JP3045866U - 玩具花火 - Google Patents
玩具花火Info
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- JP3045866U JP3045866U JP1997003398U JP339897U JP3045866U JP 3045866 U JP3045866 U JP 3045866U JP 1997003398 U JP1997003398 U JP 1997003398U JP 339897 U JP339897 U JP 339897U JP 3045866 U JP3045866 U JP 3045866U
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- explosives
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Abstract
(57)【要約】
【目的】火薬に意図的に色彩を付け、火薬をその色彩に
より明確に区別できるようにした玩具花火である。 【構成】火薬の助燃剤として多く用いられる木粉に染
料、塗料等で色彩を付け、配合後の火薬をその外観の色
彩により明確に区別することができるようにした。
より明確に区別できるようにした玩具花火である。 【構成】火薬の助燃剤として多く用いられる木粉に染
料、塗料等で色彩を付け、配合後の火薬をその外観の色
彩により明確に区別することができるようにした。
Description
【0001】
この考案は、玩具花火に関するものである。
【0002】
従来には、玩具花火に使用される粉末配合された火薬に意図的に色彩をつけた ものはなかった。
【0003】
これには、次のような欠点があった。 玩具花火は、吹き出し、噴出、すすき、スパークラー等の炎、火の粉又は火花 を出すことを主とするもの、ピンホイール、サキソン等の回転を主とするもの、 金魚、ケーブルカー等の走行を主とするもの、ロケット等の飛しようすることを 主とするもの、乱玉、パラシュート等の打ち上げることを主とするもの、クラッ カー,爆竹等の爆発音を出すことを主とするもの、或いは、煙を出すことを主と するもの等、色々な類型のものがある。 これらの玩具花火は、多種類の粉末配合された火薬が加工されて用いられてい る。 これら多種類の火薬は、酸化剤となる過塩素酸カリウム、過塩素酸アンモニウ ム、硝酸カリウム、硝酸バリウム等の粉末状の原料と、助燃剤となる木粉、硫黄 、ビンゾールレジン、炭等の粉末状の原料の配合によって作られているが、これ らの原料をその色彩で区分すると次のようになる。 (イ)酸化剤:過塩素酸カリウム(白色)、過塩素酸アンモニウム(白色)、 硝酸カリウム(白色)、硝酸バリウム(白色) (ロ)助燃剤:木粉(薄茶色)、硫黄(黄色)、フェノールレジン(白色)、 炭(黒色)、金属粉(白色または灰色) 玩具花火の火薬は、これらの酸化剤原料と助燃剤原料を数種類ずつ配合するが 、配合後の粉末状の火薬の色彩は、灰色系もしくは茶色系のなどの色彩になりが ちである。 もちろん、色彩の濃淡の差は多少はあるが、明確に区別できるものではない。 この結果製造中に、配合された火薬を取り違えて使用することがあった。 本考案はこれらの欠点を除くためになされたものである。
【0004】
本考案は上記問題点を解決しようとするもので、染料、塗料等で色を付けた木 粉を助燃剤として粉末配合し、火薬をその色彩により明確に区別できるようにし たことを特徴とする玩具用花火である。
【0005】
火薬の助燃剤として多く用いられる木粉に染料、塗料等で色彩を付けたことに より、粉末配合後の火薬をその外観の色彩により明確に区別することができる。
【0006】
以下、本考案の実施例について説明する。なお、実施例中の%は重量%を意味 するものである。
【実施例1】 下記成分割合にて、木粉を染色し、水分がなくなるまで乾燥する。 木粉(200メッシュパス)・・・・・・・・・・・・・・・・ 20.0% カチオン染料(紅) ・・・・・・・・・・・・・・・・ 0.5% 湯(80℃) ・・・・・・・・・・・・・・・・ 79.5% 上記染色乾燥後の木粉を使用して、下記成分割合にて粉末配合し、紅色炎用の 火薬を作成した。 過塩素酸アンモニウム ・・・・・・・・・・・・・・・・ 70.0% 炭酸ストロンチウム ・・・・・・・・・・・・・・・・ 10.0% 木粉 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 10.0% フェノールレジン ・・・・・・・・・・・・・・・・ 10.0% この紅色炎用の火薬において、助燃剤に用いられる木粉は、0.186g/c m3と非常に軽いため、重量比が全体の10%であっても、体積比では、全体の 35%を占め火薬の色彩は桃色を呈し、紙管等のパイプに装填して着火すると、 鮮やかな紅色炎を発生して燃焼した。
【実施例2】 下記成分割合にて、木粉を染色し、水分がなくなるまで乾燥する。 木粉(200メッシュパス)・・・・・・・・・・・・・・・・ 20.0% カチオン染料(緑) ・・・・・・・・・・・・・・・・ 1.0% 湯(80℃) ・・・・・・・・・・・・・・・・ 79.0% 上記染色乾燥後の木粉を使用して、下記成分割合にて粉末配合し、緑色炎用の 火薬を作成した。 過塩素酸アンモニウム ・・・・・・・・・・・・・・・・ 50.0% 硝酸バリウム ・・・・・・・・・・・・・・・・ 34.0% 木粉 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 8.0% フェノールレジン ・・・・・・・・・・・・・・・・ 8.0% この緑色炎用の火薬は、火薬の色彩は薄緑色を呈し、紙管等のパイプに装填し て着火すると、緑色の炎を発生して燃焼した。
【実施例3】 図1は、次の(イ)、(ロ)、(ハ)の手順により製作された吹き出し花火で ある。 (イ)透明のアセチレン製パイプ1の開口部の一方を、粘土、石膏等の底止め6 で底止めし、実施例2の緑色炎用火薬5、実施例1の紅色炎用火薬4、点火薬3 を順次装てんする。 (ロ)点火薬3をアルコールにて、火薬が漏れないように固形化する。 (ハ)アセチレンパイプ1を手で持つための柄となる紙管2に差し込み固着する 。 この吹き出し花火において、透明アセチレン製パイプを使用したことにより、 火薬の色彩を外観より区別でき、点火薬3に点火すると点火薬3の燃焼後、次に 紅色炎用火薬4に火が移り紅色の炎を発生しながら燃焼し、その後緑色炎用火薬 5に火が移り、鮮やかな緑色の炎を発生しながら燃焼した。
【0007】
助燃剤として多く用いられる木粉に染料、塗料等で色彩を付け粉末配合し、火 薬の色彩を明確に区別したことにより、配合後の火薬の誤使用を軽減し製造の安 全性の確保に役立った。 また、火薬の外観の色彩は、染料、塗料の色で決定できるので、火薬の燃焼時 の炎の色彩に合わせることなど、燃焼前の火薬の色彩もデザインとして鑑賞でき るようになった。
【図1】本考案の実施例3の平面図である。
【図2】本考案の実施例3の横断面図である。
【符号の説明】 1、透明アセチレン製パイプ 2、紙管 3、点火薬 4、紅色炎用火薬 5、緑色炎用火薬 6、底止め
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
Claims (1)
- 【請求項1】 粉末配合された火薬に意図的に色彩を付
けたことを特徴とする玩具花火。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997003398U JP3045866U (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 玩具花火 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997003398U JP3045866U (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 玩具花火 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3045866U true JP3045866U (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=43180233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997003398U Expired - Lifetime JP3045866U (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 玩具花火 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3045866U (ja) |
-
1997
- 1997-03-24 JP JP1997003398U patent/JP3045866U/ja not_active Expired - Lifetime
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