JPH11202142A - ハイブリッド光集積素子及びその製造方法 - Google Patents

ハイブリッド光集積素子及びその製造方法

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JPH11202142A
JPH11202142A JP908798A JP908798A JPH11202142A JP H11202142 A JPH11202142 A JP H11202142A JP 908798 A JP908798 A JP 908798A JP 908798 A JP908798 A JP 908798A JP H11202142 A JPH11202142 A JP H11202142A
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layer
porous
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JP908798A
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Taiji Tsuruoka
泰治 鶴岡
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度のコアパタンを比較的容易に形成す
る。 【解決手段】 基板としての平坦なp型Siウエハ10
に光素子搭載領域14を画成し、この光素子搭載領域1
4におけるp型Siウエハの上面部に不純物を注入して
n型Si層18とする。そして、陽極酸化を行うことに
より、Siウエハの上面部をポーラスSi層22に変質
させる。このとき、光素子搭載領域にはn型Si層が形
成されているのでポーラス化しない。続いて、ポーラス
Si層の上にクラッド層24a、コアパタン26aおよ
び(上部)クラッド層30aを積層して、基板の導波路
形成領域16に平面光導波路を形成する。このように、
ポーラスSi層をパターニングしたポーラスSiパタン
22cがクラッド層24aと共に下部クラッド層を構成
する。また、基板の全面に絶縁層34を堆積する。そし
て、基板の光素子搭載領域にダイスボンディングパッド
36を設けて、その上にLD38を搭載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ハイブリッド光
集積用実装基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】平面型光導波路素子を小型高性能化し、
さらに、低コスト化を図るには、レーザダイオード(以
下、LDと略称する。)やフォトダイオード(以下、P
Dと略称する。)などの受発光素子を導波路が形成され
た基板上に搭載する方式を取ることが必須である。その
ため、LDのためのヒートシンク機能を具え、LDの活
性層位置を基板上に形成された導波路コア部の高さに合
せるための、突起構造のSi(シリコン)プラットフォ
ームを作成することが行われている。すなわち、Siウ
エハをアルカリなどのエッチング液を用いて異方性エッ
チングを行い、選択的に一部分を突起状に残した構造の
基板を作る。さらに、その上に石英導波路を形成し、最
後に、所定の突起構造の位置にLDやPDを実装して電
気配線を行う。
【0003】上述した方法の最大の問題は、LDの活性
層中心位置がその底面より3.5μm程高い位置にある
ことである。そのため、ヒートシンク機能を有したSi
プラットフォーム上にLDを搭載した場合、プラットフ
ォーム以外のところに延在する導波路コア部との上下位
置関係にずれを生じてしまう。
【0004】これを防止するためには、予め基板上に下
部クラッド層の高さ分だけ突起した凸部をSiプラット
フォームとして形成する。その後、基板全面に下部クラ
ッド層として石英膜を形成し、それをSiプラットフォ
ーム上面の位置まで研磨し平坦化する。さらに、活性層
高さ分の厚さのクラッド層を形成し、その上にコア層を
形成してコアのパターニングを行う。
【0005】以上の複雑な工程を改良したものが文献1
「特開平8−327841」に開示されている方法であ
り、下部クラッド層の厚さを10μm程度に薄くするこ
とでSiプラットフォームの高さを低く抑えている。こ
れにより、基板の凹凸に起因して生じてしまうフォトリ
ソ時のレジストパタンぼけを最小限にし、高精度のコア
パタンの形成を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記文
献1に開示されている方法では、コア層およびクラッド
層の比屈折率差を0.75%と大きくしなければならな
いといった制限が課される。また、レジストへのパタン
焼き付け時においては、基板の凹凸によるマスクとパタ
ン面とのギャップのために、高精度のパタンを得ること
が難しかった。
【0007】従って、従来より、高精度のコアパタンを
比較的容易に形成可能なハイブリッド光集積素子及びそ
の製造方法の出現が望まれていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明のハイ
ブリッド光集積素子によれば、光素子搭載領域および導
波路形成領域が画成された平坦なSi基板と、光素子搭
載領域に設けられた光素子と、導波路形成領域に下部ク
ラッド層、コア部および上部クラッド層を積層して形成
した平面光導波路とにより構成されるハイブリッド光集
積素子において、Si基板の一部がポーラスSi層また
はポーラスSi層を変質させて形成した酸化Si層とな
っており、これらポーラスSi層または酸化シリコン層
を下部クラッド層の一部として用いていることを特徴と
する。
【0009】また、この発明のハイブリッド光集積素子
の製造方法によれば、光素子搭載領域および導波路形成
領域が画成された平坦なSi基板と、光素子搭載領域に
設けられた光素子と、導波路形成領域に下部クラッド
層、コア部および上部クラッド層を積層して形成した平
面光導波路とにより構成されるハイブリッド光集積素子
を作製するに当たり、導波路形成領域におけるSi基板
の上面部を陽極酸化法によりポーラスSi層に変質さ
せ、下部クラッド層の一部とすることを特徴とする。
【0010】陽極酸化法によれば、電解液中にSi基板
と対向電極とを浸して、これらの間に電流を流すことに
より、Si基板の表面部をポーラス(多孔質)化するこ
とができる。Si基板表面部のポーラス化は主に深さ方
向に進行し、また、Si基板の表面高さに変化が生じな
い。従って、Si基板の所定の表面部をポーラスSi層
に変質させることが可能である。
【0011】また、文献2「Surface Scie
nce 152/153(1985),pp1051−
1062」によれば、ポーラスSi層のSiの体積率
(Siが占める単位体積当たりの体積)を制御すること
が可能であり、その体積率の制御により屈折率を3.5
から1.3前後まで変化させることができる。さらに、
文献3「Solid State Technolog
y/November1988,pp95−98」によ
れば、Siの透過率は1.2μm以上の波長域では吸収
が大きく減少し、しかも、ポーラスのためにSiの体積
率は小さく、実質的な吸収を数十%まで低減できる。従
って、光導波路のクラッド層として好適なポーラスSi
層を形成することができる。
【0012】このように、陽極酸化法を利用すれば、光
素子すなわちLDやPDなどを搭載するヒートシンク用
のSiプラットフォームを突起状の構造とする必要がな
い。従って、通常のフォトリソグラフィ工程により高精
度のコアパタンを容易に形成できる。また、陽極酸化は
非常に簡易な設備で行うことができ、しかも比較的高速
にポーラスSi層を形成できるので、従来に比べて製造
工程を大幅に減らすことができて低コスト化が可能にな
る。
【0013】この発明のハイブリッド光集積素子の製造
方法において、好ましくは、Si基板がp型の導電性を
有するとき、陽極酸化を行う前に、光素子搭載領域にお
けるSi基板の上面部に不純物を導入してn型Si層を
形成すると良い。
【0014】Siの陽極酸化時には反応を起こすために
ホールが必要である。p型Siは電気の伝導がホールに
より行われるタイプであるから反応のためのホールが十
分に供給される。これに対して、n型Siは電子が電気
伝導に寄与するタイプであるからホールはほとんど存在
しない。従って、反応のためにホールを供給することが
できないからn型Siではポーラス化が進まない。
【0015】従って、LDやPDを搭載するためのp型
Si基板の上面部に不純物を導入してn型Si層に変え
ておく。このn型Si層およびその下方領域では陽極酸
化が行われないので、導波路形成領域だけが選択的に陽
極酸化つまりポーラス化される。上述したように、陽極
酸化後の基板の表面は平坦なままであるからコアパタン
の形成に好適である。
【0016】あるいは、陽極酸化を行う前に、光素子搭
載領域におけるSi基板の上面にマスク層を形成し、陽
極酸化を行った後にマスク層を剥離すると良い。
【0017】このようにすると、陽極酸化に用いる電解
液から光素子搭載領域におけるSi基板の上面が被覆さ
れるので、この光素子搭載領域ではSiのポーラス化が
進まない。
【0018】また、この発明のハイブリッド光集積素子
の製造方法において、好ましくは、Si基板の裏面に電
極膜を形成する工程と、電極膜と対向電極との間に電流
源を接続した状態でSi基板を対向電極と共に電解液中
に浸し、これらの間に所要の時間だけ電流を流す工程と
を含むと良い。
【0019】また、この発明のハイブリッド光集積素子
の製造方法において、好ましくは、対向電極を白金とす
ると良い。
【0020】また、この発明のハイブリッド光集積素子
の製造方法において、好ましくは、電解液を弗化水素水
溶液、又は、弗化水素水溶液とアルコール類との混合液
とすると良い。
【0021】また、この発明のハイブリッド光集積素子
の製造方法において、好ましくは、熱処理を施すことに
よりポーラスSi層を酸化Si層に変質させると良い。
【0022】このように、Si基板上に平坦に形成され
たポーラスSi層を酸化することで、光の散乱要因とな
る不純物が少なく、光通信に用いられる1.3μm、
1.5μmの波長の光に対して損失の少ない一様な酸化
Si層(SiO2 層)が得られる。
【0023】また、この発明のハイブリッド光集積素子
の製造方法において、好ましくは、熱処理を施すことに
よりポーラスSi層を酸化および溶融して石英層に変質
させると良い。
【0024】ポーラスSi層は、層の形成方向に柱状の
多数の孔を有している。この孔径は数nm程度であり、
このポーラスSi層は直径が数nm程度の石英微粒子の
集まりと同様の溶融特性を示す。従って、例えば火炎堆
積法により形成した石英微粒子(直径が0.2μm程
度)よりも遥かに細かい微粒子の集まりとみなせるの
で、比較的低い温度でも軟化しやすく、密度の高い石英
層を形成することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、この発明の
実施の形態につき説明する。尚、図は、この発明が理解
できる程度に構成、大きさおよび配置関係が概略的に示
されている。また、以下に記載する材料や数値などの条
件は単なる一例に過ぎない。従って、この発明は、この
実施の形態に何ら限定されることがない。
【0026】[第1の実施の形態]図1から図7を参照
して、プレーナシリコンプラットフォーム型光導波路素
子の製造方法につき説明する。図1、図2、図3、図
5、図6および図7は、このハイブリッド光集積素子の
製造工程を示す断面図である。また、図4は、陽極酸化
時の配置を示す概略図である。
【0027】図1に示すように、この実施の形態では、
基板としての平坦なp型Siウエハ10に光素子搭載領
域14を画成し、この光素子搭載領域14におけるp型
Siウエハ10の上面部に不純物を注入してn型Si層
18とする(図1(A))。そして、陽極酸化を行うこ
とにより、Siウエハ10の上面部をポーラスSi層2
2に変質させる(図1(B))。このとき、光素子搭載
領域14にはn型Si層18が形成されているのでポー
ラス化しない。続いて、ポーラスSi層22の上にクラ
ッド層24a、コアパタン26aおよび(上部)クラッ
ド層30aを積層して、基板の導波路形成領域16に平
面光導波路を形成する(図1(C))。このように、ポ
ーラスSi層22をパターニングしたポーラスSiパタ
ン22cがクラッド層24aと共に下部クラッド層を構
成する。また、基板の全面に絶縁層34を堆積する。そ
して、基板の光素子搭載領域14にダイスボンディング
パッド36を設けて、その上にLD38を搭載する。
【0028】以下、各工程につき順次に説明する。先
ず、図2を参照して、n型Si層18の形成工程につき
説明する。この実施の形態では、基板としてp型Siウ
エハ10を用いている。このp型Siウエハ10は、表
面が鏡面研磨されており、固有抵抗値が25Ω・cmで
ある。このp型Siウエハ10の表面に通常の熱酸化処
理を施して、SiO2 層12を形成する(図2
(A))。続いて、フォトリソグラフィおよびエッチン
グを行い、光素子搭載領域14のSiO2 層12部分を
除去する(図2(B))。p型Siウエハ10の導波路
形成領域16にはSiO2層12が残存する。
【0029】そして、光素子搭載領域14におけるp型
Siウエハ10の上面部のSi酸化を行うと共に不純物
としてのリン(P)の導入を行い、ポスト拡散により約
500nmの深さのn型Si層18を形成する(図2
(C))。このときのリンの導入量は、p型Siがn型
Siに変わる程度の量とし、例えばp型Siウエハ10
に導入されているボロン(B)よりも1桁程度多くリン
を導入すればよい。最後に、HF水溶液を用いてSiO
2 層12を除去する(図2(D))。
【0030】次に、図3および図4を参照して、ポーラ
スSi層22の形成工程すなわち陽極酸化工程につき説
明する。このため、p型Siウエハ10の裏面すなわち
n型Si層18が形成されている側とは反対側の面に、
電極膜としてのAl膜20を形成する(図3(A))。
Al膜20は、真空蒸着により約1μmの膜厚となるよ
うに形成する。以下、このAl膜20が設けられたp型
Siウエハ10を基板44と称する。
【0031】次に、対向電極として白金(Pt)電極4
6を用意し、Al膜20とPt電極46との間に電流源
48を接続する(図4)。この状態で基板44をPt電
極46と共に電解液中に浸し、これら電極間に所要の時
間だけ電流を流す。図4に示すように、電解液としては
25%の媒質のHF水溶液50を用いている。このHF
水溶液50が入ったテフロンビーカ52は、水56を満
たした水槽58内に設置されている。水槽58の下側に
は超音波発生器60が設けられており、水槽58内の水
56を介してHF水溶液50中に超音波が伝播するよう
になっている。基板44は、HF水溶液50中で基板保
持ジグ54により支持されている。
【0032】そして、電極間に30mA/cm2 の電流
密度の電流を10分間流す。電流を流している間は超音
波発生器60により超音波を発生させている。このよう
にすると、形成されつつあるポーラス層の孔内に電解液
を浸透させて反応を速めることができる。この結果、p
型Siウエハ10の表面から30μmの深さまでがポー
ラス化されて、ポーラスSi層22が形成される(図3
(B))。ポーラスSi層22の表面とn型Si層18
の表面とは高さが一致したままなので基板表面は平坦で
ある。しかも、n型Si層18の部分はポーラス化され
ないので、ヒートシンク機能に必要な熱伝導率を保て
る。このときに形成したポーラスSi層22のSiの体
積率は20%程度であり、633nmの波長の光に対す
る屈折率が1.4520である。また、燐酸と酢酸と純
水とを容積が3対1対5の割合で混合した溶液により、
Al膜20の除去および洗浄を行う(図3(C))。
【0033】次に、図5、図6および図7を参照して、
平面光導波路の形成工程および光素子の搭載につき説明
する。先ず、ウエハ上の全面にクラッド層24およびコ
ア層26をこの順序で連続的に積層して形成する(図5
(A))。クラッド層24はフッ素化石英層である。こ
のクラッド層24は、テトラエトキシシラン(TEO
S)、酸素およびC26 の混合ガスを原料ガスとして
用いたプラズマCVD法により形成する。形成したクラ
ッド層24は、4μmの厚さの層であり、屈折率が1.
4530である。また、コア層26は純石英層である。
このコア層26は、TEOSおよび酸素の混合ガスを原
料としたプラズマCVD法により形成する。形成したコ
ア層26は、8μmの厚さの層であり、屈折率が1.4
580である。
【0034】次に、コア層26の上面にアモルファスシ
リコン(α−Si)層28を堆積する(図5(B))。
このα−Si層28はスパッタ法により1μmの厚さの
層となるように形成する。
【0035】続いて、α−Si層28のパターニングを
行うことによりα−Siパタン28aを形成する(図5
(C))。α−Siパタン28aはコアパタンを形成す
るためのマスクとして用いるので、所定のコアパタンと
なるようにα−Si層28のパターニングを行う。先
ず、通常のホトリソグラフィ技術を用いてα−Si層2
8の上に有機レジストパタン(不図示)を作製し、この
有機レジストパタンをマスクとして用いてα−Si層2
8のエッチングを行う。コア層24およびクラッド層2
6が平坦面上に形成されているので、フォトリソグラフ
ィ時にガラスマスクがウエハに密着するためレジストパ
タンぼけが起こらない。エッチングは、HBrガスを用
いたリアクティブイオンエッチング法により行ってα−
Si層28を加工する。このように、導波路形成領域1
6を除くα−Si層28の部分を除去してα−Siパタ
ン28aを形成する。
【0036】次に、α−Siパタン28aをマスクとし
て用いたコア層26のエッチングを行い、コアパタン2
6aを形成する(図5(D))。エッチングは、C2
6 およびC24 の混合ガスを用いたリアクティブイオ
ンエッチング法により行い、加工断面が基板上面に対し
て垂直となるようにする。マスクとして用いたα−Si
パタン28aは、SF6 ガスを用いて選択的に除去する
(図6(A))。上述したように、レジストパタンぼけ
が起こらないので、高精度でコアパタン26aの加工が
行える。
【0037】次に、プラズマCVD法により基板の最上
部にクラッド層30を形成する(図6(B))。このク
ラッド層30は、クラッド層24と同じ形成条件によ
り、15μmの厚さとなるように形成する。
【0038】続いて、スパッタ法によりウエハ表面全面
に3.5μmの厚さのWSix (xはx>0を満たす実
数)層32を形成する(図6(C))。また、通常のフ
ォトリソグラフィ工程に従って、導波路形成領域16に
WSix 層32の一部が残存するようにこのWSix
32の加工を行い、WSix パタン32aを形成する
(図6(D))。WSix 層32の加工は、SF6 およ
びCHF3 ガスを用いたリアクティブイオンエッチング
により行う。
【0039】そして、WSix パタン32aをマスクと
して用いて、クラッド層30、コアパタン26a、クラ
ッド層24およびポーラスSi層22の不要部分を除去
するためのパターニングを行う。このパターニングは、
24 およびC26 の混合ガスを用いたエッチング
により行う。これにより、導波路形成領域16にポーラ
スSiパタン22c、クラッド層24a、コアパタン2
6aおよびクラッド層30aが残存、形成される(図7
(A))。以上説明したようにして、ポーラスSiパタ
ン22c、クラッド層24a、コアパタン26aおよび
クラッド層30aにより構成される平面光導波路を形成
する。
【0040】次に、WSix パタン32aをSF6 ガス
でエッチング除去する。そして、基板表面に絶縁層34
を形成する(図7(B))。絶縁層34はSiO2 層で
あり、これはクラッド層30と同じ製造条件で形成す
る。尚、絶縁層34の厚さは1μmである。
【0041】そして、光素子搭載領域14における絶縁
層34の上面にダイスボンディングパッド36を形成す
る(図7(C))。このダイスボンディングパッド36
は、Cr層とAu層とSn層とをこの順序で蒸着して積
層し厚さを3.5μmとして、平面光導波路の端部(導
波路形成領域16と光素子搭載領域14との境界部分に
相当する。)を基準にパターニングしたものである。こ
のダイスボンディングパッド36の上にLD38が搭載
される(図7(C))。
【0042】この実施の形態で説明した製造方法に従い
作製を行ったところ、下部クラッド層の全てをプラズマ
CVD法により作製したものと比べて、伝送特性に大き
な違いが見られなかった。つまり、従来方法に比較して
工程の減少が図れるこの発明の製造方法によっても従来
と変わらぬ同じ品質のものが作製できるので、低コスト
化が実現される。
【0043】[第2の実施の形態]第1の実施の形態で
は、ウエハのポーラス化を抑止するためにn型Si層を
形成したが、この第2の実施の形態で説明する方法を採
用しても良い。第2の実施の形態では、陽極酸化を行う
前に光素子搭載領域14におけるp型Siウエハ10の
上面にマスク層を形成する。このマスク層の形成工程お
よびポーラスSi層22の形成工程につき、図8を参照
して説明する。図8は、第2の実施の形態の製造工程を
示す断面図である。
【0044】先ず、p型Siウエハ10の上面にCr層
39およびAu層40をこの順序で積層する(図8
(A))。これらCr層39およびAu層40は真空蒸
着により連続的に形成する。Cr層39の厚さは60n
mとなるようにし、Au層40の厚さが1μmとなるよ
うに形成する。
【0045】次に、Cr層39およびAu層40のパタ
ーニングを行って光素子搭載領域14にそれぞれCrパ
タン39aおよびAuパタン40aの積層構造を形成す
る(図8(B))。ここでは、通常のフォトリソグラフ
ィ工程に従いAu層40の上面に所定のレジストパタン
を形成し、続いて湿式エッチングを行ってAu層40お
よびCr層39の加工を行う。Au層40の加工は、I
2 、KClおよびKIの混合水溶液を用いたエッチング
により行う。続くCr層39の加工は、硝酸第2セリウ
ムアンモニウムの水溶液を用いたエッチングにより行
う。この結果、Crパタン39aおよびAuパタン40
aの積層構造であるマスク層42が形成される(図8
(B))。
【0046】次に、第1の実施の形態で説明したよう
に、マスク層42を形成した基板をHF水溶液中に浸し
て陽極酸化を行う。マスク層42を構成するCr材およ
びAu材は耐HF性を有しているので、この下面側のp
型Siウエハ10の部分ではポーラス化が進まない。従
って、p型Siウエハ10の所定の部分だけを選択的に
ポーラスSi層22に変質させることができる(図8
(C))。マスク層42はエッチングにより剥離してお
く(図8(D))。ポーラスSi層22の表面と光素子
搭載領域14におけるp型Siウエハ10の表面との高
さは一致しており、基板表面は平坦である。
【0047】以下に続く工程は、第1の実施の形態と同
様であるから説明を省略する。このように、第1の実施
の形態と同様に、p型Siウエハ10の上面部にポーラ
スSi層22を形成することができる。この例では、ポ
ーラス化される箇所を導電型の違いにより制御している
わけではないから、必ずしもp型のSiウエハを用いな
くとも良い。マスク層としては、スパッタ法やCVD法
で形成された窒化シリコン膜を用いても同様である。
【0048】[第3の実施の形態]次に、第3の実施の
形態の製造工程につき、図9を参照して説明する。図9
は、第3の実施の形態の製造工程を示す断面図である。
この実施の形態では、熱処理を施すことによりポーラス
Si層22を酸化Si層に変質させる。
【0049】先ず、第1の実施の形態で説明した手順に
より、p型Siウエハ10の所定の上面部にポーラスS
i層22を形成する(図9(A))。但し、電解液とし
ては40%HF水溶液を用い、電極間に流す電流の電流
密度は100mA/cm2 にする。このとき形成したポ
ーラスSi層22のSiの体積率は45%程度であっ
た。
【0050】次に、ウエハ裏面のAl膜20を除去した
後、1000℃の温度の酸素雰囲気中で30分間の酸化
処理を行う。この結果、ポーラスSi層22の全てが酸
化されて酸化Si(SiO2 )層22aに変わる(図9
(B))。このSiO2 層22aの屈折率は1.457
0である。
【0051】続いて、プラズマCVD法により、基板上
部にクラッド層24およびコア層26をこの順序で積層
する(図9(C))。このとき形成したクラッド層24
は、SiO2 層22aとほぼ同じ屈折率の層であり、膜
厚は4μmである。また、コア層26には、クラッド層
24より0.3%程屈折率を高めるためにゲルマをドー
ピング物質として導入してあり、膜厚は8μmである。
【0052】そして、コア層26をパターニングしてコ
アパタン26aを形成し、その上にクラッド層24と同
じ屈折率のクラッド層30を積層する(図9(D))。
以降の工程は、第1の実施の形態と同様である。
【0053】このように、ポーラスSi層22を酸化す
ることによりSiO2 層22aとする。従って、光の散
乱要因となる不純物が少なく、通信に用いられる1.3
μm、1.5μmの波長の光に対して損失の少ないSi
2 層をクラッド層として比較的容易に形成できる。
【0054】[第4の実施の形態]次に、第4の実施の
形態につき、図10を参照して説明する。図10は、第
4の実施の形態の製造工程を示す断面図である。この実
施の形態では、熱処理を施すことによりポーラスSi層
22を酸化および溶融して石英層に変質させる。
【0055】先ず、第1の実施の形態で説明した手順に
より、p型Siウエハ10の所定の上面部にポーラスS
i層22を形成する(図10(A))。但し、電解液と
しては40%HF水溶液を用い、電極間に流す電流の電
流密度は100mA/cm2にする。このとき形成した
ポーラスSi層22のSiの体積率は45%程度であっ
た。
【0056】次に、ウエハ裏面のAl膜20を除去した
後、1300℃の温度の酸素雰囲気中で30分間の酸化
および溶融処理を行い、その後除冷する。この結果、ポ
ーラスSi層22の全てが酸化、溶融されて石英(Si
2 )層22bに変わる(図10(B))。この石英層
22bの屈折率は1.4580である。
【0057】続いて、プラズマCVD法により、基板上
部にクラッド層24およびコア層26をこの順序で積層
する(図10(C))。このとき形成したクラッド層2
4は、SiO2 層22bとほぼ同じ屈折率の層であり、
膜厚は4μmである。また、コア層26には、クラッド
層24より0.3%程屈折率を高めるためにGeをドー
ピング物質として導入してあり、膜厚は8μmである。
以降の工程は、第1の実施の形態と同様である。
【0058】尚、B(ホウ素)を高濃度に含むSiウエ
ハを採用すれば、ポーラスSiを酸化してSiO2 層と
したときにその屈折率をより低めることができる。逆
に、Pを高濃度で含むSiウエハを採用した場合には、
SiO2 の屈折率は高められる。但し、Pを高濃度に含
む場合には、陽極酸化の反応が進まなくなるので、陽極
酸化時に光を照射する必要がある。光をSiに照射する
と、光のエネルギを吸収した電子が伝導体に上り、その
とき、価電子帯にホールが発生するので、陽極酸化が進
む。照射する光のエネルギは、価電子帯と伝導帯とのエ
ネルギギャップに相当する1.1eV以上とする。
【0059】このように、ポーラスSi層22を酸化お
よび溶融することにより石英層22bとする。この方法
により、火炎堆積法により形成したものと同等の膜質の
石英層22bが得られる。しかも、比較的安価な装置で
短時間に形成することができる。
【0060】[第5の実施の形態]次に、第5の実施の
形態の製造工程につき、図11を参照して説明する。図
11は、第5の実施の形態の製造工程を示す平面図であ
る。これまでに説明した第1から第4の実施の形態で
は、ポーラスSi層22やこれを酸化した酸化Si層2
2aやさらに溶融して得た石英層22bは、光素子搭載
領域14を除くウエハ上の全面に形成した。この実施の
形態では、平面光導波路が形成される部分の下部にのみ
これらポーラスSi層22、酸化Si層22aおよび石
英層22bを形成する手順につき説明する。
【0061】上述したように形成を行うには、n型Si
層18の形成領域(あるいは第2の実施の形態で説明し
たマスク層42の形成領域)を、導波路パタン62を除
くウエハ10上の領域とする(図11(A))。導波路
パタン62はコアパタンが形成される領域を含むように
画成されたウエハ上の領域である。図11(A)には、
ウエハ上部を図中の横方向に延在する1条のストライプ
形状となるように、この導波路パタン62は画成されて
いる。
【0062】そして、導波路パタン62内のSiウエハ
部分をポーラス化して、ポーラスSi層22とする(図
11(B))。ポーラスSi層22を酸化Si層22a
または石英層22bに変質させる場合には、所定の熱処
理を行う。そして、クラッド層24およびコア層26を
積層し、コア層26をパターニングしてコアパタン26
aを形成する(図11(C))。クラッド層30を積層
した後、クラッド層24、コアパタン26aおよびクラ
ッド層30のパターニングを行い、クラッド層24a、
コアパタン26aおよびクラッド層30aが積層した平
面光導波路を形成し、光素子搭載領域にLD38を搭載
する(図11(D))。
【0063】以上説明したように、コアパタン周辺部に
のみポーラスSi層あるいは酸化Si層、石英層を含む
クラッド層を形成するので、ウエハにかかる応力を大幅
に低減でき、光伝送時の応力による偏波依存を小さくで
きる。
【0064】
【発明の効果】この発明のハイブリッド光集積素子の製
造方法によれば、導波路形成領域におけるSi基板の上
面部を陽極酸化法によりポーラスSi層に変質させ、下
部クラッド層の一部とする。このように、陽極酸化法を
利用すれば、光素子すなわちLDやPDなどを搭載する
ヒートシンク用のSiプラットフォームを突起状の構造
とする必要がない。従って、通常のフォトリソグラフィ
工程により、高精度のコアパタンを容易に形成できる。
また、陽極酸化は非常に簡易な設備で行うことができ、
しかも比較的高速にポーラスSi層を形成できるので、
従来に比べて製造工程を大幅に減らすことができて低コ
スト化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の製造工程を示す図である。
【図2】第1の実施の形態の製造工程を示す図である。
【図3】第1の実施の形態の製造工程を示す図である。
【図4】陽極酸化時の配置を示す図である。
【図5】第1の実施の形態の製造工程を示す図である。
【図6】第1の実施の形態の製造工程を示す図である。
【図7】第1の実施の形態の製造工程を示す図である。
【図8】第2の実施の形態の製造工程を示す図である。
【図9】第3の実施の形態の製造工程を示す図である。
【図10】第4の実施の形態の製造工程を示す図であ
る。
【図11】第5の実施の形態の製造工程を示す図であ
る。
【符号の説明】
10:p型Siウエハ 12:SiO2 層 14:光素子搭載領域 16:導波路形成領域 18:n型Si層 20:Al膜 22:ポーラスSi層 22a:SiO2 層 22b:石英層 22c:ポーラスSiパタン 24:クラッド層 24a:クラッド層 26:コア層 26a:コアパタン 28:α−Si層 28a:α−Siパタン 30:クラッド層 30a:クラッド層 32:WSix 層 32a:WSix パタン 34:絶縁層 36:ダイスボンディングパッド 38:LD 39:Cr層 39a:Crパタン 40:Au層 40a:Auパタン 42:マスク層 44:基板 46:Pt電極 48:電流源 50:HF水溶液 52:テフロンビーカ 54:基板保持ジグ 56:水 58:水槽 60:超音波発生器 62:導波路パタン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光素子搭載領域および導波路形成領域が
    画成された平坦なSi基板と、前記光素子搭載領域に設
    けられた光素子と、前記導波路形成領域に下部クラッド
    層、コア部および上部クラッド層を積層して形成した平
    面光導波路とにより構成されるハイブリッド光集積素子
    において、 前記Si基板の一部がポーラスSi層またはポーラスS
    i層を変質させて形成した酸化Si層となっており、こ
    れらポーラスSi層または酸化シリコン層を前記下部ク
    ラッド層の一部として用いていることを特徴とするハイ
    ブリッド光集積素子。
  2. 【請求項2】 光素子搭載領域および導波路形成領域が
    画成された平坦なSi基板と、前記光素子搭載領域に設
    けられた光素子と、前記導波路形成領域に下部クラッド
    層、コア部および上部クラッド層を積層して形成した平
    面光導波路とにより構成されるハイブリッド光集積素子
    を作製するに当たり、 前記導波路形成領域における前記Si基板の上面部を陽
    極酸化法によりポーラスSi層に変質させ、前記下部ク
    ラッド層の一部とすることを特徴とするハイブリッド光
    集積素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のハイブリッド光集積素
    子の製造方法において、 前記Si基板がp型の導電性を有するとき、陽極酸化を
    行う前に、前記光素子搭載領域における前記Si基板の
    上面部に不純物を導入してn型Si層を形成することを
    特徴とするハイブリッド光集積素子の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のハイブリッド光集積素
    子の製造方法において、 陽極酸化を行う前に前記光素子搭載領域における前記S
    i基板の上面にマスク層を形成し、陽極酸化を行った後
    に前記マスク層を剥離することを特徴とするハイブリッ
    ド光集積素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載のハイブリッド光集積素
    子の製造方法において、前記陽極酸化工程は、 前記Si基板の裏面に電極膜を形成する工程と、 前記電極膜と対向電極との間に電流源を接続した状態で
    前記Si基板を前記対向電極と共に電解液中に浸し、こ
    れらの間に所要の時間だけ電流を流す工程とを含むこと
    を特徴とするハイブリッド光集積素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のハイブリッド光集積素
    子の製造方法において、 前記電解液を弗化水素水溶液、又は、弗化水素水溶液と
    アルコール類との混合液とすることを特徴とするハイブ
    リッド光集積素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載のハイブリッド光集積素
    子の製造方法において、 熱処理を施すことにより前記ポーラスSi層を酸化Si
    層に変質させることを特徴とするハイブリッド光集積素
    子の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項2に記載のハイブリッド光集積素
    子の製造方法において、 熱処理を施すことにより前記ポーラスSi層を酸化およ
    び溶融して石英層に変質させることを特徴とするハイブ
    リッド光集積素子の製造方法。
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