JP4409269B2 - 光式エンコーダ - Google Patents

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Description

本発明は、光式エンコーダに関する。
従来、モータの駆動軸に固定された円板に半径方向の透光部(スリット)と遮光部を交互に形成し、発光部から出射された光を透光部と遮光部で透光・遮光しながらその透過光を受光部で受光する光式エンコーダの一例として、所定角度ごとに分割された領域内で透光部と非透光部の幅を変化させることで受光部の受光量を正弦波状に変化させるエンコーダが提案されている(例えば、特許文献1、2を参照)。
図11にて、従来の技術による光式エンコーダの主要部分の概略斜視図を示す。モータの回転軸周りの円板上のある同心円周にて、光透過率が周期(角度ピッチP)毎に正弦関数状に変化するものとして、その透過率を外からの光で検出することでエンコード(位相の検出)を行なっている。
上記のような従来の技術で、例えば、正弦波を検出するため、角度ピッチ1周期を8分割するスケールパターンを考える。スケールパターンは、図8に示すような一段構成が想定される。ここでの透過光を幅P/2(P:ピッチ)の受光素子(図1参照)で光電変換すると、出力波形は図9に示すようにほぼ正弦波状となる。このときの理想正弦波に対するピーク幅を基準とした歪み量は、最大で約3%である。
図8のスリット幅は、次の式の数5により与えられている。
Figure 0004409269
上式にて、Tmaxは最大透過率、Tminは最小透過率、nは角度ピッチ1周期内の上記8分割の序数(順番)である。
例えば、半径10mmの位置でのスケールパターンから周期1000分割の正弦波変調信号を得たいという場合には、角度ピッチPは0.36°(=62.83μm)である。Tmax=1、Tmin=0とすると、最も狭い透光部の(スリット)幅は「n=3、5」のときに現れ、
(P/8)×(1/2−√2/2)=(P/8)×0.146
となり、結局0.0066°、即ち1.15μmとなる。
特開昭64−88313号公報 特開2003−177036公報
従来技術にてエンコーダの分解能を高めるためには、一部の透光部の幅や間隔を狭くしなければならないことから、高い分解能を得ることには限度がある。また、受光部から出力される信号波形の歪みを減らして滑らかな変調を行なうために分割数を多くすると一部の透光部の幅が極端に細くなり、円板の製造に困難が生じる。
そこで、本発明は、高い分解能を有するエンコーダ及びエンコーダ付モータを提供すること、また受光部から出力される信号波形の歪みを最小化するエンコーダ及びエンコーダ付モータを提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するためになされたものである。本発明の好適な実施の形態に係る光式エンコーダは、
光軸上に対向して配置された発光部と受光部と、
上記発光部と受光部との間で上記光軸と直交する第1の方向に移動するとともに上記移動方向に透光部と非透光部を交互に配置した透光パターンを有するスケールを備え、
上記発光部からの光を上記透光部を透過して上記受光部で受光する光式エンコーダである。その光式エンコーダにおいて、
上記スケールには、上記第1の方向に透過率が変化し、互いに異なる透光パターンが、上記第1の方向に直交する第2の方向に複数段配置されて構成され、
上記スケールの透光パターンは、数6で表される式に基づいて形成され、
各段の透光パターンの透光スリットの幅Wnは、数6におけるn=0のときから順番に1段目からm段目に割り当てられ、m段目以降は再度1段目から順に割り当てられることを特徴とする。
Figure 0004409269
P:スケールのピッチ
N:ピッチの分割数
n:分割位置(「0」〜「N−1」の整数)
m:スケール部の段数
N/m:ピッチに含まれる透光スリットの数(N/m≧2)
Tmax:合成透過率の最大値
Tmin:合成透過率の最小値
Wn:分割位置における透光スリットの幅
本発明を利用することにより、以下のような効果を得ることができる。
モータの位相検出のためのエンコーダにおいて、スケールでの最小限のスリット幅を確保しつつピッチを狭化して、高分解能化を実現できる。また、検出される位相信号の波形の歪み量を低減できる。
また、光源からの放射光に強度分布ばらつきが多少あったとしても、信号出力の変動(ブレ)を押さえることができる。
更に、モータ付属円板の全周に渡って変調スケールパターンを作成する必要が無い、という構成を採用することも可能であるから、その場合にはより製造が簡易化される。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を説明する。
実施の形態1.
まず、図1は、本発明に係るエンコーダ1及びこのエンコーダ1を備えたエンコーダ付モータ3の概略構成を示している。該モータ3は、例えば、NCサーボモータなどが想定される。
モータ3の駆動軸5には円板(遮光板)6が固定されている。円板6は、例えば、透明樹脂又は透明ガラスからなる円形の板からなり、一方の表面(図1に表れている面)の一部が遮光性の遮光膜7によって覆われている。遮光膜7は、例えば、円板6の表面に黒色系の材料(例えば、クロム)を塗装又は蒸着して又は黒色系の材料からなるテープを貼り付けて形成するのが好ましい。円板6の一方の表面上にあって遮光膜7に覆われていない表面部分に、駆動軸5の中心軸(回転軸)16を中心とする所定半径の円9に沿って、半径方向に延びる多数のスリット11を形成しており、これら多数のスリット状透光部11によって構成された環状のロータリスケール8が形成されている。
円板6を挟む両側の領域には、回転軸16と平行に延びるとともに円9と交差する光軸2上に、発光部4と受光部10が対向して配置されている。発光部4は、例えば発光ダイオードからなり、円板6のスケール8が形成されている領域に向けて概略平行光を発するものが利用されている。受光部10は、スケール8を透過した光を受光するために、複数の受光素子アレイ12が配置されている。これら複数の受光素子アレイ12は、回転軸16を中心とし、円9と同一の大きさを有する円9’に沿って、下記に説明するように所定の間隔をあけて配置されている。
ロータリスケール8について詳細に説明すると、本実施の形態において、スケール8は2段スケールとして構成されており、円9に沿ってその外側に形成された外側スケール部13と、円9に沿ってその内側に並列に形成された内側スケール部14を有する。これら外側スケール部(第1のスケール部)13と内側スケール部(第2のスケール部)14は、回転軸16を中心として所定角度(例えば、360度/1000)のピッチPに分割された領域ごとに、透光部17と非透光部18を交互に配置した独自の第1の透光パターンと第2の透光パターンをそれぞれ備えている。
上記の所定角度のピッチPに対応して受光部10において、ロータリスケール8からの透過光を受光して光電変換する幅P/2の受光素子アレイ12が、周期(角度ピッチP)に従い複数個配置されている。
第1の透光パターンと第2の透光パターンは、数7で表される式に基づいて設計されている。
Figure 0004409269
式中、各値は以下のように定義される。
P:スケールのピッチ
N:ピッチの分割数
n:分割位置(「0」〜「N−1」の整数)
m:スケール部の段数
N/m:ピッチに含まれる透光スリットの数(N/m≧2)
Tmax:合成透過率の最大値
Tmin:合成透過率の最小値
Wn:分割位置における透光スリットの幅
具体的に、実施の形態1では、図3に示すように、ピッチの分割数Nが「8」、スケール部の段数mが「2」に設定されている。したがって、分割位置nは0〜7までの値であり、第1と第2の透光パターンに含まれる透光スリットの数は共に「4」である。
なお図3では、最大透過率Tmaxを1、最小透過率Tminを0としている。また、説明の便宜のため図3のスケールパターンは、円弧上ではなく直線上に展開している。
図3では、ハッチング部が透光部を示す。その他の領域は非透光部である。図の上方向が円板6の外径方向を示し、横方向は角度(位相)を示す。上段はnが0または偶数のときのスリットパターン(第1の透光パターン)で、下段はnが奇数のときのスリットパターン(第2の透光パターン)を示す。
具体的に示すと、上段パターンでは、
・n=0即ち位相が0の位置に、幅P/4の透光部を、
・n=2即ち位相が2π/4の位置に、幅0.5×P/4の透光部を、
・n=6即ち位相が6π/4の位置に、幅0.5×P/4の透光部を、順に並べ、
・n=4即ち位相が4π/4の位置には、透光部を形成しない。
また下段パターンでは、
・n=1即ち位相がπ/4の位置に、幅0.854×P/4の透光部を、
・n=3即ち位相が3π/4の位置に、幅0.146×P/4の透光部を、
・n=5即ち位相が5π/4の位置に、幅0.146×P/4の透光部を、
・n=7即ち位相が7π/4の位置に、幅0.854×P/4の透光部を、順に並べている。
上段パターンと下段パターンのラジアル幅は等しい。
これら2段からなるスケールパターンを経由する透過光を、幅がP/2であって、ラジアル幅が上段パターンのラジアル幅と下段パターンのラジアル幅を合わせた寸法より大きい受光素子で受光することにより、図4に示すような正弦波に近似する信号を検出することができる。このときの理想正弦波に対する歪み量は、ピーク幅を基準として図9と同様に最大で約3%となる。
図4において、実線が「理想正弦波」のグラフであり、破線が本発明の受光素子アレイ12から得られる信号のグラフである。更に、図10は、その一部の拡大図である。
例えば、半径10mmの位置でのロータリスケール8から周期1000分割の正弦波変調信号を得たいという場合には、角度ピッチPは0.36°(=62.83μm)であるから、最も狭い透光部の(スリット)幅は0.146×P/4で0.013°(=2.29μm)となる。当然ながら従来技術の2倍の幅にできる。
このような実施の形態1の構成によれば、信号波形の歪み量を従来の技術による構成と同等としつつ、最小のスリット幅を2倍にすることができる。よって、スケールパターンの製造が容易となる。
上記のスケールパターン(透光パターン)は、N=8、m=2の場合の設計例であるが、例えば図5に示すように、N=16、m=4としてもよく、Nとmとの様々な組み合わせが可能である。このとき、Nの値を十分に大きくすれば、波形の歪み量を相当に低減させることもできる。
また、上記ではスケールパターンが2段である場合に、上段パターンにnが0および偶数のときのスリットパターンを、下段パターンにnが奇数のときのスリットパターンを構成しているが、上段パターンと下段パターンをラジアル方向で入れ替えてもよい。
また、上記では受光素子アレイのラジアル幅をスケールパターンのものより大きくしている。スケールパターンと受光領域とが光軸方向で幾何学的に重なる領域が、上段パターンと下段パターンとで等面積となるのであれば、受光素子アレイのラジアル幅をスケールパターンのものより小さくしてもよい。
また、上記ではスケールパターンの透過率を正弦波状に変化させようとしている。三角波状やノコギリ波状に変化させ(ようとす)るのでもよい。
また、受光素子アレイ幅をP/2としているが、信号強度や変調度などを変えるために幅を狭めたり広げたりしてもよい。また、受光素子アレイの数を増やして上段パターンと下段パターンで別々に光電変換し、各々の出力を合成するような構成としてもよい。
遮光部では、クロム蒸着を利用することの他に、例えば円板の受光素子側(光が出射される側)にV(字型)突起またはV(字型)溝を並べて光を全反射させる作用を利用してもよい。更に、実施の形態1は、ロータリスケールのみでなく、リニアスケールへの適用も可能である。
また、円板上のスケールパターンと、受光素子アレイの受光素子の配列パターンとを入れ替えても、実施の形態1と同様の機能を実現できる。即ち、受光素子の配列パターンを図3若しくは図5のようなパターンとし、円板6のスケールパターン8を角度ピッチPでデューティ比50%のものとすれば、同様の機能・効果が得られる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る光式エンコーダは、実施の形態1に係る光式エンコーダと略同様のものである。よって、その差異を中心に以下説明する。
実施の形態1では、スケールパターン(透光パターン)が複数段から形成されるとして説明した。実施の形態2では、その複数段のスケールパターン(透光パターン)を、更に複数積み重ねる。
図6に示すスケールパターンを、例とすることができる。具体的には、
一段目では、
・n=0即ち位相が0の位置に、幅P/4の透光部を、
・n=2即ち位相が2π/4の位置に、幅0.5×P/4の透光部を、
・n=6即ち位相が6π/4の位置に、幅0.5×P/4の透光部を、順に並べ、
・n=4即ち位相が4π/4の位置には、透光部を形成しない。
二段目では、
・n=1即ち位相がπ/4の位置に、幅0.854×P/4の透光部を、
・n=3即ち位相が3π/4の位置に、幅0.146×P/4の透光部を、
・n=5即ち位相が5π/4の位置に、幅0.146×P/4の透光部を、
・n=7即ち位相が7π/4の位置に、幅0.854×P/4の透光部を、順に並べている。
更に、三段目では、一段目と同じ配置の透光部を、四段目には二段目と同じ配置の透光部を並べ、以降同様に交互に複数段配置している。
このような構成によれば、光源から放射される照射光の強度分布にばらつきがあったとしても、その影響を相殺し合うことができ、拠ってより安定した信号検出を行なうことができる。
なお、実施の形態2においても、円板上のスケールパターンと、受光素子アレイの受光素子の配列パターンとを入れ替えても、(入れ替え前と)同様の機能を実現できる。即ち、受光素子アレイの配列パターンを図6のようなパターンとし、円板6のスケールパターン(透光パターン)を角度ピッチPでデューティ比50%のものとすれば、同様の機能・効果が得られる。
実施の形態3.
実施の形態3に係る光式エンコーダも、実施の形態1若しくは実施の形態2に係る光式エンコーダと略同様のものであるので、その差異を中心に以下説明する。
図7は、実施の形態3に係る光式エンコーダ1の主要部分の概略斜視図である。まず、実施の形態3に係る光式エンコーダ1では、インデックススリット22が、発光部4と円板6との間に設定される。インデックススリット22は、円板6及び受光部10に平行であり、インデックススリット22の中心軸(光軸)は、ロータリスケール28への照射領域の中心軸2及び受光素子アレイの中心軸と一致する。
インデックススリット22には、実施の形態1若しくは実施の形態2の説明で示したスケールパターン(透光パターン)(図3、図5、及び図6参照)が形成される。
更に、円板6上には、回転軸16を中心として角度ピッチPにて透光部と非透光部とをデューティ比50%にて繰り返すロータリスケール28が設定される。つまり、実施の形態1を示す図1の受光素子アレイの配列パターンと同等のものが、ロータリスケール28として実現される。
インデックススリット22は、回転軸16を中心とした角度ピッチPのインデックススケール24を含み、該インデックススケール24が図3、図5、又は図6等のスケールパターンを含む。発光部4の放射光は、インデックススケール24とロータリースケール28を経由して、受光部10を照射する。受光部10上の受光素子アレイ30は、インデックススケール24とロータリースケール28を経由する透過光を受光して光電変換する。
受光素子アレイ30は、上記光電変換から円板6の角度位置を検出する。
このような実施の形態3に係る構成によれば、上記の実施の形態1若しくは実施の形態2に係る光式エンコーダの備える機能と同等のものが得られる。それに加えて、図3、図5、若しくは図6に係るスケールパターンは、インデックスススリット22のみに形成されればよい。しかも、ロータリスケール28は、透光部と非透光部とをデューティ比50%で繰り返すという、簡素な構成でよい。従って、上記の実施の形態1若しくは実施の形態2と比べて、製造が簡易化されるという利点が得られる。
なお、図7においては、光源4と円板6との間にインデックススリット22が配置されているが、該インデックススリット22は、円板6と受光部10との間に配置されてもよい。
実施の形態1に係る光式エンコーダの主要部分の概略斜視図である。 数1の式のグラフである。 スケールパターンの最大透過率Tmaxを1、最小透過率Tminを0、1周期内の設計分割数Nを8、1周期内のスリット本数を決める係数mを2とした場合のロータリースケールの拡大図である。 本発明の光式エンコーダから検出され得る正弦波に近似する信号のグラフである。 スケールパターンの最大透過率Tmaxを1、最小透過率Tminを0、1周期内の設計分割数Nを16、1周期内のスリット本数を決める係数mを4とした場合のロータリースケールの拡大図である。 実施の形態2におけるスケールパターンの例である。 実施の形態3に係る光式エンコーダの主要部分の概略斜視図である。 従来技術におけるスケールパターンの例である。 従来技術の光式エンコーダから検出され得る正弦波に近似する信号のグラフである。 図4のグラフの拡大図である。 従来の技術による光式エンコーダの主要部分の概略斜視図である。
符号の説明
1 (光式)エンコーダ、 2 光軸、 3 エンコーダ付モータ、 4 光源、 5 駆動軸、 6 円板、 7 遮光膜、 8 ロータリスケール、 10 受光部、 11 スリット、 12 受光素子アレイ、 13 第1のスケール部、 14 第2のスケール部、 16 回転軸、 17 遮光部、 18 非遮光部、 22 インデックススリット、 24 インデックススケール、 30 受光素子アレイ。

Claims (6)

  1. 光軸上に対向して配置された発光部と受光部と、
    上記発光部と受光部との間で上記光軸と直交する第1の方向に移動するとともに上記移動方向に透光部と非透光部を交互に配置した透光パターンを有するスケールを備え、
    上記発光部からの光を上記透光部を透過して上記受光部で受光する光式エンコーダにおいて、
    上記スケールには、上記第1の方向に透過率が変化し、互いに異なる透光パターンが、上記第1の方向に直交する第2の方向に複数段配置されて構成され、
    上記スケールの透光パターンは、数2で表される式に基づいて形成され、
    各段の透光パターンの透光スリットの幅Wnは、数2におけるn=0のときから順番に1段目からm段目に割り当てられ、m段目以降は再度1段目から順に割り当てられることを特徴とする光式エンコーダ。
    Figure 0004409269
    P:スケールのピッチ
    N:ピッチの分割数
    n:分割位置(「0」〜「N−1」の整数)
    m:スケール部の段数
    N/m:ピッチに含まれる透光スリットの数(N/m≧2)
    Tmax:合成透過率の最大値
    Tmin:合成透過率の最小値
    Wn:分割位置における透光スリットの幅
  2. 複数段の上記透光パターンの夫々が、上記第1の方向に繰り返して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光式エンコーダ。
  3. 上記スケールは、複数段の上記透光パターンを1組として、上記第1の方向に直交する第2の方向に複数組配置して構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光式エンコーダ。
  4. 光軸上に対向して配置された発光部と受光部と、
    上記発光部と受光部との間で上記光軸と直交する第1の方向に移動するとともに上記移動方向に透光部と非透光部を交互に配置した透光パターンを有するスケールを備え、
    上記発光部からの光を上記透光部を透過して上記受光部で受光する光式エンコーダにおいて、
    上記発光部とスケールとの間にはインデックスプレートが配置されており、
    上記インデックスプレートには、上記第1の方向に透光パターンを有する第2のスケールを備え、
    上記第2のスケールには、上記第1の方向に透過率が変化し、互いに異なる透光パターンが、上記第1の方向に直交する第2の方向に複数段配置されて構成され、
    上記第2のスケールの透光パターンは、数4で表される式に基づいて形成され、
    各段の透光パターンの透光スリットの幅Wnは、数4におけるn=0のときから順番に1段目からm段目に割り当てられ、m段目以降は再度1段目から順に割り当てられることを特徴とする光式エンコーダ。
    Figure 0004409269
    P:スケールのピッチ
    N:ピッチの分割数
    n:分割位置(「0」〜「N−1」の整数)
    m:スケール部の段数
    N/m:ピッチに含まれる透光スリットの数(N/m≧2)
    Tmax:合成透過率の最大値
    Tmin:合成透過率の最小値
    Wn:分割位置における透光スリットの幅
  5. 上記第2のスケールにける複数段の上記透光パターンの夫々が、上記第1の方向に繰り返して形成されていることを特徴とする請求項4に記載の光式エンコーダ。
  6. 上記第2のスケールは、複数段の上記透光パターンを1組として、上記第1の方向に直交する第2の方向に複数組配置して構成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の光式エンコーダ。
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