JPH09275064A - 基板のアライメント方法、及び装置 - Google Patents

基板のアライメント方法、及び装置

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JPH09275064A
JPH09275064A JP10616096A JP10616096A JPH09275064A JP H09275064 A JPH09275064 A JP H09275064A JP 10616096 A JP10616096 A JP 10616096A JP 10616096 A JP10616096 A JP 10616096A JP H09275064 A JPH09275064 A JP H09275064A
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JP
Japan
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substrate
wafer
alignment
regulating
driving
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JP10616096A
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Inventor
Hideaki Sakamoto
英昭 坂本
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】基板のアライメント精度を低下させることな
く、基板のステージ上での保持力を安定させること。 【解決手段】所定座標系に対する基板(34)の回転方
向のずれ量を計測する。次に、計測された回転方向のず
れ量に基づいて、基板(34)の水平面内の位置を機械
的に位置決めする位置決め部材(37a,37b,38
a)の配置を調整する。その後、位置決め部材(37
a,37b,38a)を基板(34)に接触させること
により基板(34)を位置決めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板のアライメン
ト方法及び装置に関し、特に、基板を所定座標系に対し
て機械的にアライメントする方法及び装置に関する。
【0002】
【背景技術】基板の精密なアライメントが要求される投
影露光装置等においては、マスクと基板との最終的なア
ライメントを行う前に、基板を露光装置の座標系に対し
てアライメント(プリアライメント)を行う。このよう
なプリアライメントの方法としては、基板ホルダ上に載
置された基板を駆動ピン等の微動によって駆動し、位置
決め用の規制部材によって基板の位置を規制する方法が
ある。詳述すると、先ず、基板の外周位置を規制する規
制部材を所望の位置に配置する。その後、駆動ピンによ
って基板に衝撃を加えて微動させると、基板が規制部材
に倣うように位置決めされる。
【0003】図9及び図10は、露光装置に使用される
従来のステージ装置を示す。図において、ベース部材8
1は、図示しないXYステージ及びZステージによっ
て、XY方向及びZチルト方向に移動可能になってい
る。ベース部材81の外周部分2辺には、干渉計計測用
の移動鏡82a(X方向)、82b(Y方向)が取り付
けられており、図示しない干渉計ユニットによってXY
ステージの位置を計測するようになっている。ベース部
材81の上面中央には、円形のローテーションテーブル
83が設けられている。ローテーションテーブル83
は、中央付近に設けられた回転軸受け87を中心軸とし
て、ベース部材81の上面で回転できるようになってい
る。ベース部材81上面には、ローテーションテーブル
83を真空吸着するバキュームパッド98が複数箇所に
設けられており、ベース部材81内部に設けられた通気
穴90を介して外部配管91と通気している。外部配管
91は、別に設けられた電磁弁92に接続され、外部コ
ントローラ94からの電気信号によって、ローテーショ
ンテーブル83の吸着及びその解放が制御される。
【0004】ローテーションテーブル83の回転駆動
は、ベース部材81に設けられたリニアアクチュエータ
85によって行われる。ローテーションテーブル83に
は、駆動アーム84が固定され、リニアアクチュエータ
85によって、押されるようになっている。リニアアク
チュエータ85に併設された引っ張りバネ86は、駆動
アーム84との間のガタ取りに使用される。ローテーシ
ョンテーブル83の回転量は、リニアアクチュエータ8
5のストロークによって決定される。ローテーションテ
ーブル83は、位置決め終了後に、バキュームパッド9
8によって固定クランプされる。ローテーションテーブ
ル83の上面には、ウエハホルダ88が固定され、ウエ
ハ89はその上面に真空中着固定される。
【0005】ベース部材81の上には、プリアライメン
トユニット95、96が設置されている。これらのユニ
ット95、96には、ウエハ89と相対する位置に、プ
リアライメントローラ95a、95b、96aが取り付
けられている。プリアライメントユニット95、96
は、図示しないウエハハンドリング装置から供給された
ウエハ89を機械的に位置決めする機能を持っている。
ウエハ89には、結晶方向を示すOF(オリエンテーシ
ョン・フラット)89aが形成されており、プリアイメ
ントユニット95のプリアライメントローラ95a、9
5bで規定される回転基準線に倣うことにより、回転方
向の位置決めを行う。また、ウエハ89の水平面内の位
置決めは、プリアライメントユニット96のプリアライ
メントローラ96aによって行われる。ウエハホルダ8
8上には、また、ハンマリングローラ97が設けられ、
ウエハ89をプリアライメントローラ95a、95b、
96aに対して押し付けるようになっている。
【0006】次に、上記のように構成された従来装置に
おけるウエハ89のプリアライメント動作について説明
する。先ず、ウエハハンドリング装置(図示せず)によ
って搬送されたウエハ89が、ウエハホルダ98上面に
載置される。この時、ローテーションテーブル83は、
ストロークの中央位置でバキュームパッド98で固定さ
れている。次に、プリアライメント装置95、96が動
作し、ハンマリングローラ97によってウエハ89を、
プリアライメントローラ95a、95b、96aに押し
付け、機械的な位置決めを行う。
【0007】ウエハホルダ83上でウエハ89の吸着固
定を行い、図示しないアライメント光学系により、露光
装置本体の座標系に対するウエハ89の水平面内での回
転エラー成分を計測する。次に、ウエハホルダ83上の
ウエハ89の真空吸着を解放し、先に計測された回転エ
ラー成分に応じてリニアアクチュエータ85を駆動し、
回転エラー成分が許容値内に入るようにローテーション
テーブル83を補正駆動する。その後、電磁弁92を作
動させて、ローテーションテーブル83を吸着固定す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の装
置においては、ウエハホルダ87及びローテーションテ
ーブル83は、ベース部材81に真空吸着固定されてお
り、その吸着力によって両者間の境界面に生じる摩擦力
がローテーションテーブル83の水平面内の保持力とな
る。露光装置等の精密機器が置かれている環境におい
て、他の機器の動作によって真空圧力が上下動する状況
は避けられないところであり、また、摩擦係数を境界面
全体で均一に保つことは困難である。その結果、ローテ
ーションテーブル83の水平面内保持力が不安定になっ
てしまう。また、ステージ装置は、その下に設けられた
XYステージにより水平面内で移動可能であり、その加
速度は近年益々大きくなり、1G(9.8m/s2)以
上の場合もある。これに伴い、ローテーションテーブル
83の水平面内保持力のマージンは益々小さくなりつつ
ある。
【0009】一方、リニアアクチュエータ85の駆動終
了後の、バキュームパッド98によるローテーションテ
ーブル83の固定動作において、真空圧の微変動、バキ
ュームパッド98上面の面粗さ度の部分的ばらつきによ
り、バキュームパッド98と電磁弁92の最適作動タイ
ミングが変動する。このような動作タイミングを制御す
ることは、現実的には非常に困難である。このため、ロ
ーテーションテーブル83の吸着動作の再現性及び精度
を悪化させることになる。一般に、この種のタイプのス
テージ装置においては、干渉計移動鏡82a、82bと
ウエハ89の相対的な位置関係を安定させることが非常
に重要になる。将来的には、1nm以下の安定性(精
度)が要求されるが、上記のような従来の方法でこの要
求を満たすことは極めて困難である。ローテーションテ
ーブル83の吸着部分を排除してしまえば、ウエハ89
と干渉計移動鏡82a、82bとの間の相対的な位置関
係は安定するものの、ウエハ89のプリアライメント自
体に問題が生じる。即ち、ローテーションテーブル83
はウエハ89の水平面内での回転誤差成分を補正するも
のであり、また、吸着機構は補正後のローテーションテ
ーブル83の位置をクランプするものであり、この吸着
機構を単純に排除するとウエハ89のプリアライメント
精度に影響を及ぼすことになる。
【0010】
【発明の目的】本発明は上記のような状況に鑑みて成さ
れたものであり、基板のアライメント精度を低下させる
ことなく、基板のステージ上での保持力を安定させるこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の方法においては、まず、所定座標系に対す
る基板の回転方向のずれ量を計測する。次に、計測され
た回転方向のずれ量に基づいて、基板の水平面内の位置
を機械的に位置決めする位置決め部材の配置を調整す
る。その後、位置決め部材を基板に接触させることによ
り基板を座標系に対して位置決めする。
【0012】本発明のアライメント装置は、基板駆動部
材の微動によって基板を駆動して、該基板の所定座標系
に対するアライメントを行う装置において、基板の水平
面内の位置を機械的に規制する位置規制手段と、座標系
に対する基板の回転方向のずれ量を計測する回転誤差計
測手段と、計測された回転方向のずれ量に基づいて、位
置規制手段の配置を調整する位置調整手段とを備えてい
る。そして、基板駆動手段の微動によって基板を駆動
し、該基板の位置を位置調整された位置規制手段によっ
て機械的に規制することによって、回転方向のずれ量を
補正する。
【0013】本発明の露光装置は、感光基板を保持する
基板保持部材と、基板保持部材を駆動する駆動ステージ
と、基板保持部材上の感光基板の所定座標系に対する回
転方向のずれ量を計測する回転誤差計測手段と、基板保
持部材上の感光基板の水平面内の位置を機械的に規制す
る位置規制手段と、計測された感光基板の回転方向のず
れ量に基づいて、位置規制部材の配置を調整する位置調
整手段と、それ自体が微動することによって感光基板を
位置規制手段に向かって駆動して、感光基板の回転方向
のずれ量を補正する基板駆動手段と、基板保持部材に設
けられた基準部材と、座標系に対する感光基板のアライ
メント後に、基準部材を基準に感光基板の位置を随時計
測する位置計測手段とを備えている。
【0014】
【作用及び効果】本発明は以上のように、基板を直接駆
動することで回転方向のずれ量を補正するため、従来の
ようなローテーションテーブルが不要となる。その結
果、吸着機構等の、ローテーションテーブルと基板ベー
ス部材との間の保持機構を省略することができ、基板保
持力が安定する。また、本発明の露光装置においては、
基板と干渉計移動鏡(位置計測基準部材)の間の可動部
分は、最小限必要な基板保持手段と基板との保持機構の
みとなり、基板と基板ベース部材との位置関係、すなわ
ち基板位置測定系の基準位置(干渉計移動鏡)と基板と
の相対的な位置関係が安定する。その結果、駆動ステー
ジ上の基板の位置測定性度が向上する。従って、本発明
は、干渉計移動鏡と基板との相対的な位置関係の精度を
1nm以下にすることも可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を以下
に示す実施例に基づいて説明する。なお、本実施例は、
ウエハ上に所定のパターンを露光する投影露光装置に本
発明を適用したものである。
【0016】
【実施例】図1は、本実施例の投影露光装置を示す。装
置全体は、下方の鉄定盤12上に全て組み上げられてお
り、この鉄定盤12は防振システム11を介して床面に
設置されている。鉄定盤12の中央には、ウエハ用のX
Yステージ13及びZステージ14が設置され、その上
に本発明の要部を構成するウエハ固定ステージ装置15
が設けられている。ウエハ固定ステージ装置15の端部
には、ウエハ干渉計用の移動鏡16が設置され、装置外
部に配置されたウエハ干渉計光学ユニット17により、
ウエハ固定ステージ装置15の水平面内の位置を計測す
るようになっている。鉄定盤12の外縁部には、上方の
構造部分を支持すべくコラム部材18が固定されてい
る。コラム部材18上面には、投影レンズ19、マスク
支持架台20、照明系支持架台21が設置されている。
【0017】マスク支持架台20上面には、マスク23
を吸着固定するマスクホルダ22が備えられている。マ
スクホルダ22は、駆動系24によって水平面内で微動
ストローク範囲で補正駆動可能となっている。照明系支
持架台21上面には、照明光学ユニット25が設置され
ている。また、コラム部材18の中央部下面側には、ウ
エハ用のアライメント光学系116が設置されている。
また、マスクホルダ22と照明系25の間には、マスク
用のアライメント光学系27が設置されている。
【0018】図2及び図3は、上述したウエハ固定ステ
ージ15の詳細を示す。図において、ベースプレート3
1は、XYステージ13及びZステージ14(図1参
照)によって、XY方向及びZチルト方向に、大ストロ
ーク(X,Y)、小ストローク(Zチルト)で移動可能
になっている。ベースプレート31の外周部分2辺に
は、干渉計計測用の移動鏡32a(X方向)、32b
(Y方向)が取り付けられており、図示しない干渉計光
学ユニットによってXYステージ13の位置を計測する
ようになっている。ウエハホルダ33はベースプレート
31上面に固定され、ウエハホルダ33の上面にウエハ
34が吸着固定される。
【0019】ベースプレート41の上には、プリアライ
メントユニット37、38が設置されている。これらの
ユニット37、38には、ウエハ34と相対する位置
に、プリアライメントローラ37a、37b、38aが
取り付けられている。ベースプレート31の右側側面に
は、アーム部材36を介してプリアライメントローラ3
7a、37bを駆動するアクチュエータ35が取り付け
られている。アーム部材36の一端は、回転軸受け42
によって回動自在に支持され、他端はガタ取り用の引っ
張りバネ39によってアクチュエータ35の一部に接続
されている。アクチュエータ35の動作は、外部コント
ローラ41によって制御される。外部コントローラ41
は、アクチュエータ35の他に、ウエハホルダ33への
ウエハ34の吸着及びその解除、ハンマリングローラ4
0の駆動等の統括的な制御を行う。
【0020】プリアライメントユニット37、38は、
図示しないウエハハンドリング装置から供給されたウエ
ハ34を機械的に位置決めする機能を持っている。本実
施例のウエハ34には、結晶方向を示すOF(オリエン
テーション・フラット)34aが形成されており、プリ
アライメントユニット37のプリアライメントローラ3
7a、37bで規定される回転基準線に倣うことによ
り、回転方向の位置決めを行う。また、ウエハ34の水
平面内の位置決めは、プリアライメントユニット38の
プリアライメントローラ38aによって行われる。ウエ
ハホルダ33上には、また、ハンマリングローラ40が
設けられ、ウエハ34をプリアライメントローラ37
a、37b、38aに対して押し付けるようになってい
る。
【0021】次に、上記のように構成された実施例のプ
リアライメント動作について説明する。 [ステップ1] 先ず、ウエハハンドリング装置(図示
せず)によって搬送されたウエハ34が、ウエハホルダ
33上面に載置される。この時、プリアライメントロー
ラ37a、37b、38aは、予め定められた位置(ノ
ーマルポジション)に待機している。
【0022】[ステップ2] プリアライメント装置3
7、38が作動し、ハンマリングローラ40によってウ
エハ34を、ノーマルポジションにあるプリアライメン
トローラ37a、37b、38aに押し付け、機械的な
位置決めを行う。
【0023】[ステップ3] ウエハホルダ33上でウ
エハ34の吸着固定を行い、ウエハステージ上方に設け
られたアライメント光学系26により、装置本体座標系
に対するウエハ34の水平面内での回転エラー成分を計
測する。なお、ウエハ34の回転エラー成分を計測する
には、ウエハ34上のマークを所定のビームで相対的に
スキャンし、その時の回折光又は散乱光を光電検出する
方式を採用することができる。
【0024】[ステップ4] 外部コントローラ41
は、ウエハホルダ33上のウエハ34の真空吸着を解放
し、先に計測された回転エラー成分に応じてアクチュエ
ータ35を駆動する。アクチュエータ35の駆動によ
り、アーム部材36は回転軸受け42を中心に回動し、
プリアライメントローラ37a、37bが移動し、回転
基準線52cの傾きが変わる。この際、プリアライメン
トユニット37は待避していても良い。
【0025】[ステップ5] 再び、プリアライメント
ユニットが作動し、新たに配置されたプリアライメント
ローラ37a、37b、38aを基準にして、ウエハ3
4を上述と同様に機械的に位置決めする。
【0026】[ステップ6] ウエハホルダ33上でウ
エハ34の吸着固定を行った後、アライメント光学系で
再びウエハ34の回転エラー成分を計測(確認)する。
なお、ウエハ34の回転エラー成分の許容値は、主とし
てマスク23(図1参照)とウエハ34との位置決めを
行う光学センサによって決まり、一般には、1mrad以下
である。
【0027】次に、図5に示す本発明の第2実施例につ
いて説明する。本実施例は、上述した実施例におけるウ
エハ34の回転基準線52cの調整機構を変更したもの
である。なお、上記実施例と同一又は対応する構成要素
に関しては、同一の符号を付し、詳細な説明は省略す
る。図において、ウエハ34の回転基準線52cを規制
するユニットを2つのユニット48、50に分割し、そ
れぞれにプリアライメントローラ48a、50aを設け
ている。ユニット48はベースプレート31(図2、図
3参照)に固定され、ユニット50は直動ガイド61上
に紙面の上下方向に移動可能に取り付けられた駆動アー
ム60の一端に固定されている。駆動アーム60の他端
は、アクチュエータ39の端部に接するように配置され
ている。本実施例においては、アクチュエータ39によ
って駆動アーム60を紙面の上下方向に駆動することに
よって、ウエハ34の回転基準線52cの傾きを調整す
る。
【0028】次に、図6に示す本発明の第3実施例につ
いて説明する。本実施例は、基本的には上述した第1実
施例と同じ構成であるが、ウエハ34の向きを90°回
転し、それに応じてプリアライメントユニット37、3
8の位置を変えたものである。なお、上記実施例と同一
又は対応する構成要素に関しては、同一の符号を付す。
また、本実施例の動作に関しては、上記第1実施例と同
様であるため、ここでは重複した説明を省略する。本実
施例においても、プリアライメントユニット37を、図
5に示した第2実施例のように2つに分割しても良い。
【0029】次に、図7に示す本発明の第3実施例につ
いて説明する。本実施例は、上述した第1及び第2実施
例におけるウエハ34と異なり、ウエハの結晶方向を示
すOF(オリエンテーション・フラット)ではなく、三
角形状のノッチ71aを有するウエハ71に適用される
ものである。図において、ウエハ71はウエハホルダ7
2上での吸着を解放された状態で載置されている。ウエ
ハホルダ72の奥側の左右には、プリアライメントロー
ラ74、75が固定されている。また、手前側にはプリ
アライメントユニット73が設置されている。本実施例
においては、プリアライメントユニット73のウエハ7
1に相対する位置に取り付けられたプリアライメントロ
ーラ73aをウエハ71のノッチ71aに押し付けるこ
とによって、ウエハ71の水平面内での位置決めが一意
的に行える。
【0030】プリアライメントユニット73は、紙面の
左右方向に自由度を持つ直動ガイド76上に取り付けら
れている。リニアアクチュエータ77は、プリアライメ
ントユニット73を左右方向に駆動し、ウエハ71の回
転エラー成分を補正する。この時、図8に示すように、
ウエハ71の半径をrとすると、プリアライメントロー
ラ73aの移動量△Lに応じて、ウエハ71の角度△θ
は以下の式のように変化することになる。
【0031】
【数1】
【0032】 以上説明したように、本発明の各実施例
によれば、ウエハ34と干渉計移動鏡32a、32bと
の間の可動部分は、最小限必要なウエハ34とウエハホ
ルダ33との吸着のみとなる。従って、ウエハ34を一
旦位置決めした後は、ウエハ34と干渉計移動鏡32
a、32bとの相対的なずれは、殆どなくなる。
【0033】また、上記各実施例においては、駆動ステ
ージ(13、14)上に配置されるウエハ固定ステージ
(15)の高剛性化が図れるという利点がある。すなわ
ち、従来のようにベース部材上にローテーションテーブ
ルを設けた場合には、ベース部材とローテーションテー
ブルの2部品が必要があったが、本発明の各実施例にお
いてはベースプレート31で両者を一体化することがで
き、剛性が増す。また、このような構成によって、ステ
ージ装置の設計自由度が増し、軽量化を図ることもでき
る。
【0034】また、ステージ装置の駆動系の小型化が図
れる。すなわち、従来のようにウエハの回転方向の誤差
を補正するのに、ローテーションテーブルを使用した場
合には、通常3kg以上あるローテーションテーブルを
アクチュエータによって駆動しなければならない。一
方、本実施例における駆動対象であるプリアライメント
ユニットは、200gf程度であり、小型のアクチュエ
ータを使用できる。また、ローテーションテーブルは滑
り運動によって駆動する必要があるが、本実施例のよう
な軽量なプリアライメントユニットは、転がり案内で十
分に駆動可能である。その結果、ウエハの回転方向の誤
差を補正する時に、従来の1/500程度の駆動力で足
りることになる。
【0035】更に、ステージ装置の構成の簡素化が図れ
る。すなわち、従来のようにウエハの回転方向の誤差を
補正するのに、ローテーションテーブルを使用した場合
には、ローテーションテーブルをベース部材等に吸着す
るための系統が必要であるが、本発明の各実施例におい
てはこのような構成を削除できる。本実施例において
は、ウエハ34をウエハホルダ33に吸着するための系
統のみで、他の吸着系統(固定系統)を必要としない。
【0036】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に示された本発明の技術的思想とし
ての要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、ウエハ34のウエハホルダ33への固定方法
は、真空吸着のみならず、静電吸着等の他の方法を採用
することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の各実施例が適用される投影露
光装置を示す概念図(正面図)である。
【図2】図2は、本発明の第1実施例を示す平面図であ
る。
【図3】図3は、第1実施例を示す正面図である。
【図4】図4は、第1実施例の動作を示す説明図(平面
図)である。
【図5】図5は、本発明の第2実施例を示す平面図であ
る。
【図6】図6は、本発明の第3実施例を示す平面図であ
る。
【図7】図7は、本発明の第4実施例を示す平面図であ
る。
【図8】図8は、第4実施例の動作を示す説明図であ
る。
【図9】図9は、従来技術を示す平面図である。
【図10】図10は、図9の従来技術の正面図である。
【符号の説明】
13・・・ZYステージ 14・・・Zステージ 15・・・ウエハ固定ステージ 16,32a,32b・・・干渉計移動鏡 17・・・干渉計光学ユニット 26・・・ウエハアライメント系 31・・・ベースプレート 33・・・ウエハホルダ 34,71・・・ウエハ 34a・・・OF(オリエンテーション・フラット) 37,38,48,50,73・・・プリアライメント
ユニット 37a,37b,38a,48a,50a・・・プリア
ライメントローラ 35,77・・・アクチュエータ 36・・・アーム部材 60・・・駆動アーム 61,76・・・直動ガイド 71a・・・ノッチ 73a・・・プリアライメントローラ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の座標系に対して基板をアライメン
    トする方法において、 前記座標系を含む平面内における前記座標系に対する前
    記基板の回転方向のずれ量を計測し、 前記計測された回転方向のずれ量に基づいて、前記基板
    の水平面内の位置を機械的に位置決めする位置決め部材
    の配置を調整した後、 前記位置決め部材を前記基板に接触させることにより前
    記基板を前記座標系に対して位置決めすることを特徴と
    するアライメント方法。
  2. 【請求項2】 基板駆動部材の微動によって基板を駆動
    して、該基板の所定座標系に対するアライメントを行う
    装置において、 前記基板の水平面内の位置を機械的に規制する位置規制
    手段と;前記座標系に対する前記基板の回転方向のずれ
    量を計測する回転誤差計測手段と;前記計測された回転
    方向のずれ量に基づいて、前記位置規制手段の配置を調
    整する位置調整手段とを備え、 前記基板駆動手段の微動によって前記基板を駆動し、該
    基板の位置を前記位置調整された前記位置規制手段によ
    って機械的に規制することによって、前記回転方向のず
    れ量を補正することを特徴とするアライメント装置。
  3. 【請求項3】 前記基板の外周には、該基板の方向を示
    す直線部分が形成され、 前記位置規制手段は、前記基板の直線部分に複数点で接
    して、前記基板の1方向の位置を規制する第1位置規制
    部材と、前記基板の前記直線部分以外の外周に接する第
    2位置規制部材とを備え、 前記位置調整手段は、前記第1位置規制部材の前記基板
    と接触すべき複数点を結ぶ基準線が、前記回転ずれ量に
    応じた角度だけ傾斜するように当該第1位置規制部材を
    駆動する部材駆動手段を備えたことを特徴とする請求項
    2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記第1位置規制部材は、前記基板の外
    周の前記直線部分にそれぞれ接する2つの接触部材を有
    し、 前記位置調整手段は、ある点を支点に、前記2つの接触
    部材を一体で駆動することを特徴とする請求項3に記載
    の装置。
  5. 【請求項5】 前記第1位置規制部材は、前記基板の外
    周の前記直線部分にそれぞれ接する2つの接触部材を有
    し、 前記位置調整手段は、前記2つの接触部材の一方のみを
    駆動することを特徴とする請求項3に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記基板の外周には、該基板の方向を示
    す切欠きが形成され、 前記位置規制手段は、前記切欠きに内接する位置規制部
    材を備え、 前記調整手段は、前記回転ずれ量に応じた距離だけ前記
    位置規制部材を駆動する部材駆動手段を備えたことを特
    徴とする請求項2に記載の装置。
  7. 【請求項7】 マスク上に形成されたパターンの像を感
    光基板上に露光する露光装置において、 前記感光基板を保持する基板保持部材と;前記基板保持
    部材を駆動する駆動ステージと;前記基板保持部材上の
    前記感光基板の所定座標系に対する回転方向のずれ量を
    計測する回転誤差計測手段と;前記基板保持部材上の前
    記感光基板の水平面内の位置を機械的に規制する位置規
    制手段と;前記計測された前記感光基板の回転方向のず
    れ量に基づいて、前記位置規制部材の配置を調整する位
    置調整手段と;それ自体が微動することによって前記感
    光基板を前記位置規制手段に向かって駆動して、前記感
    光基板の回転方向のずれ量を補正する基板駆動手段と;
    前記基板保持部材に設けられた基準部材と;前記座標系
    に対する前記感光基板のアライメント後に、前記基準部
    材を基準に前記感光基板の位置を随時計測する位置計測
    手段とを備えたことを特徴とする露光装置。
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