JPH11200404A - 地盤改良及び固化壁構築装置 - Google Patents
地盤改良及び固化壁構築装置Info
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- JPH11200404A JPH11200404A JP383798A JP383798A JPH11200404A JP H11200404 A JPH11200404 A JP H11200404A JP 383798 A JP383798 A JP 383798A JP 383798 A JP383798 A JP 383798A JP H11200404 A JPH11200404 A JP H11200404A
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- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
Abstract
鉛直精度を容易に確保することができて、また地盤と固
化材の混合撹拌時間の短縮が可能で、さらに、改良体を
連設して固化壁を造成する場合に、設計上の耐力を期待
できない余分な部分を削減することができる地盤改良及
び固化壁構築装置を提供すること。 【解決手段】 水平軸16の周りで油圧モーター11に
より回転するカッタードラム12a,12bと、土砂切
削ドラムの外周から土砂切削部分に指向して設けられた
ノズル15と、このノズルにセメント液を高圧で供給す
る固化材供給手段とを備える。
Description
築のために使用する装置に関する。
合物や薬剤を注入する従来工法が複数提案されており、
その一工法として噴射式撹拌工法がある。この噴射式撹
拌工法では、下端部に撹拌翼を備えて垂直下方に掘進す
る撹拌軸と、水平方向または斜め方向を指向するように
撹拌翼に設けられた高圧噴射ノズルと、該ノズルにセメ
ント液等の固化材を供給する大容量超高圧ポンプ等を備
えた地盤改良装置を用いて、円筒状の改良体を複数構築
して地盤改良を行っている。そして、この噴射式撹拌工
法では、地盤改良の対象箇所に既設構造物が存在する場
合であっても、既設構造物を破損すること無くこれに密
着した改良体の造成が可能であり、さらに、改良体を連
設する場合にも良好な一体性で施工可能である。
工法に用いる地盤改良装置では、撹拌軸自体を回転しな
がら垂直下方に掘進するため、鉛直精度を確保するのが
困難である。また、高圧噴射ノズルも2〜3箇所の撹拌
翼に設けられているだけであり、撹拌軸の回転速度も限
られ、したがって、所定以上の品質の改良体を得るため
には、地盤と固化材の混合撹拌に多大な時間を要すると
いう問題点が有った。さらに、円筒状の改良体を連設し
て固化壁を造成する場合、その外形線が波形になり、設
計上の耐力を期待できない余分な部分が生じるという問
題点も有る。
したものであって、その課題は、地盤改良または固化壁
構築の際に、改良体の鉛直精度を容易に確保することが
できて、また地盤と固化材の混合撹拌時間の短縮化が可
能で、さらに、改良体を連設して固化壁を造成する場合
に、設計上の耐力を期待できない余分な部分を削減する
ことができる地盤改良及び固化壁構築装置を提供するこ
とにある。
決するために、水平軸の周りで駆動モーターにより回転
する土砂切削ドラムと、該土砂切削ドラムの外周から土
砂切削部分に指向して設けられたノズルと、該ノズルに
スラリー状の固化材を高圧で供給する固化材供給手段と
を備えた地盤改良及び固化壁構築装置を提供する。本発
明の装置では、土砂切削ドラムを水平軸の周りで回転さ
せながら地盤改良を行ったり、固化壁を構築するので、
従来の垂直軸の回転により掘進する装置と比較すると、
鉛直方向のずれが減少して鉛直精度が向上する。さら
に、水平軸周りで回転する土砂切削ドラムの投影平面は
矩形になり、矩形の改良体や固化壁を構築することが可
能になるため、設計上の耐力を期待できない余分な部分
は減少する。
向するように配置すれば良く、例えば、水平軸に設けら
れる前記土砂切削ドラムが複数である場合には、地盤の
切削部分に対向する該土砂切削ドラムの側面に配置する
ことが好ましく、さらに、ノズルを複数設ける場合には
それぞれをドラムの異なる円周上に配置する。このよう
に複数のノズルを配置して、土砂切削ドラムを回転駆動
させながらスラリー状固化材を高圧噴射すれば、地盤を
均等に切削することができると共に、この高圧の固化材
により、近接する既存構造物を破損すること無く、既存
構造物との密着性が良好な改良体を構築することができ
て、さらに、固化材と土砂とを効率良く混合することが
できる。
混合した後に固化して改良体や固化壁を形成することが
できるものであれば良く、例えば、セメント液や、セメ
ント系固化材をスラリー状とした液体を使用することが
できる。
量が改良容量の100%以上発生するのに対して、本発
明では、高圧で噴射される固化材と土砂切削ドラムとの
両方により地盤を切削するので、切削用の噴射が少なく
てすみ、従来の噴射式撹拌工法よりも大幅に排泥量を削
減することができて、且つ、固化材の所要噴射圧力も従
来より減少するので設備の簡略化が可能になった。
明する。図1は本発明の地盤改良及び固化壁構築装置の
概略図であり、図2は図1の装置における土砂切削ドラ
ム周辺を拡大して示した拡大側面図であり、図3は土砂
切削ドラムの平面配置を簡略に示した平面図であり、図
4(a)は図2の一点鎖線IVa−IVaに沿って簡略に示した
断面図であり、図4(b)は図4(a)の一点鎖線IVb−IVbに
沿って簡略に示した断面図である。本発明の地盤改良及
び固化壁構築装置10(以下、単に「地盤改良装置1
0」という)は図1〜図3に示したように、油圧モータ
ー11によって一対の水平回転軸16,16の周りを回
転する左右各二個ずつのカッタードラム12a,12b
と、カッタードラム12a,12bの外周に取付けら
れ、複数の掘削用ティース13を保持するティースホル
ダー14及びティースドラム14′と、これらを一体と
して支持する支持枠17と、該支持枠17を吊上げて昇
降するベースマシン18と、油圧モーター等に高圧の油
圧を供給するパワーユニットとを備える。さらに、前記
カッタードラム12a,12bの側面には、その直径上
に点在するように複数の高圧噴射用ノズル15を設け、
この各高圧噴射用ノズル15は連通管(図示せず)によ
り高圧ポンプ(図示せず)と接続し、この高圧ポンプに
よりセメント液の供給装置、例えば、セメント液撹拌槽
あるいはセメント液のタンク車等(図示せず)から高圧
噴射用ノズル15までセメント液の圧送を可能に構成す
る。
の周りを回転する左右各二個ずつのカッタードラム12
a,12bは、矢印Xで示したように、互いに異なる方
向に回転する。これにより、カッタードラム12a,1
2bは相互に反力を取り合って、水平方向に移動しよう
する力が打ち消される。また、カッタードラム12a,
12bの水平回転軸16,16は軸心が水平であるた
め、従来の垂直軸の回転により掘進する装置と比較する
と、垂直の掘進方向のずれは抑制される。すなわち、従
来の装置では、回転軸の軸心と掘進方向とが同じである
ため、一旦、掘進方向に誤差が生じると、その掘進誤差
が拡大するという欠点が有るが、本発明の地盤改良装置
10ではそれが防止可能である。
ついて説明する。図4(b)に示したように、既存構造物
20に隣接して改良体22を構築する場合、最初に、既
存構造物20から所定長離隔した箇所に支持枠17を吊
り下ろし、高圧噴射用ノズル15からセメント液を噴出
させないで、油圧モーター11でカッタードラム12
a,12bを回転させて垂直下方に掘進させる。そし
て、カッタードラム12a,12bが地盤改良の予定深
さに達したら、支持枠17を上昇させながらカッタード
ラム12a,12bを回転し、同時に、セメント液を供
給装置から高圧噴射用ノズル15まで圧送してカッター
ドラム12a,12bから噴射する。この高圧で噴射さ
れたセメント液21は周りの地盤を掘削すると共に、切
削土砂とセメント液21とが混合されて改良体22(固
化壁)が形成される。
は、上述した方法以外に、カッタードラム12a,12
bを回転させて垂直下方に掘進する時に、同時にセメン
ト液21を供給装置から高圧噴射用ノズル15まで圧送
してカッタードラム12a,12bから噴射し、予定深
さに達したら支持枠17を上昇させることにより、改良
体(固化壁)を形成することも可能である。
である。
側面図である。
であり、(b)は(a)の一点鎖線IVb−IVbに沿った断面図で
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 水平軸の周りで駆動モーターにより回転
する土砂切削ドラムと、該土砂切削ドラムの外周から土
砂切削部分に指向して設けられたノズルと、該ノズルに
スラリー状の固化材を高圧で供給する固化材供給手段と
を備えた地盤改良及び固化壁構築装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00383798A JP3825550B2 (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 地盤改良及び固化壁構築装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00383798A JP3825550B2 (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 地盤改良及び固化壁構築装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11200404A true JPH11200404A (ja) | 1999-07-27 |
JP3825550B2 JP3825550B2 (ja) | 2006-09-27 |
Family
ID=11568309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00383798A Expired - Lifetime JP3825550B2 (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 地盤改良及び固化壁構築装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3825550B2 (ja) |
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- 1998-01-12 JP JP00383798A patent/JP3825550B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP3825550B2 (ja) | 2006-09-27 |
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