JP3094826B2 - 液晶パネルの貼り合わせ方法および装置 - Google Patents

液晶パネルの貼り合わせ方法および装置

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JP3094826B2
JP3094826B2 JP2562695A JP2562695A JP3094826B2 JP 3094826 B2 JP3094826 B2 JP 3094826B2 JP 2562695 A JP2562695 A JP 2562695A JP 2562695 A JP2562695 A JP 2562695A JP 3094826 B2 JP3094826 B2 JP 3094826B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶パネルの組み立て
工程において、透明基板と透明基板または透明基板と半
導体基板を光硬化型の接着剤で貼り合わせる液晶パネル
の貼り合わせ方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶画面には透過型と反射型がある。透
過型液晶画面は、液晶パネルとそれを制御するドライバ
および液晶パネルを裏面から照明するバックライトから
構成されている。液晶パネルは液晶を封入し、それに掛
ける電圧を制御することによりバックライトからの光を
透過させたり遮光したりして、画面を表示させる。この
場合、液晶パネルは2枚のガラス基板から構成されてい
る。
【0003】一方、反射型液晶画面は、バックライトを
使用せずに室内光を利用するもので、片方の基板が光を
反射する鏡面を有する半導体基板等で構成されている。
液晶パネルに入射した室内光はガラス基板、液晶層を通
過した後、前記反射鏡面で反射され、再び液晶層、ガラ
ス基板を通過して画面を表示させる。反射型液晶画面
は、バックライトを使用しないために、消費電力が少な
いという利点を持つ。
【0004】最近ではコストダウンのためにガラス基板
の代わりに樹脂基板を用いることも行われている。通
常、液晶パネルを構成する2枚の基板の一方(ガラス基
板、樹脂基板もしくは半導体基板)には液晶を駆動する
ための駆動素子、例えば、薄膜トランジスタ(TFT)
や透明導電膜で形成された液晶駆動用電極が形成されて
いる。
【0005】他方のガラス基板(または樹脂基板)には
ブラックマトリックスと呼ばれる遮光膜、およびカラー
液晶パネルの場合はカラーフィルタ等が形成されてい
る。ブラックマトリックスは例えば、クロム蒸着膜や黒
色の樹脂等で形成されており、画像の表示に関係のない
液晶以外の部分、すなわち液晶駆動素子や配線の部分等
からバックライトまたは反射鏡面からの光が漏れて画像
を乱さないように目隠しの役割をする。
【0006】図13は上記した液晶パネル(カラー液晶
パネル)の一例を示す図であり、同図において、101
はカラーフィルタ基板、102はTFT基板、103は
TFT素子(薄膜トランジスタ)、104はブラックマ
トリックス、105は散布スペーサ、106は配向膜、
107はシール剤、108は表示ITO電極である。な
お、同図は理解を容易にするため、横方向を縦方向に比
べて縮尺して示している。
【0007】液晶パネルの製造工程では、上記2枚のガ
ラス基板を別々に製作した後、接着剤(図13における
シール剤107)で貼り合わせる。この時、2枚のガラ
ス基板の間に、スペーサと呼ばれる球状の微粒子(図1
3におけるスペーサ105)を噴霧して2枚のガラス基
板の間に液晶を注入する隙間(ギャップ)を形成する。
液晶が漏れないようにするためのシールは前記の接着剤
が兼用する。すなわち、接着剤は画面表示部分を囲むよ
うに細い線状に塗布される。その線の幅は1〜1.5m
m程度である。
【0008】図14はガラス基板上に接着剤(シール
剤)を塗布した状態を示す図であり、同図に示すよう
に、通常、ガラス基板上には複数(同図では4面)の製
品が搭載されている。そして、各製品を囲むように接着
剤が塗布され、その一部に接着後、液晶を注入するため
の注入口が設けられる。ガラス基板の4隅には、必要に
応じて仮止め用に接着剤が塗布され、2枚のガラス基板
を仮止め用に接着剤により仮止めした後に、2枚のガラ
ス基板が貼り合わされる。
【0009】2枚の基板を貼り合わせるとき、前記のブ
ラックマトリックスが正しく前記遮光したい部分と重な
るように、2枚の基板の位置合わせを行う。さらに、隙
間(ギャップ)が基板全面に渡って均一になるように、
2枚の基板が相対的に接近する方向に圧力を掛けながら
接着剤を硬化させる。上記した2枚の基板を貼り合わせ
る方法として、従来から下記(1) のように2枚の基板を
仮止めしたのち接着剤を本硬化させる方法、あるいは、
下記(2) のように仮止めなしに接着剤を本硬化させる方
法が提案されている。 (1) 仮止めを行った後に接着剤を本硬化させる方法 基板に、図14に示したように、熱硬化型接着剤を塗布
するとともにその4隅に仮止め用接着剤を塗布する。つ
いで、2枚の基板の位置合わせを行ったのち、加熱ある
いは紫外線等の光を照射して、仮止め用接着剤により2
枚の基板を仮止めする。
【0010】上記した仮止め装置としては、例えば、図
15に示す装置を用いることができる。基板(ワークと
いう)の仮止めをするには、同図に示すように、2枚の
ワーク1、1’をワークステージ202とワークステー
ジ203に真空吸着等により固定して、2枚のワーク
1,1’を約0.5mm程度の間隔に接近させる。そし
て、アライメント用光源206より導光ファイバ204
を介してアライメント光を照射して、光学的顕微鏡とC
CD等の受像素子から構成されるアライメント・ユニッ
ト4によりワーク1,1’の対向する面に印されたアラ
イメント・マークAMを受像し、アライメント・マーク
AMをモニタ205上に表示させる(同図には図示して
いないが、アライメント・ユニット4は少なくとも2箇
所に設けられている)。
【0011】ついで、X,Y,Z,θ移動機構201に
より一方のワーク1’をX,Y,θ(Xは同図の左右方
向、Yは紙面に対して垂直方向、θはX,Y平面に垂直
な軸を中心とした回転)方向に移動させ、2枚のワーク
のアライメント・マークAMを一致させる。次に、ワー
ク1’をZ軸(同図の上下方向)方向に移動させ、2枚
のワークが相対的に接近する方向に圧力を掛けながら、
ワークステージ202とワークステージ203に組み込
まれたヒータ等によりワーク1、1’を加熱して仮止め
用接着剤を硬化させる。
【0012】ついで、仮止めされた2枚の基板(ワー
ク)を複数枚重ね合わせて、加熱炉等に入れ、基板の隙
間(ギャップ)が基板全面に渡って均一になるように、
2枚の基板が相対的に接近する方向にさらに大きな圧力
を掛けながら加熱して接着剤を本硬化させる。 (2) 仮止めなしに接着剤を本硬化させる方法。
【0013】ワークに、図14に示したように、熱硬化
型接着剤を塗布する。ついで、図15と同様な装置を用
い、2枚のワーク1、1’をワークステージ202とワ
ークステージ203に真空吸着等により固定して、ワー
ク1’をZ軸(同図の上下方向)方向に移動させ、2枚
のワーク1、1’をスペーサを挟んで接触させる。そし
て、(1) と同様、アライメント用光源206よりアライ
メント光を照射して、アライメント・ユニット4により
ワーク1、1’に印されたアライメント・マークAMを
受像し、アライメント・マークAMをモニタ205上に
表示させる。
【0014】ついで、X,Y,Z,θ移動機構201に
より一方のワーク1’をX,Y,θ方向に移動させ、2
枚のワーク1、1’のアライメント・マークAMを一致
させる。次に、その状態で、2枚のワーク1、1’を相
対的に接近する方向に加圧して、ワークステージ202
とワークステージ203に組み込まれたヒータによりワ
ーク1、1’を加熱して熱硬化型の接着剤を本硬化させ
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記した(1) の方法
は、次のような問題点を持っている。 (a) 仮止めをする工程と、接着剤を本硬化させる工程の
2工程を必要とし、工程が複雑となる。特に、仮止め時
に基板に加える圧力の大きさより、本硬化時に基板に加
える圧力の方が大きいので、通常、仮止め用の装置によ
りそのまま本硬化することはできず、本硬化させる際、
仮止めした基板を本硬化用の加熱炉等に移し、更に大き
な圧力を掛けながら基板を加熱する必要があり、工程が
複雑になるとともに、人手を要する。 (b) 仮止め時、2枚の基板の位置合わせをするため、基
板間の距離を所定量(例えば0.5mm程度)離してお
く必要があるが、2枚の基板上のアライメント・マーク
を同時に観察するためにアライメント・ユニットの顕微
鏡の焦点深度を深くすると、アライメント・ユニットの
顕微鏡の倍率または解像力を上げることができず、高精
度のアライメントができない。
【0016】最近の液晶パネルにおいては、2μm程度
のアライメント精度が要求されるようになってきている
が、この方法では3〜5μm程度の精度しか得られな
い。(1) の方法は、上記のような問題点を持っており、
このため、仮止めなしに本硬化させる前記(2) の方法が
提案されている。しかしながら、前記(2) の方法におい
ては、次のような問題点がある。
【0017】すなわち、位置合わせを行うために、接触
した状態で2枚の基板のXY方向の位置を微調する必要
があり、基板間に配置されたスペーサが基板表面でこす
れて、基板にキズが付いたり、基板上の素子を破壊させ
る危険がある。なお、基板にキズがつかないように、
(2) の方法において、前記(1) のように0.5mm程度
基板を離して位置合わせを行うことも可能であるが、こ
の場合には(1) と同様、アライメント精度が低下する。
【0018】さらに、上記(1) ,(2) の方法において
は、熱硬化型の接着剤を使用して、基板を貼り合わせて
いるが、この方法では接着剤を硬化させるために高い温
度処理を行うため、基板の熱膨張により接着・硬化中に
2枚の基板がずれてしまい、製品不良の原因となること
がある。このため、最近では、光硬化性の接着剤を使用
して、熱を掛けずに光で硬化させる接着技術が開発さ
れ、使用されるようになってきた。
【0019】上記(1) ,(2) において、光硬化型の接着
剤を用いる場合には、加熱する代わりに接着剤が塗布さ
れた位置に紫外線等の光を照射して硬化させる。接着剤
を光で硬化させる場合、照射する光の強度が強い程短時
間で硬化を完了させることができ、このため、強い紫外
線強度が得られる高圧水銀灯やメタルハライドランプ等
を光源として、接着剤に紫外線を照射する。
【0020】ところが、上記した(1) ,(2) の方法にお
いて、紫外線等の光を照射して光硬化型の接着剤を硬化
させるためには、一方のワークステージに、真空吸着手
段等の基板を固定する機構と、基板に光を照射するため
の光透過部分とを設ける必要があり、ワークステージの
構造が複雑化するといった問題点があった。本発明は上
記した従来技術の問題点を考慮してなされたものであっ
て、本発明の第1の目的は、仮止め工程を省略すること
ができ、また、基板にキズがついたり、基板上の素子を
破壊させることなく液晶パネルを貼り合わせることがで
きる液晶パネルの貼り合わせ方法および装置を提供する
ことである。
【0021】本発明の第2の目的は、基板の位置合わせ
を高精度に行うことができる液晶パネルの貼り合わせ方
法および装置を提供することである。本発明の第3の目
的は、光硬化型の接着剤を用いて、基板を加熱すること
なく接着剤を硬化させることができる構造が簡単な液晶
パネルの貼り合わせ装置を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1の発明は、透明基板と透明基板ま
たは透明基板と半導体基板とを光硬化型の接着剤で貼り
合わせる液晶パネルの貼り合わせ方法において、ワーク
ステージおよび光透過窓部に2枚の基板のそれぞれを保
持させ、上記2枚の基板により接着剤を挟持した後、
枚の基板間に散布されたスペーサの直径よりも大きく、
かつ、上記接着剤が剥離または分断されない範囲の間隙
を持って2枚の基板を平行に位置させ、該状態で2枚の
基板の相対的位置の位置合わせを行い、次に、2枚の基
板をスペーサを挟んで接触させ、2枚の基板が相対的に
接近する方向に加圧し、接着剤に光を照射して接着剤を
硬化させるようにしたものである。
【0023】本発明の請求項2の発明は、透明基板と透
明基板または透明基板と半導体基板とを光硬化型の接着
剤で貼り合わせる液晶パネルの貼り合わせ方法におい
て、上記2枚の基板同士が接触しない状態で、ワークス
テージおよび光透過窓部にそれぞれの基板を保持させ、
一方の基板に塗布された接着剤が他方の基板に接触しな
い範囲に上記2枚の基板を略平行に接近させ、該状態で
上記2枚の基板の相対的位置の粗位置合わせを行い、次
に2枚の基板をスペーサを挟んで接触させて平行状態に
すると共に、上記接着剤が2枚の基板間に挟持された状
態とし、次に上記平行状態を保持しつつ、上記スペーサ
の直径よりも大きく、かつ、接着剤が剥離または分断さ
れない範囲の間隙を持って2枚の基板を位置させ、該状
態で2枚の基板の相対的位置の微位置合わせを行い、そ
の後、再度2枚の基板をスペーサを挟んで接触させ、2
枚の基板が相対的に接近する方向に加圧し、上記接着剤
に光を照射して接着剤を硬化させるようにしたものであ
る。
【0024】本発明の請求項3の発明は、請求項2の発
明において、2枚の基板がスペーサを挟んで実質的にそ
れ以上移動ができなくなった時点から上記2枚の基板が
接触する方向の力を吸収して変位し始める調整機構を、
上記ワークステージまたは光透過窓部に少なくとも3つ
設け、上記2枚の基板をスペーサを挟んで接触する方向
に、上記ワークステージおよび/または光透過窓部を移
動させ、2枚の基板がスペーサを挟んで接触しても、な
お、当該移動を続け、全ての上記調整機構がそれぞれ所
定量の変位をしたときに、上記ワークステージおよび/
または光透過窓部の移動を停止させ、各々の調整機構に
おいて、その時の変位状態を保持させることにより、2
枚の基板をスペーサを挟んで接触させて平行状態とし、
その後、所定の距離だけワークステージおよび/または
光透過窓部を上記移動方向とは反対方向に移動させるこ
とにより、上記スペーサの直径よりも大きく、かつ、
接着剤が剥離または分断されない範囲の間隙を持って
2枚の基板を平行に位置させるようにしたものである。
【0025】本発明の請求項4の発明は、請求項2また
は請求項3の発明において、上記粗位置合わせおよび微
位置合わせが、上記2枚の基板上の対向した基板面にそ
れぞれ設けたアライメント・マークを顕微鏡で検出する
ことにより行うようにしたものである。本発明の請求項
5の発明は、請求項4の発明において、上記微位置合わ
せにおける顕微鏡の倍率を、上記粗位置合わせにおける
顕微鏡の倍率より高くしたものである。
【0026】本発明の請求項6の発明は、光を放射する
光照射部と、透明基板または半導体基板を保持するワー
クステージと、透明基板を保持し、上記光照射部からの
光を該透明基板または上記透明基板または半導体基板に
塗布された接着剤に照射するための光透過窓を有する光
透過窓部と、上記ワークステージまたは光透過窓部を回
転および水平垂直方向に移動させる移動機構と、上記透
明基板と透明基板または透明基板と半導体基板が相対的
に接近する方向に圧力をかける加圧手段と、上記透明基
板と透明基板または透明基板と半導体基板の相対位置を
所定の位置関係に合わせるための位置合わせ機構と、上
記各機構を制御する制御部とを備えた液晶パネルの貼り
合わせ装置において、上記制御部が、上記移動機構によ
りワークステージまたは光透過窓部を垂直方向に移動さ
せ、上記2枚の基板により接着剤を挟持した後、2枚の
基板を基板間に散布されたスペーサの直径よりも大き
く、かつ、上記接着剤が剥離または分断されない範囲の
間隙を持って平行に位置させ、該状態で上記位置合わせ
機構により2枚の基板の相対的位置の位置合わせを行う
ように構成したものである。
【0027】本発明の請求項7の発明は、請求項6の発
明において、光透過窓部の周辺部に支持板とストッパを
設け、光透過窓部に上記基板を載置して該支持板とスト
ッパにより基板を挟持することにより基板を光透過窓部
に保持させ、光透過窓部の下方に設けた光照射部からの
光を上記光透過窓部を介して基板に照射して、上記接着
剤を硬化させるように構成したものである。
【0028】本発明の請求項8の発明は、請求項6また
は請求項7の発明において、光照射部からの光を出射端
に導く導光ファイバと、上記出射端を上記基板に塗布さ
れた接着剤に対し相対的に移動させる移動機構を設け、
前記接着剤に対し光を相対的に移動させながら照射し
て、接着剤を硬化させるように構成したものである。本
発明の請求項9の発明は、請求項6,7または請求項8
の発明において、ワークステージと光透過窓部とを相対
的に接近させる方向に力を加えることにより、上記基板
に圧力をかける加圧手段を設けたものである。
【0029】本発明の請求項10の発明は、請求項6,
7または請求項8の発明において、上記基板にエアを吹
きつけることにより上記基板に圧力をかける加圧手段を
設けたものである。本発明の請求項11の発明は、請求
項6,7,8,9または請求項10の発明において、透
明基板と透明基板または透明基板と半導体基板を平行に
かつ一定の間隔で設定する間隙設定機構を設け、上記間
隙設定機構をワークステージまたは光透過窓部に設けら
れた少なくとも3つの調整機構から構成し、上記調整機
構に、当該調整機構が所望量だけ変位したことを検出す
る検出手段と、その時に変位状態を保持する保持手段と
を具備させ、上記移動機構を駆動して、上記ワークステ
ージまたは光透過窓部を上記2枚の基板がスペーサを挟
んで接触する方向に移動させた場合において、2枚の基
板がスペーサを挟んで接触した後もなお継続して上記移
動機構を当該方向に駆動した場合に、2枚の基板がスペ
ーサを挟んで接触し実質的にそれ以上移動できなくなっ
た時点から、上記調整機構が上記移動機構からの駆動力
を吸収して変位し始めるようにしたものである。
【0030】本発明の請求項12の発明は、請求項6,
7,8,9,10または請求項11の発明において、上
記位置合わせ機構を光学的顕微鏡とし、光学的顕微鏡に
倍率切り換え機構を設けたものである。
【0031】
【作用】本発明の請求項1の発明においては、ワークス
テージおよび光透過窓部に2枚の基板のそれぞれを保持
させ、2枚の基板間に散布されたスペーサの直径よりも
大きく、かつ、接着剤が剥離または分断されない範囲の
間隙を持って2枚の基板を平行に位置させ、該状態で2
枚の基板の相対的位置の位置合わせを行い、次に、2枚
の基板をスペーサを挟んで接触させ、2枚の基板が相対
的に接近する方向に加圧し、接着剤に光を照射して接着
剤を硬化させるようにしたので、基板にキズがついた
り、基板上の素子を破壊させることなく、液晶パネルを
貼り合わせることができる。また、仮止め工程を省略し
て、一工程で高精度に液晶パネルを貼り合わせることが
できる。
【0032】本発明の請求項2の発明においては、一方
の基板に塗布された接着剤が他方の基板に接触しない範
囲に上記2枚の基板を略平行に接近させ、該状態で上記
2枚の基板の相対的位置の粗位置合わせを行い、次に2
枚の基板をスペーサを挟んで接触させて平行状態とし、
平行状態を保持しつつ、上記スペーサの直径よりも大き
く、かつ、接着剤が剥離または分断されない範囲の間隙
を持って2枚の基板を位置させ、該状態で2枚の基板の
相対的位置の微位置合わせを行うようにしたので、請求
項1の発明と同様、仮止めすることなく、また、基板に
キズがついたり、基板上の素子を破壊させることなく、
液晶パネルを貼り合わせることができる。
【0033】また、予め粗位置合わせを行ったのち微位
置合わせを行っているので、微位置合わせ時に2枚の基
板を接触させたとき、基板の位置が大きくずれることが
ない。さらに、簡単な操作で2枚の基板を平行に、か
つ、所望の間隙に設定することができる。本発明の請求
項3の発明においては、請求項2の発明において、2枚
の基板がスペーサを挟んで実質的にそれ以上移動ができ
なくなった時点から上記2枚の基板が接触する方向の力
を吸収して変位し始める調整機構を、上記ワークステー
ジまたは光透過窓部に少なくとも3つ設けたので、簡単
な機構を付加するだけで、2枚の基板を平行に、かつ、
所望の間隙に設定することが可能となる。
【0034】本発明の請求項4の発明においては、請求
項2または請求項3の発明において、上記2枚の基板上
の対向した基板面にそれぞれ設けたアライメント・マー
クを顕微鏡で検出することにより上記粗位置合わせおよ
び微位置合わせを行うようにしたので、高精度な位置合
わせを行うことができる。本発明の請求項5の発明にお
いては、請求項4の発明において、上記微位置合わせに
おける顕微鏡の倍率を、上記粗位置合わせにおける顕微
鏡の倍率より高くしたので、微位置合わせを高精度に行
うことができる。
【0035】本発明の請求項6の発明においては、移動
機構によりワークステージまたは光透過窓部を垂直方向
に移動させ、2枚の基板を基板間に散布されたスペーサ
の直径よりも大きく、かつ、接着剤が剥離または分断さ
れない範囲の間隙を持って平行に位置させ、該状態で上
記位置合わせ機構により2枚の基板の相対的位置の位置
合わせを行うようにしたので、請求項1の発明と同様、
基板にキズがついたり、基板上の素子を破壊させること
なく、液晶パネルを貼り合わせることができる。また、
仮止め工程を省略して、一工程で高精度に液晶パネルを
貼り合わせることができる。
【0036】本発明の請求項7の発明においては、請求
項6の発明において、光透過窓部の周辺部に支持板とス
トッパを設けて基板を挟持し、光透過窓部の下方に設け
た光照射部からの光を上記光透過窓部を介して基板に照
射するようにしたので、光透過窓部に真空吸着手段等の
機構を設けることなく基板を保持することができ、光透
過部の構成を簡単にすることができる。
【0037】本発明の請求項8の発明においては、請求
項6または請求項7の発明において、光照射部からの光
を出射端に導く導光ファイバと、上記出射端を上記基板
に塗布された接着剤に対し相対的に移動させる移動機構
を設けたので、光の利用率を大幅に向上させることがで
き、小さな出力のランプで効果的に接着剤を硬化させる
ことができる。また、光のスポットが接着剤から外れる
ことがないので、不所望な部分に光が照射され、劣化等
を起こす危険もない。
【0038】本発明の請求項9の発明においては、請求
項6,7または請求項8の発明において、ワークステー
ジと光透過窓部とを相対的に接近させる方向に力を加
え、上記基板を加圧するようにしたので、外部に簡単な
機構を付加するだけで基板を加圧することができる。本
発明の請求項10の発明においては、請求項6,7また
は請求項8の発明において、上記基板にエアを吹きつけ
ることにより基板を加圧するようにしたので、基板を均
一に加圧することができ、また、基板を加圧するために
ワークステージを移動させる必要もない。
【0039】本発明の請求項11の発明においては、請
求項6,7,8,9または請求項10の発明において、
透明基板と透明基板または透明基板と半導体基板を平行
にかつ一定の間隔で設定する間隙設定機構を設け、上記
間隙設定機構をワークステージまたは光透過窓部に設け
られた少なくとも3つの調整機構から構成し、上記調整
機構に、当該調整機構が所望量だけ変位したことを検出
する検出手段と、その時に変位状態を保持する保持手段
とを具備させたので、請求項3の発明と同様、2枚の基
板を平行に、かつ、所望の間隙に設定することが可能と
なる。
【0040】本発明の請求項12の発明においては、請
求項6,7,8,9,10または請求項11の発明にお
いて、上記位置合わせ機構を光学的顕微鏡とし、光学的
顕微鏡に倍率切り換え機構を設けたので、粗位置合わせ
と微位置合わせ時、それぞれの精度に応じた適切な倍率
に設定することができる。
【0041】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例の構成を示す図
である。同図において、1、1’はワークであり、ワー
ク1、1’の対向する面にはアライメント・マークAM
が印されている。2はワークステージ、3は光透過窓部
であり、ワークステージ2にはエア吸入管2aが設けら
れエア吸入管2aは図示しない真空源に接続されてお
り、ワーク1はエア吸入管2aを介して供給される真空
によりワークステージに吸着固定される。
【0042】また、ワークステージ2はθステージ20
aに取り付けられ、θステージ20aはベアリング等を
介してXステージ20bに対して回転可能に取り付けら
れ、Xステージ20bはリニアガイドを介してYステー
ジ20cに対して移動可能に取り付けられている。さら
に、Yステージ20cはリニアガイドを介してZステー
ジ20d対して移動可能に取り付けられ、Zステージ2
0dはベース21bに対して移動可能に取り付けられて
いる。
【0043】そして、後述するようにワークの位置合わ
せ時、上記θステージ20aは図示しない駆動機構によ
りXステージ20b上で回転駆動され、Xステージ20
b、Yステージ20c、Zステージ20dは図示しない
駆動機構により、それぞれX軸方向(図1において紙面
の前後方向)、Y軸方向(図1において左右方向)、Z
軸方向(図1において上下方向)に駆動される。また、
ベース21bには油圧等により作動する加圧機構22が
取り付けられており、ワーク1、1’の接着剤硬化時、
加圧機構22によりベース21bを下方向に押し、ワー
ク1、1’を加圧する。
【0044】一方、光透過窓部3には支持板5とストッ
パ6が設けられており、ワーク1’は支持板5とストッ
パ6により光透過窓部3に固定される。さらに、光透過
窓部3には光透過窓3aが設けられ、下方から照射され
る紫外線等の光は光透過窓3aを介してワーク1,1’
に照射される。図2は、上記支持板5と光透過窓3aの
取り付け構造を示す図であり、同図(b)に示すよう
に、支持板5は、例えば、光透過窓3aの周辺の2辺に
取り付けられ、それらと対向する辺にストッパ6が取り
付けられている。また、石英ガラス等で構成される光透
過窓3aは窓固定板3cにより光透過窓部3に取り付け
られている。
【0045】そして、支持板5はバネ5aによりストッ
パ6の方向に付勢され、ワーク1’は支持板5とストッ
パ6により挟持され、光透過窓部3上に固定される。ま
た、必要に応じて同図(a)に示すように、支持板5の
下面側に、エア吸入管3bの開口を設け、ワーク1’を
支持板5とストッパ6により挟持したのち、エア吸入管
3bより空気を吸入して真空吸着により支持板5を固定
することにより、振動等によりワーク1’が移動しない
ようにすることができる。
【0046】図1に戻り、光透過窓部3はギャップ調整
機構7の一方端に取り付けられており、ギャップ調整機
構7の他端はベース21aに取り付けられている。そし
て、後述するように、光透過窓部3が加圧機構22ある
いはZステージ20dにより下方に押されたとき、ギャ
ップ調整機構7の上端部が下方に移動し、ワーク1、
1’間の間隙(ギャップ)を平行にかつ一定に設定す
る。
【0047】4は光学的顕微鏡とCCD等の受像素子か
ら構成されるアライメント・ユニットであり、同図に示
すように少なくとも2か所に設けられ、アライメント・
ユニット4によりワーク1、1’に印されたアライメン
ト・マークAMを受像してワーク1、1’の位置合わせ
を行う。また、アライメント・ユニット4は同図の矢印
方向に移動可能に取り付けられており、位置合わせ時同
図の位置に前進し、光照射時、同図の位置から後退す
る。
【0048】アライメント・ユニット4は異なった倍率
の画像を受像できるように高倍率と低倍率の光学的顕微
鏡と2個のCCDを備えており、後述するように、アラ
イメント・ユニットの倍率を切り換えて、粗位置合わせ
と微位置合わせを行う。図3(a)は上記アライメント
・ユニットの構造を示す図であり、図示しない光源が放
射する光は光ファイバ4j→ハーフミラー4c→ミラー
4aを介してワーク1、1’上に印されたアライメント
・マーク上に照射され、反射光がアライメント・ユニッ
トに入射する。
【0049】アライメント・ユニット4に入射した光は
ミラー4a→レンズ4b→ハーフミラー4c→ハーフ
ミラー4d→レンズ4fを介してCCD4hで受像され
るとともに、ミラー4a→レンズ4b→ハーフミラー
4c→ハーフミラー4d→ハーフミラー4e→レンズ4
gを介してCCD4iで受像される。上記との光学
系の倍率は異なっており、例えば、CCD4hで受像さ
れる画像の方がCCD4iで受像される画像より倍率が
高い。そして、上記粗位置合わせ時には、倍率の低い光
学系のCCD出力が利用され、上記微位置合わせ時に
は、倍率の高い光学系のCCD出力が利用される。
【0050】なお、アライメント・ユニット4の倍率を
切り換える機構としては、図3(a)のほか、図3
(b)に示すように、倍率の異なったレンズ4b,4
b’を取り付けたタレット4kを設け、タレット4kを
回転させてレンズを切り換えるように構成することもで
きる。図4は、上記ギャップ調整機構7とアライメント
・ユニット4の取り付け構造を示す図であり、同図に示
すように、ギャップ調整機構7は光透過窓部3の4隅に
取り付けられており、ギャップ調整機構7の他方端はベ
ース21aに取り付けられている。また、ギャップ調整
機構7の間にアライメント・ユニットが同図矢印方向に
移動可能に取り付けられている。
【0051】なお、同図では4隅にギャップ調整機構を
取り付けた例を示したが、この内、少なくとも3隅のギ
ャップ調整機構が機能すればよく、他の一つは光透過窓
部3をベース21aに対して移動可能に支持する支持部
材でよい。図1に戻り、8は紫外線等の光を放射する高
圧水銀灯やメタルハライドランプ等のランプ、9はミラ
ーであり、ランプ8が放射する光はミラー9で集光され
光透過窓3aを介してワーク1、1’に照射される。
【0052】31は上記したX,Y,Z,θステージ2
0b,20c,20d,20a、加圧機構22、アライ
メント・ユニット4、ギャップ調整機構7等を制御する
制御部、32はアライメント・ユニット4により受像さ
れたアライメント・マークを表示するモニタである。図
5は上記したギャップ調整機構7の構造の一例を示す分
解斜視図、図6、図7は上記したギャップ調整機構の動
作を説明する図であり、同図により、本実施例のギャッ
プ調整機構の構造および動作を説明する。
【0053】なお、図6(a)、図7(a)は図5にお
いてギャップ調整機構をX方向から見た断面図、図6
(b)、図7(b)は図5においてギャップ調整機構を
Y方向から見た断面図を示しており、各図の(a)と
(b)は同一の状態を示している。図5において、3は
光透過窓部、7aはV字受けであり、V字受け7aは光
透過窓部3下面に埋設され、剛球7bを介してボール受
け7dとつながる。このボール受け7dの中央部には上
記剛球7bに対応した円錐状の凹部7cが設けられてい
る。このため、光透過窓部3が上から押されたとき、光
透過窓部3はV字受けの溝の方向のみに自由に動くこと
ができる。
【0054】また、光透過窓部3とボール受け7dは引
っ張りバネ7gにより互いに引き合っており、光透過窓
部3をベース21b方向に支持している。ボール受け7
dの下方にはシャフト7eがつながり、このシャフト7
eはガイド部材であるスプライン7fを介してケーシン
グ7hに至り、ケーシング7hを貫通した後、板状の弾
性体である板バネ7jに連結されている。
【0055】シャフト7eはスプライン7f内を摺動
し、スプライン7fによりシャフト7eの動きを上下方
向にのみ規制する。ケーシング7hの内部のシャフト7
eの周囲には、シャフト7eに力を及ぼす圧縮コイルバ
ネ7iが設けられている。板バネ7jは保持手段である
吸着ブロック7kに挟まれており、その一部に凸部7m
が設けられている。そして、吸着ブロック7kには、こ
の凸部7mの位置を検出するセンサ7nが設けられてい
る。センサ7nは、例えば、発光部と受光部から構成さ
れる光学センサであり、凸部7mによる光の遮断を検出
して出力を発生する。また、上記吸着ブロック7kには
板バネ7jを吸着して保持する真空吸着路が設けられて
いる。
【0056】本実施例のギャップ調整機構は上記構成を
備えており、前記加圧機構22あるいはZステージ20
dによりワークステージ2を下方に移動させてワークス
テージ2に固定されたワーク1と光透過窓部3に固定さ
れたワーク1’を接触させたのち、ワークステージ2を
さらに下降させ、ワーク1、1’がそれ以上相対的に移
動できない位置まで来ると、その駆動力を吸収するよう
に圧縮コイルバネ7iが圧縮をはじめる〔図6(a)
(b)参照〕。
【0057】そして、ワークステージ2がさらに下方に
移動すると、ワーク1の全面が完全に光透過窓部3のワ
ーク1’に接触するようになる。このとき、各ギャップ
調整機構7における圧縮コイルバネ7iの圧縮量は必ず
しも一致していない。この圧縮により、板バネ7jの吸
着ブロック7kに対する相対位置が変化し、板バネ7j
に設けられた凸部7mも移動し、センサ7nによりこの
移動が検出される〔図7(a)(b)参照〕。
【0058】上記のように、ワークステージ2が下降す
ることにより光透過窓部3に設けられた各ギャップ調整
機構7が変位すると、センサ7nが出力を発生し、この
出力は前記した制御部31に送られる。そして、全ての
ギャップ調整機構7のセンサ7nが出力を発生すると、
制御部31は加圧機構22あるいはZステージ20dの
下方向の移動を停止させ、各ギャップ調整機構7の吸着
ブロック7kに設けられた真空吸着路7pよりエアを吸
入して板バネ7jを吸着し、ギャップ調整機構7の圧縮
コイル7iの圧縮状態を保持させる。
【0059】これにより、ワーク1、1’は平行状態に
セットされるので、この状態でワークステージ2を上昇
させると、ワークステージ2と光透過窓部3に固定され
たワーク1、1’を平行に、かつ、そのギャップを一定
にすることができる。なお、上記実施例においては、ギ
ャップ調整装置7の変位量を板バネに取り付けた凸部に
より検出しているが、変位量を検出する手段としてはそ
の他の周知な手段を用いることができる。
【0060】また、上記実施例においては、真空吸着に
より板バネ7jの位置を保持しているが、ギャップ調整
機構の変位量を保持する手段としては、電気的手段を用
いるなど、その他の周知な手段を用いることができる。
次に図1に示した第1の実施例の装置による液晶パネル
の貼り合わせ工程について説明する。 (a) 図示しない駆動機構によりZステージ20dを駆動
してワークステージ2を上方に移動させ、ワークステー
ジ2の予め定められた位置に一方のワーク1を取り付
け、エア吸入管2aよりエアを吸入してワーク1をワー
クステージに固定する。また、光透過窓部3の上に他方
のワーク1’を載置して、支持板5とストッパ6により
ワークを挟持したのち、光透過窓部3に設けられたエア
吸入管3b(図2参照)よりエアを吸入して支持板5を
固定する。 (b) Zステージ20dを駆動して、ワークステージ2を
下方に移動させ、ワークステージ2に固定されたワーク
1と光透過窓部3に固定されたワーク1を0.2mm〜
0.3mm程度まで接近させる。 (c) アライメント・ユニット4に照明光を導入し、ワー
ク1、1’上に印されたアライメント・マークAMを受
像する。この場合、アライメント・ユニットの焦点深度
は0.3〜0.5mmに設定され、また、倍率の低い光
学系によりアライメント・マークAMが受像される(例
えば、倍率は×3程度に設定されCCD4iによりアラ
イメント・マークAMが受像される)。
【0061】アライメント・ユニット4により受像され
たアライメント・マークAMの画像は制御部31に送ら
れ、モニタ32に表示される。制御部31はワーク1の
アライメント・マークAMとワーク1’のアライメント
・マークAMの位置が一致するように、θステージ20
a、Xステージ20b、Yステージ20cを駆動して、
ワークステージ2の位置を制御し、粗位置合わせを行
う。これにより、最大±3μm程度の精度でアライメン
トされる。 (d) Zステージ20dを駆動して、ワークステージ2を
下方に移動させ、ワークステージ2に固定されたワーク
1とワーク1’を接触させ、さらにワークステージ2を
下方に移動させる。なお、このとき、ワーク1、1’は
前記したスペーサを介して接触し、ワーク1間の距離は
5μm〜15μmとなる。 (e) ワークステージ2をさらに下方に移動させ、ギャッ
プ調整機構7の全てのセンサ7nが出力を発生すると、
ワークステージ2の下方への移動を停止し、前記したよ
うにギャップ調整機構7の真空吸着機能を作動させて、
ギャップ調整機構7の圧縮コイル7iの圧縮状態を保持
させる。これによりワーク1とワーク1’は平行状態に
保持される。
【0062】この状態で、Zステージ20dを駆動して
ワークステージ2を上方に移動させ、ワーク1とワーク
1’の間隔をスペーサの直径より大きく、かつ、接着剤
が剥離または分断されない間隙に設定する。この間隙は
通常、20μm〜30μmである。 (f) アライメント・ユニット4に照明光を導入し、ワー
ク1、1’上に印されたアライメント・マークAMを受
像する。この場合、アライメント・ユニットの焦点深度
は30μm程度に設定され、また、倍率の高い光学系に
よりアライメント・マークAMが受像される(例えば、
倍率は×10〜×30程度に設定されCCD4hにより
アライメント・マークAMが受像される)。
【0063】アライメント・ユニット4により受像され
たアライメント・マークAMの画像は制御部31に送ら
れ、モニタ32に表示される。制御部31はワーク1の
アライメント・マークAMとワーク1’のアライメント
・マークAMの位置が一致するように、θステージ20
a、Xステージ20b、Yステージ20cを駆動して、
ワークステージ2の位置を制御し、微位置合わせを行
う。これにより、約±1μm程度の精度でアライメント
される。
【0064】なお、上記(c) ,(f) におけるアライメン
ト操作は上記のように制御部31による自動的なアライ
メントを行う外、作業者がモニタ32を観察しながら上
記X,Y,Z,θステージを手動で操作してマニュアル
・アライメントを行うこともできる。 (g) Zステージ20dを駆動してワークステージ2を下
方に移動させてワーク1、1’を接触させ、加圧機構2
2に油圧等を供給してワーク1、1’を所定の圧力で加
圧する。ついで、ランプ8から光透過窓3aを介して光
をワーク1,1’に照射し、ワーク1,1’に塗布され
た光硬化型接着剤を硬化させる。 (h) 接着剤の硬化後、ワーク1、1’への加圧を停止
し、ワークステージ2を上昇させ接着済のワーク1、
1’を取り出す。
【0065】以上のように、本実施例においては、2枚
のワークを接近させて粗位置合わせを行い、ついで、2
枚のワークを接触させて平行状態にしたのち、該平行状
態を維持しつつ2枚のワークをスペーサの直径より大き
く、かつ、接着剤が剥離または分断されない間隙にセッ
トし、2枚のワークの位置合わせを行っているので、仮
止めすることなく、高精度な位置合わせを行い液晶基板
を貼り合わせることができる。また、その際、基板にキ
ズがついたり基板上の素子を破壊させることがない。
【0066】さらに、光硬化型の接着剤を用いて、基板
を加熱することなく接着剤を硬化させることができるの
で、基板の熱膨張により接着・硬化中に2枚の基板がず
れてしまい、製品不良の原因となることがない。またさ
らに、光透過窓部に光透過窓を設けて、基板の下方から
光を照射しているので、支持板により基板を挟持するだ
けで基板を光透過窓部に固定することができ、加工が比
較的困難な石英ガラス等からなる光透過窓に真空吸着機
構等を設ける必要がなく、光透過窓部の構造を簡単にす
ることができる。
【0067】図8は本発明の第2の実施例を示す図であ
り、本実施例は、出射端移動機構と導光ファイバを用い
てワーク上の接着剤が塗布された位置のみに紫外線等の
光を照射するように構成したものである。同図におい
て、40は出射端移動機構、51は紫外線等の光を照射
する光照射部、52は光照射部51からの光を導く導光
ファイバ、53は出射端であり、出射端53には導光フ
ァイバ52から導かれた光を集光するレンズが設けられ
ている。
【0068】その他の構成は図1に示した第1の実施例
と同様で同一のものには同一の符号が付されおり、図1
に示したθステージ20a、Xステージ20b、Yステ
ージ20c、Zステージ20d等は図8ではX,Y,
Z,θステージ駆動機構20として示されている。ま
た、制御部31の記憶手段(図示せず)にはワーク1、
1’上のアライメント・マークAMの位置に対する接着
剤の塗布位置を示す塗布位置情報、出射端の移動速度を
示す速度制御情報等が記憶されており、制御部31は上
記情報に基づき上記出射端移動機構40により出射端5
3の位置を制御する。
【0069】図9は上記した出射端移動機構40の一例
を示す図であり、同図において、53は前記した出射端
であり、出射端53には導光ファイバ52が取り付けら
れており導光ファイバ52には前記した光照射部51か
ら光が導入される。また、上記出射端53に対向して前
記した光透過窓3aが配置されている。41はフレー
ム、42は上記出射端53が取り付けられたX軸アーム
であり、X軸アーム42はボールネジ43cと係合して
おり、ボールネジ43cはさらにカップリング43bを
介してX軸駆動モータ43aに結合されている。
【0070】このため、X軸駆動モータ43aが回転す
るとボールネジ43cが回転し、X軸アーム42はX軸
方向に移動する。また、X軸駆動モータ43a、カップ
リング43b、ボールネジ43cはY軸アーム44に支
持されており、Y軸アーム44は第1および第2のガイ
ド部材46,47に設けられたガイドレール46a,4
7aに沿って移動可能の取り付けられている。さらに、
ガイド部材46,47はフレーム41に固定されてい
る。そして、Y軸アームの一方端はボールネジ45cに
係合し、ボールネジ45cはさらにカップリング45b
を介してY軸駆動モータ45aに結合されている。
【0071】このため、Y軸駆動モータ45aが回転す
るとボールネジ45cが回転し、Y軸アーム44、すな
わち、出射端53はY軸方向に移動する。したがって、
X軸駆動モータ43a、Y軸駆動モータ45aを駆動す
ることにより、出射端53をX軸アーム42、Y軸アー
ム44の可動範囲内の任意の位置に移動させることがで
きる(なお、上記した出射端、出射端移動機構等の構成
および動作については、必要なら先に出願した特願平6
−305910号を参照されたい)。
【0072】次に図8に示した第2の実施例の装置によ
る液晶パネルの貼り合わせ工程について説明する。 (a) 前記した第1の実施例の(a) 〜(f) と同様に、ワー
ク1、1’をワークステージ2と光透過窓部3に固定し
たのち、ワーク1、1’の粗位置合わせ、微位置合わせ
を行う。 (b) ワークステージ2を下方に移動させてワーク1、
1’を接触させ、加圧機構22に油圧等を供給してワー
ク1、1’を所定の圧力で加圧する。 (c) 制御部31には、前記したようにアライメント・マ
ークAMの位置に対する接着剤塗布位置情報、移動原点
情報、移動原点に対する光照射開始位置までの相対位置
情報、速度制御情報等が記憶されており、制御部31は
これらの情報に基づき、出射端移動機構40を駆動して
出射端53を移動原点に移動させたのち、ワーク1、
1’上の光照射開始位置に移動させる。 (d) 制御部31は光照射部51のシャッタ51aを開
き、光照射部51が放射する光を導光ファイバ52に導
入し、出射端53からワーク1の接着剤塗布部分に光を
照射する。また、必要に応じて光学フィルタ51bによ
り照射される光の波長範囲を選定する。 (e) 制御部31は上記接着剤塗布位置情報と、速度制御
情報を読み出しながら、出射端53をワーク1、1’の
接着剤の塗布箇所に沿って上記速度制御情報により指示
される速度で移動させ、出射端53から放出される光を
接着剤の塗布箇所に照射し、光硬化型接着剤を硬化させ
る。
【0073】そして、接着剤への1回目の照射が終わり
出射端53が光照射開始位置まで戻ると、必要に応じ
て、上記と同様に出射端53を接着剤に沿って移動させ
2回目以降の照射を行う。 (f) 接着剤の全ての塗布部分への照射が終了すると、制
御部31は光照射部51からの光の照射を停止し、出射
端移動機構40による出射端53の移動を停止させる。 (g) 接着剤の硬化後、ワーク1、1’への加圧を停止
し、ワークステージ2を上昇させ、接着済のワーク1、
1’を取り出す。
【0074】以上のように、本実施例においては、第1
の実施例と同様な効果が得られるとともに、出射端を接
着剤の塗布位置に沿って移動させ、接着剤に光を照射し
ているので、光の利用率を大幅に向上させることがで
き、小さな出力のランプで効果的に接着剤を硬化させる
ことができる。また、光のスポットが接着剤から外れる
ことがないので、不所望な部分に光が照射され、劣化等
を起こす危険もない。
【0075】また、接着剤の硬化に必要な光の照射量を
複数回に分けて照射することにより良好なギャップ均一
性を維持しながら液晶パネルを貼り合わせることができ
る。特に、出射端の移動速度を制御することにより光の
照射量を制御することができ、接着剤の特性に応じた最
適な光の照射を行うことができる。なお、上記実施例に
おいては、出射端の移動速度により接着剤への光の照射
量を制御しているが、光照射部が放射する光の強度を減
光フィルタ等により変化させても、同様に接着剤に照射
される光の照射量を制御することができる。
【0076】また、上記実施例においては、制御部に接
着剤塗布位置情報を記憶させておき、該位置情報により
出射端の位置を制御しているが、出射端にセンサを取り
付け、該センサにより接着剤の塗布位置を検出しなが
ら、接着剤に沿って出射端を移動させることもできる。
図10は本発明の第3の実施例を示す図であり、本実施
例はギャップ調整機構を設ける代わりにレーザ干渉計を
設け、レーザ干渉計によりワーク1、1’間の間隙を測
定してワーク1、1’を平行に設定する実施例を示して
いる。
【0077】同図において、33はレーザ干渉計であ
り、レーザ干渉計33はワークステージ2上に少なくと
も3か所以上設けられ、ワークステージ2に設けられた
穴33aを介してワーク1、1’にレーザ光を照射し、
その反射光を受光してワーク1、1’間の間隙を測定す
る。また、本実施例においては、光透過窓部3とベース
21aにギャップ調整機構が設けられておらず、光透過
窓部がベース21aに直接固定されている。
【0078】上記点を除き、その他の構成は第1、第2
の実施例と同様であり、第1、第2の実施例に示したも
のと同一のものには同一の符号が付されている。次に本
実施例による液晶パネルの貼り合わせ工程について説明
する。 (a) ワークステージ2の予め定められた位置に一方のワ
ーク1を取り付け、真空によりワーク1をワークステー
ジに固定する。また、光透過窓部3の上に他方のワーク
1’を載置して、支持板5とストッパ6により固定す
る。 (b) Zステージ20dを駆動して、ワークステージ2を
下方に移動させ、ワーク1、1’を0.2mm〜0.3
mm程度まで接近させる。 (c) アライメント・ユニット4によりアライメント・マ
ークAMを観察し、ワーク1のアライメント・マークA
Mとワーク1’のアライメント・マークAMの位置が一
致するように、ワークステージ2の位置を制御し、粗位
置合わせを行う。これにより、最大±3μm程度の精度
でアライメントされる。 (d) レーザ干渉計33でワーク1、1’間の間隙を計測
し、ワーク1、1’間の平行度を保ちながらワークステ
ージ2を下方に移動させ、ワーク1とワーク1’の間隙
をスペーサの直径より大きく、かつ、接着剤が剥離また
は分断されない間隙、例えば、20μm〜30μmに設
定する。 (e) ワーク1のアライメント・マークAMとワーク1’
のアライメント・マークAMの位置が一致するように、
ワークステージ2の位置を制御し、微位置合わせを行
う。これにより、約±1μm程度の精度でアライメント
される。 (f) ワークステージ2を下方に移動させてワーク1、
1’を接触させ、加圧機構22に油圧等を供給してワー
ク1、1’を所定の圧力で加圧する。ついで、第1の実
施例のようにランプから光をワーク上に一括照射する
か、あるいは、第2の実施例のように導光ファイバによ
り接着剤の塗布箇所に光を照射して、ワーク1,1’に
塗布された光硬化型接着剤を硬化させる。 (g) 接着剤の硬化後、ワーク1、1’への加圧を停止
し、ワークステージ2を上昇させ接着済のワーク1、
1’を取り出す。
【0079】以上のように本実施例においては、レーザ
干渉計を設け、ワーク1、1’間の間隙を測定している
ので、ギャップ調整機構を設けることなくワーク1、
1’間の間隙を平行にかつ一定の間隙に設定することが
できる。図11は本発明の第4の実施例を示す図であ
り、本実施例は、エアによりワークの加圧を行うように
構成するとともに、X,Y,Z,θ移動機構を光透過窓
部側に設けたものである。
【0080】図11において、1、1’はワーク、2は
ワークステージ、3は光透過窓部であり、ワークステー
ジ2にはエア吸入/供給管2bが設けられ、エア吸入/
供給管2bはエア吸入/供給口2cを介して図示しない
真空源およびコンプレッサに接続されている。そして、
ワーク1をワークステージ2に固定する際には、上記エ
ア吸入/供給口2cを真空源に接続して真空によりワー
ク1を固定し、ワーク1を加圧する際には、上記エア吸
入/供給口2cをコンプレッサに接続して、コンプレッ
サからエアを供給してエアによりワーク1を加圧する。
また、ワークステージ2とベース21b間には前記図
5、図6、図7に示したギャップ調整機構が設けられて
いる。
【0081】なお、本実施例において、ギャップ調整機
構は第1の実施例とは上下を逆にして取り付けられてい
る(図5において、吸着ブロック7kがベース21bに
取り付けられる)。一方、光透過窓部3には支持板5と
ストッパ6が設けられており、ワーク1’は、第1〜第
3の実施例と同様、支持板5とストッパ6により光透過
窓部3に固定される。さらに、光透過窓部3には光透過
窓3aが設けられ、下方から照射される紫外線等の光は
光透過窓3aを介してワーク1,1’に照射される。
【0082】また、光透過窓部3はX,Y,θ移動機構
23とZ軸移動機構24が設けられており、ワークの位
置合わせ時等において、光透過窓部3は、X,Y,θ移
動機構23とZ軸移動機構24によりX,Y,Z,θ方
向に駆動される。図12は上記X,Y,θ移動機構23
とZ軸移動機構24の一例を示す図であり、同図(a)
は光透過窓部とX,Y,Z,θ移動機構を側面から見た
図、同図(b)は光透過窓部とX,Y,Z,θ移動機構
を上面から見た図を示している。
【0083】同図(a)に示すように、ベース21aに
はZ軸駆動部24bが取り付けられており、Z軸駆動部
24bによりカム24cが同図の矢印方向に駆動され
る。また、カム24c上にはローラ24dを介してZス
テージ24aが上下方向に移動可能に載置されており、
Z軸駆動部24bによりカム24cが同図矢印方向に移
動すると、Zステージ24aは上下方向に動く。
【0084】また、Zステージ24a上には同図(b)
に示すようにX軸駆動部23a、23a’とY軸駆動部
23dが取り付けられており、X軸駆動部23a、23
a’とY軸駆動部23dによりローラ23b、23
b’、23eが同図矢印方向に駆動される。一方、光透
過窓部3はベアリング等により、Zステージ24a上で
X,Y軸方向に移動可能にかつ回転可能に取り付けられ
ており、光透過窓部3は図示しないバネ等により同図
(b)の下方向および左方向に付勢されている。また、
光透過窓部3にはX軸被駆動部材23c,23c’、Y
軸被駆動部材23fが取り付けられ、上記ローラ23
b、23b’、23eと接している。
【0085】そして、光透過窓部3をX軸方向に移動さ
せる場合には、Y軸駆動部23dを駆動せずに、X軸駆
動部23a、23a’を駆動して、ローラ23b,23
b’を同図(b)の矢印方向に移動させる。これによ
り、光透過窓部3は同図(b)の上下方向に移動する。
また、光透過窓部3をY軸方向に移動させる場合には、
X軸駆動部23a、23a’を駆動せずに、Y軸駆動部
23dを駆動して、ローラ23eを同図(b)の矢印方
向に移動させる。これにより、光透過窓部3は同図
(b)において左右方向に移動する。
【0086】さらに、光透過窓部3を時計方向(反時計
方向)に回転させる場合には、X軸駆動部23a、23
a’、Y軸駆動部23dを駆動して、X軸駆動部23
a’のローラ23b’を同図(a)の上方向(下方向)
に移動させ、Y軸駆動部23dのローラ23eを右方向
(左方向)に移動させ、また、X軸駆動部23aのロー
ラ23bを下方向(上方向)に移動させる。
【0087】図11に戻り、4はアライメント・ユニッ
トであり、第1〜第3の実施例と同様、アライメント・
ユニット4によりワーク1、1’に印されたアライメン
ト・マークAMを観察してワーク1、1’の粗位置合わ
せと微位置合わせを行う。8は紫外線等の光を放射する
高圧水銀灯やメタルハライドランプ等のランプ、9はミ
ラーであり、ランプ8が放射する光はミラー9で集光さ
れ光透過窓3aを介してワーク1、1’に照射される。
【0088】次に本実施例による液晶パネルの貼り合わ
せ工程について説明する。 (a) Z軸移動機構24により光透過窓部3を下方に移動
させ、ワークステージ2の予め定められた位置に一方の
ワーク1を取り付け、エア吸入/供給管2bよりエアを
吸入してワーク1をワークステージに固定する。また、
光透過窓部3の上に他方のワーク1’を載置して、支持
板5とストッパ6によりワークを挟持し固定する。 (b) Z軸移動機構24により、光透過窓部3を上方に移
動させ、ワークステージ2に固定されたワーク1と光透
過窓部3に固定されたワーク1を0.2mm〜0.3m
m程度まで接近させる。 (c) アライメント・ユニット4に照明光を導入し、第1
〜第3の実施例と同様、X,Y,θ軸駆動機構23によ
りワークステージ2の位置を制御し、粗位置合わせを行
う。これにより、最大±3μm程度の精度でアライメン
トされる。 (d) Z軸移動機構24により、光透過窓部3を上方に移
動させ、ワークステージ2に固定されたワーク1とワー
ク1’を接触させる。そして、さらに光透過窓部3を上
方に移動させ、ギャップ調整機構7の全てのセンサ7n
が出力を発生すると、ワークステージ2の上方への移動
を停止し、ワーク1とワーク1’を平行状態に保持す
る。
【0089】この状態で、Z軸移動機構24を駆動して
光透過窓部3を下方に移動させ、ワーク1とワーク1’
の間隔をスペーサの直径より大きく、かつ、接着剤が剥
離または分断されない間隙である、20μm〜30μm
に設定する。 (e) アライメント・ユニット4に照明光を導入し、ワー
ク1、1’上に印されたアライメント・マークAMを受
像し、第1〜第3の実施例と同様、X,Y,θ軸駆動機
構23によりワークステージ2の位置を制御し、微位置
合わせを行う。これにより、約±1μm程度の精度でア
ライメントされる。 (f) Z軸移動機構24を駆動して光透過窓部3を上方に
移動させてワーク1、1’を接触させる。
【0090】ついで、コンプレッサからエア吸入/供給
口2cにエアを供給して、エア吸入/供給管2bを介し
てワーク1の上面にエアを供給し、ワーク1、1’を所
定の圧力で加圧する。ついて、ランプ8から光透過窓3
aを介して光をワーク1,1’に照射し、ワーク1,
1’に塗布された光硬化型接着剤を硬化させる。 (h) 接着剤の硬化後、ワーク1、1’への加圧を停止
し、光透過窓部3を下降させ接着済のワーク1、1’を
取り出す。
【0091】以上のように、本実施例においては、第1
の実施例と同様な効果が得られるとともに、ワークステ
ージにエアの吸入/供給管を設け、エアによりワークを
加圧しているので、第1〜第3の実施例に示したような
加圧機構を設けることなく、ワークを加圧することがで
きる。なお、上記第4の実施例では、ランプ8によりワ
ークに光を一括照射しているが、前記第2の実施例に示
したように、導光ファイバによりワーク上の接着剤塗布
箇所のみに光を照射するように構成してもよい。
【0092】また、上記第4の実施例では、ギャップ調
整機構をワークステージ側に取り付け、X,Y,θ移動
機構とZ軸移動機構を光透過窓部側に設けているが、第
1〜第3の実施例のように、X,Y,Z,θ移動機構を
ワークステージ側に設け、ギャップ調整機構を光透過窓
部側に取り付けてもよい。同様に、第1〜第3の実施例
において、上記第4の実施例のように、ギャップ調整機
構をワークステージ側に取り付け、X,Y,θ移動機構
とZ軸移動機構を光透過窓部側に設けることもできる。
【0093】さらに、上記第1〜第4の実施例におい
て、ランプ8、ミラー9から構成される光照射部、ある
いは光照射部51および出射端53を上方に設け、それ
に対応させて光透過窓部3、ワークステージ2、X,
Y,Z,θ移動機構等を上下逆に配置してもよい。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては次
の効果を得ることができる。 (1) ワークステージおよび光透過窓部に2枚の基板のそ
れぞれを保持させ、上記2枚の基板により接着剤を挟持
した後、2枚の基板間に散布されたスペーサの直径より
も大きく、かつ、上記接着剤が剥離または分断されない
範囲の間隙を持って2枚の基板を平行に位置させ、該状
態で2枚の基板の相対的位置の位置合わせを行い、次
に、2枚の基板をスペーサを挟んで接触させ、2枚の基
板が相対的に接近する方向に加圧し、接着剤に光を照射
して接着剤を硬化させるようにしたので、基板にキズが
ついたり、基板上の素子を破壊させることなく、液晶パ
ネルを貼り合わせることができる。また、仮止め工程を
省略して、一工程で高精度に液晶パネルを貼り合わせる
ことができる。 (2) 一方の基板に塗布された接着剤が他方の基板に接触
しない範囲に上記2枚の基板を略平行に接近させ、該状
態で上記2枚の基板の相対的位置の粗位置合わせを行
い、次に2枚の基板をスペーサを挟んで接触させて平行
状態とし、上記2枚の基板により接着剤を挟持した後、
平行状態を保持しつつ、上記スペーサの直径よりも大き
く、かつ、上記接着剤が剥離または分断されない範囲の
間隙を持って2枚の基板を位置させ、該状態で2枚の基
板の相対的位置の微位置合わせを行うことにより、微位
置合わせ時に2枚の基板を接触させたとき、基板の位置
が大きくずれることがない。さらに、簡単な操作で2枚
の基板を平行に、かつ、所望の間隙に設定することがで
きる。 (3) 2枚の基板がスペーサを挟んで実質的にそれ以上移
動ができなくなった時点から上記2枚の基板が接触する
方向の力を吸収して変位し始める調整機構を、上記ワー
クステージまたは光透過窓部に少なくとも3つ設けるこ
とにより、簡単な機構を付加するだけで、2枚の基板を
平行に、かつ、所望の間隙に設定することが可能とな
る。 (4) 上記2枚の基板上の対向した基板面にそれぞれ設け
たアライメント・マークを顕微鏡で検出して粗位置合わ
せおよび微位置合わせを行うことにより、高精度な位置
合わせを行うことができる。
【0095】また、上記顕微鏡に倍率切り換え機構を設
けることにより、粗位置合わせと微位置合わせ時、それ
ぞれの精度に応じた適切な倍率に設定することができ、
微位置合わせを高精度に行うことができる。 (5) 光透過窓部の周辺部に支持板とストッパを設けて基
板を挟持し、光透過窓部の下方に設けた光照射部からの
光を上記光透過窓部を介して基板に照射することによ
り、光透過窓部に基板を固定するための真空吸着手段等
の機構を設けることなく基板を保持することができ、光
透過部の構成を簡単にすることができる。 (6) 光照射部からの光を出射端に導く導光ファイバと、
上記出射端を上記基板に塗布された接着剤に対し相対的
に移動させる移動機構を設けることにより、光の利用率
を大幅に向上させることができ、小さな出力のランプで
効果的に接着剤を硬化させることができる。また、光の
スポットが接着剤から外れることがないので、不所望な
部分に光が照射され、劣化等を起こす危険もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図2】支持板と光透過窓の取り付け構造を示す図であ
る。
【図3】アライメント・ユニットの構造を示す図であ
る。
【図4】ギャップ調整機構とアライメント・ユニットの
取り付け構造を示す図である。
【図5】ギャップ調整機構の構造の一例を示す分解斜視
図である。
【図6】ギャップ調整機構の動作を説明する図である。
【図7】ギャップ調整機構の動作を説明する図である。
【図8】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図9】出射端移動機構の一例を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施例を示す図である。
【図11】本発明の第4の実施例を示す図である。
【図12】第4の実施例におけるX,Y,θ,Z軸移動
機構の一例を示す図である。
【図13】液晶パネル(カラー液晶パネル)の一例を示
す図である。
【図14】ガラス基板上に接着剤(シール剤)を塗布し
た状態を示す図である。
【図15】従来の仮止め装置の一例を示す図である。
【符号の説明】 1,1’ ワーク 2 ワークステージ 2a エア吸入管 2b エア吸入/供給管 2c エア吸入/供給口 3 光透過窓部 3a 光透過窓 3b エア吸入管 3c 窓固定板 4 アライメント・ユニット 5 支持板 6 ストッパ 7 ギャップ調整ユニット 7a V字受け 7b 剛球 7c 凹部 7d ボール受け 7e シャフト 7f スプライン 7g 引っ張りバネ 7h ケーシング 7i 圧縮コイルバネ 7j 板バネ 7k 吸着ブロック 7m 板バネ凸部 7n センサ 7p 真空吸着路 8 ランプ 9 ミラー 20 X,Y,Z,θ移動機構 20a θステージ 20b Xステージ 20c Yステージ 20d Zステージ 21a,21b ベース 22 加圧機構 23 X,Y,θ移動機構 24 Z軸移動機構 24b Z軸駆動部 24c カム 24d ローラ 24a Zステージ 23a,23a’ X軸駆動部 23d Y軸駆動部 23b,23b’,23eローラ 23c,23c’ X軸被駆動部材 23f Y軸被駆動部材 31 制御部 32 モニタ 33 レーザ干渉計 40 出射端移動機構 41 フレーム 42 X軸アーム 43a X軸駆動モータ 43c,45c ボールネジ 43b,45b カップリング 44 Y軸アーム 45a Y軸駆動モータ 46,47 ガイド部材 46a,47a ガイドレール 51 光照射部 52 導光ファイバ 53 出射端 AM アライメント・マーク

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板と透明基板または透明基板と半
    導体基板とを光硬化型の接着剤で貼り合わせる液晶パネ
    ルの貼り合わせ方法において、 ワークステージおよび光透過窓部に2枚の基板のそれぞ
    れを保持させ、上記2枚の基板により接着剤を挟持した後、 2枚の基板
    間に散布されたスペーサの直径よりも大きく、かつ、
    接着剤が剥離または分断されない範囲の間隙を持って
    2枚の基板を平行に位置させ、該状態で2枚の基板の相
    対的位置の位置合わせを行い、 次に、2枚の基板をスペーサを挟んで接触させ、2枚の
    基板が相対的に接近する方向に加圧し、上記接着剤に光
    を照射して接着剤を硬化させることを特徴とする液晶パ
    ネルの貼り合わせ方法。
  2. 【請求項2】 透明基板と透明基板または透明基板と半
    導体基板とを光硬化型の接着剤で貼り合わせる液晶パネ
    ルの貼り合わせ方法において、 上記2枚の基板同士が接触しない状態で、ワークステー
    ジおよび光透過窓部にそれぞれの基板を保持させ、 一方の基板に塗布された接着剤が他方の基板に接触しな
    い範囲に上記2枚の基板を略平行に接近させ、該状態で
    上記2枚の基板の相対的位置の粗位置合わせを行い、 次に2枚の基板をスペーサを挟んで接触させて平行状態
    にすると共に、上記接着剤が2枚の基板間に挟持された
    状態とし、 次に上記平行状態を保持しつつ、上記スペーサの直径よ
    りも大きく、かつ、上記接着剤が剥離または分断されな
    い範囲の間隙を持って2枚の基板を位置させ、該状態で
    2枚の基板の相対的位置の微位置合わせを行い、 その後、再度2枚の基板をスペーサを挟んで接触させ、
    2枚の基板が相対的に接近する方向に加圧し、上記接着
    剤に光を照射して接着剤を硬化させることを特徴とする
    液晶パネルの貼り合わせ方法。
  3. 【請求項3】 2枚の基板がスペーサを挟んで実質的に
    それ以上移動ができなくなった時点から上記2枚の基板
    が接触する方向の力を吸収して変位し始める調整機構
    を、上記ワークステージまたは光透過窓部に少なくとも
    3つ設け、 上記2枚の基板をスペーサを挟んで接触する方向に、上
    記ワークステージおよび/または光透過窓部を移動さ
    せ、 2枚の基板がスペーサを挟んで接触しても、なお、当該
    移動を続け、 全ての上記調整機構がそれぞれ所定量の変位をしたとき
    に、上記ワークステージおよび/または光透過窓部の移
    動を停止させ、各々の調整機構において、その時の変位
    状態を保持させることにより、2枚の基板をスペーサを
    挟んで接触させて平行状態とし、 その後、所定の距離だけワークステージおよび/または
    光透過窓部を上記移動方向とは反対方向に移動させるこ
    とにより、上記スペーサの直径よりも大きく、かつ、
    接着剤が剥離または分断されない範囲の間隙を持って
    2枚の基板を平行に位置させることを特徴とする請求項
    2の液晶パネルの貼り合わせ方法。
  4. 【請求項4】 上記粗位置合わせおよび微位置合わせ
    が、上記2枚の基板上の対向した基板面にそれぞれ設け
    たアライメント・マークを顕微鏡で検出することにより
    行うことを特徴とする請求項2または請求項3の液晶パ
    ネルの貼り合わせ方法。
  5. 【請求項5】 上記微位置合わせにおける顕微鏡の倍率
    が、上記粗位置合わせにおける顕微鏡の倍率より高いこ
    とを特徴とする請求項4の液晶パネルの貼り合わせ方
    法。
  6. 【請求項6】 光を放射する光照射部と、 透明基板または半導体基板を保持するワークステージ
    と、 透明基板を保持し、上記光照射部からの光を該透明基板
    または上記透明基板または半導体基板に塗布された接着
    剤に照射するための光透過窓を有する光透過窓部と、 上記ワークステージまたは光透過窓部を回転および水平
    垂直方向に移動させる移動機構と、 上記透明基板と透明基板または透明基板と半導体基板が
    相対的に接近する方向に圧力をかける加圧手段と、 上記透明基板と透明基板または透明基板と半導体基板の
    相対位置を所定の位置関係に合わせるための位置合わせ
    機構と、 上記各機構を制御する制御部とを備えた液晶パネルの貼
    り合わせ装置において、 上記制御部は、上記移動機構によりワークステージまた
    は光透過窓部を垂直方向に移動させ、上記2枚の基板に
    より上記接着剤を挟持した後、2枚の基板を基板間に散
    布されたスペーサの直径よりも大きく、かつ、上記接着
    剤が剥離または分断されない範囲の間隙を持って平行に
    位置させ、該状態で上記位置合わせ機構により2枚の基
    板の相対的位置の位置合わせを行うことを特徴とする液
    晶パネルの貼り合わせ装置。
  7. 【請求項7】 光透過窓部の周辺部に支持板とストッパ
    を設け、光透過窓部に上記基板を載置して該支持板とス
    トッパにより基板を挟持することにより基板を光透過窓
    部に保持させ、 光透過窓部の下方に設けた光照射部からの光を上記光透
    過窓部を介して基板に照射して、上記接着剤を硬化させ
    ることを特徴とする請求項6の液晶パネルの貼り合わせ
    装置。
  8. 【請求項8】 光照射部からの光を出射端に導く導光フ
    ァイバと、 上記出射端を上記基板に塗布された接着剤に対し相対的
    に移動させる移動機構を設け、前記 接着剤に対し光を相対的に移動させながら照射して
    接着剤を硬化させることを特徴とする請求項6または請
    求項7の液晶パネルの貼り合わせ装置。
  9. 【請求項9】 ワークステージと光透過窓部とを相対的
    に接近させる方向に力を加えることにより、上記基板に
    圧力をかける加圧手段を設けたことを特徴とする請求項
    6,7または請求項8の液晶パネルの貼り合わせ装置。
  10. 【請求項10】 上記基板にエアを吹きつけることによ
    り上記基板に圧力をかける加圧手段を設けたことを特徴
    とする請求項6,7または請求項8の液晶パネルの貼り
    合わせ装置。
  11. 【請求項11】 透明基板と透明基板または透明基板と
    半導体基板を平行にかつ一定の間隔で設定する間隙設定
    機構を備え、 上記間隙設定機構はワークステージまたは光透過窓部に
    設けられた少なくとも3つの調整機構からなり、 上記調整機構は、当該調整機構が、所望量だけ変位した
    ことを検出する検出手段と、その時の変位状態を保持す
    る保持手段とを含み、 上記移動機構を駆動して、上記ワークステージまたは光
    透過窓部を上記2枚の基板がスペーサを挟んで接触する
    方向に移動させた場合において、 2枚の基板がスペーサを挟んで接触した後もなお継続し
    て上記移動機構を当該方向に駆動した場合に、2枚の基
    板がスペーサを挟んで接触し実質的にそれ以上移動でき
    なくなった時点から、上記移動機構からの駆動力を吸収
    して変位し始めるものであることを特徴とする請求項
    6,7,8,9または請求項10の液晶パネルの貼り合
    わせ装置。
  12. 【請求項12】 上記位置合わせ機構は光学的顕微鏡で
    あって、倍率切り換え機構を具備することを特徴とする
    請求項6,7,8,9,10または請求項11の液晶パ
    ネルの貼り合わせ装置。
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