JPH11198290A - タイル調化粧不燃板 - Google Patents
タイル調化粧不燃板Info
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- JPH11198290A JPH11198290A JP217898A JP217898A JPH11198290A JP H11198290 A JPH11198290 A JP H11198290A JP 217898 A JP217898 A JP 217898A JP 217898 A JP217898 A JP 217898A JP H11198290 A JPH11198290 A JP H11198290A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin layer
- tile
- layer
- combustible
- synthetic resin
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- Pending
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Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は一般住宅や店舗、公共施設、ビル等
の内装用壁面に用いられるタイル調不燃化粧板に関して
従来、タイルがの工期が長いことや高価格であるばかり
でなく、目地の処にカビが繁殖し易い等の問題を解決す
るものである。 【解決手段】不燃基材上（１）に接着樹脂層（２）、紙
質シート層（３）、着色凹部を有する透明乃至半透明合
成樹脂層（４）そして、該合成樹脂層上（４）に保護樹
脂層（５）を、この順に積層してなることを特徴とする
ものであり、乃至不燃基材上（１）に着色樹脂層
（６）、着色凹部を有する透明乃至半透明合成樹脂層
（４）そして、該合成樹脂層上（４）に保護樹脂層
（５）を、この順に積層してなることを特徴とするもの
である。
の内装用壁面に用いられるタイル調不燃化粧板に関して
従来、タイルがの工期が長いことや高価格であるばかり
でなく、目地の処にカビが繁殖し易い等の問題を解決す
るものである。 【解決手段】不燃基材上（１）に接着樹脂層（２）、紙
質シート層（３）、着色凹部を有する透明乃至半透明合
成樹脂層（４）そして、該合成樹脂層上（４）に保護樹
脂層（５）を、この順に積層してなることを特徴とする
ものであり、乃至不燃基材上（１）に着色樹脂層
（６）、着色凹部を有する透明乃至半透明合成樹脂層
（４）そして、該合成樹脂層上（４）に保護樹脂層
（５）を、この順に積層してなることを特徴とするもの
である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は一般住宅や店舗、公
共施設、ビル等の内装用壁面に用いられる不燃化粧板に
関するものである。
共施設、ビル等の内装用壁面に用いられる不燃化粧板に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、浴室壁面、洗面壁面やキツチンバ
ックパネル等の用途にタイルが一般的に用いられている
が、工期が長いことや高価格であるばかりでなく、目地
の処にカビが繁殖し易い等の問題があり、タイルを模倣
した不燃板を基材とする化粧板やメラミン化粧板も使用
され始まってきたが、タイルの質感や格子状の目地溝の
表現に多大な時間と労力を要している、すなわち、目地
色の下地樹脂層とタイル色の上地樹脂層が積層された２
層樹脂層に対して、ルーターなどによる切削加工で上層
を取り除き、下層の目地色を露出させる方法等であり、
非能率であるため改良が望まれていた。
ックパネル等の用途にタイルが一般的に用いられている
が、工期が長いことや高価格であるばかりでなく、目地
の処にカビが繁殖し易い等の問題があり、タイルを模倣
した不燃板を基材とする化粧板やメラミン化粧板も使用
され始まってきたが、タイルの質感や格子状の目地溝の
表現に多大な時間と労力を要している、すなわち、目地
色の下地樹脂層とタイル色の上地樹脂層が積層された２
層樹脂層に対して、ルーターなどによる切削加工で上層
を取り除き、下層の目地色を露出させる方法等であり、
非能率であるため改良が望まれていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
に鑑みなされたもので、その目的としては、目地溝部で
のカビなどの繁殖を抑制し、また目地部形成に合わせ
て、凹部への着色処理を高い能率で行なえるように簡略
化することのできる方法やタイル調化粧不燃板の構成を
提供しようとするものである。
に鑑みなされたもので、その目的としては、目地溝部で
のカビなどの繁殖を抑制し、また目地部形成に合わせ
て、凹部への着色処理を高い能率で行なえるように簡略
化することのできる方法やタイル調化粧不燃板の構成を
提供しようとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明のタイル調化粧不
燃板は、不燃基材上に接着樹脂層、紙質シート層、凹部
に着色を有する透明乃至半透明合成樹脂層そして、該合
成樹脂層上に保護樹脂層を、この順に積層してなること
を特徴とするものである。
燃板は、不燃基材上に接着樹脂層、紙質シート層、凹部
に着色を有する透明乃至半透明合成樹脂層そして、該合
成樹脂層上に保護樹脂層を、この順に積層してなること
を特徴とするものである。
【０００５】また、本発明のタイル調化粧不燃板は、不
燃基材上に着色樹脂層、凹部に着色を有する透明乃至半
透明合成樹脂層そして、該合成樹脂層上に保護樹脂層
を、この順に積層してなることを特徴とするものであ
る。
燃基材上に着色樹脂層、凹部に着色を有する透明乃至半
透明合成樹脂層そして、該合成樹脂層上に保護樹脂層
を、この順に積層してなることを特徴とするものであ
る。
【０００６】また、本発明の前記紙質シート層は隠蔽着
色層または隠蔽着色層及び模様層を有することを特徴と
するものである。
色層または隠蔽着色層及び模様層を有することを特徴と
するものである。
【０００７】また、本発明の前記凹部に着色を有する透
明乃至半透明合成樹脂層は熱硬化性合成樹脂層であるこ
とを特徴とするものである。
明乃至半透明合成樹脂層は熱硬化性合成樹脂層であるこ
とを特徴とするものである。
【０００８】また、本発明の前記着色凹部は格子状また
は模様状であることを特徴とするものである。
は模様状であることを特徴とするものである。
【０００９】また、本発明の前記着色凹部は、賦型フイ
ルム上に設けられた盛り上げ模様層の上に積層された転
写インキ層が、凹部形成時に転写によつて凹部に転移し
たものであることを特徴とするものである。
ルム上に設けられた盛り上げ模様層の上に積層された転
写インキ層が、凹部形成時に転写によつて凹部に転移し
たものであることを特徴とするものである。
【００１０】また、本発明の前記着色凹部及び転写イン
キ層には抗菌剤が含有されていることを特徴とするもの
である。
キ層には抗菌剤が含有されていることを特徴とするもの
である。
【００１１】前記保護樹脂層は少なくとも難燃剤や、フ
ッ素系又はシリコン系の撥水剤及び、艶調整剤を含有し
た合成樹脂層であることを特徴とするものである。
ッ素系又はシリコン系の撥水剤及び、艶調整剤を含有し
た合成樹脂層であることを特徴とするものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明のタイル調化粧不燃板Ａを
図１に示す実施の形態に従って詳細に説明すれば、タイ
ル調化粧不燃板Ａは、不燃基材上（１）に接着樹脂層
（２）、紙質シート層（３）、凹部に着色を有する透明
乃至半透明合成樹脂層（４）そして、該合成樹脂層上
（４）に保護樹脂層（５）を、この順に積層してなるも
のである。
図１に示す実施の形態に従って詳細に説明すれば、タイ
ル調化粧不燃板Ａは、不燃基材上（１）に接着樹脂層
（２）、紙質シート層（３）、凹部に着色を有する透明
乃至半透明合成樹脂層（４）そして、該合成樹脂層上
（４）に保護樹脂層（５）を、この順に積層してなるも
のである。
【００１３】また、本発明のタイル調化粧不燃板Ｂを図
２に示す実施の形態に従って詳細に説明すれば、タイル
調化粧不燃板Ｂは、不燃基材上（１）に着色樹脂層
（６）、凹部に着色を有する透明乃至半透明合成樹脂層
（４）、そして、該合成樹脂層上（４）に保護樹脂層
（５）を、この順に積層してなるもので、図１とは紙質
シート層（３）が無い点と接着樹脂層（２）の代わりに
着色樹脂層（６）を設けている点で異なる構成となって
いる。
２に示す実施の形態に従って詳細に説明すれば、タイル
調化粧不燃板Ｂは、不燃基材上（１）に着色樹脂層
（６）、凹部に着色を有する透明乃至半透明合成樹脂層
（４）、そして、該合成樹脂層上（４）に保護樹脂層
（５）を、この順に積層してなるもので、図１とは紙質
シート層（３）が無い点と接着樹脂層（２）の代わりに
着色樹脂層（６）を設けている点で異なる構成となって
いる。
【００１４】本発明のタイル調化粧不燃板Ａ及びＢの不
燃基材（１）としてはケイ酸カルシュ ウム板、フレキ
板、スラグ石膏板、繊維セメント板、鋼板、アルミニュ
ーム板、亜鉛板等が使用できるが、基材によって、あら
かじめ基材処理として研磨、湿気硬化型ウレタン等のシ
ーラー処理（平滑化、アルカリ止め）、砂目立て、アル
マイト加工等を必要に応じて適宜行っておく、特に軽
く、薄いケイ酸カルシュ ム板やそれをアルミニウムと貼
合わせた物等が本発明には好ましく使用できる。
燃基材（１）としてはケイ酸カルシュ ウム板、フレキ
板、スラグ石膏板、繊維セメント板、鋼板、アルミニュ
ーム板、亜鉛板等が使用できるが、基材によって、あら
かじめ基材処理として研磨、湿気硬化型ウレタン等のシ
ーラー処理（平滑化、アルカリ止め）、砂目立て、アル
マイト加工等を必要に応じて適宜行っておく、特に軽
く、薄いケイ酸カルシュ ム板やそれをアルミニウムと貼
合わせた物等が本発明には好ましく使用できる。
【００１５】また、本発明の接着樹脂層（２）としては
酢酸ビニル系、尿素酢酸ビニル系、エチレン酢酸ビニ
ル、水性ウレタン等のエマルジョン系接着剤や、ポリエ
ステル系、エポキシ系接着剤、そして２液硬化性樹脂接
着剤、すなわち、水酸基（−０Ｈ）を有するアルキッド
樹脂、アクリルポリオール、ポリエステルポリオール、
ポリエーテルポリオール、セルロース系誘導体樹脂、ポ
リビニルアルコール等のポリオール樹脂乃至はアミノ基
（−ＮＨ2 ）を有するポリアミン、カルボキシル基（−
Ｃ００Ｈ）を有するポリカルボン酸等の活性水素を持つ
樹脂と、イソシアネート基（−ＮＣ０）を有するポリイ
ソシアネート樹脂やトリレンジイソシアネート、メチレ
ンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート
等を混合して用いることができるが使用できるが、特に
塗工性、接着性、流動性等の点で優れる２液硬化ウレタ
ン系樹脂が好ましく使用できる、接着樹脂層（２）の厚
みとしては不燃基材の凹凸も考慮すると１０〜５００μ
ｍが好ましい、また、流動適性や難燃性を付与するため
に水酸化アルミニューム、水酸化マグネシウム、炭酸カ
ルシウム等を添加することもできる。
酢酸ビニル系、尿素酢酸ビニル系、エチレン酢酸ビニ
ル、水性ウレタン等のエマルジョン系接着剤や、ポリエ
ステル系、エポキシ系接着剤、そして２液硬化性樹脂接
着剤、すなわち、水酸基（−０Ｈ）を有するアルキッド
樹脂、アクリルポリオール、ポリエステルポリオール、
ポリエーテルポリオール、セルロース系誘導体樹脂、ポ
リビニルアルコール等のポリオール樹脂乃至はアミノ基
（−ＮＨ2 ）を有するポリアミン、カルボキシル基（−
Ｃ００Ｈ）を有するポリカルボン酸等の活性水素を持つ
樹脂と、イソシアネート基（−ＮＣ０）を有するポリイ
ソシアネート樹脂やトリレンジイソシアネート、メチレ
ンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート
等を混合して用いることができるが使用できるが、特に
塗工性、接着性、流動性等の点で優れる２液硬化ウレタ
ン系樹脂が好ましく使用できる、接着樹脂層（２）の厚
みとしては不燃基材の凹凸も考慮すると１０〜５００μ
ｍが好ましい、また、流動適性や難燃性を付与するため
に水酸化アルミニューム、水酸化マグネシウム、炭酸カ
ルシウム等を添加することもできる。
【００１６】また、本発明の前記紙質シート層（３）と
しては坪量２３〜１２０ｇ／ｍ2 の薄紙やチタン紙（樹
脂含浸用紙）等が使用できるが、紙質シート層（３）と
凹部に着色を有する透明乃至半透明合成樹脂層（４）の
間に隠蔽着色層または隠蔽着色層及び印刷模様層を設け
ることもできる。
しては坪量２３〜１２０ｇ／ｍ2 の薄紙やチタン紙（樹
脂含浸用紙）等が使用できるが、紙質シート層（３）と
凹部に着色を有する透明乃至半透明合成樹脂層（４）の
間に隠蔽着色層または隠蔽着色層及び印刷模様層を設け
ることもできる。
【００１７】また、本発明の前記凹部に着色を有する透
明乃至半透明合成樹脂層（４）としては不飽和ポリエス
テル樹脂、メラミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ウ
レタン樹脂、エポキシ系樹脂等の熱硬化性合成樹脂や、
ポリエステル系、アクリル系、オレフィン系等の熱可塑
性樹脂フイルムが使用できるが、前者の熱硬化性合成樹
脂を使用する場合には、賦型フイルム上に盛り上げ樹脂
で凸型模様を形成し、更に転写インキを該凸型模様上へ
積層した後に加熱前の流動性のある熱硬化性合成樹脂塗
布層面に該賦型フイルムを重ねて加熱後に該賦型フイル
ムを剥離して凹部を形成すると同時に転写インキで凹部
に着色する方法で実現するか、該転写インキを用いない
盛り上げ樹脂で凸型模様を形成しただけの賦型フイルム
で同様に凹部を形成して後、インキを塗布し、ふき取っ
て凹部にのみインキを残す従来のワイピング方法によっ
て凹部に着色することもできる。特に本発明の熱硬化性
合成樹脂としては不飽和ポリエステル樹脂が塗料感や肉
厚感があり、１００℃以下で硬化が容易に進む為、取り
扱いも容易であるため、好ましく使用できる。
明乃至半透明合成樹脂層（４）としては不飽和ポリエス
テル樹脂、メラミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ウ
レタン樹脂、エポキシ系樹脂等の熱硬化性合成樹脂や、
ポリエステル系、アクリル系、オレフィン系等の熱可塑
性樹脂フイルムが使用できるが、前者の熱硬化性合成樹
脂を使用する場合には、賦型フイルム上に盛り上げ樹脂
で凸型模様を形成し、更に転写インキを該凸型模様上へ
積層した後に加熱前の流動性のある熱硬化性合成樹脂塗
布層面に該賦型フイルムを重ねて加熱後に該賦型フイル
ムを剥離して凹部を形成すると同時に転写インキで凹部
に着色する方法で実現するか、該転写インキを用いない
盛り上げ樹脂で凸型模様を形成しただけの賦型フイルム
で同様に凹部を形成して後、インキを塗布し、ふき取っ
て凹部にのみインキを残す従来のワイピング方法によっ
て凹部に着色することもできる。特に本発明の熱硬化性
合成樹脂としては不飽和ポリエステル樹脂が塗料感や肉
厚感があり、１００℃以下で硬化が容易に進む為、取り
扱いも容易であるため、好ましく使用できる。
【００１８】一方、後者の場合には熱可塑性樹脂フイル
ムを加熱後、エンボスしながら基材シートに貼合わせた
り、熱溶融状態の熱可塑性樹脂を基材シート上に製膜状
に流しながらエンボスすることにより基材上に凹部を有
する樹脂層を形成しており、凹部への着色については前
者と同様に行うことができるが、本発明では特に前者の
熱硬化性合成樹脂を使用する場合で、賦型フイルム上に
盛り上げ樹脂で凸型模様を形成し、更に転写インキを該
凸型模様上へ積層した後に加熱前の流動性のある熱硬化
性合成樹脂塗布層面に該賦型フイルムを重ねて加熱後に
該賦型フイルムを剥離して凹部を形成すると同時に転写
インキで凹部に着色する方法が非常に能率もよく、凹部
の形成もシャープであるので好ましく使用できる。
ムを加熱後、エンボスしながら基材シートに貼合わせた
り、熱溶融状態の熱可塑性樹脂を基材シート上に製膜状
に流しながらエンボスすることにより基材上に凹部を有
する樹脂層を形成しており、凹部への着色については前
者と同様に行うことができるが、本発明では特に前者の
熱硬化性合成樹脂を使用する場合で、賦型フイルム上に
盛り上げ樹脂で凸型模様を形成し、更に転写インキを該
凸型模様上へ積層した後に加熱前の流動性のある熱硬化
性合成樹脂塗布層面に該賦型フイルムを重ねて加熱後に
該賦型フイルムを剥離して凹部を形成すると同時に転写
インキで凹部に着色する方法が非常に能率もよく、凹部
の形成もシャープであるので好ましく使用できる。
【００１９】また、本発明の前記着色凹部は格子状また
は模様状であることを特徴とするものであり、このこと
により、あたかも１枚ずつのタイルで施工したかのよう
な意匠効果を奏することができるものである。
は模様状であることを特徴とするものであり、このこと
により、あたかも１枚ずつのタイルで施工したかのよう
な意匠効果を奏することができるものである。
【００２０】また本発明の前記着色凹部及び転写インキ
層に含有されている抗菌剤としては銀、銅、亜鉛などの
微粒子をイオン結合または坦持させた抗菌性ゼオライ
ト、抗菌性アパタイト、抗菌性ジルコニアなどの無機系
抗菌剤又は界面活性剤系、ビグアナイド系、アルコール
系、フェノール系、アニリド系、ヨウ素系、イミダゾー
ル系、チアゾール系、イソチアゾロン系、トリアジン
系、ニトリル系、フッソ系トロポロン系等の有機抗菌剤
が使用できるが、抗菌効果的に優れる銀系抗菌剤や少量
添加で抗菌効果のある界面活性剤系のペンザルコニウム
やイソチアジン系抗菌剤が好ましく使用できる。
層に含有されている抗菌剤としては銀、銅、亜鉛などの
微粒子をイオン結合または坦持させた抗菌性ゼオライ
ト、抗菌性アパタイト、抗菌性ジルコニアなどの無機系
抗菌剤又は界面活性剤系、ビグアナイド系、アルコール
系、フェノール系、アニリド系、ヨウ素系、イミダゾー
ル系、チアゾール系、イソチアゾロン系、トリアジン
系、ニトリル系、フッソ系トロポロン系等の有機抗菌剤
が使用できるが、抗菌効果的に優れる銀系抗菌剤や少量
添加で抗菌効果のある界面活性剤系のペンザルコニウム
やイソチアジン系抗菌剤が好ましく使用できる。
【００２１】また、本発明の前記保護樹脂層（５）とし
ては少なくとも難燃剤やフッ素系またはシリコン系の撥
水剤及び艶調整剤を含有した合成樹脂層であることを特
徴とするものであり、難燃剤としては、水酸化アルミニ
ューム、水酸化マグネシウムなどを使用することができ
る、該合成樹脂層としては、熱可塑性樹脂、熱硬化樹脂
のいずれでも使用することができる。また艶調整剤とし
ては酸化チタン、炭酸カルシウムなどマツト剤を使用す
ることができる。
ては少なくとも難燃剤やフッ素系またはシリコン系の撥
水剤及び艶調整剤を含有した合成樹脂層であることを特
徴とするものであり、難燃剤としては、水酸化アルミニ
ューム、水酸化マグネシウムなどを使用することができ
る、該合成樹脂層としては、熱可塑性樹脂、熱硬化樹脂
のいずれでも使用することができる。また艶調整剤とし
ては酸化チタン、炭酸カルシウムなどマツト剤を使用す
ることができる。
【００２２】また、本発明の前記着色樹脂層（６）とし
ては前記接着樹脂層（２）と同様のものが使用できる
が、不燃基材の凹凸を平滑化するためと該基材の色を隠
蔽することが必要であるために、該樹脂に少なくとも酸
化チタン顔料を含有した着色剤を使用することが必要と
なる。
ては前記接着樹脂層（２）と同様のものが使用できる
が、不燃基材の凹凸を平滑化するためと該基材の色を隠
蔽することが必要であるために、該樹脂に少なくとも酸
化チタン顔料を含有した着色剤を使用することが必要と
なる。
【００２３】
【実施例】本発明の実施例を詳細に説明する。不燃基材
（１）として厚さ６ｍｍ、幅９１０ｍｍ、長さ１８２０
ｍｍ、比重１．０のケイ酸カルシウム板を使用し、その
表面にアルカリ止め及び基材強化の目的で固形分５０％
の湿気硬化型ウレタン樹脂を塗布量５０ｇ／ｍ2 （ｄｒ
ｙ）にて塗布し、室温で数時間経過の未硬化の段階でそ
の上より酢酸ビニルエマルジヨン接着剤（ｗｅｔ塗布量
１００ｇ／ｍ2 ）を介して、大理石の柄印刷を行ったチ
タン紙（６０ｇ／ｍ2 ）を積層しホツトプレスにて１０
０℃×６０秒の加熱圧後、室温（２５℃）にて２４時間
放置した。次に、不飽和ポリエステル樹脂（エポラッ
ク：日本触媒社製）に水酸化アルミニウム及び透明着色
剤を添加し、更に触媒としてナフテン酸コバルトを添加
してスプレツダーにて１００ｇ／ｍ2 （ｗｅｔ）塗布
し、その上にポリエステルフイルム転写シート（該フイ
ルムにメラミン系盛り上げ樹脂インキを１１０ｍｍピツ
チ、４ｍｍ幅で格子状にまず印刷し、更に該盛り上げ樹
脂インキ上に塩酢ビ系転写着色インキを重ね印刷した）
を積層した、ついで、不飽和ポリエステル樹脂の初期硬
化を待ってポリエステルフイルム転写シートを剥離し、
着色凹部や凸部樹脂表面の保護の目的でアクリルウレタ
ン樹脂に水酸化マグネシウム、シリコンオイル、炭酸カ
ルシウムを添加して５０ｇ／ｍ2 （ｄｒｙ）塗布しタイ
ル調の不燃化粧板を得た。
（１）として厚さ６ｍｍ、幅９１０ｍｍ、長さ１８２０
ｍｍ、比重１．０のケイ酸カルシウム板を使用し、その
表面にアルカリ止め及び基材強化の目的で固形分５０％
の湿気硬化型ウレタン樹脂を塗布量５０ｇ／ｍ2 （ｄｒ
ｙ）にて塗布し、室温で数時間経過の未硬化の段階でそ
の上より酢酸ビニルエマルジヨン接着剤（ｗｅｔ塗布量
１００ｇ／ｍ2 ）を介して、大理石の柄印刷を行ったチ
タン紙（６０ｇ／ｍ2 ）を積層しホツトプレスにて１０
０℃×６０秒の加熱圧後、室温（２５℃）にて２４時間
放置した。次に、不飽和ポリエステル樹脂（エポラッ
ク：日本触媒社製）に水酸化アルミニウム及び透明着色
剤を添加し、更に触媒としてナフテン酸コバルトを添加
してスプレツダーにて１００ｇ／ｍ2 （ｗｅｔ）塗布
し、その上にポリエステルフイルム転写シート（該フイ
ルムにメラミン系盛り上げ樹脂インキを１１０ｍｍピツ
チ、４ｍｍ幅で格子状にまず印刷し、更に該盛り上げ樹
脂インキ上に塩酢ビ系転写着色インキを重ね印刷した）
を積層した、ついで、不飽和ポリエステル樹脂の初期硬
化を待ってポリエステルフイルム転写シートを剥離し、
着色凹部や凸部樹脂表面の保護の目的でアクリルウレタ
ン樹脂に水酸化マグネシウム、シリコンオイル、炭酸カ
ルシウムを添加して５０ｇ／ｍ2 （ｄｒｙ）塗布しタイ
ル調の不燃化粧板を得た。
【００２４】
【発明の効果】本発明のタイル調化粧不燃板の構成をと
ることによって、目地溝部でのカビなどの繁殖を抑制
し、また目地部形成に合わせて、タイル調の格子状模様
の凹部への着色処理を高い能率で行なえる硬化を奏する
ものである。
ることによって、目地溝部でのカビなどの繁殖を抑制
し、また目地部形成に合わせて、タイル調の格子状模様
の凹部への着色処理を高い能率で行なえる硬化を奏する
ものである。
【００２５】
【図１】本発明のタイル調化粧不燃板Ａの側断面図であ
る。
る。
【図２】本発明のタイル調化粧不燃板Ｂの側断面図であ
る。
る。
（１）……不燃基材 （２）……接着樹脂層 （３）……紙質シート層 （４）……着色凹部を有する透明乃至半透明合成樹脂層 （５）……保護樹脂層 （６）……着色樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｂ３２Ｂ 33/00 Ｂ３２Ｂ 33/00 Ｅ０４Ｆ 13/08 Ｅ０４Ｆ 13/08 Ａ
Claims (8)
- 【請求項１】不燃基材上に接着樹脂層、紙質シート層、
凹部に着色を有する透明乃至半透明合成樹脂層そして、
該合成樹脂層上に保護樹脂層を、この順に積層してなる
ことを特徴とするタイル調化粧不燃板。 - 【請求項２】不燃基材上に着色樹脂層、凹部に着色を有
する透明乃至半透明合成樹脂層そして、該合成樹脂層上
に保護樹脂層を、この順に積層してなることを特徴とす
るタイル調化粧不燃板。 - 【請求項３】前記紙質シート層が隠蔽着色層または、隠
蔽着色層及び模様層を有することを特徴とする請求項１
に記載のタイル調化粧不燃板。 - 【請求項４】前記凹部に着色を有する透明乃至半透明合
成樹脂層が熱硬化性合成樹脂層であることを特徴とする
請求項１〜３に記載のタイル調化粧不燃板。 - 【請求項５】前記着色凹部が格子状または模様状である
ことを特徴とする請求項１〜４に記載のタイル調化粧不
燃板。 - 【請求項６】前記着色凹部が、賦型フイルム上に設けら
れた盛り上げ模様層の上に積層された転写インキ層が、
凹部形成時に転写によつて凹部に転移してなるものであ
ることを特徴とする請求項１〜５に記載のタイル調化粧
不燃板。 - 【請求項７】前記着色凹部及び転写インキ層には抗菌剤
が含有されていることを特徴とする請求項１〜６に記載
のタイル調化粧不燃板。 - 【請求項８】前記保護樹脂層は少なくとも難燃剤やフッ
素系またはシリコン系の撥水剤及び艶調整剤を含有した
合成樹脂層であることを特徴とする請求項１〜７に記載
のタイル調化粧不燃板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP217898A JPH11198290A (ja) | 1998-01-08 | 1998-01-08 | タイル調化粧不燃板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP217898A JPH11198290A (ja) | 1998-01-08 | 1998-01-08 | タイル調化粧不燃板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11198290A true JPH11198290A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11522117
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP217898A Pending JPH11198290A (ja) | 1998-01-08 | 1998-01-08 | タイル調化粧不燃板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11198290A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002225191A (ja) * | 2001-02-02 | 2002-08-14 | Daiken Trade & Ind Co Ltd | 化粧板及びその製造方法 |
| JP2017177802A (ja) * | 2015-11-17 | 2017-10-05 | イビデン株式会社 | 化粧板 |
-
1998
- 1998-01-08 JP JP217898A patent/JPH11198290A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002225191A (ja) * | 2001-02-02 | 2002-08-14 | Daiken Trade & Ind Co Ltd | 化粧板及びその製造方法 |
| JP2017177802A (ja) * | 2015-11-17 | 2017-10-05 | イビデン株式会社 | 化粧板 |
| JP2018027694A (ja) * | 2015-11-17 | 2018-02-22 | イビデン株式会社 | 化粧板 |
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