JPH11207914A - 不燃化粧板 - Google Patents

不燃化粧板

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JPH11207914A
JPH11207914A JP1428398A JP1428398A JPH11207914A JP H11207914 A JPH11207914 A JP H11207914A JP 1428398 A JP1428398 A JP 1428398A JP 1428398 A JP1428398 A JP 1428398A JP H11207914 A JPH11207914 A JP H11207914A
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JP
Japan
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pattern
layer
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Application number
JP1428398A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Suzuki
仁 鈴木
Yuji Takahashi
勇司 高橋
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一般住宅や店舗、公共施設、ビル等の内装用壁
面、浴室壁面、洗面壁面やキツチンバックパネル等に関
して、従来タイルに比べて、施工が簡易で工期が短く、
また柄表現において高い意匠性を有し、かつ目地部等で
のカビなどの繁殖を抑制できる効果を奏する不燃化粧板
を提供しようとするものである。 【解決手段】不燃化粧板は、不燃基材上(1)に不透明
乃至半透明樹脂層(2)、絵柄層(3)、凹部模様を有
する透明乃至半透明硬化性樹脂層(4)、そして少なく
ともフッ素系又はシリコン系の樹脂及び抗菌剤が含有さ
れてなる保護樹脂層(5)を、この順に積層してなるも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般住宅や店舗、公
共施設、ビル等の内装用壁面に用いられる不燃化粧板に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、浴室壁面、洗面壁面やキツチンバ
ックパネル等の用途にタイルが一般的に用いられている
が、施工は熟練を要し、工期が長いことや高価格である
ばかりでなく、無地主体で柄表現などの意匠性が低く、
また、目地の処にカビが繁殖し易い等の問題があるため
改良が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
に鑑みなされたもので、その目的としては、タイルに替
わるべく、施工が簡易で工期が短く、また柄表現におい
て高い意匠性を有し、かつ目地部等でのカビなどの繁殖
を抑制できる不燃化粧板の構成を提供しようとするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の不燃化粧板は、
不燃基材上に不透明乃至半透明樹脂層、絵柄層、及び透
明乃至半透明硬化性樹脂層を、この順に積層してなるこ
とを特徴とするものである。
【0005】また、本発明の不燃化粧板は、不燃基材上
に不透明乃至半透明熱可塑性樹脂層、絵柄層、及び透明
乃至半透明硬化性樹脂層を、この順に積層してなること
を特徴とするものである。
【0006】また、本発明の不燃化粧板は、前記透明乃
至半透明硬化性樹脂層上に少なくともフッ素系またはシ
リコン系の樹脂、及び抗菌剤が含有されてなる保護樹脂
層を設けたことを特徴とするものである。
【0007】また、本発明の不燃化粧板は、前記絵柄層
が転写方式により設けられたものであることを特徴とす
るものである。
【0008】また、本発明の不燃化粧板は、前記不透明
乃至半透明熱可塑性樹脂層、絵柄層、透明乃至半透明硬
化性樹脂層及び保護樹脂層には少なくとも難燃剤が含有
されてなることを特徴とするものである。
【0009】また、本発明の不燃化粧板は、前記透明乃
至半透明硬化性樹脂層表面に凹部模様を有することを特
徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の不燃化粧板を図1に示す
実施の形態に従って詳細に説明すれば、不燃化粧板は、
不燃基材上(1)に不透明乃至半透明樹脂層(2)、絵
柄層(3)、凹部模様を有する透明乃至半透明硬化性樹
脂層(4)、及び少なくともフッ素系又はシリコン系の
樹脂、及び抗菌剤が含有されてなる保護樹脂層(5)
を、この順に積層してなるものである。
【0011】また、本発明の不燃基材上の不透明乃至半
透明樹脂層(2)は不透明乃至半透明熱可塑性樹脂層よ
り成るものである。
【0012】また、本発明の不燃化粧板の前記絵柄層
(3)は転写方式により設けれてなるものである。
【0013】また、本発明の不燃化粧板の前記不透明乃
至半透明樹脂層(2)、絵柄層(3)、透明乃至半透明
硬化性樹脂層(4)及び保護樹脂層(5)には少なくと
も難燃剤が含有されてなるものである。
【0014】本発明の不燃化粧板の不燃基材(1)とし
てはケイ酸カルシュ ウム板、フレキ板、スラグ石膏板、
軽量発泡コンクリート板、中空押出セメント板、繊維セ
メント板、鋼板、アルミニューム板、亜鉛板等が使用で
きるが、基材によって、あらかじめ基材処理として研
磨、湿気硬化型ウレタン等のシーラー処理(平滑化、ア
ルカリ止め)、砂目立て、アルマイト加工等を必要に応
じて適宜行っておく、特に軽く、薄いケイ酸カルシュ ム
板やそれをアルミニウムと貼合わせた物等が本発明には
好ましく使用できる。
【0015】また、本発明の前記不透明乃至半透明樹脂
層(2)としては酢酸ビニル系、エチレン酢酸ビニル、
ポリエステル系、アクリル系、オレフィン系等の熱可塑
性樹脂やメラミン系、尿素系、DAP 系、ウレタン系、エ
ポキシ系等の硬化性樹脂そして水性ウレタン等のエマル
ジョン系接着剤等が使用できるが、特に塗工性、接着
性、流動性等の点で優れるエチレン酢酸ビニル、ポリエ
ステル系、アクリル系、オレフィン系等の熱可塑性樹脂
が好ましく使用できる、該不透明乃至半透明樹脂層
(2)の厚みとしては不燃基材の凹凸も考慮すると10
〜500μmが好ましい、また、流動適性や難燃性を付
与するために水酸化アルミニューム、水酸化マグネシウ
ム、炭酸カルシウム等を添加することもできる。
【0016】また、本発明の前記絵柄層(3)としては
無機顔料や有機顔料等の着色剤等、エチレン酢酸ビニ
ル、アクリル酸エステル、アクリル塩化ビニル酢酸ビニ
ル共重合体、アクリルウレタン、ポリエステル、ポリエ
ステルウレタン、ポリビニルブチラール等の熱可塑性樹
脂バインダー、溶剤等からなる印刷インキが使用でき、
直接該不透明乃至半透明樹脂層(2)上に印刷してもよ
いが、柄合わせや意匠性の点で優れる転写方式によって
転移積層することの方が好ましく使用できる、特に転写
性、接着性に優れるエチレン酢酸ビニル、ポリエステル
樹脂をバインダーとするインキが好ましく使用できる。
また、流動適性や難燃性を付与するために水酸化アルミ
ニューム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウム等を添
加することもできる。
【0017】また、本発明の前記透明乃至半透明硬化性
樹脂層(4)としては不飽和ポリエステル樹脂、メラミ
ン樹脂、尿素樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ウレタン
樹脂(1液及び2液硬化型アクリルウレタン、ポリエス
テルウレタンを含む)、エポキシ系樹脂等の硬化性合成
樹脂が使用できるが、特に塗料感や肉厚感があり、10
0℃以下で硬化が容易に進む為、取り扱いも容易である
ため、好ましく使用できる。なお該透明乃至半透明硬化
性樹脂層(4)表面に凹部模様を設ける方法としては該
透明乃至半透明硬化性樹脂を絵柄層(3)上に塗工後、
硬化する前にポリエステルフイルムに盛り上げインキな
どで凸部模様を設けた賦型フイルムを該硬化性樹脂塗工
面に重ね、硬化させて後、該賦型フイルムを剥離させる
方法が挙げられる。また、流動適性や難燃性を付与する
ために水酸化アルミニューム、水酸化マグネシウム、炭
酸カルシウム等を添加することもできる。
【0018】また、本発明の前記保護樹脂層(5)とし
ては少なくとも表面に耐汚染性を持たせるためにフッ素
系又はシリコン系の樹脂、及び抗菌剤を使用し、抗菌剤
としては銀、銅、亜鉛などの微粒子をイオン結合または
坦持させた抗菌性ゼオライト、抗菌性アパタイト、抗菌
性ジルコニアなどの無機系抗菌剤又は界面活性剤系、ビ
グアナイド系、アルコール系、フェノール系、アニリド
系、ヨウ素系、イミダゾール系、チアゾール系、イソチ
アゾロン系、トリアジン系、ニトリル系、フッソ系トロ
ポロン系等の有機抗菌剤が使用できるが、抗菌効果的に
優れる銀系抗菌剤や少量添加で抗菌効果のある界面活性
剤系のペンザルコニウムやイソチアジン系抗菌剤が好ま
しく使用できる。また、流動適性や難燃性を付与するた
めに水酸化アルミニューム、水酸化マグネシウム等を添
加することもできる。また表面の艶調整剤としては酸化
チタン、炭酸カルシウムなどマツト剤を使用することが
できる。
【0019】
【実施例】本発明の実施例を詳細に説明する。不燃基材
(1)として厚さ6mm、幅910mm、長さ1820
mm、比重1.0のケイ酸カルシウム板を使用し、その
表面にアルカリ止め及び基材強化の目的で固形分50%
の湿気硬化型ウレタン樹脂を塗布量50g/m2 (dr
y)にて塗布し、室温で数時間経過の未硬化の段階でそ
の上より酢酸ビニル接着剤(wet塗布量100g/m
2 )を塗工した、次に大理石の柄印刷を行った転写シー
ト(ポリエステルフイルムにブチラール樹脂を塗布しそ
の上にポリエステル樹脂インキにて印刷を行い、更にポ
リエステル樹脂を塗布して転写シートを作成した)を重
ね、熱圧転写を行ない転写シートを剥離した。次に、不
飽和ポリエステル樹脂(エポラック:日本触媒社製)に
水酸化アルミニウムと水酸化マグネシウムを添加し、更
に触媒としてナフテン酸コバルトを添加してスプレツダ
ーにて100g/m2 (wet)塗布し、その上にポリ
エステルフイルムにメラミン系盛り上げ樹脂インキを石
目状に印刷した賦型フイルムを積層した、ついで、不飽
和ポリエステル樹脂の初期硬化を待って該賦型フイルム
を剥離し、不飽和ポリエステル樹脂表面に凹部を形成し
た、更に該凹部や凸部樹脂表面の保護の目的でアクリル
ウレタン樹脂に水酸化マグネシウム、オルガノシリコー
ン、炭酸カルシウム、銀系抗菌剤を添加して15g/m
2 (dry)塗布し、不燃化粧板を得た、これは大きな
サイズにもかかわらず非常に軽量で持ち運びが楽で、貼
り付け作業も短時間で済むものであり、本物を思わせる
大理石柄の不燃化粧板である。
【0020】
【発明の効果】本発明の不燃化粧板は前述の構成を採る
ことによって、従来タイルに比べて、施工が簡易で工期
が短く、また柄表現において高い意匠性を有し、かつ目
地部等でのカビなどの繁殖を抑制できる効果を奏するも
のである。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の不燃化粧板の側断面図である。
【符号の説明】
(1)……不燃基材 (2)……不透明乃至半透明樹脂層 (3)……絵柄層 (4)……透明乃至半透明硬化性樹脂 (5)……保護樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B41M 3/12 B41M 3/12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不燃基材上に不透明乃至半透明樹脂層、絵
    柄層、及び透明乃至半透明硬化性樹脂層を、この順に積
    層してなることを特徴とする不燃化粧板。
  2. 【請求項2】前期不透明乃至半透明樹脂層は不透明乃至
    半透明熱可塑性樹脂層であることを特徴とする請求項1
    に記載の不燃化粧板。
  3. 【請求項3】前記透明乃至半透明硬化性樹脂層上に少な
    くともフッ素系またはシリコン系の樹脂、及び抗菌剤が
    含有されてなる保護樹脂層を設けたことを特徴とする請
    求項1〜2に記載の不燃化粧板。
  4. 【請求項4】前記絵柄層が転写方式により設けられたも
    のであることを特徴とする請求項1〜3に記載の不燃化
    粧板。
  5. 【請求項5】前記不透明乃至半透明樹脂層、絵柄層、透
    明乃至半透明硬化性樹脂層及び保護樹脂層には少なくと
    も難燃剤が含有されてなることを特徴とする請求項1〜
    4に記載の不燃化粧板。
  6. 【請求項6】前記透明乃至半透明硬化性樹脂層表面に凹
    部模様を有することを特徴とする請求項1〜5に記載の
    不燃化粧板。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016155282A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 凸版印刷株式会社 不燃化粧板
JP2017177802A (ja) * 2015-11-17 2017-10-05 イビデン株式会社 化粧板
KR200485012Y1 (ko) * 2017-07-17 2017-11-20 박정숙 입체 벽화용 그림 타일

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