JPH11199798A - 多相構造形成性コーティング剤、多相構造膜形成方法及び光路変更フィルム - Google Patents

多相構造形成性コーティング剤、多相構造膜形成方法及び光路変更フィルム

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JPH11199798A
JPH11199798A JP10007427A JP742798A JPH11199798A JP H11199798 A JPH11199798 A JP H11199798A JP 10007427 A JP10007427 A JP 10007427A JP 742798 A JP742798 A JP 742798A JP H11199798 A JPH11199798 A JP H11199798A
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film
multiphase
coating agent
weight
forming
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JP10007427A
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English (en)
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Masahiro Nomura
昌宏 野村
Susumu Yoshikawa
晋 吉川
Takeshi Okamoto
健 岡本
Masako Takei
昌子 武井
Hiroyuki Tsukuda
浩之 佃
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NIKKO KAGAKU KENKYUSHO KK
ONO GIJUTSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
NIKKO KAGAKU KENKYUSHO KK
ONO GIJUTSU KENKYUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】紫外線照射重合に際して相分離を起こしつつ硬
化し、多相構造膜を形成する多相構造形成性コーティン
グ剤、該多相構造膜形成方法、及び、導光板などから生
ずる斜方向への無効出射光を抑制し、垂直方向への有効
出射光を増強する該多相構造膜を用いた光路変更フィル
ムを提供する。 【解決手段】(A)1〜3個の重合性官能基を有する分子
量200〜10,000のアクリレートモノマー10〜
88重量部、(B)(A)成分より分子量が小さく、重合速
度が速い1〜3官能のアクリレートモノマー7〜85重
量部、(C)光重合開始剤0.5〜20重量部、(D)沸点
30〜300℃の溶剤5〜100重量部を含有する多相
構造形成性コーティング剤、該コーティング剤を支持フ
ィルムに塗布し、紫外線を照射して硬化させる多相構造
膜形成方法、該コーティング剤をフィルムの片面又は両
面に塗布し、紫外線を照射して硬化して得られる多相構
造膜からなる光路変更フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多相構造形成性コ
ーティング剤、多相構造膜形成方法及び光路変更フィル
ムに関する。さらに詳しくは、本発明は、紫外線照射に
より重合するに際して相分離を起こしつつ硬化し、多相
構造膜を形成する多相構造形成性コーティング剤、該多
相構造膜形成方法、及び、液晶用バックライトや照明看
板に用いられるエッジライト導光板や、照明器具用のラ
イトチューブなどから生ずる斜方向への無効出射光を抑
制し、垂直方向への有効出射光を増強する該多相構造膜
を用いた光路変更フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】支持フィルム上にたがいに相溶性の乏し
い2種類以上のポリマーをコーティングすることにより
形成される多相構造膜は、反射防止膜、結露防止膜、印
刷シート定着剤などとして有用な性質を備えている。こ
のような多相構造膜は、従来は、相溶性の乏しい2種類
以上のポリマーを混合して支持フィルム上に塗布する
か、あるいは、重合により相溶性の乏しいポリマーとな
る2種類以上のモノマーを支持フィルムに塗布して重
合、硬化していた。しかし、相溶性の乏しいポリマーの
混合物を支持フィルムに塗布する方法は、ポリマーを混
合するために、多大な時間とエネルギーを要する上に、
形成される膜の多相構造の形状が制御できないという問
題があった。また、モノマー混合物を支持フィルムに塗
布して硬化させる方法は、硬化時に多大な時間とエネル
ギーを要する上に、ポリマー塗布の場合と同様に、形成
される膜の多相構造の形状が制御できないという問題が
あった。ところで、液晶表示装置のバックライトに使用
されるエッジライト導光板や、照明器具のライトチュー
ブは、透明樹脂板や、中空樹脂チューブの側面から照光
し、照光軸に平行になるように出光面の裏側に配置され
た拡散反射面で散乱反射された光を、照光軸に対して主
に垂直方向に出光させる光学系であるが、現実には斜方
向への出光成分が多く、垂直方向への有効出光効率は少
ない。この欠陥を解決するために、従来から光拡散フィ
ルムを出光面に重ね、斜方向への出光成分を拡散させて
垂直方向への出光成分を増強していた。しかし、光拡散
フィルム中の拡散材料によって光吸収が生じるので、こ
の損失を防ぐために、拡散層の組成に透明樹脂と高屈折
率微粒子の組合せを用いたり(特開平6−59107号
公報)、透明樹脂と無機又は有機物の透明球形粒子の組
合せを利用したり(特開平6−59108号公報)、あ
るいは不均一構造を有する白色樹脂を採用する(特開平
6−94904号公報)などの提案がなされている。さ
らに、斜方向への出光光路を積極的に垂直方向に変える
ために、微細なプリズム列を整列させたプリズムシート
と称する光路変換フィルムを、プリズム列が照光軸に直
角になるように出光面を重ねて、垂直方向への有効出光
光率を高める技術が提案された。このプリズムシート
は、各プリズム列を構成するプリズムの頂角が急峻で衝
撃により変形し、局部的に光学特性が変わり、傷が目立
ちやすいので、これを避けるためにかまぼこ型のレンチ
キュラーレンズ列を持つレンズシートの使用も提案され
ている。しかし、単に拡散シートを出光面側に重ねて斜
方向の出光成分を拡散させ、垂直方向への拡散出光成分
を増やす方法は効率が悪い。さらに、この方法によれ
ば、拡散フィルムの拡散度を高めるに従って理想拡散に
近づき、垂直方向への出光比率は増えるが、増量させた
拡散材による光吸収や反射による損失も増え、大きな増
光は期待できない。他方、プリズム列あるいはレンチキ
ュラーレンズ列を有する集光シートを重ねて斜方向出光
成分を垂直方向に変更させる方法は、効率が高く増光方
法としては十分ではあるが、これらのシート類の作製に
は高精度の大型の金型を必要とし、押圧法又は流延法に
より製造するのでコストが非常に高くなる。また、プリ
ズム列あるいはレンチキュラーレンズ列が方向性を有
し、光源をプリズム列又はレンチキュラーレンズ列と直
交する方向に設置しなければならないという制限があ
る。導光板の照光輝度をさらに向上させるために、L字
型冷陰極蛍光管が採用される場合には、照光軸が2軸と
なり、この場合は、高価なシート類をレンズ列が直交す
るように2枚重ねで使用しなければならない。また、液
晶バックライト用導光板の用途では、液晶のマトリック
スの整列とレンズ列の干渉によってモアレ模様が生ずる
場合もあった。このために、特定の方向性がなく、高い
効率を有し、簡便な方法で製造することができる光路変
更フィルムが求められていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、紫外線照射
により重合するに際して相分離を起こしつつ硬化し、多
相構造膜を形成する多相構造形成性コーティング剤、該
多相構造膜形成方法、及び、液晶用バックライトや照明
看板に用いられるエッジライト導光板や、照明器具用の
ライトチューブなどから生ずる斜方向への無効出射光を
抑制し、垂直方向への有効出射光を増強する該多相構造
膜を用いた光路変更フィルムを提供することを目的とし
てなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、1〜3個の重合
性官能基を有する分子量200〜10,000のアクリ
レートモノマーに、該モノマーより分子量が小さく、重
合速度が速い1〜3官能のアクリレートモノマーを配合
し、光重合開始剤を添加したコーティング剤が、多相構
造形成性に優れ、このコーティング剤をフィルムに塗布
し、紫外線を照射して硬化させることにより、多相構造
膜が得られ、この多相構造膜を導光板に積載することに
より、高い効率を有する光路変更フィルムが得られるこ
とを見いだし、この知見に基づいて本発明を完成するに
至った。すなわち、本発明は、(1)(A)1〜3個の
重合性官能基を有する分子量200〜10,000のア
クリレートモノマー10〜88重量部、(B)(A)成分
より分子量が小さく、重合速度が速い1〜3官能のアク
リレートモノマー7〜85重量部、(C)光重合開始剤
0.5〜20重量部、及び、(D)沸点30〜300℃
の溶剤5〜100重量部を含有することを特徴とする多
相構造形成性コーティング剤、(2)(C)成分が、水素
引き抜き型の光重合開始剤である第(1)項記載の多相構
造形成性コーティング剤、(3)第(1)項又は第(2)項
記載の多相構造形成性コーティング剤を、支持フィルム
に1〜10,000μmの厚さに塗布したのち、紫外線
を照射して硬化させることを特徴とする多相構造膜形成
方法、及び、(4)第(1)項又は第(2)項記載の多相構
造形成性コーティング剤をフィルムの片面又は両面に塗
布し、紫外線を照射して硬化して得られる多相構造膜よ
りなる光路変更フィルム、を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の多相構造形成性コーティ
ング剤は、(A)成分として1〜3個の重合性官能基を有
する分子量200〜10,000のアクリレートモノマ
ーを使用する。1〜3個の重合性官能基を有する分子量
200〜10,000のアクリレートモノマーには特に
制限はなく、例えば、ポリエチレングリコールモノアク
リレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ウ
レタンアクリレートオリゴマー、エポキシアクリレート
オリゴマーなどを挙げることができる。これらの中で、
ウレタンアクリレートオリゴマーを好適に使用すること
ができる。このようなウレタンアクリレートオリゴマー
は、ポリエーテルポリオール、脂肪族又は脂環式ポリイ
ソシアネート及び水酸基を有するアクリレートモノマー
を反応することにより得ることができる。これらの(A)
成分は、1種を単独で使用することができ、あるいは2
種以上を組み合わせて使用することができる。ポリエー
テルポリオールとしては、例えば、エチレングリコー
ル、プロピレングリコールなどを開始剤として、エチレ
ンオキシド、プロピレンオキシドなどを付加反応するこ
とにより得られる2官能のポリエーテルポリオールや、
グリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオ
ールなどを開始剤として、エチレンオキシド、プロピレ
ンオキシドなどを付加反応することにより得られる3官
能のポリエーテルポリオールなどを挙げることができ
る。脂肪族ポリイソシアネートとしては、例えば、ヘキ
サメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネー
ト、リジンエステルトリイソシアネート、1,6,11−
ウンデカントリイソシアネートなどを挙げることができ
る。脂環式ポリイソシアネートとしては、例えば、イソ
ホロンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネ
ート、水添ジフェニルメタンジイソシアネート、ビシク
ロヘプタントリイソシアネートなどを挙げることができ
る。水酸基を有するアクリレートモノマーとしては、例
えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、グリシドール
ジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メ
タ)アクリレートなどを挙げることができる。
【0006】本発明の多相構造形成性コーティング剤に
おいては、(B)成分として、(A)成分より分子量が小さ
く、重合速度が速い1〜3官能のアクリレートモノマー
を使用する。(B)成分として使用するアクリレートモノ
マーは、(A)成分と相溶性が悪いものであることが好ま
しい。このようなアクリレートモノマーとしては、例え
ば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)
アクリレート、1,3−プロパンジオールジ(メタ)アク
リレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、
グリセリントリ(メタ)アクリレート、ヘキサントリオー
ルトリ(メタ)アクリレートなどを挙げることができる。
これらの(B)成分は、1種を単独で使用することがで
き、あるいは2種以上を組み合わせて使用することがで
きる。本発明の多相構造形成性コーティング剤において
は、(C)成分として、光重合開始剤を使用する。光重合
開始剤は、水素引き抜き型の光重合開始剤であることが
好ましい。光重合開始剤としては、例えば、ベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトフェノン、
ベンゾインイソプロピルエーテル、α,α−ジメトキシ
−α−フェニルアセトフェノン、α,α−ジエトキシア
セトフェノン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェ
ニルホスフィンオキシド、メチルフェニルグリオキシレ
ート、1−フェニル−1,2−プロパンジオン−2−o
−ベンゾイルオキシム、1−フェニル−1,2−プロパ
ンジオン−2−o−エトキシカルボニルオキシム、2,
2',4,4',5,5'−ヘキサフェニル−1,1'−ビスイ
ミダゾールなどを挙げることができる。本発明の多相構
造形成性コーティング剤においては、必要に応じて、光
重合開始助剤をさらに配合することができる。光重合開
始助剤としては、例えば、N−メチルジエタノールアミ
ン、n−ブチルアミン、トリエタノールアミンなどを挙
げることができる。
【0007】本発明の多相構造形成性コーティング剤
は、(D)成分として、沸点30〜300℃の溶剤を使用
する。(D)成分の溶剤は、(A)成分と(B)成分の双方を
溶解し得るものであることが好ましい。使用する溶剤に
は特に制限はないが、沸点50〜90℃のアルコールを
好適に使用することができる。沸点50〜90℃のアル
コールは、(A)成分及び(B)成分に対する適度な溶解性
と、紫外線を照射して硬化した際に生成するポリマーに
対する適度な非溶解性を有し、かつ、紫外線照射工程に
おいて適度な速度で蒸発するので、得られる膜の多相構
造を容易に制御することができる。沸点50〜90℃の
アルコールの中で、イソプロピルアルコール及びt−ブ
チルアルコールを特に好適に使用することができる。本
発明の多相構造形成性コーティング剤において、各成分
の含有量の割合は、(A)成分が10〜88重量部であ
り、(B)成分が7〜85重量部であり、(C)成分が0.
5〜20重量部であり、(D)成分が5〜100重量部で
ある。(A)成分の含有量が10重量部未満であると、硬
化により得られる多相構造膜が十分な可撓性を有しない
おそれがある。(A)成分の含有量が85重量部を超える
と、得られる膜の多相構造の制御が困難になり、さらに
塗膜表面の物性が低下するおそれがある。(B)成分の含
有量が7重量部未満であると、得られる膜の多相構造の
制御が困難になるおそれがある。(B)成分の含有量が8
5重量部を超えると、硬化により得られる多相構造膜の
可撓性が低下し、さらに多相構造の制御が困難になるお
それがある。(C)成分の含有量が0.5重量部未満であ
ると、硬化反応に長時間を要し、あるいは、得られる多
相構造膜の特性が十分に向上しないおそれがある。(C)
成分の含有量は通常は20重量部以下で十分であり、2
0重量部を超える(C)成分を含有せしめても、硬化反応
における利点は得られず、むしろ多相構造膜の長期耐久
性を低下させるおそれがある。(D)成分の含有量が5重
量部未満であると、コーティング剤の塗布と、硬化によ
り得られる膜の多相構造の制御が困難になるおそれがあ
る。(D)成分の含有量が100重量部を超えると、コー
ティング剤の塗布が困難になり、さらに硬化反応に長時
間を要するおそれがある。
【0008】本発明の多相構造膜形成方法においては、
上記の多相構造形成性コーティング剤を、支持フィルム
に塗布したのち、紫外線を照射して硬化させる。使用す
る支持フィルムには特に制限はなく、例えば、二軸延伸
ポリエチレンテレフタレートフィルム、二軸延伸ポリエ
チレンナフタレートフィルム、無延伸ポリカーボネート
フィルムなどを挙げることができる。本発明方法におい
ては、多相構造形成性コーティング剤を、支持フィルム
に1〜10,000μmの厚さ、より好ましくは5〜1,
000μmの厚さ、さらに好ましくは10〜100μm
の厚さに塗布する。多相構造形成性コーティング剤の塗
布厚さが1μm未満であっても、10,000μmを超
えても、十分な特性を有する多相構造膜が形成されない
おそれがある。支持フィルムに塗布された多相構造形成
性コーティング剤は、40℃以上の重合雰囲気温度で、
水銀ランプにより紫外線を照射し、硬化することが好ま
しい。重合雰囲気温度が40℃未満であると、硬化反応
に長時間を要するおそれがある。本発明方法において
は、必要に応じて多相構造形成性コーティング剤に、シ
リカ系、炭酸カルシウム系、タルク系などの無機系充填
剤又はシリコーン系、ウレタン系などの有機系充填剤を
配合したのち、紫外線を照射して硬化させることができ
る。充填剤を配合することにより、相分離が規則的に起
こり、得られる膜の多相構造の形状の制御が容易とな
る。使用する充填剤は、平均粒径が0.5〜5,000μ
mであることが好ましい。充填剤の平均粒径が0.5μ
m未満であると、相分離が起きづらくなり均一な多相構
造膜が得られないおそれがある。充填剤の平均粒径が
5,000μmを超えると、多相構造膜の均一性と表面
平滑性が失われるおそれがある。充填剤の配合量は、多
相構造形成性コーティング剤100重量部あたり、0.
01〜75重量部であることが好ましい。充填剤の配合
量が、多相構造形成性コーティング剤100重量部あた
り0.01重量部未満であると、相分離が起きづらくな
り均一な多相構造膜が得られないおそれがある。充填剤
の配合量が、多相構造形成性コーティング剤100重量
部あたり75重量部を超えると、コーティング剤の粘度
が高くなりすぎて、均一な塗布が困難となるおそれがあ
り、また、塗膜強度が低下するおそれがある。充填剤
は、必要に応じて、あらかじめ(A)〜(D)成分と同時に
多相構造形成性コーティング剤に配合しておくことも可
能である。
【0009】本発明の多相構造形成性コーティング剤及
び多相構造膜形成方法によれば、高分子量のポリマーを
用いることなく、支持フィルム上にシボ状の微細凹凸構
造を形成することができる。本発明方法においては、
(A)成分である分子量が大きく重合速度が遅い1〜3官
能のアクリレートモノマーと、(B)成分である分子量が
小さく重合速度が速い1〜3官能のアクリレートモノマ
ーを配合し、(C)成分である光重合開始剤を添加し、さ
らに必要に応じて、(D)成分である溶剤を添加し、紫外
線を照射して硬化させる。本発明の多相構造形成性コー
ティング剤は、フィルムに塗布したときに溶剤の揮発が
始まり、それに伴って分子量の異なるウレタンアクリレ
ートオリゴマーとアクリレートモノマーが相分離を起こ
し始める。紫外線が照射されると、重合速度の速い(B)
成分のゲル化が始まり、相分離の成長過程で構造が固定
化される。相分離の成長過程で構造が固定された後に、
重合速度の遅い(A)成分がゲル化し、シボ状の凹凸構造
を形成しながら重合が終了する。(D)成分として使用す
る溶剤を適宜選択し、蒸発速度比、揮発点、溶解度パラ
メーターなどを選定することにより、シボ状の凹凸構造
を有効に制御することができる。本発明の多相構造形成
性コーティング剤は、フィルムに塗布されたのち、直ち
に相分離を開始する。使用する溶剤は、沸点差が5℃以
内の同種の溶剤又は異種の溶剤を混合して沸点を調整す
ることができる。溶剤の蒸発速度が速い場合には相分離
の進行が速く、逆に蒸発速度が遅い場合には相分離の進
行が遅い。相分離が進行して、多相構造膜は、最終的に
は海島構造又はパーコレーション構造をとる。したがっ
て、コーティング剤を塗布してから紫外線を照射するま
での時間により、シボ状の凹凸構造を制御することが可
能である。シボ状の凹凸構造は、コーティング剤を塗布
してから紫外線を照射するまでの時間が短ければ細かく
なり、コーティング剤を塗布してから紫外線を照射する
までの時間が長い場合は、粗い海島構造に近い構造とな
る。コーティング剤の効果により形成されるシボ状の凹
凸構造は、(A)成分であるアクリレートモノマーと、
(B)成分であるアクリレートモノマーを任意に選択し、
各成分を組み合わせ、さらにその混合比を調整すること
によって制御することが可能である。一般に、(B)成分
である重合速度の速いアクリレートモノマーの含有量が
多い場合は、シボ状の凹凸構造の高低差が大きくなる。
【0010】本発明の多相構造形成性コーティング剤及
び多相構造膜形成方法によれば、コーティング剤の配
合、重合条件などを選択することにより、多相構造膜を
互いの相が分離して存在する海島構造とすることがで
き、あるいは、両相が連続し、互いの相がネットワーク
を形成して絡み合ったパーコーレーション構造とするこ
とができる。本発明の多相構造形成性コーティング剤
は、フィルムなどの支持フィルムに塗布したのち、支持
フィルム上で相分離を生ずる。本発明の多相構造形成性
コーティング剤は、フィラーを添加することなくシボ状
の凹凸構造を形成することが可能であり、凹凸構造の形
状に関しても任意に制御することが可能である。本発明
の多相構造形成性コーティング剤においては、(A)成分
及び(B)成分として透明樹脂を使用することが好まし
い。(A)成分と(B)成分は、大きく分けて2種類である
が、必要に応じて何種類でも混合可能であり、正確には
二相以上の場合もシボ状の凹凸構造の形成が可能であ
る。また、必要に応じて、粉末やビーズを加えることが
できる。本発明の多相構造膜形成方法においては、コー
ティング剤に溶剤を混合し、相分離の過程で凹凸構造を
固定化しつつ、紫外線照射により硬化することができる
ので、コーティング剤の塗布後から紫外線を照射するま
での時間を調節することにより、シボ状の凹凸構造の密
度と深さの制御が可能となる。コーティング剤は、溶剤
の存在下では一相状態をとり、溶剤の揮発に伴い二相に
分離する。本発明の多相構造形成性コーティング剤に
は、必要に応じて顔料ビーズを添加することができる。
本発明の多相構造膜形成方法において、相分離が開始す
る詳細なメカニズムは不明であるが、コーティング剤を
塗布したのち、溶剤の揮発が始まるとともに、塗布され
たコーティング剤の温度が低下し、空気中の水分が付着
し、ウレタンアクリレートオリゴマーとアクリレートモ
ノマーの溶解性が変化して相分離を生じ、重合が進行す
ることにより、シボ状の凹凸構造が固定するものと推定
される。
【0011】本発明の光路変更フィルムは、上記の多相
構造形成性コーティング剤を、フィルムの片面又は両面
に塗布し、紫外線を照射して硬化して得られる多相構造
膜に、導光板を積層してなるものである。コーティング
剤を塗布するフィルムには特に制限はなく、例えば、二
軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、二軸延伸
ポリエチレンナフタレートフィルム、無延伸ポリカーボ
ネートフィルムなどを挙げることができる。コーティン
グ剤の塗布厚みには特に制限はないが、1〜10,00
0μmであることが好ましく、5〜1,000μmであ
ることがより好ましく、10〜100μmであることが
さらに好ましい。使用する導光板には特に制限はなく、
任意の公知の導光板を使用することができる。本発明の
光路変更フィルムは、シボ状の微細凹凸構造を有する多
相構造膜に表裏特性差異が存在し、斜方向への無効出射
光を抑制し、垂直方向への有効出射光を増強するので、
エッジライト方式の光源から、高い効率で正面方向への
出射光量を増して輝度を向上することができる。本発明
の光路変更フィルムは、液晶用バックライトや照明看板
に用いるエッジライト導光板、照明器具用のライトチュ
ーブなどに使用することができる。図1は、本発明の光
路変更フィルムの使用の態様を示す模式側面図である。
図1(a)の態様においては、支持フィルム1上に形成さ
れた光路変更フィルム2を外側にして、導光板3に積載
されている。図1(b)の態様においては、支持フィルム
1上に形成された光路変更フィルム2を内側にして、導
光板3に積載されている。図1(c)の態様においては、
支持フィルム1の両面に光路変更フィルム2が形成さ
れ、導光板3に積載されている。
【0012】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。なお、光路変更性、断面凹凸性
及び表面粗さは、下記の方法により測定した。 (1)光路変更性 厚さが10mmで、一辺が200mmの正方形のポリメチル
メタクリレート板の片面に白色塗装を施し、一端面に1
0ワットのアパーチャー蛍光灯を、その開口部が端面に
接するように配置して点灯させた。この導光板のほぼ中
央部の直上50cmに輝度計[トプコン(株)、BM−7]
を設置し、導光板の表面の直径0.2mmのスポットの輝
度を計測した。次いで、この表面に、供試サンプルを粗
面が上側になるように重ねてその輝度を計測し、導光板
単体の輝度との比をそれぞれの供試サンプルの光路変更
性とした。 (2)断面凹凸性及び表面粗さ 表面粗さ計[(株)小坂研究所、サーフコーダーSE−3
400]を用いて、それぞれの供試サンプルの中心線平
均粗さ(Ra)、十点平均粗さ(Rz)及び凹凸の平均間
隔(Sm)を計測した。 実施例1 トリエチレングリコールジアクリレート[共栄社化学
(株)]29.7重量部、1,4−ブタンジオールジアクリ
レート[大阪有機工業(株)]28.8重量部、ウレタン
アクリレートオリゴマー[ダイセル・ユーシービー
(株)、EB−230]31.5重量部、ベンゾフェノン
[昭和化学(株)]8.2重量部及びN−メチルジエタノ
ールアミン[東京化成工業(株)]1.8重量部を混合し
たのち、t−ブチルアルコール65.0重量部を添加
し、さらにシリカ系充填剤[水沢工業(株)、ミズカシル
P78F]1.0重量部を添加して、多相構造形成性コ
ーティング剤を調製した。この多相構造形成性コーティ
ング剤を、厚さ100μmの二軸延伸ポリエチレンテレ
フタレートフィルムに、バーコーターを用いて厚さ25
μmに塗布し、水銀バルブを装着した紫外線照射装置
[フュージョンUVシステムズジャパン社]を用いて、
コーティング剤塗布10秒後に、600mJ/cm2で紫外
線を照射し、フィルム送り速度15m/分で処理してコ
ーティング剤を硬化し、多相構造膜を得た。得られた多
相構造膜を導光板に積載し、光路変更性を測定した。ま
た、得られた多相構造膜について、断面凹凸性及び表面
粗さを測定した。光路変更性は1.46であった。ま
た、Raは4.849μm、Rzは19.37μm、Smは
0.1296mmであった。 実施例2 コーティング剤の塗布から紫外線照射までの時間を30
秒とした以外は、実施例1と同じ操作を繰り返した。得
られた多相構造膜について、光路変更性は1.52であ
った。また、Raは5.252μm、Rzは19.96μ
m、Smは0.1071mmであった。 実施例3 コーティング剤の塗布から紫外線照射までの時間を60
秒とした以外は、実施例1と同じ操作を繰り返した。得
られた多相構造膜について、光路変更性は1.41であ
った。また、Raは2.109μm、Rzは9.31μm、
Smは0.0947mmであった。 実施例4 N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート[(株)興
人]143.2重量部とアクリル酸[東亜合成(株)、有
効成分98重量%]73.5重量部を室温で混合し、モ
ル比1:1の塩を得た。この塩25.2重量部に、トリ
エチレングリコールジアクリレート[共栄社化学(株)]
15.8重量部、アクリロイルモルフォリン[(株)興
人]6.3重量部、ヒドロキシプロピルアクリレート
[大阪有機工業(株)]6.3重量部、アクリル酸[東亜
合成(株)、有効成分98重量%]9.4重量部、ウレタ
ンアクリレートオリゴマー[新中村化学(株)、UA−W
2]27.0重量部、ベンゾフェノン[昭和化学(株)]
8.2重量部及びN−メチルジエタノールアミン[東京
化成工業(株)]1.8重量部を混合したのち、イソプロ
ピルアルコール65.0重量部を添加し、さらにシリカ
系充填剤[水沢工業(株)、ミズカシルP78F]1.0
重量部を添加して、多相構造形成性コーティング剤を調
製した。この多相構造形成性コーティング剤を、厚さ1
00μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィル
ムに、バーコーターを用いて厚さ25μmに塗布し、水
銀バルブを装着した紫外線照射装置[フュージョンUV
システムズジャパン社]を用いて、コーティング剤塗布
10秒後に、600mJ/cm2で紫外線を照射し、フィルム
送り速度15m/分で処理してコーティング剤を硬化
し、多相構造膜を得た。得られた多相構造膜を導光板に
積載し、光路変更性を測定した。また、得られた多相構
造膜について、断面凹凸性及び表面粗さを測定した。光
路変更性は1.38であった。また、Raは2.848μ
m、Rzは11.93μm、Smは0.0944mmであっ
た。 実施例5 コーティング剤の塗布から紫外線照射までの時間を30
秒とした以外は、実施例4と同じ操作を繰り返した。得
られた多相構造膜について、光路変更性は1.47であ
った。また、Raは3.152μm、Rzは13.25μ
m、Smは0.1030mmであった。 実施例6 コーティング剤の塗布から紫外線照射までの時間を60
秒とした以外は、実施例4と同じ操作を繰り返した。得
られた多相構造膜について、光路変更性は1.31であ
った。また、Raは2.265μm、Rzは9.51μm、
Smは0.0949mmであった。 比較例1 塗料用メタクリル樹脂[ロームアンドハース社、パラロ
イドB−66]20重量部、メチルエチルケトン40重
量部及びトルエン40重量部を混合して得られた溶液
に、シリカ粉末[富士デビソン(株)、サイロイドS−6
6]40重量部を添加し、ホモジナイザーで30分撹拌
して拡散塗料を得た。この拡散塗料を、厚さ100μm
の易接着加工済みの二軸延伸ポリエチレンテレフタレー
トフィルム[アイシーアイジャパン社、メリネックス5
42]の片面に、乾燥厚み12μmとなるようにバーコ
ーターで塗工し、80℃で10分間乾燥して、拡散フィ
ルムを得た。得られた拡散フィルムを導光板に積載し、
光路変更性を測定した。また、得られた拡散フィルムに
ついて、断面凹凸性及び表面粗さを測定した。光路変更
性は1.09であった。また、Raは1.424μm、Rz
は7.51μm、Smは0.0550mmであった。実施例
1〜6及び比較例1の結果を、第1表に示す。
【0013】
【表1】
【0014】第1表の結果から、実施例1〜6で得られ
た光路変更フィルムは、いずれも比較例で得られた拡散
フィルムよりも光路変更能が高いことが分かる。また、
コーティング剤の塗布後から紫外線照射までの時間を変
えた実施例1〜3及び実施例4〜6を見ると、この時間
を30秒とした実施例2と実施例4の光路変更フィルム
の光路変更性、Ra及びRzの値が大きく、経過時間に対
して、光路変更性、Ra及びRzの極大値が存在すること
から、コーティング剤の塗布後から紫外線照射するまで
の時間を調節することにより、シボ状の凹凸模様の密度
と深さの制御が可能であり、光路変更性を調節し得るこ
とが分かる。
【0015】
【発明の効果】本発明の多相構造形成性コーティング剤
及び多相構造膜形成方法は、原料オリゴマー及びモノマ
ーの選択の自由度が大きく、多相構造膜にシボ状の凹凸
構造を簡易に形成することができ、さらに凹凸構造を調
整し、凹凸構造による光学的特異性を利用して、優れた
性能を有する光路変更フィルムを簡便な方法で製造する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の光路変更フィルムの使用の態
様を示す模式側面図である。
【符号の説明】
1 支持フィルム 2 光路変更フィルム 3 導光板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 171/00 C09D 171/00 B 175/14 175/14 F21V 8/00 601 F21V 8/00 601Z G02B 1/11 G02B 5/02 1/10 6/00 331 5/02 G02F 1/1335 530 6/00 331 G02B 1/10 A G02F 1/1335 530 Z (72)発明者 岡本 健 東京都大田区城南島2丁目2番11号 株式 会社ニッコー化学研究所内 (72)発明者 武井 昌子 東京都大田区城南島2丁目2番11号 株式 会社ニッコー化学研究所内 (72)発明者 佃 浩之 東京都大田区城南島2丁目2番11号 株式 会社ニッコー化学研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)1〜3個の重合性官能基を有する分
    子量200〜10,000のアクリレートモノマー10
    〜88重量部、(B)(A)成分より分子量が小さく、重
    合速度が速い1〜3官能のアクリレートモノマー7〜8
    5重量部、(C)光重合開始剤0.5〜20重量部、及
    び、(D)沸点30〜300℃の溶剤5〜100重量部
    を含有することを特徴とする多相構造形成性コーティン
    グ剤。
  2. 【請求項2】(C)成分が、水素引き抜き型の光重合開始
    剤である請求項1記載の多相構造形成性コーティング
    剤。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2記載の多相構造形成
    性コーティング剤を、支持フィルムに1〜10,000
    μmの厚さに塗布したのち、紫外線を照射して硬化させ
    ることを特徴とする多相構造膜形成方法。
  4. 【請求項4】請求項1又は請求項2記載の多相構造形成
    性コーティング剤をフィルムの片面又は両面に塗布し、
    紫外線を照射して硬化して得られる多相構造膜よりなる
    光路変更フィルム。
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