JPH111990A - 開閉式建物におけるスライド機構部 - Google Patents

開閉式建物におけるスライド機構部

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JPH111990A
JPH111990A JP17322297A JP17322297A JPH111990A JP H111990 A JPH111990 A JP H111990A JP 17322297 A JP17322297 A JP 17322297A JP 17322297 A JP17322297 A JP 17322297A JP H111990 A JPH111990 A JP H111990A
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JP
Japan
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roof
rail
rails
slide
slider
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Application number
JP17322297A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Fujimaki
浩 藤巻
Yasuhiro Ono
裕啓 大野
Takeshi Kimura
健 木村
Toshio Okuda
利夫 奥田
Torao Mori
寅生 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASIA YUSOKI KK
Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
ASIA YUSOKI KK
Matsushita Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動屋根の強風による浮き上がり、脱輪を防
止する。 【解決手段】 レール上部の両側部に膨出部位を連続形
成し、スライド自在な屋根の脚部下部に、上記レール上
部の断面形状に合致するガイド溝を形成すると共に、該
ガイド溝の溝壁面に複数個のベアリング20、20a …を回
動自在に埋設したスライダーを設けて、レールにおける
膨出部位の上面、側面及び下面が、スライダーの走行面
及びガイド面になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋内施設を屋外施
設としても利用出来る様にした開閉式建物におけるスラ
イド機構部に関する。
【0002】
【従来の技術】開閉式建物は、固定屋根及び移動屋根を
入れ子式に構成されたものである。好天日は、移動屋根
を固定屋根側に移動させて、屋内施設である展示施設、
集会場、イベント会場、又はプール、テニスコートの様
な運動施設などの各種施設を外部開放する。他方、雨
天、強風などの悪天候日は、固定屋根側に移動させてい
た移動屋根を、反対側へ移動させることで、屋内施設に
戻せることから、全天候型の施設として活用されてい
る。
【0003】そして、上記開閉式建物におけるスライド
機構部は、移動屋根の両側方の脚部下面に設けた走行車
輪、及び同様の状態で駆動モーターに直結された駆動車
輪をレール上で転動させて移動するような構成であっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記開閉式建
物にあっては、レールと建物の間に建物の浮き上がりを
防止する機構が設けられておらず、台風などの強風下に
おいては、移動屋根が強風にあおられて床面から浮き上
がったり、車輪がレールから外れてしまう等、解決せね
ばならない課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、強風により移動屋根が浮き上がったり、脱輪
する等の課題に鑑み、レール上部の両側部に膨出部位を
連続形成し、レール上部の断面形状に合致するガイド溝
を形成すると共に、該ガイド溝の溝壁面に複数個のベア
リングを回動自在に埋設したスライダーを主動屋根の脚
部下部に設け、レールにおける地盤側又は建物側への設
置部位を除く上方部位にスライダーを外嵌させること
で、膨出部位の上面、側面及び下面をスライダーの走行
面及びガイド面にする様にして、上記課題を解決する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。1は独立して構築したり、建物に付
設する様にした開閉式建物であり、該開閉式建物1は、
図1、2に示す様に、一対の開閉構造部2、2aを左右対
称に配置して形成している。開閉構造部2、2aは、3個
の屋根3、3a、3bを入れ子式に構成したものにして、最
内側の屋根3を地盤側又は建物側への固定屋根4、その
外側の屋根3aを従動屋根5、最外側の屋根3bを主動屋根
6としている。最内側の固定屋根4は、前後面壁7、7a
及び該前後面壁7、7aの上端部間に架設した屋根部8に
より構成したラーメン構造体としている。又、固定屋根
4の外側の従動屋根5は、固定屋根4と同様に、ラーメ
ン構造で前後面壁9、9a及び屋根部10により構成すると
共に、前後面壁9、9aの下端側を、固定屋根4の前後面
壁7、7aの外側に並設したレール11、11a 上に配置した
脚部13、13a としている。又、レール11、11a は、後述
する様に、膨出部位12、12a を設けた特殊形状と成し、
一方のレール11に嵌合するスライダー18、18a を一方の
脚部13に設けており、かかる特殊形状のレール11、11a
並びにスライダー18、18a は、後述する主動屋根6側の
レール16、16a 並びに従動屋根5の他方の脚部13下部の
スライダー21、21a 及び主動屋根6側のスライダー29、
29a 、30、30a と同一構成である。又、最外側の主動屋
根6は、従動屋根5と同様にラーメン構造で、前後面壁
14、14a 及び屋根部15により構成すると共に、前後面壁
14、14a の下端側を、レール11、11a の外側に並設した
レール16、16a 上に配置した脚部17、17a としている。
又、開閉構造部2、2aは、図示しないが、2個の屋根
3、3aにより構成すると共に、内側の屋根3を固定屋根
4、外側の屋根3aを主動屋根6としても良く、屋根3、
3a…の設置個数は限定されない。
【0007】従動屋根5における一方の脚部13の下部両
端側に一対のスライダー18、18a を直列に配設し、該ス
ライダー18、18a は、図8に示す様に、下面中央の長さ
方向に、一方のレール11上部側の断面形状と合致するガ
イド溝19を形成すると共に、ガイド溝19の溝壁面全体に
複数個のベアリング20、20a …を規則的且つ回動自在に
埋設している。そして、レール11における地盤側又は建
物側への設置部位を除いた上方部位にスライダー18、18
a が外嵌されて、レール11の対応する膨出部位12、12a
の上面、側面及び下面を、各スライダー18、18a におけ
るベアリング20、20a …の走行面及びガイド面にしてい
る。上記のレール11、11a の断面形状は、図8に示す様
に、略逆T字状にして、下方部分を地盤側又は建物側へ
の設置部位とすると共に、上方部分の両側部に膨出部位
12、12a を形成している。
【0008】従動屋根5における他方の脚部13a の下部
に横スライド機構部22を介在して一対のスライダー21、
21a を設け、横スライド機構部22は、図5、7、11に
示す様に、スライダー21、21a を下方に一体化した固定
板26上に、他方のレール11aに対し直角に並列配置した
一対のサブレール27、27a と、脚部13a の下部に固設し
てサブレール27、27a にスライド自在に外嵌した一対の
サブスライダー28、28a により構成している。そして、
サブレール27、27a はレール11、11a 、16、16a と、サ
ブスライダー28、28a は一方の脚部13側のスライダー1
8、18a と夫々同一構成としている。
【0009】又、従動屋根5の横スライド機構部22にお
けるサブレール27、27a 間にストッパー機構部23を設
け、該ストッパー機構部23は、図9に示す様に、固定板
26上に固設した一対の停止ブロック24、24a と、該停止
ブロック24、24a 間に配置すると共に、他方の脚部13a
下部に固設したストッパー25により構成し、又停止ブロ
ック24、24a を横スライド機構部22のスライド方向に位
置調節自在と成して、停止ブロック24、24a 間の寸法を
調節自在と成している。
【0010】主動屋根6における一方の脚部17の下部両
端側に一対のスライダー29、29a を設け、主動屋根6に
おける他方の脚部17a の下部両端側に設けた一対のスラ
イダー30、30a は、従動屋根5側の横スライド機構部22
と同一構成の横スライド機構部31を介して脚部13a の下
部に配設している。
【0011】主動屋根6における一方の脚部17側のスラ
イド駆動源32は、図12に示す様に、一方の脚部17の内
側に配設した駆動モーター33と、該駆動モーター33から
下方突出させた駆動軸34に装着したピニオン35により構
成し、又一方のレール16の内側に、ピニオン35に歯合す
るラック36を並設している。主動屋根6における他方の
脚部17a 側のスライド駆動源37にあっては、脚部17a は
一方のレール16に対して横スライドするため、後述する
駆動モーター38とピニオン44は直結していない。即ち、
図13に示す様に、他方の脚部17a の内側に配設した駆
動モーター38と、該駆動モーター38の下方突出した駆動
軸39に装着したプーリー40と、スライダー30、30a 側の
固定板26に回動自在に付設した鉛直方向の(固定板26に
垂設した)走行主軸41と、該走行主軸41の上端部に装着
したプーリー42と、2個のプーリー40、42間に巻回した
ベルト43と、走行主軸41の下端部に装着したピニオン44
により構成し、又他方のレール16a の内側にピニオン44
に歯合するラック45を並設している。又、走行主軸41
は、横スライド機構部31における固定板26に固定したケ
ーシング46に対し回動自在に縦貫している。
【0012】主動屋根6の暴走を防止するために脚部1
7、17a の中間部に設けたアンカー47、47a は、図1
4、15に示す様に、脚部17、17a の中間部上に垂設し
た昇降部48と、該昇降部48下端部に固設した、脚部17、
17a を貫通するアンカー板49と、昇降部48の側部に配設
した昇降部48の駆動部50により構成している。一方、レ
ール16、16a とラック36、45間の所定位置に夫々一対の
停止ブロック51、51a を所定間隔をあけて配設し、該停
止ブロック51、51a 間にアンカー板49の下端側が差し込
まれて、主動屋根6を固定する様にしている。
【0013】尚、図3に示す様に、レール11、11a の外
端側に、開放方向へスライドする従動屋根5のストッパ
ー52、52a を、レール11、11a の内端側に、閉鎖方向へ
スライドする従動屋根5のストッパー53、53a を、レー
ル16、16a の外端側に、開放方向へスライドする主動屋
根6のストッパー54、54a を、レール16、16a の中間部
内側に、閉鎖方向へスライドする主動屋根6のストッパ
ー55、55a を夫々配設している。又、従動屋根5におけ
る脚部13、13a の内端側にストッパー56、56a を、外端
側にストッパー57、57a を夫々外方へ水平突設し、内端
側のストッパー56、56aの取付位置を、外端側のストッ
パー57、57a より上方としている。又、主動屋根6にお
ける脚部17、17a の外端側にストッパー58、58a を、該
ストッパー58、58a より下方位置にストッパー59、59a
を夫々外方へ水平突設し、上方のストッパー58、58a は
従動屋根5の内端側のストッパー56、56a に、下方のス
トッパー59、59a は従動屋根5の外端側のストッパー5
7、57a に当接する様にしている。又、主動屋根6にお
ける脚部17、17a の内端側下方に、閉鎖時にレール16、
16a の中間部内側のストッパー55、55a の側端面に当接
するストッパー60、60a を内方へ水平突設し、該ストッ
パー60、60a は、従動屋根5における内端側のストッパ
ー56、56a より下方に配置して、従動屋根5と主動屋根
6の重合時に衝突しない様にしている。
【0014】主動屋根6における前後面壁14、14a の外
端側に配設したオートリール61、61a に巻回されたコー
ド62、62a を主電源(図示せず)に差し込むと共に、前
面壁14側のオートリール61にスライド駆動源32の駆動モ
ーター33及びアンカー47a の駆動部50のコード(図示せ
ず)を、後面壁14a 側のオートリール61a にスライド駆
動源37の駆動モーター38及びアンカー47a の駆動部50の
コード(図示せず)を夫々接続している。又、オートリ
ール61、61a に渦巻きバネ(図示せず)を内蔵し、開放
時に、コード62、62a が引き出されると共に渦巻きバネ
が締まり、閉鎖時に締まった渦巻きバネの復元力により
オートリール61、61a が自動的に逆転して、コード62、
62a が巻き取れる様にしている。
【0015】又、図3、16、17に示す様に、閉鎖状
態の開閉式建物1における固定屋根4の外端側の外方位
置に、開放スライドする従動屋根5及び主動屋根6の停
止センサー63及び減速センサー63a を、従動屋根5の外
端側の外方位置に、開放スライドする主動屋根6の停止
センサー64及び減速センサー64a を並設している。一
方、閉鎖状態の開閉式建物1における従動屋根5の内端
側の外方位置及び主動屋根6の内端側の外方に、閉鎖ス
ライドする主動屋根6の停止センサー65、66及び減速セ
ンサー65a 、66a を夫々並設している。又、従動屋根5
及び主動屋根6を完全開閉時の停止位置以外で停止させ
るために、主動屋根6の中間停止センサー67、67a を、
停止センサー63及び減速センサー63a と停止センサー64
及び減速センサー64a 間に、従動屋根5の中間停止セン
サー68、68a を、停止センサー65及び減速センサー65a
と停止センサー66及び減速センサー66a 間に夫々設置し
ている。
【0016】主動屋根6の外方に、該主動屋根6の幅方
向にスライド自在に配設したメンテナンス用梯子70は、
図1、2、4、5に示す様に、前後面壁14、14a 及び屋
根部15に対応するスライド梯子体70a 、70b 、70c によ
り構成されている。前面壁14外方のスライド梯子体70a
の上下端側を、前面壁14の上下端側外方に水平横設した
パイプ状の軌道71、72に対しスライド自在に取付けてい
る。一方、後面壁14a 外方のスライド梯子体70b の上端
側と、屋根部15外方のスライド梯子体70c の後端側を一
体連結すると共に、スライド梯子体70b の下端側及びス
ライド梯子体70c の前端側を、後面壁14a の下端側外方
及び屋根部15の前面壁14側外方に水平横設したパイプ状
の軌道73、74に対しスライド自在に取付けている。又、
従動屋根5における前後面壁9、9a、屋根部10の内端部
に設けた固定式のメンテナンス用梯子75は、図1、2、
4、5に示す様に、前後面壁9、9a及び屋根部10の外端
面に設けた固定梯子体75a 、75b 、75c により構成して
いる。
【0017】尚、実施例においては、内側より固定屋根
4、従動屋根5、主動屋根6の順で配置されているが、
かかる形態に限定せず、図示しないが、内側より主動屋
根6、従動屋根5、固定屋根4の順で配置しても良い。
又、3個の屋根3、3a、3bにより各開閉構造部2、2aを
形成しているが、2個以上であれば、個数に限定せず、
屋根3、3a…のうち、閉鎖状態で最も中央側に位置する
ものにスライド駆動源32、37を配設し、又3個以上であ
れば、固定屋根4と主動屋根6間の1個又は複数個の従
動屋根5の少なくとも1個に固定式メンテナンス用梯子
75を設ける様にしている。又、図面上、屋根3、3a、3b
をラーメン構造としているが、かかる形態に何ら限定せ
ず、図示しないが、例えばボールト、半ボールト等の曲
面屋根であったり、三角屋根であっても良い。
【0018】次に開閉式建物のスライド機構部の作用に
ついて説明する。レール11、11a 、16、16a に対し、従
動屋根5側のスライダー18、18a 、21、21a 及び主動屋
根6側のスライダー29、29a 、30、30a は、夫々のガイ
ド溝19が各レール11、11a 、16、16a の上部側の膨出部
位12、12a に合致しているために、膨出部位12、12a の
上面、側面及び下面が、ガイド溝19の溝壁面のベアリン
グ20、20a …の走行面及びガイド面になるため、上下左
右方向へ振れずにスライドし、且つベアリング20、20a
…によりスライドがスムーズになる。
【0019】又、レール11、11a 、16、16a を正確且つ
厳密に平行設置することは不可能であり、而も各レール
11、11a 、16、16a 自体が一直線状でなく、微妙に歪ん
でいることから、レール11、11a 間及びレール16、16a
の間の寸法は一定でなく、よってその上をスライドさせ
る従動屋根5及び主動屋根6側の脚部13、13a 、17、17
a の間隔とレール11、11a 、16、16a の間隔がスライド
過程において合致しなくなるが、他方のレール11a 、16
a と他方の脚部13a 、17a 間に設けた横スライド機構部
22、31により、レール11a 、16a に対し脚部13a 、17a
が、レール11a、16a に対し直交方向にスライドする、
即ち、一方のレール11、16に従ってスライドする他方の
脚部13a 、17a を、他方のレール11a 、16a の中心に対
し左右方向にスライドさせることで、何の支障もなく従
動屋根5及び主動屋根6がスライドする。具体的には、
レール11、11a 、16、16a の間隔が脚部13、13a 、17、
17a の間隔より広くなった場合、他方の脚部13a 、17a
側のスライダー21、21a 、30、30a 上方のサブレール2
7、27a に対し、他方の脚部13a 、17a 下方のサブスラ
イダー28、28a がレール11、11a 、16、16a の内方側へ
スライドし、又レール11、11a 、16、16a の間隔が脚部
13、13a 、17、17a の間隔より狭くなった場合、他方の
脚部13a 、17a 側のスライダー21、21a 、30、30a 上方
のサブレール27、27aに対し、他方の脚部13a 、17a 下
方のサブスライダー28、28a がレール11、11a、16、16a
の外方側へスライドする、即ちレール11、11a 、16、1
6a の各部分の間隔に応じて他方の脚部13a 、17a が他
方のレール11a 、16a に対し対応方向へ随時スライドす
ることで、従動屋根5側のレール11、11a 間及び主動屋
根6側のレール16、16a 間が不均一な間隔であっても、
従動屋根5及び主動屋根6がスムーズにスライドする。
【0020】次に、開閉式建物1の開放工程を説明する
(主に図16参照)。 (1)スイッチ(図示せず)を押すと、各アンカー47、
47a の駆動部50が作動して、アンカー板49が上動し、主
動屋根6が可動状態となる。 (2)スライド駆動源32、37における駆動モーター33、
38により、ラック36、45に対しピニオン35、44が転動す
ることで、主動屋根6がレール16、16a 上を開放方向、
即ちレール16、16a の外端側へスライドする。 (3)主動屋根6における外端側下方のストッパー59、
59a が、従動屋根5における外端側のストッパー57、57
a に当接して、主動屋根6と共に従動屋根5を開放方向
へ追従スライドさせる。 (4)従動屋根5及び主動屋根6がレール11、11a 、1
6、16a の外端側のストッパー52、52a 、54、54a に当
接し停止して、開閉式建物1を完全に開放させる。尚、
主動屋根6は、従動屋根5に当接する直前の減速センサ
ー64a の作動により減速し、当接後、停止センサー64に
より一旦停止した後、元のスライド速度でスライドする
か、或いは一旦停止せずにそのまま元のスライド速度に
戻ってスライドする。又、従動屋根5及び主動屋根6
は、ストッパー52、52a 、54、54a に当接する直前の減
速センサー63a の作動により減速し、停止センサー63に
より従動屋根5及び主動屋根6の停止を確認し、スライ
ド駆動源32、37を停止させる。又、主動屋根6の開放方
向へのスライドにより、オートリール61、61a に巻き取
られていたコード62、62a は順次オートリール61、61a
が回転して引き出される。
【0021】次に、閉鎖工程について説明する(主に図
17参照)。 (1)スイッチ(図示せず)を押すと、スライド駆動源
32、37における駆動モーター33、38が逆回転して、ラッ
ク36、45に対しピニオン35、44が内端側へ向かって転動
することで、主動屋根6がレール16、16a 上を閉鎖方
向、即ちレール16、16a 中央側へスライドする。 (2)主動屋根6における外端側上方のストッパー58、
58a が、従動屋根5における内端側のストッパー56、56
a に当接して、主動屋根6と共に従動屋根5をレール1
1、11a 上を閉鎖方向へ追従スライドさせる。 (3)主動屋根6における内端側のストッパー60、60a
が、レール16、16a 中央側のストッパー55、55a に、従
動屋根5がレール11、11a 内端側のストッパー53、53a
に夫々当接し停止して、開閉式建物1を完全に閉鎖させ
る。 (4)各アンカー47、47a の駆動部50が作動しアンカー
板49が下動して、該アンカー板49下端側が停止ブロック
51、51a 間に差し込まれる。主動屋根6は、従動屋根5
に当接する直前の減速センサー65a の作動により減速す
ると共に、当接後、停止センサー65により一旦停止した
後、元のスライド速度でスライドするか、或いは一旦停
止せずにそのまま元のスライド速度に戻ってスライドす
る。又、従動屋根5及び主動屋根6は、主動屋根6がレ
ール16、16a 中央側のストッパー55、55a に当接する直
前の減速センサー66a の作動により減速し、停止センサ
ー66により主動屋根6の停止を確認してアンカー47、47
a を作動させる。
【0022】尚、主動屋根6の閉鎖方向へのスライドに
より引き出されたコード62、62a が、オートリール61、
61a の逆転により順次巻き取られる。又、主動屋根6
は、ラック36、45に対しピニオン35、44が転動すること
でスライドするため、前後面壁14、14a の両方のスライ
ドを同調させ易い。
【0023】
【発明の効果】要するに本発明は、レール11、11a 、1
6、16a 上部の両側部に膨出部位12、12a を連続形成す
ると共に、レール11、11a 、16、16a 上部の断面形状に
合致するガイド溝19を形成したスライダー18、18a 、2
1、21a 、29、29a 、30、30a を屋根3a、3bの脚部13、1
3a 、17、17a 下部に設けたので、レール11、11a 、1
6、16a に対しスライダー18、18a 、21、21a 、29、29a
、30、30a がスライド自在状態で拘束されているた
め、強風によるスライド自在な屋根3a、3bの浮き上がり
を完全に防止出来る。又、各スライダー18、18a 、21、
21a 、29、29a 、30、30a におけるガイド溝19の溝壁面
に複数個のベアリング20、20a …を回動自在に埋設する
と共に、該ベアリング20、20a …をレール11、11a 、1
6、16a の外側面に当接させたので、スライド自在な重
量物である屋根3a、3bをスムーズにスライドさせること
が出来る。
【0024】又、最外方の屋根3b側のレール11、11a 間
及び中間部の屋根3a側のレール16、16a 間の寸法は一定
でないとしても、どちらか一方の脚部13a 、17a におい
て、脚部13a 、17a とスライダー21、21a 、30、30a 間
に、上記レール11、11a 、16、16a と直角方向の横スラ
イド機構部22、31を設けたので、他方のレール11、16に
対し脚部13、17は拘束されているが、一方のレール11a
、16a に対し脚部13a、17a は両側方へスライド可能に
なるため、レール11、11a 間及びレール16、16a 間が不
均一であっても、スライド自在な屋根3a、3bをスムーズ
にスライドさせることが出来る。又、横スライド機構部
22、31を上記レール11、11a 、16、16a と同一構成のサ
ブレール27、27a と、上記スライダー18、18a 、21、21
a 、29、29a 、30、30aと同一構成のサブスライダー2
8、28a により構成したので、重量物である屋根3a、3b
における一方の脚部13a 、17a の、レール11a 、16a に
対する横スライドをスムーズ化出来る。
【0025】又、レール16、16a 上を主動屋根6のスラ
イダー29、29a 、30、30a におけるベアリング20、20a
…が走行するため、レール16、16a 上を転動する走行車
輪で主動屋根6をスライドさせることは出来ないが、主
動屋根6における両方の脚部17、17a に、ピニオン35、
44を有したスライド駆動源32、37を配設すると共に、ピ
ニオン35、44に歯合するラック36、45をレール16、16a
側方に設けたので、スライダー29、29a 、30、30a の走
行面と、主動屋根6の駆動系の走行部を分けることが出
来、よってレール16、16a 上を主動屋根6のスライダー
29、29a 、30、30a だけをスライド自在にすることが出
来、且つ主動屋根6を自動スライドさせることが出来、
而もピニオン35、44及びラック36、45により構成されて
いるため、両方の脚部17、17a を同期的にスライドさせ
易い。
【0026】又、走行主軸41をスライダー30、30a に回
動自在に付設すると共に、駆動軸39を下方突出させた駆
動モーター38を脚部17a 側に配設し、走行主軸41の上端
部に装着したプーリー42と、駆動軸39の下端部に装着し
たプーリー40間にベルト43を巻回すると共に、走行主軸
41の下端部にピニオン44を装着して一方の脚部17a のス
ライド駆動源37としたので、駆動モーター38にピニオン
44は直結されていないが、連動手段であるベルト43で連
結されているため、レール16a に対し脚部17aが両側方
へスライドしても、プーリー40、ベルト43、プーリー42
及び走行主軸41を介して、駆動モーター38の回転力をピ
ニオン44に伝えることが出来る等その実用的効果甚だ大
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】開閉式建物の概略平面図である。
【図2】図1の前面図である。
【図3】片側の開閉構造部の横断面の概略図である。
【図4】図1の中央縦断面における前面側の概略図であ
る。
【図5】図1の中央縦断面における後面側の概略図であ
る。
【図6】図4の要部拡大図である。
【図7】図5の要部拡大図である。
【図8】レールとスライダーの嵌合状態を示す拡大断面
図である。
【図9】横スライド機構部のストッパー機構部を示す要
部断面端面図である。
【図10】図3のX1矢視図である。
【図11】図3のX2矢視図である。
【図12】図3のX3矢視図である。
【図13】図3のX4矢視図である。
【図14】アンカーの設置状態を示す要部拡大正面図で
ある。
【図15】図14のX5矢視図である。
【図16】開閉式建物の開放過程を示す説明図である。
【図17】開閉式建物の閉鎖過程を示す説明図である。
【符号の説明】
3、3a、3b 屋根 11、11a レール 12、12a 膨出部位 13、13a 脚部 16、16a レール 17、17a 脚部 18、18a スライダー 19 ガイド溝 20、20a … ベアリング 21、21a スライダー 27、27a サブレール 28、28a サブスライダー 29、29a スライダー 30、30a スライダー 32 スライド駆動源 35 ピニオン 36 ラック 37 スライド駆動源 38 駆動モーター 39 駆動軸 40 プーリー 41 走行主軸 42 プーリー 43 ベルト 44 ピニオン 45 ラック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 健 東京都港区麻布十番2丁目21番5号 松下 精工エンジニアリング株式会社東京支社内 (72)発明者 奥田 利夫 名古屋市中区新栄二丁目10番15号 アジア 輸送機株式会社内 (72)発明者 森 寅生 名古屋市中区新栄二丁目10番15号 アジア 輸送機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定された屋根及びスライド自在な屋根
    を入れ子式に構成すると共に、スライド自在な屋根の両
    方の脚部を、一対のレール上をスライドさせる様にした
    開閉式建物において、 上記レール上部の両側部に膨出部位を連続形成すると共
    に、レール上部の断面形状に合致するガイド溝を形成し
    たスライダーを屋根の脚部下部に設け、スライダーにお
    けるガイド溝の溝壁面に複数個のベアリングを回動自在
    に埋設すると共に、該ベアリングを上記レールの外側面
    に当接させたことを特徴とする開閉式建物におけるスラ
    イド機構部。
  2. 【請求項2】 一方の脚部において、 脚部とスライダー間に、上記レールと直角方向の横スラ
    イド機構部を設け、該横スライド機構部を上記レールと
    同一構成のサブレールと、上記スライダーと同一構成の
    サブスライダーにより構成したことを特徴とする請求項
    1の開閉式建物におけるスライド機構部。
  3. 【請求項3】 主動屋根における両方の脚部に、ピニオ
    ンを有したスライド駆動源を配設すると共に、ピニオン
    に歯合するラックを上記レール側方に設けたことを特徴
    とする請求項1又は2の開閉式建物におけるスライド機
    構部。
  4. 【請求項4】 主動屋根における両方の脚部に、ピニオ
    ンを有したスライド駆動源を配設すると共に、ピニオン
    に歯合するラックを上記レール側方に並設し、又走行主
    軸をスライダーに回動自在に付設すると共に、鉛直状の
    駆動軸を下方突出させた駆動モーターを脚部側に配設
    し、走行主軸の上端部に装着したプーリーと、駆動軸の
    下端部に装着したプーリー間にベルトを巻回すると共
    に、走行主軸の下端部にピニオンを装着して一方の脚部
    側のスライド駆動源としたことを特徴とする請求項2の
    開閉式建物におけるスライド機構部。
JP17322297A 1997-06-12 1997-06-12 開閉式建物におけるスライド機構部 Pending JPH111990A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230020865A (ko) * 2021-08-04 2023-02-13 오원대 개폐형 지붕 구조물

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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