JPH11199088A - シート材搬送装置 - Google Patents

シート材搬送装置

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JPH11199088A
JPH11199088A JP327698A JP327698A JPH11199088A JP H11199088 A JPH11199088 A JP H11199088A JP 327698 A JP327698 A JP 327698A JP 327698 A JP327698 A JP 327698A JP H11199088 A JPH11199088 A JP H11199088A
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Akito Yamauchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジャム時に、シート材を簡単に除去すること
のできるシート材搬送装置を提供すること。 【解決手段】 シート材62を搬送方向とは反対方向
(矢印U方向)に引っ張ると、シート材62に接触して
いる駆動ローラ14がシート材62の移動と共に矢印d
方向とは反対方向に回転する。このため、ブラケット3
6が矢印b方向とは反対方向に回転し、ギア46が駆動
軸48のギア54に対して歯飛びをおこしながら矢印c
方向と反対方向に回転するので、駆動ローラ14を矢印
d方向とは反対方向に軽く回転させることができ、駆動
ローラ14と従動ローラ17とで挟持したシート材62
を容易に引き抜くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ、プ
リンター、複写機、画像入力端末(スキャナー)等に好
適なシート材搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ、プリンター、複写機、画
像入力端末(スキャナー)等には、紙等のシート材を搬
送するためのシート材搬送装置が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、何らかの原因
でシート材が装置内部で搬送不良(いわゆるジャミン
グ)を生じることがあるため、装置内から搬送不良を生
じたシート材を取り出せる構造が必要である。
【0004】例えば、特開平6−9099号に開示され
る従来のシート材搬送装置は、ジャム処理のために操作
ノブを引き抜く等の作業が必要であり、誤って操作せず
に無理にシート材を引き抜いた時に、シート材が破けた
り、内部に残留する問題がある。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、ジャム時に、
シート材を簡単に除去することのできるシート材搬送装
置を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、シート材を回転する2つのローラの間に挟持して所
定の方向に搬送するシート材搬送装置であって、前記2
つのローラ間に挟持された前記シート材を、前記所定の
方向と反対方向に引っ張ったときに、前記2つのローラ
の少なくとも一方を自由回転可能にする解除手段を設け
たことを特徴としている。
【0007】請求項1に記載のシート材搬送装置では、
回転する2つのローラ間にシート材が進入すると、シー
ト材はこの2つのローラ間に挟持されて所定の方向に搬
送される。また、シート材が搬送不良等を生じた場合に
は、このシート材を所定方向とは反対方向に引っ張る
と、解除手段によってローラが自由回転するので、搬送
不良となったシート材を簡単に引き出すことができる。
【0008】請求項2に記載のシート材搬送装置は、第
1のローラと、前記第1のローラとの間でシート材を挟
持する第2のローラと、前記第1のローラを一方向に回
転させて前記シート材を所定の方向に搬送する駆動手段
と、前記第1のローラと前記第2のローラとで挟持した
シート材を前記所定の方向と反対方向に強制的に引っ張
って前記第1のローラが前記一方向と反対方向に回転し
たときに、前記駆動手段と前記第1のローラとの間の駆
動力の伝達を遮断する遮断手段と、を設けたことを特徴
としている。
【0009】請求項2に記載のシート材搬送装置では、
駆動手段で第1のローラを一方向に回転させ、第1のロ
ーラと第2のローラとの間にシート材を進入させると、
シート材はこの第1のローラと第2のローラとの間に挟
持されて所定方向に搬送される。
【0010】また、シート材が搬送不良等を生じた場合
には、このシート材を所定の方向とは反対方向に引っ張
る。これにより、第1のローラが一方向とは反対方向に
回転し、遮断手段が駆動手段と第1のローラとの間の駆
動力の伝達を遮断し、第1のローラが自由回転可能とな
るので搬送不良となったシート材を簡単に引き出すこと
ができる。
【0011】請求項3に記載のシート材搬送装置は、第
1のローラと、前記第1のローラとの間でシート材を挟
持する第2のローラと、前記第1のローラを一方向に回
転させて前記シート材を所定の方向に搬送する駆動手段
と、前記第2のローラを前記第1のローラに押圧する付
勢手段と、前記第1のローラと前記第2のローラとで挟
持したシート材を前記所定の方向と反対方向に強制的に
引っ張ったときに、前記押圧を解除する押圧停止手段
と、を設けたことを特徴としている。
【0012】請求項3に記載のシート材搬送装置では、
駆動手段で第1のローラを一方向に回転させ、第1のロ
ーラと第2のローラとの間にシート材を進入させると、
シート材はこの第1のローラと第2のローラとの間に挟
持されて所定方向に搬送される。
【0013】また、シート材が搬送不良等を生じた場合
には、このシート材を所定の方向とは反対方向に引っ張
る。これにより、押圧停止手段が作動して第2のローラ
が第1のローラを押圧しなくなるので、搬送不良となっ
たシート材を簡単に引き出すことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]本発明のシー
ト材搬送装置の第1の実施形態を図1乃至図4にしたが
って説明する。
【0015】図1及び図2に示すように、本実施形態の
シート材搬送装置10には、互いに平行とされた一対の
フレーム12が設けられている。
【0016】フレーム12の間には、第1のローラとし
ての駆動ローラ14が配置されている。駆動ローラ14
の両端には軸16が突出しており、この軸16がフレー
ム12に形成された丸孔18に挿入されている。
【0017】フレーム12には、駆動ローラ14の矢印
B方向側に、第2のローラとしての従動ローラ17が設
けられている。この従動ローラ17は、両端に突出する
軸20がフレーム12に形成された長孔22に挿入され
ている。この長孔22は、矢印F方向及び矢印B方向に
長く形成されている。
【0018】図2及び図3に示すように、軸20の端部
は、プーリー24の丸孔26に挿入されている。フレー
ム12には、引張コイルスプリング28が取り付けられ
ており、この引張コイルスプリング28は、中間部がプ
ーリー24の外周面に引っ掛けられており、従動ローラ
17を駆動ローラ14へ押し付けている。
【0019】駆動ローラ14の軸16には、軸芯と平行
な切欠30が切削加工されており、この切欠30の形成
された部分に、ギア32が取り付けられている。
【0020】ギア32の中心には軸16の断面形状に合
わせた異形孔34が形成されており、この異形孔34に
軸16の切欠30の形成された部分が挿入されることに
より、軸16とギア32とが相対回転しないようになっ
ている。
【0021】ギア32よりも駆動ローラ14の長手方向
中央側にはブラケット36が配置されている。
【0022】ブラケット36の一端には丸孔38が形成
されている。この丸孔38には軸受40が挿入されてい
る。この軸受40には軸16の切欠30の形成されてい
ない部分が挿入されており、ブラケット36はこの軸1
6を中心として回転可能となっている。
【0023】ブラケット36の他端には、丸孔42が形
成されており、この孔42には短い軸44が圧入固定さ
れている。
【0024】軸44には、駆動ローラ14のギア32に
噛み合うギア46が回転自在に支持されている。
【0025】図1及び図2に示すように、駆動ローラ1
4の矢印F方向側に駆動軸48が配置されている。
【0026】駆動軸48は、フレーム12の丸孔50に
挿入されている。駆動軸48の端部には軸芯と平行な切
欠52が切削加工されており、この切欠52の形成され
た部分に、ギア54が取り付けられている。ギア54の
中心には駆動軸48の断面形状に合わせた異形孔56が
形成されており、この異形孔56に駆動軸48の切欠5
2の形成された部分が挿入されることにより、駆動軸4
8とギア54とが相対回転しないようになっている。
【0027】この駆動軸48はモータ58と連結してお
り、モータ58によって図1及び図2の矢印a方向に回
転するようになっている。
【0028】ブラケット36には、引張コイルばね60
の一端が係止されており、この引張コイルばね60の他
端がフレーム12に係止されている。
【0029】引張コイルばね60は、ブラケット36を
図1及び図2の矢印b方向(駆動ローラ14の軸芯を中
心とした周方向)に付勢しており、これにより通常はブ
ラケット36のギア46が、駆動軸48のギア54に噛
み合わされている。
【0030】なお、ブラケット36、軸44、ギア4
6、モータ58及び引張コイルばね60によって本発明
の遮断手段が構成されている。
【0031】なお、図1に示すように、駆動ローラ14
の下方には、シート材62を検出するフォトセンサ64
が配置されており、所定の時間シート端を検知しない場
合には紙詰まりと判断し、モータ58を停止して表示装
置(図示せず)にてジャム表示を行う。
【0032】次に、本実施形態の作用を説明する。本実
施形態のシート材搬送装置10は、通常、図1及び図2
に示すように引張コイルばね60によってブラケット3
6が矢印b方向に付勢されてブラケット36のギア46
が駆動軸48のギア54に噛み合っている。このため、
モータ58によって駆動軸48が矢印a方向に回転する
と、ギア46が矢印c方向に、駆動ローラ14が矢印d
方向に回転すると共に従動ローラ17が矢印e方向に回
転し、駆動ローラ14と従動ローラ17とで挟持したシ
ート材62を矢印D方向に搬送する。
【0033】また、ジャミング等が発生してモータ58
の回転が停止した状態で、駆動ローラ14と従動ローラ
17とで挟持したシート材62を取り出す場合には、シ
ート材62を搬送方向とは反対方向(即ち、矢印U方
向)に引っ張る。
【0034】シート材62が搬送方向と反対に引っ張ら
れると、シート材62に接触している駆動ローラ14が
シート材62の移動と共に矢印d方向とは反対方向に回
転しようとする。
【0035】停止中のモータ58に連結している駆動軸
48のギア54は容易には回転しないので、シート材6
2の引き抜きによって駆動ローラ14のギア32が矢印
d方向とは対方向に強制的に回転させられると、図4に
示すようにブラケット36が矢印b方向とは反対方向に
回転し、ギア46が駆動軸48のギア54に対して歯飛
びをおこしながら矢印c方向と反対方向に回転する。
【0036】このため、駆動ローラ14を矢印d方向と
は反対方向に軽く回転させることができ、駆動ローラ1
4と従動ローラ17とで挟持したシート材62を容易に
引き抜くことができる。
【0037】なお、シート材62が引き抜かれた後、駆
動軸48が矢印a方向に回転すれば、ブラケット36は
矢印b方向に付勢されているので、ブラケット36のギ
ア46が駆動軸48のギア54に直ちに噛み合い、駆動
ローラ14が矢印d方向に回転してシート材62を搬送
方向(矢印D方向)に搬送可能な状態に復帰する。
【0038】ところで、この実施形態の構成では、駆動
軸48のギア54とブラケット36のギア46との位置
関係は、ギア54が駆動方向(矢印a方向)に回転しよ
うとすると、ギア46はギア54から離れようとする方
向(矢印b方向)に力を受けるようになっており、通常
は、引張コイルばね60の付勢力によって前記力を押さ
えつけているが、例えば、駆動ローラ14と従動ローラ
17とで挟持したシート材62が大きな抵抗を受けた場
合等では、引張コイルばね60の付勢力と、ギア46と
ギア54との噛み合い力との力関係がくずれて、シート
材62の搬送中にギア46がギア54に対して歯飛びを
起こすことも考えられる。
【0039】このような歯飛びを起こさないようにした
第2の実施形態を次に説明する。 [第2の実施形態]本発明のシート材搬送装置の第2の
実施形態を図5乃至図7及び図11にしたがって説明す
る。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符号を付
し、その説明は省略する。
【0040】図5及び図6に示すように、駆動軸48の
ギア54の近傍にはレバー70が配置されている。レバ
ー70の長手方向中央部には丸孔72が形成されてお
り、この丸孔72に駆動軸48が挿入されている。
【0041】レバー70の長手方向一端部には長手方向
と略直角方向に突出した爪部73が形成されており、こ
の爪部73には引張コイルばね74の一端が係止されて
いる。
【0042】引張コイルばね74の他端はフレーム12
のピン76に係止されており、引張コイルばね74は、
レバー70を図5及び図6の矢印f方向(駆動軸48の
軸芯を中心とした周方向)に付勢している。
【0043】レバー70の長手方向他端部には、レバー
70の長手方向他端部を矢印f方向とは反対方向引っ張
るためのソレノイド78の可動鉄心78Aが連結してい
る。
【0044】このソレノイド78は、通電がなされると
可動鉄心78Aがソレノイド本体78B内に吸着され、
逆電流を通電すると吸着が解除されるようになってい
る。
【0045】ブラケット36には、軸44の近傍にピン
80が取り付けられている。このピン80には、引張コ
イルばね74によって矢印f方向に付勢されたレバー7
0の側面及び爪部73が当接している。
【0046】ギア46がギア54に噛み合っており、ソ
レノイド78が吸着されていない場合、爪部73がブラ
ケット36のピン80よりも矢印b方向とは反対方向に
位置しており、ブラケット36の矢印b方向とは反対方
向への回転を阻止している。
【0047】なお、モータ58、フォトセンサ64及び
ソレノイド78は、図11に示すように連結している。
【0048】次に、本実施形態の作用を説明する。本実
施形態では、通常は図6に示すようにレバー70の爪部
73がピン80よりも矢印b方向とは反対方向に位置し
ているため、ブラケット36は矢印b方向とは反対方向
に回転することができず、ブラケット36のギア46と
駆動軸48のギア54との噛み合いが解除されることは
無い。
【0049】また、ジャミング等が発生すると、モータ
58の回転が停止すると共にソレノイド78に通電がな
されて図7に示すように可動鉄心78Aが吸着され、レ
バー70が矢印f方向とは反対方向に回転し、レバー7
0の爪部73がピン80の矢印b方向とは反対方向から
外れた位置に移動する。
【0050】駆動ローラ14と従動ローラ17とで挟持
したシート材62を取り出す場合には、シート材62を
搬送方向とは反対方向に引っ張る。
【0051】レバー70の爪部73がピン80の移動方
向(矢印b方向とは反対方向)から外れた位置に移動し
ているので、ブラケット36を矢印b方向とは反対方向
に回転することが可能であり、シート材62を搬送方向
と反対に引っ張れば、第1の実施形態と同様にギア46
が駆動軸48のギア54に対して歯飛びをおこしながら
回転し、駆動ローラ14と従動ローラ17とで挟持した
シート材62を容易に引き抜くことができる。
【0052】なお、シート材62が引き抜かれた、装置
がリセットされると、ソレノイド78に逆電流を通電
し、吸着を解除すると、レバー70は引張コイルばね7
4によって矢印f方向に回転して元の位置(図6の状
態)に復帰する。 [第3の実施形態]本発明のシート材搬送装置の第3の
実施形態を図8乃至図10にしたがって説明する。な
お、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、
その説明は省略する。
【0053】図8及び図9に示すように、フレーム12
の間には、第1のローラとしての駆動ローラ84が配置
されている。駆動ローラ84の両端から突出した軸86
は、フレーム12の丸孔83に挿入されている。軸86
には、フレーム12の外側に突出した部分にトルクリミ
ッタ87が取り付けられている。
【0054】トルクリミッタ87には、軸86の半径方
向外側へ沿って延びるレバー87Aが一体的に設けられ
ている。
【0055】フレーム12の間には、駆動ローラ84の
矢印B方向に、駆動ローラ84と平行に第2のローラと
しての従動ローラ88が設けられている。この従動ロー
ラ88は、両端から突出する軸90に軸受けリング91
が回転自在に挿入されている。
【0056】フレーム12には、矢印U方向及び矢印D
方向に長い押圧停止手段としての長孔92が形成されて
いる。この長孔92には、従動ローラ88に取り付けら
れた軸受けリング91がスライド自在に挿入されてい
る。
【0057】また、フレーム12には、長孔92の駆動
ローラ84側とは反対側に、長孔92と平行に付勢手段
としての板ばね94が取り付けられている。
【0058】板ばね94は下端部(矢印D方向側の端
部)がフレーム12に固定されており、上端から下端に
かけての一部分が長孔92の略下半分に渡って配置され
ている。
【0059】板ばね94は、軸受けリング91に当接し
て従動ローラ88を駆動ローラ84へ押し付けている。
【0060】なお、板ばね94の上端側の一部分は駆動
ローラ84から離れる方向に屈曲している。
【0061】トルクリミッタ87は、ねじりトルクが軸
86とトルクリミッタ87との間に作用した場合に、ト
ルクリミッタ87に作用するねじりトルクが所定の値以
上にならないように軸86からのねじりトルクを遮断す
る装置であり、軸86とトルクリミッタ87との間に作
用するねじりトルクが所定の値以下では軸86とトルク
リミッタ87とは相対回転することはない。なお、軸8
6とトルクリミッタ87との間に作用するねじりトルク
が所定値以上になろうとすると、軸86とトルクリミッ
タ87とが相対回転(即ち、軸86が空回りする)し、
トルクリミッタ87に作用するねじりトルクが所定の値
に保たれる。
【0062】シート材62を所定の方向(本実施形態で
は矢印D方向)に搬送する場合、駆動ローラ84を矢印
a方向に回転させる。
【0063】駆動ローラ84が矢印a方向に回転する
と、トルクリミッタ87も矢印a方向に回転する。そし
て、レバー87Aが軸受けリング91に当接して軸受け
リング91が長孔92の下端に当接し、トルクリミッタ
87の矢印a方向への回転が阻止される。なお、モータ
58は、軸86がトルクリミッタ87に対して相対回転
(空回り)するだけの大きなトルクを発生する。
【0064】駆動ローラ84が矢印a方向に回転してい
る間、レバー87Aはトルクリミッタ87の作用により
一定の力で軸受けリング91を長孔92の下端に押しつ
ける、図9に示すように、板ばね94によって従動ロー
ラ88が駆動ローラ84に押し付けられ、駆動ローラ8
4と従動ローラ88との間にシート材62を挟持して搬
送することができる。
【0065】また、ジャミング等が発生してモータ58
の回転が停止した状態で、駆動ローラ84と従動ローラ
88とで挟持したシート材62を取り出す場合には、シ
ート材62を搬送方向とは反対方向(矢印U方向)に引
っ張る。
【0066】本実施形態では、従動ローラ88の外周面
の摩擦が駆動ローラ84の外周面の摩擦係数よりも大き
いので、シート材62が搬送方向と反対に引っ張られる
と、シート材62と共に駆動ローラ84が矢印U方向に
移動し、図10に示すように軸受けリング91が板ばね
94から離れると共に従動ローラ88が駆動ローラ84
から離れるので、シート材62を容易に引き抜くことが
できる。
【0067】なお、シート材62が引き抜かれた後、駆
動ローラ84が矢印a方向に回転すれば、トルクリミッ
タ87が矢印a方向に回転してレバー87Aが軸受けリ
ング91を長孔92の下端に押しつけ、駆動ローラ84
と従動ローラ88とでシート材62を挟持可能な状態に
復帰する。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシート材
搬送装置は上記の構成としたので、搬送不良となったシ
ート材を、破いたり装置内部に残留させたりせずに簡単
に引き出すことができる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るシート材搬送装
置の斜視図である。
【図2】第1の実施形態に係るシート材搬送装置の側面
図である。
【図3】第1の実施形態に係るシート材搬送装置の一部
分の断面図である。
【図4】シート材を引き出す様子を示す第1の実施形態
に係るシート材搬送装置の側面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係るシート材搬送装
置の斜視図である。
【図6】第2の実施形態に係るシート材搬送装置の断面
図である。
【図7】シート材を引き出す様子を示す第2の実施形態
に係るシート材搬送装置の断面図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係るシート材搬送装
置の斜視図である。
【図9】第3の実施形態に係るシート材搬送装置の側面
図である。
【図10】シート材を引き出す様子を示す第3の実施形
態に係るシート材搬送装置の側面図である。
【図11】制御回路のブロック図である。
【符号の説明】
10 シート材搬送装置 14 駆動ローラ(第1のローラ) 17 従動ローラ(第2のローラ) 36 ブラケット(遮断手段、解除手段) 44 軸(遮断手段、解除手段) 46 ギア(遮断手段、解除手段) 58 モータ(駆動手段) 60 引張コイルばね(遮断手段、解除手段) 62 シート材 84 駆動ローラ(第1のローラ) 88 従動ローラ(第2のローラ) 92 長孔(押圧停止手段) 94 板ばね(付勢手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材を回転する2つのローラの間に
    挟持して所定の方向に搬送するシート材搬送装置であっ
    て、 前記2つのローラ間に挟持された前記シート材を、前記
    所定の方向と反対方向に引っ張ったときに、前記2つの
    ローラの少なくとも一方を自由回転可能にする解除手段
    を設けたことを特徴とするシート材搬送装置。
  2. 【請求項2】 第1のローラと、前記第1のローラとの
    間でシート材を挟持する第2のローラと、前記第1のロ
    ーラを一方向に回転させて前記シート材を所定の方向に
    搬送する駆動手段と、 前記第1のローラと前記第2のローラとで挟持したシー
    ト材を前記所定の方向と反対方向に強制的に引っ張って
    前記第1のローラが前記一方向と反対方向に回転したと
    きに、前記駆動手段と前記第1のローラとの間の駆動力
    の伝達を遮断する遮断手段と、 を設けたことを特徴とするシート材搬送装置。
  3. 【請求項3】 第1のローラと、 前記第1のローラとの間でシート材を挟持する第2のロ
    ーラと、 前記第1のローラを一方向に回転させて前記シート材を
    所定の方向に搬送する駆動手段と、 前記第2のローラを前記第1のローラに押圧する付勢手
    段と、 前記第1のローラと前記第2のローラとで挟持したシー
    ト材を前記所定の方向と反対方向に強制的に引っ張った
    ときに、前記押圧を解除する押圧停止手段と、 を設けたことを特徴とするシート材搬送装置。
JP00327698A 1998-01-09 1998-01-09 シート材搬送装置 Expired - Fee Related JP3690097B2 (ja)

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