JPH11202178A - レンズの心出し装置 - Google Patents

レンズの心出し装置

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JPH11202178A
JPH11202178A JP286098A JP286098A JPH11202178A JP H11202178 A JPH11202178 A JP H11202178A JP 286098 A JP286098 A JP 286098A JP 286098 A JP286098 A JP 286098A JP H11202178 A JPH11202178 A JP H11202178A
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JP
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lens
frame
optical axis
stage
axis
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JP286098A
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Shinya Aoyanagi
真也 青柳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズの球面半径に制限されず、レンズ光軸
の傾き補正を行う。 【解決手段】 回転機構3でレンズ枠2をその中心軸回
りに回転する。レンズ1の下方にレンズ1を吸着保持す
るレンズ吸着部4を配置し、レンズ1の光軸方向に付勢
力を有しかつ垂直方向に動作を規制されたバネ機構5で
支持する。バネ機構5をレンズ1の光軸方向に移動する
ステージ6に取り付け、ステージ6をレンズ1の光軸に
対して垂直な方向に動かすステージ7に取り付ける。レ
ンズ1の上方には偏心測定機8を配置し、回転するレン
ズ枠2の中心軸とレンズ1の光軸との偏心量を測定す
る。その後、ステージ6でレンズ吸着部4を上昇し、レ
ンズ吸着部4でレンズ1を吸着保持する。そして、ステ
ージ6を下げてバネ機構5によりレンズ1をレンズ枠2
に当接させ、その状態で、ステージ7を上記測定結果に
基づいて水平に移動し、レンズ1の傾き補正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ枠にレンズ
を組み込む際にレンズの心調整を行うことができるレン
ズの心出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレンズ心出し装置としては、例え
ば特開平6―250062号公報に開示されたものが知
られている。このレンズ心出し装置は、図5の概略図に
示すように、レンズ30を納めたレンズ枠31をその中
心軸回りに回転させる回転機構32と、レンズ枠31に
納めたレンズ30のレンズ面を押してレンズ30の心出
しをする心出し治具33と、この心出し治具33の移動
機構34と、この移動機構34および上記回転機構32
を制御する制御装置35とから構成されている。
【0003】上記レンズ心出し装置によりレンズ30の
心調整を行う際には、レンズ面に心出し治具33を当接
しながら、レンズ枠31を回転機構32により回転させ
る。この時、心出し治具33がレンズ30を押しすぎて
いると、回転中にレンズ30が押され続けるために、レ
ンズ30は一定の方向に傾いたまま回転することにな
る。また、心出し治具33がレンズ30から離れすぎて
いる場合、レンズ30が一回転以上してもレンズ30の
傾きが補正されない。そこで、制御装置35で移動機構
34を制御し、レンズ30と心出し治具33の相対位置
を適正なものとすることによってレンズ30の傾き補正
を行い、レンズ枠31に対するレンズ30の心出しを行
う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のレ
ンズ心出し装置にあっては、心出し治具33によりレン
ズ面を押してレンズ30の傾きを補正する際、レンズ枠
31側のレンズ球面(レンズ枠31に支持されるレンズ
面)の半径により押す角度を変える必要がある。例え
ば、レンズ球面の半径が小さいほど上方、すなわち心出
し治具33の押す角度を大きくしなければレンズは動き
にくい。レンズ球面の半径が大きいと心出し治具33の
押す角度を小さくして水平方向から押す必要があるがレ
ンズによっては、心出し治具33で押すことが困難な場
合が生ずる。また、レンズ枠31側のレンズ球面が平面
に近い場合や凹面受けの場合は、レンズ30を横方向か
ら押さなければならず、心出し治具33をレンズ面の適
当な位置に固定して回転させても、レンズ30の傾きは
変わらない。さらに、レンズ30の心出し治具33を当
接する面(レンズ面)が凹面である場合、心出し治具3
3の押す角度がレンズ面の接線に近くなり、レンズ枠3
1側のレンズ球面の半径によってはレンズ30を押して
傾かせることができない。
【0005】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたもので、レンズの心調整を行う際に、レンズの
球面半径に制限されず、レンズ光軸の傾き補正を行うこ
とができるレンズの心出し装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るレンズの心出し装置は、レ
ンズ枠の中心軸に対してレンズの光軸を一致させるよう
に調整するレンズの心出し装置において、上記レンズ枠
の回転機構と、上記レンズを吸着保持するレンズ吸着部
と、このレンズ吸着部を支持し、上記レンズの一部を上
記レンズ枠に当接させた状態で上記レンズの軸調整を行
う軸調整手段と、を具備する。
【0007】また、本発明の請求項2に係るレンズの心
出し装置は、レンズ枠の中心軸に対してレンズの光軸を
一致させるように調整するレンズの心出し装置におい
て、上記レンズ枠の回転機構と、上記レンズを吸着保持
するレンズ吸着部と、上記レンズの光軸方向には付勢力
を有し、かつ垂直方向には動作を規制された付勢手段
と、この付勢手段を介して連結され、上記レンズ吸着部
を上記レンズの光軸方向に動かす第1の駆動手段と、上
記レンズ吸着部を上記レンズの光軸に対して垂直な方向
に動かす第2の駆動手段とを有する軸調整手段と、を具
備する。
【0008】さらに、本発明の請求項3に係るレンズの
心出し装置は、請求項1または2に係るレンズの心出し
装置において、上記レンズ枠の中心軸とレンズの光軸と
の偏心を測定する測定手段と、この測定手段の出力に基
づいて上記軸調整手段の動作を制御する制御手段を備え
た。
【0009】すなわち、請求項1に係るレンズの心出し
装置は、レンズをレンズ枠に組み込み、このレンズ枠を
レンズ枠の回転機構によりレンズ枠の中心軸回りに回転
し、レンズ枠の中心軸に対するレンズの光軸の偏心量を
得る。そして、レンズ枠の回転を止め、レンズ吸着部に
よりレンズを吸着保持し、このレンズ吸着部を介して軸
調整手段によりレンズをレンズ枠に当接させた状態でレ
ンズの軸調整を行い、レンズ枠に対するレンズの心出し
を行う。
【0010】また、請求項2に係るレンズの心出し装置
は、レンズをレンズ枠に組み込み、このレンズ枠をレン
ズ枠の回転機構によりレンズ枠の中心軸回りに回転し、
レンズ枠の中心軸に対するレンズの光軸の偏心量を得
る。そして、レンズ枠の回転を止め、第1の駆動手段に
よりレンズ吸着部を光軸方向に動かし(上動し)、レン
ズ吸着部でレンズを吸着保持する。このレンズ吸着部を
第1の駆動手段によりレンズの光軸方向に動かし(下動
し)、レンズがレンズ枠から浮かないように、付勢手段
にテンションをかける。この状態で、第2の駆動手段に
よりレンズ吸着部をレンズの光軸に対して垂直方向に動
かし、レンズをレンズ枠に当接させた状態でレンズの軸
調整を行い、レンズ枠に対するレンズの心出しを行う。
【0011】さらに、請求項3に係るレンズの心出し装
置は、レンズを組み込んだレンズ枠をレンズの回転機構
で回転し、測定手段によりレンズ枠の中心軸とレンズの
光軸との偏心量を測定する。そして、レンズ吸着部でレ
ンズを吸着保持し、レンズの偏心をなくすように、上記
測定手段の出力に基づいて制御手段により上記軸調整手
段の動作を制御する。
【0012】次に、本発明の基本的な構成を図1に基づ
いて説明する。図1はレンズの心出し装置を示す概略構
成図で、レンズをレンズ吸着部で吸着保持した状態を示
している。
【0013】本レンズの心出し装置には、心出しするレ
ンズ1を組み込んだレンズ枠2のセットが可能で、この
レンズ枠2をレンズ枠2の中心軸回りに回転するレンズ
枠の回転機構3が設けられている。レンズ1の下方に
は、レンズ1の吸着面に密着するように姿勢を変えられ
レンズ1を真空吸着保持するレンズ吸着部4が設けられ
てる。このレンズ吸着部4は、軸調整手段により上下方
向かつ水平方向に移動可能に保持されている。
【0014】軸調整手段は、図1において、レンズ1の
光軸方向に付勢力を有し、かつレンズ1の光軸に対して
垂直方向への動作を規制された付勢手段としてのバネ機
構5と、レンズ吸着部4をレンズ1の光軸方向(上下方
向)に動かす第1の駆動手段としてのステージ6と、レ
ンズ吸着部4をレンズ1の光軸に対して垂直な方向(水
平方向)に動かす第2の駆動手段としてのステージ7と
からなっている。レンズ吸着部4はバネ機構5を介して
ステージ6に支持され、ステージ6はステージ7に取り
付けられている。また、レンズ枠2に組み込まれたレン
ズ1の上方には、レンズ枠2の中心軸(回転軸)に対す
るレンズ1の光軸の偏心を測定する測定手段としての偏
心測定機8が設置されている。
【0015】次に、上記構成による本発明のレンズの心
出し装置の作用を説明する。まず、レンズ1をレンズ枠
2に組み込み、レンズ枠2をレンズ枠の回転機構3にセ
ットする。そして、レンズ枠の回転機構3によりレンズ
枠2をその中心軸(回転軸)回りに回転させ、このとき
のレンズ枠2の回転軸に対するレンズ1の偏心(偏心量
とその方向)を偏心測定機8により測定する。
【0016】次に、レンズ枠2の回転を止め、ステージ
6を上げてレンズ吸着部4でレンズ1をエアにより真空
吸着した後、ステージ6を下げてレンズ1がレンズ枠2
から浮かないようにバネ機構5にテンションをかける。
この状態でステージ7を水平方向にレンズ1の偏心量だ
けその方向に動かすことによりレンズ1を動かし、レン
ズ枠2に対するレンズ1の偏心を補正する。このとき、
レンズ吸着部4はレンズ1の動きに合わせて自由に姿勢
を変えられるため、レンズ吸着面に常に密着している状
態を保つ。
【0017】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]本発明の実施の
形態1を図2および図3に基づいて説明する。図2はレ
ンズの心出し装置を示す断面図、図3は図2の平面図で
一部を省略して示し、それぞれレンズをレンズ吸着部で
吸着保持した状態を表している。
【0018】本実施の形態のレンズの心出し装置には、
心出しするレンズ1を組み込んだレンズ枠2を載置する
ベース10が設けられている。ベース10上には、1個
の駆動ローラ11と2個のローラ12が回転可能に設け
られ、駆動ローラ11と2個のローラ12の間にはレン
ズ枠2をセットするスペースが確保されている。駆動ロ
ーラ11は、べース10の下面に配置した支持部材13
の一端に取り付けたモータ14の回転軸に固定されてい
る。支持部材13の他端は、べース10に設けた軸15
に回転可能に取り付けられている。支持部材13には、
べース10に一端を取り付けたバネ16の他端が取り付
けられ、このバネ16には支持部材13を介して駆動ロ
ーラ11をレンズ枠2の方向に引っ張る力が付与されて
いる。これにより、駆動ローラ11は軸15を中心にし
て回動し、レンズ枠2を2個のローラ12に押し付けて
レンズ枠2の外周面を挟み込み、駆動ローラ11の回転
によりレンズ枠2を回転し得るようになっている。2個
のローラ12は、レンズ枠2の中心軸とその回転軸を一
致させる位置に配置されている。本実施の形態では、駆
動ローラ11、2個のローラ12、支持部材13、モー
タ14およびバネ16によりレンズ枠の回転機構を構成
している。
【0019】上記レンズ1の下方には、レンズ1を吸着
保持するレンズ吸着部としてのゴム製の吸着パッド17
が配置されている。吸着パッド17は、不図示の吸着装
置に接続され、レンズ1を下方から真空吸着する。この
吸着パッド17は、付勢手段としての平行板バネ18を
介して第1の駆動手段であるZステージ19に保持され
ている。平行板バネ18はレンズ吸着部を下方に引く水
平方向の動きを規制されたバネ機構である。また、Zス
テージ19は、レンズ吸着部を上下させる(レンズ1の
光軸方向に動かす)ステージであり、第2の駆動手段で
あるX−Yステージ20に取り付けられている。X−Y
ステージ20はレンズ吸着部を水平方向に動かす(レン
ズ1の光軸方向に対して垂直方向に動かす)ステージで
ある。本実施の形態では、平行板バネ18、Zステージ
19およびX−Yステージ20により軸調整手段を構成
している。
【0020】上記レンズ1の上方には、レンズ枠2の中
心軸に対するレンズ1の偏心を測定する測定手段(測定
部)としての偏心測定機8が設置されている。
【0021】次に、本実施の形態の作用を説明する。ま
ず、レンズ1に紫外線硬化型の接着剤を塗布し、このレ
ンズ1をレンズ枠2に組み込む。そして、駆動ローラ1
1をバネ16の引張力に抗して広げ、レンズ枠2を駆動
ローラ11と2個のローラ12の間に挿入した後、バネ
16の引張力により駆動ローラ11と2個のローラ12
によりレンズ枠2の外周面を挟むようにして、レンズ枠
2をべース10上にセットする。次に、モータ14によ
り駆動ローラ11を回転させることによりレンズ枠2を
回転させ、偏心測定機8によりレンズ枠2の回転軸に対
するレンズ1の偏心を測定する。
【0022】次に、モータ14の回転を止め、Zステー
ジ19を上げて吸着パッド17によりレンズ1をエアで
下方から真空吸着する。レンズ1を吸着した後、Zステ
ージ19を下げて平行板バネ18にテンションをかけ、
レンズ1がレンズ枠2から浮かないようにする。この状
態で、上記偏心測定機8の測定結果を見ながらX−Yス
テージ20を水平方向に動かすことにより、Zステージ
19と平行板バネ18および吸着パッド17を介してレ
ンズ1を動かし、レンズ枠2に対するレンズ1の偏心を
補正する。
【0023】このとき、吸着パッド17は弾性変形する
ので、レンズ1の動きに合わせて自由に姿勢を変えら
れ、レンズ吸着面に常に密着している状態を保つ。そし
て、レンズ1の位置が決まった状態、すなわちレンズ枠
2に対するレンズ1の心出しが行われた状態で紫外線を
照射し、レンズ1に塗布した紫外線硬化型の接着剤を硬
化させ、レンズ1をレンズ枠2に接着する。
【0024】本実施の形態によれば、レンズ吸着部であ
る吸着パッド17が、レンズ吸着面であるレンズ面に合
わせて自由に姿勢を変えられるため、レンズ1の球面半
径に制限を受けることなく、レンズの心出しを行うこと
ができる。また、レンズ吸着部にゴム製の吸着パッド1
7を使用しているため、レンズ面を傷つけることがな
く、レンズ1に被覆したコーティング膜等に影響を与え
る恐れをなくすることができる。
【0025】なお、本実施の形態では、レンズ1を心出
しする際、偏心測定機8の測定結果を見ながらレンズ1
の偏心の補正を行う場合を説明したが、偏心測定機8の
測定結果に基づいて軸調整手段であるZステージ19お
よびX−Yステージ20の動作を制御する制御手段を付
加して構成することができる。この構成によれば、上記
本実施の形態1の効果に加えて、心出し作業を自動化す
ることができ、心出し作業の向上を図ることができる。
【0026】[実施の形態2]本発明の実施の形態2を
図4に基づいて説明する。図4はレンズの心出し装置を
示す断面図で、レンズをレンズ吸着部で吸着保持した状
態を表している。
【0027】本実施の形態のレンズの心出し装置は、レ
ンズ1を吸着保持するレンズ吸着部が実施の形態1と異
なり、その他の構成は実施の形態1と同様であるので、
同一構成部分には同一番号を付してその説明を省略す
る。
【0028】レンズ吸着部は、金属またはデルリン等の
非弾性体からなるレンズ吸着部材22とボールジョイン
ト23から構成されている。レンズ吸着部材22は、ボ
ールジョイント23の球体部23aに取り付けられ、球
体部23aを摺動自在に保持する保持部23bに付勢手
段としての平行板バネ18が取り付けられている。レン
ズ吸着部材22および球体部23aの内部には、不図示
の吸引装置に接続される吸引孔が形成されている。な
お、本実施の形態においても、偏心測定機8の測定結果
に基づいて軸調整手段であるZステージ19およびX−
Yステージ20の動作を制御する制御手段を付加して構
成することができる。
【0029】次に、本実施の形態の作用を説明する。ま
ず、実施の形態1と同様に、紫外線硬化型の接着剤を塗
布したレンズ1を組み込んだレンズ枠2を回転させ、偏
心測定機8によりレンズ枠2の回転軸に対するレンズ1
の偏心を測定する。
【0030】その後、レンズ枠2の回転を止め、Zステ
ージ19を上げてレンズ吸着部材22によりレンズ1を
エアで下方から真空吸着する。レンズ1を吸着した後、
Zステージ19を下げて平行板バネ18にテンションを
かけ、レンズ1がレンズ枠2から浮かないようにする。
この状態で、上記偏心測定機8の測定結果を見ながらX
−Yステージ20を水平方向に動かすことによりレンズ
1を動かし、レンズ枠2に対するレンズ1の偏心を補正
する。
【0031】このとき、レンズ吸着部材22は、ボール
ジョイント23の保持部23bに摺動自在に保持された
球体部23aに取り付けられているので、レンズ1の動
きに合わせて自由に姿勢を変えられ、レンズ吸着面に常
に密着している状態を保っている。そして、レンズ1の
位置が決まった状態、すなわちレンズ枠2に対するレン
ズ1の心出しが行われた状態で紫外線を照射し、レンズ
1をレンズ枠2に接着する。
【0032】本実施の形態によれば、レンズ吸着部であ
るレンズ吸着部材22が弾性変形しないため、X−Yス
テージ20の動きにレンズ1が正確に追従するので、レ
ンズ1を心調整する際、レンズ1の水平方向の移動量の
制御を容易に行うことができる。
【0033】なお、上記した具体的実施の形態から次の
ような構成の技術的思想が導きだされる。 (付記) (1)レンズ枠に対してレンズの心調整を行うレンズの
心出し装置において、レンズ枠の回転機構と、レンズを
エアで吸着し、レンズの動きに合わせて姿勢を自由に変
えられるレンズ吸着部と、レンズ吸着部を下方に引く水
平方向の動きを規制されたバネ機構と、レンズ吸着部を
水平に動かすステージと、レンズ吸着部を上下させるス
テージと、レンズの偏心を測定する測定部を備えたレン
ズの心出し装置。
【0034】付記(1)のレンズの心出し装置によれ
ば、レンズ吸着部がレンズの動きに合わせて自由に姿勢
を変えられるため、レンズ吸着部をレンズ吸着面に常に
密着させた状態を保ちながらレンズを動かせるので、様
々な形状のレンズや様々なレンズ球面の半径を有するレ
ンズに対してレンズの心出しを行うことができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は請求
項2による本発明のレンズの心出し装置によれば、レン
ズ吸着部によりレンズを吸着保持して行うことができる
ので、様々な形状のレンズや様々なレンズ球面の半径を
有するレンズに対してレンズの心出しを行うことができ
る。さらに、レンズ吸着部で吸着保持したレンズをレン
ズ枠に当接した状態で心出しできるので、心出し後のレ
ンズを移動することなく、レンズ吸着部で吸着保持した
まま、レンズをレンズ枠に接着することができる。
【0036】さらに、請求項3による本発明の心出し装
置によれば、心出しを自動化することができ、心出しの
作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズの心出し装置を示す概略構成図
である。
【図2】本発明の実施の形態1を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1の要部を示す平面図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態2を示す断面図である。
【図5】従来技術を示す断面図である。
【符号の説明】
1 レンズ 2 レンズ枠 3 レンズ枠の回転機構 4 レンズ吸着部 5 バネ機構 6,7 ステージ 8 偏心測定機 10 ベース 11 駆動ローラ 12 ローラ 13 支持部材 14 モータ 16 バネ 17 吸着パッド 18 平行板バネ 19 Zステージ 20 X−Yステージ 22 レンズ吸着部材 23 ボールジョイント

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ枠の中心軸に対してレンズの光軸
    を一致させるように調整するレンズの心出し装置におい
    て、 上記レンズ枠の回転機構と、 上記レンズを吸着保持するレンズ吸着部と、 このレンズ吸着部を支持し、上記レンズの一部を上記レ
    ンズ枠に当接させた状態で上記レンズの軸調整を行う軸
    調整手段と、を具備することを特徴とするレンズの心出
    し装置。
  2. 【請求項2】 レンズ枠の中心軸に対してレンズの光軸
    を一致させるように調整するレンズの心出し装置におい
    て、 上記レンズ枠の回転機構と、 上記レンズを吸着保持するレンズ吸着部と、 上記レンズの光軸方向には付勢力を有し、かつ垂直方向
    には動作を規制された付勢手段と、この付勢手段を介し
    て連結され、上記レンズ吸着部を上記レンズの光軸方向
    に動かす第1の駆動手段と、上記レンズ吸着部を上記レ
    ンズの光軸に対して垂直な方向に動かす第2の駆動手段
    とを有する軸調整手段と、を具備することを特徴とする
    レンズの心出し装置。
  3. 【請求項3】 上記レンズ枠の中心軸とレンズの光軸と
    の偏心を測定する測定手段と、この測定手段の出力に基
    づいて上記軸調整手段の動作を制御する制御手段を備え
    たことを特徴とする請求項1または2に記載のレンズの
    心出し装置。
JP286098A 1998-01-09 1998-01-09 レンズの心出し装置 Withdrawn JPH11202178A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015040903A1 (ja) * 2013-09-20 2015-03-26 富士フイルム株式会社 撮像モジュールの製造方法及び撮像モジュールの製造装置

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