JPH11200670A - 車両用ドアにおけるインサイドハンドル配設部構造 - Google Patents
車両用ドアにおけるインサイドハンドル配設部構造Info
- Publication number
- JPH11200670A JPH11200670A JP359198A JP359198A JPH11200670A JP H11200670 A JPH11200670 A JP H11200670A JP 359198 A JP359198 A JP 359198A JP 359198 A JP359198 A JP 359198A JP H11200670 A JPH11200670 A JP H11200670A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inside handle
- door
- inner panel
- handle assembly
- door inner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Abstract
ためにドアインナパネルやシーリングカバー等に設けら
れる開口を通して冷気や水等が車室内に侵入するのを防
止でき、しかもドアインナパネルの板厚が薄い場合であ
ってもインサイドハンドルアッセンブリ配設部の剛性を
高めることができてインサイドハンドルの操作フィーリ
ングの向上を図ることができるような車両用ドアにおけ
るインサイドハンドル配設部構造を提供する。 【解決手段】 車両用ドア(サイドドア20)のドアイ
ンナパネル2に取付けられるインナリーンフォースメン
ト9のうちインサイドハンドルアッセンブリ7の配設箇
所に対応する部分に、インサイドハンドルアッセンブリ
7の配設箇所まで延びる延設部9bを形成し、インナリ
ーンフォースメント9の延設部9bにてインサイドハン
ドルアッセンブリ7の配設部を覆うように構成する。
Description
ドドア等の車両用ドアにおけるインサイドハンドル配設
部構造に関するものである。
いるサイドドア1を示すものであって、このサイドドア
1は、ドアインナパネル2とドアアウタパネル3とを閉
断面形状に結合してなるドアパネル部4と、このドアパ
ネル部4の上部のドアサッシュ部5とから構成されてい
る。そして、ドアインナパネル2の内面側(車室側)に
ドアトリム6が取付けられると共に、サイドドア1のベ
ルトラインすなわちドアパネル部4の上部の帯状部分よ
りも下方であってかつこのベルトラインの近傍箇所にイ
ンサイドハンドルアッセンブリ7が配設されている。ま
た、図6に示すように、ドアインナパネル2とドアトリ
ム6との間にはシーリングカバー8が貼付けられてい
る。さらに、前記ベルトラインの部分においては、ドア
インナパネル2とドアアウタパネル3との間にインナリ
ーンフォースメント9が配設されると共に、このインナ
リーンフォースメント9がドアインナパネル2の裏面側
に取付けられている。そして、図7に示す如く、このイ
ンナリーンフォースメント9よりも外側の位置にウイン
ドガラス10が配設されている。
は、サイドドア1のロック状態を解除するためのインサ
イドハンドル11と、このインサイドハンドル11の後
部部分に対応配置されるハンドルカバー(ハンドル収容
用ケース)12と、このハンドルカバー12の後部に一
体形成された一対の爪部13a,13bとから成る組立
体である。サイドドア1へのインサイドハンドルアッセ
ンブリ7の取付けに当たっては、まず、ドアトリム6に
対して車室側からインサイドハンドルアッセンブリ7の
爪部13a,13bをシーリングカバー8の開口14
a,14b及びドアインナパネル2の開口15a,15
bにそれぞれ挿入し、次いでインサイドハンドルアッセ
ンブリ7を図6において矢印Xで示す方向にスライドさ
せることにより前記爪部13a,13bをドアインナパ
ネル2の開口15a,15bの周縁部に係着させた状態
とし、この状態の下でインサイドハンドルアッセンブリ
7のハンドルカバー12を図外のスクリューにてドアイ
ンナパネル2に締付固定するようにしている。
如きサイドドア1における従来のインサイドハンドルア
ッセンブリ配設部構造では、ドアインナパネル2とドア
トリム6との間に貼付けられるシーリングカバー8には
爪部13a,13bを挿通するための開口14a,14
bがあるため、ドアインナパネル2に形成された爪部挿
通用の開口15a,15bを通して車室内の側に入り込
んだ冷気や、ウインドガラス10を伝わって前記開口1
5a,15bを通して車室内の側に入り込んだ水16
(図7参照)が、シーリングカバー8の開口14a,1
4bを通って車室内に侵入してしまうおそれがある。
るインサイドハンドル配設部の構造にあっては、インサ
イドハンドルアッセンブリ7の配設部の剛性がドアイン
ナパネル2の板厚に依存して変化するので、ドアインナ
パネル2の板厚が薄い場合には剛性が低下し、これに起
因してインサイドハンドル11の回動操作時にドアイン
ナパネル2がたわみ、操作フィーリングが悪くなるとい
う不具合を生じる。
めになされたものであって、その目的は、インサイドハ
ンドルアッセンブリの取付けのためにドアインナパネル
やシーリングカバー等に設けられる開口を通して冷気や
水等が車室内に侵入するのを防止でき、しかもドアイン
ナパネルの板厚が薄い場合であってもインサイドハンド
ルアッセンブリ配設部の剛性を高めることができてイン
サイドハンドルの操作フィーリングの向上を図ることが
できるような車両用ドアにおけるインサイドハンドル配
設部構造を提供することにある。
めに、本発明では、車両用ドアのドアインナパネルに取
付けられるインナリーンフォースメントのうちインサイ
ドハンドルアッセンブリの配設箇所に対応する部分に、
前記インサイドハンドルアッセンブリの配設箇所まで延
びる延設部を形成し、前記インナリーンフォースメント
の延設部にて前記インサイドハンドルアッセンブリの配
設部を覆うように構成している。また、本発明では、前
記インサイドハンドルアッセンブリの配設箇所の周縁に
対応する箇所において、前記インナリーンフォースメン
トの延設部と前記ドアインナパネルとを溶接結合するよ
うにしている。
て図1〜図4を参照して説明する。なお、図1〜図4に
おいて、図5〜図7と同様の部分には同一の符号を付し
て重複する説明を省略する。
ドハンドル配設部構造を備えた四輪自動車のサイドドア
20を示すものである。本実施形態においては、サイド
ドア20のベルトライン部分においてドアインナパネル
2とドアアウタパネル3との間に配設されると共にドア
インナパネル2の裏面側に取付けられるインナリーンフ
ォースメント9(ドアインナパネル2の補強材)の本体
部9aの所定箇所に、インサイドハンドルアッセンブリ
7を覆うための延設部9bが図2に示す如く一体成形さ
れている。この延設部9bは、インサイドハンドルアッ
センブリ7の配設箇所に対応する部分においてインナリ
ーンフォースメント9の本体部9aから下方に向けてイ
ンサイドハンドルアッセンブリ7の配設箇所にまで延び
るように凸状に延設されており、ドアインナパネル2に
対向する側の部分が開放された箱状部(窪み形状部)2
2と、この箱状部22の開放端の周縁に屈曲形成された
フランジ23とをそれぞれ有している。なお、上述の箱
状部22の寸法形状は、インサイドハンドルアッセンブ
リ7のハンドルカバー12に対応する形状であってかつ
前記ドアインナパネル2の開口15a,15bを箱状部
22の開放口内に収容し得るような寸法形状に成形され
ている。
は次のようにしてドアインナパネル2に取付けられるよ
うになっている。すなわち、インナリーンフォースメン
ト9の本体部9aがドアインナパネル2のベルトライン
箇所(上端縁部分)及びドアサッシュ部5の後部下方箇
所に当てがわれてドアインナパネル2にスポット溶接に
て結合されると共に、インナリーンフォースメント9の
延設部9bのフランジ23がインサイドハンドルアッセ
ンブリ7のハンドルカバー12の周囲に対応する箇所に
おいてハンドルカバー12を取り囲むように配置されて
ドアインナパネル2に当てがわれ、この状態の下でドア
インナパネル2にスポット溶接Sにて結合されるように
なっている(図1及び図4参照)。なお、上述のスポッ
ト溶接Sは、図1に明示するようにインサイドハンドル
アッセンブリ7の配設部を取り囲む周縁領域においてほ
ぼ等間隔を隔てて複数箇所で行われる。これにより、図
3及び図4に示すように、インサイドハンドルアッセン
ブリ7の配設部がインナリーンフォースメント9の延設
部9bの箱状部22にて覆われ、ハンドルカバー12の
爪部13a,13bが挿通されるドアインナパネル2の
開口15a,15bが前記箱状部22により覆われ、こ
れに伴い前記開口15a,15bが前記箱状部22の外
側領域から遮蔽された状態となされるように構成されて
いる。
部構造によれば、ドアインナパネル2のインサイドハン
ドル配設部(インサイドハンドルアッセンブリ7の配設
部)の裏面部分(車外側部分)はインナリーンフォース
メント9の延設部9bにてその全周が覆われるため、冷
気や、ウインドガラス10を伝わってくる水等は前記延
設部9bに受けられてその外表面上に沿って流れること
となり、従ってこれらがドアインナパネル2の開口15
a,15bを通って車室内へ侵入するような不具合を防
止することが可能となる。
アインナパネル2のインサイドハンドル配設部のまわり
を取り囲むように配置してドアインナパネル2にスポッ
ト溶接Sにて結合するようにしたので、スポット溶接を
行ったことによりインサイドハンドル配設部の剛性の向
上を図ることができる。そのため、インサイドハンドル
11の回動操作時にインサイドハンドル配設部がたわん
でしまうような不具合を回避することができ、ひいては
インサイドハンドル11の回動操作時における操作フィ
ーリングを向上させることができる。
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可
能である。例えば、インサイドハンドルアッセンブリ7
の配設部を覆うインナリーンフォースメント9の延設部
9bの形状は必要に応じて各種の箱形状に変更可能であ
る。また、既述の実施形態ではインナリーンフォースメ
ント9の延設部9bとドアインナパネル2とをスポット
溶接するようにしたが、アーク溶接等の各種の溶接によ
りこれらを結合するようにしても良い。さらに、本発明
は四輪自動車のサイドドア1に限らず、他の各種の車両
用ドア(バックドア等)にも適用可能である。
のドアインナパネルに取付けられるインナリーンフォー
スメントに延設部を形成してこの延設部にてインサイド
ハンドルアッセンブリの配設部を覆うように構成したも
のであるから、車外の冷気や、ウインドガラス10を伝
わってくる水等はインナリーンフォースメントの延設部
に受けられてその外表面上に沿って流れることとなるの
で、冷気や水の車室内への侵入を防止することができ
る。
イドハンドルアッセンブリの配設箇所の周縁に対応する
箇所において、インナリーンフォースメントの延設部と
前記ドアインナパネルとを溶接結合するようにしたもの
であるから、インサイドハンドル配設部の剛性が上が
り、インサイドハンドル操作時にドアインナパネルがた
わんでしまうような不具合を防止することができ、ひい
てはインサイドハンドルの操作フィーリングの向上を図
ることができる。
配設部構造を備えた四輪自動車のサイドドアの側面図で
ある。
フォースメントの斜視図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 車両用ドアのドアインナパネルに取付け
られるインナリーンフォースメントのうちインサイドハ
ンドルアッセンブリの配設箇所に対応する部分に、前記
インサイドハンドルアッセンブリの配設箇所まで延びる
延設部を形成し、前記インナリーンフォースメントの延
設部にて前記インサイドハンドルアッセンブリの配設部
を覆うように構成したことを特徴とする車両用ドアにお
けるインサイドハンドル配設部構造。 - 【請求項2】 前記インサイドハンドルアッセンブリの
配設箇所の周縁に対応する箇所において、前記インナリ
ーンフォースメントの延設部と前記ドアインナパネルと
を溶接結合するようにしたことを特徴とする請求項1に
記載の車両用ドアにおけるインサイドハンドル配設部構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP359198A JP3620693B2 (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 車両用ドアにおけるインサイドハンドル配設部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP359198A JP3620693B2 (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 車両用ドアにおけるインサイドハンドル配設部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11200670A true JPH11200670A (ja) | 1999-07-27 |
JP3620693B2 JP3620693B2 (ja) | 2005-02-16 |
Family
ID=11561720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP359198A Expired - Fee Related JP3620693B2 (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 車両用ドアにおけるインサイドハンドル配設部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3620693B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108474221A (zh) * | 2015-10-21 | 2018-08-31 | 伊利诺斯工具制品有限公司 | 车辆的门把手 |
-
1998
- 1998-01-12 JP JP359198A patent/JP3620693B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108474221A (zh) * | 2015-10-21 | 2018-08-31 | 伊利诺斯工具制品有限公司 | 车辆的门把手 |
CN108474221B (zh) * | 2015-10-21 | 2021-03-09 | 伊利诺斯工具制品有限公司 | 车辆的门把手 |
US11643855B2 (en) | 2015-10-21 | 2023-05-09 | Illinois Tool Works Inc. | Door handle for vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3620693B2 (ja) | 2005-02-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1803594B1 (en) | Door construction for vehicle | |
JP2002211252A (ja) | 自動車の吸気ダクト取付部構造 | |
US6158789A (en) | Anti-theft protection device for a motor vehicle | |
JPH11200670A (ja) | 車両用ドアにおけるインサイドハンドル配設部構造 | |
US4350383A (en) | Instrument board mounting structure | |
JPS6020533Y2 (ja) | 自動車のカウルパネル部構造 | |
JPH08164826A (ja) | 車両用リヤワイパーモータの取付構造 | |
JP5152637B2 (ja) | 車両用バックドアの構造 | |
JP2001328429A (ja) | リヤゲート構造 | |
JP3100292B2 (ja) | 自動車用ドアのシール構造 | |
JPH11189031A (ja) | 車両の通風構造 | |
JP2600313B2 (ja) | 自動車の換気装置 | |
KR0118026Y1 (ko) | 개선된 벤틸레이션 그릴구조 | |
JPH11198727A (ja) | ドアミラーの取付構造 | |
JPH08142676A (ja) | 車両用ドア構造 | |
JP2008012935A (ja) | 自動車のリヤコンビネーションランプ取付構造 | |
JP2000190872A (ja) | 自動車のアンダ―カバ―構造 | |
JP2001130243A (ja) | 自動車の換気構造 | |
JP2595703B2 (ja) | 自動車の前部車体構造 | |
KR200235370Y1 (ko) | 차실내의 공기배출장치 | |
JP2572447Y2 (ja) | 車載部品のコントロールユニット取付構造 | |
JP2002337629A (ja) | ケーブル配索構造 | |
JPH078253Y2 (ja) | 換気装置 | |
JPH0825972A (ja) | バックドアのガスステー取付構造 | |
JPH0136663Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040416 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040427 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040625 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041029 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041111 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |