JPH11198701A - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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Publication number
JPH11198701A
JPH11198701A JP10003164A JP316498A JPH11198701A JP H11198701 A JPH11198701 A JP H11198701A JP 10003164 A JP10003164 A JP 10003164A JP 316498 A JP316498 A JP 316498A JP H11198701 A JPH11198701 A JP H11198701A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
pelvis
support
seat cushion
lumbar
Prior art date
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Pending
Application number
JP10003164A
Other languages
English (en)
Inventor
Terumi Akazawa
輝美 赤澤
Shinji Sugawara
真治 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Seat Co Ltd
Original Assignee
Toyo Seat Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Seat Co Ltd filed Critical Toyo Seat Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着座者の疲労を可及的に軽減し得るようにし
た車両用シートを提供する。 【解決手段】 シートクッション2とシートバック3と
を備えてなる車両用シートにおいて、上記シートクッシ
ョン2の後端部2aに着座者50の骨盤61に対応する
部位のほぼ全体をシート前後方向において支持可能なペ
ルビスサポート部23を設ける一方、上記シートバック
3には、着座者50の第3腰椎63から第4腰椎64に
かけての部位をシート前後方向において支持可能とする
ランバーサポート部32を設けるとともに、シート幅方
向両サイドに着座者50の尾骨67に対応する部位から
少なくとも骨盤61の最上部に対応する部位にかけての
範囲をシート幅方向において支持可能とするサイドサポ
ート部34,34をそれぞれ設ける。これら各サポート
部の支持作用の相乗効果として、着座者50の着座姿勢
の崩れが可及的に防止され、その疲労軽減が実現され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シートに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車に設けられる車両用シー
トは、乗員が着座して自動車の運転を行うものであるた
め、着座時間が長時間に及ぶ場合があり、着座時間が長
引くに従って乗員の疲労が蓄積され、腹部の圧迫感とか
腰痛を訴えることになる。
【0003】ところで、かかる乗員の疲労に伴う腹部の
圧迫感とか腰痛の発生は、主として、乗員の着座姿勢が
適正姿勢から次第に崩れ、骨盤とか腰椎に過大な力がか
かることが大きな原因であり、しかも、この着座姿勢の
崩れは、例えば自動車の旋回走行に伴う身体の左右方向
へのズレとか、急発進・急停止に伴う身体の前後方向の
ズレ等により発生するものである。従って、乗員の疲労
を軽減するには、着座状態にある乗員の身体、特に臀部
から腰部にかけての部分を的確に支持してこれを拘束し
得るようにすることが有効である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の車両
用シートにおいては、その本来的な機能、即ち、着座機
能と背当て機能が重視され、疲労の軽減という付随的機
能は軽視される傾向にあった。
【0005】そこで本発明では、着座者の疲労を可及的
に軽減し得るようにした車両用シートを提供することを
目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明ではかかる課題を
解決するための具体的手段として次のような構成を採用
している。即ち、車両床面側に支持されたシートクッシ
ョン2と、該シートクッション2の後端部2a側にその
下端部3dが連結され且つシート前後方向へ起倒可能と
されたシートバック3とを備えてなる車両用シートにお
いて、上記シートクッション2の後端部2aに、該後端
部2aから上方へ略台形状に突出し且つ該シートクッシ
ョン2に着座した着座者50の骨盤61に対応する部位
のほぼ全体をシート前後方向において支持可能とされた
ペルビスサポート部23を設ける一方、上記シートバッ
ク3には、その下端部3d側に開口し且つ上記ペルビス
サポート部23の外形形状に対応する内周形状をもつ凹
部33を備えるとともに、該凹部33より上方位置には
上記シートクッション2に着座した着座者50の第3腰
椎63から第4腰椎64にかけての部位をシート前後方
向において支持可能とされたランバーサポート部32を
設け、さらに上記シートバック3のシート幅方向両サイ
ドには上記シートクッション2に着座した着座者50の
尾骨67に対応する部位から少なくとも骨盤61の最上
部に対応する部位にかけての範囲をシート幅方向におい
て支持可能とされたサイドサポート部34,34をそれ
ぞれ設けたことを特徴としている。
【0007】
【発明の効果】本発明ではかかる構成とすることにより
次のような効果が得られる。
【0008】 上記シートクッション2の後端部2a
に設けられた上記ペルビスサポート部23により着座者
50の骨盤61に対応する部位のほぼ全体がシート前後
方向において支持されると同時に、上記シートバック3
のシート幅方向両サイドに設けられた上記サイドサポー
ト部34,34によって着座者50の尾骨67に対応す
る部位から少なくとも骨盤61の最上部に対応する部位
にかけての範囲がシート幅方向において支持されること
で、着座者50の骨盤61に対応する部位の支持がより
確実となり、例えば骨盤61の前傾に伴う腹部の圧迫感
とか腰痛が可及的に防止され、着座者50の疲労軽減が
可能となる。
【0009】 上記ペルビスサポート部23とサイド
サポート部34とによる骨盤61の支持に加えて、上記
シートバック3に設けられた上記ランバーサポート部3
2によって着座者50の第3腰椎63から第4腰椎64
にかけての部位がシート前後方向において支持されるこ
とで、骨盤61の前傾防止がさらに確実になるととも
に、腰椎の無用の変形が防止され、これにより着座者5
0の疲労軽減がより一層向確実となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を好適な実施形態に
基づいて具体的に説明する。図1〜図3には、本発明に
かかる車両用シートの好適な実施形態としての自動車用
のシート1を示している。このシート1は、次述するシ
ートクッション2とシートバック3とを備えて構成され
る。
【0011】上記シートクッション2は、車体側の支持
台10に支持されるメインクッション21と、該メイン
クッション21の前端部21b(即ち、シートクッショ
ン2の前端部2b)に形成した凹部26内に配置され且
つ枢支軸27を中心として上下方向へ傾動変化可能とさ
れたサブクッション22とを備えている。
【0012】また、このメインクッション21の後端部
21a(即ち、シートクッション2の後端部2a)に
は、該メインクッション21の座面から略台形の外形形
状をもって上方へ突出するペルビスサポート部23が設
けられている。そして、このペルビスサポート部23の
形状寸法は、図2及び図3に示すように、上記シートク
ッション2に着座した着座者50の骨盤61に対応する
部位のほぼ全体(幅方向及び高さ方向の双方において)
を支持し得るように設定されている。
【0013】上記シートバック3は、その下端部3dの
幅方向中央部に、該下端部3dから上方に凹入し且つそ
の内周形状が上記シートバック3側の上記ペルビスサポ
ート部23の外周形状に略合致する如き台形状とされた
凹部33を備えている。そして、この下端部3dにおけ
る上記凹部33の幅方向外側部分は、それぞれ延出端部
35,35とされ、該各延出端部35,35と上記シー
トクッション2の後端部2aとを枢支軸5,5により連
結することで、上記シートバック3は上記シートクッシ
ョン2と一体化されるとともに、上記枢支軸5,5を中
心としてリクライニングし得るようになっている。
【0014】そして、上記シートバック3の幅方向中央
部分3aは着座者50の背中側を支持する背当部31と
されるが、特にこの実施形態においては該背当部31の
下端部(換言すれば、上記凹部33の直上方部分)をラ
ンバーサポート部32としている。尚、このランバーサ
ポート部32の高さ方向における形成位置は、図2に示
すように、上記シートクッション2に着座した着座者5
0の腰椎のうち、第3腰椎63から第4腰椎64にかけ
ての部分に対応し得るように設定している。
【0015】さらに、上記シートバック3の下端部3d
寄りの幅方向両側部3b,3cには、上記背当部31か
らシート前方側に隆起する如く形成されたサイドサポー
ト部34,34が設けられている。このサイドサポート
部34,34は、着座者50の身体をシート幅方向の両
側から支持するものであって、特にこの実施形態におい
ては、このサイドサポート部34,34の形成位置(高
さ方向の)を次のように設定している。即ち、図2に示
すように、上記サイドサポート部34は、上記シートバ
ック3に着座した着座者50の尾骨67に対応する部位
から少なくとも上記骨盤61の最上部に対応する部位に
かけての範囲をシート幅方向において支持し得るような
高さ寸法に設定されている。
【0016】尚、各図において、符号4は、上記シート
バック3の上端部3eに取り付けられたヘッドレストで
ある。
【0017】以上の如く構成されたシート1によれば、
上記シートクッション2の後端部2aに設けられた上記
ペルビスサポート部23により着座者50の骨盤61に
対応する部位のほぼ全体がシート前後方向において支持
されると同時に、上記シートバック3のシート幅方向両
サイドに設けられた上記サイドサポート部34,34に
よって着座者50の尾骨67に対応する部位から少なく
とも骨盤61の最上部に対応する部位にかけての範囲が
シート幅方向において支持されることで、着座者50の
骨盤61に対応する部位の支持がより確実となる。この
結果、例えば、上記骨盤61の前傾に伴う腹部の圧迫感
とか腰痛が可及的に防止され、着座者50の疲労軽減が
可能となるものである。
【0018】また、この場合、通常、人体においては、
肘68の位置は骨盤61よりも上方側に位置しているの
で、上述のように上記サイドサポート部34,34の上
端側の高さ位置を骨盤61の最上部に対応する部位の近
傍に設定することで、自ずと肘68はサイドサポート部
34の上側に位置することになる。この結果、例えば着
座者50がハンドル操作を行う場合であっても、該着座
者50の肘68がサイドサポート部34に接触するとい
うことがなく、良好な運転性が確保されることになる。
【0019】さらに、上記ペルビスサポート部23とサ
イドサポート部34とによる骨盤61の支持に加えて、
上記シートバック3に設けられた上記ランバーサポート
部32によって着座者50の第3腰椎63から第4腰椎
64にかけての部位がシート前後方向において支持され
ることで、骨盤61の前傾防止がさらに確実になるとと
もに、腰椎の無用の変形が防止され、これにより着座者
50の疲労軽減がより一層向確実となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる車両用シートの斜視
図である。
【図2】図1に示した車両用シートの側面図である。
【図3】図1に示した車両用シートの正面図である。
【符号の説明】
1はシート、2はシートクッション、3はシートバッ
ク、4はヘッドレスト、5は枢支軸、10は支持台、2
1はメインクッション、22はサブクッション、23は
ペルビスサポート部、26は凹部、27は枢支軸、31
は背当部、32はランバーサポート部、33は凹部、3
4はサイドサポート部、35は延出端部、50は着座
者、61は骨盤、62〜65は腰椎、67は尾骨、68
は肘、Hはヒップポイントである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両床面側に支持されたシートクッショ
    ン(2)と、該シートクッション(2)の後端部(2
    a)側にその下端部(3d)が連結され且つシート前後
    方向へ起倒可能とされたシートバック(3)とを備えて
    なる車両用シートであって、 上記シートクッション(2)の後端部(2a)には、該
    後端部(2a)から上方へ略台形状に突出し且つ該シー
    トクッション(2)に着座した人(50)の骨盤(6
    1)に対応する部位のほぼ全体をシート前後方向におい
    て支持可能とされたペルビスサポート部(23)が設け
    られる一方、 上記シートバック(3)には、その下端部(3d)側に
    開口し且つ上記ペルビスサポート部(23)の外形形状
    に対応する内周形状をもつ凹部(33)が備えられると
    ともに、 該凹部(33)より上方位置には上記シートクッション
    (2)に着座した人(50)の第3腰椎(63)から第
    4腰椎(64)にかけての部位をシート前後方向におい
    て支持可能とされたランバーサポート部(32)が設け
    られ、 さらに上記シートバック(3)のシート幅方向両サイド
    には上記シートクッション(2)に着座した人(50)
    の尾骨(67)に対応する部位から少なくとも骨盤(6
    1)の最上部に対応する部位にかけての範囲をシート幅
    方向において支持可能とされたサイドサポート部(3
    4),(34)がそれぞれ設けられていることを特徴と
    する車両用シート。
JP10003164A 1998-01-09 1998-01-09 車両用シート Pending JPH11198701A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015156109A1 (ja) * 2014-04-09 2015-10-15 株式会社タチエス 車両用シート
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