JPH11201779A - 光学式エンコーダ - Google Patents

光学式エンコーダ

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JPH11201779A
JPH11201779A JP10011979A JP1197998A JPH11201779A JP H11201779 A JPH11201779 A JP H11201779A JP 10011979 A JP10011979 A JP 10011979A JP 1197998 A JP1197998 A JP 1197998A JP H11201779 A JPH11201779 A JP H11201779A
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light
light receiving
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JP10011979A
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Mitsuyuki Taniguchi
満幸 谷口
Masato Aochi
正人 青地
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Fanuc Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造容易な可動コード板を用いた光学式エン
コーダ。 【解決手段】 プラスチックの成形成形等で製造された
可動コード板6は、光屈曲部61a他の光路修正機能に
より入力光をコード化する。入力光束Li1の入力位置で
は垂直入射と光透過を経て出力光束Lo1に変換され、受
光素子C8へ入射する。入力光束Li2の入力位置には光
屈曲部61aが到来しているので、屈曲された出力光束
Lo2が生成され、やはり受光素子C8に入射する。可動
コード板6が回転し、破線で示した光屈曲部62aが入
力光束Li1の入射位置に到来し、光屈曲部61aが入力
光束Li2の入射位置から去ると、出力光束Lo3とLo4が
受光素子C8* に入射して反転信号が得られる。受光出
力の推移は(b)に示したようなものとなる。光屈曲部
には、レンズ要素、全反射面要素などが利用出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学式エンコーダに
関し、更に詳しく言えば、光学検出部の構造を改良した
光学式エンコーダに関する。本発明は、ロータリ型、リ
ニア型いずれの型の光学式エンコーダにも適用が可能で
ある。
【0002】
【従来の技術】光学式エンコーダは、モータ等の回転運
動あるいは並進運動物体の位置や速度を検出するために
広く用いられている。図9は、ロータリ型の光学式エン
コーダの光学検出部を構成する可動コード板と受光部の
一例を示したものである、図9(a)に正面図を示した
可動コード板1は、ガラス板上にクロム等を蒸着した
後、エッチングにより同心弧状の透光部11、12、1
3a、13b、14a、14bを形成したものである。
クロム等の蒸着膜が残された部分(ハッチング部分)
は、遮光部となる。
【0003】図9(b)、(c)に示したように、可動
コード板1を挟んで光源部2と受光部3が設けられる。
光源部2と受光部3はそれぞれ所要個数の発光素子2
1、22及び受光素子31〜34で構成される。図9
(b)は可動コード板1が図9(a)の状態にある時の
断面図を表わし、図9(c)は可動コード板1が図9
(a)の状態から矢印A方向に90度回転した時の断面
図を表わしている。
【0004】光源部2の発光素子21、22から可動コ
ード板1へ入射した光(入力光)は、各受光素子31〜
34の正面位置に透光部11、12、13a、13b、
14a、14bが到来していれば対応する受光素子31
〜34に入射し受光を表わす信号が出力される。図9
(b)の状態では、受光素子31、33の正面位置にそ
れぞれ透光部14a、12が到来しており、発光素子2
1からの光が透光部14a、12を透過して直進し、受
光素子31、33にそれぞれ入射している。受光素子3
2、34の正面位置にはいずれの透光部も到来していな
いため、発光素子21からの光は遮光され、受光素子3
2、34への光射は起らない。
【0005】これに対して、図9(c)の状態では、受
光素子32、34の正面位置にそれぞれ透光部13b、
11が到来しており、発光素子21からの光が透光部1
3b、11を透過して直進し、受光素子32、34にそ
れぞれ入射している。受光素子41、43の正面位置に
はいずれの透光部も到来していないため、発光素子21
からの光は遮光され、受光素子31、33への光射は起
らない。
【0006】被検対象物(例えば、モータの回転軸)に
取り付けられた可動コード板1が回転軸X−Xの周りで
A方向またはB方向に回転すると、各受光素子31〜3
4から周期的に受光信号が出力される。受光素子31〜
34の出力信号は、図示しない周知の回路で処理され、
被検対象物の回転位置、回転速度等が検出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の光学式
エンコーダは、エッチング等によりクロム等の遮光膜を
形成し、更に所定のコードパターンでエッチングを施し
て遮光膜を除去する工程が必要であり、またエッチング
は管理や処理がめんどうな化学薬品を使用するため、製
造コストが高く量産にも適していない。また、光の単純
な透光/遮光により光のコード化を行なっているため
に、遮光時の光は無駄に捨てざるを得ないという問題も
あった。
【0008】本発明はこのような問題を解決することに
ある。即ち、本発明の一つの目的は、光のコード化のた
めの遮光部の形成を要しない新規な可動コードを採用し
た光学式エンコーダを提供することにある。また、本発
明はそのことを通して、金属蒸着やエッチングなどの必
要性を無くし、製造容易で安価な光学式エンコーダを提
供することを企図している。更に本発明は、コード化の
ための遮光部を要しないという特質を利用して、光の利
用効率が優れた光学式エンコーダの提供を可能にするこ
とをも企図している。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、可動コード板
の運動時に入力光で走査される帯状領域を、従来のよう
に遮光領域と透光領域に区分けするのではなく、互いに
異なる光路を持つ第1種の出力光と第2種の出力光を生
成する第1種の領域と第2種の領域に区分けすることに
よって、可動コード板に光のコード化の作用を持たせた
ものである。
【0010】本発明の特徴に従えば、各帯状領域で2種
の出力光を得るために、第1種の領域と前記第2種の領
域の内の少なくとも一方には、入力光の光路を少なくと
も1回屈曲し、入力光の光軸方向と入力光の入力位置に
おける可動コード板の運動方向によって張られる平面上
に無い光路を持つ出力光を生成するような光路変更機能
が与えられる。
【0011】これに対応して受光部の受光素子の内の少
なくとも一つは、第1種の領域へ入力光が入射した状態
では第1の受光状態が実現され、第2種の領域へ入力光
が入射した状態では第1の受光状態とは異なる第2の受
光状態が実現されるように配置される。
【0012】第1の形態(請求項2に対応)に従えば、
受光部に設けられた受光素子の内の少なくとも1つは、
第1種の出力光は入射し、第2種の出力光は入射しない
ように配置されており、それによってその受光素子から
可動コード板の運動に応じた出力信号が得られるように
なっている。
【0013】第2の形態(請求項3に対応)に従えば、
受光部は第1の受光素子と第2の受光素子を含む2つ以
上の受光素子を備えており、第1種の出力光は第1の受
光素子に入射し、第2種の出力光は第2の受光素子に入
射し、第1の受光素子及び第2の受光素子の内の一方か
らは、他方から得られる受光信号に対する反転信号が得
られるようになっている。
【0014】また、第3の形態(請求項4に対応)に従
えば、可動コード板は、入力光で走査される第1の帯状
領域と第2の帯状領域をを含む2つ以上の帯状領域を含
んでおり、受光部は第1の受光素子と第2の受光素子を
含む2つ以上の受光素子を備えている。
【0015】そして、第1の帯状領域で生成される第1
種の出力光と第2の帯状領域で生成される第2種の出力
光は、第1の受光素子と第2の受光素子の内の一方に同
時に入射し、第1の帯状領域で生成される第2種の出力
光と第2の帯状領域で生成される前記第1種の出力光
は、第1の受光素子と第2の受光素子の内の他方に同時
に入射し、第1の受光素子及び第2の受光素子の内の一
方からは、他方から得られる受光信号に対する反転信号
が得られるようになっている。
【0016】本発明で利用される光路修正機能には、い
くつかの形態が有り得る。
【0017】また、第2(請求項3)の形態に従えば、
光路変更機能により、出力光で照射される受光素子が互
いに異なる第1の状態と第2の状態が可動コード板の運
動に応じて交番的にもたらされ、それによって2つ以上
の受光素子から可動コード板の運動に応じた出力信号が
それぞれ得られるようになっており、且つ、第2の状態
において出力光で照射される受光素子から得られる出力
信号は、第1の状態において出力光で照射される受光素
子から得られる出力信号に対して反転信号となってい
る。
【0018】更に、第3(請求項4)の形態に従えば、
光路変更機能により、出力光で照射される受光素子が互
いに異なる第1の状態と第2の状態が可動コード板の運
動に応じて交番的にもたらされ、それによって2つ以上
の受光素子から可動コード板の運動に応じた出力信号が
それぞれ得られるようになっており、且つ、第2の状態
において出力光で照射される受光素子から得られる出力
信号は、第1の状態において出力光で照射される受光素
子から得られる出力信号に対して反転信号となっている
とともに、第1の状態における出力光と第2の状態にお
ける出力光は、同一の入力光路で可動コード板に入力さ
れた光から生成される。
【0019】光路変更機能を果たす光学手段には、例え
ば平坦斜面要素を含むものの他、レンズ要素あるいは互
いに異なる屈折率の媒体の境界に形成された全反射面要
素を含むものが利用出来る(請求項5、6、7に対
応)。
【0020】また、可動コード板の材料としては、光学
ガラスだけでなく、射出成形によって得られるプラスチ
ックなどを用いることも出来る(請求項8、9に対
応)。
【0021】本発明の光学式エンコーダは、光の透過/
遮光によるコード化を可動コード板で行なう代わりに、
上記した光路変更機能を利用して各受光素子の受光状態
の制御を行なうという基本的な特徴がある。また、同じ
帯状領域に入射した入力光から生成される2つの出力光
を互いに異なる受光素子に入射させて、反転信号の形成
に利用することが出来る(請求項3に対応)。
【0022】更に、異なる2つの帯状領域への入力光か
ら各々生成される2種の出力光(第1種の出力光と第2
種の出力光)に互いに相補的な役割を持たせ、一方の帯
状領域で生成される第1種の出力光と他方の帯状領域で
生成される第2種の出力光とを一つの受光素子に入射さ
せる一方、前記一方の帯状領域で生成される第2種の出
力光と前記他方の帯状領域で生成される第1種の出力光
とを別の受光素子に入射させ、それら受光素子の一方か
ら他方の受光素子されたで得られる受光信号に対する反
転信号を得ることも出来る。この形態は、効率良く反転
信号を得る上で有利である(請求項4に対応)。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の光学式エンコーダは、光
のコード化が可動コード板に与えられた新規な光路修正
機能を利用して行なわれるという特徴を有している。可
動コード板に与えられた光路修正機能による光路修正の
具体的な形態並びにそれに適合する受光部の構成に対応
して、本発明は種々の実施形態で具体化することが出来
る。以下、代表的ないくつかの実施形態について説明す
る。なお、各実施形態の説明はロータリ型の光学式エン
コーダを例示した諸図を参照して行なうが、可動コード
板の形状を直線状のものに置き換えれば、各説明はその
ままリニア型の光学式エンコーダに適用出来る。
【0024】[第1の実施形態;請求項2他に対応]図
1(a)、(b)は本発明の第1の実施形態に係るロー
タリ型の光学式エンコーダの光学検出部の要部構成を示
したもので、(a)は可動コード板の正面図、(b)は
可動コード板が(a)の状態にある時のA−Aに沿った
断面図である。
【0025】可動コード板5は、透明な光学ガラスある
いはプラスチックからなるもので、ハッチングで示した
ように同心弧状の光屈曲部51a、51b、52a、5
2bを有している。なお、可動コード板5の材料にプラ
スチックを用いる場合には、可動コード板5を周知の射
出成形技術により製造することが出来る。
【0026】図1(b)に示したように、可動コード板
5を挟んで発光素子20からなる光源部と受光部30が
設けられている。受光部30は、2つの受光素子C4、
C8を備えている。なお、可動コード板5と受光部30
の構成については、説明の便宜上C相に対応するものの
みを示した。
【0027】光屈曲部51a、51b、52a、52b
は、可動コード板5の運動時(ここでは回転時)に発光
素子20によって提供される入力光で走査される帯状領
域を2種類の領域に区分けするように設けられている。
2種類の領域は、ここでは光屈曲能を持たない直進透過
領域(第1種の領域)と、光屈曲能を持つ領域(第2種
の領域)であり、前者は切込み状の平坦斜面として示さ
れている(光屈曲部の他の形態については後述)。
【0028】図2は、光屈曲部51a、51b、52
a、52bの光路修正機能とそれによるコード化の作用
を説明する図で、(a)には図1(a)、(b)に示し
た状態における入力光と出力光の関係並びに受光部の受
光状態が示されており、(b)には可動コード板5が軸
X−Xの周りで回転(リニア型であれば並進移動)した
場合に受光素子C4、C8で得られる出力が示されてい
る。図2(a)を参照すると、光源部の発光素子20か
ら可動コード板5へ入射する入力光は、受光素子C8、
C4の位置と対応する2つの入力光束Li1、Li2を含ん
でいると見ることが出来る。図1(a)、(b)に示し
た状態では、入力光束Li1の可動コード板5への入力位
置には光屈曲部が形成されていないので、入力光束Li1
は透明媒体への単純な垂直入射と光透過を経て出力光束
Lo1(第1種の出力光)に変換される。出力光束Lo1
は、入力光束Li1と同じ光軸を持って直進し、C相の一
方の受光素子C8へ入射する。
【0029】これに対して、入力光束Li2の可動コード
板5への入力位置には光屈曲部51aが形成されている
ので、入力光束Li2は透明媒体表面に対して斜めに入射
し、図示されたように屈曲されてから透過され、出力光
束Lo2(第2種の出力光)に変換される。出力光束Lo2
は、入力光束Li1と異なる光軸を持って直進する。C相
の他方の受光素子C4は入力光束Li2の光軸の延長線上
に配置されているため、光路修正された出力光束Lo2は
受光素子C4に入射しない。
【0030】ここで注意すべきことは、屈曲作用による
光路修正は図1(b)、図2(a)を描示した紙面上で
上下方向の成分を含むように行なわれることである。言
い換えれば、可動コード板5は、入力光(入力光束Li
1)の光路を少なくとも1回屈曲し、入力光の光軸方向
と入力光の入力位置における可動コード板5の運動方向
によって張られる平面(紙面に垂直)上に無い光路を持
つように出力光(出力光束Lo2)を生成する。
【0031】図1(a)に示したように、光屈曲部51
a、51b、52a、52bは同心弧状に分布してコー
ドパターンを形成しているから、可動コード板5が軸X
−Xの周りで回転(リニア型であれば並進移動)する
と、受光素子C4、C8のそれぞれに関して、出力光の
入射状態と非入射状態が交番的に実現されることにな
る。その結果得られる受光出力は、図2(b)に示した
ようなものとなる。
【0032】[第2の実施形態;請求項3他に対応]第
2の実施形態では、第1の実施形態で用いた可動コード
板5と同じものが使用出来る。第2の実施形態が、第1
の実施形態と異なるのは、出力光を受光する受光部にお
ける受光素子の配列である。図3(a)に、図2(a)
と同様の形式で可動コード板5が図1(a)、(b)と
同じ状態にある時の入力光/出力光の関係と受光部40
の受光状態を示した。また、(b)には可動コード板5
が軸X−Xの周りで回転(リニア型であれば並進移動)
した場合に受光素子C4、C8で得られる出力を図2
(b)と同様の形式で示した。
【0033】図3(a)に示したように、光源部の発光
素子20から可動コード板5へ入射する入力光は、受光
素子C8、C4の位置と対応する2つの入力光束Li1、
Li2を含んでいると見ることが出来る。第1の実施形態
と同じく、可動コード板5が移動(ここでは回転)する
と、これら入力光束Li1、Li2によって各々帯状領域が
走査される。そして、光屈曲部51a、51b、52
a、52bは、これら帯状領域を各々2種類の領域に区
分けするように設けられている。
【0034】図1(a)、(b)に示したと同じ状態で
は、入力光束Li1の可動コード板5への入力位置には光
屈曲部が形成されていないので(第1種の領域への入
射)、入力光束Li1は透明媒体への単純な垂直入射と光
透過を経て出力光束Lo1(第1種の出力光)に変換され
る。
【0035】また、入力光束Li2の可動コード板5への
入力位置には光屈曲部51aが形成されているので(第
2種の領域への入射)、入力光束Li2は透明媒体表面に
対して斜めに入射し、図示されたように屈曲されてから
透過され、斜めに進行する出力光束Lo2(第2種の出力
光)に変換される。
【0036】可動コード板5を透過した出力光束Lo1
(第1種の出力光)は、図2(a)の場合と同じく、入
力光束Li1と同じ光軸を持って直進し、C相の1つの受
光素子C8へ入射する。これに対して、入力光束Li2の
可動コード板5への入力位置には光屈曲部51aが形成
されているので、入力光束Li2は透明媒体表面に対して
斜めに入射し、図示されたように屈曲されてから透過さ
れ、出力光束Lo2(第2種の出力光)に変換される。出
力光束Lo2は、入力光束Li1と異なる光軸を持って直進
する。
【0037】ここで第1の実施形態との重要な違いは、
受光素子C4で得られる受光信号に対する反転信号を得
るための受光素子C4* が受光素子C4と並んで配置さ
れていることである。そのため、光路修正された出力光
束Lo2は捨てられることなく受光素子C4* に入射す
る。
【0038】同様に受光素子C8と並んで受光素子C8
で得られる受光信号に対する反転信号を得るための受光
素子C8* が配置されている。そのため、破線で示した
ように入力光束Li1の入力位置に光屈曲部52a(また
は52b)が到来すると、光路修正された出力光束Lo3
が形成され、受光素子C8* に入射する。この時、入力
光束Li1の入力位置で光屈曲部が去っていれば、光光路
修正されずに出力光束Lo4が形成され、受光素子C4に
入射する。
【0039】このように、第1の実施形態では光路修正
機能が作動して光路が修正された時の出力光(第2種の
出力光)は捨てられていたが、本実施形態ではこれを捨
てることなく反転相の出力信号の生成に利用される。従
って、光の利用効率を第1の実施形態に比して高めるこ
とが出来る。
【0040】屈曲作用による光路修正は第1の実施形態
と同様、図2(a)を描示した紙面上で上下方向の成分
を含むように行なわれることは言うまでもない。即ち、
可動コード板5は、光路修正機能作動時に、入力光(入
力光束Li1/Li2)の光路を少なくとも1回屈曲し、入
力光の光軸方向と入力光の入力位置における可動コード
板5の運動方向によって張られる平面(紙面に垂直)上
に無い光路を持つように出力光(出力光束Lo2/Lo3)
を生成する。
【0041】可動コード板5は、第1の実施形態と同じ
く、同心弧状に分布してコードパターンを形成している
から、可動コード板5が回転(リニア型であれば並進移
動)すると、受光素子C4に光入射し、その反転出力を
得る受光素子C4* に入射しない状態と、逆に、受光素
子C4には光入射せず、その反転出力を得る受光素子C
* に入射する状態が交番的に実現される。
【0042】同様に、受光素子C8、C8* の組につい
ても、一方の受光素子C8光入射し、その反転出力を得
る受光素子C8* に入射しない状態と、逆に、受光素子
C8に光入射せず、その反転出力を得る受光素子C8*
に入射する状態が交番的に実現される。
【0043】本実施形態において、可動コード板5が回
転(リニア型であれば並進移動)すると、図3(b)に
示したような受光出力が各受光素子C4、C4* 、C
8、C8* で得られることになる。
【0044】[第3の実施形態;請求項4他に対応]図
4(a)、(b)は本発明の第3の実施形態に係るロー
タリ型の光学式エンコーダの光学検出部の要部構成を示
したもので、(a)は可動コード板の正面図、(b)は
可動コード板が(a)の状態にある時のA−Aに沿った
断面図である。
【0045】可動コード板6は、第1の実施形態と同じ
く、透明な光学ガラスあるいはプラスチックからなるも
ので、ハッチングで示したように同心弧状の光屈曲部6
1a、61b、62a、62bが形成されている。可動
コード板6の材料にプラスチックを用いる場合には、可
動コード板6を周知の射出成形技術により製造すること
が出来る。
【0046】図4(a)に示した可動コード板6の特徴
はコードパターンの反転関係にある。即ち、コードパタ
ーンを形成する光屈曲部61aと61bの組と62aと
62bの組の形成領域が、互いに反転関係にある。図4
(b)に示したように、可動コード板6を挟んで発光素
子20からなる光源部と受光部70が設けられる。受光
部70は、2つの受光素子C8、C8* を備えている。
受光素子C8* はC8に対して反転信号を得るためのも
のであり、上記特徴(コードパターンの反転関係)にあ
る。なお、ここでも可動コード板6と受光部70の構成
については、説明の便宜上C相に対応するもののみを示
した。
【0047】光屈曲部61a、61b、62a、62b
は、可動コード板6に光路修正機能を持たせるために設
けられており、ここでは切込み状の平坦斜面として示さ
れている(光屈曲部の他の形態については後述)。図5
は、光屈曲部61a、61b、62a、62bの光路修
正機能とそれによるコード化の作用を説明する図で、
(a)には図4(a)、(b)に示した状態における入
力光と出力光の関係並びに受光部の受光状態が示されて
おり、(b)には可動コード板6が軸X−Xの周りで回
転(リニア型であれば並進移動)した場合に受光素子C
8、C8* で得られる出力が示されている。
【0048】図4(a)を参照すると、光源部の発光素
子20から可動コード板6へ入射する入力光は、受光素
子C8、C8* の位置と対応する2つの入力光束Li1、
Li2を含んでいると見ることが出来る。第1、第2の実
施形態と同じく、可動コード板5が移動(ここでは回
転)すると、これら入力光束Li1、Li2によって各々帯
状領域が走査される。そして、光屈曲部61a、61
b、62a、62bは、これら帯状領域を各々2種類の
領域に区分けするように設けられている。
【0049】図4(a)、(b)に示した状態では、入
力光束Li1の可動コード板6への入力位置には光屈曲部
が形成されていないので(第1種の領域への入射)、入
力光束Li1は透明媒体への単純な垂直入射と光透過を経
て出力光束Lo1(第1種の出力光)に変換される。出力
光束Lo1は、入力光束Li1と同じ光軸を持って直進し、
受光素子C8へ入射する。
【0050】これに対して、入力光束Li2の可動コード
板6への入力位置には光屈曲部61aが形成されている
ので(第2種の領域への入射)、入力光束Li2は透明媒
体表面に対して斜めに入射し、図示されたように屈曲さ
れてから透過され、出力光束Lo2(第2種の出力光)に
に変換される。出力光束Lo2は、入力光束Li1と異なる
光軸を持ってやはり受光素子C8へ向かって直進する。
【0051】本実施形態でも屈曲作用による光路修正
は、図4(b)、図5(a)を描示した紙面上で上下方
向の成分を含むように行なわれる。言い換えれば、可動
コード板6は、入力光(入力光束Li1)の光路を少なく
とも1回屈曲し、入力光の光軸方向と入力光の入力位置
における可動コード板6の運動方向によって張られる平
面(紙面に垂直)上に無い光路を持つように出力光(出
力光束Lo2)を生成する。本実施形態の重要な特徴は、
光路修正された際の出力光束Lo2が、光路修正されない
場合に入射する受光素子C8* と対(反転関係)をなす
受光素子C8に入射していることである。結局、図示さ
れた状態では受光素子C8には出力光束Lo1と出力光束
Lo2が重畳入射する。
【0052】可動コード板6は、同心弧状に分布してコ
ードパターンを形成しているから、図5(a)に示した
ように同一の入力光路を形成する両入力光束Li1、Li2
に由来する両出力光束Lo1、Lo2が共に受光素子C8に
光入射し、その反転出力を得る受光素子C8* に入射し
ない状態と、逆に、受光素子C8に光入射せず、その反
転出力を得る受光素子C8* に入射する状態が交番的に
実現される。
【0053】図5(a)において、第2の状態における
出力光束は符号Lo3、Lo4を付けて破線で示した。ま
た、第2の状態においては破線で示した光屈曲部62a
(あるいは62b)が入力光束Li1の入射位置に到来し
ており、光屈曲部61a(斜面)は入力光束Li2の入射
位置から離れている。従って、この状態では、受光素子
C8* に 出力光束Lo3と出力光束Lo4が重畳入射す
る。
【0054】以上のことから、本実施形態において可動
コード板6が回転(リニア型であれば並進移動)する
と、図5(b)に示したような受光出力が各受光素子C
8とCC8* で得られることになる。本実施形態でも、
光の利用効率が第1の実施形態に比して高められる。
【0055】[第4の実施形態;請求項6に対応]本実
施形態は、上述した各実施形態に対する変形実施形態に
相当するもので、その特徴は、可動コード板に光路修正
機能を与えるために設けられる光屈曲部に、切込み状の
平坦斜面に代えて、レンズ要素を用いたものである。図
6(a)、(b)はその例を示す。いずれの場合も、可
動コード板8の光屈曲部81a(1個のみ例示)にレン
ズ要素が用いられている。
【0056】図6(a)に示した例では、受光素子9
1、92が配置され、レンズ要素を利用した光路修正機
能が作動すると、入力光束はその光軸方向と入力位置に
おける可動コード板8の運動方向によって張られる平面
(紙面に垂直)上に無い光路を持つように出力光束に変
換され、受光部から逸れていく。
【0057】これに対して、図6(b)に示した例で
は、受光素子93、94、95、96が配置されてい
る。受光素子93と94、95と96は通常それぞれ対
をなし、反転関係を形成する。例えば93=C8* 、9
4=C8、95=C4* 、96=C4の対応関係が形成
される。
【0058】光路修正機能が作動すると、入力光束はそ
の光軸方向と入力位置における可動コード板9の運動方
向によって張られる平面(紙面に垂直)上に無い光路を
持つように出力光束に変換され、互いに対をなす相手方
の受光素子に入射する。
【0059】[第5の実施形態;請求項7に対応]本実
施形態も、上述した各実施形態に対する変形実施形態に
相当するもので、その特徴は、可動コード板に光路修正
機能を与えるために設けられる光屈曲部に、全反射面要
素を用いたものである。図7(a)、(b)はその例を
示す。いずれの場合も、可動コード板100の光屈曲部
(1個のみ例示)に2つの全反射面101、102が形
成される。このような全反射面101、102は、可動
コード板100の屈折率(例えばアクリル樹脂であれば
屈折率=1.5程度)と空気(屈折率=1.0)との差
を利用すれば、図示したような斜面形成によって得るこ
とが出来る。このような斜面を有する可動コード板10
0は例えばプラスチックの射出成形品として容易に製造
出来る。
【0060】図7(a)に示した例では、受光素子9
1、92が配置され、全反射面要素101、102を利
用した光路修正機能が作動すると、入力光束はその光軸
方向と入力位置における可動コード板100の運動方向
によって張られる平面(紙面に垂直)上に無い光路を持
つように出力光束に変換され、受光部から逸れていく。
【0061】これに対して、図6(b)に示した例で
は、受光素子93、94、95、96が配置されてい
る。受光素子93と94、95と96は通常それぞれ対
をなし、反転関係を形成する。例えば93=C8* 、9
4=C8、95=C4* 、96=C4の対応関係が形成
される。
【0062】光路修正機能が作動すると、入力光束はそ
の光軸方向と入力位置における可動コード板100の運
動方向によって張られる平面(紙面に垂直)上に無い光
路を持つように出力光束に変換され、互いに対をなす相
手方の受光素子に入射する。
【0063】[第6の実施形態;請求項7に対応]本実
施形態は、上述した第5の実施形態に対する更なる一つ
の変形実施形態に相当する。本実施形態では、可動コー
ド板に光路修正機能を与えるために設けられる光屈曲部
に全反射面要素を用い、出力光に相当する光束を可動コ
ード板自身内部を伝播させて逃がすものである。図8は
その例を示す。いずれの場合も、可動コード板200の
光屈曲部に1つの全反射面201が形成される。このよ
うな全反射面201は、可動コード板200の屈折率
(例えばアクリル樹脂であれば屈折率=1.5程度)と
空気(屈折率=1.0)との差を利用すれば、図示した
ような裏面側の斜面形成によって得ることが出来る。こ
のような斜面を有する可動コード板100は例えばプラ
スチックの射出成形品として容易に製造出来る。
【0064】図8に示した例では、受光素子91、92
が配置され、全反射面要素201を利用した光路修正機
能が作動する部分に入射した光束Li2は全反射面201
でその全光量が内部反射され、内部を伝播する光束Lo2
に変換される。この光束Lo2を出力光束とみなせば、こ
のケースでも、光軸方向と入力位置における可動コード
板200の運動方向によって張られる平面(紙面に垂
直)上に無い光路を持つような出力光束が生成されてい
る。
【0065】以上、入力光で走査される領域を区分けす
る第1種の領域として直進透過の領域を形成し、第2種
の領域として光路修正機能を持った領域(図1、図4、
図9でハッチングを施した部分)を形成した実施形態に
ついて説明したが、両者の役割を入れ換えることも可能
である。例えば、図1、図4、図9でハッチングを施し
た部分には光路修正機能を与えずに、同一の入力光で走
査される残り部分(ハッチングを施していない部分)に
光路修正機能を与え、それに対応して必要となる受光素
子の配置変更を行なっても良い。
【0066】また、上記の各実施形態では、第1種の領
域と第2種の領域の一方のみに光路修正機能を付与する
実施形態について説明したが、これは、第1種の領域と
第2種の領域の一方は入力光を直進透過させる領域とし
た方が可動コード板の構造を簡素化出来ることや、入力
光の光路の延長線上に受光素子を配置出来ることなどの
設計上の利点を考慮したものである。
【0067】即ち、本発明の基本的な特徴は、入力光の
光路を少なくとも1回屈曲し、入力光の光軸方向と入力
光の入力位置における可動コード板の運動方向によって
張られる平面上に無い光路を持つ出力光を生成する光路
変更機能を付与した領域を利用して光のコーディングを
行なう点にあり、同一入力光で走査される領域を区分け
する第1種の領域と第2種の領域の双方に光路修正機能
を付与することを排除するものでないことは明らかであ
る。
【0068】
【発明の効果】本発明によれぱ、エッチングを利用して
遮光部分と透光部分によるコードパターンを形成する可
動コード板を使用した従来の光学式エンコーダに代え
て、簡単な構造で、製造容易且つ安価な可動コード板を
用いた光学式エンコーダが提供される。特に、プラスチ
ック成形品として可動コード板を製造出来ることは有利
である。また、従来とは異なり、光のコード化に遮光部
分を要しないので、従来と比藪して発光素子の光を有効
に利用した形態で光学式エンコーダを構成することが容
易となり、例えば同じ消費電流で信号出力を2倍に上げ
ることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の要部構成を示した図
で、(a)は可動コード板の正面図、(b)は可動コー
ド板が(a)の状態にある時のA−Aに沿った断面図で
ある。
【図2】第1の実施形態における光屈曲部の光路修正機
能とそれによるコード化の作用を説明する図で、(a)
は入力光と出力光の関係と受光部の受光状態を表わし、
(b)は受光素子C4、C8で得られる出力を表わして
いる。
【図3】第2の実施形態における光屈曲部の光路修正機
能とそれによるコード化の作用を説明する図で、(a)
は入力光と出力光の関係と受光部の受光状態を表わし、
(b)は受光素子C4、C8で得られる出力を表わして
いる。
【図4】本発明の第3の実施形態に係るロータリ型の光
学式エンコーダの光学検出部の要部構成を示したもの
で、(a)は可動コード板の正面図、(b)は可動コー
ド板が(a)の状態にある時のA−Aに沿った断面図で
ある。
【図5】本発明の第3の実施形態について、光屈曲部の
光路修正機能とそれによるコード化の作用を説明する図
で、(a)には入力光と出力光の関係並びに受光部の受
光状態が示されており、(b)には受光出力が示されて
いる。
【図6】第4の実施形態として、光屈曲部にレンズ要素
を用いた2つの例(a)、(b)を示したものである。
【図7】第5の実施形態として、光屈曲部に全反射面要
素を用いた2つの例(a)、(b)を示したものであ
る。
【図8】第6の実施形態として、光屈曲部に全反射面要
素を用いた別の例を示したものである。
【図9】ロータリ型の光学式エンコーダの光学検出部を
構成する可動コード板と受光部の一例を示したもので、
(a)は可動コード板の正面図、(b)は可動コード板
が(a)の状態にある時の断面図、(c)は可動コード
板が(a)の状態から矢印A方向に90度回転した時の
断面図をそれぞれ表わしている。
【符号の説明】
1、5、6、7、8、100、200 可動コード板 2 光源部 3、30、40、70、90 受光部 11、12、13a、13b、14a、14b 透光部
(スリット) 20 発光素子 51a、51b、52a、52b 光屈曲部(平坦斜
面) 61a、61b、62a、62b 光屈曲部(レンズ要
素) 101、102、201 全反射面 C4、C8、C4* 、C8* 、31〜34、91〜96
受光素子 Li1、Li2 入力光束 Lo1、Lo2、Lo3、Lo4、Lo5 出力光束 X−X 回転軸
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、可動コード板
の運動時に入力光で走査される帯状領域を、従来のよう
に遮光領域と透光領域に区分けするのではなく、互いに
異なる光路を持つ2以上の種類の出力光を生成する2以
上の領域に区分することによって、可動コード板に光の
コード化の作用を持たせたものである
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】本発明の特徴に従えば、帯状領域で2種以
上の出力光を得るために、それら領域の内の少なくとも
一つには、入力光の光路を少なくとも1回屈曲し、入力
光の光軸方向と入力光の入力位置における可動コード板
の運動方向によって張られる平面上に無い光路を持つ出
力光を生成するような光路変更機能が与えられる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力光をコード化された出力光に変換す
    るための可動コード板と、前記可動コード板の運動時に
    前記入力光で前記可動コード板上の1つ以上の帯状領域
    を走査するために1つ以上の発光素子を設けた光源部
    と、前記可動コード板でコード化された前記出力光を受
    光するための1つ以上の受光素子を含む受光部を備えた
    光学式エンコーダであって、 前記入力光で走査される前記帯状領域の内の少なくとも
    一つは、前記コード化を行なうために、互いに異なる光
    路を持つ第1種の出力光と第2種の出力光を生成する第
    1種の領域と第2種の領域に区分けされており、 前記第1種の領域と前記第2種の領域の内の少なくとも
    一方には、前記入力光の光路を少なくとも1回屈曲し、
    前記入力光の光軸方向と前記入力光の入力位置における
    前記可動コード板の運動方向によって張られる平面上に
    無い光路を持つ出力光を生成する光路変更機能が与えら
    れており、 前記1つ以上の受光素子は、その内の少なくとも一つの
    受光素子について、前記第1種の領域へ前記入力光が入
    射した状態では第1の受光状態が実現され、前記第2種
    の領域へ前記入力光が入射した状態では前記第1の受光
    状態とは異なる第2の受光状態が実現されるように配置
    されている、前記光学式エンコーダ。
  2. 【請求項2】 前記受光部に設けられた受光素子の内の
    少なくとも1つは、前記第1種の出力光は入射し、前記
    第2種の出力光は入射しないように配置されている、請
    求項1に記載された光学式エンコーダ。
  3. 【請求項3】 前記受光部は第1の受光素子と第2の受
    光素子を含む2つ以上の受光素子を備えており、 前記第1種の出力光は前記第1の受光素子に入射し、前
    記第2種の出力光は前記第2の受光素子に入射し、 前記第1の受光素子及び前記第2の受光素子の内の一方
    からは、他方から得られる受光信号に対する反転信号が
    得られるようになっている、請求項1に記載された光学
    式エンコーダ。
  4. 【請求項4】 前記可動コード板は、入力光で走査され
    る第1の帯状領域と第2の帯状領域をを含む2つ以上の
    帯状領域を含んでおり、 前記受光部は第1の受光素子と第2の受光素子を含む2
    つ以上の受光素子を備えており、 前記第1の帯状領域で生成される前記第1種の出力光と
    前記第2の帯状領域で生成される前記第2種の出力光
    は、前記第1の受光素子と前記第2の受光素子の内の一
    方に同時に入射し、 前記第1の帯状領域で生成される前記第2種の出力光と
    前記第2の帯状領域で生成される前記第1種の出力光
    は、前記第1の受光素子と前記第2の受光素子の内の他
    方に同時に入射し、 前記第1の受光素子及び前記第2の受光素子の内の一方
    からは、他方から得られる受光信号に対する反転信号が
    得られるようになっている、請求項1に記載された光学
    式エンコーダ。
  5. 【請求項5】 前記光路変更機能が、平坦斜面要素を含
    む光学手段によって果たされる、請求項1〜請求項4の
    いずれか1項に記載された光学式エンコーダ。
  6. 【請求項6】 前記光路変更機能が、レンズ要素を含む
    光学手段によって果たされる、請求項1〜請求項4のい
    ずれか1項に記載された光学式エンコーダ。
  7. 【請求項7】 前記光路変更機能が、互いに異なる屈折
    率の媒体の境界に形成された全反射面要素を含む光学手
    段によって果たされる、請求項1〜請求項4のいずれか
    1項に記載された光学式エンコーダ。
  8. 【請求項8】 前記可動コード板が光学ガラスで形成さ
    れている、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載さ
    れた光学式エンコーダ。
  9. 【請求項9】 前記可動コード板がプラスチックの射出
    成形で形成されている、請求項1〜請求項7のいずれか
    1項に記載された光学式エンコーダ。
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