像プロセス制御
の機構を説明する図であり、感光体ドラム及び現像装置
付近の構成を示す。また、第2図は上記制御を経時的に
示すブロック図である。
第1図図示のように、感光体ドラム1の周囲には、作
像用エレメントとして、 感光体ドラム1の表面を除電するためのイレースラン
プ2、 感光体ドラム1の表面を帯電させるための帯電チャー
ジャ3(3Gは、帯電チャージャ3のメッシュ状グリッ
ド)、 感光体ドラム1の表面に形成された静電潜像をトナー
現像して顕像化するための現像装置4(40は、現像スリ
ーブ)、 感光体ドラム1の表面に顕像化されたトナー像を図示
しない給紙機構を介して給紙される用紙上に転写するた
めの転写チャージャ5、 感光体ドラム1の表面の残留トナーを除去するための
クリーニング装置6、 等が配置されている。
なお、帯電チャージャ3〜現像装置4間の矢印は画像
露光を示し、該画像露光によって、感光体ドラム1の表
面に、静電潜像が形成される。
また、現像装置4の上部にはトナーホッパ41が配置さ
れており、該トナーホッパ41内のトナーは、図示しない
トナー補給モータの回転によって、後述するタイミング
で、現像装置4内に供給される。
また、現像装置4の下部には、トナー/キャリア濃度
(T/C)を磁気的に検出するためのトナー濃度センサ7
が設置されており、現像装置4内のトナー濃度を、後述
するタイミングで検出している。
さらに、現像装置4〜転写チャージャ5間の感光体ド
ラム1の表面近傍には、感光体ドラム1の表面に顕像化
されるトナー像(後述するタイミングで写し込まれる基
準パターン潜像を、トナー現像して得る像)の反射光量
を、後述するタイミングで光学的に検出するフォトセン
サ8が配置されている。
上記トナー濃度センサ7及びフォトセンサ8からの検
出データは信号処理部9に入力し、第2図図示の所定の
演算処理を施される。
即ち、まず、検出されたT/Cデータ、及び基準パター
ン像の反射光量データは、A/D変換処理を施される。
次に、A/D変換後のT/Cデータ、及び、反射光量データ
に基づき、後述する変換テーブルを参照して、T/Cデー
タの湿度補正、及び、湿度データの算出が行われる。
湿度補正後のT/Cデータは、トナー補給コントローラ9
1に入力する。トナー補給コントローラ91は、上記湿度
補給後のT/Cデータに基づき、まず、トナー補給量を算
出し、さらに、該算出したトナー補給量を、トナー補給
継続時間に対応するトナー補給タイマ値に換算して、ト
ナー補給モータの駆動回路に出力する。駆動回路は、後
述するタイミングでトナー補給を行う。
一方、湿度データは、プロセスコントローラ92に入力
する。プロセスコントローラ92は、該湿度下での適正な
グリッド電圧VO2(≒感光体ドラム1の表面の帯電電
位),及び、現像バイアス電圧VB2を算出して、それぞ
れの駆動回路に出力する。各駆動回路は、後述するタイ
ミングで、上記各パラメタを制御する。
なお、本実施例では、作像プロセスのパラメタとし
て、帯電チャージャのグリッド電圧(≒感光体ドラム1
の表面の帯電電位)、及び、現像バイアス電圧を採用し
ているが、制御用パラメタとしては、上記以外に、画像
露光量、現像スリーブ40の回転速度、転写チャージャの
出力電圧、等を採用してもよい。
また、本実施例では、説明の便宜上、信号処理部、ト
ナー補給コントローラ、及び、プロセスコントローラ
を、それぞれ分離して示しているが、これは、必ずし
も、現実のチップ配置を示すものではなく、制御基盤の
構成は、任意である。
また、本実施例では、グリッド電圧VO2、現像バイア
ス電圧VB2を、湿度に対応する任意値に設定する制御を
示しているが、それぞれについて、予め複数の制御電圧
値を設定しておき、選択的に切り換えることとしてもよ
い。
<b>複写機の機構の概略. 第3図は、本発明の実施例にかかる制御装置を搭載す
る複写機(デジタルカラー複写機)の機構を説明する模
式図である。
本複写機は、 原稿台10上に載置される原稿画像を露光走査して、光
電変換処理する走査部100、 走査部100からの画像信号に所定の信号処理を施し
て、レーザ制御用のデータを得、該データに基づき、静
電潜像書込み用のレーザ光を出力するレーザ装置部20
0、 レーザ光によって感光体ドラム1の表面に形成された
静電潜像をトナー現像し、転写ドラム14に巻きつけられ
ている用紙上に、上記トナー像を転写する作像部400、 用紙の給紙・巻きつけ・画像定着・排紙等を行うため
の用紙処理部300、 を有する。
走査部100、レーザ装置部200の機構は従来と同様であ
り、また、本実施例の要旨に直接的には関連しないた
め、詳細な説明は省略する。
用紙処理部300は、収納カセット301、又は収納カセッ
ト302から引き出した用紙を、転写ドラム30に巻きつけ
て、感光体ドラム1上のトナー像を順次(即ち、4色
分)転写せしめ、その後、転写ドラム30から引き剥がし
て、定着装置322にて画像定着を行わせた後、排紙トレ
イ323に排出するものである。なお、303は用紙の通過を
検出する通紙センサ、304はレジストタンミングをとる
ためのタイミングローラ対、321は搬送ベルトである。
なお、転写ドラム30には、用紙先端をチャッキングす
るための先端チャッキング爪311、用紙を転写ドラム30
に静電的に吸着させるための吸着チャージャ(−)305
及び吸着対向電極309、感光体ドラム1上に顕像化され
ているトナー像を用紙上に静電的に吸引して転写させる
ための転写チャージャ(+)306、4色分のトナー像の
転写終了後に、転写ドラム30を除電して用紙を分離させ
るための除電チャージャ307、308、等が配置されてい
る。
作像部400を構成する各エレメントは、前述した第1
図の場合と略同様である。同一のものについては、図
中、同一の符号で示し、ここでの説明は省略する。
なお、本複写機はカラー複写機であるため、4色現像
に対応して、4つの現像装置を有する。即ち、図中、上
から順に、イエロー現像器4Y、マゼンタ現像器4M、シア
ン現像器4C、ブラック現像器4Bkである。また、トナー
供給用のトナーホッパも、各現像装置について1つづ
つ、合計4つ(41Y、41M、41C、41Bk)設置されてい
る。
<c>作像動作のタイミング. 第4図は上記複写機の作像プロセスの制御タイミング
を示す図であり、第5図は第4図中の各時間a〜eを、
感光体ドラム1の回転位置に対応づける図である。
本複写機に於いて、カラー複写時の現像プロセスは、
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラ
ック(Bk)の順に、サイクリックに実行される。
まず、イエロー現像器4Yによる作像プロセスについて
説明する。
i)グリッド3Gへの印加電圧を一定値VG1として、帯電
チャージャ3をONする。
これにより、感光体ドラム1への帯電が開始され、感
光体ドラム1の表面電位は、 VO1(≒VG1) とされる。
ii)帯電チャージャ3のON後、時間aが経過して、上記
帯電による帯電領域の先端が、イエロー現像器4Yの位置
に達すると、イエロー現像器4Yを感光体ドラム1に圧接
するとともに、現像スリーブ40に、一定値の現像バイア
ス電圧VB1を印加する。なお、 VO1−VB1≒200〔V〕 である。
iii)前記帯電チャージャ3のON後、少なくとも時間d
の経過を待機した後、画像濃度読み取り用基準パターン
(例えば、10mm2のベタ)の露光を開始する。時間d
は、上記帯電による帯電領域の先端が、ブラック現像器
4Bkの位置に達する時間である。即ち、基準パターンの
露光は、いづれの現像器の場合にも、現像器の圧接(圧
接は、感光体ドラムを振動させる)以後に行われる。な
お、上記露光によって形成される基準パターンの潜像
は、時間a(イエロー現像器4Yの場合)が経過して、該
潜像が現像位置に達すると、現像される。
iv)上記基準パターンの露光が終了した後、帯電チャー
ジャ3をOFFする。
v)上記帯電チャージャ3のOFF後、時間aが経過し
て、非帯電領域の先端がイエロー現像器4Yの位置に達す
ると、現像スリーブに印加していたバイアス電圧をOFF
する。
vi)前記基準パターンの露光開始後、時間eが経過し
て、基準パターン像(トナー像)の先端部がフォトセン
サ8の位置に達すると、信号処理部9は、フォトセンサ
8からの出力信号、及び、磁気センサ7からの出力信号
を取り込む。
なお、取り込まれた信号には、前述の処理が施され
る。
vii)上記センサ信号の処理により、作像プロセス制御
用データ(帯電チャージャ3のグリッド3Gへの印加電圧
VG2,現像バイアス電圧VB2)、及び、トナー補給制御用
データ(トナー補給タイマ値)が決定されると、帯電チ
ャージャ3を、グリッド電圧VG2でONし、また、トナー
補給を開始する。なお、 VG2>VG1,VB2>VB1 であり、また、 VO2−VB2≒200〔V〕 である。ここにVO2は、グリッド電圧をVG2としたとき
の、感光体ドラム1の帯電電位であり、 VO2≒VG2 である。
viii)帯電チャージャ3のON後、所定時間(安定した帯
電領域が、露光位置Lに達する時間)が経過すると、画
像露光を開始する。
ix)前記帯電チャージャ3のON後、時間aが経過して、
前記帯電による帯電領域の先端が、イエロー現像器4Yの
位置に達すると、前記現像バイアス電圧VB2を印加す
る。
x)画像露光が終了すると、帯電チャージャ3をOFFす
る。
ix)上記帯電チャージャ3のOFF後、時間aが経過し
て、非帯電領域の先端がイエロー現像器4Yの位置に達す
ると、現像スリーブに印加していたバイアス電圧をOFF
する。
また、イエロー現像器4Yを、感光体ドラム1から離
す。
以上のようにして、イエロー現像器4Yの作像プロセス
の制御が実行され、以後、同様にして、シアン現像器4
C、マゼンタ現像器4M、ブラック現像器4Bkの制御が実行
される。
シアン現像器4C、マゼンタ現像器4M、ブラック現像器
4Bkの制御が、前記イエロー現像器の制御と異なる点
は、時間aが、それぞれ、時間b、時間c、時間dとな
る点である。
即ち、現像器の圧接・解除、及び、現像バイアスのON
・OFFは、帯電領域先端、または、非帯電領域先端が、
それぞれの現像器の位置に達するタイミングで実行され
る。
<d>データ変換テーブル. 前述のように、同一のトナー濃度に対する磁気センサ
7の出力値は、高湿度側で高く、低湿度側で低い特性を
示す(第6図参照)。一方、フォトセンサ8の出力値
は、高湿度側で低く、低湿度側で高い特性を示す(第8
図参照)。
i)T/C変換テーブル. まず、両センサの出力値を、種々の湿度、種々のトナ
ー濃度で測定し、第11図のように、湿度をパラメタとし
てプロットする。
第11図のグラフに基づき、同一の湿度、同一のトナー
濃度(真のトナー濃度)に対応する両センサの出力値
を、各トナー濃度について、それぞれ求める。
これにより、T/C変換テーブルを得る。
なお、上記に於いて、トナー濃度を区分する程度は、
本変換テーブルを利用する測定時に必要とされるトナー
濃度データの区分の程度と同程度である。
ii)湿度変換テーブル. まず、両センサの出力値を、種々の湿度、種々のトナ
ー濃度で測定し、第12図のように、トナー濃度をパラメ
タとしてプロットする。
第12図のグラフに基づき、同一の湿度、同一のトナー
濃度(真のトナー濃度)に対応する両センサの出力値
を、各湿度について、それぞれ求める。
これにより、湿度変換テーブルを得る。
なお、上記に於いて、湿度を区分する程度は、本変換
テーブルを利用する測定時に必要とされる湿度データの
区分の程度と同程度である。
<e>実施例の効果等. 以上のように、本複写機の画像制御装置は、所定の変
換テーブルを参照することにより、磁気センサ7とフォ
トセンサ8の出力データより、湿度補正したトナー濃度
データ、及び、湿度データを得、これらに基づいて、ト
ナー補給、感光体ドラム1の表面電位、及び、現像バイ
アス電圧を制御している。
このため、湿度の変動にかかわらず、最適なトナー補
給が可能であるばかりでなく、該最適なトナー補給によ
って最適化されたトナー濃度での作像プロセス制御が可
能である。
したがって、カラー複写機のように、厳密なトナー濃
度制御、厳密な作像プロセス制御を要求される場合にも
良好に対応し得、画質、ハーフトーン再現性、色彩の鮮
やかさ、画像安定性等の点に於いて、優れている。
なお、制御対象となる作像プロセスは、上記以外に、
画像露光量、現像スリーブの回転速度、転写チャージャ
の出力電圧等を採用してもよい。
また、上記実施例では、環境が湿度であり、また、セ
ンサが、磁気センサ7、及び、フォトセンサ8である場
合について説明しているが、本発明はこれらに限定され
ず、或る任意の環境変動に対して、出力値の変動方向が
逆である任意のセンサ対に適用し得るものである。
〔発明の効果〕
請求項1の装置では、トナーが環境依存性を有するに
もかかわらず、環境の影響を相殺してトナー濃度を求め
ることができる。請求項2の装置では、トナー濃度を求
める処理を簡易化できる。請求項3の装置では、トナー
が環境依存性を有することを利用して、環境に関するデ
ータを求めることができる。請求項4の装置では、環境
データを求める処理を簡易化できる。請求項5の装置で
は、環境の影響を相殺して求めたトナー濃度に基づいて
最適なトナー補給制御を行うことができる。請求項6の
装置では、トナーが環境依存性を有することを利用して
求めた環境データに基づいて最適な作像プロセス制御を
行うことができる。請求項7の装置では、環境が湿度で
ある場合に、上記の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の画像制御装置の制御機構の説明図、第
2図は上記制御を経時的に示すブロック図、第3図は本
発明の実施例装置を搭載する複写機の構成を示す模式
図、第4図は上記実施例装置による作像プロセス制御タ
イミングの説明図、第5図は第4図中の時間a〜eと感
光体ドラムの回転位置との対応説明図、第6図は実施例
装置で使用する磁気センサの特性図、第7図(A)
(B)は湿度とトナー・キャリア密度の関係の説明図、
第8図は実施例装置で使用するフォトセンサの特性図、
第9図(A)(B)は湿度とトナーの付着量の関係の説
明図、第10図(A)(B)(C)はトナー濃度をパラメ
タとして原稿濃度と複写濃度との対応を示す特性図、第
11図は磁気センサとフォトセンサの出力よりトナー濃度
を求めるための変換テーブルを作成する基礎となる特性
図、第12図は磁気センサとフォトセンサの出力より湿度
を求めるための変換テーブルを作成する基礎となる特性
図である。 4Y,4M,4C,4Bk……現像器 7……磁気センサ、8……フォトセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 波田 芳伸 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内 (56)参考文献 特開 昭63−186280(JP,A) 特開 昭63−186281(JP,A) 特開 平1−169468(JP,A) 特開 平2−201476(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/08 G03G 15/00 G03G 21/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナーとキャリアとを成分とする2成分現
    像剤を有した現像装置を用いてトナー像を形成する作像
    装置の画像制御装置であって、 トナー濃度に関連する第1の物理量に対応する電気信号
    を出力する検出手段であって環境変動の影響を受けて真
    のトナー濃度より高い又は低いトナー濃度を示す電気信
    号を出力する第1のトナー濃度検出手段と、 トナー濃度に関連する前記第1の物理量とは異なる第2
    の物理量に対応する電気信号を出力する検出手段であっ
    て前記環境変動の影響を受けて前記第1のトナー濃度検
    出手段とは逆に真のトナー濃度より低い又は高いトナー
    濃度を示す電気信号を出力する第2のトナー濃度検出手
    段と、 前記第1及び第2のトナー濃度検出手段が出力する電気
    信号に基づき、前記環境変動による影響を相殺したトナ
    ー濃度を算出するトナー濃度演算手段と、 を有することを特徴とする画像制御装置。
  2. 【請求項2】前記トナー濃度演算手段は、前記第1及び
    第2のトナー濃度検出手段が出力する電気信号を前記環
    境の種々の変動状態及び種々のトナー濃度で測定するこ
    とによって得られる、前記環境の変動状態をパラメータ
    とした変換テーブルを有し、この変換テーブルを参照し
    て前記第1及び第2のトナー濃度検出手段が出力する電
    気信号から前記環境の変動分を相殺したトナー濃度を算
    出することを特徴とする請求項1に記載の画像制御装
    置。
  3. 【請求項3】トナーとキャリアとを成分とする2成分現
    像剤を有した現像装置を用いてトナー像を形成する作像
    装置の画像制御装置であって、 トナー濃度に関連する第1の物理量に対応する電気信号
    を出力する検出手段であって環境変動の影響を受けて真
    のトナー濃度より高い又は低いトナー濃度を示す電気信
    号を出力する第1のトナー濃度検出手段と、 トナー濃度に関連する前記第1の物理量とは異なる第2
    の物理量に対応する電気信号を出力する検出手段であっ
    て前記環境変動の影響を受けて前記第1のトナー濃度検
    出手段とは逆に真のトナー濃度より低い又は高いトナー
    濃度を示す電気信号を出力する第2のトナー濃度検出手
    段と、 前記第1及び第2のトナー濃度検出手段が出力する電気
    信号に基づき、前記環境に関するデータを算出する環境
    データ演算手段と、 を有することを特徴とする画像制御装置。
  4. 【請求項4】前記環境データ演算手段は、前記第1及び
    第2のトナー濃度検出手段が出力する電気信号を前記環
    境の種々の変動状態及び種々のトナー濃度で測定するこ
    とによって得られる、トナー濃度をパラメータとした変
    換テーブルを有し、この変換テーブルを参照して前記第
    1及び第2のトナー濃度検出手段が出力する電気信号か
    ら前記環境に関するデータを算出することを特徴とする
    請求項3に記載の画像制御装置。
  5. 【請求項5】前記トナー濃度演算手段によって算出され
    たトナー濃度に基づいて、前記現像装置内へのトナーの
    補給を制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求
    項1又は2に記載の画像制御装置。
  6. 【請求項6】前記環境データ演算手段によって算出され
    た環境データに基づいて、作像プロセスのパラメータを
    制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項3又
    は4に記載の画像制御装置。
  7. 【請求項7】前記環境とは湿度であることを特徴とする
    請求項1乃至6に記載の画像制御装置。
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