JPH11198886A - ステップスルー型車両のリヤサスペンション - Google Patents
ステップスルー型車両のリヤサスペンションInfo
- Publication number
- JPH11198886A JPH11198886A JP844898A JP844898A JPH11198886A JP H11198886 A JPH11198886 A JP H11198886A JP 844898 A JP844898 A JP 844898A JP 844898 A JP844898 A JP 844898A JP H11198886 A JPH11198886 A JP H11198886A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- shock absorber
- mounting
- main pipe
- rear suspension
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 モノショック型のリヤサスペンションにおい
て、スイングアームに対する耐荷重性を高く維持しつ
つ、車体を軽量かつコンパクトにする。 【解決手段】 ハンドルとシートの間にステップスルー
用空間部S1を形成した車両において、後下がり状の1
本のメインパイプ6の後端部にショックアブソーバ22
の取付ブラケット27を設け、1本のショックアブソー
バ22を、側方から見てメインパイプ6の後方延長線に
概ね沿う前倒れ姿勢で配置し、その前端部を上記取付ブ
ラケット27に回動自在に連結する。これによりスイン
グアーム33のコンパクト化とフレームの剛性維持を達
成できる。また、ミドルパイプ7と、上側後部パイプ8
とで形成されるV字形部分に、上記取付ブラケット27
を配置することにより、組付け作業性を向上させ、か
つ、ステップスルー用空間部S1の底部を有効利用する
ことができる。
て、スイングアームに対する耐荷重性を高く維持しつ
つ、車体を軽量かつコンパクトにする。 【解決手段】 ハンドルとシートの間にステップスルー
用空間部S1を形成した車両において、後下がり状の1
本のメインパイプ6の後端部にショックアブソーバ22
の取付ブラケット27を設け、1本のショックアブソー
バ22を、側方から見てメインパイプ6の後方延長線に
概ね沿う前倒れ姿勢で配置し、その前端部を上記取付ブ
ラケット27に回動自在に連結する。これによりスイン
グアーム33のコンパクト化とフレームの剛性維持を達
成できる。また、ミドルパイプ7と、上側後部パイプ8
とで形成されるV字形部分に、上記取付ブラケット27
を配置することにより、組付け作業性を向上させ、か
つ、ステップスルー用空間部S1の底部を有効利用する
ことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、メインフレーム
の上部であってシートの前方及び前下方にステップスル
ー用の空間部を確保しているステップスルー型車両のリ
ヤサスペンションに関し、特に、1本の後車輪用のショ
ックアブソーバを備えたステップスルー型自動二輪車に
適したリヤサスペンションに関する。
の上部であってシートの前方及び前下方にステップスル
ー用の空間部を確保しているステップスルー型車両のリ
ヤサスペンションに関し、特に、1本の後車輪用のショ
ックアブソーバを備えたステップスルー型自動二輪車に
適したリヤサスペンションに関する。
【0002】
【従来の技術】ステップスルー型自動二輪車のリヤサス
ペンションとしては、左右1対のショックアブーバを後
部に配置したいわゆる2本ショック型と、車幅中央部の
前部に1本のショックアブソーバを配置したいわゆるモ
ノショック型とがある。
ペンションとしては、左右1対のショックアブーバを後
部に配置したいわゆる2本ショック型と、車幅中央部の
前部に1本のショックアブソーバを配置したいわゆるモ
ノショック型とがある。
【0003】図8は後者のモノショック型リヤサスペン
ションの一例を示しており、車体フレームは、ヘッドパ
イプ80から後下がり状に後方へと延びる1本のメイン
パイプ81と、該メインパイプ81の後部の下面に溶着
された板金製箱形のコンプ82と、メインパイプ81の
後部に溶着されて後方へと延びる左右1対の上側後部パ
イプ83と、メインパイプ81の後端縁に溶着されて後
上方へと延び、後端部が上記上側後部パイプ83に溶接
された左右1対の下側後部パイプ84とから構成されて
いる。
ションの一例を示しており、車体フレームは、ヘッドパ
イプ80から後下がり状に後方へと延びる1本のメイン
パイプ81と、該メインパイプ81の後部の下面に溶着
された板金製箱形のコンプ82と、メインパイプ81の
後部に溶着されて後方へと延びる左右1対の上側後部パ
イプ83と、メインパイプ81の後端縁に溶着されて後
上方へと延び、後端部が上記上側後部パイプ83に溶接
された左右1対の下側後部パイプ84とから構成されて
いる。
【0004】スイングアーム87は、コンプ82に形成
された取付ボス85に、通しの軸ボルト等を介して上下
方向揺動自在に支持されている。単一のショックアブソ
ーバ92は、コンプ82と後車輪88との間に概ね直立
姿勢で配置されており、ショックアブソーバ92の下端
部は、スイングアーム87の下側に下向きに設けられた
ブラケット89に枢着連結され、上端部は、上下後部パ
イプ83,84間に架設された補強部材91に設けられ
た取付ブラケット93に回動自在に支持されている。ス
イングアーム87の上下揺動に伴い、ショックアブソー
バ92は上下方向に伸縮する。なおステップスルー型車
両ではないが、先行技術文献の一例としては実開昭61
−109891号公報等がある。
された取付ボス85に、通しの軸ボルト等を介して上下
方向揺動自在に支持されている。単一のショックアブソ
ーバ92は、コンプ82と後車輪88との間に概ね直立
姿勢で配置されており、ショックアブソーバ92の下端
部は、スイングアーム87の下側に下向きに設けられた
ブラケット89に枢着連結され、上端部は、上下後部パ
イプ83,84間に架設された補強部材91に設けられ
た取付ブラケット93に回動自在に支持されている。ス
イングアーム87の上下揺動に伴い、ショックアブソー
バ92は上下方向に伸縮する。なおステップスルー型車
両ではないが、先行技術文献の一例としては実開昭61
−109891号公報等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者の2本ショック
(ツインショック)型車両では、左右のショックアブソ
ーバが後方左右に張り出すため、車幅が大きくなる。
(ツインショック)型車両では、左右のショックアブソ
ーバが後方左右に張り出すため、車幅が大きくなる。
【0006】図8の後者のモノショック型では、後車輪
88とスイングアーム87の前端筒軸部94との間にシ
ョックアブソーバ92を配置しているため、スイングア
ーム87の前後長が長くなることにより、車両のホイー
ルベースが長くなり、車両全体が大形化する。
88とスイングアーム87の前端筒軸部94との間にシ
ョックアブソーバ92を配置しているため、スイングア
ーム87の前後長が長くなることにより、車両のホイー
ルベースが長くなり、車両全体が大形化する。
【0007】また、シート取付ブラケット90等を介し
てシートを支持する後部パイプ83,84に直立姿勢の
ショックアブソーバ92の上端部を支持しているが、後
部パイプ83,84には上方突出状に大きな曲げ荷重が
かかることになり、後部パイプ83,84として太くて
丈夫なものを使用しなければならず、重量増加につなが
る。
てシートを支持する後部パイプ83,84に直立姿勢の
ショックアブソーバ92の上端部を支持しているが、後
部パイプ83,84には上方突出状に大きな曲げ荷重が
かかることになり、後部パイプ83,84として太くて
丈夫なものを使用しなければならず、重量増加につなが
る。
【0008】
【発明の目的】本願発明の目的は、モノショック型のリ
ヤサスペンションにおいて、スイングアームに対する耐
荷重性を高く維持しつつ、車体を軽量かつコンパクトに
することである。
ヤサスペンションにおいて、スイングアームに対する耐
荷重性を高く維持しつつ、車体を軽量かつコンパクトに
することである。
【0009】
【目的を達成するための手段】前記目的を達成するた
め、本願請求項1記載のステップスルー型車両は、ヘッ
ドパイプから下方傾斜状に後方へと延びる1本のメイン
パイプを備え、シートとハンドル間にステップスルー用
の空間部を形成したステップスルー型車両のリヤサスペ
ンションにおいて、メインパイプの後端部にショックア
ブソーバの前端部取付用の取付部を設け、1本のショッ
クアブソーバを前倒れ姿勢で配置してその前端部を上記
取付部に回動自在に連結したことを特徴としている。
め、本願請求項1記載のステップスルー型車両は、ヘッ
ドパイプから下方傾斜状に後方へと延びる1本のメイン
パイプを備え、シートとハンドル間にステップスルー用
の空間部を形成したステップスルー型車両のリヤサスペ
ンションにおいて、メインパイプの後端部にショックア
ブソーバの前端部取付用の取付部を設け、1本のショッ
クアブソーバを前倒れ姿勢で配置してその前端部を上記
取付部に回動自在に連結したことを特徴としている。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載のス
テップスルー型車両のリヤサスペンションにおいて、シ
ョックアブソーバは側方から見てメインパイプの後方延
長線に概ね沿う前倒れ姿勢で配置されていることを特徴
とする請求項1記載のステップスルー型車両のリヤサス
ペンションである。
テップスルー型車両のリヤサスペンションにおいて、シ
ョックアブソーバは側方から見てメインパイプの後方延
長線に概ね沿う前倒れ姿勢で配置されていることを特徴
とする請求項1記載のステップスルー型車両のリヤサス
ペンションである。
【0011】請求項3記載の発明は、ヘッドパイプから
下方傾斜状に後方へと延びる1本のメインパイプを備
え、シートとハンドル間にステップスルー用の空間部を
形成したステップスルー型車両のリヤサスペンションに
おいて、メインパイプの後部に左右1対のミドル部材を
結合し、該ミドル部材に後上がり状に後方へと延びる左
右1対の上側後部パイプを結合し、メインパイプの後端
部であって、側方から見てミドル部材と上側後部パイプ
とで形成されるV形部分内に、ショックアブソーバの前
端部取付用の取付部を設けていることを特徴としてい
る。
下方傾斜状に後方へと延びる1本のメインパイプを備
え、シートとハンドル間にステップスルー用の空間部を
形成したステップスルー型車両のリヤサスペンションに
おいて、メインパイプの後部に左右1対のミドル部材を
結合し、該ミドル部材に後上がり状に後方へと延びる左
右1対の上側後部パイプを結合し、メインパイプの後端
部であって、側方から見てミドル部材と上側後部パイプ
とで形成されるV形部分内に、ショックアブソーバの前
端部取付用の取付部を設けていることを特徴としてい
る。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項3記載のス
テップスルー型車両のリヤサスペンションにおいて、左
右の上側後部パイプの前側部分は、上方から見て後開き
V字形に配置されており、ショックアブソーバの前端部
取付用の取付部を、上記後開きV字形の空間部に配置し
ていることを特徴としている。
テップスルー型車両のリヤサスペンションにおいて、左
右の上側後部パイプの前側部分は、上方から見て後開き
V字形に配置されており、ショックアブソーバの前端部
取付用の取付部を、上記後開きV字形の空間部に配置し
ていることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本願発明を適用したステ
ップスルー型自動二輪車全体の左側面図であり、シート
1の下側に燃料タンク2を配置し、シート1の前方及び
前下方には、ステップスルー型として左右に貫通する空
間部S1が確保されている。
ップスルー型自動二輪車全体の左側面図であり、シート
1の下側に燃料タンク2を配置し、シート1の前方及び
前下方には、ステップスルー型として左右に貫通する空
間部S1が確保されている。
【0014】フレームFは、ヘッドパイプ5と、該ヘッ
ドパイプ5から後下がり傾斜状に後方へと延びる1本の
メインパイプ6と、該メインパイプ6の後部に溶着され
た概ねJ字型の左右1対のミドルパイプ(ミドル部材)
7と、左右のミドルパイプ7の前端部近傍にそれぞれ溶
着された左右1対の上側後部パイプ8と、左右のミドル
パイプ7の後端部に溶着された左右1対の下側後部パイ
プ9とからなっており、ヘッドパイプ5にはハンドル装
置3が装着されている。フレームFの左右両側は、ミド
ルパイプ7の後半部を除いてカバー10によって覆われ
ている。
ドパイプ5から後下がり傾斜状に後方へと延びる1本の
メインパイプ6と、該メインパイプ6の後部に溶着され
た概ねJ字型の左右1対のミドルパイプ(ミドル部材)
7と、左右のミドルパイプ7の前端部近傍にそれぞれ溶
着された左右1対の上側後部パイプ8と、左右のミドル
パイプ7の後端部に溶着された左右1対の下側後部パイ
プ9とからなっており、ヘッドパイプ5にはハンドル装
置3が装着されている。フレームFの左右両側は、ミド
ルパイプ7の後半部を除いてカバー10によって覆われ
ている。
【0015】エンジン13は単気筒エンジンであって水
平姿勢に近い角度まで前傾しており、前後の車輪11,
12間に配置されると共にメインパイプ6及びミドルパ
イプ7の下側に位置している。エンジン13のクランク
ケース14の左側には、チェンジペダル16及び出力ス
プロケットギヤ17が配設されており、出力スプロケッ
トギヤ17と後車輪12の従動スプロケットギヤ18の
間には駆動チェーン20が巻き掛けられている。クラン
クケース14の下面後部には左右に延びるステップ軸1
9が固定されており、該ステップ軸19の左右両端部に
運転者用のステップ23が設けられている。排気管21
はエンジン13の下方を通り、後車輪12の右側へと延
び、後端部にマフラー21aが連結されている。
平姿勢に近い角度まで前傾しており、前後の車輪11,
12間に配置されると共にメインパイプ6及びミドルパ
イプ7の下側に位置している。エンジン13のクランク
ケース14の左側には、チェンジペダル16及び出力ス
プロケットギヤ17が配設されており、出力スプロケッ
トギヤ17と後車輪12の従動スプロケットギヤ18の
間には駆動チェーン20が巻き掛けられている。クラン
クケース14の下面後部には左右に延びるステップ軸1
9が固定されており、該ステップ軸19の左右両端部に
運転者用のステップ23が設けられている。排気管21
はエンジン13の下方を通り、後車輪12の右側へと延
び、後端部にマフラー21aが連結されている。
【0016】エンジン13の前上方にはエアクリーナ2
4が配置され、燃料タンク2の下側にはバッテリ15及
びリヤサスペンション用の単一のショックアブソーバ2
2が配置されている。
4が配置され、燃料タンク2の下側にはバッテリ15及
びリヤサスペンション用の単一のショックアブソーバ2
2が配置されている。
【0017】フレーム単体の左側面図を示す図3におい
て、メインパイプ6としては、断面円形の太径の丸型パ
イプが使用されており、ミドルパイプ7及び後部パイプ
8,9としても断面円形の丸型パイプが使用されてい
る。メインパイプ6には、下面の後端部にエンジン用の
取付ブラケット25が溶着され、途中にエアクリーナ用
の取付ブラケット26が溶着され、後端縁には後上方へ
と突出するショックアブソーバの前部取付用の取付ブラ
ケット27が溶着されている。
て、メインパイプ6としては、断面円形の太径の丸型パ
イプが使用されており、ミドルパイプ7及び後部パイプ
8,9としても断面円形の丸型パイプが使用されてい
る。メインパイプ6には、下面の後端部にエンジン用の
取付ブラケット25が溶着され、途中にエアクリーナ用
の取付ブラケット26が溶着され、後端縁には後上方へ
と突出するショックアブソーバの前部取付用の取付ブラ
ケット27が溶着されている。
【0018】Jの字形のミドルパイプ7は、前半部(上
半部)7aがメインパイプ6の後方延長線上に概ね沿っ
て後下方へと直線状に延び、後半部7bが下方へと湾曲
状に曲がり、前端縁はメインパイプ6の後端から少し前
方の位置で、メインパイプ6の両側面に溶着されてい
る。ミドルパイプ7にはその長さ方向に沿って垂直なリ
ブ兼取付板29が溶着されており、該リブ兼取付板29
はミドルパイプ前半部7aでは下方へと張り出してお
り、後半部7bでは前方へと張り出しており、リブ兼取
付板29の全長は、メインパイプ6の後端縁に対応する
位置P1から後半部7bの下端部近傍まで連なってい
る。該取付板29には、後半部7bの上下方向長さの中
間部にスイングアーム用の取付孔31が形成され、前半
部7aの前後方向長さの中間部にエンジン用の取付孔3
2が形成されている。左右のミドルパイプ7の下端部同
士は図6に示すようにクロスパイプ35により溶接結合
されており、該クロスパイプ35にはエンジン用の取付
ブラケット36及びセンタースタンド用の取付ボス37
が溶着されている。図3のエンジン13は、クランクケ
ース14の上面の前後端部がメインパイプ6の取付ブラ
ケット25及び取付板29の取付孔32に貫通ボルト等
によって取り付け支持されており、後下端部がミドルパ
イプ後半部7bの下端取付ブラケット36に貫通ボルト
等を利用して取り付け支持されている。
半部)7aがメインパイプ6の後方延長線上に概ね沿っ
て後下方へと直線状に延び、後半部7bが下方へと湾曲
状に曲がり、前端縁はメインパイプ6の後端から少し前
方の位置で、メインパイプ6の両側面に溶着されてい
る。ミドルパイプ7にはその長さ方向に沿って垂直なリ
ブ兼取付板29が溶着されており、該リブ兼取付板29
はミドルパイプ前半部7aでは下方へと張り出してお
り、後半部7bでは前方へと張り出しており、リブ兼取
付板29の全長は、メインパイプ6の後端縁に対応する
位置P1から後半部7bの下端部近傍まで連なってい
る。該取付板29には、後半部7bの上下方向長さの中
間部にスイングアーム用の取付孔31が形成され、前半
部7aの前後方向長さの中間部にエンジン用の取付孔3
2が形成されている。左右のミドルパイプ7の下端部同
士は図6に示すようにクロスパイプ35により溶接結合
されており、該クロスパイプ35にはエンジン用の取付
ブラケット36及びセンタースタンド用の取付ボス37
が溶着されている。図3のエンジン13は、クランクケ
ース14の上面の前後端部がメインパイプ6の取付ブラ
ケット25及び取付板29の取付孔32に貫通ボルト等
によって取り付け支持されており、後下端部がミドルパ
イプ後半部7bの下端取付ブラケット36に貫通ボルト
等を利用して取り付け支持されている。
【0019】上側後部パイプ8の前端部はミドルパイプ
7の前端部近傍に溶着され、その位置は前記メインパイ
プ後端縁の位置P1にほぼ対応した位置であり、該位置
P1から緩やかな後上がり傾斜姿勢で後方へと延びてい
る。上側後部パイプ8の上面側には、前側から順に、燃
料タンク用の取付ブラケット39,40、シート用取付
パイプ41及びシート用取付ブラケット42が設けられ
ている。最前部の取付ブラケット39は、左右の上側後
部パイプ8を結合するクロスパイプ45に溶着されてい
る。燃料タンク2は前後の燃料タンク用取付ブラケット
39,40の上に取り付けられ、タンデム型のシート1
は、後半部が取付パイプ41及び取付ブラケット42上
に取り付けられると共に、前半部は燃料タンク2上にダ
ンパー(図示せず)等を介して支持されている。
7の前端部近傍に溶着され、その位置は前記メインパイ
プ後端縁の位置P1にほぼ対応した位置であり、該位置
P1から緩やかな後上がり傾斜姿勢で後方へと延びてい
る。上側後部パイプ8の上面側には、前側から順に、燃
料タンク用の取付ブラケット39,40、シート用取付
パイプ41及びシート用取付ブラケット42が設けられ
ている。最前部の取付ブラケット39は、左右の上側後
部パイプ8を結合するクロスパイプ45に溶着されてい
る。燃料タンク2は前後の燃料タンク用取付ブラケット
39,40の上に取り付けられ、タンデム型のシート1
は、後半部が取付パイプ41及び取付ブラケット42上
に取り付けられると共に、前半部は燃料タンク2上にダ
ンパー(図示せず)等を介して支持されている。
【0020】下側後部パイプ9の前端部は、上側後部パ
イプ8の前端部よりも下方位置であって、ミドルパイプ
後半部7bの上寄り部分に溶着されており、上記上側後
部パイプ8よりも大きな傾斜角度で後上方へと延び、そ
の後端部は上側後部パイプ8の後部であってシート用取
付ブラケット42と取付パイプ41との中間部分に溶着
されている。下側後部パイプ9の水平面に対する傾斜は
たとえば45°ぐらいに設定され、両後部パイプ8,9
間のなす角度θ2は30°程度まで広がっており、これ
により、両後部パイプ8,9とミドルパイプ7によって
構成される三角形の枠組は、強度の高いものとなってい
る。右側の下側後部パイプ9には、ブレーキ用部品(た
とえばマスターシリンダー)の取付ブラケット47が溶
着され、左右の下側後部ブラケット9には同乗者ステッ
プ用取付ブラケット48が溶着されている。そのほか各
パイプには、符号は付さないがカバー用の取付ブラケッ
ト等が設けられている。
イプ8の前端部よりも下方位置であって、ミドルパイプ
後半部7bの上寄り部分に溶着されており、上記上側後
部パイプ8よりも大きな傾斜角度で後上方へと延び、そ
の後端部は上側後部パイプ8の後部であってシート用取
付ブラケット42と取付パイプ41との中間部分に溶着
されている。下側後部パイプ9の水平面に対する傾斜は
たとえば45°ぐらいに設定され、両後部パイプ8,9
間のなす角度θ2は30°程度まで広がっており、これ
により、両後部パイプ8,9とミドルパイプ7によって
構成される三角形の枠組は、強度の高いものとなってい
る。右側の下側後部パイプ9には、ブレーキ用部品(た
とえばマスターシリンダー)の取付ブラケット47が溶
着され、左右の下側後部ブラケット9には同乗者ステッ
プ用取付ブラケット48が溶着されている。そのほか各
パイプには、符号は付さないがカバー用の取付ブラケッ
ト等が設けられている。
【0021】図2はフレーム単体の平面図を示してお
り、左右のミドルパイプ7は上方から見て後ろ開きV字
状に広がるように配置され、左右の上側後部パイプ8
は、前端部が若干V字形(ハの字形)に開く形状となっ
ているが、大半は左右平行に後方へと延びており、後端
縁にはテール板49がボルト等により固着されている。
左右の下側後部パイプ9は、後方へ行くに従い左右間隔
が少しずつ狭くなるように配置されている。
り、左右のミドルパイプ7は上方から見て後ろ開きV字
状に広がるように配置され、左右の上側後部パイプ8
は、前端部が若干V字形(ハの字形)に開く形状となっ
ているが、大半は左右平行に後方へと延びており、後端
縁にはテール板49がボルト等により固着されている。
左右の下側後部パイプ9は、後方へ行くに従い左右間隔
が少しずつ狭くなるように配置されている。
【0022】図4はスイングアーム33及びリヤサスペ
ンション30の構造を示す平面図であり、リヤサスペン
ション30は1本のショックアブソーバ22を備えたモ
ノショック型である。スイングアーム33は、前端部の
筒軸部51と、該筒軸部51に溶着されて後方へと延び
る左右1対のアーム部52とからなり、アーム部52の
後端部に後車軸54を支持し、筒軸部51は左右のリブ
兼取付板29間に配置され、両取付板29のスイングア
ーム用の取付孔31(図3)に挿通したボルト型のピボ
ット軸55に軸受を介して回動自在に支持されている。
筒軸部51より少し後方位置には、左右アーム部52を
連結する2本のクロス部材56,57がアーム部52に
溶着されており、該クロス部材56,57の上面の略中
央部には、一定高さ上方に突出する四角錐形状のショッ
クアブソーバ用取付台58が溶着されている。なお、後
側のクロス部材57と左右のアーム部52との間には、
それぞれ補強用のガセット59が溶着されている。
ンション30の構造を示す平面図であり、リヤサスペン
ション30は1本のショックアブソーバ22を備えたモ
ノショック型である。スイングアーム33は、前端部の
筒軸部51と、該筒軸部51に溶着されて後方へと延び
る左右1対のアーム部52とからなり、アーム部52の
後端部に後車軸54を支持し、筒軸部51は左右のリブ
兼取付板29間に配置され、両取付板29のスイングア
ーム用の取付孔31(図3)に挿通したボルト型のピボ
ット軸55に軸受を介して回動自在に支持されている。
筒軸部51より少し後方位置には、左右アーム部52を
連結する2本のクロス部材56,57がアーム部52に
溶着されており、該クロス部材56,57の上面の略中
央部には、一定高さ上方に突出する四角錐形状のショッ
クアブソーバ用取付台58が溶着されている。なお、後
側のクロス部材57と左右のアーム部52との間には、
それぞれ補強用のガセット59が溶着されている。
【0023】ショックアブソーバ22は、互いに前後方
向摺動自在に嵌合するシリンダ部60及びロッド61
と、シリンダ部60とロッド61との間に縮設されたば
ね62から構成されており、後端部はスイングアーム上
の取付台58の上端に溶着されたコの字形の取付ブラケ
ット63にピン(ボルト)64を介して回動自在に支持
され、前端部は前記メインパイプ後端の取付ブラケット
27にボルト65を介して回動自在に支持されている。
前側の取付ブラケット27の右側内面に筒状のスペーサ
66を溶着(または装着)することにより、ショックア
ブソーバ22を車幅中心線O1よりも少し左側に偏倚さ
せており、これにより、ショックアブソーバ22の右側
方にバッテリー15を配置するための空間を確保すると
共に、重量の大きいバッテリー15との左右重量バラン
スの均衡化を図っている。
向摺動自在に嵌合するシリンダ部60及びロッド61
と、シリンダ部60とロッド61との間に縮設されたば
ね62から構成されており、後端部はスイングアーム上
の取付台58の上端に溶着されたコの字形の取付ブラケ
ット63にピン(ボルト)64を介して回動自在に支持
され、前端部は前記メインパイプ後端の取付ブラケット
27にボルト65を介して回動自在に支持されている。
前側の取付ブラケット27の右側内面に筒状のスペーサ
66を溶着(または装着)することにより、ショックア
ブソーバ22を車幅中心線O1よりも少し左側に偏倚さ
せており、これにより、ショックアブソーバ22の右側
方にバッテリー15を配置するための空間を確保すると
共に、重量の大きいバッテリー15との左右重量バラン
スの均衡化を図っている。
【0024】図5は図4のV−V断面図であり、ショック
アブソーバ22は、スイングアーム33の筒軸部51の
一定高さ上方を前方へと通過し、ミドルパイプ前半部7
aに概ね沿った傾斜の前倒れ姿勢で配置されている。ま
た、車体全体として見ると、ショックアブソーバ22
は、車体の前後幅の概ね中央部に前倒れ姿勢で配置され
ていることになる。前側の取付ブラケット27は、メイ
ンパイプ6の後端縁に形成された傾斜面6aに溶着され
ており、同取付ブラケット27のボルト挿通孔27a
は、ミドルパイプ7と上側後部パイプ8とで形成される
V字状に開く空間部S1の底部に位置し、かつフレーム
側方からボルト65を抜き差しできるようになってい
る。このようにステップスルー用空間部S1のうち、ミ
ドルパイプ7と上側後部パイプ8とで構成されるV形の
底部に、ショックアブソーバ22の前端部の取付ブラケ
ット27を設けることにより、ステップスルー型車両の
ステプスルー用空間部S1を十分広く確保しながらも、
その底部をショックアブソーバ取付用スペースとして有
効に利用することができ、かつ、ショックアブソーバ2
2の側方からの取付作業性も確保することができる。
アブソーバ22は、スイングアーム33の筒軸部51の
一定高さ上方を前方へと通過し、ミドルパイプ前半部7
aに概ね沿った傾斜の前倒れ姿勢で配置されている。ま
た、車体全体として見ると、ショックアブソーバ22
は、車体の前後幅の概ね中央部に前倒れ姿勢で配置され
ていることになる。前側の取付ブラケット27は、メイ
ンパイプ6の後端縁に形成された傾斜面6aに溶着され
ており、同取付ブラケット27のボルト挿通孔27a
は、ミドルパイプ7と上側後部パイプ8とで形成される
V字状に開く空間部S1の底部に位置し、かつフレーム
側方からボルト65を抜き差しできるようになってい
る。このようにステップスルー用空間部S1のうち、ミ
ドルパイプ7と上側後部パイプ8とで構成されるV形の
底部に、ショックアブソーバ22の前端部の取付ブラケ
ット27を設けることにより、ステップスルー型車両の
ステプスルー用空間部S1を十分広く確保しながらも、
その底部をショックアブソーバ取付用スペースとして有
効に利用することができ、かつ、ショックアブソーバ2
2の側方からの取付作業性も確保することができる。
【0025】四角錐形状の取付台58は前面58aが後
傾姿勢に形成されると共に後面58bが略垂直姿勢に形
成されており、これらにより取付台58の前方には、前
倒れ姿勢のショックアブソーバ22の後下端部分が取付
台58に干渉しないで収納できる空間を確保し、後方に
は後車輪12を近付けて配置できる空間部を確保してい
る。2本のクスロ部材56,57のうち、後側のクロス
部材57は断面矩形状の角形パイプであり、前側のクロ
ス部材56は断面コの字形の部材である。ショックアブ
ソーバ22が前述のように少し左寄りに偏奇しているこ
とに対応して、図7に示すように取付台58の上端取付
ブラケット63も車幅中心線O1から左側に偏奇してい
る。また上記のように偏奇していることにより、取付台
58の右側面が左側面よりも緩やかな傾斜面となってお
り、バッテリー15を右側に配置し易くなっている。
傾姿勢に形成されると共に後面58bが略垂直姿勢に形
成されており、これらにより取付台58の前方には、前
倒れ姿勢のショックアブソーバ22の後下端部分が取付
台58に干渉しないで収納できる空間を確保し、後方に
は後車輪12を近付けて配置できる空間部を確保してい
る。2本のクスロ部材56,57のうち、後側のクロス
部材57は断面矩形状の角形パイプであり、前側のクロ
ス部材56は断面コの字形の部材である。ショックアブ
ソーバ22が前述のように少し左寄りに偏奇しているこ
とに対応して、図7に示すように取付台58の上端取付
ブラケット63も車幅中心線O1から左側に偏奇してい
る。また上記のように偏奇していることにより、取付台
58の右側面が左側面よりも緩やかな傾斜面となってお
り、バッテリー15を右側に配置し易くなっている。
【0026】スイングアーム33が上下揺動した場合、
ショックアブソーバ22は、筒軸部51より一定高さ上
方位置で略ミドルパイプ上半部7aに沿った方向に伸縮
し、衝撃等を吸収する。また、ショックアブソーバ22
の前端部は、太径のメインパイプ6の後端に支持され、
かつ、メインパイプ6と概ね同様な角度で傾斜している
ことにより、スイングアーム33にかかる荷重をメイン
パイプ6で受けることができる。
ショックアブソーバ22は、筒軸部51より一定高さ上
方位置で略ミドルパイプ上半部7aに沿った方向に伸縮
し、衝撃等を吸収する。また、ショックアブソーバ22
の前端部は、太径のメインパイプ6の後端に支持され、
かつ、メインパイプ6と概ね同様な角度で傾斜している
ことにより、スイングアーム33にかかる荷重をメイン
パイプ6で受けることができる。
【0027】なお、該実施の形態のように、コンプとし
てミドルパイプ7を利用し、該ミドルパイプ7に上下の
後部パイプ8,9を溶着していると、板金プレス製箱形
コンプを備えた場合に比べて軽量化及び構造の簡素化を
達成でき、また、ミドルパイプ7の形状を図3のように
Jの字形に形成していると、パイプの加工が容易になる
と共に、強度も高くすることができる。
てミドルパイプ7を利用し、該ミドルパイプ7に上下の
後部パイプ8,9を溶着していると、板金プレス製箱形
コンプを備えた場合に比べて軽量化及び構造の簡素化を
達成でき、また、ミドルパイプ7の形状を図3のように
Jの字形に形成していると、パイプの加工が容易になる
と共に、強度も高くすることができる。
【0028】さらに、コンプをJの字形のミドルパイプ
7で形成し、かつ、前半部7aをメインパイプ6の延長
線上に概ね沿う傾斜姿勢でメインパイプ6に溶着してい
ると、メインパイプ6の下方からミドルパイプ前半部7
aの下方に続く空間を、凹凸のないすっきりとした形状
にすることができ、エンジン13及びその外の装備が配
置し易い。
7で形成し、かつ、前半部7aをメインパイプ6の延長
線上に概ね沿う傾斜姿勢でメインパイプ6に溶着してい
ると、メインパイプ6の下方からミドルパイプ前半部7
aの下方に続く空間を、凹凸のないすっきりとした形状
にすることができ、エンジン13及びその外の装備が配
置し易い。
【0029】
【その他の実施の形態】(1)本願発明にかかるリヤサ
スペンションは、四輪バギー車等、各種ステップスルー
型車両のフレームに適用できる。
スペンションは、四輪バギー車等、各種ステップスルー
型車両のフレームに適用できる。
【0030】(2)燃料タンクがメインフレームの下側
に配置された自動二輪車、たとえば図1のエアクリーナ
24を配置している位置に燃料タンクを配置したステッ
プスルー型自動二輪車にも適用できる。
に配置された自動二輪車、たとえば図1のエアクリーナ
24を配置している位置に燃料タンクを配置したステッ
プスルー型自動二輪車にも適用できる。
【0031】(3)ミドル部材としては、図示の実施の
形態のようにパイプ7の他に、板金製部材を利用するこ
とも可能である。
形態のようにパイプ7の他に、板金製部材を利用するこ
とも可能である。
【0032】
【発明の効果】(1)請求項1記載の発明のように、ス
イングアーム33を単一のショックアブソーバ22によ
り弾性支持するリヤサスペンションにおいて、ショック
アブソーバ22を前倒れ姿勢とし、その前端部をメイン
パイプ6の後端部に形成した取付部27に支持している
と、図8の従来例のように直立型のショックアブソーバ
を備えた構造に比べ、スイングアーム33の前後長さを
短くして、ホイールベースを短くすることができ、車両
全体の前後及び左右幅をコンパクトにすることができ
る。
イングアーム33を単一のショックアブソーバ22によ
り弾性支持するリヤサスペンションにおいて、ショック
アブソーバ22を前倒れ姿勢とし、その前端部をメイン
パイプ6の後端部に形成した取付部27に支持している
と、図8の従来例のように直立型のショックアブソーバ
を備えた構造に比べ、スイングアーム33の前後長さを
短くして、ホイールベースを短くすることができ、車両
全体の前後及び左右幅をコンパクトにすることができ
る。
【0033】(2)前倒れ姿勢のショックアブソーバ2
2の前端部を、パイプ剛性の高い太径のメインパイプ6
の後端部に支持していると、図8の従来例のように直立
型のショックアブソーバの上端部を後部パイプで支持す
る構造に比べ、スイングアーム33からの荷重を受ける
ために特別にメイパイプ6の強度を高くする必要はな
く、重量増加を防ぐことができる。
2の前端部を、パイプ剛性の高い太径のメインパイプ6
の後端部に支持していると、図8の従来例のように直立
型のショックアブソーバの上端部を後部パイプで支持す
る構造に比べ、スイングアーム33からの荷重を受ける
ために特別にメイパイプ6の強度を高くする必要はな
く、重量増加を防ぐことができる。
【0034】(3)請求項2記載の発明のように、側方
から見てメインパイプ6の後方延長線に概ね沿う前倒れ
姿勢でショックアブソーバ22を配置すると、スイング
アーム33からの荷重がメインパイプ6に対して曲げ荷
重としては殆どかからず、これによってもメイパイプ6
の強度を高くする必要はなくなり、重量増加を防ぐこと
ができる。
から見てメインパイプ6の後方延長線に概ね沿う前倒れ
姿勢でショックアブソーバ22を配置すると、スイング
アーム33からの荷重がメインパイプ6に対して曲げ荷
重としては殆どかからず、これによってもメイパイプ6
の強度を高くする必要はなくなり、重量増加を防ぐこと
ができる。
【0035】(4)請求項3記載の発明のように、メイ
ンパイプ6の後部に左右1対のミドル部材、たとえばミ
ドルパイプ7を結合し、該ミドルパイプ7に後上がり状
に後方へと延びる左右1対の上側後部パイプ8を結合
し、メインパイプ6の後端部であって、ミドルパイプ7
と上側後部パイプ8とで形成されるV形部分内に、ショ
ックアブソーバ22の前端部取付用の取付ブラケット2
7を設けていると、ステップスルー用の空間部S1を十
分広く確保しながらも、その底部をショックアブソーバ
22の配置用に有効に利用でき、車体のコンパクト化を
達成することができる。勿論、上記請求項1の場合と同
様に、パイプ剛性の高いメインパイプ6の後端部にショ
ックアブソーバ22の前端部を支持しているので、重量
増加することなく剛性を維持することができる。
ンパイプ6の後部に左右1対のミドル部材、たとえばミ
ドルパイプ7を結合し、該ミドルパイプ7に後上がり状
に後方へと延びる左右1対の上側後部パイプ8を結合
し、メインパイプ6の後端部であって、ミドルパイプ7
と上側後部パイプ8とで形成されるV形部分内に、ショ
ックアブソーバ22の前端部取付用の取付ブラケット2
7を設けていると、ステップスルー用の空間部S1を十
分広く確保しながらも、その底部をショックアブソーバ
22の配置用に有効に利用でき、車体のコンパクト化を
達成することができる。勿論、上記請求項1の場合と同
様に、パイプ剛性の高いメインパイプ6の後端部にショ
ックアブソーバ22の前端部を支持しているので、重量
増加することなく剛性を維持することができる。
【0036】(5)ミドルパイプ7と上側後部パイプ8
とで形成されるV形部分内に、ショックアブソーバ22
の前端部取付用の取付ブラケット27を設けていると、
車体側方からショックアブソーバ22の前端部支持用の
ボルト等を簡単に抜き差しすることができ、組み立て作
業性を確保することができる。
とで形成されるV形部分内に、ショックアブソーバ22
の前端部取付用の取付ブラケット27を設けていると、
車体側方からショックアブソーバ22の前端部支持用の
ボルト等を簡単に抜き差しすることができ、組み立て作
業性を確保することができる。
【0037】(6)請求項4記載の発明のように、上側
後部パイプ8の前側部分を上方から見て後開きV字形に
配置して、該上側後部パイプ8間にショックアブソーバ
22を配置していると、平面的に見てもスペースを有効
に利用してショックアブソーバ22を収納することがで
き、車体のコンパクト化を達成することができる。
後部パイプ8の前側部分を上方から見て後開きV字形に
配置して、該上側後部パイプ8間にショックアブソーバ
22を配置していると、平面的に見てもスペースを有効
に利用してショックアブソーバ22を収納することがで
き、車体のコンパクト化を達成することができる。
【図1】 本願発明を適用したステップスルー型自動二
輪車の左側面図である。
輪車の左側面図である。
【図2】 図1の自動二輪車のフレーム単体の平面図で
ある。
ある。
【図3】 図2のIII矢視図(左側面図)である。
【図4】 スイングアーム及びリヤサスペンションの拡
大平面図である。
大平面図である。
【図5】 図4のV−V断面図である。
【図6】 図3のVI矢視拡大部分図である。
【図7】 図5の取付台のVII−VII断面図である。
【図8】 従来のリヤサスペンションの左側面図であ
る。
る。
1 シート 5 ヘッドパイプ 6 メインパイプ 7 ミドルパイプ(ミドル部材) 8 上側後部パイプ 9 下側後部パイプ 22 ショックアブソーバ 27 取付ブラケット(取付部) 29 リブ兼取付板 33 スイングアーム
Claims (4)
- 【請求項1】 ヘッドパイプから下方傾斜状に後方へと
延びる1本のメインパイプを備え、シートとハンドル間
にステップスルー用の空間部を形成したステップスルー
型車両のリヤサスペンションにおいて、 メインパイプの後端部にショックアブソーバの前端部取
付用の取付部を設け、1本のショックアブソーバを前倒
れ姿勢で配置してその前端部を上記取付部に回動自在に
連結したことを特徴とするステップスルー型車両のリヤ
サスペンション。 - 【請求項2】 ショックアブソーバは、側方から見てメ
インパイプの後方延長線に概ね沿う前倒れ姿勢で配置さ
れていることを特徴とする請求項1記載のステップスル
ー型車両のリヤサスペンション。 - 【請求項3】 ヘッドパイプから下方傾斜状に後方へと
延びる1本のメインパイプを備え、シートとハンドル間
にステップスルー用の空間部を形成したステップスルー
型車両のリヤサスペンションにおいて、 メインパイプの後部に左右1対のミドル部材を結合し、
該ミドル部材に後上がり状に後方へと延びる左右1対の
上側後部パイプを結合し、メインパイプの後端部であっ
て、側方から見てミドル部材と上側後部パイプとで形成
されるV形部分内に、ショックアブソーバの前端部取付
用の取付部を設けていることを特徴とするステップスル
ー型車両のリヤサスペンション。 - 【請求項4】 請求項3記載のステップスルー型車両の
リヤサスペンションにおいて、 左右の上側後部パイプの前側部分は、上方から見て後開
きV字形に配置されており、ショックアブソーバの前端
部取付用の取付部を、上記後開きV字形の空間部に配置
していることを特徴とするステップスルー型車両のリヤ
サスペンション。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP844898A JPH11198886A (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | ステップスルー型車両のリヤサスペンション |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP844898A JPH11198886A (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | ステップスルー型車両のリヤサスペンション |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11198886A true JPH11198886A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11693418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP844898A Pending JPH11198886A (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | ステップスルー型車両のリヤサスペンション |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11198886A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008114711A (ja) * | 2006-11-02 | 2008-05-22 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車 |
JP2010083283A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Honda Motor Co Ltd | 低床式鞍乗り型車両 |
-
1998
- 1998-01-20 JP JP844898A patent/JPH11198886A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008114711A (ja) * | 2006-11-02 | 2008-05-22 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車 |
JP2010083283A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Honda Motor Co Ltd | 低床式鞍乗り型車両 |
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