JPH1120211A - ワイヤドットプリンタヘッド - Google Patents

ワイヤドットプリンタヘッド

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Publication number
JPH1120211A
JPH1120211A JP17933997A JP17933997A JPH1120211A JP H1120211 A JPH1120211 A JP H1120211A JP 17933997 A JP17933997 A JP 17933997A JP 17933997 A JP17933997 A JP 17933997A JP H1120211 A JPH1120211 A JP H1120211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
insulating filler
yoke
filled
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP17933997A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Nanjiyou
由宏 南城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Publication of JPH1120211A publication Critical patent/JPH1120211A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放熱作用を促進しコイルの断線を防止する。 【解決手段】 ヨークに設けられた複数のコア8に装着
されたコイルボビン20に導線21を巻回してなるコイ
ル9と、コア8に対向配置されてコイル9を励磁するこ
とにより印字方向に駆動されるアーマチュアとを具備す
るワイヤドットプリンタヘッドにおいて、コイルボビン
20に巻回されたコイル9の表面から最深部に至るまで
導線21の隙間に充填された熱伝導性のある第一の絶縁
充填材22と、コイル9の周囲とヨークを囲繞する放熱
ケース3の周壁5との間に充填された熱伝導性のある第
二の絶縁充填材23とを具備する。これにより、印字に
際してコイル9に発生した熱を、コイル9の表面から最
深部に至るどの部分で発生した熱でも第一の絶縁充填材
22を介してコイル9の表面に伝達し、さらに第二の絶
縁充填材23を介して放熱ケース3に伝達して放熱作用
を促進し、導線21の断線を未然に防止するようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤドットプリ
ンタヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コイルが巻回された複数のコアを
環状に配列し、ワイヤの後端部が溶接されたアーマチュ
アを個々のコアの端面に対向させて起伏自在に支持し、
コイルを励磁することによりアーマチュアを変位させ、
ワイヤをプラテン上の記録紙に衝突させるようにしたワ
イヤドットプリンタヘッドがある。
【0003】以下、従来のワイヤドットプリンタヘッド
の一例を図6ないし図8を参照して説明する。まず、図
6にワイヤドットプリンタ1の全体構造を示す。図中、
2はフロントハウジング、3は放熱ケースである。フロ
ントハウジング2にはプラテン(図示せず)側に突出す
るワイヤガイド4が一体に形成されている。放熱ケース
3は環状の周壁5と底面6とを有する容器状の形状を有
し、その内部に収納されたヨーク7、コア8、コイル
9、基板10とともにヨークブロック11を形成してい
る。コア8は環状のヨーク7の周縁に沿って配列されて
このヨーク7と一体に形成され、これらのコア8にコイ
ル9が装着されている。コイル9の両端は基板10の配
線パターン(図示せず)に接続されている。
【0004】フロントハウジング2には、ヨーク7に形
成された円筒部12の内周側のエッジを支点として起伏
自在に支持される複数のアーマチュア13の動作を案内
するアーマチュアガイド14が一体に形成され、このア
ーマチュアガイド14には、アーマチュア13をヨーク
7の円筒部12側に押える支点押えばね15と、コア8
の端面に生ずる磁気吸引力に抗してアーマチュア13を
付勢する復帰ばね16とが設けられている。また、フロ
ントハウジング2には、復帰ばね16の付勢力により復
帰するアーマチュア13の復帰位置を定めるアーマチュ
アストッパ17が取り付けられている。アーマチュア1
3の自由端に溶接されたワイヤ18はワイヤガイド4に
より摺動自在に整列されて保持されている。そして、フ
ロントハウジング2と放熱ケース3とは複数の螺子(図
示せず)により連結されている。
【0005】次に、動作について説明する。コイル9を
励磁すると、アーマチュア13がコア8の端面に吸引さ
れ、図示しないがインクリボンを介してプラテン上の用
紙にワイヤ18が衝突することにより、印字がなされ
る。コイル9への通電が遮断されたときに、アーマチュ
ア13が復帰ばね16の付勢力により復帰してアーマチ
ュアストッパ17により復帰位置が定められる。
【0006】ところで、コイル9を連続的に励磁すると
発熱するため、コイル9の周囲と放熱ケース3の周壁5
との間の隙間に充填材19を充填し、コイル9に発生し
た熱を充填材19を介して放熱ケース3に伝え、この放
熱ケース3から放熱することが行われている。
【0007】充填材19を充填する方法としては、例え
ば特公平4−22432号公報に記載されているよう
に、樹脂封入金型のキャビティにワイヤドットプリンタ
ヘッドを構成する部品(図6におけるヨークブロック3
に相当する構成部品)をセットした後に、キャビティ内
に樹脂を射出することが提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図8に示すように、コ
イル9は、コア8に装着されるコイルボビン20に、絶
縁膜で被覆した導線21を複数層に渡って巻回すること
により形成されているが、充填材19はコイル9の表面
側の巻回層には浸透するが、内部までは浸透しない。こ
れにより、コイル9の内部では導線21の間に熱伝導性
の悪い空気層が形成される。これにより、コイル9の表
面近くで発生した熱は充填材19を介して放熱ケース3
の周壁5に伝導されるが、コイル9の深部(導線21の
最内周側の巻回層)で発生した熱の放熱性は極めて悪
い。このため、コイル9の温度が異常に上昇し、導線2
1が断線する問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヨークの一面
に環状に配列された複数のコアと、これらのコアに装着
されたコイルボビンに導線を巻回してなるコイルと、前
記コアの端面に対して起伏自在に支持された複数のアー
マチュアと、これらのアーマチュアに連結されたワイヤ
と、前記複数のコアを囲繞する環状の周壁を有する放熱
ケースと、前記コイルボビンに巻回されたコイルの表面
から最深部に至るまで前記導線の隙間に充填された熱伝
導性のある第一の絶縁充填材と、前記コイルの周囲と前
記放熱ケースの前記周壁との間に充填された熱伝導性の
ある第二の絶縁充填材とを具備する。
【0010】したがって、コイルの導線に発生した熱
は、コイルの表面から最深部に至るどの部分で発生した
熱でも第一の絶縁充填を介してコイルの表面に伝達さ
れ、さらに第二の絶縁充填材を介して放熱ケースに伝達
され、この放熱ケースの表面から放熱される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1ない
し図5に基づいて説明する。図6ないし図8に示した部
分と同一部分は同一符号を用い説明も省略する。本実施
の形態のワイヤドットプリンタヘッドは、基本的には図
6で説明したように、ヨーク7の一面に環状に配列され
た複数のコア8と、これらのコア8に装着されたコイル
9と、これらのコア8の端面に対して起伏自在に支持さ
れた複数のアーマチュア13と、これらのアーマチュア
13に連結されたワイヤ18と、ヨーク6の周囲を囲繞
する周壁5を有する放熱ケース3とを有する。
【0012】ここで、本発明の実施の形態におけるワイ
ヤドットプリンタヘッドは、図1に示すように、コイル
ボビン20に導線21を巻回してなるコイル9を具備
し、さらに、コイルボビン20に巻回されたコイル9の
表面から最深部に至るまで導線21の隙間に充填された
熱伝導性のある第一の絶縁充填材22と、コイル9の周
囲と放熱ケース3の周壁5との間に充填された熱伝導性
のある第二の絶縁充填材23とを具備している。
【0013】この場合、第一、第二の絶縁充填部材2
2,23は、例えば、シリコン樹脂のように絶縁性と熱
伝導性とを有するものであればよく、オイルを用いるこ
とも可能である。特に、コイル9の内部に充填する第一
の絶縁充填材22は、導線21の隙間に充填するために
低粘度であることが望ましい。粘度が低い場合にはコイ
ルボビン20に導線21を巻回し終えた後に、その表面
から第一の絶縁充填材22を塗布しても最深部に充填す
ることが容易である。
【0014】図3(a)(b)に示すように、コイルボ
ビン20に導線21を一巻き巻回する都度第一の絶縁充
填材22を塗布する場合は、それほど粘度の低い第一の
絶縁充填材22を用いなくても出来上がったコイル9の
最深部の隅々まで第一の絶縁充填材22を充填すること
ができる。
【0015】さらに、コイルボビン20に導線21を巻
回し終えたコイル9を、図4に示すように、容器24に
収納された低粘度の第一の絶縁充填材22に浸し、内部
の圧力を真空ポンプ(図示せず)等により減圧すること
により、コイル9の導線21間の空気が吸引されるた
め、導線21の隙間に第一の絶縁充填材22を効率よく
充填することができる。
【0016】さらに、コイルボビン20に導線21を巻
回し終えたコイル9を、図5に示すように、容器25に
収納された低粘度の第一の絶縁充填材22に浸し、内部
の気圧を高めることにより、導線21の隙間に第一の絶
縁充填材22を効率よく充填することができる。
【0017】以上のような方法で、コイルボビン20に
巻回されたコイル9の表面から最深部に至るまで導線2
1の隙間に第一の絶縁充填材22を充填し、そのコイル
9をコア8に装着し、コイル9の周囲と放熱ケース3の
周壁5との間に第二の絶縁充填材23を充填してワイヤ
ドットプリンタヘッドを組み立てることにより、印字に
際してコイル9の導線21に発生した熱を、表面から最
深部に至るどの部分で発生した熱でも第一の絶縁充填材
22を介してコイル9の表面に伝達し、さらに第二の絶
縁充填材23を介して放熱ケース3に伝達し、この放熱
ケース3の表面から放熱することができる。したがっ
て、コイル9の温度が異常に上昇することを防止するこ
とができ、異常温度上昇による導線21の断線を未然に
防止することができる。
【0018】なお、実施の形態では、放熱ケース3はヨ
ーク7と別部材により形成されているが、ヨーク7と一
体に形成してもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明は、コイルボビンに巻回されたコ
イルの表面から最深部に至るまで導線の隙間に充填され
た第一の絶縁充填材と、コアに装着されたコイルの周囲
と放熱ケースの周壁との間に充填された第二の絶縁充填
材とを具備するので、印字に際してコイルの導線に発生
した熱を、表面から最深部に至るどの部分で発生した熱
でも第一の絶縁充填を介してコイルの表面に伝達し、さ
らに第二の絶縁充填材を介して放熱ケースに伝達し、こ
の放熱ケースの表面から放熱することができる。したが
って、コイルの温度が異常に上昇することを防止するこ
とができ、異常温度上昇による導線の断線を未然に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すもので、コイルに
充填された第一の絶縁充填材と、コイルの周囲と放熱ケ
ースとの間に充填された第二の絶縁充填材との関係を示
す一部の縦断側面図である。
【図2】コイルボビンに導線を巻回し終えたコイルに第
一の絶縁充填材を充填した状態を示すコイルの一部の縦
断側面図である。
【図3】コイルボビンに導線を巻回する過程でコイルに
第一の絶縁充填材を充填する状態を示すコイルの一部の
縦断側面図である。
【図4】コイルに第一の絶縁充填材を充填する他の方法
を示す縦断側面図である。
【図5】コイルに第一の絶縁充填材を充填する他の方法
を示す縦断側面図である。
【図6】ワイヤドットプリンタヘッドの基本構造の一例
を示す縦断側面図である。
【図7】そのヨークブロックの斜視図である。
【図8】従来例を示すもので、コイルの周囲と放熱ケー
スとの間に充填材を充填した状態医を示す一部の縦断側
面図である。
【符号の説明】
3 放熱ケース 5 周壁 7 ヨーク 8 コア 9 コイル 13 アーマチュア 18 ワイヤ 20 コイルボビン 21 導線 22 第一の絶縁充填材 23 第二の絶縁充填材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヨークの一面に環状に配列された複数の
    コアと、これらのコアに装着されたコイルボビンに導線
    を巻回してなるコイルと、前記コアの端面に対して起伏
    自在に支持された複数のアーマチュアと、これらのアー
    マチュアに連結されたワイヤと、前記複数のコアを囲繞
    する環状の周壁を有する放熱ケースと、前記コイルボビ
    ンに巻回された前記コイルの表面から最深部に至るまで
    前記導線の隙間に充填された熱伝導性のある第一の絶縁
    充填材と、前記コイルの周囲と前記放熱ケースの前記周
    壁との間に充填された熱伝導性のある第二の絶縁充填材
    とを具備することを特徴とするワイヤドットプリンタヘ
    ッド。
JP17933997A 1997-07-04 1997-07-04 ワイヤドットプリンタヘッド Pending JPH1120211A (ja)

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JP17933997A JPH1120211A (ja) 1997-07-04 1997-07-04 ワイヤドットプリンタヘッド

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ID=16064120

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