JP2021172982A - 多方向スラリー噴射式機械撹拌工法 - Google Patents

多方向スラリー噴射式機械撹拌工法 Download PDF

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Abstract

【課題】短時間の施工で地盤改良体の良好な品質(早期均質性)を確保することのできる多方向スラリー噴射式機械撹拌工法を提供する。【解決手段】撹拌翼装置1により施工地盤を撹拌するときに、スラリーを高圧ポンプにより高圧で撹拌翼装置1の周辺で、且つ、施工地盤に対して相互に異なる複数の方向に向けて配置した各ノズル2へ送給し、撹拌翼装置1の周辺の各ノズル2から施工地盤に対して多方向に向けて高圧噴射することにより、施工地盤に対してスラリーの注入量を増加させるとともに、スラリーの噴射圧力を以って施工地盤の原位置土をほぐすようにした。【選択図】図6

Description

本発明は、各種の建設機械の先端に撹拌翼装置及びノズルを取り付けて、スラリーを施工地盤中に注入しながらスラリーと現位置土とを撹拌混合し、施工地盤中に地盤改良体を形成する機械撹拌式地盤改良工法に使用する機械撹拌工法に関し、特に、スラリーと原位置土とを高い撹拌効率で撹拌混合し均一性の高い良質な地盤改良体を構築する機械撹拌工法に関する。
従来から、各種の建設機械の先端に撹拌翼装置及びノズルを取り付けて、セメントと水とを含むセメントスラリーを施工地盤中に注入しながら、セメントスラリーと現位置土とを撹拌混合し、施工地盤中に地盤改良体を構築する機械撹拌式地盤改良工法が知られている。この種の工法が特許文献1により提案されている。
特許文献1は撹拌混合装置の管理システムに関するもので、この文献1には、所謂WILL
工法が開示されている。
このWILL工法では、バックホウ等の建設機械をベースマシンとし、ベースマシンのアームの先端ブラケットに取り付けた鉛直方向に回動する混合撹拌装置の先端部より固化材スラリーを注入しながら、混合撹拌装置を地表面から軟弱地盤中に貫入し、引き抜きを行いつつ軟弱土と固化材を撹拌混合し、軟弱地盤を固化処理して地盤を改良する。このWILL工法で用いる混合撹拌装置は、先端部分の左右両側に、鉛直方向に回転する複数の撹拌翼を有し、混合撹拌装置を地中に貫入・引き抜きしつつ先端部分の各撹拌翼を回転させ、その近傍から固化材スラリーを注入することによって、改良対象土と固化材を撹拌混合するようになっている。
なお、この文献1に開示されているように、このWILL工法では、撹拌翼の深度、回転数、回転速度、掘削角度、撹拌翼の軌跡や固化材スラリーの流量などをリアルタイムに管理できる高性能のWILL工法管理システムが導入されている。
また、この種の工法は上記特許文献1の他、特許文献2、3などにより提案されている。
特許第4954166号公報 特許第4038525号公報 特許第3958347号公報
しかしながら、上記従来の機械撹拌式地盤改良工法では、軟弱地盤でも、特に粘着力の高い施工地盤を改良する場合、施工地盤を十分に撹拌するためには、多くの撹拌時間が必要で、コストが増大するなど、工期、経済性の面で負担が大きい、という問題がある。この種の工法においては、施工速度を向上させるために、単位時間当たりのスラリーの注入量を増加させるとともにスラリーと施工地盤との撹拌効率(早期均質性)を高めて、短時間の施工で地盤改良体の良好な品質(早期均質性)を確保する必要がある。ところが、従来の工法では、1台のポンプ及び混合撹拌装置の先端部のノズルを用いて施工地盤中にスラリーを注入し、先端の撹拌翼でスラリーと施工地盤とを所定時間撹拌することで、地盤改良体に一定の品質を得ているため、施工の高速化を達成するために、スラリーの注入量を増加して撹拌時間を短縮しようとすると、地盤改良体の強度が不足したり均質性が低下したりするなど地盤改良体の品質が低下する、という問題がある。
また、この機械撹拌式地盤改良工法では、粘性土地盤の他にも、砂質土地盤や砂礫地盤など多様な地盤に対して、工期の短縮、経済性の向上のニーズが高まっており、砂質土地盤や砂礫地盤など他の様々な施工地盤にも、上記と同様の課題がある。
本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、この種の機械撹拌式地盤改良工法において、単位時間当たりのスラリーの注入量を増加させるとともにスラリーと施工地盤との撹拌効率を高めて、短時間の施工で地盤改良体の良好な品質(早期均質性)を確保することのできる多方向スラリー噴射式機械撹拌工法を提供すること、を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、
建設機械の先端に地盤撹拌用の撹拌翼装置及びスラリー噴射用のノズルを取り付けて、施工地盤中にスラリーを注入しながらスラリーと原位置土とを撹拌混合する機械撹拌工法において、
複数の前記ノズルを前記撹拌翼装置の周辺に、前記各ノズルのスラリーの噴射方向を施工地盤に対して相互に異なる複数の方向に向けて配置し、前記各ノズルにスラリーの送給用に高圧ポンプを接続して、
前記撹拌翼装置により施工地盤を撹拌するときに、スラリーを前記高圧ポンプにより高圧で前記撹拌翼装置の周辺の前記各ノズルへ送給し、前記撹拌翼装置の周辺の前記各ノズルから施工地盤に対して多方向に向けて高圧噴射することにより、施工地盤に対してスラリーの注入量を増加させるとともに、スラリーの噴射圧力を以って施工地盤の原位置土をほぐす、
ことを要旨とする。
この場合、複数のノズルを、少なくとも2個のノズルを1ユニットとして複数ユニットにより構成し、前記1ユニット毎に1台の高圧ポンプを接続することが好ましい。
また、この場合、地盤撹拌用の撹拌翼装置に、建設機械の先端に回動軸を介して回動可能に取り付けられ、先端に回転軸を介して垂直方向に回転する一対の撹拌翼ユニットを有する垂直回転形式の撹拌翼装置を用い、複数のノズルの全部又は一部を前記撹拌翼装置の周辺として前記一対の撹拌翼ユニットの前記回転軸の上方及び下方に配置し、前記回転軸の上方に配置する前記各ノズルのスラリーの噴射方向を施工地盤に対して略垂直方向に向けて、当該各ノズルにスラリーを高圧ポンプにより高圧で送給し、前記回転軸の下方に配置する前記各ノズルにおいてはスラリーの噴射方向を施工地盤に対して略水平方向に向けて、当該各ノズルにスラリーを低圧ポンプにより低圧で送給し、前記回転軸の上方に配置する各ノズルに前記高圧ポンプにより高圧で送給するスラリーを当該各ノズルから施工地盤に対して略垂直方向へ高圧噴射し又は前記回転軸の下方に配置する各ノズルに前記低圧ポンプにより低圧で送給するスラリーを当該各ノズルから施工地盤に対して略水平方向へ低圧噴射し又はこれらノズルから両方向へ高圧噴射、低圧噴射を組み合わせて注入させることが望ましい。
なお、ここで建設機械の先端は、例えばバックホウの場合、運転室を有する旋回部の前部に前方に向けて延設されるブームに連結されるアームの先端をいい、一般の建設機械において、地盤撹拌用の撹拌翼装置を取り付ける部分である。
本発明の多方向スラリー噴射式機械撹拌工法では、撹拌翼装置により施工地盤を撹拌するときに、スラリーを高圧ポンプにより高圧で撹拌翼装置の周辺の各ノズルへ送給し、当該各ノズルから施工地盤に対して多方向に向けて高圧噴射することにより、施工地盤に対してスラリーの注入量を増加させるとともに、スラリーの噴射圧力を以って施工地盤の原位置土をほぐすようにしたので、一般に実施される機械撹拌式地盤改良工法において、単位時間当たりのスラリーの注入量を増加させることができるとともにスラリーと施工地盤との撹拌効率を高めることができ、このスラリーの注入量の増大と撹拌効率の向上により、短時間の施工で地盤改良体の良好な品質(早期均質性)を確保することができる、という本発明独自の格別な効果を奏する。
本発明の一実施の形態における多方向スラリー噴射式機械撹拌工法のイメージを示す図 同工法に用いる垂直回転形式の撹拌翼装置の構成を示す図(正面図) 同工法に用いる垂直回転形式の撹拌翼装置の構成を示す図(側面図) 同工法による施工例を示し、バックホウを施工地盤へ移動し、撹拌翼装置を施工地盤の掘削撹拌位置にセットできる位置で停止した状態を示す図 同工法による施工例を示し、アームを下降させ、各高圧ポンプにより各ノズルに送給されるスラリーを各ノズルから施工地盤に向けて高圧噴射しながら、垂直回転する一対の撹拌翼ユニットを施工地盤に垂直に挿入する状態を示す図 同工法による施工例を示し、アームをさらに下降させて、垂直回転する一対の撹拌翼ユニットで施工地盤を掘削、撹拌し、各高圧ポンプにより各ノズルに送給されるスラリーを各ノズルから施工地盤中に高圧噴射して、原位置土とスラリーとを撹拌混合する状態を示す図 同工法に用いる撹拌翼装置及び複数のノズル、高圧ポンプの作用を説明するための図 同工法のフィールド試験の結果を示す図
次に、この発明の一実施の形態に係る多方向スラリー噴射式機械撹拌工法(以下、単に本工法という。)について図を用いて説明する。図1に本工法を示し、図2、図3に本工法に用いる撹拌翼装置及び複数のノズルの構成を示している。
図1に示すように、本工法は、建設機械Mの先端に地盤撹拌用の撹拌翼装置1及びスラリー噴射用のノズル2を取り付けて、施工地盤中にスラリーを注入しながらスラリーと原位置土とを撹拌混合する機械撹拌工法である。
そして、本工法では、特に、複数のノズル2を撹拌翼装置1の周辺に、各ノズル2のスラリーの噴射方向を施工地盤に対して相互に異なる複数の方向に向けて配置し、各ノズル2にスラリーの送給用に高圧ポンプ3Hを接続しておく。このようにして、撹拌翼装置1により施工地盤を撹拌するときに、スラリーを高圧ポンプ3Hにより高圧で撹拌翼装置1の周辺の各ノズル2へ送給し、撹拌翼装置1の周辺の各ノズル2から施工地盤に対して多方向に向けて高圧噴射することにより、施工地盤に対してスラリーの注入量を増加させるとともに、スラリーの噴射圧力を以って施工地盤の原位置土をほぐすものとする。
図1に本工法をさらに具体的に示している。図1に示すように、ここでは、建設機械Mにバックホウ(以下、バックホウMという。)を使用する。地盤撹拌用の撹拌翼装置1に、バックホウMの先端に回動軸11を介して回動可能に取り付けられ、先端に回転軸141を介して垂直方向に回転する一対の撹拌翼ユニット14を有する垂直回転形式の撹拌翼装置(以下、撹拌翼装置1という。)を用いる。そして、複数のノズル2のすべてを、撹拌翼装置1の周辺として一対の撹拌翼ユニット14の回転軸141の上方及び下方に、スラリーの噴射方向を施工地盤に対して略垂直方向及び略水平方向に向けて配置する。この場合、複数のノズル2を少なくとも2個のノズル2を1ユニットとして複数ユニットにより構成し、1ユニット毎に1台の高圧ポンプ3H又は低圧ポンプ3Lを接続する。
ここでバックホウMは一般に知られているもので、下部のクローラ式の走行機械M1と、運転室、各種の駆動部などを有する上部の旋回部M2とからなり、旋回部M2にブームa、アームbを備える。この場合、ブームaは旋回部M2に回動軸(図示省略)を介して回動可能に支持され、旋回部M2とブームaの中間部との間にブームシリンダa2が連結されて、ブームaはブームシリンダa2の伸縮により旋回部M2とブームaとの間の回動軸を中心にして回動可能になっている。アームbはブームaの先端部に回動軸b1を介して回動可能に支持され、ブームaの中間部とアームbの基端部との間にアームシリンダb2が連結されて、アームbはアームシリンダb2の伸縮によりブームaとアームbとの間の回動軸b1を中心にして回動可能になっている。このアームbの先端部が前述の建設機械の先端、この場合、バックホウMの先端である。このアームbの先端に回動軸11を介して垂直回転形式の撹拌翼装置1が回動可能に支持され、アームbの中間部とこの撹拌翼装置1の基端部との間に撹拌翼装置シリンダ12が連結されて、撹拌翼装置1は撹拌翼装置シリンダ12の伸縮によりアームbと撹拌翼装置1との間の回動軸11を中心にして回動可能で、施工地盤に対して垂直上下方向に駆動できるようになっている。なお、撹拌翼装置1の回動軸11は、撹拌翼装置1による施工地盤の掘削の際に、施工地盤に対して平行となるように、アームbの先端と撹拌翼装置11との間に挿着される。
また、ここで垂直回転形式の撹拌翼装置1は、WILL工法において一般に用いられるもので、この撹拌翼装置1を図2、図3に拡大して示している。図2、図3に示すように、垂直回転形式の撹拌翼装置1は、縦長の上部支持アーム101と、縦長の下部支持アーム102と、左右一対の撹拌翼ユニット14とを備えて構成される。
上部支持アーム101の上部には油圧モータ13が設置され、油圧モータ13の駆動軸に駆動スプロケット(図示省略)が取り付けられる。上部支持アーム101と下部支持アーム102との接続部に中間軸(図示省略)が挿通され、中間軸に中間スプロケット(図示省略)が取り付けられる。下部支持アーム102の下部に左右一対の撹拌翼ユニット14のための左回転軸141L及び右回転軸141Rが一体に回転可能に連結されてなる回転軸141が挿通され、この回転軸141に従動スプロケット(図示省略)が取り付けられる。このようにして油圧モータ13の駆動軸の駆動スプロケットと中間軸の中間スプロケットとの間に無端チェーン(図示省略)が巻き架けられ、中間軸の中間スプロケットと回転軸141の従動スプロケットとの間に無端チェーン(図示省略)が巻き架けられる。
左右一対の撹拌翼ユニット14はそれぞれ、左回転軸141L、右回転軸141Rの軸心を対称中心にして各回転軸141L、141Rの周囲に2つの撹拌翼15a、15bが対称的に配置されてなる。
左側の撹拌翼ユニット14は一方の撹拌翼15aの外周側の面に複数の撹拌爪152が外側から内側に向かって斜めに配列され、他方の撹拌翼15bの外周側の面に複数の撹拌爪152が内側から外側に向かって斜めに配列される。この場合、左回転軸141Lに円形の取付部142Lが設けられ、この取付部142Lに撹拌翼支持プレート143Lが両端を取付部142Lの外周から突出されて取り付けられる。2つの撹拌翼15a、15bはそれぞれ、断面円弧状の翼形の台座151と、台座151の外側の面に等間隔に突設される複数の撹拌爪152とからなる。一方の撹拌翼15aは、撹拌翼支持プレート143Lの一端に外側から内側に向けて斜めに取り付けられて、台座151上で複数の撹拌爪152が外側から内側に向けて斜めに配列される。他方の撹拌翼15bは撹拌翼支持プレート143Lの他端に内側から外側に向けて斜めに取り付けられて、台座151上で複数の撹拌爪152が内側から外側に向けて斜めに配列される。
右側の撹拌翼ユニット14は一方の撹拌翼15aの外周側の面に複数の撹拌爪152が外側から内側に向かって斜めに配列され、他方の撹拌翼15bの外周側の面に複数の撹拌爪152が内側から外側に向かって斜めに配列される。この場合、右回転軸141Rに円形の取付部142Rが設けられ、この取付部142Rに撹拌翼支持プレート143Rが両端を取付部142Rの外周から突出されて取り付けられる。2つの撹拌翼15a、15bはそれぞれ、断面円弧状の翼形の台座151と、台座151の外側の面に等間隔に突設される複数の撹拌爪152とからなる。一方の撹拌翼15aは、撹拌翼支持プレート143Rの一端に外側から内側に向けて斜めに取り付けられて、台座151上で複数の撹拌爪152が外側から内側に向けて斜めに配列される。他方の撹拌翼15bは撹拌翼支持プレート143Rの他端に内側から外側に向けて斜めに取り付けられて、台座151上で複数の撹拌爪152が内側から外側に向けて斜めに配列される。
このようにして一対の撹拌翼ユニット14は、複数の撹拌爪152が外側から内側に向けて斜めに配列された一対の撹拌翼15a、複数の爪152が内側から外側に向かって斜めに配設された一対の撹拌翼15bが、それぞれ、下部支持アーム102の先端に水平方向に配置される回転軸141に垂直方向に回転可能に取り付けられて、垂直回転形式に構成される。かくして、油圧モータ13の回転駆動により、油圧モータ13の駆動軸が回転されると、この回転が駆動スプロケット、中間スプロケット間の無端チェーンを介して中間軸に伝達されて、中間軸が回転され、この中間軸の回転が中間スプロケット、従動スプロケット間の無端チェーンを介して回転軸141に伝達されて、左右一対の撹拌翼ユニット14が垂直上下方向に回転駆動されるようになっている。
そして、この撹拌翼装置1には、本工法での使用に当たり、上部支持アーム101及び下部支持アーム102の各正面縁部に、この正面縁部に沿ってホースを配置可能に、複数のホース止め金具16を設置する。この場合、ホース止め金具16は、断面略逆U字形のブロック状の金具を用いたが、ホースを挿通保持可能であれば、筒形形状など、どのような形状のものであってもよい。併せて、下部支持アーム102の正面縁部で上下方向中間部及び底部にノズル取付部17A、17Bを設置する。この場合、上下方向中間部のノズル取付部17Aは、左右両側に下部にノズル挿着口を有するノズル装着部171を備え、中央に上部にホース連結口を有し左右の各ノズル装着部171に連通するホース連結部172を備える。このノズル取付部17Aを下部支持アーム102の正面縁部上下方向中間部にこの正面縁部の左右両側に跨って設置する。以下、このノズル取付部17Aを上方のノズル取付部17Aという。また、底部のノズル取付部17Bは、左右両側に左右両側方に向けてノズル挿着口を有するノズル装着部173を備え、中央に正面部にホース連結口を有し左右の各ノズル装着部173に連通するホース連結部174を備える。このノズル取付部17Bを下部支持アームの正面縁部底部にこの正面縁部の左右両側に跨って設置する。以下、このノズル取付部17Bを下方のノズル取付部17Bという。
このような撹拌翼装置1に複数のノズル2を装着する。この場合、各ノズル2に、施工地盤の性状に応じて高圧ポンプ3Hの圧力とともに定める所定の径を有する断面円形又は断面楕円形の吐出口を有するものを採用する。なお、ここでは、本工法の1施工例として、断面円形の吐出口を有するものを用いる。また、この場合、本工法の1施工例として、4個のノズル2を用い、2個のノズル2を1ユニットとして2ユニットの構成とする。そして、まず、1ユニット2個のノズル2を一対の撹拌翼ユニット14の回転軸141の上方として下部支持アーム102の正面縁部上下方向中間部に取り付ける。この場合、下部支持アーム102の正面縁部上下方向中間部に設置した上方のノズル取付部17Aの左右両側のノズル装着部171に下部の各ノズル挿着口から、2個のノズル2を、スラリーの噴射方向を略垂直方向に、この場合、特に回転軸141の少し前方に向けて、装着する。以下、このノズル2を上方のノズル2という。次いで、1ユニット2個のノズル2を回転軸141の下方として下部支持アーム102の正面縁部底部に取り付ける。この場合、下部支持アーム102の正面縁部底部に設置した下方のノズル取付部17Bの左右両側のノズル装着部173に側方のノズル挿着口から、2個のノズル2を、スラリーの噴射方向を左右に略水平方向に向けて、装着する。以下、このノズル2を下方のノズル2という。
そして、これら上方、下方のノズル2に2個のノズル1ユニット毎に1台のポンプ3H、3Lを接続する。この場合、本工法の1施工例として、図1に示すように、施工現場には、上方のノズル2用に1台の高圧ポンプ3Hを、下方のノズル2用に1台の低圧ポンプ3Lを、バッチャープラント、セメントサイロなどからなるスラリー供給装置4などとともに、設置し、高圧ポンプ3H(吸引側)、低圧ポンプ3L(吸引側)を各別に2系統のホース31によりスラリー供給装置4に接続してある。そして、上方、下方の各2個のノズル2を2系統のホース32で、上方の各ノズル2と上方のノズル2用の1台の高圧ポンプ3H(の吐出側)とを、下方の各2個のノズル2と下方のノズル2用の1台の低圧ポンプ3L(の吐出側)とを、それぞれ、接続する。この場合、上方のノズル2用の高圧ポンプ3Hに接続したホース32をバックホウMの後部側から撹拌翼装置1に向けて延ばし、上方のノズル取付部17A中央のホース連結部172に上部のホース連結口から連結して、上方のノズル取付部17A左右の各ノズル装着部171に装着した各ノズル2に接続する。また、下方のノズル2用の低圧ポンプ3Lに接続したホース32をバックホウMの後部側から撹拌翼装置1に向けて延ばし、上部支持アーム101、下部支持アーム102の正面縁部に沿って正面縁部の各ホース止め金具16に通して這わせ、下部のノズル取付部17B中央のホース連結部174に正面部のホース連結口から連結して、下部のノズル取付部17B左右の各ノズル装着部173に装着した各ノズル2に接続する。
このように本工法では、1施工例として、2ポンプ4ノズルの構成で施工を行うようにした。特に、この構成では、回転軸141の上方に配置する各ノズル2のスラリーの噴射方向を施工地盤に対して略垂直方向に向けて、この場合、特に回転軸141の少し前方に向けて、これらのノズル2にスラリーを高圧ポンプ3Hにより高圧で送給する。回転軸141の下方に配置する各ノズル2においてはスラリーの噴射方向を施工地盤に対して略水平方向に向けて、これらのノズル2にスラリーを低圧ポンプ3Lにより低圧で送給する。このようにして回転軸141の上方に配置する各ノズル2に高圧ポンプ3Hにより高圧で送給するスラリーをこれらのノズル2から施工地盤に対して略垂直方向へ高圧噴射する。併せて、回転軸141の下方に配置する各ノズル2に低圧ポンプ3Lにより低圧で送給するスラリーをこれらのノズル2から施工地盤に対して略水平方向へ低圧噴射する。これらノズル2からスラリーを両方向へ高圧噴射、低圧噴射を組み合わせて注入させる。このようにして本工法によるスラリーの施工地盤に対する多方向高圧噴射方式により、施工地盤に対してスラリーの注入量を従来に比べて増加する。併せて、増量させたスラリーの噴射圧力のエネルギーを施工地盤の原位置土をほぐす手段として利用し、撹拌翼装置1の撹拌性能を向上させる。
なお、各ノズル2のスラリーの吐出口、各ノズル2からのスラリーの噴射圧力及び注入速度(噴射量)、各ノズル2からのスラリーの噴射方向は、予め行うフィールド試験の結果により適切な仕様を決定し、種々に変更し得るものである。
図4、図5及び図6に本工法の1施工例を示している。
なお、ここでは、予め行うフィールド試験の結果から、特に上部噴射について、各ノズル2のスラリーの吐出口を4.5mm径の円形とする。各ノズル2からのスラリーの噴射圧力を従来の1MPaから10MPaに上げる。各ノズル2からのスラリーの噴射量を従来の240L/minから400L/min(上部噴射量160L/min、下部噴射量240L/min)に増量する。スラリーの噴射方向を施工地盤に対して略垂直方向とし、この場合、撹拌翼装置1の中心方向で回転軸141の3cm程前方に向ける。
まず、この施工例では、図4に示すように、バックホウМを施工地盤へ移動させ、撹拌翼装置1を施工地盤の掘削撹拌位置にセットできる位置で停止させる。続いて、図5に示すように、アームbを適宜移動して撹拌翼装置1を施工地盤の撹拌位置に保持する。ここで、油圧モータ13を駆動して、左右一対の撹拌翼ユニット14を回転させながら、アームbを下降させて、左右一対の撹拌翼ユニット14を施工地盤に押し込み挿入する。このとき併せて、バックホウM外部の高圧ポンプ3H、低圧ポンプ3L(図4参照)を作動させて、スラリー供給装置4(図4参照)からスラリーを増量して高圧と低圧の組み合わせで4個のノズル2に送給する。このようにして下部支持アーム102の上方の各ノズル2からスラリーを施工地盤に向けて略垂直方向に、この場合、撹拌翼装置1の上部から撹拌翼装置1の中心方向で回転軸141の少し(3cm程度)前方に向けて高圧噴射し、下部支持アーム102の下方の各ノズル2からスラリーを施工地盤に対して左右略水平方向に低圧噴射する。これらノズル2からのスラリーの高圧噴射、低圧噴射により、施工地盤がほぐされ、左右一対の撹拌翼ユニット14を施工地盤に挿入しやすくなる。
そして、この施工例では、図6に示すように、アームbの下降により各撹拌翼ユニット14を施工地盤中に垂直に挿入していき、垂直方向に回転する各撹拌翼ユニット14で原位置土を掘削しつつスラリーと撹拌混合する。
この場合、各撹拌翼ユニット14の垂直方向の回転による施工地盤の掘削、撹拌と、高圧ポンプ3H、低圧ポンプ3Lにより各ノズル2から施工地盤中に高圧噴射、低圧噴射されるスラリーとにより、原位置土とスラリーは、次のように撹拌混合される。
図7に示すように、各撹拌翼ユニット14は、一方の撹拌翼15aに外側から内側に向かって斜めに複数の撹拌爪152が配列されていることで、一方の撹拌翼15aの回転とともに、原位置土が上下及び前後に撹拌されながら外側から内側に向けて動いていく。また、各撹拌翼ユニット14は、他方の撹拌翼15bに内側から外側に向かって斜めに複数の撹拌爪152が配列されていることで、他方の撹拌翼15bの回転とともに、原位置土は上下及び前後に撹拌されながら内側から外側に向けて動いていく。これに加えて、回転軸141に対して上方の各ノズル2からスラリーが垂直方向に、この場合、撹拌翼装置1の中心方向で回転軸141の少し(3cm程度)前方に高圧噴射されるとともに、回転軸141に対して下方の各ノズル2からスラリーが左右に略水平方向に低圧噴射されることにより、このスラリーの噴射エネルギーで施工地盤がほぐされて、各撹拌翼ユニット14による施工地盤の撹拌性能が向上し、施工地盤は上下、前後、左右に十分に撹拌され、増量したスラリーと満遍なく撹拌混合される。
そして、施工地盤中を所定の深さまで原位置土とスラリーを撹拌混合したら、アームbを上昇させて各撹拌翼ユニット14を施工地盤上に引き上げる。このような掘削、撹拌工程を繰り返し、施工地盤の改良を行なう。
このようにこの施工例では、2ポンプ4ノズルの構成で施工を行うことにより、単位時間当たりのスラリーの噴射量を従来の240L/minから400L/minに大幅に増加させることができる。そして、上方の各ノズル2の径を4.5mmとし、2ポンプ4ノズルのうち特に高圧ポンプ3H、上方の各ノズル2からの噴射エネルギー(噴射圧力)を従来の1MPaから10MPaに上げて、さらに、特に上方の各ノズル2のスラリー噴射方向を撹拌翼装置1の中心方向で回転軸141の3cm前方に向けたことで、施工地盤の撹拌効率を従来に比べて大幅に高めることができる。このように本工法では、複数ポンプ複数ノズルの構成で施工を行うことで、単位時間当たりのスラリーの注入量を従来の注入量の1.5倍から2.0倍程度に増加させるとともに、各ノズル2の径を変化させ、複数ポンプ複数ノズルからの噴射エネルギー(噴射圧力)を10MPa以上に上げることで、スラリーと施工地盤との撹拌効率(早期均質性)を高めることができるので、短時間の施工で地盤改良体の良好な品質、すなわち、早期均質性を確保することができる。
なお、図8に本工法のフィールド試験の結果を示す。この試験の結果から、本工法によれば、従来の工法と比較して施工速度を1.67倍にした場合でも、従来の工法と同等の品質を確保できることを確認した。
以上説明したように、本工法では、撹拌翼装置1により施工地盤を撹拌するときに、スラリーを高圧ポンプ3Hにより高圧で撹拌翼装置1の周辺の複数のノズル2へ送給し、これら各ノズル2から施工地盤に対して多方向に向けて高圧噴射する。このようにして施工地盤に対してスラリーの注入量を増加させるとともに、スラリーの噴射圧力を以って施工地盤の原位置土をほぐすようにしたので、一般に実施される機械撹拌式地盤改良工法において、単位時間当たりのスラリーの注入量を増加させることができるとともにスラリーと施工地盤との撹拌効率を高めることができ、このスラリーの注入量の増大と撹拌効率の向上により、短時間の施工で地盤改良体の良好な品質(早期均質性)を確保することができる。
また、本工法では、1施工例で例示したように、4個のノズル2を、2個のノズル2を1ユニットとして2ユニットにより構成し、1ユニット毎に高圧ポンプ3H、低圧ポンプ3Lを接続することで、通常使用する高圧ポンプ3Hや低圧ポンプ3Lをそのまま用いることができ、コストを低く抑えることができる。
さらに、この施工例では、地盤撹拌用の撹拌翼装置に、バックホウMの先端に回動軸11を介して取り付けて先端に回転軸141を介して垂直方向に回転する一対の撹拌翼ユニット14を有する垂直回転形式の撹拌翼装置1を用い、4個のノズル2の全部を各撹拌翼ユニット14の周辺として各撹拌翼ユニット14の回転軸14の上方及び下方に、スラリーの噴射方向を施工地盤に対して略垂直方向及び略水平方向に向けて配置し、高圧ポンプ3Hにより上方の各ノズル2に高圧で送給するスラリーを上方の各ノズル2から施工地盤に対して略垂直方向に高圧噴射し、また、低圧ポンプ3Lにより下方の各ノズル2に低圧で送給するスラリーを下方の各ノズル2から施工地盤に対して略水平方向に低圧噴射するようにしたので、施工地盤を上下、前後、左右に十分に撹拌し、増量したスラリーと満遍なく撹拌混合することができる。
なお、この実施の形態では、1施工例として、4個のノズル2を、2個のノズル2を1ユニットとして2ユニットにより構成し、1ユニット毎に高圧ポンプ3H、低圧ポンプ3Lを1台ずつ接続するものとしたが、5個以上の複数のノズルを、少なくとも2個のノズルを1ユニットとして複数ユニットにより構成し、1ユニット毎に1台の高圧ポンプを適宜1ユニット低圧ポンプと組み合わせて接続してもよい。このようにしても上記実施の形態と同様の又はそれ以上の作用効果を奏することができる。
また、本工法では、地盤撹拌用の撹拌翼装置に、バックホウMの先端に回動軸11を介して取り付けて先端に回転軸141を介して垂直方向に回転する一対の撹拌翼ユニット14を有する垂直回転形式の撹拌翼1を用いたが、この種の地盤撹拌用で他の形式の撹拌翼を用いる場合にも、本工法を同様に適用することができ、同様の作用効果を奏することができる。また、本工法の1施工例では、4個のノズル2の全部を各撹拌翼ユニット14の周辺として各撹拌ユニット14の回転軸141の上方及び下方に配置し、回転軸141の上方に配置する各ノズル2のスラリーの噴射方向を施工地盤に対して略垂直方向に向けて、各ノズル2にスラリーを高圧ポンプ3Hにより高圧で送給し、回転軸141の下方に配置する各ノズル2においてはスラリーの噴射方向を施工地盤に対して略水平方向に向けて、各ノズル2にスラリーを低圧ポンプ3Lにより低圧で送給し、回転軸141の上方に配置する各ノズル2に高圧ポンプ3Hにより高圧で送給するスラリーを各ノズル2から施工地盤に対して略垂直方向へ高圧噴射し、回転軸141の下方に配置する各ノズル2に低圧ポンプ3Lにより低圧で送給するスラリーを各ノズル2から施工地盤に対して略水平方向へ低圧噴射するようにしたが、5個以上の複数のノズルの全部を各撹拌翼ユニットの周辺任意の位置に、又は5個以上の複数のノズルの一部を各撹拌翼ユニットの周辺として各撹拌翼ユニットの回転軸の上方及び下方に、残部を撹拌翼の周辺任意の位置に、それぞれ、スラリーの噴射方向を施工地盤に対して略垂直方向、略水平方向を含む多方向に向けて配置し、高圧ポンプ(低圧ポンプを含む。)により各ノズルに高圧(低圧を含む。)で送給するスラリーを各ノズルから施工地盤に対して略垂直方向、略水平方向を含む多方向に向けて高圧噴射(低圧噴射を含む。)するようにしてもよい。このようにしても上記実施の形態と同様又はそれ以上の作用効果を奏することができる。
M 建設機械(バックホウ)
M1 クローラ式の走行機械
M2 旋回部
a ブーム
a2 ブームシリンダ
b アーム
b1 回動軸
b2 アームシリンダ
1 撹拌翼装置
101 上部支持アーム
102 下部支持アーム
11 回動軸
12 撹拌翼装置シリンダ
13 油圧モータ
14 撹拌翼ユニット
141 回転軸
141L 左回転軸
141R 右回転軸
142L、142R 取付部
143L、143R 撹拌翼支持プレート
15a、15b 撹拌翼
151 台座
152 撹拌爪
16 ホース止め金具
17A、17B ノズル取付部
171、173 ノズル装着部
172、174 ホース連結部
2 ノズル
3H 高圧ポンプ
3L 低圧ポンプ
31、32 ホース
4 スラリー供給装置

Claims (3)

  1. 建設機械の先端に地盤撹拌用の撹拌翼装置及びスラリー噴射用のノズルを取り付けて、施工地盤中にスラリーを注入しながらスラリーと原位置土とを撹拌混合する機械撹拌工法において、
    複数の前記ノズルを前記撹拌翼装置の周辺に、前記各ノズルのスラリーの噴射方向を施工地盤に対して相互に異なる複数の方向に向けて配置し、前記各ノズルにスラリーの送給用の高圧ポンプを接続して、
    前記撹拌翼装置により施工地盤を撹拌するときに、スラリーを前記高圧ポンプにより高圧で前記撹拌翼装置の周辺の前記各ノズルへ送給し、前記撹拌翼装置の周辺の前記各ノズルから施工地盤に対して多方向に向けて高圧噴射することにより、施工地盤に対してスラリーの注入量を増加させるとともに、スラリーの噴射圧力を以って施工地盤の原位置土をほぐす、
    ことを特徴とする多方向スラリー噴射式機械撹拌工法。
  2. 複数のノズルを、少なくとも2個のノズルを1ユニットとして複数ユニットにより構成し、前記1ユニット毎に1台の高圧ポンプを接続する請求項1に記載の多方向スラリー噴射式機械撹拌工法。
  3. 地盤撹拌用の撹拌翼装置に、建設機械の先端に回動軸を介して回動可能に取り付けられ、先端に回転軸を介して垂直方向に回転する一対の撹拌翼ユニットを有する垂直回転形式の撹拌翼装置を用い、複数のノズルの全部又は一部を前記撹拌翼装置の周辺として前記一対の撹拌翼ユニットの前記回転軸の上方及び下方に配置し、前記回転軸の上方に配置する前記各ノズルのスラリーの噴射方向を施工地盤に対して略垂直方向に向けて、当該各ノズルにスラリーを高圧ポンプにより高圧で送給し、前記回転軸の下方に配置する前記各ノズルにおいてはスラリーの噴射方向を施工地盤に対して略水平方向に向けて、当該各ノズルにスラリーを低圧ポンプにより低圧で送給し、前記回転軸の上方に配置する各ノズルに前記高圧ポンプにより高圧で送給するスラリーを当該各ノズルから施工地盤に対して略垂直方向へ高圧噴射し又は前記回転軸の下方に配置する各ノズルに前記低圧ポンプにより低圧で送給するスラリーを当該各ノズルから施工地盤に対して略水平方向へ低圧噴射し又はこれらノズルから両方向へ高圧噴射、低圧噴射を組み合わせて注入させる請求項1又は2に記載の多方向スラリー噴射式機械撹拌工法。
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