JPH11200805A - 構造要素の冷却方法、冷却用流路付構造要素および冷却用流路付ガスタービン翼 - Google Patents

構造要素の冷却方法、冷却用流路付構造要素および冷却用流路付ガスタービン翼

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JPH11200805A
JPH11200805A JP574898A JP574898A JPH11200805A JP H11200805 A JPH11200805 A JP H11200805A JP 574898 A JP574898 A JP 574898A JP 574898 A JP574898 A JP 574898A JP H11200805 A JPH11200805 A JP H11200805A
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JP
Japan
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cooling
flow path
refrigerant
structural element
wall
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JP574898A
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English (en)
Inventor
Fumio Otomo
文雄 大友
Tatsuaki Uchida
竜朗 内田
Hideyuki Maeda
秀幸 前田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】冷媒の温度上昇や流量不足によって引き起こさ
れる冷却不足を解消でき、局所的な対流冷却効果を大に
して冷却効率を高めることができる構造要素の冷却方
法、冷却流路付構造要素および冷却用流路付ガスタービ
ン翼を提供する。 【解決手段】冷却用流路102の途中に該冷却用流路を
分断するように隔壁106を複数設け、これら隔壁10
6に冷却用流路102の壁面に向けて冷媒を送り出す対
流冷却促進用のインピンジメント冷却孔110を設け、
さらに各隔壁106に冷却用流路102の延びる方向に
向けて冷媒を送り出して冷媒温度を制御する流量調整用
の孔111を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却効率の向上を
図れるようにした構造要素の冷却方法、冷却用流路付構
造要素および冷却用流路付ガスタービン翼に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガスタービンでは、燃焼ガスに
より駆動されるタービン自身が燃焼器へ空気を供給する
ための送風機または圧縮機を駆動する自立的駆動方式を
採用している。このため、ガスタービンの出力効率を高
める最も有効な方法は、タ一ビン入口における燃焼ガス
温度を高めることである。
【0003】しかし、この燃焼ガス温度の上限は、タ一
ビン翼、特に第一段の動翼や静翼を構成している材料の
耐熱応力性や高温下での酸化、腐食等の耐性によって制
限される。
【0004】そこで従来は、図6および図7に示すよう
に、タービン翼を内側から冷却空気で強制的に冷却する
リターンフロータイプの翼を用いるようにしている。な
お、これらの図は動翼の一例を示すもので、図6は翼の
縦断面図を示し、図7は同じく翼の横断面図を示してい
る。
【0005】この動翼は、翼本体1と、この翼本体1を
支持する翼根部2と、プラットホーム部3とから構成さ
れている。翼根部2内と翼本体1内には、翼本体1の高
さ方向に延びる2つの冷却流路11、12が仕切壁13
によって形成されており、これら冷却流路11、12の
翼根部2内に位置する端部は図示しない回転軸に設けら
れた冷却空気供給路に接続されている。
【0006】冷却流路11は、翼根部2から翼本体1の
先端部近傍まで延びるように仕切壁13と前縁部14側
に設けられた仕切壁15とによって形成された流路16
と、仕切壁15と前縁部14との間に形成された空洞1
7と、仕切壁15に複数設けられた小孔18と、空洞1
7と前縁部14との間に存在する前縁壁19に複数設け
られたフィルム冷却用の噴出し孔20と、流路16を構
成する壁で腹側および背側の壁21、22に複数設けら
れたフィルム冷却用の噴出し孔23で構成されている。
【0007】したがって、この冷却流路11に供給され
た冷却空気は、翼根部2から流入し、流路16を翼の高
さ方向に流れて先端壁付近に達し、その間に、一部が噴
出し孔23から翼外に噴き出して翼本体1における前縁
部の腹側表面および背側表面をフィルム冷却する。ま
た、残りの冷却空気が仕切壁15に設けられた複数の小
孔18から空洞17内に噴射流入して前縁壁19に衝突
し、この前縁壁19の内面をインピンジメント冷却し、
さらに前縁壁19に設けられた複数の噴出し孔20を通
過して、翼外部に流出して前縁部14の表面をフィルム
冷却する。
【0008】この冷却流路11の冷却性能は、主に、流
路16における対流冷却効果と、流路16から小孔18
を通過して前縁壁19の内面に噴流として衝突すること
によるインピンジメント冷却効果と、噴出し孔20を介
して翼外に噴き出した冷却空気が翼本体1の前縁部14
ならびに前縁部の背側、腹側に沿って流れることによる
フィルム冷却効果と、噴出し孔23を介して翼外に噴き
出した冷却空気が翼本体1の背側、腹側に沿って流れる
ことによるフィルム冷却効果との相乗効果で与えられ
る。
【0009】一方、冷却流路12は、仕切壁13と仕切
壁24との間に形成されて翼本体1の先端壁近傍まで延
びた流路25と、この流路25に続いて一旦、後縁部2
6側回りにリターンしてプラットホーム部3の近くまで
延びた後に再び後縁部26側回りにリターンして先端壁
の近傍まで延びる屈折流路27と、この屈折流路27の
最終流路部分の壁28に複数設けられた噴出し孔29
と、この噴出し孔29から噴き出された冷却空気と接触
する複数のピンフィン30を備えた冷却路31と、屈折
流路27を構成する腹側の壁21に複数設けられた噴出
し孔32(図6参照)とを主体にして構成されている。
【0010】したがって、この冷却流路12に導かれた
冷却空気は、流路25内を翼根部2から翼本体1の先端
部へ向けて流れた後、後縁部26側回りにリターンして
屈折流路27を流れ、壁28に設けられた噴出し孔29
から冷却路31へと流れる。また、屈折流路27を流れ
る間に、一部が屈折流路27を構成する腹側の壁21に
設けられた噴出し孔32から翼外へと流れる。なお、図
7中、33は乱流促進リブを示している。
【0011】この冷却流路12の冷却性能は、屈折流路
27での対流冷却効果と、噴出し孔29、32内での対
流冷却効果と、噴出し孔32から吹出した冷却空気が翼
の腹側外面に沿って流れることによるフィルム冷却効果
と、ピンフィン30による対流冷却効果との相乗作用と
して与えられる。
【0012】このような冷却構造であると、主流ガス温
度(燃焼ガス温度)が1200℃級のガスタービンの場
合、主流ガス流量の数パーセントの冷却空気量でタービ
ン翼の表面平均温度を850℃程度に保つことが可能で
ある。
【0013】しかしながら、最近では出力効率を一層向
上させるために、主流ガス温度を1300℃〜1500
℃級、もしくはそれ以上に高めることが望まれている。
このような高温条件、たとえば主流ガス温度が1300
℃級の条件で従来のガスタービン翼を用いた場合、翼の
温度を設計条件に抑え込むことはできるが、抑え込むた
めに多量の冷却空気が必要となる。このため、システム
全体の出力効率を著しく低下させてしまい、主流ガス温
度を上昇させた意味がなくなる。なお、最近では冷却空
気を抽気して強制冷却することも考えられているが、こ
の方式でも1500℃級もしくはそれ以上の超高温ガス
タービンの冷却設計を満たすことは極めて困難である。
【0014】さらに、翼の平均温度や最高局所温度の設
計条件を満たしている1200℃級程度のガスタービン
翼にあっても、翼面温度分布の不均一性が翼本体の寿命
に大きく影響することが文献(ASME94−GT−6
5)等によって明らかとなっており、次世代の高温ガス
タービンの翼だけではなく、従来のガスタービン翼にお
いても翼面温度の均一化が冷却設計上重要な問題となっ
ている。これは、特に冷却媒体通過流量が少なくなる翼
先端部や翼外面の熱伝達率が高くなる翼後縁腹側におい
て冷却が不充分になり易く、局所的に高温になるためで
ある。
【0015】いずれにしても、従来の冷却構造を採用し
たガスタービン翼では充分な熱伝達が得られず、対流冷
却や冷却媒体噴出しによる冷却を十分に発揮できないと
いう問題があった。
【0016】さらに、ガスタービン用部材として使用で
きる耐熱性超合金材料の限界温度は、現在のところ80
0〜900℃程度である。最近のガスタービンにおける
タービン入口温度は先に説明したように、約1300℃
にも達しており、耐熱性超合金材料の限界温度を遥かに
越えている。圧縮機から吐出された空気の一部で翼を冷
却する空冷方式は、冷却媒体として空気を使っているの
で本質的に冷却特性が低い。このため、ガスタービン入
口温度が1300℃を越えるものでは翼の冷却に必要な
冷却空気流量が著しく増大する。しかも、翼内部での対
流冷却だけでは十分な冷却効果が得られず、翼有効部の
翼表面に形成した小孔から翼外に向けて冷却用空気を噴
出すフィルム冷却方式を併用せざるを得ない。このフィ
ルム冷却方式を採用すると、噴出された冷却空気と主流
ガスとが混合するため、主流ガスの温度が低下する。こ
のため、燃焼器の出口温度をより高い温度にするための
設計を余儀なくされるばかりか、高温度場でも低NOx
型の新たな燃焼器の開発も要求され、しかも燃焼器で消
費される空気と燃料の増大は免れない。
【0017】このように、ガスタービン翼を空気冷却す
る方式では、ガスタービンの熱効率の低下を招き、これ
が原因して複合発電システム全体の熱効率の低下を招く
という問題があった。また、不純物が混在するような粗
悪燃料に対しては、翼表面に形成した小孔に目詰まりの
生じる恐れがあるため適用できない問題もあった。
【0018】そこで、このような不具合を解消するため
に、最近、特公昭63−40244号公報や、特開平4
−124414号公報に示されているように、空気に較
べて比熱が約2倍と大きい蒸気を冷却媒体として使用す
ることが考えられている。すなわち、蒸気タービン系で
用いる蒸気の一部をガスタービン翼に設けられている冷
却流路に通流させて翼を冷却するように構成している。
【0019】しかしながら、蒸気を冷却媒体として使用
する方式を採用したものにあっても冷却効率の面では十
分とはいえない問題があった。このように、より少ない
冷媒流量で効率良く冷却でき、そのうえ翼の冷却に用い
た冷媒を回収して別の熱機関で熱回収が図れ、また主流
ガスの温度を低下させることがなく、燃焼器での燃料お
よび空気の増加を抑制でき、しかも粗悪燃料にも対応で
き、また多様化した冷却媒体にも対応でき、かつ良好な
冷却性能を得ることができるガスタービン翼の冷却方式
の出現が強く望まれている。
【0020】これは、ガスタービン燃焼器の開発に関し
ても同様である。上述の背景からも分かるように、サイ
クル熱効率向上の観点から燃焼器出口温度が益々高くな
ってきており、燃焼器ライナや燃焼器尾筒等について高
冷却特性を発揮できる新たな冷却構造の出現が強く望ま
れている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、特にガス
タービンシステム及びこれに関連するシステムでは、シ
ステムを構成する構造要素に対して高冷却性能を発揮で
きる新たな冷却構造の出現が強く望まれている。
【0022】そこで本発明は、内部を対流冷却する過程
において、冷却媒体の温度上昇や冷却媒体の流量不足に
よって引き起こされる冷却不足を解消でき、冷却媒体が
通過することによる局所対流冷却効果を大きくして冷却
効率を高めることができ、また冷却媒体温度の流れ方向
の均一化を図ることができ、システム全体の熱効率向上
に寄与できるとともに多様化する冷却媒体や燃料の違い
にも対応できる構造要素の冷却方法、冷却流路付構造要
素および冷却用流路付ガスタービン翼を提供することを
目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明では、構造要素本体内に冷却
用流路を設け、該冷却用流路に冷媒を通流させて前記構
造要素本体を冷却するに当たり、前記冷却用流路の途中
の少なくとも一箇所に該冷却用流路の壁面に向けて前記
冷媒を送り出す対流冷却促進用の冷媒案内部を設けて冷
媒を通流させるようにしている。
【0024】上記の目的を達成するために、請求項2に
係る発明では、構造要素本体内に冷却用流路を設け、該
冷却用流路に冷媒を通流させて前記構造要素本体を冷却
するに当たり、前記冷却用流路の途中の少なくとも一箇
所に該冷却用流路の壁面に向けて前記冷媒を送り出す対
流冷却促進用の第1の冷媒案内部と、この第1の冷媒案
内部と対をなして前記冷却用流路の延びる方向に上記冷
媒を送り出して冷媒温度を制御する冷媒流量調整用の第
2の冷媒案内部とを設けて冷媒を通流させるようにして
いる。
【0025】なお、対流冷却促進用の冷媒案内部は、イ
ンピンジメント冷却に供されるものであることが好まし
い。上記目的を達成するために、請求項4に係る発明で
は、構造要素本体内に冷却用流路を設け、該冷却用流路
に冷媒を通流させて構造要素本体を冷却するようにした
冷却用流路付構造要素において、前記冷却用流路の途中
の少なくとも一箇所に該冷却用流路を分断するように設
けられた隔壁と、この隔壁に設けられて前記冷却用流路
の壁面に向けて前記冷媒を送り出す対流冷却促進用の冷
媒案内部とを具備してなることを特徴としている。
【0026】上記目的を達成するために、請求項5に係
る発明では、構造要素本体内に冷却用流路を設け、該冷
却用流路に冷媒を通流させて前記構造要素本体を冷却す
るようにした冷却流路付構造要素において、前記冷却用
流路の途中の少なくとも一箇所に該冷却用流路を分断す
るように設けられた隔壁と、この隔壁に設けられて前記
冷却用流路の壁面に向けて前記冷媒を送り出す対流冷却
促進用の第1の冷媒案内部と、前記隔壁に設けられて前
記冷却用流路の延びる方向に前記冷媒を送り出して冷媒
温度を制御する冷媒流量調整用の第2の冷媒案内部とを
具備してなることを特徴としている。
【0027】なお、請求項4または5の冷却流路付構造
要素において、前記隔壁は、前記構造要素本体に形成さ
れた隔壁要素と、前記構造要素本体とは別体に形成され
て該構造要素本体内に挿設されたインサートプレートと
の組合せで構成されていてもよい。
【0028】また、請求項4または5の冷却流路付構造
要素において、前記第1の冷媒案内部は、インピンジメ
ント冷却機能を発揮するものであることが好ましい。上
記目的を達成するために請求項8に係る発明は、翼本体
内に冷却用流路を設け、該冷却用流路に冷媒を通流させ
て前記翼素本体を冷却するようにした冷却流路付ガスタ
ービン翼において、前記翼本体の後縁端から前縁端側に
向けて所定の深さ延びて前記翼本体の後縁側を腹側翼壁
部と背側翼壁部とに区分する空隙部と、この空隙部の最
奥部で前記腹側翼壁部の基端と前記背側翼壁部の基端と
を繋ぐ壁に設けられて前記冷却用流路を介して導かれた
前記冷媒を前記腹側翼壁部の内面に向けて吹き付ける複
数のインピンジメント冷却孔とを具備してなることを特
徴としている。
【0029】上記目的を達成するために請求項9に係る
発明は、翼本体内に冷却用流路を設け、該冷却用流路に
冷媒を通流させて前記翼素本体を冷却するようにした冷
却流路付ガスタービン翼において、前記翼本体の後縁端
から前縁端側に向けて所定の深さ延びて前記翼本体の後
縁側を腹側翼壁部と背側翼壁部と先端側翼壁部とに区分
する空隙部と、この空隙部の最奥部で前記腹側翼壁部の
基端と前記背側翼壁部の基端とを繋ぐ壁に設けられて前
記冷却用流路を介して導かれた前記冷媒を少なくとも前
記先端側翼壁部の内面に向けて吹き付ける複数のインピ
ンジメント冷却孔とを具備してなることを特徴としてい
る。
【0030】上記のように、本発明では、基本的には冷
却用流路を分断するように設けられた隔壁に、対流冷却
促進用の冷媒案内部と冷媒温度を制御する冷媒流量調整
用の冷媒案内部とを設けた構成を採用しているので、よ
り少ない冷媒流量で局所対流冷却効果を大きくでき、ま
た冷媒温度の流れ方向の均一化を実現でき、この結果、
例えばガスタービン翼の冷却効率を高めたり、システム
全体の熱効率を向上させることが可能となる。また、多
様化する冷却媒体やガスタービン燃料の違いにも対応で
き、かつ翼面温度均一化によって翼本体の長寿命化にも
寄与できる。なお、膜吹き出しを伴う膜冷却法と組み合
わせることにより、少ない冷却流量でより一層効果的な
冷却を実施できる。勿論、ガスタービン翼の冷却だけに
限らず、燃焼器ライナや燃焼器尾筒等の冷却にも適用で
きる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施形態を説明する。図1には本発明の第1の実施形態
に係る冷却流路付構造要素、ここには本発明を冷却流路
付ガスタービン翼100に適用した例を局部的に取り出
した断面図が示されている。
【0032】同図において、101は翼本体を示してい
る。翼本体101内には冷却用流路102が形成されて
いる。この冷却用流路102は、外面が高温ガスに触れ
る翼形状形成壁103に沿って設けられている。冷却用
流路102の一端側104は冷媒としての蒸気を供給す
る図示しない冷媒供給系に接続され、他端側105は蒸
気を回収する図示しない冷媒回収系に接続される。
【0033】冷却用流路102内には、この流路の途中
の少なくとも一箇所、この例では上流側から下流側にか
けて所定間隔毎に複数箇所を分断する形に隔壁106が
それぞれ設けられている。これら隔壁106は、翼形状
形成壁103の内面側から上記内面に対して例えばほぼ
直角に冷媒用流路102の中央部近傍まで延びた部分1
07と、この部分107の先端から翼形状形成壁103
と例えばほぼ平行に下流側に向けて延びる部分108
と、この部分108の先端部から翼形状形成壁103の
内面に対して例えばほぼ直角に延びる部分109とで構
成されている。すなわち、この例の場合、隔壁106
は、翼形状形成壁103に最も近い部分107が上流側
で、かつ翼形状形成壁103に対してほぼ直角に位置
し、翼形状形成壁103に最も遠い部分109が部分1
07より下流側で、かつ翼形状形成壁103に対してほ
ぼ直角に位置するように、縦断面がクランク状をなすよ
うに設けられている。
【0034】各隔壁106の部分108には軸心線の延
びる方向が翼形状形成壁103の内面に向かうように対
流冷却促進用の冷媒案内部としてのインピンジメント冷
却孔110が複数設けられており、また各隔壁106の
部分109には軸心線の延びる方向が翼形状形成壁10
3の内面とほぼ平行、つまり軸心線を冷却用流路102
の延びる方向に向けて流量の調整で冷媒温度を制御する
冷媒案内部としての比較的大径な孔111が設けられて
いる。
【0035】なお、孔111は、下流側に向かうにした
がって例えば徐々に小径となるように設けられている。
また、翼形状形成壁103には、膜冷却用の小孔112
が必要に応じて設けられている。
【0036】このような構成であると、冷却用流路10
2の一端側104から冷媒113が供給されると、この
冷媒113は図中実線矢印で示すように、その一部11
4が隔壁106の部分108に設けられたインピンジメ
ント冷却孔110を通して翼形状形成壁103の内面に
衝突して対流冷却を行う。衝突冷却後の冷媒は、一部が
翼形状形成壁103に設けられた小孔112から翼形状
形成壁103の外面に噴出して膜冷却を行う。しかし、
衝突冷却後の大部分の冷媒115は、下流側に位置して
いる隔壁106における部分109の上流側へと流れ
る。
【0037】一方、隔壁106の部分109には孔11
1が設けられているので、この孔111を通して残りの
冷媒116が下流側へと流れる。孔111は、軸心線が
翼形成壁103とほぼ平行に形成されている。このた
め、孔111を通過する冷媒116は、格別な対流冷却
は行わず、低温に保たれる。孔111を通して流れた低
温の冷媒116は先に説明した衝突冷却後の冷媒115
と混合する。
【0038】混合した冷媒は、下流に設けられている隔
壁106まで流れ、上記と同様な冷却過程を複数回経
て、最終的に冷却用流路102の他端側105を介して
回収される。
【0039】このように、冷却用流路102を分断する
ように隔壁106を設け、この隔壁106に対流冷却促
進用のインピンジメント冷却孔110を設け、これらイ
ンピンジメント冷却孔110を使って翼形状形成壁10
3の内面を衝突対流冷却するようにしているので、より
少ない冷媒流量で局所対流冷却効果を大きくできる。ま
た、隔壁106に流量調整で冷媒温度を制御する孔11
1を設け、この孔111から対流冷却を行わない冷媒を
対流冷却後の冷媒に混合するように流しているので、冷
媒温度の上昇を極力抑制することが可能となり、この結
果、翼形状形成壁103の温度を均一化することができ
る。
【0040】図2には本発明の第2の実施形態に係る冷
却流路付構造要素、ここには本発明をリターンフロータ
イプの冷却流路付ガスタービン翼100aに適用した例
を局部的に取り出した断面図が示されている。
【0041】なお、この図では図1と同一機能部分が同
一符号で示されている。したがって、重複する部分の詳
しい説明は省略する。この例に係る冷却流路付ガスター
ビン翼100aでは、翼本体101内に冷却用流路10
2aがリターンフロー形態に形成されている。この冷却
用流路102aは、外面が高温ガスに触れる翼形状形成
壁103と該翼形状形成壁103の中心部に設けられた
仕切壁120との間に設けられており、翼本体101の
根元部に一端側104を位置させ、この一端側104か
ら翼本体101の先端部側に一旦延びた後に先端部側で
折り返して翼本体101の根元部に他端側105を位置
させている。そして、冷却用流路102aの一端側10
4は冷媒としての蒸気を供給する図示しない冷媒供給系
に接続され、他端側105は蒸気を回収する図示しない
冷媒回収系に接続される。
【0042】冷媒用流路102a内には、先の例と同様
に、上流側から下流側にかけて所定間隔毎に複数箇所を
分断する形に隔壁106がそれぞれ設けられている。こ
れら隔壁106は、翼形状形成壁103の内面側から上
記内面に対して例えばほぼ直角に冷媒用流路102aの
中央部近傍まで延びる部分107と、この部分107の
先端から翼形状形成壁103と例えばほぼ平行に下流側
に向けて延びる部分108と、この部分108の先端部
から翼形状形成壁103の内面に対して例えばほぼ直角
に延びる部分109とで構成されている。すなわち、こ
の例の場合、隔壁106は、翼形状形成壁103に最も
近い部分107が上流側で、かつ翼形状形成壁103に
対してほぼ直角に位置し、翼形状形成壁103に最も遠
い部分109が部分107より下流側で、かつ翼形状形
成壁103に対してほぼ直角に位置するように、縦断面
がクランク状をなすように設けられている。
【0043】各隔壁106の部分108には軸心線の延
びる方向が翼形状形成壁103の内面に向かうように対
流冷却促進用の冷媒案内部としてのインピンジメント冷
却孔110が複数設けられており、また各隔壁106の
部分109には軸心線の延びる方向が翼形状形成壁10
3の内面とほぼ平行するように流量調整で冷媒温度を制
御する冷媒案内部としての比較的大径な孔111が設け
られている。ただし、最下流側に位置している隔壁10
6には孔111は設けられていない。
【0044】このような構成であると、図1の例と同様
な冷却作用が行われ、図1の例と同様の効果が得られ
る。図3には本発明の第3の実施形態に係る冷却流路付
構造要素、ここにも本発明を冷却流路付ガスタービン翼
100bに適用した例を局部的に取り出した断面図が示
されている。
【0045】なお、この図では図1と同一機能部分が同
一符号で示されている。したがって、重複する部分の詳
しい説明は省略する。この例は、基本的には図1の構成
を採用し、製作性を改善したものである。図1に示す例
では、隔壁の縦断面形状がクランク状をなしており、こ
の隔壁にインピンジメント冷却孔等が設けられている。
この形状は、製作に長時間を要する。この製作性の問題
を解決したのが、この例に係る冷却流路付ガスタービン
翼100bである。
【0046】すなわち、この例に係る冷却流路付ガスタ
ービン翼100bでは、図1に示される隔壁106の部
分107,109に相当する部分107a,109aを
翼本体101側に一体的に形成し、隔壁106の部分1
08に相当する部分をインサートプレート130として
翼本体101とは別体に形成し、このインサートプレー
ト130を部分107a,109a間に装着している。
したがって、インサートプレート130には、インピン
ジメント冷却孔に相当する孔131及びインピンジメン
ト冷却後の冷媒を隣接する部分109a間に導くための
孔132が設けられている。そして、インサートプレー
ト130は、部分107a,109aと支持壁133と
によって固定されている。
【0047】このような構成であると、前記各例と同様
の効果が得られるとともに、翼本体101の製作の容易
化を図ることができる。図4(a)には本発明の第4の
実施形態に係る冷却流路付構造要素、ここにも本発明を
冷却流路付ガスタービン翼100cに適用した例を局部
的、特に後縁部を取り出した横断面図が示されている。
【0048】翼本体140の内部で中央部には翼本体1
40の高さ方向に延びる冷却用流路141が設けられて
いる。この冷却用流路141は図示しない冷媒供給源に
通じている。一方、翼本体140の後縁部142には、
後縁端から前縁端側に向けて所定の深さ延びて翼本体1
40の後縁側を腹側翼壁部143と背側翼壁部144と
に区分する空隙部145が設けられている。なお、空隙
部145は、腹側翼壁部143の後端部と背側翼壁部1
44との間に翼本体140の高さ方向に延びるスリット
部146が形成されるように設けられている。そして、
空隙部145の最奥部で腹側翼壁部143の基端と背側
翼壁部144の基端とを繋ぐ壁147には、冷却用流路
141を介して導かれた冷媒を腹側翼壁部143の内面
に向けて吹き付けるインピンジメント冷却孔148が翼
本体140の高さ方向に所定の間隔で複数設けられてい
る。
【0049】このような構成であると、冷却用流路14
1に導かれた冷媒は、壁147に設けられたインピンジ
メント冷却孔148を介して腹側翼壁部143の内面に
向かって吹き付けられ、衝突冷却による強制対流冷却に
供される。衝突冷却後の冷媒は、空隙部145内で拡散
される。拡散された冷媒は最終的にスリット部146か
らシート状の膜噴流149となって翼外部へと流出す
る。
【0050】このように、翼本体140の後縁部142
を空隙部145によって腹側翼壁部143と背側翼壁部
144とに区分し、高温となる腹側翼壁部143に対し
て複数のインピンジメント冷却孔148を介して冷媒を
吹き付け、衝突冷却し、その後に膜噴流149で背側翼
壁部144を冷却するようにしている。したがって、翼
本体の後縁部に冷媒噴出し孔を翼本体の高さ方向に複数
設けて対流冷却するようにしたものとは違って、少ない
冷却媒体流量で効率よく冷却できる。すなわち、衝突冷
却による熱伝達率増大とシート状の膜噴流149による
良好なフィルム冷却とが行えるため、図4(b)に示す
ように、後縁部142における腹側翼壁部143及び背
側翼壁部144の温度を低下させることができるととも
に、これらの高さ方向の温度を均一化することが可能と
なる。また、噴き出し噴流の後流ウエーク幅も小さくな
り、空気力学的損失も低く抑えることが可能となる。
【0051】図5(a)には本発明の第5の実施形態に
係る冷却流路付構造要素、ここにも本発明を冷却流路付
ガスタービン翼100dに適用した例を局部的、特に先
端部を取り出した縦断面図が示されている。
【0052】翼本体150の内部で中央部には、冷媒を
翼本体150の根元部から高さ方向の先端部近傍まで導
く冷却用流路151と、この冷却用流路151に繋がる
とともに後縁部側回りに折り返して冷媒を根元部へと導
く冷却用流路152とが形成されている。なお、冷却用
流路152を介して根元部まで導かれた冷媒は、ピンフ
ィン153を有した後縁冷却用流路154を介して翼後
縁155ら翼外に噴出される。上記構成から判るよう
に、後縁冷却用流路154は、翼本体150の後縁端か
ら前縁端側に向けて所定の深さ延びて翼本体150の後
縁側を腹側翼壁部156(図5(b)参照)と、背側翼
壁部157と、先端側翼壁部158とに区分する空隙部
と同じ機能を果たしている。
【0053】一方、冷却用流路152と後縁冷却用流路
154とを仕切る仕切159の翼先端近傍位置には冷却
用流路152を通流する冷媒の一部を先端側翼壁部15
8の内面に向けて噴き付けるインピンジメント冷却孔1
60が複数形成されている。
【0054】このような構成であると、冷却用流路15
1,152,後縁冷却用流路154を冷媒が通流するこ
とによって対流冷却が行われる。このとき、冷媒の一部
がインピンジメント冷却孔160を介して先端部翼壁部
158の内面に向けて噴出し、この内面を衝突冷却によ
って強制対流冷却する。
【0055】このような構成であると、冷媒流量の不足
や冷媒温度の上昇に起因する、冷却性能低下を未然に防
止でき、先端翼壁部158を効率よく冷却することが可
能となる。また、この例のように、インピンジメント冷
却孔160の噴き出し方向を種々の方向、つまり先端翼
壁部158の内面側ばかりでなく、腹側翼壁部156や
背側翼壁部157へも向けることによって、これらも良
好に冷却することができる。
【0056】なお、上述した各例は、本発明を冷却流路
付ガスタービン翼に適用した例であるが、本発明はこれ
らの例に限られるものではなく、ガスタービンシステム
で用いられる燃焼器ライナや燃焼器尾筒等の冷却を必要
とする構造要素にも適用できる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、少ない
冷媒量で、局所冷却効率を向上でき、しかも温度分布の
均一化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るガスタービン翼
を局部的に示す断面図
【図2】本発明の第2の実施形態に係るガスタービン翼
を局部的に示す断面図
【図3】本発明の第3の実施形態に係るガスタービン翼
を局部的に示す断面図
【図4】(a)は本発明の第4の実施形態に係るガスタ
ービン翼を局部的に示す横断面図で、(b)は同翼にお
ける各部の温度分布等を示す図
【図5】(a)は本発明の第5の実施形態に係るガスタ
ービン翼を局部的に示す縦断面図で、(b)は(a)に
おけるA−A線切断矢視図
【図6】内部に冷却用流路を備えた従来のガスタービン
翼の縦断面図
【図7】同ガスタービン翼の横断面図
【符号の説明】
100,100a、100b、100c、100d…ガ
スタービン翼 101,140,150…翼本体 102,102a,141,151,152…冷却用流
路 106…隔壁 107,107a,108,109,109a…部分 110,131,148,160…インピンジメント冷
却孔 111…流量調整で冷媒温度を制御する孔 112…膜冷却用の小孔 130…隔壁の一部を構成するインサートプレート 131…インピンジメント冷却用の孔 142…後縁部 143, 156…腹側翼壁部 144,157…背側翼壁部 145…空隙部 153…ピンフィン 154…後縁冷却用流路 159…仕切壁

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造要素本体内に冷却用流路を設け、該冷
    却用流路に冷媒を通流させて前記構造要素本体を冷却す
    るに当たり、前記冷却用流路の途中の少なくとも一箇所
    に該冷却用流路の壁面に向けて前記冷媒を送り出す対流
    冷却促進用の冷媒案内部を設けて冷媒を通流させること
    を特徴とする構造要素の冷却方法。
  2. 【請求項2】構造要素本体内に冷却用流路を設け、該冷
    却用流路に冷媒を通流させて前記構造要素本体を冷却す
    るに当たり、前記冷却用流路の途中の少なくとも一箇所
    に該冷却用流路の壁面に向けて前記冷媒を送り出す対流
    冷却促進用の第1の冷媒案内部と、この第1の冷媒案内
    部と対をなして前記冷却用流路の延びる方向に上記冷媒
    を送り出して冷媒温度を制御する冷媒流量調整用の第2
    の冷媒案内部とを設けて冷媒を通流させることを特徴と
    する構造要素の冷却方法。
  3. 【請求項3】前記対流冷却促進用の冷媒案内部は、イン
    ピンジメント冷却に供されることを特徴とする請求項1
    または2に記載の構造要素の冷却方法。
  4. 【請求項4】構造要素本体内に冷却用流路を設け、該冷
    却用流路に冷媒を通流させて前記構造要素本体を冷却す
    るようにした冷却用流路付構造要素において、前記冷却
    用流路の途中の少なくとも一箇所に該冷却用流路を分断
    するように設けられた隔壁と、この隔壁に設けられて前
    記冷却用流路の壁面に向けて前記冷媒を送り出す対流冷
    却促進用の冷媒案内部とを具備してなることを特徴とす
    る冷却流路付構造要素。
  5. 【請求項5】構造要素本体内に冷却用流路を設け、該冷
    却用流路に冷媒を通流させて前記構造要素本体を冷却す
    るようにした冷却流路付構造要素において、前記冷却用
    流路の途中の少なくとも一箇所に該冷却用流路を分断す
    るように設けられた隔壁と、この隔壁に設けられて前記
    冷却用流路の壁面に向けて前記冷媒を送り出す対流冷却
    促進用の第1の冷媒案内部と、前記隔壁に設けられて前
    記冷却用流路の延びる方向に前記冷媒を送り出して冷媒
    温度を制御する冷媒流量調整用の第2の冷媒案内部とを
    具備してなることを特徴とする冷却流路付構造要素。
  6. 【請求項6】前記隔壁は、前記構造要素本体に形成され
    た隔壁要素と、前記構造要素本体とは別体に形成されて
    該構造要素本体内に挿設されたインサートプレートとの
    組合せで構成されていることを特徴とする請求項4また
    は5に記載の冷却流路付構造要素。
  7. 【請求項7】前記第1の冷媒案内部は、インピンジメン
    ト冷却機能を発揮するものであることを特徴とする請求
    項4または5に記載の冷却流路付構造要素。
  8. 【請求項8】翼本体内に冷却用流路を設け、該冷却用流
    路に冷媒を通流させて前記翼素本体を冷却するようにし
    た冷却流路付ガスタービン翼において、前記翼本体の後
    縁端から前縁端側に向けて所定の深さ延びて前記翼本体
    の後縁側を腹側翼壁部と背側翼壁部とに区分する空隙部
    と、この空隙部の最奥部で前記腹側翼壁部の基端と前記
    背側翼壁部の基端とを繋ぐ壁に設けられて前記冷却用流
    路を介して導かれた前記冷媒を前記腹側翼壁部の内面に
    向けて吹き付ける複数のインピンジメント冷却孔とを具
    備してなることを特徴とする冷却流路付ガスタービン
    翼。
  9. 【請求項9】翼本体内に冷却用流路を設け、該冷却用流
    路に冷媒を通流させて前記翼素本体を冷却するようにし
    た冷却流路付ガスタービン翼において、前記翼本体の後
    縁端から前縁端側に向けて所定の深さ延びて前記翼本体
    の後縁側を腹側翼壁部と背側翼壁部と先端側翼壁部とに
    区分する空隙部と、この空隙部の最奥部で前記腹側翼壁
    部の基端と前記背側翼壁部の基端とを繋ぐ壁に設けられ
    て前記冷却用流路を介して導かれた前記冷媒を少なくと
    も前記先端側翼壁部の内面に向けて吹き付ける複数のイ
    ンピンジメント冷却孔とを具備してなることを特徴とす
    る冷却流路付ガスタービン翼。
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