JPH11201699A - 昼間用煙乱玉花火 - Google Patents

昼間用煙乱玉花火

Info

Publication number
JPH11201699A
JPH11201699A JP10305236A JP30523698A JPH11201699A JP H11201699 A JPH11201699 A JP H11201699A JP 10305236 A JP10305236 A JP 10305236A JP 30523698 A JP30523698 A JP 30523698A JP H11201699 A JPH11201699 A JP H11201699A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
smoke
colored
star
color
colored smoke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10305236A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Ishibashi
弘朗 石橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MANTSUNA SHOTEN KK
Original Assignee
MANTSUNA SHOTEN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MANTSUNA SHOTEN KK filed Critical MANTSUNA SHOTEN KK
Priority to JP10305236A priority Critical patent/JPH11201699A/ja
Publication of JPH11201699A publication Critical patent/JPH11201699A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42BEXPLOSIVE CHARGES, e.g. FOR BLASTING, FIREWORKS, AMMUNITION
    • F42B5/00Cartridge ammunition, e.g. separately-loaded propellant charges
    • F42B5/02Cartridges, i.e. cases with charge and missile
    • F42B5/03Cartridges, i.e. cases with charge and missile containing more than one missile
    • F42B5/035Cartridges, i.e. cases with charge and missile containing more than one missile the cartridge or barrel assembly having a plurality of axially stacked projectiles each having a separate propellant charge

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Toys (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 昼間に所望の色の煙幕を順次空中に形成する
ことができる昼間用煙乱玉花火を提供すること。 【解決手段】 発射筒2の内部に発射筒2の長手方向に
間隔を隔てて燃焼により有色の煙を出しうる複数の色煙
星5を充填し、各色煙星5の上側に色煙幕剤7を配設す
るとともに、各色煙星5の下側に発射薬6を配設し、最
上位の色煙星5の色煙幕剤7に導火線8を接続し、導火
線8への着火により、複数の色煙幕が順次空中に形成さ
れるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昼間に所望の色の
煙幕を容易に形成することができる昼間用煙乱玉花火に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、夜間の空中に所望の色および
形状の光を容易に形成することのできる玩具花火が知ら
れている。この種の玩具花火は、観客が単に観賞するだ
けの花火大会に用いられる花火とは異なり、子供から大
人までの幅広い人々が自分自身で導火線に点火すること
で、種々の色および形状の光を容易に形成して楽しめる
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の玩具花火は、夜間に用いられるものであり、昼
間に用いることができないという問題点があった。
【0004】本発明は、これらの点に鑑みてなされたも
のであり、昼間に所望の色の煙幕を順次空中に形成する
ことができる昼間用煙乱玉花火を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため請求項1に記載の昼間用煙乱玉花火の特徴は、発射
筒の内部に発射筒の長手方向に間隔を隔てて燃焼により
有色の煙を出しうる複数の色煙星を充填し、各色煙星の
上側に色煙幕剤を配設するとともに、各色煙星の下側に
発射薬を配設し、最上位の色煙星の色煙幕剤に導火線を
接続した点にある。そして、このような構成を採用した
ことにより、導火線に着火すると、この導火線の火によ
り最上位の色煙星が発火するとともに、この色煙星の火
によりさらにこの色煙星の下側の発射薬が発火し、発射
薬の推力によりこの色煙星が空中に打ちあげられて空中
で燃焼し、ある色の色煙幕を形成する。ついで、最上位
の色煙星用の発射薬の火により次位の色煙星が発火する
とともに、この色煙星の火によりさらにこの色煙星の下
側の発射薬が発火し、発射薬の推力によりこの色煙星が
空中に打ちあげられて空中で燃焼し、つぎの色の色煙幕
を形成する。このようにして、複数の色煙幕が順次空中
に形成されることになる。
【0006】請求項2に記載の昼間用煙乱玉花火の特徴
は、発射筒の内部に発射筒の長手方向に間隔を隔てて燃
焼により有色の煙を出しうる複数の色煙星を充填し、各
色煙星の下側に発射薬を配設するとともに、この発射薬
と次位の色煙星との間に不燃材を介装し、各発射薬に導
火線が接続されるように前記発射筒の長手方向に沿って
発射筒内に導火線を延在させた点にある。そして、この
ような構成を採用したことにより、導火線に着火する
と、この導火線の火により最上位の色煙星およびこの色
煙星の下側の発射薬が発火し、発射薬の推力によりこの
色煙星が空中に打ちあげられて空中で燃焼し、ある色の
色煙幕を形成する。ついで、導火線の火により次位の色
煙星およびこの色煙星の下側の発射薬が発火し、発射薬
の推力によりこの色煙星が空中に打ちあげられて空中で
燃焼し、つぎの色の色煙幕を形成する。このようにし
て、複数の色煙幕が順次空中に形成されることになる。
【0007】請求項3に記載の昼間用煙乱玉花火の特徴
は、発射筒の内部に発射筒の長手方向に間隔を隔てて燃
焼により有色の煙を出しうる複数の色煙星を充填し、各
色煙星の上側に色煙幕剤を配設するとともに、各色煙星
の下側に発射薬を配設し、最上位の色煙星の色煙幕剤に
着火する着火剤をこの色煙幕剤の上側に配設した点にあ
る。そして、このような構成を採用したことにより、着
火剤に着火すると、この着火剤の火により最上位の色煙
星が発火するとともに、この色煙星の火によりさらにこ
の色煙星の下側の発射薬が発火し、発射薬の推力により
この色煙星が空中に打ちあげられて空中で燃焼し、ある
色の色煙幕を形成する。ついで、最上位の色煙星用の発
射薬の火により次位の色煙星が発火するとともに、この
色煙星の火によりさらにこの色煙星の下側の発射薬が発
火し、発射薬の推力によりこの色煙星が空中に打ちあげ
られて空中で燃焼し、つぎの色の色煙幕を形成する。こ
のようにして、複数の色煙幕が順次空中に形成されるこ
とになる。
【0008】請求項4に記載の昼間用煙乱玉花火の特徴
は、前記色煙星が、色煙幕剤の外周を点火剤により被覆
して構成されている点にある。そして、このような構成
を採用したことにより、色煙星の点火剤に着火すると、
この点火剤の火が直ちにこの色煙星の発射薬に移って発
射薬が発火し、色煙星を直ちに空中に打ち上げることが
できる。
【0009】請求項5に記載の昼間用煙乱玉花火の特徴
は、色煙星を、燃焼により異なる色の煙を出しうる複数
の色煙星の多重構造とした点にある。そして、このよう
な構成を採用したことにより、ひとつの色煙星が打ちあ
げられると、複数色の色煙幕が順次空中に出現すること
になる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1および図2は本発明に係る昼
間用煙乱玉花火の第1の実施の形態を示すものであり、
図1は要部の縦断面図、図2は色煙星の構造を示す説明
図である。
【0011】図1に示すように、本実施形態の昼間用煙
乱玉花火1は、円筒状に形成された発射筒2を有してい
る。この発射筒2の下端部の内部には底蓋3が装着され
ており、また、発射筒2の上端部の内部には上蓋4が装
着されている。
【0012】そして、発射筒2の内部の底蓋3と上蓋4
との間には、複数の球状の色煙星5が発射筒2の長手方
向に間隔を隔てて整列配置されている。また、各色煙星
5の下側の発射筒2内には、燃焼により色煙星5を打ち
あげるための発射薬6がそれぞれ対応する色煙星5と隣
接するように配設されている。さらに、各色煙星5の上
側の発射筒2内には、有色の煙を発生する色煙幕剤7が
それぞれ充填されている。この色煙幕剤7としては、従
来公知の種々のものを選択して用いることができる。さ
らにまた、最上位の色煙星5の上側に位置している色煙
幕剤7には導火線8が接続されており、この導火線8の
先端側は、前記上蓋4を介して前記発射筒2の外部に臨
んでいる。
【0013】なお、図1においては、発射薬6と色煙幕
剤7とを区別するために発射薬6を大きく誇張して示し
てある。
【0014】前記色煙星5は、図2(a)に示すよう
に、ほぼ球形に形成された煙幕薬塊9a、または、図2
(b)に示すほぼ円柱状に形成された煙幕薬塊9bの周
囲を高燃焼度を有する早火と称される点火剤10により
覆うことにより全体としてほぼ球形に形成されている。
さらに、図2(c)に示すように、点火剤10の内側
に、異なる色の色煙幕を形成することのできる複数の煙
幕薬塊9c,9d,9eを多重構造となるように配設す
れば、複数色の色煙幕を1つの色煙星5により形成する
ことができ、変色効果を得ることができる。
【0015】前記点火剤10は、発射筒2から空中に発
射された色煙星5の内部に位置する煙幕薬塊9を、所定
のタイミングで空中において燃焼させて昼間の空中に所
望の色の煙幕を素早く形成するためのものである。ま
た、前記煙幕薬塊9は、煙幕薬を板状に形成したものを
プレスなどにより円柱状に型抜きし、その後、点火剤1
0で球状に覆うことにより形成してもよい。
【0016】前記煙幕薬塊9を構成する煙幕薬は、酸化
剤、可燃剤、煙担持剤、粘結剤および着色剤を有してい
る。
【0017】このうち、煙幕薬に用いる酸化剤として
は、塩素酸カリウム、硝酸カリウムなどが例示され、そ
れぞれ単独もしくは2種以上が混合して用いられる。こ
れらのうち、塩素酸カリウム単独もしくは塩素酸カリウ
ムに硝酸カリウムを併用したものが、煙幕を素早く形成
するうえで最も好ましい。
【0018】また、煙幕薬に用いる可燃剤としては、炭
粉(木炭粉)、硫黄などが例示され、それぞれ単独もし
くは2種以上が混合して用いられる。これらのうち、炭
粉および硫黄を併用したものが、昼間用煙乱玉花火用煙
幕を素早く形成するうえで最も好ましい。このうち、硫
黄としては、回収硫黄を粉砕し微粉としたものや、分散
性などを改良した表面処理硫黄、あるいは、不溶性硫黄
などが使用される。
【0019】さらに、煙幕薬に用いる煙担持剤として
は、メラミン樹脂、石粉、チオ尿素、滑石粉などが例示
され、これらのうち、メラミン樹脂および石粉は、必須
成分として必ず使用される。また、必要に応じて、メラ
ミン樹脂および石粉に、チオ尿素および滑石粉が単独も
しくは併用して付加される。このうち、メラミン樹脂
は、煙幕薬の燃焼温度および燃焼速度を低下させて、煙
幕薬をゆっくりと不完全燃焼させるものである。また、
前記石粉は、煙幕薬の燃焼温度を低下させるとともに炎
を消火して煙幕薬を不完全燃焼させるものである。さら
に、前記チオ尿素は、煙幕薬の燃焼温度を低下させるも
のであり、必要に応じて使用される。さらにまた、前記
滑石粉は、前記石粉と同様に煙幕薬の燃焼温度を低下さ
せるとともに炎を消火して煙幕薬を不完全燃焼させるも
のであり、この滑石粉は必要に応じて使用される。
【0020】前記煙幕薬に用いる粘結剤は、煙幕薬を配
合する際に各種の配合薬を相互に接着するためものであ
り、この粘結剤としては、澱粉のり、合成のりなどが例
示される。
【0021】また、煙幕薬に用いる着色剤は、昼間用煙
乱玉花火用煙幕に所望の色とするためのものであり、こ
の着色剤としては、有機顔料、特に、染料が好ましい。
この染料としては、特に限定されるものではなく、アゾ
染料、アントラキノン染料、インジゴイド染料、硫化染
料、トリフェニルメタン染料、ピラゾロン染料、スチル
ベン染料、ジフェニルメタン染料、キサンテン染料、ア
リザリン染料、アクリジン染料、キノンイミン染料(ア
ジン染料、オキサジン染料、チアジン染料)、チアゾー
ル染料、メチン染料、ニトロ染料、ニトロソ染料などの
多種多様のものから選択することができる。
【0022】このうち煙幕を赤色とする場合に用いる着
色剤としては、パラレッド、トルイジンレッド、レーク
レッドC−Ba塩、リトールレッドBa塩、リトールレ
ッドCa塩、o−クロール−p−ニトロアニリンレッ
ド、リトールルーピン、ローダミンB−W塩、スカーレ
ット2Rレーク、ピグメントスカーレットレークなどを
例示することができる。
【0023】また、前記煙幕を紫色とする場合に用いる
着色剤としては、メチルバイオレットW塩を例示するこ
とができる。
【0024】さらに、煙幕を青色とする場合に用いる着
色剤としては、ビクトリアブルーW塩、ピーコックブル
ーW塩、モナストラルブルーなどを例示することができ
る。
【0025】さらにまた、煙幕を緑色とする場合に用い
る着色剤としては、マラカイトグリーン、ブリリャント
グリーン・チオファラビンW塩、ブリリャントグリーン
W塩、ピグメントグリーンBなどを例示することができ
る。
【0026】また、煙幕を黄色とする場合に用いる着色
剤としては、ベンジジンイエロー、ハンサイエローG、
ハンサイエロー10G、ナフトールイエローレークなど
を例示することができる。
【0027】さらに、煙幕を橙色とする場合に用いる着
色剤としては、o−ニトロアニリンオレンジ、2,4−
ジニトロソアニリンオレンジ、ペルシャンオレンジレー
クなどを例示することができる。
【0028】ここで、煙幕薬の具体的な配合例について
説明する。
【0029】具体例1 本具体例は、赤色の昼間用煙乱玉花火用煙幕を形成する
煙幕薬を示すものであり、本具体例においては、酸化剤
としての塩素酸カリウム100重量部に対し、可燃剤と
しての炭粉および硫黄をそれぞれ6重量部、煙担持剤と
してのメラミン樹脂を57重量部、石粉を26重量部、
チオ尿素を38重量部、粘結剤としての米のりを8重量
部、着色剤としての赤色の染料を43重量部の割合で計
量(合計284重量部)し、それぞれを混合することに
より、赤色の煙幕薬を形成した。また、性能試験を行う
ため、赤色の煙幕薬を公知の如く球状に形成し、その表
面を点火剤で覆うことにより赤色の色煙星を形成した。
【0030】なお、点火剤としては、硝石を71重量部
程度、硫黄を11重量部程度、炭粉を14重量部程度、
米のりを4重量部程度の割合で配合したものを用いた。
【0031】具体例2 本具体例は、紫色の赤色の昼間用煙乱玉花火用煙幕を形
成する煙幕薬を示すものであり、本具体例においては、
酸化剤としての塩素酸カリウム100重量部に対し、可
燃剤としての炭粉および硫黄をそれぞれ6重量部、煙担
持剤としてのメラミン樹脂を57重量部、石粉を25重
量部、チオ尿素を38重量部、粘結剤としての米のりを
6重量部、着色剤としての紫色の染料を48重量部の割
合で計量し(合計286重量部)、それぞれを混合する
ことにより、紫色の煙幕薬を形成した。また、前述した
具体例1と同様にして紫色の煙幕煙星を形成した。
【0032】具体例3 本具体例は、青色の昼間用煙乱玉花火用煙幕を形成する
煙幕薬を示すものであり、本具体例においては、酸化剤
としての塩素酸カリウム100重量部に対し、酸化剤と
しての硝酸カリウムを15重量部、可燃剤としての炭粉
および硫黄をそれぞれ8重量部、煙担持剤としてのメラ
ミン樹脂を42重量部、石粉を19重量部、滑石粉を1
1重量部、粘結剤としての米のりを4重量部、着色剤と
しての青色の染料を76重量部の割合で計量し(合計2
83重量部)、それぞれを混合することにより、青色の
煙幕薬を形成した。また、前述した具体例1と同様にし
て青色の色煙星を形成した。
【0033】具体例4 本具体例は、緑色の昼間用煙乱玉花火用煙幕を形成する
煙幕薬を示すものであり、本具体例においては、酸化剤
としての塩素酸カリウム100重量部に対し、酸化剤と
しての硝酸カリウムを7重量部、可燃剤としての炭粉お
よび硫黄をそれぞれ4重量部、煙担持剤としてのメラミ
ン樹脂を63重量部、石粉を22重量部、チオ尿素を1
3重量部、滑石粉を6重量部、粘結剤としての米のりを
4重量部、着色剤としての緑色の染料を56重量部の割
合で計量し(合計279重量部)、それぞれを混合する
ことにより、緑色の煙幕薬を形成した。また、前述した
具体例1と同様にして緑色の色煙星を形成した。
【0034】具体例5 本具体例は、黄色の昼間用煙乱玉花火用煙幕を形成する
煙幕薬を示すものであり、本具体例においては、酸化剤
としての塩素酸カリウム100重量部に対し、可燃剤と
しての炭粉および硫黄をそれぞれ4重量部、煙担持剤と
してのメラミン樹脂を61重量部、石粉を9重量部、チ
オ尿素を25重量部、滑石粉を4重量部、粘結剤として
の米のりを7重量部、着色剤としての黄色の染料を41
重量部の割合で計量し(合計255重量部)、それぞれ
を混合することにより、黄色の煙幕薬を形成した。ま
た、前述した具体例1と同様にして黄色の色煙星を形成
した。
【0035】具体例6 本具体例は、橙色(オレンジ色)の昼間用煙乱玉花火用
煙幕を形成する煙幕薬を示すものであり、本具体例にお
いては、酸化剤としての塩素酸カリウム100重量部に
対し、可燃剤としての炭粉および硫黄をそれぞれ4重量
部、煙担持剤としてのメラミン樹脂を62重量部、石粉
を9重量部、チオ尿素を27重量部、滑石粉を4重量
部、粘結剤としての米のりを7重量部、着色剤としての
橙色の染料を42重量部の割合で計量し(合計259重
量部)、それぞれを混合することにより、橙色の煙幕薬
を形成した。また、前述した具体例1と同様にして橙色
の色煙星を形成した。
【0036】前記各具体例の組成物配合を以下の表に示
す。
【0037】 表中の数字は重量部を示す。
【0038】つぎに、前述した構成からなる本実施の形
態の昼間用煙乱玉花火の作用について説明する。
【0039】本実施の形態の昼間用煙乱玉花火1によれ
ば、図1に示す発射筒2の外部に露出している導火線8
の先端にマッチあるいはライターなどを用いて点火する
ことにより、導火線8が上蓋4を介して発射筒2の内部
に向かって燃焼する。そして、導火線8の燃焼が上蓋4
の直近に位置する色煙幕剤7に到達すると、この色煙幕
剤7が燃焼して所望の色の煙が所望の色調で発射筒2の
内部から外部に向かって所定時間だけ吹き出し、このと
き、上蓋4は発射筒2から離間する。そして、上蓋4の
直近に位置する色煙幕剤7の燃焼は、上蓋4の直近に位
置する色煙星5の点火剤10の燃焼を開始させ、この早
火と称する点火剤10の急速な燃焼によりこの色煙星5
の直近に位置する発射薬6を直ちに燃焼させて、この上
蓋4の直近に位置する色煙星5を点火剤10が燃焼して
いる状態で発射筒2から所定のタイミングで空中に放出
する。そして、点火剤10が燃焼している状態で空中に
放出された色煙星5は、所定のタイミングで点火剤10
の燃焼がその内部に位置する煙幕薬9に到達し、色煙星
5の内部に配設された煙幕薬9を燃焼させ、その結果、
空中に所望の色の煙を所望の色調で所定のタイミングで
所定の時間だけ形成する。また、上蓋4の直近に位置す
る色煙星5を空中に放出する発射薬6の燃焼は、この発
射薬6に隣位する新たな色煙幕剤7を燃焼させ、以下前
記動作を順に繰り返し、その結果、発射筒2の内部に位
置する複数の色煙星5を最上位のものから順に時間をお
いて連続して空中に放出し、空中に所望の色の煙を順次
形成することができる。
【0040】このように、本発明の煙幕薬を用いて色煙
星5を形成し、この色煙星5を用いて本実施の形態の昼
間用煙乱玉花火1を形成することにより、導火線に点火
することで、発射筒2から所望の色の煙幕を昼間の空中
に順次吹き出すとともに、昼間の空中に色煙星5を時間
をおいて連続的に順次打ち上げることができ、その結
果、昼間の空中に観賞用の所望の色の煙幕を順次容易に
形成することができる。
【0041】なお、本実施の形態の色煙星5を単独で打
ち上げる構成としてもよい。
【0042】前述した煙幕薬を用いて形成した各色の色
煙星5を発射筒2内に色煙幕剤7や発射薬6を介して順
次収納して昼間用煙乱玉花火1を形成し、昼間の空中に
色煙星を打ち上げて、昼間の空中に煙幕が形成できるか
否か、また、煙幕が形成できる場合には、煙幕の色調な
どを視認することにより評価したところ、前記各具体例
とも、昼間の空中に、玩具としての所望の色の煙幕を適
正かつ容易に形成することができることが判明した。
【0043】図3は本発明に係る煙幕薬を適用した昼間
用煙乱玉花火の第2の実施の形態を示すものであり、本
実施の形態の昼間用煙乱玉花火1Aにおいては、前述し
た第1の実施の形態の昼間用煙乱玉花火1のように発射
筒2の内部に色煙幕剤7を配置せず、この色煙幕剤7の
代わりに、発射筒2の内部には造粒した土などの遮断部
材11が配設され、各色煙星5のそれぞれが発射筒2内
において発射筒2の軸方向に区画されている。また、発
射筒2内の各色煙星5の下側には対応する色煙星5を発
射させるための発射薬6が配設されている。さらに、発
射筒2内には発射筒2の長手方向に沿って発射筒2の内
周面に沿うように導火線8Aが延在されており、この導
火線8Aは、各色煙星5の発射薬6とそれぞれ接続され
ている。さらに、この導火線8Aの先端側は、上蓋4を
介して前記発射筒2の外部に臨んでいる。なお、その他
の構成は前述した第1の実施の形態と同様である。
【0044】このような構成からなる本実施の形態の昼
間用煙乱玉花火1Aによれば、発射筒2の外部に露出し
ている導火線8Aの先端にマッチあるいはライターなど
で点火することにより、導火線8Aが上蓋4を介して発
射筒2の内部の底蓋3に向かって燃焼する。そして、導
火線8Aの燃焼が上蓋4の直近に位置する最上位の色煙
星5に到達すると、この最上位の色煙星5の点火剤10
が急速に燃焼を開始し、この点火剤10の燃焼によりこ
の最上位の色煙星5の下側に位置するこの色煙星5の発
射薬6も直ちに燃焼を開始して、最上位の色煙星5をそ
の点火剤10が燃焼している状態で発射筒2から空中に
放出する。このとき、上蓋4は発射筒2から離間する。
そして、点火剤10が燃焼している状態で空中に放出さ
れた色煙星5は、点火剤10の燃焼がその内部に位置す
る煙幕薬塊9に到達すると、所定のタイミングで煙幕薬
を燃焼させ、その結果、空中に所望の色の煙幕を所定の
タイミングで形成する。また、上蓋4の直近に位置する
色煙星5を空中に放出する発射薬6を燃焼させた後の導
火線8Aの燃焼により、空中に放出した最上位の色煙星
5のつぎの色煙星5の点火剤10が燃焼を開始し、この
点火剤10が燃焼している間に継続している導火線8A
の燃焼によりこの色煙星5の下側に位置するこの色煙星
5の発射薬6も燃焼を開始して、この色煙星5をその点
火剤10が燃焼している状態で発射筒2から空中に放出
する。そして、点火剤10が燃焼している状態で空中に
放出された色煙星5は、点火剤10の燃焼がその内部に
位置する煙幕薬塊9に到達すると、所定のタイミングで
煙幕薬を燃焼させ、その結果、空中に所望の色の煙幕を
所定のタイミングで形成する。以下、前記動作を順に繰
り返し、その結果、発射筒2の内部に位置する複数の色
煙星5を最上位のものから順に所望の時間差をもってほ
ぼ連続して空中に放出し空中に所望の色の煙幕を順次形
成することができる。
【0045】このような第2実施形態の昼間用煙乱玉花
火1Aによっても、第1実施の形態の昼間用煙乱玉花火
1と同様の効果を奏することができる。
【0046】また、図1の実施の形態のさらなる変形例
としての本発明の第3実施の形態として、図4に示すも
のがある。この実施の形態の昼間用煙乱玉花火1Bは、
図1の実施の形態から上蓋4および導火線8を除去し、
代わりに最上位の色煙星5の上側の煙幕剤7に直接ライ
ターなどにより着火するようにしたものである。なお、
この煙幕剤7の代わりに色煙星5の外周の点火剤10と
同様の材料からなる着火剤を配設してもよい。
【0047】このような構成によれば、煙幕剤7に直接
着火することにより、図1の実施の形態と同様の作用効
果を得ることができる。
【0048】なお、本発明は、前記各実施の形態に限定
されるものではなく、必要に応じて変更することができ
る。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明の昼間用煙乱
玉花火によれば、昼間の空中に所望の色の煙幕を容易に
形成することができる。
【0050】また、着火は、導火線を有する花火におい
てはその導火線、導火線を有しない花火においては最上
位の着火剤に行えばよい。
【0051】さらに、色煙星を、燃焼により異なる色の
煙を出しうる複数の色煙星の多重構造とすれば、ひとつ
の色煙星が打ちあげられると、複数色の色煙幕が順次空
中に出現することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る昼間用煙乱玉花火の第1の実施
の形態の要部を示す縦断面図
【図2】 (a)、(b)(c)はそれぞれ図1の昼間
用煙乱玉花火の色煙星の構造を示す断面図
【図3】 本発明に係る昼間用煙乱玉花火の第2の実施
の形態の要部を示す縦断面図
【図4】 本発明に係る昼間用煙乱玉花火の第3の実施
の形態の要部を示す縦断面図
【符号の説明】
1,1A,1B 昼間用煙乱玉花火 2 発射筒 3 底蓋 4 上蓋 5 色煙星 6 発射薬 7 (発射筒の内部の)色煙幕剤 8,8A 導火線 9,9a,9b,9c,9d,9e 煙幕薬塊 10 点火剤 11 遮断部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発射筒の内部に発射筒の長手方向に間隔
    を隔てて燃焼により有色の煙を出しうる複数の色煙星を
    充填し、各色煙星の上側に色煙幕剤を配設するととも
    に、各色煙星の下側に発射薬を配設し、最上位の色煙星
    の色煙幕剤に導火線を接続したことを特徴とする昼間用
    煙乱玉花火。
  2. 【請求項2】 発射筒の内部に発射筒の長手方向に間隔
    を隔てて燃焼により有色の煙を出しうる複数の色煙星を
    充填し、各色煙星の下側に発射薬を配設するとともに、
    この発射薬と次位の色煙星との間に不燃材を介装し、各
    発射薬に導火線が接続されるように前記発射筒の長手方
    向に沿って発射筒内に導火線を延在させたことを特徴と
    する昼間用煙乱玉花火。
  3. 【請求項3】 発射筒の内部に発射筒の長手方向に間隔
    を隔てて燃焼により有色の煙を出しうる複数の色煙星を
    充填し、各色煙星の上側に色煙幕剤を配設するととも
    に、各色煙星の下側に発射薬を配設し、最上位の色煙星
    の色煙幕剤に着火する着火剤をこの色煙幕剤の上側に配
    設したことを特徴とする昼間用煙乱玉花火。
  4. 【請求項4】 前記色煙星は、色煙幕剤の外周を点火剤
    により被覆して構成されていることを特徴とする請求項
    1ないし請求項3のいずれか1項に記載の昼間用煙乱玉
    花火。
  5. 【請求項5】 前記色煙星を、燃焼により異なる色の煙
    を出しうる複数の色煙星の多重構造としたことを特徴と
    する請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の昼
    間用煙乱玉花火。
JP10305236A 1997-11-04 1998-10-27 昼間用煙乱玉花火 Pending JPH11201699A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10305236A JPH11201699A (ja) 1997-11-04 1998-10-27 昼間用煙乱玉花火

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-301811 1997-11-04
JP30181197 1997-11-04
JP10305236A JPH11201699A (ja) 1997-11-04 1998-10-27 昼間用煙乱玉花火

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11201699A true JPH11201699A (ja) 1999-07-30

Family

ID=26562881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10305236A Pending JPH11201699A (ja) 1997-11-04 1998-10-27 昼間用煙乱玉花火

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11201699A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100602521B1 (ko) 2004-10-15 2006-07-19 조규백 이중 추진제를 갖는 다연발 폭죽
KR100707664B1 (ko) 1999-11-18 2007-04-13 메탈 스톰 리미티드 일시적인 공중 영상 형성 방법
CN116867756A (zh) * 2020-12-04 2023-10-10 埃杰拉夸烟花股份有限公司 发烟组合物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100707664B1 (ko) 1999-11-18 2007-04-13 메탈 스톰 리미티드 일시적인 공중 영상 형성 방법
KR100602521B1 (ko) 2004-10-15 2006-07-19 조규백 이중 추진제를 갖는 다연발 폭죽
CN116867756A (zh) * 2020-12-04 2023-10-10 埃杰拉夸烟花股份有限公司 发烟组合物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1302092C (en) Flare composition and flare comprising said composition
JP3576251B2 (ja) 噴き出し花火
JPH11201699A (ja) 昼間用煙乱玉花火
US5423264A (en) Firework bomb with integral combustion
GB2330896A (en) Roman candle
US4341573A (en) Compositions for pulsating flares
JP2004003782A (ja) 玩具用乱玉花火
JPS58145898A (ja) 発光割薬
CN113091522A (zh) 一种多响多彩砂炮的生产方法
US1895149A (en) Fast burning type candle
Conkling Pyrotechnics
US2012866A (en) Pyrotechnic composition
JP2003062124A (ja) 発煙ボール
JP3078242U (ja) 玩具花火
De Antonis Fireworks!
JP3045866U (ja) 玩具花火
DE669007C (de) Sprenggeschoss mit Zuendung durch abbrennenden Leuchtsatz
JP2000146497A (ja) 室内装飾用花火
JP4641637B2 (ja) 玩具花火
US692769A (en) Fire-cracker.
JPH0356796Y2 (ja)
DE316129C (ja)
JP3047097U (ja) 花 火
JP3842860B2 (ja) 玩具花火における着火薬及び該着火薬を用いた玩具花火
JPH0523998Y2 (ja)